JP2015174728A - 用紙載置装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】サイドフェンスの移動の際に要する力を安定させる押圧手段において、経時劣化による弾性力の低下を押さえ、かつ、設置のためのスペースを削減する用紙載置装置および画像形成装置を提供する。【解決手段】手差しトレイ100などの用紙載置装置は、用紙載置台102と、用紙載置台102と平行な方向かつ用紙搬送方向と直交する方向に移動可能に構成され、用紙の用紙搬送方向と直交する方向の位置を規制するサイドフェンス103a、103bと、サイドフェンス103a、103bの移動方向に沿って用紙載置台102に設けられた圧板22と、サイドフェンス103a、103bに設けられ、圧板22に対して接触圧力が付与された状態で接触する弾性部21と、弾性部21の接触圧力を補助するために、弾性部21に嵌合するように形成した板バネ23と、からなる押圧手段25と、を備えている。【選択図】図11

Description

本発明は、用紙が積載される用紙載置装置および画像形成装置に関するものである。
プリンタ、ファクシミリ、複写機などの画像形成装置として、給紙トレイなどの用紙載置装置に載置された用紙を画像形成装置の転写部に搬送し、転写部に搬送された用紙に画像を形成するものが知られている。
従来の用紙積載装置において、用紙が載置される用紙載置台と、用紙載置台上で用紙搬送方向に対して直交する方向にスライド移動するように配設された規制手段としてのサイドフェンスを有している。サイドフェンスをスライド移動させることにより、サイドフェンスの位置が、セットする用紙のサイズに応じた所定の位置になるように調整する。用紙載置台には、用紙サイズ情報が表記された用紙サイズ表記部を有している。
サイドフェンスを有する用紙載置台には、片側のみ移動可能なサイドフェンスを設け、もう片側のサイドフェンスは固定にしたもの(以下、「端面基準方式」という)と、両側に移動可能なサイドフェンスを搬送中心に対して対称に設けたもの(以下、「中央基準方式」という)とが知られている。
中央基準方式では、左右のサイドフェンスを同期させて移動させるため、用紙載置台の内部において、中央にはピニオンギヤ、用紙搬送方向の一端には一方のサイドフェンスに連結されたギヤ付きラック、用紙搬送方向の他端には他方のサイドフェンスに連結されたギヤ付きラックをそれぞれ有しており、両ラックをピニオンギヤに対して点対称に、両ラックに設けたギヤとピニオンギヤとが噛み合うように配設させた構成が一般的である。
端面基準方式、中央基準方式のいずれの方式においても、サイドフェンスを手動で移動してその位置を調整する際、サイドフェンスを安定した力でスムーズに移動できることが要求される。また、用紙の搬送時において不用意にサイドフェンスが動いてスキューやジャムが発生しないようにするためには、サイドフェンスが用紙載置台にしっかりと保持されていることも必要である。
サイドフェンスの保持力が、スムーズなサイドフェンスの移動と、用紙搬送時にサイドフェンスが不用意に動くことの防止との、いずれにとっても適切になるようにするためには、サイドフェンスと用紙載置台との間に押圧手段を設けて、サイドフェンスが用紙載置台に対し、適切な力で押圧されるようにする方法がある。サイドフェンスが用紙載置台に押圧される力がサイドフェンスを移動させる際の抵抗になり、用紙搬送時にはサイドフェンスが不用意に動くことがないようにできる。また、押圧される力が一定になるようにしておけば、サイドフェンスの移動の際に要する力を安定させることもできる。
特許文献1には、押圧手段として、サイドフェンスの一部として設けられ、用紙載置台に設けられた案内孔を貫通して用紙載置台の下方に突出する突出部材と、突出部材の先端に設けられた爪部と、用紙載置台の下方に設けられ、突出部材を通すための貫通孔が形成された摺動部材と、爪部と摺動部材との間に設けられ、下方から摺動部材を用紙載置台に押圧する弾性変形可能な押圧部材と、を備え、突出部材は、押圧部材を介し摺動部材を用紙載置台に押圧する用紙積載装置が開示されている。特許文献1の実施例には、端面基準方式にて上記構成とし、押圧部材として圧縮スプリングや板バネを用いたものが記載されている。
