JP2015174801A - フロートガラス製造装置、およびフロートガラス製造方法 - Google Patents

フロートガラス製造装置、およびフロートガラス製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】フロートガラスの欠点を低減できる、フロートガラス製造装置を提供する。【解決手段】溶融金属Mを収容する浴槽11と、浴槽11の上流側の端部に設置され、浴槽11内の溶融金属M上に溶融ガラスGを供給する供給部14と、浴槽11の上方空間を仕切る仕切部13と、供給部14と仕切部13との間に形成される空間を囲む壁部30とを備え、壁部30は、金属部材を含み、前記金属部材のNi含有量が20〜75質量%であり、前記金属部材のCr含有量とAl含有量の合計が25〜40質量%である、フロートガラス製造装置10。【選択図】図1

Description

本発明は、フロートガラス製造装置、およびフロートガラス製造方法に関する。
フロートガラス製造装置は、溶融金属を収容する浴槽を有し、浴槽内の溶融金属上に溶融ガラスを連続的に供給し、溶融金属上において溶融ガラスを板状のガラスリボンに成形する(例えば特許文献1参照)。ガラスリボンは溶融金属上を流動しながら徐々に固くなる。ガラスリボンは、浴槽の下流域において溶融金属から引き上げられ、徐冷炉に向けて送られる。ガラスリボンは、両側縁部の間に平坦部を有する。ガラスリボンの両側縁部は、ガラスリボンの平坦部よりも厚いため、徐冷後に切除される。これにより、略均一な板厚のフロートガラスが得られる。
フロートガラス製造装置は、浴槽の上流側の端部に設置され浴槽内の溶融金属上に溶融ガラスを供給する供給部と、浴槽の上方空間を仕切る仕切部と、供給部と仕切部との間に形成される空間を囲む壁部とを備える。壁部は金属部材を含む。供給部と仕切り部との間に形成される空間は、Nガス、Hガス、外部から侵入するOガス、および溶融ガラスの清澄剤に由来するガスを含む。
特開2007−131525号公報
従来、金属部材が周囲のガスによって劣化し、劣化部分が剥がれ、溶融ガラス上に落下し、欠点となることがあった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、フロートガラスの欠点を低減できる、フロートガラス製造装置の提供を主な目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様によれば、
溶融金属を収容する浴槽と、
前記浴槽の上流側の端部に設置され、前記浴槽内の溶融金属上に溶融ガラスを供給する供給部と、
前記浴槽の上方空間を仕切る仕切部と、
前記供給部と前記仕切部との間に形成される空間を囲む壁部とを備え、
前記壁部は、金属部材を含み、
前記金属部材のNi含有量が20〜75質量%であり、前記金属部材のCr含有量とAl含有量の合計が25〜40質量%である、フロートガラス製造装置が提供される。
本発明の一態様によれば、フロートガラスの欠点を低減できる、フロートガラス製造装置が提供される。
本発明の一実施形態によるフロートガラス製造装置を示す断面図であって、図2のI−I線に沿った断面図である。 図1のII−II線に沿った断面図である。 図1のIII−III線に沿った断面図である。 図1のIV−IV線に沿った断面図である。 図1のV−V線に沿った断面図である。 金属部材および金属部材の表面に形成される溶射皮膜の一例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。各図面において、同一の又は対応する構成には、同一の又は対応する符号を付して説明を省略する。本明細書において、数値範囲を表す「〜」はその前後の数値を含む範囲を意味する。また、本明細書において「幅方向」とは、溶融ガラスの流れ方向に対して垂直な方向を意味する。
図1は、本発明の一実施形態によるフロートガラス製造装置を示す断面図であって、図2のI−I線に沿った断面図である。図2は、図1のII−II線に沿った断面図である。図3は、図1のIII−III線に沿った断面図である。図4は、図1のIV−IV線に沿った断面図である。図5は、図1のV−V線に沿った断面図である。
