JP2015174167A - 支持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】より簡単な構成でノックピンを所望の位置に保持する【解決手段】ワークWをワークベースWB上の所定位置で支持する支持装置1であって、複数のリンク部材31〜34を連結部材(ボルトB1、B2、ボルト部23)で連結して環状の位置調整機構3を構成し、位置調整機構3をワークベースWB上に載置すると共に、リンク部材31〜34の連結点のうちの一つP1を、ワークベースWBに支持させ、ワークベースWBに支持させた連結点を除く他の連結点のうちの一つP2に、ワークWに係合するノックピン2(係合部材)を設け、ワークベースWBにおけるノックピン2の位置を変更する際には、連結部材の締結力を弱めて、連結点で連結されたリンク部材31〜34同士を相対回転可能にし、ノックピン2の位置を固定する際には、連結部材の締結力を高めて、連結点で連結されたリンク部材31〜34同士を相対回転不能にする構成とした。【選択図】図1

Description

本発明は、ワークをワークベース上で支持する支持装置に関する。
車両用の自動変速機の組み立てラインでは、自動変速機の構成部品(ワーク)が載置されたワークベース(パレット)が、コンベヤ上を搬送されて、構成部品の組付け工程に供給されるようになっている。
ワークベースは、コンベヤ上を搬送される際に振動するため、変速機ケースなどの大型の構成部品は、ワークベースに設けた支持部材により、ワークベース上の所定位置に保持されて、搬送時にワークベースから脱落しないようにされている。
特開2001−121375号公報
特許文献1には、ワークを所定位置に保持するワークの支持装置であって、ワークに設けた基準孔に嵌合するノックピン(支持部材)と、ノックピンの位置を調整する位置調整機構と、ノックピンを所望の位置に固定するロック機構と、を備えるものが開示されている。
このワークの支持装置の位置調整機構は、板状のリンク部材の端部同士を互いに相対回転可能に連結して構成されるアームを備えており、リンク部材の連結点のうちの一つに、ノックピンが設けられている。
この位置調整機構では、アームの長手方向の一端が、ワークベースに設けられた回転リング部材に回動可能に連結され、他端が、回転リング部材の内側に設けられた回転軸部材に回動可能に連結されている。
そして、リング部材と回転軸部材との相対回転により、アームの回転リング部材との連結点と、アームの回転軸部材との連結点とを、回転リング部材の回転軸周りの周方向に移動させて、アームの形状をこれら連結点の回転軸周りの角度位置に応じて変化させるようになっている。
この際、ノックピンが設けられたリンク部材の連結点の位置が、アームの形状に応じて、回転リング部材の径方向および周方向に変化するので、連結点に設けられたノックピンを、ワークベース上の所望の位置に配置することができるようになっている。
ここで、ワークの基準孔の位置が、位置調整機構の基部である回転リング部材の径方向外側に離れていると、ノックピンを基準孔に係合させるために、アームを回転リング部材の径方向外側に突出させる必要がある。
しかし、アームは、ワークベースの上面から離間した位置に配置されており、アームにおけるノックピンが設けられた部分は、ワークベースに近づく方向(回転軸の軸方向)に変位可能となっているので、ノックピンを係合させたワークの支持安定性や支持強度が低くなってしまう。
また、位置調整機構毎にロック機構を設ける必要があるため、ワークベース上に複数のノックピンを設ける場合には、その分だけコストが増加すると共に、ワークベース上のスペースが取られてしまう。
そのため、より簡単な構成でノックピンを所望の位置に保持できるようにすると共に、位置調整機構におけるワークの支持強度を高めることが求められている。
本発明は、ワークが載置されるワークベースに設けられて、ワークをワークベース上の所定位置で支持する支持装置であって、
複数のリンク部材を連結部材で連結して環状の位置調整機構を構成し、
位置調整機構をワークベース上に載置すると共に、
リンク部材の連結点のうちの一つを、ワークベースに支持させ、
ワークベースに支持させた連結点を除く他の連結点のうちの一つに、ワークに係合する係合部材を設け、
ワークベースにおける係合部材の位置を変更する際には、連結部材の締結力を弱めて、
連結点で連結されたリンク部材同士を相対回転可能にし、
ワークベースにおける係合部材の位置を固定する際には、連結部材の締結力を高めて、
連結点で連結されたリンク部材同士を相対回転不能にする構成の支持装置とした。
本発明によれば、リンク部材同士を連結する連結部材の締結力だけで、係合部材をワークベース上の所望の位置に保持できるので、係合部材を所望の位置に保持するための専用のロック機構(位置保持機構)を別途設ける必要がなく、簡単な構成で、係合部材所望の位置に保持できる。
また、ワークベースに載置された位置調整機構に係合部材が設けられているので、係合部材をワークベース上の所望の位置に安定して保持することができると共に、ワークの支持強度を確保できる。
第1の実施形態にかかる支持装置を説明する図である。 第1の実施形態にかかる支持装置の位置調整機構の断面図である。 第2の実施形態にかかる支持装置を説明する図である。 第2の実施形態にかかる支持装置の要部断面図である。 第3の実施形態にかかる支持装置を説明する図である。 第3の実施形態にかかる支持装置の要部断面図である。 第3の実施形態にかかる支持装置を説明する図である。 第4の実施形態にかかる支持装置を説明する図である。 第4の実施形態にかかる支持装置を説明する図である。 第5の実施形態にかかる支持装置を説明する図である。 第5の実施形態にかかる支持装置を説明する図である。
図1は、第1の実施形態にかかる支持装置1を説明する図であり、(a)は、支持装置1が設けられたワークベースWBの平面図であり、(b)は、(a)におけるA−A断面図である。
図2は、支持装置1における位置調整機構3の要部断面図であり、(a)は、図1におけるB−B断面図であり、(b)は、図1におけるC−C断面図であり、(c)は、図1におけるD−D断面図である。
自動変速機の組み立てラインのコンベヤ上を搬送されるワークベースWBは、平面視において矩形形状を成す板状の部材であり、その上面には、ワークWをワークベースWB上の所定位置に保持するためのノックピン2が、位置調整機構3に支持された状態で設けられている。
この位置調整機構3は、ノックピン2をワークベースWB上の所望の位置に保持するために設けられており、ワークベースWBの対角線方向で間隔を開けて二つ設けられている。
位置調整機構3は、複数のリンク部材31、32、33、34の端部同士を、平面視において環状を成すように連結して構成されており、これらリンク部材31、32、33、34は、それぞれ同じ厚みh1(図1、図2参照)の板状の部材である。
リンク部材34を除く他のリンク部材31〜33は、平面視において同一の外形を成しており、その長手方向の略全長に亘って同じ幅W1で形成された矩形形状となっている。
リンク部材34は、その長手方向における他端部34b側が、前記したリンク部材31〜33と同一の平面形状を成しており、この他端部34b側の幅は、前記したリンク部材31〜33の幅W1と同じになっている。
リンク部材34の長手方向における一端部34a側には、平面視において円形の外形を成す台座部34a1が設けられている。
実施の形態では、このリンク部材34の一端部34aと、リンク部材33の他端部33bとが、ノックピン2により連結されるようになっている。そのため、リンク部材34に台座部34a1を設けて、ワークベースWBとの接触面積(支持面積)を広くすることで、ノックピン2をワークWに設けた基準孔Wa(図2の(b)参照)に挿入してワークWを支持装置1で支持させた際の安定性を確保している。
位置調整機構3では、リンク部材34とリンク部材31とが、その長手方向の全長に亘って、ワークベースWBの上面に載置されており、これらリンク部材31、34の長手方向の端部同士が、その上面に載置されたリンク部材32、33と連結されて、平面視において環状を成す位置調整機構3を形成している。
図2の(c)に示すように、実施の形態では、リンク部材31の一端部31aと、リンク部材32の他端部32bとが、ボルトB1で連結されている。