特許文献2には、中央基準方式において、押圧手段として、既存部品であるラックの端部をサイドフェンスの移動方向に対し平行に切り欠いて形成させたアーム部と、アーム部の先端に設けた接触部とを有する弾性部を備え、弾性部が接触部を介して、サイドフェンスの移動方向に沿って用紙載置台の端部に設けられた圧板を押圧するようにした用紙積載装置が記載されている。
特許文献3には、中央基準方式において、押圧手段として、載置台の端部に設けられた圧板に保持力を付与する保持力付与手段を備えた用紙積載装置が開示されている。実施例では、保持力付与手段として、ラックの端部に、サイドフェンスの移動方向に対し平行にアーム状の弾性部を形成させ、弾性部の押圧力が作用する位置には、弾性部を補助するバネをさらに設けた構成が記載されている。
しかしながら、特許文献1の構成では、用紙載置台の下方において、サイドフェンスや用紙載置台とは別体の摺動部材や押圧部材を設ける必要があるため、用紙載置台の下方に多大なスペースが必要になるという問題があった。
特許文献2の構成では、既存部品であるラックの一部を切り欠いて弾性部を形成させているので、用紙載置台の下方に要するスペースは抑えられる。しかしながら、前側ラックの材質は、軽量化やコストの面で有利な樹脂部材が用いられことが一般的であるため、樹脂製である弾性部が経時劣化すると、弾性部と圧板との接触圧が弱まって、サイドフェンスの保持力が小さくなってしまう問題があった。
特許文献3の構成では、樹脂製の弾性部がバネで補助されるようになっているので、特許文献2の、経時劣化に起因する弾性部の押圧力の低下は避けられる。特許文献3において、弾性部を補助するバネについての具体的な記載はないが、このバネとして圧縮スプリングを用いた場合、押圧方向に対し弾性部が大型化してしまうという問題があった。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、サイドフェンスの移動の際に要する力を安定させる押圧手段において、経時劣化による弾性力の低下を押さえ、かつ、設置のためのスペースを削減する用紙載置装置および画像形成装置を提供することである。
用紙が載置される載置台と、前記載置台と平行な方向かつ用紙搬送方向と直交する方向に移動可能に構成され、前記載置台に載置された用紙の用紙搬送方向と直交する方向の一端部に当接して前記用紙の用紙搬送方向と直交する方向の位置を規制する規制手段と、前記規制部材の移動方向に沿って前記載置台に設けられた被接触部と、前記規制部材に設けられ、前記被接触部に対して接触圧力が付与された状態で接触する弾性部と、前記弾性部の接触圧力を補助するために前記弾性部に配設された補助弾性部とからなる押圧手段とを備えた用紙載置装置において、前記押圧手段が、前記弾性部に嵌合するように形成した板バネであることを特徴とするものである。
サイドフェンスの保持力を安定させるための押圧手段において、経時劣化による弾性力の低下を押さえ、かつ、押圧手段の設置のために要するスペースを削減することができる。
本実施形態に係るプリンタの概略構成図。 同プリンタのプロセスカートリッジの概略構成図。 同プリンタの斜視図。 同プリンタにおける手差しトレイを開いた状態の斜視図。 同手差しトレイの斜視図。 同手差しトレイの手差しカバーの斜視図。 同手差しカバーの用紙載置台とサイドフェンスとの斜視図。 同用紙載置台の中央部を下方から見た斜視図。 同用紙載置台の中央部の断面図。 同手差しカバーの前カバーの斜視図。 同用紙載置台の押圧手段の拡大図。 同押圧手段の板バネの概略構成図。 同板バネの取付け状況の説明図。 板バネの他の実施例の概略構成図。 同板バネの取付け状況の説明図。
以下、本発明を電子写真方式のモノクロ画像形成装置であるプリンタに適用した一実施形態について説明する。まず、プリンタの全体構成及び動作について説明する。
図1は、本実施形態に係るプリンタ20の構成を示す概略構成図である。