フロートガラス製造装置10は、浴槽11内の溶融金属Mに溶融ガラスGを連続的に供給し、溶融金属M上において溶融ガラスGを板状のガラスリボンに成形する。ガラスリボンは、溶融金属M上を流動しながら徐々に固くなる。ガラスリボンは、浴槽11の下流域において溶融金属Mから引き上げられ、徐冷炉に向けて送られる。ガラスリボンは、両側縁部の間に平坦部を有する。ガラスリボンの両側縁部は、ガラスリボンの平坦部よりも厚いため、徐冷後に切除される。これにより、略均一な板厚のフロートガラスが得られる。
フロートガラス製造装置10は、浴槽11、フロントリンテル(front lintel)13、供給部14、バックタイル25、一対のサイドタイル27、ヒータ29、および壁部30などを備える。
浴槽11は、図1に示すように、溶融金属Mを収容する。溶融金属Mは、一般的なものでよく、例えば溶融スズまたは溶融スズ合金であってよい。
フロントリンテル13は、浴槽11の上方空間を、上流側のスパウト空間と下流側のメイン空間とに仕切る仕切部である。フロントリンテル13は、溶融金属M上の溶融ガラスGとの間に僅かな隙間を形成する。
メイン空間は、スパウト空間よりも十分に大きい。メイン空間には、溶融金属Mの酸化を防止するため、天井32の貫通孔から還元性ガスが供給される。還元性ガスとしては、例えばNガスとHガスの混合ガスが用いられる。
フロントリンテル13は、下流側のメイン空間から上流側のスパウト空間への還元性ガスの流れ込みを制限する。スパウト空間またはスパウト空間よりも上流側に、白金製または白金合金製の部材が存在する場合に、当該部材の劣化が制限できる。
供給部14は、浴槽11の上流側の端部に設置され、浴槽11内の溶融金属M上に溶融ガラスGを供給する。供給部14は、図1および図3に示すように、スパウトリップ(spout lip)15と、スパウトリップ15の両サイドに配設される一対のサイドジャム(side jamb)16と、一対のサイドジャム16の間に挿入されるツイール(tweel)17とを有する。
スパウトリップ15は、図1に示すように、水平部15aと、水平部15aの下流端から斜め下に延びる傾斜部15bとを一体的に有する。スパウトリップ15上を流れる溶融ガラスGは、傾斜部15bの下流端から浴槽11内に投入される。
一対のサイドジャム16は、図3に示すように、スパウトリップ15上を流れる溶融ガラスGが幅方向外側に溢れるのを防止する。
ツイール17は、図1に示すように天井32から下方に突出し、図3に示すように一対のサイドジャム16の間に挿入される。ツイール17は、スパウトリップ15に対して上下方向に移動自在とされる。スパウトリップ15、一対のサイドジャム16、およびツイール17で囲まれる開口部の大きさに応じた流量の溶融ガラスGが浴槽11内に供給される。ツイール17の溶融ガラスGとの接触面は白金製または白金合金製の保護膜で覆われてもよい。
溶融ガラスGは、図5に矢印で示すように、供給部14による溶融ガラスGの供給位置から、上流に向けて逆流するバックフローと、下流に向かうフロントフローとを形成する。バックフローは、バックタイル25および一対のサイドタイル27によって向きを変えられ、フロントフローの両サイドに合流する。
バックタイル25は、図1に示すようにスパウトリップ15の下方に配設され、図5に示すように上流に向けて逆流する溶融ガラスGの流れを止める。
一対のサイドタイル27は、図5に示すようにバックタイル25から下流に向かう溶融ガラスGの幅を広げる。一対のサイドタイル27は、溶融金属M上に供給された溶融ガラスGの中心線に対して傾斜しており、一対のサイドタイル27の間隔は下流に向かうほど広い。
ヒータ29は、図1に示すように、供給部14とバックタイル25との間に配設され、バックタイル25を加熱する。バックタイル25近傍における溶融ガラスGの流動性が改善できる。
ヒータ29は、図3および図5に示すように、発熱部29aと、発熱部29aを挟んで両側に設けられる給電部29bとを有する。給電部29bが発熱部29aに電力を供給する。
