JP4869675B2 - 用紙送り装置 - Google Patents

用紙送り装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4869675B2
JP4869675B2 JP2005306774A JP2005306774A JP4869675B2 JP 4869675 B2 JP4869675 B2 JP 4869675B2 JP 2005306774 A JP2005306774 A JP 2005306774A JP 2005306774 A JP2005306774 A JP 2005306774A JP 4869675 B2 JP4869675 B2 JP 4869675B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
document
sheet
guide
side guide
sliding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005306774A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007112587A (ja
Inventor
秀樹 飛永
元哉 佐野
靖夫 小数賀
憲雄 木村
隆 藤井
真也 北岡
竜明 長野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2005306774A priority Critical patent/JP4869675B2/ja
Publication of JP2007112587A publication Critical patent/JP2007112587A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4869675B2 publication Critical patent/JP4869675B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、スキャナ等の画像形成装置に適用され、例えば原稿の画像データを生成するために所定の露光部分に原稿を搬送する用紙送り装置に関する。
従来の原稿送り装置において、原稿をセットして載置するための原稿テーブルには、原稿ガイド(以下、「サイドガイド」ともいう)が設けられており、セットする原稿サイズに応じて側面側にあるサイドガイドを動かすことにより、原稿搬送時にセットした原稿がずれてスキューやジャムの原因になることを避けるようになっている。
ここで、サイドガイドとしては、両側に移動可能なサイドガイドを搬送中心に対し対称に配置した、いわゆる「中央基準」のものと、原稿の片側側面を固定とした、いわゆる「端面基準」のものがある。「中央基準」の場合、操作性上、何れか一方のサイドガイドを動かすと、それに応じてもう一方のサイドガイドが動くようにする必要があるため、原稿テーブル内部の構成が複雑になる。これに対し、「端面基準」の場合には、原稿テーブルをシンプルな構成にすることが可能であり、また、例えば幅方向の異なるサイズの原稿が混在している場合でも、少なくとも片方は確実にガイドされているため搬送上有利となるといった理由から多くの画像形成装置で採用されている(例えば、特許文献1参照)。
また、通常、セットする原稿のサイズに応じてサイドガイドを動かす手段としては、原稿テーブルに溝、原稿テーブルレール、あるいは切り欠きを設け、それらにサイドガイドが案内されてスライドする構成が一般的である。
ところで、サイドガイドに要求される機能の一つとして、安定した操作力で移動することがあげられる。ここで、図12のような構成の場合、サイドガイド201と原稿テーブルレール202との摺動部分には、図でいう上下方向にも左右方向にも必ず隙間があることが必要になるが、この隙間により必然的にいわゆる「ガタ」が生じることとなり、操作性が不安定となる大きな要因の一つとなる。また、原稿テーブルレール202の平面度や部品公差により隙間が変化してしまうため、個体間の操作力のばらつき要因ともなってしまう。また、「端面基準」の場合、分離中心と原稿中心が必ずしも一致しないために発生する、分離搬送時の回転モーメントをサイドガイド201で抑える必要があるが、操作力が極端に小さくなるとサイドガイド201が不用意に動いてしまい、原稿スキューを発生してしまうこともある。また、原稿セット枚数が多くなると、それに応じてサイドガイド201も大型になるが、その場合はサイドガイド201や、原稿テーブル200の平面度(反り)による影響をさらに受けやすくなる。
このような不具合に対し、図13に示すように、布、繊維、あるいは薄い弾性シート等により形成されるパッド203を、サイドガイド201と原稿テーブルレール202との間に介在させることにより、不用意なサイドガイド201の移動を防止することが考えられている。
