JPH11263451A - ユニバーサルカセット - Google Patents
ユニバーサルカセットInfo
- Publication number
- JPH11263451A JPH11263451A JP10069037A JP6903798A JPH11263451A JP H11263451 A JPH11263451 A JP H11263451A JP 10069037 A JP10069037 A JP 10069037A JP 6903798 A JP6903798 A JP 6903798A JP H11263451 A JPH11263451 A JP H11263451A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording medium
- arm
- middle plate
- bottom wall
- cassette
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Handling Of Cut Paper (AREA)
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】カセット桶の深さや中板のサイズによって決め
られる最大枚数や最大サイズの記録媒体を収容してもス
ムーズに記録媒体を送り出せるユニバーサルカセットを
提供する。 【解決手段】一対の板70a,70bの外側の面にアー
ム100を回動自在に固定した。アーム100の一端部
100aは、一対の板70a,70bの外側の面それぞ
れに回動自在に固定されている。アーム100の他端部
100bは、開口68を通って中板60よりも下に位置
している。また、アーム100の中央部分の上面には引
張コイルばね110の下端部が固定されている。この引
張コイルばね110の上端部は、一対の板70a,70
bにそれぞれ固定されている。サイド規制板70が小サ
イズ用の位置に移動したときには、アーム100を回動
できないようにした。
られる最大枚数や最大サイズの記録媒体を収容してもス
ムーズに記録媒体を送り出せるユニバーサルカセットを
提供する。 【解決手段】一対の板70a,70bの外側の面にアー
ム100を回動自在に固定した。アーム100の一端部
100aは、一対の板70a,70bの外側の面それぞ
れに回動自在に固定されている。アーム100の他端部
100bは、開口68を通って中板60よりも下に位置
している。また、アーム100の中央部分の上面には引
張コイルばね110の下端部が固定されている。この引
張コイルばね110の上端部は、一対の板70a,70
bにそれぞれ固定されている。サイド規制板70が小サ
イズ用の位置に移動したときには、アーム100を回動
できないようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やプリン
タ、プロッタなどの画像形成装置に備えられたユニバー
サルカセットに関する。
タ、プロッタなどの画像形成装置に備えられたユニバー
サルカセットに関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータやワークステーションの出
力装置として、インクを吐出して記録媒体に画像を形成
するインクジェット方式画像形成装置や、現像剤などを
用いて記録媒体に画像を形成する電子写真方式の画像形
成装置が知られている。これらの画像形成装置には、通
常、複数枚の記録媒体が積載された状態で収容されるカ
セットトレイが備えられている。このカセットトレイは
画像形成装置の本体に出し入れ自在に組み込まれてお
り、カセットトレイに収容された記録媒体は、画像が形
成される画像形成部に所定のタイミングで給紙される。
力装置として、インクを吐出して記録媒体に画像を形成
するインクジェット方式画像形成装置や、現像剤などを
用いて記録媒体に画像を形成する電子写真方式の画像形
成装置が知られている。これらの画像形成装置には、通
常、複数枚の記録媒体が積載された状態で収容されるカ
セットトレイが備えられている。このカセットトレイは
画像形成装置の本体に出し入れ自在に組み込まれてお
り、カセットトレイに収容された記録媒体は、画像が形
成される画像形成部に所定のタイミングで給紙される。
【0003】カセットトレイには、複数種類のサイズの
記録媒体のうちからいずれか一種類のサイズの記録媒体
が選択的に収容されるユニバーサルカセットと呼ばれる
ものがある。このユニバーサルカセットは、画像形成装
置の本体に出し入れ自在に組み込まれている。
記録媒体のうちからいずれか一種類のサイズの記録媒体
が選択的に収容されるユニバーサルカセットと呼ばれる
ものがある。このユニバーサルカセットは、画像形成装
置の本体に出し入れ自在に組み込まれている。
【0004】ユニバーサルカセットは、通常、矩形状の
底壁を有し、上面が開放されたカセット桶(枠体)と、
このカセット桶に移動自在に固定され、記録媒体のサイ
ズに応じて位置を変えて記録媒体の両端を規制する一対
のサイド規制板とを備えている。また、ユニバーサルカ
セットは、記録媒体が積載される矩形状の中板をカセッ
ト桶の底壁に備えている。この中板の一辺部はカセット
桶の底壁の近傍に位置して回動し、この一辺部とは反対
側の他辺部はカセット桶の底壁から接離自在に離れ、こ
れにより、中板はカセット桶の底壁に対して傾斜する構
成になっている。
底壁を有し、上面が開放されたカセット桶(枠体)と、
このカセット桶に移動自在に固定され、記録媒体のサイ
ズに応じて位置を変えて記録媒体の両端を規制する一対
のサイド規制板とを備えている。また、ユニバーサルカ
セットは、記録媒体が積載される矩形状の中板をカセッ
ト桶の底壁に備えている。この中板の一辺部はカセット
桶の底壁の近傍に位置して回動し、この一辺部とは反対
側の他辺部はカセット桶の底壁から接離自在に離れ、こ
れにより、中板はカセット桶の底壁に対して傾斜する構
成になっている。
【0005】上記した中板の他辺部の下には、この他辺
部を上方に付勢してカセット桶の底壁から離し、この底
壁に対して中板を傾斜させるコイルばねが配置されてい
る。一方、中板の他辺部の上方には、この中板に積載さ
れている記録媒体を送り出す給紙ローラが配置されてい
る。記録媒体を積載した中板がカセット桶の底壁に対し
て傾斜している状態で、積載された記録媒体のうち一番
上の記録媒体が上記の給紙ローラに当接し、給紙ローラ
の回転に伴ってこの一番上の記録媒体が、中板の一辺部
から他辺部に向かう方向に送り出される。
部を上方に付勢してカセット桶の底壁から離し、この底
壁に対して中板を傾斜させるコイルばねが配置されてい
る。一方、中板の他辺部の上方には、この中板に積載さ
れている記録媒体を送り出す給紙ローラが配置されてい
る。記録媒体を積載した中板がカセット桶の底壁に対し
て傾斜している状態で、積載された記録媒体のうち一番
上の記録媒体が上記の給紙ローラに当接し、給紙ローラ
の回転に伴ってこの一番上の記録媒体が、中板の一辺部
から他辺部に向かう方向に送り出される。
【0006】中板に記録媒体を積載する際は、ユニバー
サルカセットを画像形成装置から引き出して中板を上か
ら押さえ付け、中板の全体をカセット桶の底壁にほぼ接
触させた状態でこの中板を係止部材で係止させておき、
記録媒体を積載する。中板に記録媒体を積載した後、ユ
ニバーサルカセットを画像形成装置に押し込むと、係止
部材の係止が解除されると共に中板の他辺部がコイルば
ねによって上方に付勢される。これにより、中板はカセ
ット桶の底壁に対して傾斜し、中板に積載された記録媒
体のうち一番上の記録媒体が上記の給紙ローラに当接
し、上述したように、給紙ローラの回転に伴ってこの一
番上の記録媒体が、中板の一辺部から他辺部に向かう方
向に送り出される。
サルカセットを画像形成装置から引き出して中板を上か
ら押さえ付け、中板の全体をカセット桶の底壁にほぼ接
触させた状態でこの中板を係止部材で係止させておき、
記録媒体を積載する。中板に記録媒体を積載した後、ユ
ニバーサルカセットを画像形成装置に押し込むと、係止
部材の係止が解除されると共に中板の他辺部がコイルば
ねによって上方に付勢される。これにより、中板はカセ
ット桶の底壁に対して傾斜し、中板に積載された記録媒
体のうち一番上の記録媒体が上記の給紙ローラに当接
し、上述したように、給紙ローラの回転に伴ってこの一
番上の記録媒体が、中板の一辺部から他辺部に向かう方
向に送り出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、ユニ
バーサルカセットには、複数種類のサイズの記録媒体の
うちからいずれか一種類のサイズの記録媒体が選択的に
積載される。従って、中板に積載される記録媒体が大サ
イズのときと小サイズのときとでは、中板が記録媒体か
ら受ける圧力(中板が押し下げられる力)が異なる。中
板に同じ枚数の記録媒体が積載された場合、小サイズの
記録媒体のときよりも大サイズの記録媒体のときの方が
強い力で中板が押し下げられることとなる。
バーサルカセットには、複数種類のサイズの記録媒体の
うちからいずれか一種類のサイズの記録媒体が選択的に
積載される。従って、中板に積載される記録媒体が大サ
イズのときと小サイズのときとでは、中板が記録媒体か
ら受ける圧力(中板が押し下げられる力)が異なる。中
板に同じ枚数の記録媒体が積載された場合、小サイズの
記録媒体のときよりも大サイズの記録媒体のときの方が
強い力で中板が押し下げられることとなる。
【0008】一方、上記した中板の他辺部の下に配置さ