このボルトB1は、リンク部材31、32に設けた貫通孔310、321を貫通する軸方向長さを有しており、その先端側をワークベースWBに設けたボルト孔WBaに螺入して、リンク部材31とリンク部材32との連結点を、ワークベースWBに固定している。
図2の(a)および(b)に示すように、リンク部材32の一端部32aとリンク部材34の他端部34b、そしてリンク部材31の他端部31bとリンク部材33の一端部33aは、それぞれボルトB2で連結されている。
このボルトB2は、リンク部材31、34に設けた貫通孔311、341からワークベースWB側に突出しない長さに設定されており、リンク部材31とリンク部材33との連結点と、リンク部材32とリンク部材34との連結点とは、ワークベースWB上を移動可能となっている。
図1の(b)に示すように、ノックピン2は、円筒状の基部21を有しており、この基部21の下端に、ワークベースWB側の下方に突出するボルト部23を備えている。ボルト部23の外周面には、雄ねじが形成されており、ノックピン2は、リンク部材33の貫通孔331とリンク部材34の貫通孔340とにボルト部23を螺入して、リンク部材33とリンク部材34とを連結している。
なお、ボルト部23も、リンク部材34の貫通孔340からワークベースWB側に突出しない長さに設定されており、リンク部材33とリンク部材34との連結点(ノックピン2の位置)も、ワークベースWB上を移動可能となっている。
ノックピン2において基部21の上端には、当該基部21よりも外径の小さい係合部22が、ワークベースWBとは反対側の上方に突出して設けられている。この係合部22は、その先端側に向かうにつれて縮径する外形を有しており、ノックピン2でワークWを支持する際に、ワークWに設けた基準孔Waに挿入されるようになっている。これにより、基部21の上端に載置されたワークWは、その横方向(水平方向)の位置ずれが、基準孔Waに挿入された係合部22により、阻止されるようになっている。
以下、位置調整機構3の動作を説明する。
ノックピン2の位置を変更する際には、ボルトB1、B2を緩めると共に、ノックピン2による締結力を緩めて、リンク部材31〜34を、互いの連結点P1〜P4周りに回動可能にする。
この状態において、ノックピン2を、ボルトB1による連結点P1に近づける方向に移動させると(図1、白矢印参照)、連結点P1がワークベースWBに固定されているので、直線Lm(ノックピン2による連結点P2とボルトB1による連結点P1とを結ぶ直線)を挟んで対称に位置するボルトB2による連結点P3、P4が、互いに離れる方向に移動することになる(図1、白矢印参照)。
一方、ノックピン2を、ボルトB1による連結点P1から離れる方向に移動させると(図1、黒矢印参照)、ボルトB2による連結点P3、P4が、互いに近づく方向に移動することになる(図1、黒矢印参照)。
これにより、ノックピン2の位置を、リンク部材32とリンク部材33とが直線Lm上で互いに接触するまで、連結点P1から離れる方向に移動させることができ、この状態においてノックピン2は、ワークベースWBとの連結点P1から最も離れた位置に配置される。
ここで、この時点の連結点P1から連結点P2までの離間距離をrとすると、ボルトB1を緩めたことで位置調整機構3が、連結点P1周りの周方向にも移動可能となっているので、最終的にノックピン2は、半径rの円弧の内側の所望の位置に配置できるようになっている。
そして、ノックピン2を所望の位置に配置したのち、ボルトB1、B2を締めると共に、ノックピン2による締結力を高めて、リンク部材31〜34を、互いの連結点P1〜P4周りに回動不能にすることで、ノックピン2をワークベースWB上の所望の位置に保持することができるようになっている。
以上の通り、第1の実施形態では、
(1)ワークWが載置されるワークベースWBに設けられて、ワークWをワークベースWB上の所定位置で支持する支持装置1であって、
複数のリンク部材31〜34を連結部材(ボルトB1、B2、ボルト部23)で連結して環状の位置調整機構3を構成し、位置調整機構3をワークベースWB上に載置すると共に、リンク部材31〜34の連結点のうちの一つP1を、ワークベースWBに支持させ、ワークベースWBに支持させた連結点を除く他の連結点のうちの一つP2に、ワークWに係合するノックピン2(係合部材)を設け、
ワークベースWBにおけるノックピン2の位置を変更する際には、連結部材(ボルトB1、B2、ボルト部23)の締結力を弱めて、連結点で連結されたリンク部材31〜34同士を相対回転可能にし、
ワークベースWBにおけるノックピン2の位置を固定する際には、連結部材(ボルトB1、B2、ボルト部23)の締結力を高めて、連結点で連結されたリンク部材31〜34同士を相対回転不能にする構成とした。
このように構成すると、リンク部材31〜34同士を連結する連結部材(ボルトB1、B2、ボルト部23)の締結力だけで、ノックピン2をワークベースWB上の所望の位置に保持できる。
よって、ノックピンを所望の位置に保持するための専用の位置保持機構(ロック機構)を別途設ける必要がなく、簡単な構成で、ノックピン2の位置を所望の位置に保持できる。また、専用の位置保持機構を別途設ける必要がないので、支持装置1の部品点数の増加を抑えることができ、支持装置1の作製コストを抑えることができる。
また、ワークベースWBに載置された位置調整機構3にノックピン2が設けられているので、ノックピン2をワークベースWB上の所望の位置に安定して保持することができると共に、ワークWの支持強度を確保できる。
(2)ワークベースWBに支持される連結点P1は、当該連結点P1でリンク部材31とリンク部材32とを連結するボルトB1を、ワークベースWBに設けたボルト孔WBaに螺入して、ワークベースWBに支持される構成とし、
ノックピン2は、リンク部材33とリンク部材34とを連結するボルト部23を一体に備えており、ノックピン2とボルト部23とが同軸に設けられている構成とした。
ノックピンの位置を変更することができない従来のワークベースの場合には、自動変速機の機種毎にワーク(変速機ケース)の基準孔Waの位置が異なるため、機種毎に専用のワークベースを用意する必要があった。そして、自動変速機の生産ラインでは、同一機種の自動変速機が複数台纏まって生産ライン上を搬送されるため、機種毎に専用のワークベースを用意する場合には、用意するワークベースの数が多くなってしまう。
上記のように構成すると、ノックピン2を、位置調整機構3によりワークベースWB上の所望の位置に配置することができ、ワークベースWBにおけるボルト孔WBaの位置を変更するだけで、位置調整機構3をワークベースWBの任意の位置に設けることができる。
よって、自動変速機の機種毎にワーク(変速機ケース)の基準孔Waの位置が異なっていても、ノックピン2の位置を、基準孔Waの位置に合わせて適切に変更できるので、複数の機種に共通して使用可能なワークベースWBを提供できる。
これにより、機種毎にワークベースを用意していた従来の場合よりも、生産ラインにおいて用意すべきワークベースの数を抑えることができるので、生産ラインにおける生産コスト(初期コスト)の低減が可能となる。
さらに、機種毎にワークベースを用意していた従来の場合には、使用されないワークベースを保管しておくための広大なスペースが必要であったが、本発明に係るワークベースは、複数の機種に共通しているワークベースWBであるので、ワークベースを保管するためのスペースを従来よりも狭くすることができ、空いたスペースの有効活用が可能となる。
また、生産ラインを搬送される自動変速機の機種が追加になると、従来のワークベースの場合には、ノックピンなどを所望の位置に設けるために、ワークベースの再設計と再作成が必要であり、生産ラインを、追加された機種に対応させるまでに時間を要していた。
本発明に係る支持装置1の場合、位置調整機構3のワークベースにおける支持点を簡単に変更することができるので、ワークベースWBに支持された位置調整機構3においてノックピン2をワークベースWB上の目的とする位置に配置できない場合には、ワークベースWBにおける位置調整機構3の支持位置を変更することで、ワークベースWB上のあらゆる位置にノックピンを配置することができるようになる。そのため、従来よりも、短時間かつ簡単に追加された機種に対応させることができる。