特開平11−278692号公報
しかしながら、従来の原稿送り装置においては、サイドガイド201と原稿テーブルレール202との摺動部分にあるパッド203の経時によるへたりには対処が困難である。さらに、経時による退色の度合いを同じにして外観上の品質を保つため、サイドガイド201と原稿テーブルレール202とは同一材質にすることが多いが、同一材質の材料を摺動させると磨耗粉が出やすく、経時によるサイドガイド201の操作力の不安定化の原因となっている。
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、原稿ガイドと原稿テーブルとの摺動部分の経時変化を防止し、原稿ガイドの操作力を安定させることができる用紙送り装置を提供することを目的とする。
本発明の用紙送り装置は、用紙を載置するとともに、前記用紙の幅方向に延在する案内孔が形成された用紙載置手段と、用紙をガイドするよう前記用紙の幅方向にスライド可能に前記用紙載置手段上に設けられるとともに、前記案内孔を貫通して前記用紙載置手段の下方に突出する突出部が形成された用紙ガイド手段と、前記用紙載置手段の下方に設けられ、前記突出部を通すための貫通孔が形成された摺動部材と、前記突出部と前記摺動部材との間に設けられ、下方から前記摺動部材を前記用紙載置手段に圧接する弾性変形可能な圧接部材と、を備え、前記突出部材は、前記圧接部材を介し前記摺動部材を前記用紙載置手段に押圧する構成を有している。
この構成により、用紙載置手段を安定した力で圧接し、また用紙ガイド手段と用紙載置手段との摺動部分は安定した摩擦係数を持つため、さらに用紙ガイド手段の操作力を安定させることができる。
さらに、圧接部材が用紙載置手段を加圧するための材座が不要になるため、部品点数を削減することができ、用紙ガイド手段の構成をシンプルにすることができる。
また、本発明の用紙送り装置における前記摺動部材は、前記用紙載置手段と異なる材質で形成されている。この構成により、摺動部材が用紙載置手段と異なる材質で形成されているため、用紙ガイド手段と用紙載置手段との摺動部分の経時変化を防止し、用紙ガイド手段の操作力を安定させることができる。
また、本発明の用紙送り装置における前記突出部材は、前記用紙ガイド手段のスライド方向に沿って所定の間隔を隔てて少なくとも2つ設けられており、前記圧接部材は、該2つの突出部材間で前記摺動部材に接するように設けられている。
また、本発明の用紙送り装置には、前記突出部材と前記圧接部材とを位置決めするための位置決め手段が設けられている。
また、本発明の用紙送り装置における前記位置決め手段は、前記突出部材に設けられたボスと、前記圧接部材に設けられた穴とからなり、該穴を前記ボスに掛けることにより突出部材と圧接部材との位置決めをするよう構成されている。
また、本発明の用紙送り装置における前記用紙ガイド手段は、前記突出部材から前記スライド方向と直交する方向に離隔した位置に、前記用紙載置手段の端部に係合する第2の突出部材を有する。
また、本発明の用紙送り装置における前記圧接部材は、板バネからなる。
以上のように本発明は、原稿ガイドと原稿テーブルとの摺動部分の経時変化を防止し、原稿ガイドの操作力を安定させることができるという効果を有する用紙送り装置を提供するものである。
以下、本発明の実施形態に係る用紙送り装置としての原稿送り装置について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る原稿送り装置を示す概略構成図である。また、図2は、本発明の第1の実施形態に係る原稿送り装置の斜視図である。本実施形態では、被読取原稿を流し読みする、いわゆるシートスルータイプの自動原稿送り装置(以下、「ADF」という)を例にして説明する。
原稿テーブル1のテーブル面には、用紙としての原稿の長さを検知する原稿長さ検知センサ20、21、22が設けられており、この原稿長さ検知センサ20、21、22は、反射型センサ、または、1枚の原稿でも検知可能なアクチェータータイプのセンサ等から構成され、原稿の搬送方向長さを検知して検知信号を図示しないコントローラに出力するようになっている。したがって、原稿長さ検知センサ20、21、22は、少なくとも同一原稿サイズの縦か横かを判断可能なように原稿テーブル1のテーブル面に配置されている。
また、原稿テーブル1の近傍には、原稿セットフィラー31および原稿セットセンサ19が設けられており、原稿セットフィラー31は、原稿テーブル1に原稿束Sが載置されてストップ爪2(セット時の位置は2点鎖線で示す)に突き当てられたときに2点鎖線で示す位置から実線で示す位置に移動し、原稿セットセンサ19がこの原稿セットフィラー31を検知した状態から未検知状態に変化すると、コントローラに信号を出力する。コントローラは、例えば、複写機の本体に設けられた本体制御部に信号を出力し、本体側では原稿の読取りを行うための待機状態に移行する。