図1に示すように、このプリンタ20は、機枠体のほぼ中央部に像担持体たるドラム状の感光体1を備えたプロセスカートリッジ10を備えている。このプロセスカートリッジ10の下方には、プロセスカートリッジ10で形成された感光体1上のトナー像を記録媒体に転写する転写ローラ11を備えている。機枠体の下部には、感光体1上のトナー像を転写するための記録媒体たる用紙を積載して収容するシート材収容部としての給紙カセット12、給紙カセット12から用紙を順次感光体1と転写ローラ11との間の転写部に送り出す給紙ローラ13を備えている。また、プロセスカートリッジ10の図中左方には、用紙上のトナー像を定着する定着装置15などを備えている。また、プロセスカートリッジ10の図中右方には、用紙載置装置としての手差しトレイ100を備えている。
図2は、プロセスカートリッジの主要部を説明する概略構成図である。
図2に示すように、このプロセスカートリッジ10は、感光体1の回転方向に対し順に、帯電ローラ2、光書込装置3、現像装置4、クリーニングブレード5などが配置されている。このプロセスカートリッジ10においては、感光体1と感光体1の周囲に配設される帯電ローラ2、光書込装置3、現像装置4、クリーニングブレード5が一つのユニットとして共通の支持体に支持され、プリンタ本体に対して一体に着脱可能になっている。ここで、光書込装置3には、光書込ヘッド31が用いられており、感光体1と光書込ヘッド31との間には、両者の距離を規制するスペーサ部材32が配置されている。
上記構成のプロセスカートリッジ10では、感光体1の回転と共に、まず帯電ローラ2で感光体1表面を一様に帯電する。次いで、画像データに基づき光書込装置3から射出された光束を照射して感光体1上に静電潜像を形成する。その後、現像装置4によりトナーを付着させ静電潜像を可視像化することで感光体1上にトナー画像を形成する。
図1において、用紙は、給紙カセット12から給紙ローラ13によって、もしくは、手差しトレイ100から手差し給紙ローラ17によって、1枚ずつ分離して搬送され、レジストローラ14に突き当たることによって止められる。そして、レジストローラ14に突き当たって止められた用紙は、プロセスカートリッジ10のトナー画像形成のタイミングに合わせて、感光体1と転写ローラ11とが対向する転写部に送り出される。
転写部では、感光体1上のトナー画像が供給された用紙に転写される。トナー画像が転写された用紙は、定着装置15によりトナー画像を定着後、排紙ローラ対16により機外に排出される。一方、トナー画像転写後の感光体1の表面は、クリーニングブレード5により残留トナーが除去清掃され、再度の画像形成に備える。
図3は、プリンタ20の斜視図である。
図3に示すように、用紙載置装置としての手差しトレイ100は、プリンタ本体に対して開閉可能に構成されており、手差しトレイ100を使用しないときは、閉じられており、プリンタ本体の前カバー21に収められている。また、手差しトレイ100の下方には、用紙載置装置としての給紙カセット12が設けられており、給紙カセット12は、プリンタ本体の前面(手差しトレイ100が設けられた面)から、引き出し可能に構成されている。
手差しトレイ100の支持部材としての手差しカバー101には、取っ手101aが設けられており、ユーザーが取っ手101aを持って、手前に引くと、手差しトレイ100が、下端を支点にして回動し、図4に示すように開かれて、用紙を載置可能な状態となる。
図5は、手差しトレイ100の斜視図である。
なお、以下の説明においては、プリンタの前後方向(用紙搬送方向)をX方向、左右方向(用紙幅方向)をY方向、上下方向をZ方向として説明する。
図5に示すように、手差しトレイ100は、手差しカバー101と、用紙載置台102と、一対のサイドフェンス103a,103bとを備えている。また、手差しトレイ100は、手差し給紙ローラ17などを備えた給紙ユニット30を備えている。また、給紙ユニット30の側面には、用紙の給紙位置を調整する調整板110が取り付けられている。
図6は、手差しカバー101の斜視図である。