壁部30は、供給部14とフロントリンテル13との間に形成されるスパウト空間を囲むものである。壁部30は、例えば、天井32、一対の断熱ブロック34、一対の支持ブロック36、ケーシング38、一対のサイドブロック40などで構成される。ケーシング38、天井32、断熱ブロック34、支持ブロック36、およびサイドブロック40の少なくとも1つは金属部材を含む。
天井32は、浴槽11の上方に配設され、スパウト空間の上方を覆う。
一対の断熱ブロック34は、図3に示すように一対のサイドジャム16を挟む。
一対の支持ブロック36は、図3に示すように、一対の断熱ブロック34との間にケーシング38を挟み、ケーシング38を下から支える。
ケーシング38は、底壁部38aと、底壁部38aの外縁から上方に延びる側壁部38bとを有する。底壁部38aは例えばU字状に形成され、底壁部38a上には、図1および図3に示すように、スパウトリップ15の水平部15a、サイドジャム16および断熱ブロック34などが載置される。
一対のサイドブロック40は、図1、図4、図5に示すように供給部14とフロントリンテル13との間に配設される。一対のサイドブロック40は、供給部14の下流側に隣設され、図2に示すように一対のサイドタイル27上に載置される。各サイドブロック40は、耐熱性レンガなどで形成され、図4に示すようにケーシング38を介してサイドジャム16および断熱ブロック34と接触する。
各サイドブロック40は図1および図2に示すように貫通孔40aを有し、貫通孔40aからスパウト空間にガスが供給される。スパウト空間に供給されるガスとしては、例えばNガスなどの不活性ガス、還元性ガスなどが挙げられる。還元性ガスとしては、例えばNガスとHガスとの混合ガスが用いられてよい。スパウト空間に還元性ガスが供給される場合、スパウト空間に供給される還元性ガスのHガス濃度(体積%)は、メイン空間に供給される還元性ガスのHガス濃度(体積%)よりも低くてよい。スパウト空間またはスパウト空間よりも上流側に、白金製または白金合金製の部材が存在する場合に、当該部材の劣化が制限できる。
尚、本実施形態では、スパウト空間に供給されるガスは、一対のサイドブロック40から供給されるが、天井32または一対のサイドジャム16から供給されてもよい。
ところで、スパウト空間は、Nガス、Hガスの他に、Oガス、および清澄剤に由来するガスを含む。
ガスは、壁部30の隙間などからスパウト空間に侵入する大気に含まれる。
清澄剤は、ガラス原料に混ぜて用いられ、ガラス原料を溶融して得られる溶融ガラスG内の気泡を成長させて浮上させることにより、溶融ガラスGから気泡を除去する。気泡の除去は、ガラス原料を溶解する溶解槽において行われる。尚、溶解槽と浴槽との間に、溶融ガラスG中の気泡を真空脱泡する真空脱泡槽が設けられてもよい。
清澄剤としては、例えば、硫黄化合物、またはハロゲン化合物などが挙げられる。これらの清澄剤は、他の清澄剤と組み合わせて用いられてもよく、例えばスズ酸化物と組み合わせて用いられてもよい。
硫黄化合物としては、例えばCaSO、BaSOなどの硫酸塩が用いられる。硫黄化合物が用いられる場合、溶融ガラスG中に硫黄が含まれる。溶融ガラスG中の硫黄は、スパウト空間において揮発し、SOガスなどを生じさせる。SOガスは、Hガスと反応し、HSガスを生じさせる。
ハロゲン化合物としては、例えばBaCl、SrCl、CaCl、MgCl、AlCl、NHClなどの塩化物が用いられる。清澄剤として塩化物が用いられる場合、溶融ガラスG中に塩素が含まれる。溶融ガラスG中の塩素は、スパウト空間において揮発し、Hガスと反応し、HClガスを生じさせる。
尚、ハロゲン化合物として、フッ化物が用いられてもよい。フッ化物が用いられる場合、溶融ガラスG中にフッ素が含まれる。溶融ガラスG中のフッ素は、スパウト空間において揮発し、Hガスと反応し、HFガスを生じさせる。
清澄剤由来のガスは、SOガス、HSガス、HClガス、およびHFガスの少なくとも1つを含んでよい。
スパウト空間は、Nガス、Oガス、清澄剤由来のガスを含む。スパウト空間の温度は、メイン空間の温度よりも高く、900〜1200℃である。高温のガスに対する耐久性を高めるため、金属部材は、Ni含有量が20〜75質量%であり、且つ、Cr含有量とAl含有量の合計が25〜40質量%である。金属部材は、CrとAlの両方を含んでもよいし、いずれか一方のみを含んでもよい。