また、コントローラは、原稿セットセンサ19からの検知信号に基づいて原稿テーブル1に原稿束Sが載置されたことを判断したときに、ストップ爪2を下方向に退避させ原稿束Sの最上面をピックアップローラ3に接触させる。
ピックアップローラ3は、図示しないピックアップモータからの駆動力が図示しないカム機構を介して伝達されるようになっており、ピックアップモータおよびカム機構により原稿束Sの上面に接触する位置と原稿束Sの上面から待避する位置の間で上下移動する。
また、本体側に設けられた図示しない本体操作部のプリントキーが押下され、本体制御部からコントローラに原稿給紙信号が送信されると、ピックアップローラ3は図示しない給紙モータの正転により回転駆動するようになっており、原稿テーブル1上の数枚(理想的には1枚)の原稿の給紙を開始する。
この給紙された原稿は、ピックアップローラ3の下流側に設けられた給紙ベルト5およびリバースコロ4に給紙される。給紙ベルト5は、給紙モータが正転駆動されると給紙方向(時計回転方向)に回転駆動されるようになっており、リバースコロ4には図示しないトルクリミッタが内蔵され、給紙モータが正転駆動されると給紙方向と逆方向(時計回転方向)に回転駆動されるようになっている。このため、最上位の原稿とその下の原稿が分離されて、最上位の原稿のみが給紙される。
具体的には、リバースコロ4は、給紙ベルト5と所定圧で接しており、給紙ベルト5と直に接触しているとき、または、原稿1枚を介して接している状態では給紙ベルト5の回転につられて反時計回転方向に連れ回りし、原稿が万が一2枚以上給紙ベルト5とリバースコロ4の間に進入した時は連れ回り力がトルクリミッタのトルクよりも低くなるように設定されている。このため、リバースコロ4は、本来の駆動方向である時計回転方向に回転し、余分な原稿を押し戻す働きをして重送を防止することができ、給紙ベルト5とリバースコロ4の作用により1枚に分離された原稿は給紙ベルト5によって送られるようになっている。
また、給紙ベルト5の下流側には、プルアウトローラ6およびプルアウト従動ローラ7が設けられており、このプルアウトローラ6は、給紙モータにより回転駆動されるようになっている。このプルアウトローラ6およびプルアウト従動ローラ7は、給紙ベルト5とリバースコロ4の作用により1枚に分離された原稿のスキューの矯正およびさらに下流側に搬送する機能を有している。
すなわち、原稿の給紙時に給紙モータを停止することにより、プルアウトローラ6は、停止された状態に設定されており、分離された原稿がプルアウトローラ6およびプルアウト従動ローラ7の上流側に設けられた突き当てセンサ24によって検知された後、プルアウトローラ6およびプルアウト従動ローラ7に原稿の先端が突き当てられる。そして、突き当てセンサ24が原稿の先端を検知してコントローラに信号を出力すると、コントローラは、突き当てセンサ24の検知から所定量定められた距離だけ給紙モータを駆動して給紙ベルト5を周回移動させることにより、プルアウトローラ6およびプルアウト従動ローラ7に原稿が所定量の撓みを持って押し当てられた状態にする。
また、給紙モータの停止前にピックアップモータを回転させてピックアップローラ3を原稿束Sの上面から退避させる。このときには、原稿が給紙ベルト5の搬送力のみで送られることにより、原稿先端がプルアウトローラ6およびプルアウト従動ローラ7のニップに進入して原稿の先端のスキューが矯正される。
また、スキューの矯正後に給紙モータが逆転駆動されるようになっており、このとき、プルアウトローラ6は給紙モータによって回転駆動され、分離された原稿は読取入口ローラ8および読取入口従動ローラ9によって読取ガラス32に向かって搬送されるようになっている。また、読取入口ローラ8は給紙モータによって駆動される。
なお、給紙モータが逆転駆動されると、プルアウトローラ6および読取入口ローラ8に給紙モータの駆動力が伝達され、ピックアップローラ3と給紙ベルト5には駆動力が駆動されない。
また、プルアウトローラ6およびプルアウト従動ローラ7の下流側には、原稿幅センサ25が設けられており、この原稿幅センサ25は図1中、図面の手前側から奥側に複数個設けられ、搬送された原稿を検知してコントローラに信号を出力するようになっている。コントローラは、原稿幅センサ25のON信号に基づいて原稿の搬送方向に直行する幅方向のサイズを検知するようになっている。
また、原稿の搬送方向の長さに関しては、例えば、コントローラが突き当てセンサ24からの検知信号に基づいて検知するようになっている。具体的には、突き当てセンサ24が原稿の先端を検知してONになり、その後、突き当てセンサ24が原稿の後端を検知してOFFになったときの給紙モータのパルス信号を計数することにより、原稿の長さを検知する。