さらに、機種毎にワークベースを用意していた従来の場合には、生産される機種が変更になるたびに、生産ラインを止めて、重量物であるワークベースの入れ替えを行う必要があった。本発明に係る支持装置1の場合、生産される機種が変更になっても、ワークベースWBを入れ換える必要が略生じないので、生産される機種の変更に伴う生産ラインの停止時間を、従来よりも短くできる。よって、生産効率の向上が期待できる。
また、ノックピン2を、リンク部材33、34を連結する連結部材と一体に構成したことにより、外径の異なるノックピンを複数用意しておき、生産ラインを搬送される自動変速機の機種が変更された場合には、新たなワークW(変速機ケース)の基準孔Waに整合する外径のノックピンに取り替えるだけで、新たなワークWを適切に保持することができるようになる。
(3)ノックピン2が設けられる連結点P2で連結されるリンク部材33、34のうち、ワークベースWB側に位置する一方のリンク部材34には、その長手方向における一端部34a側に、他端部34b側よりも幅広の台座部34a1(幅広部)が設けられており、ノックピン2が設けられる連結点P2は、台座部34a1が設けられた一端部34a側である構成とした。
このように構成すると、リンク部材34のワークベースWBとの接触面積(支持面積)が広くなるので、ノックピン2をワークWに設けた基準孔Wa(図2の(b)参照)に挿入してワークWを支持装置1で支持させた際の安定性が確保される。
なお、第1の実施の形態では、合計4つのリンク部材31〜34を連結して環状の位置調整機構3を構成する場合を例示したが、リンク部材の数は、環状の位置調整機構3を構成できる範囲内の任意の数であれば良い。
第2の実施形態にかかる支持装置1Aを説明する。
図3は、第2の実施形態にかかる支持装置1Aを説明する図であり、(a)は、支持装置1Aが設けられたワークベースWBの平面図であり、(b)は、クランプ43の斜視図である。なお、図3の(A)では、図中上側に位置するレール51に設けた保持部材52と支持部材53の位置決めを説明するために、これらを断面で示している。
図4は、第2の実施形態にかかる支持装置1Aの断面図であり、(a)は、図3におけるA−A断面図であり、(b)は、図3におけるB−B断面図である。
図3に示すように、支持装置1Aの位置調整機構3Aは、一対のガイドレール41、41を有しており、これらガイドレール41、41は、ワークベースWBの幅方向に間隔を開けて、互いに平行に設けられている。
ガイドレール41、41は、円柱形状の部材であり、その長手方向の一端および他端が、ワークベースWBに固定された支持部材42、42の支持穴42a、42a(図4の((a)参照)で支持されている。
ガイドレール41には、当該ガイドレール41と後記するレール51とを接続するクランプ43が、取り付けられている。
このクランプ43は、二つのレール(ガイドレール41、レール51)を所望の交差角度で互いに接続する回転式のクロスクランプであり、ガイドレール41に接続される第1の接続部431と、レール51に接続される第2の接続部432と、を備えて構成される。
第1の接続部431には、ガイドレール41を挿通させる貫通孔431aが、その厚み方向に貫通して形成されており、クランプ43は、ガイドレール41の長手方向に進退移動可能とされている。
第1の接続部431の下部には、この貫通孔431aに連通するスリット431bが、貫通孔431aの貫通方向の全長に亘って形成されている。
図3の(b)に示すように、第1の接続部431では、このスリット431bを横断してボルトB3が設けられており、ボルトB3を締め付けると、スリット431bの間隙Sが狭まって、貫通孔431aの内径が縮径するようになっている。そのため、第1の接続部431を、ガイドレール41の長手方向における所望の位置に配置したのち、ボルトB3を締め付けることで、クランプ43(第1の接続部431)が、当該所望の位置に保持されるようになっている。
第1の接続部431の上部には、第2の接続部432が連結されており、この第2の接続部432と第1の接続部431とは、ガイドレール41の長手方向に直交する軸線X周りに相対回転可能となっている。
第2の接続部432には、レール51を挿通させる貫通孔432aが、その厚み方向に貫通して形成されており、第2の接続部432の上部には、この貫通孔432aに連通するスリット432bが形成されている。
このスリット432bは、貫通孔432aの貫通方向の全長に亘って形成されており、第2の接続部432では、このスリット432bを横断してボルトB3が設けられている。
そのため、貫通孔432aに挿通させたレール51もまた、ボルトB3を締め付けることで、レール51の長手方向における所望の位置に、クランプ43(第2の接続部432)を保持できるようになっている。
実施の形態では、円柱形状を成すレール51の長手方向の一端が、一方(図3の(a)における右側)のガイドレール41に設けたクランプ43に接続され、他端が、他方(図3の(a)における左側)のガイドレール41のクランプ43に接続されている。
このレール51には、ノックピン2Aを上面に備える保持部材52と、ワークWの下面を支持する支持部材53とが外挿されて設けられており、これら保持部材52と支持部材53は、ワークベースWB上に載置された状態で、レール51の長手方向に進退移動可能とされている。
これら保持部材52と支持部材53には、レール51を挿通させる貫通孔52a、53aが、その厚み方向に貫通して設けられており、この貫通孔52a、53a内には、ボルト孔52b、53bが開口している。
実施の形態では、保持部材52と支持部材53とを、レール51の長手方向における所望の位置に配置したのち、ボルト孔52b、53bに螺入したボルトB4を、レール51の外周面に圧接させることで、これら保持部材52と支持部材53とを所望の位置で保持できるようになっている。
以下、位置調整機構3Aの動作を説明する。
ノックピン2Aの位置を変更する際には、ボルトB3を緩めて、クランプ43をガイドレール41の長手方向に進退移動可能にすると共に、ボルトB4を緩めて、保持部材52と支持部材53とを、レール51の長手方向に進退移動可能にする。
この状態において、クランプ43をガイドレール41の長手方向に移動させると共に、保持部材52をレール51の長手方向に移動させて、保持部材52に設けたノックピン2Aを、ワークWに設けた基準孔Waに整合する位置(所望の位置)に配置する。
そして、ボルトB3を締めて、クランプ43をガイドレール41の長手方向に移動不能にすると共に、ボルトB4を締めて、保持部材52を、レール51の長手方向に移動不能にすることで、ノックピン2Aが所望の位置に保持されることになる。
なお、実施の形態にかかる位置調整機構3Aでは、クランプ43の第1の接続部431と第2の接続部432とが、軸線X周りに相対回転可能となっており、第2の接続部432に接続されたレール51と、第1の接続部に接続されたガイドレール41との、平面視における交差角を変更できるようになっている。
そのため、例えば、ワークWにおける基準孔Waの位置と、支持部材53によるワークWの保持位置とが、ガイドレール41に直交する仮想線Ln1上に存在しておらず、仮想線Ln2上に位置している場合には、クランプ43の第1の接続部431と第2の接続部432とを軸線X周りに相対回転させつつ、レール51を仮想線Ln2に沿って配置させることで、共通のレール51に設けられた保持部材52と支持部材53とを、ワークWの支持に好適に利用できるようになっている。
以上の通り、第2の実施形態では、
(4)ワークWが載置されるワークベースWBに設けられて、ワークWをワークベースWB上の所定位置で支持する支持装置1Aであって、
ワークWの基準孔Waに係合するノックピン2A(係合部材)の位置調整機構3Aを、
ワークベースWB上に間隔を開けて互いに平行に配置された一対のガイドレール41、41と、
ガイドレール41、41の各々に、当該ガイドレール41、41の長手方向に進退移動可能に設けたクランプ43(移動ブロック)と、
一対のガイドレール41、41のうちの一方(図3の(a)における右側のガイドレール41)に設けたクランプ43と、他方(図3の(a)における左側のガイドレール41)に設けたクランプ43に、その長手方向における一端側と他端側とが接続されるレール51と、
ノックピン2Aをレール51に支持させて、その長手方向に進退移動可能とすると共に、前記ワークベースWBに載置された保持部材52と、
保持部材52に設けられて、ノックピン2Aの長手方向の移動を規制するボルトB4(第1の規制手段)と、