図6に示すように、手差しカバー101の上部のY方向両端付近には側面部101dが形成されており、これら側面部101dには、用紙載置台102の第1支持突起105が嵌合する長穴101bが形成されている。また、手差しカバー101の下部のY方向両端付近には、前カバー21の手差し支持突起21c(図10参照)が嵌合する支持溝101cが形成されている。
前カバー21の支持突起21cが、支持溝101cに嵌合することにより、手差しトレイ100が、支持突起21cを支点にして回動自在に前カバー21に支持される。
図7は、用紙載置台102と、一対のサイドフェンス103a,103bと示す斜視図である。
図7に示すように、用紙載置台102のY方向両端には、手差しカバー101の長穴101bに嵌合する支持突起105が設けられている。また、第1支持突起105と反対側には、前カバー21の用紙載置台支持穴21d(図10参照)に嵌合する第2支持突起108と、用紙載置台支持穴21dの上面部21eにガイドされるガイド突起107が設けられている。
用紙載置台102には、用紙が手差しトレイ100にセットされたときの各用紙サイズの幅方向端部が位置する箇所に対応して、印と、その印に対応する用紙サイズとが表記された用紙サイズ表記部104が形成されている。主要な用紙サイズは、第1サイドフェンス103aの移動範囲に形成されており、あまり使用されない用紙サイズは、第2サイドフェンス103bの移動範囲に形成されている。
用紙載置台102の用紙載置面のY方向長さL3は、先の図6に示す手差しカバー101の側面部101d間距離L2よりも4mm短く構成されている。また、用紙載置台102には、一対のサイドフェンス103a,103bが取り付けられている。
図8は、用紙載置台102の中央部を下から見た斜視図である。また、図9は、図8のA−A断面図である。
図8に示すように、用紙載置台102の裏面の中央部には、ピニオンギヤ121が、回転自在に取り付けられている。このピニオンギヤ121には、第1ラックギヤ122と、第2ラックギヤ123とが噛み合っている。第1ラックギヤ122と第2ラックギヤ123は、ピニオンギヤ121を挟んで対向するように、ピニオンギヤ121に噛み合っている。第1ラックギヤ122、第2ラックギヤ123は、それぞれ押圧手段25を有している。押圧手段25については後で詳説する。
第1ラックギヤ122の一端には、第1サイドフェンス103aのスナップフィット部1031aが貫通する貫通穴122aが設けられている。同様に、第2ラックギヤ123の一端には、第2サイドフェンス103bのスナップフィット部1031bが貫通する貫通穴123aが設けられている。
図9に示すように、第2サイドフェンス103bのスナップフィット部1031bが、用紙載置台102の案内穴102a、第2ラックギヤ123の貫通穴123aを貫通し、スナップフィット部1031bの先端の爪が第2ラックギヤ123に引っ掛かることにより、第2ラックギヤ123に第2サイドフェンス103bが取り付けられる。第1サイドフェンス103aも、同様にして、第1ラックギヤ122に取り付けられている。すなわち、サイドフェンスとラックギヤとで挟みこむようにして、一対のサイドフェンス103a,103bが、用紙載置台102に取り付けられている。
ユーザーが、第1ラックギヤ122に取り付けられている第1サイドフェンス103aをY方向外側に動かすと、第1ラックギヤ122がY方向にスライド移動する。同時に、第1ラックギヤ122の移動の力が、ピニオンギヤ121との噛み合い部で回転方向に力に変換されて、ピニオンギヤ121が回転する。この回転力は、ピニオンギヤ121と第2ラックギヤ123との噛み合い部でY方向の力に変換される。これにより、第2ラックギヤ123がY方向にスライド移動し、第2ラックギヤ123に取り付けられている第2サイドフェンス103bが、第1サイドフェンス103aと逆方向であるY方向外側に向かってスライド移動する。
図10は、前カバー21の斜視図である。