また、プルアウトローラ6およびプルアウト従動ローラ7の下流側には、読取入口センサ26が設けられており、この読取入口センサ26は、原稿先端を検知するとコントローラに信号を出力するようになっている。コントローラは、読取入口センサ26から信号が入力されると、読取入口ローラ8および読取入口従動ローラ9のニップに原稿先端が進入する前に原稿の搬送速度を読取搬送速度と同速にするために給紙モータの減速を開始するのと同時に、読取モータを正転駆動して読取入口ローラ8を駆動するようになっている。
また、読取入口ローラ8および読取入口従動ローラ9の下流側には、レジストセンサ27が設けられており、このレジストセンサ27は、原稿の先端を検知してコントローラに信号を出力するようになっている。
コントローラは、レジストセンサ27から信号が入力されると、給紙モータを所定の搬送距離をかけて減速し、読取ガラス32の手前で原稿の先端を一時停止させると共に本体制御部にレジスト停止信号を送信する。また、コントローラは、本体制御部から読取開始信号を受信すると、レジスト停止していた原稿の先端が読取ガラス32に到達するまでに所定の搬送速度に立上がるように読取モータを増速して読取入口ローラ8および読取入口従動ローラ9により原稿を搬送する。
また、読取ガラス32に対して原稿の搬送方向下流側には、読取出口ローラ10および読取出口従動ローラ11が設けられており、この読取出口ローラ10は、読取モータによって駆動されるようになっている。また、読取出口ローラ10および読取出口従動ローラ11の下流側には、排紙ローラ12および排紙下従動コロ13が設けられており、この排紙ローラ12は図示しない排紙モータによって駆動され、読取ガラス32の下方に設けられた読取部28によって読取られた原稿を挟持して、原稿排紙口から排紙トレイ14上に排紙するようになっている。
また、原稿テーブル1と排紙トレイ14の間には、反転路を構成する切替爪15が設けられており、この切替爪15は、図示しない切替ソレノイドによって原稿を排紙トレイ14上に(A方向)排紙する切替位置(実線で示す)と、原稿を反転路に(B方向)搬送する切替位置(2点鎖線で示す)とに切替えられるようになっている。
また、切替爪15の近傍には、反転ローラ16および反転従動コロ17が設けられており、この反転ローラ16は図示しない反転モータによって駆動され、反転モータは原稿が反転ローラ16および反転従動コロ17に挟持されるときに正転駆動されて原稿を所定量搬送した後、逆転駆動することにより、反転ローラ16および反転従動コロ17によって原稿をスイッチバック通路に(C方向)に搬送するようになっている。
また、反転路には、反転センサ30が設けられており、この反転センサ30はスイッチバックされる原稿の後端を検知してコントローラに信号を出力するようになっている。コントローラは、この反転センサ30からの信号に基づいて切替爪15の切替位置を可変するようになっている。
また、スイッチバック通路には、排紙上従動コロ18が設けられており、この排紙上従動コロ18および排紙ローラ12は、原稿を挟持してプルアウトローラ6およびプルアウト従動ローラ7、読取入口ローラ8および読取入口従動ローラ9を介して読取ガラス32に再搬送することにより、表面の読取りが終了した原稿の裏面の読取りを行うように原稿の搬送(すなわち、両面原稿の搬送)を行うようになっている。
一方、読取出口ローラ10および読取出口従動ローラ11に対して原稿の搬送方向下流側には、排紙センサ29が設けられており、この排紙センサ29は原稿の前後端を検知してコントローラに信号を出力するようになっている。コントローラは、排紙センサ29からの信号に基づいて切替爪15を切替制御するようになっている。
また、排紙センサ29に対して原稿の搬送方向下流側には、スタンプユニット33が設けられており、このスタンプユニット33は、読取ガラス32を通過した原稿の搬送方向下流側の所定位置に済みスタンプを押印するようになっている。
なお、本実施形態では、シートスルータイプのADFを例にして説明したが、原稿を所定の位置に停止させてCCD等の読取手段を移動させることによって読取らせる、いわゆる原稿固定式のADFであってもよい。また、上述した説明においては、原稿を上側から分離・搬送する方式を使用しているが、図示しないが原稿を下側から分離・搬送する方式を使用してもよい。
次に、原稿テーブル1上に配置され、原稿をガイドする原稿ガイド(以下、「サイドガイド」ともいう)と、原稿テーブル1に設けられている原稿テーブルレールとの摺動部分について説明する。また、本実施形態では、図2に示すように、サイドガイドを奥端面基準のもので説明しているが、手前端面基準のものでも適用することができる。