れたコイルばねは工場出荷の際に組み付けられており、
中板の他辺部を上方に付勢する付勢力(中板の他辺部が
押し上げられる力)は予め決まっている。従って、記録
媒体が同じ枚数の場合、大サイズの記録媒体よりも小サ
イズの記録媒体の方が軽くて中板を押し下げる力が弱い
ので、大サイズ対応させると小サイズの記録媒体では中
板が強く押し上げられる。
れたコイルばねは工場出荷の際に組み付けられており、
中板の他辺部を上方に付勢する付勢力(中板の他辺部が
押し上げられる力)は予め決まっている。従って、記録
媒体が同じ枚数の場合、大サイズの記録媒体よりも小サ
イズの記録媒体の方が軽くて中板を押し下げる力が弱い
ので、大サイズ対応させると小サイズの記録媒体では中
板が強く押し上げられる。
【0009】このように、記録媒体のサイズに応じて中
板を押し上げる力が異なると、記録媒体が上記の給紙ロ
ーラに当接する際の当接力も異なることとなる。この当
接力が所定の範囲内のものであるときは、記録媒体は給
紙ローラの回転に伴ってスムーズに搬送される。しか
し、上記の所定の範囲から当接力が外れると、紙詰まり
(ジャム)や給紙不良が起こるおそれがある。このた
め、紙詰まりや給紙不良を防止するために、カセット桶
が深くて中板のサイズが大きくてもこの中板に積載でき
る記録媒体の枚数やサイズが制限され、記録媒体が給紙
ローラに当接する当接力を所定の範囲内のものとしてい
る。
板を押し上げる力が異なると、記録媒体が上記の給紙ロ
ーラに当接する際の当接力も異なることとなる。この当
接力が所定の範囲内のものであるときは、記録媒体は給
紙ローラの回転に伴ってスムーズに搬送される。しか
し、上記の所定の範囲から当接力が外れると、紙詰まり
(ジャム)や給紙不良が起こるおそれがある。このた
め、紙詰まりや給紙不良を防止するために、カセット桶
が深くて中板のサイズが大きくてもこの中板に積載でき
る記録媒体の枚数やサイズが制限され、記録媒体が給紙
ローラに当接する当接力を所定の範囲内のものとしてい
る。
【0010】本発明は、上記事情に鑑み、カセット桶の
深さや中板のサイズによって決められる最大枚数や最大
サイズの記録媒体を収容してもスムーズに記録媒体を送
り出せるユニバーサルカセットを提供することを目的と
する。
深さや中板のサイズによって決められる最大枚数や最大
サイズの記録媒体を収容してもスムーズに記録媒体を送
り出せるユニバーサルカセットを提供することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明のユニバーサルカセットは、記録媒体に画像を
形成する画像形成装置における、矩形状の底壁を有し、
上面が開放されたカセット桶と、所定方向に延びる一辺
部が前記底壁の近傍に位置すると共に該一辺部とは反対
側で前記所定方向に延びる他辺部が前記底壁から接離す
ることにより前記底壁に対して傾斜する、複数枚の記録
媒体が積載される中板と、前記所定方向に移動自在に前
記底壁に固定され、記録媒体のサイズに応じて位置を変
えて記録媒体の両端を規制する一対のサイド規制板とを
備え、複数種類のサイズの記録媒体のうちからいずれか
一種類のサイズの記録媒体が選択的に前記中板に積載さ
れて収容されるユニバーサルカセットにおいて、(1)
前記中板の前記他辺部を上方に付勢して該中板を傾斜さ
せる複数の付勢手段と、(2)前記サイド規制板の位置
に応じて前記複数の付勢手段のうちのいずれかを選択す
る選択手段とを備えたことを特徴とするものである。
の本発明のユニバーサルカセットは、記録媒体に画像を
形成する画像形成装置における、矩形状の底壁を有し、
上面が開放されたカセット桶と、所定方向に延びる一辺
部が前記底壁の近傍に位置すると共に該一辺部とは反対
側で前記所定方向に延びる他辺部が前記底壁から接離す
ることにより前記底壁に対して傾斜する、複数枚の記録
媒体が積載される中板と、前記所定方向に移動自在に前
記底壁に固定され、記録媒体のサイズに応じて位置を変
えて記録媒体の両端を規制する一対のサイド規制板とを
備え、複数種類のサイズの記録媒体のうちからいずれか
一種類のサイズの記録媒体が選択的に前記中板に積載さ
れて収容されるユニバーサルカセットにおいて、(1)
前記中板の前記他辺部を上方に付勢して該中板を傾斜さ
せる複数の付勢手段と、(2)前記サイド規制板の位置
に応じて前記複数の付勢手段のうちのいずれかを選択す
る選択手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0012】ここで、前記複数の付勢手段の一つは、
(3)一端部が前記サイド規制板に回動自在に固定され
ると共に他端部が前記中板よりも下に位置するアーム
と、(4)該アームの前記他端部を上方に付勢すること
により前記一端部を中心にして該アームを回動させるコ
イルばねとを備えたものであってもよい。
(3)一端部が前記サイド規制板に回動自在に固定され
ると共に他端部が前記中板よりも下に位置するアーム
と、(4)該アームの前記他端部を上方に付勢すること
により前記一端部を中心にして該アームを回動させるコ
イルばねとを備えたものであってもよい。
【0013】また、前記複数の付勢手段の一つは、
(5)前記中板の前記他辺部の中央部分を上方に付勢す
る、前記底壁に固定されたコイルばねを備えたものであ
ってもよい。
(5)前記中板の前記他辺部の中央部分を上方に付勢す
る、前記底壁に固定されたコイルばねを備えたものであ
ってもよい。
【0014】さらに、前記選択手段は、(6)前記サイ
ド規制板の位置に応じて前記アームのうちのいずれかの
回動を禁止するものであってもよい。
ド規制板の位置に応じて前記アームのうちのいずれかの
回動を禁止するものであってもよい。
【0015】さらにまた、前記選択手段は、(7)前記
底壁に形成された、前記所定方向に延びる孔と、(8)
前記アームそれぞれの底面に形成された、前記孔の周縁
部に位置する前記底壁に係止する突起とを備え、(9)
前記サイド規制板の位置に応じて、前記アームの突起が
前記孔の周縁部に位置する前記底壁に係止され、該アー
ムの回動を禁止するものであってもよい。
底壁に形成された、前記所定方向に延びる孔と、(8)
前記アームそれぞれの底面に形成された、前記孔の周縁
部に位置する前記底壁に係止する突起とを備え、(9)
前記サイド規制板の位置に応じて、前記アームの突起が
前記孔の周縁部に位置する前記底壁に係止され、該アー
ムの回動を禁止するものであってもよい。
【0016】さらにまた、前記カセット桶は、(10)
前記他端部が上方に回動した状態の前記アームが前記所
定方向に移動することを禁止するストッパが形成された
ものであってもよい。
前記他端部が上方に回動した状態の前記アームが前記所
定方向に移動することを禁止するストッパが形成された
ものであってもよい。
【0017】さらにまた、前記カセット桶は、(11)
前記アームの前記他端部が上方に回動する範囲を規制す
る傾斜部が形成されたものであってよい。
前記アームの前記他端部が上方に回動する範囲を規制す
る傾斜部が形成されたものであってよい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明のユ
ニバーサルカセットの一実施形態を説明する。
ニバーサルカセットの一実施形態を説明する。
【0019】図1は、本発明のユニバーサルカセットが
出し入れ自在に組み込まれた複写機の外観を示す斜視図
である。
出し入れ自在に組み込まれた複写機の外観を示す斜視図
である。
【0020】複写機(本発明にいう画像形成装置の一例
である)10の頂面には開閉自在な原稿圧着板12が配
置されている。また、頂面の正面側には、複写枚数など
が入力される操作パネル表示部14が配置されている。
この複写機10には、複数枚のカット紙が収容されるユ
ニバーサルカセット16が複写機10の本体に出し入れ
自在に備えられている。また、複写機10の右側壁に
は、葉書などの小サイズの記録紙を給紙できる矩形状の
手差しトレイ18(図2参照)が備えられている。この
手差しトレイ18は、図2に示すように、下辺部18a
を中心にして矢印C方向に回動し、記録媒体を載置でき
る位置(二点鎖線で示す位置)まで開く。また、複写機
10の左側壁には、画像が形成された記録紙が積載され
る排紙トレイ20が備えられている。
である)10の頂面には開閉自在な原稿圧着板12が配
置されている。また、頂面の正面側には、複写枚数など
が入力される操作パネル表示部14が配置されている。
この複写機10には、複数枚のカット紙が収容されるユ
ニバーサルカセット16が複写機10の本体に出し入れ
自在に備えられている。また、複写機10の右側壁に
は、葉書などの小サイズの記録紙を給紙できる矩形状の
手差しトレイ18(図2参照)が備えられている。この
手差しトレイ18は、図2に示すように、下辺部18a
を中心にして矢印C方向に回動し、記録媒体を載置でき
る位置(二点鎖線で示す位置)まで開く。また、複写機
10の左側壁には、画像が形成された記録紙が積載され
る排紙トレイ20が備えられている。
【0021】複写機10の正面には矩形状の前ドア22
が、下辺部22aを回動中心にして手前側に開くように
固定されている。この前ドア22を開くことにより複写
機10の内部を観察できる。また、この前ドア22を開
いたままの状態で、前ドア22の近傍に配置されたフッ
ク(図示せず)を外すことによりダンパ(図示せず)の
反発力で複写機10の本体上部(後述する光学系28や
感光ドラム32どが組み込まれた部分)の正面側部分が
押し上げられる。この結果、複写機10は本体上部と本