Niは、Nガスによる窒化を抑制する。窒化を抑制するため、金属部材のNi含有量が20質量%以上(好ましくは30質量%以上)とされる。金属部材はNi以外の金属を含むため、Ni含有量は75質量%以下(好ましくは70質量%以下)とされる。
ところで、Oガスをほとんど含まない雰囲気下において、硫黄含有ガス(例えばSOガス、HSガス)はNiを硫化させる。一方、Oガスを含む雰囲気下では、Niの硫化が進行しにくい。
本発明者らの知見によると、スパウト空間はメイン空間よりも外部から大気が侵入しやすい。そのため、スパウト空間はメイン空間よりもOガスを多く含み、スパウト空間のOガス濃度は1000質量ppm〜2000質量ppm程度である。そのため、金属部材はNiを20質量%以上含むことができる。
金属部材は、Ni含有量(単位:質量%)に対するFe含有量(単位:質量%)の比(Fe含有量/Ni含有量)が0〜3である。Fe含有量/Ni含有量が3以下であると、金属の結晶構造がオーステナイト構造として安定し、高温強度や強靭性を両立させることができる。Fe含有量/Ni含有量は0であってもよく、金属部材はFeを実質的に含まなくてもよい。
尚、詳しくは後述するがCr含有量とAl含有量との合計量は25質量%以上であるため、Ni含有量が20質量%以上である場合、Fe含有量は55質量%以下となり、Fe含有量/Ni含有量は3以下となる。
CrおよびAlは、それぞれ、金属の表面に緻密な酸化皮膜を形成し、内部の酸化を抑制する。内部の酸化を抑制するため、金属部材のCr含有量とAl含有量の合計が25〜40質量%とされる。Alの酸化皮膜は、Crの酸化皮膜よりも耐熱性が高い。
また、CrおよびAlは、それぞれ、金属の表面に緻密な酸化皮膜を形成することにより、清澄剤由来のガスによる腐食を抑制する。清澄剤由来のガスによる腐食を抑制するため、金属部材のCr含有量とAl含有量の合計は25質量%以上(好ましくは30質量%以上)とされる。金属部材はCrやAl以外の金属を含むため、Cr含有量とAl含有量の合計は40質量%以下(好ましくは35質量%以下)とされる。
金属部材は、Ni、Cr、Al、Fe以外の金属を含んでもよく、例えばWを含んでもよい。また、金属部材は、不純物を含んでよい。
図1〜図5の金属部材の表面には溶射皮膜が形成されていないが、溶射皮膜が形成されていてもよい。溶射皮膜が形成される場合、金属部材の組成は特に限定されない。溶射皮膜が形成される場合、金属部材は一般的なものであってよく、例えば炭素鋼、ステンレスや耐熱合金などであってよい。
図6は、金属部材および金属部材の表面に形成される溶射皮膜の一例を示す図である。図6に示すように、溶射皮膜39は、金属部材41の表面に形成され、金属層39aと金属酸化物層39bを備える。
溶射皮膜39の形成方法としては、例えば大気プラズマ溶射法が用いられる。大気プラズマ溶射法は、粉体原料をプラズマ中で溶融状態または半溶融状態とし、対象物に吹き付ける方法である。粉体原料は、例えば、Niおよび/またはCoと、Crと、Alとを主成分とする金属粉末であってよい。
溶融状態または半溶融状態の金属は、金属部材41の表面に繰り返し吹き付けることにより、飛行中及び金属部材の表面に吹き付けられた直後に大気中のOガスと反応し、金属層39aと金属酸化物層39bとで形成される溶射皮膜39が得られる。
金属酸化物層39bは、主にAlで形成され、清澄剤由来のガスやOガスによる金属部材41の劣化を抑制する。金属酸化物層39bの平均厚さは、例えば0.5〜20μmであり、好ましくは1.0〜10μmである。金属酸化物層39bの厚さには場所によるバラツキがあるため、平均厚さが薄すぎると効果の不十分な領域が生じ、平均厚さが厚すぎると金属層39aと金属酸化物層39bの熱膨張差による剥離が生じ易くなる。
溶射皮膜39は、Niおよび/またはCoと、Crと、Alとを合計で85質量%以上(好ましくは90質量%以上、より好ましくは95質量%以上)含む。溶射皮膜39は、NiおよびCoの少なくとも一方を含んでいればよく、両方を含んでいなくてもよく、好ましくはNiのみを含む。溶射皮膜39は、不純物を含んでいてもよい。