図3および4は、本発明の第1の実施形態に係るサイドガイドが原稿テーブルと摺動する摺動部分の断面図である。また、図5は、本発明の第1の実施形態に係るガイドの摺動部への組み付けを説明する説明図であり、図5(a)は、サイドガイドが原稿テーブルと摺動する摺動部分の断面図である。図5(b)および(c)は、図5(a)においてA方向から見た断面図であり、図5(d)および(e)は、図5(a)においてA方向から見た斜視図である。
図3に示すように、原稿テーブル1には、原稿テーブルレール102が設けられており、サイドガイド101には、原稿テーブルレール102との摺動部分に摺動部104が設けられている。ここで、摺動部104は、原稿テーブルレール102と異なる材質で形成されている。また、摺動部104は、高摺動グレードのポリアセタールで形成されていてもよく、高摺動な性能を持つものであればこれに限らない。ここで、摺動部104としてポリアセタールを使用する場合、サイドガイド101に対して、接着剤による接合、あるいは図示しないネジ止め等により摺動部104を固定する必要がある。なお、ポリアセタールは一般的に接着性が良くないため、例えば、図4に示すように、摺動部104において、原稿テーブルレール102を支持する部分の一部に、ポリアセタールで形成されたガイド104aを設けるようになっていてもよい。
ここで、摺動部104にガイド104aを設けた場合、図5(b)に示すように、摺動部104に切り欠きを設け、サイドガイド101を原稿テーブルレール102に組み付ける前に、切り欠きの部分に合うように高摺動性の材質で形成された複数のガイド104aをはめ込むことにより位置決めを行うようになっている。なお、図5(c)に示すように、切り欠きの部分に合うように1つのガイド104aをはめ込むようになっていてもよい。また、図5(d)に示すように、摺動部104には、一方向に切り欠きが設けられているようになっていてもよく、図5(e)に示すように、二方向に切り欠きが設けられているようになっていてもよい。なお、サイドガイド101のガイド部分が十分に薄ければ、ガイド部分の弾性を利用してガイド104aとの隙間をなくすように、若干締まり気味に設定するようになっていてもよい。この構成により、ガイド104aとサイドガイド101のガイド部分との間のガタを防止することができる。
以上のように本発明の第1の実施形態に係る原稿送り装置によれば、サイドガイド101と原稿テーブルレール102との摺動部分に設けられた摺動部104が、原稿テーブルレール102と異なる材質で形成されているため、サイドガイド101と原稿テーブル1との摺動部分の経時変化を防止し、サイドガイド101の操作力を安定させることができる。また、摺動部104が高摺動性の材質で形成されているため、さらにサイドガイド101と原稿テーブル1との摺動部分の経時変化を防止し、サイドガイド101の操作力を安定させることができる。
(第2の実施形態)
図6および7は、本発明の第2の実施形態に係るサイドガイドが原稿テーブルと摺動する摺動部分の断面図である。図6(a)および図7(a)は、サイドガイドが原稿テーブルと摺動する摺動部分の摺動方向から見た断面図であり、図6(b)および図7(b)は、サイドガイドが原稿テーブルと摺動する摺動部分の摺動方向と垂直な方向から見た断面図である。
なお、本実施形態では、サイドガイドが原稿テーブルと摺動する摺動部分に特徴があるため、特にその部分について説明し、第1の実施形態と同様の構成には同一番号を付して、その説明を省略する。
図6(a)に示すように、原稿テーブル1には、サイドガイド101が移動するための穴1a(案内孔)が設けられている。原稿テーブル1は、サイドガイド101と摺動部(以下、「スライダ」という)104とに挟まれる形になり、図6(b)に示すように、圧縮スプリング103によって加圧される。ここで、圧縮スプリング103は、サイドガイド101に設けられた圧縮スプリング台座101dとスライダ104にセットされ、同様にサイドガイド101に設けられたネジ締め用ボス101cを介してネジで固定される。なお、図6(b)に示すように、サイドガイド101に設けられた小さなサイドガイドボス101aおよび101bは、スライダ104の回り止めとなっている。ネジ締め用ボス101cのみで位置決めすると、ネジ止め等で精度が出ないためである。この場合、ネジ締め用ボス101cに対応するスライダ104の穴は、当然ながら若干の寸法の余裕を持っている。また、圧縮スプリング台座101dは、サイドガイド101と一体でもよいが、別部材であってもよい。
以上のように本発明の第2の実施形態に係る原稿送り装置によれば、原稿テーブル1が圧縮スプリング103によって加圧されることにより、原稿テーブル1を安定した力で圧接し、さらに摺動部分は安定した摩擦係数を持つため、サイドガイド101の操作力を安定させることができる。