クランプ43に設けられて、当該クランプ43のガイドレール41の長手方向の移動を規制するボルトB3(第2の規制手段)と、から構成し、
ワークベースWBにおけるノックピン2Aの位置を変更する際には、ボルトB3、B4の締結力を弱めて、クランプ43をガイドレール41の長手方向に移動可能にすると共に、ノックピン2A(保持部材52)をレール51の長手方向に移動可能にし、
ワークベースWBにおけるノックピン2Aの位置を固定する際には、ボルトB3、B4の締結力を高めて、クランプ43をガイドレール41の長手方向に移動不能にすると共に、ノックピン2A(保持部材52)をレール51の長手方向に移動不能にする構成とした。
このように構成すると、ワークベースWB上の所望の位置にノックピン2Aを配置したのち、締結部材(ボルトB3、B4)を締結するだけで、ノックピン2AをワークベースWB上の所望の位置で保持できる。
よって、ノックピン2Aを所望の位置に保持するための専用の位置保持機構を別途設ける必要がなく、簡単な構成で、ノックピン2Aを所望の位置に保持できる。また、専用の位置保持機構(ロック機構)を別途設ける必要がないので、支持装置1の部品点数の増加と、作製コストの増加を抑えることができる。
また、ワークベースWBに載置された保持部材52にノックピン2Aが設けられているので、ノックピン2をワークWに係合させて、当該ワークWをワークベースWB上の所望の位置に配置させる際に、ワークWを安定して支持することができると共に、ワークWの支持強度も確保できる。
(5)クランプ43は、ガイドレール41に接続される第1の接続部431と、この第1の接続部431に相対回転可能に連結されると共に、レール51に接続される第2の接続部432(支持ブロック)と、を備え、
一対のガイドレール41、41のうちの一方に設けたクランプ43の第2の接続部432と、他方に設けたクランプ43の第1の接続部431は、ガイドレール41の長手方向に直交する互いに平行な軸線X(回動軸)周りに回動自在とされ、
第2の接続部432においてレール51は、その長手方向に移動可能に支持されている構成とした。
このように構成すると、レール51のガイドレール41に対する交差角を適宜変更できる。
よって、例えばレール51の二つのノックピン2Aを設けた場合に、ワークW側の二つの基準孔Waを結ぶ線分に沿うように、レール51のガイドレール41に対する交差角を変更することで、新たなレール51を追加することなく、ワークWを支持できる。
(6)保持部材52は、レール51を貫通させる貫通孔52aを有しており、
第2の規制手段を、貫通孔52aに開口するボルト孔52bと、当該ボルト孔52bに螺入させたボルトB4と、から構成し、貫通孔52aを貫通させたレール51の外周に、ボルトB4を圧接させて、保持部材52(ノックピン2A)を、レール51の長手方向における所望の位置に保持する構成とした。
このように構成すると、ボルトB4を螺入するだけで、保持部材52を所望の位置で簡単に保持できる。
第3の実施形態にかかる支持装置1Bを説明する。
図5は、第3の実施形態にかかる支持装置1Bを説明する図であり、(a)は、支持装置1Bが設けられたワークベースWBの平面図であり、(b)は、(a)におけるA−A断面図である。
図6は、第3の実施形態にかかる支持装置1Bの断面図であり、(a)は、図5の(a)におけるB−B断面図であり、(b)は、図5の(a)におけるC−C断面図であり、(c)は、図5の(a)におけるD−D断面図である。
図7は、第3の実施形態にかかる支持装置1Bを説明する図であり、(a)は、支持装置1BとワークベースWBの断面を分解して示す分解図であり、(b)は、支持装置1Bから円盤部70を外した状態を示す平面図である。
図5から図7に示すように、支持装置1Bの位置調整機構3Bは、ワンウェイクラッチ60を介してワークベースWBに支持された円盤部70を備えており、この円盤部70の上面には、当該円盤部70の直径線Lnに沿うガイド溝71が形成されている。
ガイド溝71は、円盤部70をその直径方向に横切って形成されており、このガイド溝71には、ノックピン2Bの支持部材75が取り付けられている。
図6の(a)に示すように、このガイド溝71の開口端には、当該ガイド溝71の開口幅を狭める係合突起71aがその両側部から突出して設けられており、支持部材75は、その下部に設けた係合部75aを係合突起71aに係止させて、ガイド溝71に取り付けられている。
そのため、支持部材75は、係合突起71aに係止させた係合部75aより、ガイド溝71からの脱落が阻止された状態で、ガイド溝71の長手方向に進退可能とされている。
図6の(b)に示すように、支持部材75には、当該支持部材75の位置をガイド溝71内の所望の位置で保持するための位置決めボルト76が設けられている。
位置決めボルト76は、支持部材75の基部751に設けた貫通孔752に、その軸部761を螺入して設けられており、軸部761の先端は、ガイド溝71内に位置している。
実施の形態では、支持部材75をガイド溝71の長手方向における所望の位置に配置したのち、位置決めボルト76の軸部761の先端が、ガイド溝71の底面71bに当接する位置まで位置決めボルト76を螺入することで、支持部材75を所望の位置で保持できるようになっている。
図6の(a)および図7の(a)に示すように、円盤部70の下面には、ワンウェイクラッチ60が、ボルトB6で固定されている。
ワンウェイクラッチ60は、リング状の内側回転部材61と、この内側回転部材61に外挿されたリング状の外側回転部材62と、を有しており、内側回転部材61の外周と外側回転部材62の内周との間には、ボールベアリング63が設けられている。
ボールベアリング63は、ワンウェイクラッチ60の中心軸(軸線X1)周りの周方向に所定間隔で複数設けられており、外側回転部材62に対して内側回転部材61は、軸線X1周りの周方向で一方向にのみ回転可能となっている。
実施の形態では、内側回転部材61と円盤部70とが、ボルトB6により連結されており、外側回転部材62は、ボルトB5によりワークベースWBに回転不能に連結されている。
そのため、円盤部70が軸線X1回りに回転すると、この円盤部70と一体に回転する内側回転部材61が、外側回転部材62に対して相対的に回転するようになっており、上方から見て円盤部70は、軸線X1周りの周方向で、反時計回り方向にのみ回転できるようになっている。
さらに、ワークベースWBにおいてワンウェイクラッチ60は、当該ワンウェイクラッチ60の外径と整合する内径の凹穴91内に収容されており、ワンウェイクラッチ60の軸線X1に対する傾きが、この凹穴91により防止されている。
そのため、ワンウェイクラッチ60を介してワークベースWBに支持された円盤部70の軸線X1に対する傾きもまた、防止されるようになっている。
凹穴91は、ワンウェイクラッチの60の軸線X1方向の厚みよりも浅い深さで形成されており、凹穴91に収容されたワンウェイクラッチ60は、円盤部70側のおおよそ半分がワークベースWBの上面から上方に突出している。
そのため、ワンウェイクラッチ60に固定された円盤部70は、ワンウェイクラッチ60の突出高さの分だけ、ワークベースWBの上面92から上方に離間した所定位置に配置されている。
円盤部70の周縁部には、その上面にボール状の把持部Hが固定されており、この把持部Hを掴んで、円盤部70を軸線X1周りに回転させることができるようになっている。
図7に示すように、ワークベースWBの上面には、ワンウェイクラッチ60を所定間隔で囲むクラッチ部材80が固定されている。
クラッチ部材80は、リング状の基部81を有しており、この基部81の上面には、軸線X1周りの周方向における一方側に向かうにつれて、円盤部70からの離間距離が大きくなる向きの傾斜部82が形成されている。
図6の(c)に示すように、側面視において傾斜部82は、基部81の周方向における一方から他方に向かうにつれて、基部81の厚みW3が薄くなる方向に傾斜(円盤部70からの離間距離が大きくなる向きに傾斜)しており、周方向で隣接する傾斜部82、82の境界が段差83となっている。
実施の形態では、円盤部70におけるこのクラッチ部材80に対向する位置に、プランジャ85が設けられている。
このプランジャ85は、円柱形状の基部86と、円盤部70の上面に固定されたナット87と、を有しており、円盤部70と一体に軸線X1周りに回動するようになっている。
プランジャ85の基部86は、その外周に設けた雄ねじ(図示せず)を、ナット87に螺入して設けられており、基部86の先端部は、円盤部70の下方に突出している。