溶射皮膜39は、NiおよびCoを合計で45〜85質量%(好ましくは50〜80質量%、より好ましくは55〜75質量%)含んでよい。ここで、NiおよびCoの含有率は、Ni原子およびCo原子の含有率を意味する。Ni原子およびCo原子は、単体または化合物(例えば酸化物)のいずれの形態でもよい。以下のCr、Al、Y、Moについても同様である。
溶射皮膜39は、Crを5〜35質量%(好ましくは10〜30質量%、より好ましくは15〜25質量%)含んでよい。また、溶射皮膜39は、Alを1〜10質量%含んでよい。
溶射皮膜39中のNi、Co、Crの含有率(質量%)は、GDS(Glow Discharge Spectroscopy)、EDX(Energy Dispersive X-ray)、EPMA(Electron Probe Micro Analyzer)等で測定する。
溶射皮膜39は、Ni、Co、Cr、Al以外の金属を含んでいてもよく、Yを含むことが好ましい。溶射皮膜39は、Yを0.1〜3.0質量%(好ましくは0.2〜2.0質量%、より好ましくは0.5〜1.5質量%)含んでよい。溶射皮膜39がYを含むと、金属層39aと金属酸化物層39bとの剥離が抑制できる。溶射皮膜39は、Yの他に、Moを含んでもよい。
溶射皮膜39中のY、Moの含有率(質量%)は、GDSで測定する。
溶射皮膜39の平均厚さは、例えば50〜500μm、好ましくは100〜400μm、より好ましくは200〜300μmである。溶射皮膜39の平均厚さが50〜500μmであると、溶射皮膜39の剥離が抑制しやすく、かつ金属部材41の劣化が抑制しやすい。
溶射皮膜39の平均厚さは、溶射皮膜39の中央部の任意の3点について、電子顕微鏡またはマイクロメーターを用いて測定した厚さの平均値である。
溶射皮膜39は、900〜1200℃の高温状態でも、金属部材41から剥離せず、清澄剤由来のガスやO2ガスによる金属部材41の劣化を抑制できる。
溶射皮膜39は、金属部材41の全面に形成されてもよいし、金属部材の一部の面に形成されてもよい。金属部材41の劣化しやすい面に溶射皮膜39が形成されていればよい。
次に、図1を再度参照して、上記構成のフロートガラス製造装置10を用いたフロートガラス製造方法について説明する。
フロートガラス製造方法は、浴槽11内の溶融金属M上に溶融ガラスGを連続的に供給し、溶融金属M上おいて溶融ガラスGを板状のガラスリボンに成形する成形工程を有する。ガラスリボンは溶融金属M上を流動しながら徐々に固くなる。ガラスリボンは、浴槽11の下流域において溶融金属Mから引き上げられ、徐冷炉に向けて搬送される。ガラスリボンの両側縁部は、その内側の平坦部よりも厚いため、徐冷後に切除される。これにより、略均一な板厚のフロートガラスが得られる。
本実施形態によれば、スパウト空間を囲む壁部30の金属部材がNiを20〜75質量%、CrとAlを合計で25〜40質量%含む。そのため、スパウト空間に含まれる各種ガスに対する金属部材の耐久性が高く、金属部材の劣化が抑制できる。よって、劣化部分の溶融ガラスGへの落下が抑制でき、品質の良いフロートガラスが得られる。
尚、上述のように、金属部材41の表面に溶射皮膜39が形成される場合、金属部材41の組成は特に限定されない。溶射皮膜39が形成される場合、金属部材は一般的なものであってよく、例えば炭素鋼、ステンレスや耐熱合金などであってよい。
製造されるフロートガラスは、例えばディスプレイ用のガラス基板、ディスプレイ用のカバーガラス、窓ガラスとして用いられる。
製造されるフロートガラスは、ディスプレイ用のガラス基板として用いられる場合、無アルカリガラスであってよい。無アルカリガラスは、NaO、KO、LiOなどのアルカリ金属酸化物を実質的に含有しないガラスである。無アルカリガラスは、アルカリ金属酸化物の含有量の合量が0.1質量%以下でよい。