なお、図7に示すように、圧縮スプリング103の代わりに板バネ105を用いてもよい。この構成により、圧縮スプリング103が原稿テーブル1を加圧するための圧縮スプリング台座101dが不要になるため、部品点数を削減することができる。また、板バネ105は、圧縮スプリング103に対して薄くできるため、省スペース化を図ることができる。
(第3の実施形態)
図8は、本発明の第3の実施形態に係るサイドガイドが原稿テーブルと摺動する摺動部分の断面図である。また、図9は、本発明の第3の実施形態に係るスライダの形状を示す斜視図である。また、図10は、本発明の第3の実施形態に係る補助ガイドが設けられたサイドガイドの背面側の斜視図である。また、図11は、本発明の第3の実施形態に係るサイドガイドが原稿テーブルと摺動する摺動部分の断面図である。
なお、本実施形態では、サイドガイドが原稿テーブルと摺動する摺動部分に特徴があるため、特にその部分について説明し、第1または第2の実施形態と同様の構成には同一番号を付して、その説明を省略する。
図8に示すように、サイドガイド101からアーム状のサイドガイドアーム101eを2ヶ所出し、サイドガイドアーム101eとスライダ104(摺動部材)に板バネ105を掛けるようになっている。この際、サイドガイドアーム101eをスライダ104の穴(貫通孔)に通すことにより、回り止めとなり、さらに、板バネ105による加圧によってスライダ104とサイドガイド101が高さ方向に固定されるため、第2の実施形態において必要であったネジ等の締結部材が不要となる。この場合のスライダ104の形状を図9に示す。また、ネジが不要となることに伴いネジ締め用ボス101cも不要となるため、スライドのための穴の幅を細くすることができる。また、サイドガイドアーム101eには、板バネ105を固定するための小さなボス(位置決め手段)があり、板バネ105に設けられた穴(位置決め手段)をボスに掛けることにより固定される。また、サイドガイド101の先端には、サイドガイド101を基準側に移動させたときに原稿を確実にすくい上げるためのすくい上げガイド101fが設けられている。
以上のように本発明の第3の実施形態に係る原稿送り装置によれば、板バネ105が原稿テーブル1を加圧するための材座が不要となるため、部品点数を削減することができ、サイドガイド101の構成をシンプルにすることができる。
また、サイドガイド101が大型化すると、サイドガイド101の平面度および原稿テーブル1の平面度によっては、摺動部104以外の部分が反り等によりずれてしまい、サイドガイド101の操作の障害になる場合がある。そこで、図10および11に示すように、サイドガイド101には、原稿テーブル1からサイドガイドが離れることがないよう補助的に支持する補助ガイド101g(第2の突出部材)が設けられていてもよい。
この構成により、サイドガイド101が大型化した場合でも、原稿テーブル1の反りに関係なく、サイドガイド101の操作力を安定させることができる。
本発明の第1の実施形態に係る原稿送り装置を示す概略構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る原稿送り装置の斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るサイドガイドが原稿テーブルと摺動する摺動部分の断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るサイドガイドが原稿テーブルと摺動する摺動部分の断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るガイドの摺動部への組み付けを説明する説明図である。 本発明の第2の実施形態に係るサイドガイドが原稿テーブルと摺動する摺動部分の断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るサイドガイドが原稿テーブルと摺動する摺動部分の断面図である。 本発明の第3の実施形態に係るサイドガイドが原稿テーブルと摺動する摺動部分の断面図である。 本発明の第3の実施形態に係るスライダの形状を示す斜視図である。 本発明の第3の実施形態に係る補助ガイドが設けられたサイドガイドの背面側の斜視図である。 本発明の第3の実施形態に係るサイドガイドが原稿テーブルと摺動する摺動部分の断面図である。 従来のサイドガイドが原稿テーブルと摺動する摺動部分の断面図である。 従来のサイドガイドが原稿テーブルと摺動する摺動部分の断面図である。
符号の説明
1 原稿テーブル(用紙載置手段)
101 サイドガイド(用紙ガイド手段)
101a、101b サイドガイドボス
101c ネジ締め用ボス
101d 圧縮スプリング台座
101e サイドガイドアーム(突出部
101f すくい上げガイド
101g 補助ガイド(第2の突出部材)
102 原稿テーブルレール
103 圧縮スプリング
104 摺動部(スライダ)
104a ガイド
105 板バネ(圧接部材)