基部86には、下方に開口して収容穴88が設けられており、この収容穴88内には、スプリングSpと、このスプリングSpによりクラッチ部材80側の下方に付勢されたボール89とが、収容されている。
実施の形態では、収容穴88の下端は、その内径が狭くなる方向に僅かにかしめられており、スプリングSpで付勢されたボール89の収容穴88からの脱落が阻止されている。
実施の形態では、プランジャ85のボール89は、スプリングSpの付勢力でクラッチ部材80の上面(傾斜部82)に圧接している。
ここで、傾斜部82は、基部81の周方向における一方から他方に向かうにつれて基部81の厚みW3が薄くなる方向に傾斜しているので、軸線X1周りに回転可能な円盤部70は、当該円盤部70に設けたプランジャ85のボール89が、クラッチ部材80の段差83に当接する角度位置に配置される。
この状態において、ボール89は、図7の(b)における反時計回り方向CCW(段差83を乗り越える方向)への移動が阻止され、時計回り方向CWへの移動が許容されており、プランジャ85を備える円盤部70は、時計回り方向CWにのみ移動できるようになっている。
そのため、実施の形態では、円盤部70に固定されたプランジャ85と、ワークベースWBに固定されたクラッチ部材80とにより、円盤部70を軸線X周りの一方向(図7の(b)において時計回り方向CW)にのみ回転可能とするワンウェイクラッチを構成している。
また、円盤部70は、クラッチ部材80(傾斜部82)に圧接させたボール89を、スプリングSpの付勢力に抗して、傾斜部82から離間させる方向に変位させるのに必要な操作力を作用させないと、軸線X1周りの時計回り方向CWに回転できないので、プランジャ85とクラッチ部材80とにより、ノックピン2Bの位置を保持する位置保持機構(ロック機構)も構成している。
図5に示すように、実施の形態においてプランジャ85は、円盤部70の軸線X1周りの周方向に等間隔で3つ設けられており、プランジャ85(スプリングSp)の付勢力が、軸線X1周りの周方向で、円盤部70に均等に作用することで、円盤部70が軸線X1に対して大きく傾かないようにしている。
以下、位置調整機構3Bの動作を説明する。
ノックピン2Bの位置を変更する際には、位置決めボルト76を緩めて、支持部材75をガイド溝71の長手方向に進退移動可能にする。
この状態において、支持部材75をガイド溝71の長手方向に移動させて、支持部材75に支持させたノックピン2Bを、円盤部70の直径方向の所定位置に配置する。
そして、位置決めボルト76を締め付けて、円盤部70の直径方向におけるノックピン2Bの位置決めをする。
続いて、円盤部70に設けた把持部Hを把持して、円盤部70を時計回り方向CWに回動させる。そうすると、ノックピン2Bが、円盤部70と一体に軸線X1周りの周方向に移動して、ノックピン2Bの軸線X1周りの角度位置が変化する。
そして、ノックピン2Bが、ワークWに設けた基準孔Waと整合する位置に達した時点で、円盤部70の回動を終了する。
そうすると、円盤部70において軸線X周りの周方向に等間隔で3つ設けられたプランジャ85のボール89が、クラッチ部材80の傾斜部82(段差83)に当接して、円盤部70の回動を阻止するので、ノックピン2Bが所定位置に保持されることになる。
以上の通り、実施の形態では、
(7)ワークWが載置されるワークベースWBに設けられて、ワークWをワークベースWB上の所定位置で支持する支持装置1Bであって、
ワークWに係合するノックピン2Bの位置調整機構3Bを、
ワークベースWBで回転可能に支持された円盤部70(円盤部材)と、
円盤部70の直径線に沿って設けられると共に、ノックピン2Bの支持部材75がその長手方向に進退移動可能に設けられたガイド溝71(ガイド)と、
支持部材75のガイド溝71の長手方向の移動を規制する位置決めボルト76(移動規制手段)と、
円盤部70の軸線X1周りの回転を規制する回動規制手段を、
スプリングSp(付勢手段)で付勢されたボール89を有するプランジャ85と、
ワークベースWBにおいて円盤部70を、軸線X1周りの一方向にのみ回転可能に支持するワンウェイクラッチ60と、から構成した。
このように構成すると、ワークベースWB上の所望の位置にノックピン2Bを配置したのち、位置決めボルト76を締めるだけで、ノックピン2BをワークベースWB上の所望の位置で保持できる。
ワークベースWBにおける円盤部70との対向部には、ボール89が圧接するクラッチ部材80(被圧接部材)が設けられており、このクラッチ部材80における円盤部70との対向面には、軸線X1周りの周方向における一方側に向かうにつれて円盤部70との離間距離が大きくなる向きの傾斜部82が、周方向に複数連なって、全周に亘って設けられている構成とした。
このように構成する、円盤部70を回転させると、ノックピン2Bの軸線X1周りの角度位置が、所定角度ずつ変化する度に、スプリングSpで付勢されたボール89が、傾斜部82に弾発的に係合して節度感が発揮される。
よって、ノックピン2Bの軸線X1周りの角度位置を変更する際に、間欠的に発揮される節度感により、ノックピン2Bの角度位置がどの程度変化したのかを、感覚的に把握できる。
ここで、傾斜部82にボール89を介して作用する付勢力が、円盤部70を軸線X1周りの時計回り方向に回転させる方向に作用するように、傾斜部82の向きが設定されている場合、ワンウェイクラッチ60を介してワークベースWBで支持させた円盤部70が、軸線X1周りの時計回り方向にのみ回転するようにしておくことで、プランジャ85のボール89の傾斜部82に対する圧接力のみで、円盤部70の軸線X1周りの回転を規制することができる。
これにより、円盤部70の回転の規制を簡単な構成で行うことができる。さらに、円盤部70の回転を規制するために、別途ネジなどの固定用の部材を用意する必要が無いので、部品点数の増加による制作コストの上昇を抑えることができる。
第4の実施形態にかかる支持装置1Cを説明する。
図8は、第4の実施形態にかかる支持装置1Cを説明する図であり、(a)は、支持装置1Cが設けられたワークベースWBの平面図であり、(b)は、(a)におけるA−A断面図であり、(c)は、(a)におけるB−B断面図であり、(d)は、(c)におけるC−C断面図である。
図9は、支持装置1Cにおける位置調整機構3Cの動作を説明する図である。
図8に示すように、支持装置1Cの位置調整機構3Cは、一対のガイドレール110、110を有しており、これらガイドレール110、110は、ワークベースWBの幅方向に間隔を開けて、互いに平行に設けられている。
ガイドレール110は、断面視において長方形形状を成す基部111と、基部111の上部から基部111に対して直交する方向に延びる支持部112と、を有している。
支持部112は、基部111の長手方向の全長に亘って設けられており、支持部112のワークベースWB側の下面112aは、ワークベースWBの上面WBcに対して平行な平坦面となっている。
ワークベースWBにおいてガイドレール110、110は、互いの支持部112、112の先端面112b、112bを対向させた向きで設けられており、支持部112、112とワークベースWBとの間に、支持レール120が設けられている。
この支持レール120は、平面視において矩形形状を成す基部121と、この基部121の両側部を同方向に屈曲させた屈曲部122と、を有しており、断面視においてコ字形状を成している。
支持レール120は、屈曲部122をワークベースWB側に向けた状態で、ガイドレール110、110の長手方向に対して直交する向きで配置されている。
この状態において支持レール120は、ワークベースWBから離れる方向(図8の(b)における上側)への移動が、ガイドレール110、110の支持部112、112により規制されている。
支持レール120の基部121には、当該基部121の長手方向に沿って長孔123が形成されている。この長孔123は、上方から見て、ガイドレール110、110の支持部112、112と重ならない範囲に設けられており、基部121を厚み方向に貫通する長孔123には、ノックピン2Cのボルト部23Cが挿入されている。
長孔123を貫通したボルト部23Cでは、基部121を挟んで一方側と他方側に、ナット130と、板ナット131とが螺合しており、ボルト部23Cの先端には、板状のストッパ132が取り付けられている。