無アルカリガラスは、例えば、酸化物基準の質量%表示で、SiO:50〜73%、Al:10.5〜24%、B:0〜12%、MgO:0〜10%、CaO:0〜14.5%、SrO:0〜24%、BaO:0〜13.5%、MgO+CaO+SrO+BaO:8〜29.5%、ZrO:0〜5%を含有する。
無アルカリガラスは、高い歪点と高い溶解性とを両立する場合、好ましくは、酸化物基準の質量%表示で、SiO:58〜66%、Al:15〜22%、B:5〜12%、MgO:0〜8%、CaO:0〜9%、SrO:3〜12.5%、BaO:0〜2%、MgO+CaO+SrO+BaO:9〜18%を含有する。
無アルカリガラスは、特に高い歪点を得たい場合、好ましくは、酸化物基準の質量%表示で、SiO:54〜73%、Al:10.5〜22.5%、B:0〜5.5%、MgO:0〜10%、CaO:0〜9%、SrO:0〜16%、BaO:0〜2.5%、MgO+CaO+SrO+BaO:8〜26%を含有する。
製造されるフロートガラスは、ディスプレイ用のカバーガラスとして用いられる場合、化学強化用ガラスであってよい。化学強化用ガラスを化学強化処理したものがカバーガラスとして用いられる。化学強化処理は、ガラス表面に含まれるアルカリイオンのうち小さなイオン半径のイオン(例えばLiイオンやNaイオン)を大きなイオン半径のイオン(例えばKイオン)に置換することにより、ガラス表面から所定の深さの圧縮応力層を形成する。
化学強化用ガラスは、例えば酸化物基準のモル%表示で、SiO:62〜68%、Al:6〜12%、MgO:7〜13%、NaO:9〜17%、KO:0〜7%を含有し、NaOおよびKOの含有量の合計からAl含有量を減じた差が10%未満であり、ZrOを含有する場合、その含有量が0.8%以下である。
別の化学強化用ガラスは、酸化物基準のモル%表示で、SiO:65〜85%、Al:3〜15%、NaO:5〜15%、KO:0〜2%未満、MgO:0〜15%、ZrO:0〜1%を含有し、SiOおよびAlの含有量の合計SiO+Alが88%以下である。
製造されるフロートガラスは、窓ガラスとして用いられる場合、ソーダライムガラスであってよい。ソーダライムガラスは、例えば酸化物基準の質量%表示で、SiO:65〜75%、Al:0〜3%、CaO:5〜15%、MgO:0〜15%、NaO:10〜20%、KO:0〜3%、LiO:0〜5%、Fe:0〜3%、TiO:0〜5%、CeO:0〜3%、BaO:0〜5%、SrO:0〜5%、B:0〜5%、ZnO:0〜5%、ZrO:0〜5%、SnO:0〜3%、SO:0〜0.5%を含有する。
金属の試験片は、機械加工により15mm×20mm×2mmの板状に切り出し、全表面をエメリー紙(アルミナ砥粒、粒度#1000)によって研磨することにより用意した。用意したのは、下記の試験片A〜Eである。
試験片A:FeとCの合金(日本工業規格JIS G3101に記載のSS400)
試験片B:Fe−18Cr−8Ni(JIS G4304に記載のSUS304)
試験片C:Fe−25Cr−20Ni(JIS G4304に記載のSUS310S)
試験片D:Fe−25Cr−30Ni−3Al
試験片E:Ni−32Cr−15W
試験片B〜Eは、質量%で組成を表記してある。例えば試験片Bは、Feを74質量%、Crを18質量%、Niを8質量%含む。
用意した試験片A〜Eは、エチルアルコール中で超音波洗浄した後、曝露試験に供した。
曝露試験では、各試験片をAl皿に載せ、各試験片の両主面を下記の雰囲気A〜雰囲気Cのいずれかに曝した。雰囲気Aは、Nガスを96質量%、Oガスを1質量%、Hガスを3質量%含む。雰囲気Bは、雰囲気Aに対してSOガスを外割りで2000質量ppm加えたものである。雰囲気Cは、雰囲気Aに対してSOガスとHClガスをそれぞれ外割りで1000質量ppmずつ加えたものである。
曝露試験において各試験片の最高温度は900℃または1100℃とし、最高温度での保持時間は20時間とした。この曝露試験を5回繰り返した後、質量増加量を測定した。試験片から剥がれ落ちた物の質量を測定するため、試験片とAl皿との合計の質量増加量を測定した。測定した質量増加量を試験片の曝露面積で割り、単位面積あたりの質量増加量を算出した。
各試験条件における質量増加量を表1に示す。表1において、「n.d.」は、非常に大きな質量増加が予想され、試験が困難であるため、試験が行われなかったことを表す。