図10に示すように前カバー21には、手差しトレイ100が収納される凹状の収納部21aを有している。また、収納部21aのY方向両端の下端部には、先の図6に示した手差しカバー101の支持溝101cに嵌って、手差しトレイ100を前カバー21に対して回動自在に支持するための手差し支持突起21cが設けられている。また、収納部21aのY方向両端の中央部付近には、先の図7に示した用紙載置台102の第2支持突起108が嵌合する載置台支持穴21dが設けられている、載置台支持穴21dは、手差し支持突起21cを中心とした円弧状に延びる長穴である。
また、前カバー21には、手差しトレイ100を閉める際に、第1支持突起105が当接して、用紙載置台102を調整位置から収納位置へ移動させるための曲面部21bを有している。
前カバー21は、ユーザーが装置内の詰まった用紙を取り除くために、プリンタ本体に対して開閉可能に設けられており、前カバー21を開くと、装置内部の給紙経路が露出し、詰まった紙を取り除くことができるようになっている。
図11は、図8における、第1ラックギヤ122の押圧手段25の拡大図である。
なお、第1ラックギヤ122と、第2ラックギヤ123とは、ピニオンギヤ121に対して点対称な形状、配置になっているため、図11では、第1ラックギヤ122を例に、押圧手段25について説明する。
押圧手段25は、弾性部21と、補助弾性部としての板バネ23とから構成される。弾性部21は、第1ラックギヤ122の端部を第1サイドフェンス103a(図9参照)の移動方向に対し平行に切り欠いて形成させたアーム部21aと、アーム部21aの先端に設けた接触部21bとを有している。弾性部21の形成のために設けた第1ラックギヤ122の切り欠きには、板バネ23が切り欠きに沿って嵌め込まれている。用紙載置台102の端部には、サイドフェンスの移動方向に沿って被接触部としての圧板22が設けられている。弾性部21と、これを補助する板バネ23とが、弾性部21の接触部21bを介して圧板22を押圧することにより、サイドフェンスが載置台に押圧されるようになっている。
図12は、板バネ23の概略構成を示したものである(図12(a)は正面図、図12(b)は平面図、図12(c)は斜視図)。
板バネ23は、平板を略V字状になるように折り返して形成され、折り返し点の折り曲げ部23aと、2つの翼部23bとを有している。翼部23bにおいて、弾性部21のアーム部21a(図13参照)と接触している方を上翼部23b1、もう一方を下翼部23b2とする。板バネ23の材質や長さ、厚みなどは、弾性部21の接触部21bを介して圧板22に及ぼされる接触圧力が、サイドフェンスの移動・保持にとって最適な値となるように、決定される。板バネ23の形状は略V字状に限らず、弾性部21の形成のために設けた第1ラックギヤ122の切り欠きに沿って嵌め込むことができるものであれば何でもよく、例えば、略U字状のようなものであってもよい。
板バネ23の翼部23bには、板バネ23が弾性部21から外れてしまうことを防ぐため、外れ止め部としての外れ止め爪23cを有していることが好ましい。図12では、上翼部23b1の縁部に5箇所、外れ止め爪23cを設けているが、外れ止め爪23cの位置はこれに限るものではない。また、下翼部23b2に外れ止め爪23cを設けてもよい。
図13は、弾性部21の形成のために設けた第1ラックギヤ122の切り欠きに沿って、板バネ23が嵌め込まれた状態を示す図である。板バネ23の翼部23bが、切り欠きの壁面に面している。アーム部21aは、全長が板バネ23よりもやや短くなるようにしている。また、第1ラックギヤ122には、板バネ23の外れ防止のために突起部24を有していることが好ましい。
補助弾性部として圧縮スプリングを用いた従来機の構成では、弾性部21の接触部21bが圧板22に及ぼす接触圧力を、サイドフェンスの移動・保持にとって最適な値とするため、材質SW−C、線径0.45mmの圧縮スプリングを設けるために押圧方向に必要な高さは約10mmであった。これに対し、補助弾性部として、材質SUS301−CSP−3/4H、厚さ0.4mmの平板を折り曲げて形成した板バネ23を用いた構成では、板バネ23の両端の高さが約2mmであれば、補助弾性部として圧縮スプリングを用いた場合と同等の力を押圧方向に対して発揮させることができた。つまり、本実施形態によれば、補助弾性部を設けるために、押圧方向に必要な幅が従来機の1/5程度まで縮小できるので、これに伴うスペースの削減が可能になる。