ボルト部23Cにおいてナット130と板ナット131は、ノックピン2Cの中心軸X周りに相対回転可能に設けられており、ナット130を板ナット131に近づける方向に回転させると、ナット130と板ナット131とにより、支持レール120の基部121が把持されて、支持レール120の長手方向へのノックピン2Cの移動が規制されるようになっている。
板ナット131は、ノックピン2Cの中心軸Xの軸方向から見て、矩形形状を成しており、支持レール120のワークベースWB側で、屈曲部122、122の間に位置している(図8の(d)参照)。
そのため、板ナット131は、支持レール120の屈曲部122、122により、中心軸X周りの回転が規制されており、中心軸X周りにノックピン2Cを回転させると、ノックピン2Cが中心軸Xの軸方向に移動するようになっている。
ここで、実施の形態では、ノックピン2CがワークベースWBに近づく方向に移動すると、ボルト部23Cの先端に設けたストッパ132が、ワークベースWBの上面WBcに接触して、ノックピン2CのワークベースWB側への移動が規制されるようになっている。
そのため、この状態からノックピン2CをワークベースWB側にさらに移動させると、支持レール120における板ナット131とナット130で把持された部分が、ワークベースWBから離れる方向に移動して、支持レール120の長手方向の両端部121a、121aが、ガイドレール110、110の支持部112、112の下面112a、112aに圧接するようになっている。
これにより、支持レール120と、ガイドレール110、110との相対移動が規制されて、ガイドレール110、110の長手方向における所定位置に、支持レール120が固定されるようになっている。
以下、位置調整機構3Cの動作を、図9を参照して説明する。
ノックピン2Cの位置を変更する際には、図9の(a)に示すように、ナット130を緩めて、ノックピン2Cを支持レール120の長手方向に移動可能にすると共に、ノックピン2Cを軸線X回りに回転させて、支持レール120をノックピン2Cの係合部22から離れる方向(図中、白矢印参照)に移動させる。これにより、支持レール120の両端部121a、121aと、ガイドレール110、110の支持部112、112との間に隙間Sが形成されて、支持レール120のガイドレール110、110に対する相対移動の規制が解除される。
続いて、支持レール120のガイドレール110、110に対する相対移動と、ノックピン2Cの支持レール120の長手方向への移動により、ノックピン2CをワークベースWB上の所定位置に配置する。
この状態において、ノックピン2Cを軸線X回りに回転させて、支持レール120をノックピン2Cの係合部22に近づける方向(図中、白矢印参照)に移動させる。
これにより、ワークベースWB側から離れる方向に移動した支持レール120の両端部121a、121aが、ガイドレール110、110の支持部112、112に圧接して支持レール120のガイドレール110、110に対する相対移動が規制される(図中、黒矢印参照)。
この状態において、ノックピン2Cを軸線X1回りにさらに回転させると、ストッパ132がワークベースWBに圧接して、ノックピン2Cが位置決めされる。
続いて、ナット130を板ナット131に近づける方向に回転させて、ナット130と板ナット131とにより、支持レール120の基部121を把持することで、ノックピン2Cが、支持レール120の長手方向の所定位置に保持される。
以上の通り、第4の実施形態では、
(8)ワークWが載置されるワークベースWBに設けられて、ワークWをワークベースWB上の所定位置で支持する支持装置1Cであって、
ワークWの基準孔Waに係合するノックピン2C(係合部材)の位置調整機構3Cを、
ワークベースWB上で間隔を開けて互いに平行に配置された一対のガイドレール110、110と、長手方向における一端部と他端部のワークベースWBとは反対側の面が、一対のガイドレール110、110の一方と他方でそれぞれ支持されると共に、ガイドレール110、110の長手方向に進退移動可能とされた支持レール120(レール)と、
支持レール120の長手方向に移動可能に設けられたノックピン2Cの移動と、支持レール120のガイドレール110、110の長手方向への移動を規制する規制手段と、から構成し、
支持レール120では、ノックピン2Cの軸状のボルト部23Cを挿通させる長孔123(溝)が、支持レール120の長手方向に沿って形成されており、
規制手段は、ボルト部23Cの外周のネジに螺入するナット130と、
ボルト部23Cの外周のネジに螺入すると共に、支持レール120で回り止めされる板ナット131と、ボルト部23Cの先端に取り付けられて、ワークベースWB上に載置される板状のストッパ132(載置部材)と、から構成されており、
ナット130を、ボルト部23Cの中心軸(軸線X)周りの一方向に回転させると、支持レール120がナット130と板ナット131との間に把持されて、支持レール120におけるノックピン2Cの移動が規制され、
ナット130を、軸線X周りの他方向に回転させると、支持レール120のナット130と板ナット131による把持が解除されて、支持レール120におけるノックピン2Cの移動が許容され、
ノックピン2Cを、軸線X周りの一方向に回転させると、ストッパ132がワークベースWBの上面に圧接すると共に、支持レール120の長手方向の一端部と他端部が、ガイドレール110、110に圧接して、ガイドレール110、110の長手方向への支持レール120の移動が規制され、
ノックピン2Cを、軸線X周りの他方向に回転させると、ストッパ132のワークベースへWBの圧接が解除されると共に、支持レール120レールの長手方向の一端部と他端部のガイドレール110、110への圧接が解除されて、ガイドレール110、110の長手方向への支持レール120の移動が許容される構成とした。
このように構成すると、ワークベースWB上の所望の位置にノックピン2Cを配置したのち、ナット130の締め付けによるノックピン2Cの位置固定と、ノックピン2Bの締め付けによるガイドレール110における支持レール120の位置決めをするだけで、ノックピン2CをワークベースWB上の所望の位置で保持できる。
第5の実施形態にかかる支持装置1Dを説明する。
図10は、第5の実施形態にかかる支持装置1Dを説明する図であり、(a)は、支持装置1Dが設けられたワークベースWBの平面図であり、(b)は、(a)におけるA−A矢視図である。
図11は、支持装置1Dの断面図であり、(a)は、図10の(a)におけるB−B断面図であり、(b)は、(a)におけるA−A断面図である。
図10に示すように、支持装置1Dは、ワークベースWB上に二つ設けられており、支持装置1Dの各々は、長手方向の一端がワークベースWBで回転可能に支持されたシャフト200と、このシャフト200に取り付けられて、シャフト200の長手方向に移動可能とされた取付ブロック210と、を有する位置調整機構3Dにより、取付ブロック210に支持させたノックピン2Dを、ワークベースWB上の所望の位置で保持するようになっている。
図11に示すように、シャフト200は、円柱形状の基部201の一端に、支持部材220との連結部202を備えており、この連結部202は、基部201よりも小さい外径で形成されている。
連結部202は、支持部材220に設けた貫通孔221aを貫通して設けられており、貫通孔221aを貫通した先端部に、ナット203が螺合されて、シャフト200の支持部材220からの脱落が阻止されている。
支持部材220では、貫通孔221aを有する円柱形状の連結部221の下側に、固定部材223との係合部222が設けられており、この係合部222は、連結部221よりも大径の円柱形状を有していると共に、連結部221とは反対側の端部に、フランジ部222aが形成されている。
係合部222においてフランジ部222aは、軸線X周りの周方向の全周に亘って設けられており、支持部材220は、フランジ部222aが設けられた下側を、ワークベースWBの上面に開口する凹穴225内に位置させた状態で、ワークベースWBに設けられている。
支持部材220の係合部222には、固定部材223が外挿して取り付けられており、この固定部材223は、ボルトB4でワークベースWBの上面に固定されている。
固定部材223の円筒状の当接部223aは、軸線Xの軸方向から、支持部材220のフランジ部222aに当接しており、支持部材220のフランジ部222aが、固定部材223の当接部223aとワークベースWBとの間に把持されることで、支持部材220の固定部材223からの脱落が阻止されている。