体下部(ユニバーサルカセット16等が組み込まれた部
分)に2分割される。
が、下辺部22aを回動中心にして手前側に開くように
固定されている。この前ドア22を開くことにより複写
機10の内部を観察できる。また、この前ドア22を開
いたままの状態で、前ドア22の近傍に配置されたフッ
ク(図示せず)を外すことによりダンパ(図示せず)の
反発力で複写機10の本体上部(後述する光学系28や
感光ドラム32どが組み込まれた部分)の正面側部分が
押し上げられる。この結果、複写機10は本体上部と本
体下部(ユニバーサルカセット16等が組み込まれた部
分)に2分割される。
【0022】図2を参照して、図1の複写機10で画像
を形成する手順を説明する。
を形成する手順を説明する。
【0023】図2は、複写機10の内部構造の概略を示
す模式図である。図2では、図1の構成要素と同一の構
成要素には同一の符号が付されている。
す模式図である。図2では、図1の構成要素と同一の構
成要素には同一の符号が付されている。
【0024】原稿圧着板12の下には、原稿24が載置
される原稿台ガラス26が配置されている。この原稿台
ガラス26の上面に、画像面が下になるように原稿24
を載置し、原稿圧着板12で原稿24を押さえて固定す
る。原稿24に記録された画像は、光源ランプ(図示せ
ず)などを備えた周知の光学系28で読み取られ、原稿
に記録された画像の情報を担持する光(破線A)が得ら
れる。この光は、帯電部30によって一様に帯電された
感光ドラム32に照射されて静電潜像が形成される。こ
の静電潜像は、現像部34から供給された現像剤(トナ
ー)で現像されて現像像が形成される。一方、ユニバー
サルカセット16からは記録紙などの記録媒体が矢印B
方向に給紙され、転写部36において現像像が記録媒体
に転写される。 現像像が転写された記録媒体は、搬送
部38によって定着部40に搬送される。定着部40に
はヒートローラ42とプレスローラ44が配置されてお
り、これら2つのローラ42,44に記録媒体が挟まれ
ながら搬送されて、現像像が記録媒体に定着される。こ
のようにして現像像が定着された記録媒体は排出されて
排紙トレイ20に積載される。なお、転写後に感光ドラ
ム32に残留したトナーはクリーニング装置46によっ
て掻き落とされる。また、手差しトレイ18から記録媒
体を給紙することもでき、手差しトレイ18から給紙さ
れた記録媒体に画像が形成される手順も上記と同じであ
る。
される原稿台ガラス26が配置されている。この原稿台
ガラス26の上面に、画像面が下になるように原稿24
を載置し、原稿圧着板12で原稿24を押さえて固定す
る。原稿24に記録された画像は、光源ランプ(図示せ
ず)などを備えた周知の光学系28で読み取られ、原稿
に記録された画像の情報を担持する光(破線A)が得ら
れる。この光は、帯電部30によって一様に帯電された
感光ドラム32に照射されて静電潜像が形成される。こ
の静電潜像は、現像部34から供給された現像剤(トナ
ー)で現像されて現像像が形成される。一方、ユニバー
サルカセット16からは記録紙などの記録媒体が矢印B
方向に給紙され、転写部36において現像像が記録媒体
に転写される。 現像像が転写された記録媒体は、搬送
部38によって定着部40に搬送される。定着部40に
はヒートローラ42とプレスローラ44が配置されてお
り、これら2つのローラ42,44に記録媒体が挟まれ
ながら搬送されて、現像像が記録媒体に定着される。こ
のようにして現像像が定着された記録媒体は排出されて
排紙トレイ20に積載される。なお、転写後に感光ドラ
ム32に残留したトナーはクリーニング装置46によっ
て掻き落とされる。また、手差しトレイ18から記録媒
体を給紙することもでき、手差しトレイ18から給紙さ
れた記録媒体に画像が形成される手順も上記と同じであ
る。
【0025】図3、図4、及び図5を参照してユニバー
サルカセット16の概略構成を説明する。
サルカセット16の概略構成を説明する。
【0026】図3は、中板が下がった状態のユニバーサ
ルカセットを示す斜視図であり、図4は、中板が上がっ
た状態のユニバーサルカセットを示す斜視図である。図
5は、中板が下がった状態のユニバーサルカセットの部
分拡大図である。なお、これらの図に示すユニバーサル
カセットは同一のものであるが、概略構成を示している
ため、同一の部材であっても多少形状の異なるものもあ
る。
ルカセットを示す斜視図であり、図4は、中板が上がっ
た状態のユニバーサルカセットを示す斜視図である。図
5は、中板が下がった状態のユニバーサルカセットの部
分拡大図である。なお、これらの図に示すユニバーサル
カセットは同一のものであるが、概略構成を示している
ため、同一の部材であっても多少形状の異なるものもあ
る。
【0027】ユニバーサルカセット16は、複写機10
(図1、図2参照)に対して矢印D方向(本発明にいう
所定方向の一例である)に出し入れされる。ユニバーサ
ルカセット16は、矩形状の底壁52とこの底壁52の
周縁部から立ち上がった側壁54を有するカセット桶5
0を備えている。カセット桶50の底壁52には、この
底壁52の約半分程度の大きさであって、記録媒体が積
載される矩形状の中板60が配置されている。
(図1、図2参照)に対して矢印D方向(本発明にいう
所定方向の一例である)に出し入れされる。ユニバーサ
ルカセット16は、矩形状の底壁52とこの底壁52の
周縁部から立ち上がった側壁54を有するカセット桶5
0を備えている。カセット桶50の底壁52には、この
底壁52の約半分程度の大きさであって、記録媒体が積
載される矩形状の中板60が配置されている。
【0028】中板60の一辺部62は矢印D方向に延び
ており、底壁52の近傍に位置する。この一辺部62の
両端にはそれぞれ、一辺部62からほぼ直角に支持板6
4が立ち上がっている。この支持板64の上部には孔6
4aが形成されており、この孔64aには、側壁54に
形成された突起(図示せず)が嵌め込まれている。この
ため、中板60はこの突起を回動軸として、図3に示す
位置と図4に示す位置との間を回動する。
ており、底壁52の近傍に位置する。この一辺部62の
両端にはそれぞれ、一辺部62からほぼ直角に支持板6
4が立ち上がっている。この支持板64の上部には孔6
4aが形成されており、この孔64aには、側壁54に
形成された突起(図示せず)が嵌め込まれている。この
ため、中板60はこの突起を回動軸として、図3に示す
位置と図4に示す位置との間を回動する。
【0029】中板60の一辺部62とは反対側には、矢
印D方向に延びて底壁52に接離する他辺部66が形成
されている。他辺部66の中央部分の裏面には、2つの
圧縮コイルばね69(図3、図4には示されていない)
が配置されている。2つの圧縮コイルばね69の上端部
は他辺部66の中央部分の裏面に固定されており、下端
部は底壁52に固定されている。これら2つの圧縮コイ
ルばね69によって中板60の他辺部66の中央部分は
常に上方に付勢されている。このように中板60の他辺
部66の中央部分が上方に付勢されて押し上げられると
共に一辺部62が底壁52の近傍で回動することによ
り、中板60は底壁52に対して傾斜する。
印D方向に延びて底壁52に接離する他辺部66が形成
されている。他辺部66の中央部分の裏面には、2つの
圧縮コイルばね69(図3、図4には示されていない)
が配置されている。2つの圧縮コイルばね69の上端部
は他辺部66の中央部分の裏面に固定されており、下端
部は底壁52に固定されている。これら2つの圧縮コイ
ルばね69によって中板60の他辺部66の中央部分は
常に上方に付勢されている。このように中板60の他辺
部66の中央部分が上方に付勢されて押し上げられると
共に一辺部62が底壁52の近傍で回動することによ
り、中板60は底壁52に対して傾斜する。
【0030】中板60には矩形状の4つの開口68が形
成されている。これらの開口68は、中板60に積載さ
れた記録媒体の両端を規制するサイド規制板70が移動
するためのものである。サイド規制板70はL字状の一
対の板70a,70bからなり、矢印D方向に移動自在
に底壁52に固定されている。これら一対の板70a,
70bは、後述するように、連動して矢印D方向に移動
し、記録媒体のサイズに応じて位置を変えられる。従っ
て、これら一対の板70a,70bを記録媒体のサイズ
に応じて適宜の位置まで移動させることにより、中板6
0には、複数種類のサイズの記録媒体のうちからいずれ
か一種類のサイズの記録媒体を選択的に積載できる。な
お、一対の板70a,70bを移動させる際には、V字
状のサイズ切換つまみ72をつまみながら移動させる。
一対の板70a,70bが所定の位置に位置したときに
サイズ切換つまみ72を放すと、底壁52に形成された
孔74(図6参照)にサイズ切換つまみ72の先端部が
嵌め込まれてこの所定の位置に一対の板70a,70b
が固定される。
成されている。これらの開口68は、中板60に積載さ
れた記録媒体の両端を規制するサイド規制板70が移動
するためのものである。サイド規制板70はL字状の一
対の板70a,70bからなり、矢印D方向に移動自在
に底壁52に固定されている。これら一対の板70a,
70bは、後述するように、連動して矢印D方向に移動
し、記録媒体のサイズに応じて位置を変えられる。従っ
て、これら一対の板70a,70bを記録媒体のサイズ
に応じて適宜の位置まで移動させることにより、中板6
0には、複数種類のサイズの記録媒体のうちからいずれ
か一種類のサイズの記録媒体を選択的に積載できる。な