[変形例]
図14は、板バネ23の変形例の概略構成を示す図である(図14(a)は正面図、図14(b)は平面図、図14(c)は斜視図)。
板バネ23の上翼部23b1において、折り曲げ部23aの近傍には押圧方向と逆の方向に向かって屈曲部23dを有している。屈曲部23dの屈曲の大きさは、板バネ23が弾性部21に嵌め込まれた状態で、屈曲部23dが下翼部23b2に接触しない程度とする。
図15は、第1ラックギヤ122の弾性部21に、実施形態2における板バネ23が嵌め込まれた状態において、実施形態1の場合との作用の違いを説明する図である。図15(a)は板バネ23に屈曲部23dを有している場合、図15(b)は板バネ23に屈曲部23dを有していない場合をそれぞれ示す。
図15(b)では、弾性部21のアーム部21aと、板バネ23とが、弾性部21のアーム部21aの根元付近(図中のB点)において接触してしまうケースがありうる。このケースでは、板バネ23の力が最も作用するのはB点になるので、弾性部21の接触部21bに対し、板バネ23の持つ弾性力が十分に伝わらないことになる。
一方、図15(a)では、板バネ23が屈曲部23dを有していることにより、弾性部21のアーム部21aと、板バネ23とが、弾性部21のアーム部21aの根元付近(図中のB点)で接触することはない。弾性部21のアーム部21aと、板バネ23とが、弾性部21のアーム部21aの先端(図中のA点)で接触するので、弾性部21の接触部21bに対し、板バネ23の持つ弾性力を十分に伝えることができる。
以上により、樹脂製であるラックギヤ122、123に形成された弾性部21に対し、これを補助する板バネ23を設けたことにより、樹脂製である弾性部21の経時劣化によって弾性部21と圧板22との接触圧力が弱まり、サイドフェンスの保持力が小さくなってしまうことは避けられる。また、板バネ23を用いる構成では、従来の、圧縮スプリングを用いる構成に対し、少ないスペースで同等の大きさの力を圧板22に及ぼすことができる。これによれば、サイドフェンス103a、103bの保持力を安定させるための押圧手段25において、経時劣化による弾性力の低下を押さえ、かつ、押圧手段25の設置のために要するスペースを削減することができる。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、以下の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様1)
用紙載置台102と、用紙載置台102と平行な方向かつ用紙搬送方向と直交する方向に移動可能に構成され、用紙載置台102に載置された用紙の用紙搬送方向と直交する方向の一端部に当接して前記用紙の用紙搬送方向と直交する方向の位置を規制する規制手段としてのサイドフェンス103a、103bと、サイドフェンス103a、103bの移動方向に沿って用紙載置台102に設けられた被接触部としての圧板22と、サイドフェンス103a、103bに設けられ、圧板22に対して接触圧力が付与された状態で接触する弾性部21と、弾性部21の接触圧力を補助するために弾性部21に配設された補助弾性部とからなる押圧手段25とを備えた手差しトレイ100などの用紙載置装置において、前記補助弾性部が、弾性部21に嵌合するように形成した板バネ23であることを特徴とする。
これによれば、弾性部21を補助する板バネ23を設けたことにより、樹脂製である弾性部21の経時劣化によって、サイドフェンスの保持力が小さくなってしまうことは避けられる。また、板バネ23を用いる構成では、少ないスペースで圧縮スプリングと同等の大きさの力を圧板22に及ぼすことができる。よって、サイドフェンス103a、103bの保持力を安定させるための押圧手段25において、経時劣化による弾性力の低下を押さえ、かつ、押圧手段25の設置のために要するスペースを削減することができる。
(態様2)