この状態において支持部材220は、軸線X周りの周方向に回転可能となっており、この支持部材220に連結されたシャフト200は、支持部材220と一体に、軸線X周りの周方向に旋回可能となっている。
そのため、シャフト200に連結された取付ブロック210の位置が、シャフト200の軸線X周りの旋回に連動して、軸線X周りの周方向に変位するようになっている。
取付ブロック210は、シャフト200に連結される連結ブロック211と、連結ブロック211を収容するハウジング215と、を有している。
連結ブロック211は、断面視において矩形形状を成しており、この連結ブロック211の中央部には、シャフト200の基部201を挿通させる挿通孔211aが、連結ブロック211を厚み方向に貫通して形成されている。
挿通孔211aは、シャフト200の基部201の外径と整合する内径で形成されており、この挿通孔211aには、ボルトB5が螺入されるボルト孔211bが、ワークベースWBとは反対側の上方から開口している。
ハウジング215には、連結ブロック211を収容する収容孔217が形成されており、この収容孔217を囲む周壁部216では、前記したボルト孔211bに対向する位置に、ボルトB5を挿通させるボルト孔216cが形成されている。
ボルト孔216cには、周壁部216の外側からボルトB5が挿入されており、ボルト孔216cを貫通したボルトB5の先端側は、連結ブロック211に設けたボルト孔211bに螺入されている。
連結ブロック211を収容する収容孔217は、断面視において矩形形状を成しており、収容孔217の幅Wbと高さhbは、それぞれ連結ブロック211の幅Wcと高さhcよりも大きくなっている。
そのため、収容孔217内で周壁部216のワークベースWB側の壁部216aに載置された連結ブロック211は、反対側(上側)の壁部216bとの間に隙間Sを確保した状態で、シャフト200の中心軸方向で、ハウジング215に対して相対移動可能に設けられている。
ハウジング215では、収容孔217の貫通方向における一側部に、ノックピン2Dの支持部218が一体に設けられており、この支持部218は、軸線Yの径方向に延出して形成されている。
支持部218では、ノックピン2Dの収容孔218aが上方に開口して形成されており、この収容孔218aは、ノックピン2Dの外径に整合する内径で形成されている。
この収容孔218aの底には、磁石Mが固定されており、収容孔218aに挿入された金属製のノックピン2Dは、磁石Mの磁力で収容孔218a内に保持されている。
以下、位置調整機構3Dの動作を、図10、11を参照して説明する。
ボルトB5を緩めると、取付ブロック210のシャフト200の長手方向の移動と、シャフト200の軸線X周りの回転が許容された状態となる。
よって、この状態で、取付ブロック210をシャフト200の長手方向に移動させて、取付ブロック210の軸線Yの径方向の位置を決定すると共に、シャフト200を軸線X回りに回転させて、取付ブロック210の軸線X周りの周方向の位置を決定する。
これにより、取付ブロック210に保持されたノックピン2Dが、ワークベースWB上の所望の位置に配置される。
続いて、ボルトB5を、軸線Xb周りの周方向に回転させて(図11の(a)における矢印方向)、ボルトB5を締め付ける方向に回転させる。そうすると、連結ブロック211のボルト孔211bに、ボルトB5の軸部の外周に設けたネジが螺入して、連結ブロック211には、当該連結ブロック211をボルトB5の頭部B5a側(図中、ワークベースWBから離れる上方側)に引き寄せる方向の力が作用する。
しかし、連結ブロック211が外挿されているシャフト200は、剛性強度が高く、連結ブロック211は、シャフト200を湾曲させながらワークベースWBから離れる方向に移動できないため、ボルトB5の締め付けの進行に伴って、ハウジング215には、ワークベースWB側に移動させようとする応力が作用する(図中、黒矢印参照)。
これにより、取付ブロック210がワークベースWBの上面に圧接されて、取付ブロック210がワークベースWB上の所定位置で保持されることになる。
以上の通り、実施の形態では、
(9)ワークWが載置されるワークベースWBに設けられて、ワークWをワークベースWB上の所定位置で支持する支持装置1Dであって、
ワークWの基準孔Waに係合するノックピン2D(係合部材)の位置調整機構3Dを、
長手方向の一端が、ワークベースWBで回動可能に支持された柱状のシャフト200と、
ワークベースWBに載置された状態で、シャフト200の長手方向に進退移動可能に設けられると共に、ノックピン2Dを支持する取付ブロック210(支持部材)と、
取付ブロック210に設けられて、取付ブロック210の移動とシャフト200の回動を規制する規制手段と、から構成し、
規制手段は、
シャフト200に外挿されて、シャフト200の長手方向に移動可能とされた連結ブロック211と、
連結ブロック211に外挿されたハウジング215と、連結ブロック211とを連結するボルトB5(連結ネジ)と、を有しており、
ボルトB5は、ハウジング215に設けたボルト孔216cを挿通させた先端側が、連結ブロック211に設けたボルト孔211b(ねじ穴)に螺入されて、ハウジング215と連結ブロック211とを、シャフト200の長手方向に一体移動可能に連結しており、ボルトB5を、当該ボルトB5の軸線Xb(中心軸)周りの一方向に回転させると、ハウジング215がワークベースWBに圧接して、ハウジング215の移動とシャフト200の回動が規制され
ボルトB5を、軸線Xb周りの他方向に回転させると、ハウジング215のワークベースWBへの圧接が解除されて、ハウジング215の移動とシャフト200の回動が許容される構成とした。
このように構成すると、ワークベースWB上の所望の位置にノックピン2Dを配置したのち、ボルトB5を締めるだけで、ノックピン2DをワークベースWB上の所望の位置で保持できる。
1、1A〜1D 支持装置
2、2A〜2D ノックピン
3、3A〜3D 位置調整機構
21 基部
22 係合部
23、23C ボルト部
31〜34 リンク部材
31a〜34a 一端部
31b〜34b 他端部
34a1 台座部
41 ガイドレール
42 支持部材
42a 支持穴
43 クランプ
51 レール
52 保持部材
52a 貫通孔
52b ボルト孔
53 支持部材
60 ワンウェイクラッチ
61 内側回転部材
62 外側回転部材
63 ボールベアリング
70 円盤部
71 ガイド溝
71a 係合突起
71b 底面
75 支持部材
75a 係合部
76 位置決めボルト
80 クラッチ部材
81 基部
82 傾斜部
83 段差
85 プランジャ
86 基部
87 ナット
88 収容穴
89 ボール
91 凹穴
92 上面
110 ガイドレール
111 基部
112 支持部
120 支持レール
121 基部
121a 両端部
122 屈曲部
123 長孔
130 ナット
131 板ナット
132 ストッパ
200 シャフト
201 基部
202 連結部
203 ナット
210 取付ブロック
211 連結ブロック
211b2 ボルト孔
211a 挿通孔
211b ボルト孔
215 ハウジング
216 周壁部
216c ボルト孔
217 収容孔
217a 収容孔
218 支持部
218a 収容孔
220 支持部材
221 連結部
221a 貫通孔
222 係合部
222a フランジ部
223 固定部材
223a 当接部
225 凹穴
310 貫通孔
311 貫通孔
331 貫通孔
340 貫通孔
431 接続部
431a 貫通孔
431b スリット
432 接続部
432a 貫通孔
432b スリット
751 基部
752 貫通孔
761 軸部
B1〜B6 ボルト
B5a 頭部
H 把持部
M 磁石
P1〜P3 連結点
Sp スプリング
W ワーク
WB ワークベース
Wa 基準孔

Claims (13)

  1. ワークが載置されるワークベースに設けられて、前記ワークを前記ワークベース上の所定位置で支持する支持装置であって、
    複数のリンク部材を連結部材で連結して環状の位置調整機構を構成し、
    前記位置調整機構を前記ワークベース上に載置すると共に、
    前記リンク部材の連結点のうちの一つを、前記ワークベースに支持させ、