Claims (7)

  1. 用紙を載置するとともに、前記用紙の幅方向に延在する案内孔が形成された用紙載置手段と、
    用紙をガイドするよう前記用紙の幅方向にスライド可能に前記用紙載置手段上に設けられるとともに、前記案内孔を貫通して前記用紙載置手段の下方に突出する突出部が形成された用紙ガイド手段と、
    前記用紙載置手段の下方に設けられ、前記突出部を通すための貫通孔が形成された摺動部材と、
    前記突出部と前記摺動部材との間に設けられ、下方から前記摺動部材を前記用紙載置手段に圧接する弾性変形可能な圧接部材と、を備え、
    前記突出部材は、前記圧接部材を介し前記摺動部材を前記用紙載置手段に押圧することを特徴とする用紙送り装置。
  2. 前記摺動部材は、前記用紙載置手段と異なる材質で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の用紙送り装置。
  3. 前記突出部材は、前記用紙ガイド手段のスライド方向に沿って所定の間隔を隔てて少なくとも2つ設けられており、前記圧接部材は、該2つの突出部材間で前記摺動部材に接するように設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の用紙送り装置。
  4. 前記突出部材と前記圧接部材とを位置決めするための位置決め手段が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の用紙送り装置。
  5. 前記位置決め手段は、前記突出部材に設けられたボスと、前記圧接部材に設けられた穴とからなり、該穴を前記ボスに掛けることにより突出部材と圧接部材との位置決めをすることを特徴とする請求項4に記載の用紙送り装置。
  6. 前記用紙ガイド手段は、前記突出部材から前記スライド方向と直交する方向に離隔した位置に、前記用紙載置手段の端部に係合する第2の突出部材を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の用紙送り装置。
  7. 前記圧接部材は、板バネからなることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の用紙送り装置。
JP2005306774A 2005-10-21 2005-10-21 用紙送り装置 Active JP4869675B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005306774A JP4869675B2 (ja) 2005-10-21 2005-10-21 用紙送り装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005306774A JP4869675B2 (ja) 2005-10-21 2005-10-21 用紙送り装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007112587A JP2007112587A (ja) 2007-05-10
JP4869675B2 true JP4869675B2 (ja) 2012-02-08