お、一対の板70a,70bを移動させる際には、V字
状のサイズ切換つまみ72をつまみながら移動させる。
一対の板70a,70bが所定の位置に位置したときに
サイズ切換つまみ72を放すと、底壁52に形成された
孔74(図6参照)にサイズ切換つまみ72の先端部が
嵌め込まれてこの所定の位置に一対の板70a,70b
が固定される。
【0031】中板60の一辺部62の中央部分の近傍に
は、この中央部分を横切って自在に移動する後端規制板
80が底壁52に配置されている。この後端規制板80
は、中板60の、前述した上下方向の回動に連動して矢
印F方向に僅かに移動し、給紙される記録媒体の後端を
規制するものである。
は、この中央部分を横切って自在に移動する後端規制板
80が底壁52に配置されている。この後端規制板80
は、中板60の、前述した上下方向の回動に連動して矢
印F方向に僅かに移動し、給紙される記録媒体の後端を
規制するものである。
【0032】サイド規制板70を構成する一対の板70
a,70bにはそれぞれ、L字状の分離爪90(図3、
図4には示されていない)が固定されており、これら一
対の板70a,70bと共に移動する。また、この分離
爪90の先端部90aは折れ曲がって、中板60に積載
された記録媒体の給紙方向(矢印E方向)先端部の両端
を上から押さえるようになっている。中板60に積載さ
れた記録媒体のうち一番上のものが給紙ローラ(図示せ
ず)の回転に伴って送り出されるときに、この一番上の
記録媒体の先端部のみが分離爪90の先端部90aから
外れ、上から二番目以降の記録媒体から分離される。
a,70bにはそれぞれ、L字状の分離爪90(図3、
図4には示されていない)が固定されており、これら一
対の板70a,70bと共に移動する。また、この分離
爪90の先端部90aは折れ曲がって、中板60に積載
された記録媒体の給紙方向(矢印E方向)先端部の両端
を上から押さえるようになっている。中板60に積載さ
れた記録媒体のうち一番上のものが給紙ローラ(図示せ
ず)の回転に伴って送り出されるときに、この一番上の
記録媒体の先端部のみが分離爪90の先端部90aから
外れ、上から二番目以降の記録媒体から分離される。
【0033】また、図5に示すように、サイド規制板7
0を構成する一対の板70a,70bの外側の面にはそ
れぞれ、アーム100が回動自在に固定されている。ア
ーム100の一端部100aは、一対の板70a,70
bの外側の面それぞれに回動自在に固定されている。ア
ーム100の一端部100aとは反対側の他端部100
bは、中板60の開口68を通って中板60よりも下に
位置している。アーム100の中央部分の上面には引張
コイルばね110の下端部が固定されている。この引張
コイルばね110の上端部は、一対の板70a,70b
にそれぞれ固定されている。このため、中板60の他辺
部66は、アーム100と引張コイルばね110によっ
て上方に付勢されている。
0を構成する一対の板70a,70bの外側の面にはそ
れぞれ、アーム100が回動自在に固定されている。ア
ーム100の一端部100aは、一対の板70a,70
bの外側の面それぞれに回動自在に固定されている。ア
ーム100の一端部100aとは反対側の他端部100
bは、中板60の開口68を通って中板60よりも下に
位置している。アーム100の中央部分の上面には引張
コイルばね110の下端部が固定されている。この引張
コイルばね110の上端部は、一対の板70a,70b
にそれぞれ固定されている。このため、中板60の他辺
部66は、アーム100と引張コイルばね110によっ
て上方に付勢されている。
【0034】図6を参照してサイド規制板70について
説明する。
説明する。
【0035】図6は、サイド規制板70の構造を示す斜
視図であり、この図では、図3から図5までに示す構成
要素と同一の構成要素には同一の符号が付されている。
視図であり、この図では、図3から図5までに示す構成
要素と同一の構成要素には同一の符号が付されている。
【0036】上述したように、サイド規制板70は一対
の板70a,70bを備えている。一対の板70a,7
0bは、互いに近付く方向に並行に延びるラック板72
a,72bを備えている。これらラック板72a,72
bの互いに向き合う面には歯が形成されている。また、
ラック板72a,72bの間には、ピニオン73が底壁
52(図5参照)に回転自在に固定されている。ラック
板72a,72bの歯とピニオン73の歯とは噛み合っ
ている。従って、サイズ切換つまみ72をつまみながら
板70aを移動させると、この移動に連動してピニオン
73が回転して板70bも移動する。板70aが所定の
位置に位置したときにサイズ切換つまみ72を放すと、
底壁52に形成された孔74にサイズ切換つまみ72の
先端部が嵌め込まれてこの所定の位置に一対の板70
a,70bが固定されることとなる。
の板70a,70bを備えている。一対の板70a,7
0bは、互いに近付く方向に並行に延びるラック板72
a,72bを備えている。これらラック板72a,72
bの互いに向き合う面には歯が形成されている。また、
ラック板72a,72bの間には、ピニオン73が底壁
52(図5参照)に回転自在に固定されている。ラック
板72a,72bの歯とピニオン73の歯とは噛み合っ
ている。従って、サイズ切換つまみ72をつまみながら
板70aを移動させると、この移動に連動してピニオン
73が回転して板70bも移動する。板70aが所定の
位置に位置したときにサイズ切換つまみ72を放すと、
底壁52に形成された孔74にサイズ切換つまみ72の
先端部が嵌め込まれてこの所定の位置に一対の板70
a,70bが固定されることとなる。
【0037】図7、図8を参照して、サイド規制板70
を構成する一対の板70a,70bそれぞれに回動自在
に固定されたアーム100の動きを説明する。
を構成する一対の板70a,70bそれぞれに回動自在
に固定されたアーム100の動きを説明する。
【0038】図7は、板70aに固定されたアーム10
0を拡大して示す斜視図であり、板70bに固定された
アーム100も同様の構成である。図8は、ユニバーサ
ルカセット16のうちサイド規制板70が固定された部
分を裏側から視た斜視図である。これらの図では、図
5、図6に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符
号が付されている。
0を拡大して示す斜視図であり、板70bに固定された
アーム100も同様の構成である。図8は、ユニバーサ
ルカセット16のうちサイド規制板70が固定された部
分を裏側から視た斜視図である。これらの図では、図
5、図6に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符
号が付されている。
【0039】上述したように、アーム100は、サイド
規制板70を構成する一対の板70a,70bに回動自
在に固定されており、その他端部100bは、中板60
の開口68を通って中板60よりも下に位置している。
この他端部100bよりもやや中央部よりの下面にはL
字状の突起102bが形成されている。この突起102
bの先端部は、後述するように、サイド規制板70の位
置によっては底壁52の一部に係止され(引っ掛か
り)、これによりアーム100の回動が禁止される。
規制板70を構成する一対の板70a,70bに回動自
在に固定されており、その他端部100bは、中板60
の開口68を通って中板60よりも下に位置している。
この他端部100bよりもやや中央部よりの下面にはL
字状の突起102bが形成されている。この突起102
bの先端部は、後述するように、サイド規制板70の位
置によっては底壁52の一部に係止され(引っ掛か
り)、これによりアーム100の回動が禁止される。
【0040】底壁52のうちアーム100の突起102
bの下方に相当する部分には、矢印D方向に延びる一対
の孔52aが形成されている。一対の孔52aは対称的
な形であり、内側の約3分の2の部分の幅(矢印D方向
に直交する方向の間隔)は狭く、外側の約3分の1の部
分の幅は広い。サイド規制板70が、記録媒体の大サイ
ズに対応する位置に固定されている状態で中板60が押
し上げられることによってアーム100が一番下まで回
動すると、アーム100の突起102bの先端部は、底
壁52の孔52aの幅が広い領域に位置するため底壁5
2と干渉することはない。一方、サイド規制板70が、
記録媒体の小サイズに対応する位置に固定されている状
態でアーム100が下方に回動しても、アーム100の
突起102bの先端部は底壁52に衝突し、孔52aに
は入り込めない。
bの下方に相当する部分には、矢印D方向に延びる一対
の孔52aが形成されている。一対の孔52aは対称的
な形であり、内側の約3分の2の部分の幅(矢印D方向
に直交する方向の間隔)は狭く、外側の約3分の1の部
分の幅は広い。サイド規制板70が、記録媒体の大サイ
ズに対応する位置に固定されている状態で中板60が押
し上げられることによってアーム100が一番下まで回
動すると、アーム100の突起102bの先端部は、底
壁52の孔52aの幅が広い領域に位置するため底壁5
2と干渉することはない。一方、サイド規制板70が、
記録媒体の小サイズに対応する位置に固定されている状
態でアーム100が下方に回動しても、アーム100の
突起102bの先端部は底壁52に衝突し、孔52aに
は入り込めない。
【0041】また、側壁54のうち給紙方向(矢印E方
向)下流側の側壁54aには、ストッパ板54bが形成
されている。このストッパ板54bは、底壁52の孔5