    前記ワークベースに支持させた連結点を除く他の連結点のうちの一つに、前記ワークに係合する係合部材を設け、
    前記ワークベースにおける前記係合部材の位置を変更する際には、前記連結部材の締結力を弱めて、前記連結点で連結された前記リンク部材同士を相対回転可能にし、
    前記ワークベースにおける前記係合部材の位置を固定する際には、前記連結部材の締結力を高めて、前記連結点で連結された前記リンク部材同士を相対回転不能にする構成の支持装置とした。
  2. 前記ワークベースに支持させた連結点は、当該連結点でリンク部材同士を連結する連結部材により、前記ワークベースに支持されており、
    前記係合部材が設けられる連結点でリンク部材同士を連結する連結部材は、前記係合部材と一体に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の支持装置。
  3. 前記係合部材が設けられる連結点で連結されるリンク部材のうち、前記ワークベース側に位置する一方のリンク部材には、その長手方向における一端側に、他端側よりも幅広の幅広部が設けられており、前記係合部材が設けられる連結点は、前記幅広部に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の支持装置。
  4. ワークが載置されるワークベースに設けられて、前記ワークを前記ワークベース上の所定位置で支持する支持装置であって、
    前記ワークに係合する係合部材の位置調整機構を、
    前記ワークベース上で間隔を開けて配置された一対のガイドレールと、
    前記ガイドレールの各々に、当該ガイドレールの長手方向に進退移動可能に設けた移動ブロックと、
    前記一対のガイドレールの一方に設けた前記移動ブロックと他方に設けた前記移動ブロックに、その長手方向における一端側と他端側とが接続されたレールと、
    ワークベースに載置されると共に、前記係合部材を前記レールでその長手方向に進退移動可能に支持させる支持部材と、
    前記支持部材に設けられて、当該係合部材の前記レールの長手方向の移動を規制する第1の規制手段と、
    前記移動ブロックに設けられて、前記移動ブロックの前記ガイドレールの長手方向の移動を規制する第2の規制手段と、から構成したことを特徴とする支持装置。
  5. 前記移動ブロックの各々に支持ブロックを連結して設けると共に、前記支持ブロックの各々を、前記ガイドレールの長手方向に直行する互いに平行な回動軸周りに回動自在とし、前記支持ブロックにおいて前記レールを、当該レールの長手方向に移動可能に支持させたことを特徴とする請求項4に記載の支持装置。
  6. 前記支持部材は、前記レールを貫通させる貫通孔を有しており、
    前記第2の規制手段は、
    前記貫通孔に開口するボルト孔と、当該ボルト孔に螺入させたボルトと、から構成され、
    前記貫通孔を貫通させたレールに、前記ボルトを圧接させて、前記支持部材を、前記レールの長手方向における所定位置に保持することを特徴とする請求項5に記載の支持装置。
  7. ワークが載置されるワークベースに設けられて、前記ワークを前記ワークベース上の所定位置で支持する支持装置であって、
    前記ワークに係合する係合部材の位置調整機構を、
    前記ワークベースに回転可能に支持された円盤部材と、
    当該円盤部材の直径線に沿って設けられると共に、前記係合部材がその長手方向に進退移動可能に設けられたガイドと、
    前記ガイドの長手方向における前記係合部材の移動を規制する移動規制手段と、
    前記円盤部材の回転を規制する回転規制手段と、から構成したことを特徴とする支持装置。
  8. 前記回転規制手段は、
    付勢手段の付勢力で前記ワークベース側に圧接する圧接部材と、
    前記ワークベースにおいて前記円盤部材を、当該円盤部材の回転中心軸周りの一方向にのみ回転可能に支持させる回転規制部材と、から構成したことを特徴とする請求項7に記載の支持装置。
  9. 前記圧接部材は、付勢手段で付勢されたボールを有するボールプランジャであり、
    前記ワークベースにおける前記円盤部材との対向部には、前記ボールが圧接する被圧接部材が設けられており、
    前記被圧接部材の前記円盤部材との対向面には、前記円盤部材の回転軸周りの周方向における一方側に向かうにつれて前記円盤部材との離間距離が大きくなる向きの傾斜部が、前記周方向に複数連なって設けられており、
    前記円盤部材の回転を、前記被圧接部材に圧接させた前記ボールにより規制することを特徴とする請求項8に記載の支持装置
  10. ワークが載置されるワークベースに設けられて、前記ワークを前記ワークベース上の所定位置で支持する支持装置であって、
    前記ワークに係合する係合部材の位置調整機構を、
    前記ワークベース上で間隔を開けて互いに平行に配置された一対のガイドレールと、
    長手方向における一端部と他端部の前記ワークベースとは反対側の面が、前記一対のガイドレールの一方と他方でそれぞれ支持されると共に、前記ガイドレールの長手方向に進退移動可能とされたレールと、
    前記レールの長手方向に移動可能に設けられた前記係合部材の移動と、前記ガイドレール移動を規制する規制手段と、から構成したことを特徴とする支持装置。
  11. 前記レールでは、前記係合部材の軸部を挿通させる溝が、前記レールの長手方向に沿って形成されており、
    前記規制手段は、
    前記軸部の外周のネジに螺入するナットと、
    前記軸部の外周にネジに螺入すると共に、前記レールで回り止めされる板ナットと、
    前記軸部の先端に取り付けられて、前記ワークベース上に載置される載置部材と、から構成されており、
    前記ナットを、前記軸部の中心軸周りの一方向に回転させると、前記レールが前記ナットと前記板ナットとの間に把持されて、前記レールにおける前記支持部材の移動が規制され、
    前記ナットを、前記軸部の中心軸周りの他方向に回転させると、前記レールの前記ナットと前記板ナットによる把持が解除されて、前記レールにおける前記支持部材の移動が許容され、
    前記軸部を、前記中心軸周りの一方向に回転させると、前記載置部材が前記ワークベースに圧接すると共に、前記レールの長手方向の一端部と他端部が、前記ガイドレールに圧接して、前記ガイドレールにおける前記レールの移動が規制され、
    前記軸部を、前記中心軸周りの他方向に回転させると、前記載置部材の前記ワークベースへの圧接が解除されると共に、前記レールの長手方向の一端部と他端部の前記ガイドレールへの圧接が解除されて、前記ガイドレールにおける前記レールの移動が許容されるように構成したことを特徴とする請求項10に記載の支持装置。
  12. ワークが載置されるワークベースに設けられて、前記ワークを前記ワークベース上の所定位置で支持する支持装置であって、
    前記ワークに係合する係合部材の位置調整機構を、
    長手方向の一端が、前記ワークベースで回動可能に支持された柱状のシャフトと、
    前記ワークベースに載置された状態で、前記シャフトの長手方向に進退移動可能に設けられると共に、前記係合部材を支持する支持部材と、
    前記支持部材に設けられて、前記支持部材の移動と前記シャフトの回動を規制する規制手段と、から構成したことを特徴とする支持装置。
  13. 前記規制手段は、
    前記シャフトに外挿されて、前記シャフトの長手方向に移動可能とされた連結ブロックと、
    前記連結ブロックに外挿された前記支持部材と、前記連結ブロックとを、連結する連結ネジと、から構成されており、
    前記連結ネジは、前記支持部材に設けた挿通孔を挿通させた先端側が、前記連結ブロックに設けたねじ穴に螺入されて、前記支持部材と前記連結ブロックとが、前記シャフトの長手方向に一体移動可能に連結されており、
    前記連結ネジを、当該連結ネジの中心軸周りの一方向に回転させると、前記支持部材が前記ワークベースに圧接して、前記支持部材の移動と前記シャフトの回動が規制され
    前記連結ネジを、前記中心軸周りの他方向に回転させると、前記支持部材の前記ワークベースへの圧接が解除されて、前記支持部材の移動と前記シャフトの回動が許容されるように構成したことを特徴とする請求項12に記載の支持装置。
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