Figure 2015174801
試験片C〜Eは、Ni含有量が20〜75質量%、Cr含有量とAl含有量の合計が25〜40質量%である。そのため、試験片C〜Eは、表1から明らかなように、曝露試験による質量増加が少なく、各種ガスに対する耐久性が高いことが分かる。
一方、試験片A〜Bは、Ni含有量が20質量%よりも少なく、且つ、Cr含有量とAl含有量の合計量が25質量%よりも少ないため、各種ガスに対する耐久性が低いことが分かる。
以上、フロートガラス製造装置およびフロートガラス製造方法の実施形態などを説明したが、本発明は上記実施形態などに限定されず、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、改良が可能である。
10 フロートガラス製造装置
11 浴槽
13 フロントリンテル(仕切部)
14 供給部
15 スパウトリップ
16 サイドジャム
17 ツイール
25 バックタイル
27 サイドタイル
29 ヒータ
30 壁部
32 天井(壁部)
34 断熱ブロック(壁部)
36 支持ブロック(壁部)
38 ケーシング(壁部)
39 溶射皮膜
39a 金属層
39b 金属酸化物層
40 サイドブロック(壁部)
41 金属部材
G 溶融ガラス
M 溶融金属

Claims (11)

  1. 溶融金属を収容する浴槽と、
    前記浴槽の上流側の端部に設置され、前記浴槽内の溶融金属上に溶融ガラスを供給する供給部と、
    前記浴槽の上方空間を仕切る仕切部と、
    前記供給部と前記仕切部との間に形成される空間を囲む壁部とを備え、
    前記壁部は、金属部材を含み、
    前記金属部材のNi含有量が20〜75質量%であり、前記金属部材のCr含有量とAl含有量の合計が25〜40質量%である、フロートガラス製造装置。
  2. 前記金属部材のNi含有量が30〜70質量%である、請求項1に記載のフロートガラス製造装置。
  3. 前記金属部材は、Ni含有量(単位:質量%)に対するFe含有量(単位:質量%)の比(Fe含有量/Ni含有量)が0〜3である、請求項1または2に記載のフロートガラス製造装置。
  4. 溶融金属を収容する浴槽と、
    前記浴槽の上流側の端部に設置され、前記浴槽内の溶融金属上に溶融ガラスを供給する供給部と、
    前記浴槽の上方空間を仕切る仕切部と、
    前記供給部と前記仕切部との間に形成される空間を囲む壁部とを備え、
    前記壁部は、金属部材と、該金属部材の表面に形成される溶射皮膜とを含み、
    前記溶射皮膜の平均厚さが50〜500μmであり、
    前記溶射皮膜は、金属と金属酸化物とで形成され、Niおよび/またはCoと、Crと、Alとを合計で85質量%以上、NiおよびCoを合計で45〜85質量%、Crを5〜35質量%、且つ、Alを1〜10質量%含む、フロートガラス製造装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のフロートガラス製造装置を用いる、フロートガラス製造方法。
  6. 前記空間は、Nガス、Hガス、外部から侵入するOガス、および溶融ガラスの清澄剤に由来するガスを含む、請求項5に記載のフロートガラス製造方法。
  7. 前記清澄剤は、硫黄化合物、およびハロゲン化合物の少なくとも1つを含む、請求項6に記載のフロートガラス製造方法。
  8. 前記空間の温度は、900〜1200℃である、請求項5〜7のいずれか1項に記載のフロートガラス製造方法。
  9. 製造されるフロートガラスは、無アルカリガラスである、請求項5〜8のいずれか1項に記載のフロートガラス製造方法。
  10. 製造されるフロートガラスは、化学強化用ガラスである、請求項5〜9のいずれか1項に記載のフロートガラス製造方法。
  11. 製造されるフロートガラスは、ソーダライムガラスである、請求項5〜10のいずれか1項に記載のフロートガラス製造方法。
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