2aの幅の狭い部分と広い部分との境界に対応する位置
に形成されており、矢印E方向とは反対の方向に突出し
ている。また、ストッパ板54bの下面と底壁52との
間には、下方に回動した状態のアーム100の他端部1
00bが通過できる程度の隙間が形成されている。
向)下流側の側壁54aには、ストッパ板54bが形成
されている。このストッパ板54bは、底壁52の孔5
2aの幅の狭い部分と広い部分との境界に対応する位置
に形成されており、矢印E方向とは反対の方向に突出し
ている。また、ストッパ板54bの下面と底壁52との
間には、下方に回動した状態のアーム100の他端部1
00bが通過できる程度の隙間が形成されている。
【0042】図3から図8までを再び参照して、中板6
0に記録媒体を積載する際の中板60やサイド規制板7
0、アーム100等の動きを説明する。
0に記録媒体を積載する際の中板60やサイド規制板7
0、アーム100等の動きを説明する。
【0043】先ず、大サイズの記録媒体を中板60に積
載する場合を説明する。
載する場合を説明する。
【0044】中板60に大サイズ(例えばA3サイズや
B4サイズ)の記録媒体を積載するに当っては、ユニバ
ーサルカセット16を複写機10の本体から引き出して
中板60を上から押さえ付け、図3に示すように、中板
60の全体を底壁52にほぼ接触させる。これにより、
中板60が係止部材(図示せず)で係止される。この状
態で、記録媒体のサイズに合わせてサイド規制板70と
後端規制板80を移動させて固定する。
B4サイズ)の記録媒体を積載するに当っては、ユニバ
ーサルカセット16を複写機10の本体から引き出して
中板60を上から押さえ付け、図3に示すように、中板
60の全体を底壁52にほぼ接触させる。これにより、
中板60が係止部材(図示せず)で係止される。この状
態で、記録媒体のサイズに合わせてサイド規制板70と
後端規制板80を移動させて固定する。
【0045】サイド規制板70を大サイズの記録媒体に
合わせた場合、アーム100の突起102bの先端部
は、底壁52の孔52aの幅が広い領域に位置する。こ
の状態では突起102bの先端部は、孔52aの周縁部
に位置する底壁52bに係止していない。従って、アー
ム100は引張コイルばね110によって上方に回動で
きる。
合わせた場合、アーム100の突起102bの先端部
は、底壁52の孔52aの幅が広い領域に位置する。こ
の状態では突起102bの先端部は、孔52aの周縁部
に位置する底壁52bに係止していない。従って、アー
ム100は引張コイルばね110によって上方に回動で
きる。
【0046】上記のように中板60の全体が底壁52に
ほぼ接触した状態で中板60に記録媒体を積載する。中
板60に記録媒体を積載した後、ユニバーサルカセット
16を複写機10の本体に押し込むと、係止部材(図示
せず)の係止が解除されると共に中板60の他辺部66
が圧縮コイルばね69によって上方に付勢されると共に
引張コイルばね110による上方への付勢力はアーム1
00の他端部100bを上方に回動させ、この他端部1
00bによって中板60の他辺部66が押し上げられ
る。このように、サイド規制板70を大サイズの記録媒
体に合わせると、4つのコイルばね69,110による
付勢力で中板60の他辺部66を押し上げることとな
る。
ほぼ接触した状態で中板60に記録媒体を積載する。中
板60に記録媒体を積載した後、ユニバーサルカセット
16を複写機10の本体に押し込むと、係止部材(図示
せず)の係止が解除されると共に中板60の他辺部66
が圧縮コイルばね69によって上方に付勢されると共に
引張コイルばね110による上方への付勢力はアーム1
00の他端部100bを上方に回動させ、この他端部1
00bによって中板60の他辺部66が押し上げられ
る。このように、サイド規制板70を大サイズの記録媒
体に合わせると、4つのコイルばね69,110による
付勢力で中板60の他辺部66を押し上げることとな
る。
【0047】このように4つの圧縮コイルばね69,1
10で中板60の他辺部66が押し上げられると、大サ
イズの記録媒体が中板60に多数枚積載されて重くて
も、図4に示すように(記録媒体は示されてない)、中
板60は底壁52に対して傾斜し、中板60に積載され
た記録媒体のうち一番上の記録媒体が給紙ローラ(図示
せず)に適切な力で当接する。この結果、この給紙ロー
ラが回転すると、この回転に伴ってこの一番上の記録媒
体が、中板60の一辺部62から他辺部66に向かう方
向(矢印E方向)に所定のタイミングでスムーズに送り
出される。
10で中板60の他辺部66が押し上げられると、大サ
イズの記録媒体が中板60に多数枚積載されて重くて
も、図4に示すように(記録媒体は示されてない)、中
板60は底壁52に対して傾斜し、中板60に積載され
た記録媒体のうち一番上の記録媒体が給紙ローラ(図示
せず)に適切な力で当接する。この結果、この給紙ロー
ラが回転すると、この回転に伴ってこの一番上の記録媒
体が、中板60の一辺部62から他辺部66に向かう方
向(矢印E方向)に所定のタイミングでスムーズに送り
出される。
【0048】次に、小サイズの記録媒体を中板60に積
載する場合を説明する。
載する場合を説明する。
【0049】中板60に小サイズ(例えばA4サイズや
B5サイズ)の記録媒体を積載するに当っては、ユニバ
ーサルカセット16を複写機10の本体から引き出して
中板60を上から押さえ付け、図3に示すように、中板
60の全体を底壁52にほぼ接触させる。これにより、
中板60が係止部材(図示せず)で係止される。この状
態で、記録媒体のサイズに合わせてサイド規制板70と
後端規制板80を移動させて固定する。
B5サイズ)の記録媒体を積載するに当っては、ユニバ
ーサルカセット16を複写機10の本体から引き出して
中板60を上から押さえ付け、図3に示すように、中板
60の全体を底壁52にほぼ接触させる。これにより、
中板60が係止部材(図示せず)で係止される。この状
態で、記録媒体のサイズに合わせてサイド規制板70と
後端規制板80を移動させて固定する。
【0050】サイド規制板70を移動させる場合、小サ
イズの記録媒体に合わせるときは、サイド規制板70を
内側に移動させる。
イズの記録媒体に合わせるときは、サイド規制板70を
内側に移動させる。
【0051】中板60を押し下げた状態では、アーム1
00の突起102bの先端部は、底壁52の孔52aよ
りも下に位置する。この状態で、サイド規制板70を内
側に移動させると、アーム100の他端部100bがス
トッパ板54bの下方を通過して、突起102bの先端
部が、孔52aの周縁部に位置する底壁52bに係止さ
れ、引張コイルばね110が上方に付勢してもアーム1
00が回動できなくなる。サイド規制板70を小サイズ
の記録媒体に合わせたときは、このようにアーム100
が回動できなくなる。
00の突起102bの先端部は、底壁52の孔52aよ
りも下に位置する。この状態で、サイド規制板70を内
側に移動させると、アーム100の他端部100bがス
トッパ板54bの下方を通過して、突起102bの先端
部が、孔52aの周縁部に位置する底壁52bに係止さ
れ、引張コイルばね110が上方に付勢してもアーム1
00が回動できなくなる。サイド規制板70を小サイズ
の記録媒体に合わせたときは、このようにアーム100
が回動できなくなる。
【0052】なお、中板60の他辺部66が上がったま
まの状態では、アーム100の他端部100bがストッ
パ板54bに衝突し、サイド規制板70を内側に移動さ
せられない。従って、中板60を押し下げアーム100
の突起102bが底壁52bに係止可能である位置でサ
イド規制板70を内側に移動させることとなる。
まの状態では、アーム100の他端部100bがストッ
パ板54bに衝突し、サイド規制板70を内側に移動さ
せられない。従って、中板60を押し下げアーム100
の突起102bが底壁52bに係止可能である位置でサ
イド規制板70を内側に移動させることとなる。
【0053】この状態で、中板60に小サイズの記録媒
体を積載する。中板60に記録媒体を積載した後、ユニ
バーサルカセット16を複写機10の本体に押し込む
と、係止部材(図示せず)の係止が解除されると共に中
板60の他辺部66が2つの圧縮コイルばね69によっ
て上方に付勢される。上述したようにアーム100が回
動できないので、引張コイルばね110による上方への
付勢力は働かない。
体を積載する。中板60に記録媒体を積載した後、ユニ
バーサルカセット16を複写機10の本体に押し込む
と、係止部材(図示せず)の係止が解除されると共に中
板60の他辺部66が2つの圧縮コイルばね69によっ
て上方に付勢される。上述したようにアーム100が回
動できないので、引張コイルばね110による上方への
付勢力は働かない。
【0054】このようにサイド規制板70を小サイズの
記録媒体に合わせると、2つの圧縮コイルばね69が、
4つのコイルばね69,110のときよりも弱い力で中
板60の他辺部66を押し上げることとなる。2つの圧
縮コイルばね69で中板60の他辺部66が押し上げら
れると、小サイズの記録媒体が中板60に満載されても
大サイズに比べて充分軽いため、図4に示すように(記
録媒体は示されてない)、中板60は底壁52に対して
傾斜し、中板60に積載された記録媒体のうち一番上の
記録媒体が給紙ローラ(図示せず)に適切な力で当接す
る。この結果、この給紙ローラが回転すると、この回転
に伴ってこの一番上の記録媒体が、中板60の一辺部6
2から他辺部66に向かう方向(矢印E方向)に所定の