Family

ID=38095117

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005306774A Active JP4869675B2 (ja) 2005-10-21 2005-10-21 用紙送り装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4869675B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104909187A (zh) * 2014-03-14 2015-09-16 株式会社理光 用纸载置装置及图像形成装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5065863B2 (ja) * 2007-11-16 2012-11-07 Toa株式会社 アレイスピーカ用設置具
JP5927921B2 (ja) * 2012-01-13 2016-06-01 富士ゼロックス株式会社 媒体搬送装置、後処理装置および画像形成装置

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6090235U (ja) * 1983-11-29 1985-06-20 富士ゼロックス株式会社 複写機の原稿ガイド装置
JPS60170342U (ja) * 1984-04-20 1985-11-12 日本電気株式会社 用紙供給装置
JPH0484236U (ja) * 1990-11-29 1992-07-22
JPH08217259A (ja) * 1995-02-08 1996-08-27 Seiko Epson Corp スライダ構造
JPH1123930A (ja) * 1997-07-03 1999-01-29 Olympus Optical Co Ltd アリ式摺動機構
JP3657774B2 (ja) * 1998-05-15 2005-06-08 株式会社リコー 給紙装置
JP2001025226A (ja) * 1999-07-07 2001-01-26 Ricoh Co Ltd 原稿露光走査装置
JP3567981B2 (ja) * 2000-07-06 2004-09-22 京セラミタ株式会社 用紙載置トレイ
JP3961274B2 (ja) * 2001-12-05 2007-08-22 松下電器産業株式会社 圧縮機
JP2005008338A (ja) * 2003-06-18 2005-01-13 Kyocera Mita Corp シート給送装置
JP4089643B2 (ja) * 2004-03-05 2008-05-28 ブラザー工業株式会社 画像記録装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104909187A (zh) * 2014-03-14 2015-09-16 株式会社理光 用纸载置装置及图像形成装置
CN104909187B (zh) * 2014-03-14 2018-01-09 株式会社理光 用纸载置装置及图像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007112587A (ja) 2007-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5619445B2 (ja) 画像処理装置
US7883085B2 (en) Guide devices and image processing apparatus
JP5472219B2 (ja) 画像読取装置
KR20090127808A (ko) 화상처리장치 및 반송장치
US8800990B2 (en) Automatic document feeder and image forming apparatus including the same
US7556255B2 (en) Image processing apparatus
US7611145B2 (en) Automatic document feeder
JP4869675B2 (ja) 用紙送り装置
JP4444876B2 (ja) 画像読取記録装置
US8348262B2 (en) Document feeding device
US8967618B2 (en) Sheet transport device
US12006177B2 (en) Medium conveying apparatus including guide mechanism swingably supported about two axes
JP4591834B2 (ja) 画像読取装置、画像形成装置
JP4597408B2 (ja) 自動原稿搬送装置および画像読取装置
JP3813488B2 (ja) 画像読取装置
JP4908292B2 (ja) 原稿読取装置、画像形成装置
JP4417278B2 (ja) 原稿搬送装置
JP4133445B2 (ja) 自動原稿搬送装置
JP2008153837A (ja) 画像読取装置
JP5532897B2 (ja) 搬送装置および自動原稿搬送装置
US20090020942A1 (en) Document ejecting mechanism and document feeder using the same
JP3771066B2 (ja) 自動原稿搬送装置
JP2006232430A (ja) 分離機構
JP2001199558A (ja) 用紙給紙装置
JPH10329954A (ja) 下取出型紙送り装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080625

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100413

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100420

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100617

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100713

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101006

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20101018

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20101112

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110603

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111116

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4869675

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141125

Year of fee payment: 3