態様1の用紙載置装置において、前記板バネ23が、前記板バネ23の折り曲げ位置である折り曲げ部23aの近傍において、押圧方向と逆の方向に突出させた屈曲部23dを有することを特徴とする。
これによれば、板バネ23の上翼部21b1が、弾性部21のアーム部21aと、アーム部21aの根元付近で接触してしまうことを避け、アーム部21aの先端で接触するようにできる。よって、弾性部21の接触部21bに対して、板バネ23の持つ弾性力を十分に伝えることができる。
(態様3)
態様1または2のいずれかの用紙載置装置において、前記板バネ23が、前記弾性部21に対して嵌合させた状態から脱落することを避けるための外れ止め部としての外れ止め爪23cを有していることを特徴とする。
これによれば、板バネ23が弾性部21から外れて、前記サイドフェンス103a、103bの移動の際に要する力が不安定になることや、前記サイドフェンス103a、103bの保持力が弱くなり用紙搬送時にスキューが発生してしまうことを防ぐことができる。
(態様4)
用紙を載置する手差しトレイ100などの用紙載置手段と、用紙に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段に向けて前記用紙載置手段に載置された用紙を搬送する手差し給紙ローラ17などの搬送手段とを備えたプリンタ20などの画像形成装置において、前記用紙載置手段として、態様1〜3のいずれかの用紙載置装置を用いたことを特徴とする。
これによれば、前記サイドフェンス103a、103bの保持力を安定させるための押圧手段25において、経時劣化による弾性力の低下を押さえ、かつ、押圧手段25の設置のために要するスペースを削減することができる。
21:弾性部
21a:アーム部
21b:接触部
22:圧板
23:板バネ
23a:折り曲げ部
23b:翼部
23b1:上翼部
23b2:下翼部
23c:外れ止め爪
23d:屈曲部
24:突起部
25:押圧手段
100:手差しトレイ
102:用紙載置台
103a:第1サイドフェンス
103b:第2サイドフェンス
122:第1ラックギヤ
123:第2ラックギヤ
特許第4869675号公報 特開2011−016624号公報 特開2011−116505号公報

Claims (4)

  1. 用紙が載置される載置台と、
    前記載置台と平行な方向かつ用紙搬送方向と直交する方向に移動可能に構成され、前記載置台に載置された用紙の用紙搬送方向と直交する方向の一端部に当接して前記用紙の用紙搬送方向と直交する方向の位置を規制する規制手段と、
    前記規制部材の移動方向に沿って前記載置台に設けられた被接触部と、
    前記規制部材に設けられ、前記被接触部に対して接触圧力が付与された状態で接触する弾性部と、前記弾性部の接触圧力を補助するために前記弾性部に配設された補助弾性部とからなる押圧手段とを備えた用紙載置装置において、
    前記補助弾性部が、前記弾性部に嵌合するように形成した板バネであることを特徴とする用紙載置装置。
  2. 請求項1に記載の用紙載置装置において、
    前記板バネが、前記板バネの折り曲げ位置の近傍において、押圧方向と逆の方向に突出させた屈曲部を有することを特徴とする用紙載置装置。
  3. 請求項1または2のいずれかに記載の用紙載置装置において、
    前記板バネが、前記弾性部に対して嵌合させた状態から脱落することを避けるための外れ止め部を有していることを特徴とする用紙載置装置。
  4. 用紙を載置する用紙載置手段と、
    用紙に画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段に向けて前記用紙載置手段に載置された用紙を搬送する搬送手段とを備えた画像形成装置において、
    前記用紙載置手段として、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の用紙載置装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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