タイミングでスムーズに送り出される。
記録媒体に合わせると、2つの圧縮コイルばね69が、
4つのコイルばね69,110のときよりも弱い力で中
板60の他辺部66を押し上げることとなる。2つの圧
縮コイルばね69で中板60の他辺部66が押し上げら
れると、小サイズの記録媒体が中板60に満載されても
大サイズに比べて充分軽いため、図4に示すように(記
録媒体は示されてない)、中板60は底壁52に対して
傾斜し、中板60に積載された記録媒体のうち一番上の
記録媒体が給紙ローラ(図示せず)に適切な力で当接す
る。この結果、この給紙ローラが回転すると、この回転
に伴ってこの一番上の記録媒体が、中板60の一辺部6
2から他辺部66に向かう方向(矢印E方向)に所定の
タイミングでスムーズに送り出される。
【0055】以上のように、ユニバーサルカセット16
では、大サイズの記録媒体のときは4つの圧縮コイルば
ね69,110で中板60を強い力で押し上げる。この
ため、ユニバーサルカセットに16に最大サイズの記録
媒体を満載しても、一番上の記録媒体が給紙ローラに当
接する当接力は所定範囲のものとなり、スムーズに記録
媒体を送り出せる。一方、小サイズの記録媒体のときは
2つの圧縮コイルばね69で中板60を弱い力で押し上
げる。このため、ユニバーサルカセットに16に最小サ
イズの記録媒体を2,3枚など少数枚積載しても、一番
上の記録媒体が給紙ローラに当接する当接力はそれほど
大きくならず所定範囲のものとなり、当接力が大き過ぎ
ることによる重送などが発生せずスムーズに記録媒体を
送り出せる。
では、大サイズの記録媒体のときは4つの圧縮コイルば
ね69,110で中板60を強い力で押し上げる。この
ため、ユニバーサルカセットに16に最大サイズの記録
媒体を満載しても、一番上の記録媒体が給紙ローラに当
接する当接力は所定範囲のものとなり、スムーズに記録
媒体を送り出せる。一方、小サイズの記録媒体のときは
2つの圧縮コイルばね69で中板60を弱い力で押し上
げる。このため、ユニバーサルカセットに16に最小サ
イズの記録媒体を2,3枚など少数枚積載しても、一番
上の記録媒体が給紙ローラに当接する当接力はそれほど
大きくならず所定範囲のものとなり、当接力が大き過ぎ
ることによる重送などが発生せずスムーズに記録媒体を
送り出せる。
【0056】図9を参照して、アーム100の他の例を
説明する。
説明する。
【0057】図9は、2本のアームを一組とした一対の
アーム(合計で4本)を用いた例を示す斜視図であり、
(a)は2本のアームとも回動できる状態を示し、
(b)は2本のアームのうち1本のアームが回動できな
い状態を示す。図9には、一組のアームを示すが、他の
一組のアームも同一の構成である。また、図9では、図
7の構成要素と同一の構成要素には同一の符号が付され
ている。
アーム(合計で4本)を用いた例を示す斜視図であり、
(a)は2本のアームとも回動できる状態を示し、
(b)は2本のアームのうち1本のアームが回動できな
い状態を示す。図9には、一組のアームを示すが、他の
一組のアームも同一の構成である。また、図9では、図
7の構成要素と同一の構成要素には同一の符号が付され
ている。
【0058】一組のアーム120は、2本のアーム12
2,124から構成される。2本のアーム122,12
4それぞれの構造は、図7に示すアーム100と同一の
構造で各々別の引張コイルばねにより上方に付勢されて
いる。中板60(図5参照)に大サイズの記録媒体を積
載するときは、サイド規制板70(図5参照)を外側
(矢印G方向とは反対の方向)に移動させて、図9
(a)に示すように、2本のアーム122,124とも
回動できるようにする。これにより、中板60が、1本
のアームのときよりも強い力で押し上げられるので、さ
らにサイズの大きい記録媒体であっても所定範囲内の適
切な当接力で給紙ローラに当接し、ユニバーサルカセッ
ト16からスムーズに記録媒体を送り出せることとな
る。
2,124から構成される。2本のアーム122,12
4それぞれの構造は、図7に示すアーム100と同一の
構造で各々別の引張コイルばねにより上方に付勢されて
いる。中板60(図5参照)に大サイズの記録媒体を積
載するときは、サイド規制板70(図5参照)を外側
(矢印G方向とは反対の方向)に移動させて、図9
(a)に示すように、2本のアーム122,124とも
回動できるようにする。これにより、中板60が、1本
のアームのときよりも強い力で押し上げられるので、さ
らにサイズの大きい記録媒体であっても所定範囲内の適
切な当接力で給紙ローラに当接し、ユニバーサルカセッ
ト16からスムーズに記録媒体を送り出せることとな
る。
【0059】中板60(図5参照)に中サイズの記録媒
体を積載するときは、サイド規制板70(図5参照)を
内側(矢印G方向)に移動させて、図9(b)に示すよ
うに、2本のアーム122,124のうちアーム124
だけを回動できるようにし、アーム122の回動を禁止
する。これにより、中板60が、2本のアームのときよ
りもやや弱い力で押し上げられるので、中サイズの記録
媒体であっても所定範囲内の適切な当接力で給紙ローラ
に当接し、ユニバーサルカセット16から記録媒体をス
ムーズに送り出せることとなる。
体を積載するときは、サイド規制板70(図5参照)を
内側(矢印G方向)に移動させて、図9(b)に示すよ
うに、2本のアーム122,124のうちアーム124
だけを回動できるようにし、アーム122の回動を禁止
する。これにより、中板60が、2本のアームのときよ
りもやや弱い力で押し上げられるので、中サイズの記録
媒体であっても所定範囲内の適切な当接力で給紙ローラ
に当接し、ユニバーサルカセット16から記録媒体をス
ムーズに送り出せることとなる。
【0060】中板60(図5参照)に小サイズの記録媒
体を積載するときは、サイド規制板70(図5参照)を
内側(矢印G方向)に移動させて、2本のアーム12
2,124双方の回動を禁止する。これにより、中板6
0が、1本のアームのときよりも弱い力で押し上げられ
るので、小サイズの記録媒体であっても所定範囲内の適
切な当接力で給紙ローラに当接し、ユニバーサルカセッ
ト16から記録媒体をスムーズに送り出せることとな
る。
体を積載するときは、サイド規制板70(図5参照)を
内側(矢印G方向)に移動させて、2本のアーム12
2,124双方の回動を禁止する。これにより、中板6
0が、1本のアームのときよりも弱い力で押し上げられ
るので、小サイズの記録媒体であっても所定範囲内の適
切な当接力で給紙ローラに当接し、ユニバーサルカセッ
ト16から記録媒体をスムーズに送り出せることとな
る。
【0061】このように、中板60の他辺部66を押し
上げるためのアーム122,124の本数を増やして、
アーム122,124をサイド規制板60の位置に応じ
て選択的に用いることにより、いっそう多くの種類のサ
イズの記録媒体をユニバーサルカセット16からスムー
ズに送り出せることとなる。
上げるためのアーム122,124の本数を増やして、
アーム122,124をサイド規制板60の位置に応じ
て選択的に用いることにより、いっそう多くの種類のサ
イズの記録媒体をユニバーサルカセット16からスムー
ズに送り出せることとなる。
【0062】図10を参照して、中板に積載された記録
媒体の枚数に応じてコイルばねによる付勢力を変更する
例を説明する。
媒体の枚数に応じてコイルばねによる付勢力を変更する
例を説明する。
【0063】図10は、ユニバーサルカセットのうちア
ームの近傍部分を示す斜視図であり、図5及び図7に示
す構成要素と同一の構成要素には同一の符号が付されて
いる。
ームの近傍部分を示す斜視図であり、図5及び図7に示
す構成要素と同一の構成要素には同一の符号が付されて
いる。
【0064】図10に示すユニバーサルカセット130
の特徴は、アーム100の突起102b(図7参照)と
底壁52の開口52aが形成されておらず、一方、側壁
54aに開口54cが形成されている点にある。この開
口54cには、内側(矢印G方向)に向かうほど低くな
る傾斜面54dが形成されている。アーム100には突
起102bが無く、底壁52に開口54aがないので、
アーム100は常に回動できる状態にある。しかし、ア
ーム100の他端部100b’が開口54cを貫通して
おり、アーム100の回動できる範囲は、開口54cの
傾斜面54dによって規制される。なお、なだらかな傾
斜面54dに代えて、階段状の傾斜部を形成してもよ
い。
の特徴は、アーム100の突起102b(図7参照)と
底壁52の開口52aが形成されておらず、一方、側壁
54aに開口54cが形成されている点にある。この開
口54cには、内側(矢印G方向)に向かうほど低くな
る傾斜面54dが形成されている。アーム100には突
起102bが無く、底壁52に開口54aがないので、
アーム100は常に回動できる状態にある。しかし、ア
ーム100の他端部100b’が開口54cを貫通して
おり、アーム100の回動できる範囲は、開口54cの
傾斜面54dによって規制される。なお、なだらかな傾
斜面54dに代えて、階段状の傾斜部を形成してもよ
い。
【0065】中板60に積載される記録媒体のサイズが
小さくなるほど、サイド規制板70は内側(矢印G方
向)に移動させられ、アーム100が上方に回動できる
範囲が狭くなる。このため、小サイズの記録媒体ほど自
重が軽くなるが、中板60が上方に押し上げる力も弱く
なるので、中板60に積載された一番上の記録媒体は所
定範囲内の適切な当接力で給紙ローラに当接し、ユニバ
ーサルカセット16から記録媒体をスムーズに送り出せ
ることとなる。
小さくなるほど、サイド規制板70は内側(矢印G方
向)に移動させられ、アーム100が上方に回動できる
範囲が狭くなる。このため、小サイズの記録媒体ほど自
重が軽くなるが、中板60が上方に押し上げる力も弱く
なるので、中板60に積載された一番上の記録媒体は所
定範囲内の適切な当接力で給紙ローラに当接し、ユニバ
ーサルカセット16から記録媒体をスムーズに送り出せ
ることとなる。
【0066】一方、中板60に積載される記録媒体のサ
イズが大きくなるほど、サイド規制板70は外側(矢印
G方向とは反対の側)に移動させられ、アーム100が
上方に回動できる範囲が広くなる。このため、大サイズ
の記録媒体ほど自重が重くなるが、中板60の上方への
付勢力も強くなるので、中板60に積載された一番上の
記録媒体は所定範囲内の適切な当接力で給紙ローラに当
接し、ユニバーサルカセット16から記録媒体をスムー
ズに送り出せることとなる。
イズが大きくなるほど、サイド規制板70は外側(矢印
G方向とは反対の側)に移動させられ、アーム100が
上方に回動できる範囲が広くなる。このため、大サイズ
の記録媒体ほど自重が重くなるが、中板60の上方への
付勢力も強くなるので、中板60に積載された一番上の
記録媒体は所定範囲内の適切な当接力で給紙ローラに当
接し、ユニバーサルカセット16から記録媒体をスムー
ズに送り出せることとなる。
【0067】また、中間のサイズの記録媒体が中板60
に積載された場合、積載枚数が少なくなるほど中板60
がいっそう上方に回動するが、積載枚数が所定枚数にな
るとアーム100が傾斜面54dに当接して回動できな
くなる。この結果、中板60に積載された一番上の記録
媒体は所定範囲内の適切な当接力で給紙ローラに当接
し、ユニバーサルカセット16から記録媒体をスムーズ
に送り出せることとなる。
に積載された場合、積載枚数が少なくなるほど中板60
がいっそう上方に回動するが、積載枚数が所定枚数にな
るとアーム100が傾斜面54dに当接して回動できな
くなる。この結果、中板60に積載された一番上の記録
媒体は所定範囲内の適切な当接力で給紙ローラに当接
し、ユニバーサルカセット16から記録媒体をスムーズ
に送り出せることとなる。
【0068】圧縮コイルばね69のばね定数は、中板6
0に積載できる記録媒体のサイズのうちの中間のサイズ
のものに合わせて設定される。また、引張コイルばね1
10のばね定数は、中板60に積載できる記録媒体のサ
イズのうちの最大サイズのものに合うばね定数から、圧
縮コイルばね69のばね定数を引いた値になるように設
定する。これにより、各種サイズや積載枚数に応じた適
正な付勢力を得ることができ、ユニバーサルカセット1
30から記録媒体をいっそうスムーズに送り出せること
となる。
0に積載できる記録媒体のサイズのうちの中間のサイズ
のものに合わせて設定される。また、引張コイルばね1
10のばね定数は、中板60に積載できる記録媒体のサ
イズのうちの最大サイズのものに合うばね定数から、圧
縮コイルばね69のばね定数を引いた値になるように設
定する。これにより、各種サイズや積載枚数に応じた適
正な付勢力を得ることができ、ユニバーサルカセット1
30から記録媒体をいっそうスムーズに送り出せること
となる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように本発明のユニバーサ
ルカセットによれば、サイド規制板の位置に応じて複数
の付勢手段のうちのいずれかが選択されるので、記録媒
体のサイズが大きくなるほど選択手段によって多くの付
勢手段が選択されるようにすることにより、カセット桶
の深さや中板のサイズによって決められる最大枚数や最
大サイズの記録媒体を収容しても所定範囲の力で中板を
押し上げることとなるので、スムーズに記録媒体を送り
出せる。
ルカセットによれば、サイド規制板の位置に応じて複数
の付勢手段のうちのいずれかが選択されるので、記録媒
体のサイズが大きくなるほど選択手段によって多くの付
勢手段が選択されるようにすることにより、カセット桶
の深さや中板のサイズによって決められる最大枚数や最
大サイズの記録媒体を収容しても所定範囲の力で中板を
押し上げることとなるので、スムーズに記録媒体を送り
出せる。
【0070】ここで、複数の付勢手段の一つが、一端部
がサイド規制板に回動自在に固定されると共に他端部が
中板よりも下に位置するアームと、これらアームの他端
部を上方に付勢することにより一端部を中心にしてアー
ムを回動させるコイルばねとを備えたものである場合
は、簡単な構成の付勢手段を得られる。
がサイド規制板に回動自在に固定されると共に他端部が
中板よりも下に位置するアームと、これらアームの他端
部を上方に付勢することにより一端部を中心にしてアー
ムを回動させるコイルばねとを備えたものである場合
は、簡単な構成の付勢手段を得られる。
【0071】また、複数の付勢手段の一つが、中板の他
辺部の中央部分を上方に付勢する、底壁に固定されたコ
イルばねを備えたものである場合は、小サイズの記録媒
体が積載された中板を押し上げる付勢力を容易に得るこ
とができる。
辺部の中央部分を上方に付勢する、底壁に固定されたコ
イルばねを備えたものである場合は、小サイズの記録媒
体が積載された中板を押し上げる付勢力を容易に得るこ
とができる。
【0072】さらに、選択手段が、サイド規制板の位置
に応じてアームのうちのいずれかの回動を禁止するもの
である場合は、中板に積載される記録媒体のサイズに応
じて適切な付勢力を中板に容易に与えることができる。
に応じてアームのうちのいずれかの回動を禁止するもの
である場合は、中板に積載される記録媒体のサイズに応
じて適切な付勢力を中板に容易に与えることができる。
【0073】さらにまた、選択手段が、底壁に形成され
た、所定方向に延びる孔と、アームそれぞれの底面に形
成された、孔の周縁部に位置する底壁に係止する突起と
を備え、サイド規制板の位置に応じて、アームの突起が
孔の周縁部に位置する底壁に係止され、アームの回動を
禁止するものである場合は、比較的簡易な構成の選択手
段を得られる。
た、所定方向に延びる孔と、アームそれぞれの底面に形
成された、孔の周縁部に位置する底壁に係止する突起と
を備え、サイド規制板の位置に応じて、アームの突起が
孔の周縁部に位置する底壁に係止され、アームの回動を
禁止するものである場合は、比較的簡易な構成の選択手
段を得られる。
【0074】さらにまた、カセット桶が、他端部が上方
に回動した状態のアームが所定方向に移動することを禁
止するストッパが形成されたものである場合は、アーム
が上方に回動できる状態ではサイド規制板を小サイズ用
の位置に移動できないので、小サイズの記録媒体が積載
された中板を誤って強い力で押し上げることがない。さ
らにまた、カセット桶が、アームの他端部が上方に回動
する範囲を規制する傾斜部が形成されたものである場合
は、記録媒体のサイズのみならず、中板に積載されてい
る記録媒体の枚数によっても、中板を押し上げる力が変
更されるので、いっそうスムーズに記録媒体を送り出せ
るユニバーサルカセットを得られる。
に回動した状態のアームが所定方向に移動することを禁
止するストッパが形成されたものである場合は、アーム
が上方に回動できる状態ではサイド規制板を小サイズ用
の位置に移動できないので、小サイズの記録媒体が積載
された中板を誤って強い力で押し上げることがない。さ
らにまた、カセット桶が、アームの他端部が上方に回動
する範囲を規制する傾斜部が形成されたものである場合
は、記録媒体のサイズのみならず、中板に積載されてい
る記録媒体の枚数によっても、中板を押し上げる力が変
更されるので、いっそうスムーズに記録媒体を送り出せ
るユニバーサルカセットを得られる。
【図1】本発明のユニバーサルカセットが出し入れ自在
に組み込まれた複写機の外観を示す斜視図である。
に組み込まれた複写機の外観を示す斜視図である。
【図2】図1の複写機の内部構造の概略を示す模式図で
ある。
ある。
【図3】中板が下がった状態のユニバーサルカセットを
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図4】中板が上がった状態のユニバーサルカセットを
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図5】中板が下がった状態のユニバーサルカセットの
部分拡大図である。
部分拡大図である。
【図6】サイド規制板の構造を示す斜視図である。
【図7】板に固定されたアームを拡大して示す斜視図で
ある。
ある。
【図8】ユニバーサルカセットのうちサイド規制板が固
定された部分を裏側から視た斜視図である。
定された部分を裏側から視た斜視図である。
【図9】他の実施例の2本のアームを一組とした一対の
アームを用いた例を示す斜視図であり、(a)は2本の
アームとも回動できる状態を示し、(b)は2本のアー
ムのうち1本のアームが回動できない状態を示す。
アームを用いた例を示す斜視図であり、(a)は2本の
アームとも回動できる状態を示し、(b)は2本のアー
ムのうち1本のアームが回動できない状態を示す。
【図10】さらに他の実施例のユニバーサルカセットの
うちアームの近傍部分を示す斜視図である。
うちアームの近傍部分を示す斜視図である。
10 複写機 16,130 ユニバーサルカセット 50 カセット桶 52 底壁 54d 傾斜面 60 中板 70 サイド規制板 100 アーム 69,110 コイルばね
Claims (7)
- 【請求項1】 記録媒体に画像を形成する画像形成装置
における、矩形状の底壁を有し、上面が開放されたカセ
ット桶と、所定方向に延びる一辺部が前記底壁の近傍に
位置すると共に該一辺部とは反対側で前記所定方向に延
びる他辺部が前記底壁から接離することにより前記底壁
に対して傾斜する、複数枚の記録媒体が積載される中板
と、前記所定方向に移動自在に前記底壁に固定され、記
録媒体のサイズに応じて位置を変えて記録媒体の両端を
規制する一対のサイド規制板とを備え、複数種類のサイ
ズの記録媒体のうちからいずれか一種類のサイズの記録
媒体が選択的に前記中板に積載されて収容されるユニバ
ーサルカセットにおいて、 前記中板の前記他辺部を上方に付勢して該中板を傾斜さ
せる複数の付勢手段と、 前記サイド規制板の位置に応じて前記複数の付勢手段の
うちのいずれかを選択する選択手段とを備えたことを特
徴とするユニバーサルカセット。 - 【請求項2】 前記複数の付勢手段の一つは、 一端部が前記サイド規制板に回動自在に固定されると共
に他端部が前記中板よりも下に位置するアームと、 該アームの前記他端部を上方に付勢することにより前記
一端部を中心にして該アームを回動させるコイルばねと
を備えたものであることを特徴とする請求項1に記載の
ユニバーサルカセット。 - 【請求項3】 前記複数の付勢手段の一つは、 前記中板の前記他辺部の中央部分を上方に付勢する、前
記底壁に固定されたコイルばねを備えたものであること
を特徴とする請求項1又は2に記載のユニバーサルカセ
ット。 - 【請求項4】 前記選択手段は、 前記サイド規制板の位置に応じて前記アームのうちのい
ずれかの回動を禁止するものであることを特徴とする請
求項1,2,又は3に記載のユニバーサルカセット。 - 【請求項5】 前記選択手段は、 前記底壁に形成された、前記所定方向に延びる孔と、 前記アームそれぞれの底面に形成された、前記孔の周縁
部に位置する前記底壁に係止する突起とを備え、 前記サイド規制板の位置に応じて、前記アームの突起が
前記孔の周縁部に位置する前記底壁に係止され、該アー
ムの回動を禁止するものであることを特徴とする請求項
2,3,又は4に記載のユニバーサルカセット。 - 【請求項6】 前記カセット桶は、 前記他端部が上方に回動した状態の前記アームが前記所
定方向に移動することを禁止するストッパが形成された
ものであることを特徴とする請求項2から5までのうち
のいずれか一項に記載のユニバーサルカセット。 - 【請求項7】 前記カセット桶は、前記アームの前記他
端部が上方に回動する範囲を規制する傾斜部が形成され
たものであることを特徴とする請求項2又は3に記載の
ユニバーサルカセット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10069037A JPH11263451A (ja) | 1998-03-18 | 1998-03-18 | ユニバーサルカセット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10069037A JPH11263451A (ja) | 1998-03-18 | 1998-03-18 | ユニバーサルカセット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11263451A true JPH11263451A (ja) | 1999-09-28 |
Family
ID=13390995
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10069037A Withdrawn JPH11263451A (ja) | 1998-03-18 | 1998-03-18 | ユニバーサルカセット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11263451A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100490079B1 (ko) * | 2001-10-26 | 2005-05-17 | 캐논 가부시끼가이샤 | 용지 수납 장치, 용지 수납 장치가 제공된 용지 급송 장치및 화상 형성 장치 |
WO2005068332A1 (en) * | 2004-01-17 | 2005-07-28 | Eastman Kodak Company | Apparatus for the alignment of a stack of sheets |
JP2009051665A (ja) * | 2007-07-30 | 2009-03-12 | Brother Ind Ltd | シート搬送装置、及びこのシート搬送装置を備えた画像記録装置 |
JP2014234281A (ja) * | 2013-06-04 | 2014-12-15 | コニカミノルタ株式会社 | 給紙カセット |
CN104909187A (zh) * | 2014-03-14 | 2015-09-16 | 株式会社理光 | 用纸载置装置及图像形成装置 |
-
1998
- 1998-03-18 JP JP10069037A patent/JPH11263451A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100490079B1 (ko) * | 2001-10-26 | 2005-05-17 | 캐논 가부시끼가이샤 | 용지 수납 장치, 용지 수납 장치가 제공된 용지 급송 장치및 화상 형성 장치 |
WO2005068332A1 (en) * | 2004-01-17 | 2005-07-28 | Eastman Kodak Company | Apparatus for the alignment of a stack of sheets |
US7559548B2 (en) | 2004-01-17 | 2009-07-14 | Eastman Kodak Company | Apparatus for the alignment of a stack of sheets |
JP2009051665A (ja) * | 2007-07-30 | 2009-03-12 | Brother Ind Ltd | シート搬送装置、及びこのシート搬送装置を備えた画像記録装置 |
JP2014234281A (ja) * | 2013-06-04 | 2014-12-15 | コニカミノルタ株式会社 | 給紙カセット |
CN104909187A (zh) * | 2014-03-14 | 2015-09-16 | 株式会社理光 | 用纸载置装置及图像形成装置 |
CN104909187B (zh) * | 2014-03-14 | 2018-01-09 | 株式会社理光 | 用纸载置装置及图像形成装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8118296B2 (en) | Open/close mechanism for paper tray for use in image forming apparatus | |
US20060051125A1 (en) | Image forming apparatus | |
JP2020183294A (ja) | シート収納装置及び画像形成装置 | |
JP5925162B2 (ja) | シート給送装置及び画像形成装置 | |
US4685793A (en) | Image forming apparatus | |
JP3705351B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP5110365B2 (ja) | 画像記録媒体供給装置および画像形成装置 | |
JPH11263451A (ja) | ユニバーサルカセット | |
JP3768981B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JPH10218503A (ja) | 原稿搬送装置 | |
JP2003081446A (ja) | サイズ検出機能付きカセット | |
JPH07252004A (ja) | 画像形成装置 | |
US5204727A (en) | Image forming apparatus | |
JPH08217312A (ja) | シート排出装置及びそれを備えた画像形成装置 | |
JP2000318845A (ja) | カセットトレイ及び画像形成装置 | |
JP3431978B2 (ja) | 給紙装置及び画像形成装置 | |
JP3611539B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4037296B2 (ja) | 原稿給送装置 | |
WO2022230554A1 (ja) | ロック機構及び画像形成装置 | |
JP6524965B2 (ja) | 手差しシート給送装置及びそれを備えた画像形成装置 | |
JP3901147B2 (ja) | 給紙ユニット | |
JPH0750357Y2 (ja) | 複写機 | |
JP2606307B2 (ja) | 画像形成装置の給紙装置 | |
JPH0757650B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2002019972A (ja) | 給紙カセット及び画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050607 |