JP2015173355A - 衛星通信装置及び送信電力制御方法 - Google Patents

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Abstract


【課題】クリアスカイレベルが異なる独立した送信装置それぞれについて冗長構成を組みつつ、装置規模の増大及びコスト増大を抑制することが可能な衛星通信装置を提供する。
【解決手段】衛星通信装置は、第1及び第2の送信装置、予備装置及び制御装置を具備する。予備装置は、第1のクリアスカイレベルが設定され、かつ、第1の制御信号が与えられる場合、第1の制御信号で設定される出力レベルで第1の出力信号を出力し、第2の送信装置についての第2のクリアスカイレベルが設定され、かつ、第2の制御信号が与えられる場合、第2の制御信号で設定される出力レベルで第2の出力信号を出力する。制御装置は、予備装置が第1の送信装置の代用をする場合、予備装置に第1のクリアスカイレベルを設定し、かつ、第1の制御信号を出力し、予備装置が第2の送信装置の代用をする場合、予備装置に第2のクリアスカイレベルを設定し、かつ、第2の制御信号を出力する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、通信衛星からの信号の受信レベルに基づき、信号強度を制御しながら送信信号を通信衛星へ送信する衛星通信装置及びこの装置に用いられる送信電力制御方法に関する。
Kuバンド(14/12GHz)を使用する衛星通信では、送受信の電波は、降雨によりその強度を減衰させる。降雨減衰が大きい時、衛星回線が維持できなくなる場合がある。これは、衛星に搭載したトランスポンダへの入力信号の強度が降雨により大幅に低下するためである。そこで、トランスポンダへの入力信号を一定レベルに保って回線品質を安定させる衛星通信装置が求められている。
この種の衛星通信装置では、送信電力を制御してアップリンクにおける降雨減衰量を補償するためのTPC(Transmission Power Control)機能が設けられる。TPC機能を有する衛星通信装置は、一般的に、通信衛星からの信号の受信レベルを晴天時の受信レベルと比較し、受信信号の減衰量を測定する。衛星通信装置は、このダウンリンクにおける減衰量に基づいてアップリンクにおける減衰補正量を算出する。そして、衛星通信装置は、算出した減衰補正量に基づいて通信衛星への送信信号の電力を制御する。
ところで、衛星通信装置は、緊急災害時に映像及び/又は音声を迅速に伝送すること、並びに、緊急連絡回線として用いることを主目的として設置されていることが多い。災害時に稼働することを目的としている設備であるため、映像用の送信装置、音声用の送信装置等、送信装置を機能、目的及び用途に応じて個別に用意する場合がある。また、設備の一部に障害が発生した場合に機能を維持できるように、送信系統及び受信系統について冗長系統を用意することも多い。機能及び用途で送信装置を個別に用意する場合、送信装置毎にトランスポンダにて受信するために必要な電力が異なる。そのため、各送信装置で晴天時に衛星に送信する電波の電力値(以下、クリアスカイレベルと称する。)が異なる。ここで、機能及び用途で送信装置を個別に用意する場合、それぞれの送信装置に対して冗長構成を組むことは、衛星通信装置の装置規模の増大及びコストの増大の要因となるという問題がある。
特開2010−212768号公報
以上のように、従来の衛星通信装置では、クリアスカイレベルが異なる独立した送信装置それぞれについて冗長構成を組もうとすると、装置規模の増大及びコストの増大の要因となるという問題がある。
そこで、目的は、クリアスカイレベルが異なる独立した送信装置それぞれについて冗長構成を組みつつ、装置規模の増大及びコストの増大を抑制することが可能な衛星通信装置及びこの装置で用いられる送信電力制御方法を提供することにある。
実施形態によれば、衛星通信装置は、第1の送信装置、第2の送信装置、予備装置及び制御装置を具備する。第1の送信装置は、第1の制御信号により設定される出力レベルで、第1の出力信号を出力する。第2の送信装置は、第2の制御信号により設定される出力レベルで、第2の出力信号を出力する。予備装置は、前記第1の送信装置についての第1のクリアスカイレベルが設定され、かつ、前記第1の制御信号が与えられる場合、前記第1の制御信号により設定される出力レベルで前記第1の出力信号を出力し、前記第2の送信装置についての第2のクリアスカイレベルが設定され、かつ、前記第2の制御信号が与えられる場合、前記第2の制御信号により設定される出力レベルで前記第2の出力信号を出力する。制御装置は、前記予備装置が前記第1の送信装置の代用をする場合、前記予備装置に対して前記第1のクリアスカイレベルを設定し、かつ、前記予備装置へ前記第1の制御信号を出力し、前記予備装置が前記第2の送信装置の代用をする場合、前記予備装置に対して前記第2のクリアスカイレベルを設定し、かつ、前記予備装置へ前記第2の制御信号を出力する。
第1の実施形態に係る衛星通信装置の機能構成を示すブロック図である。 図1に示す制御装置の機能構成を示すブロック図である。 図2に示す制御装置が送信系統切替チェック処理及びTPC処理を実施する際のフローチャートを示す図である。 図2に示すTPC制御部により実施される送信系統切替チェック処理を示すフローチャートである。 図2に示すTPC制御部により実施されるTPC処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る衛星通信装置の機能構成を示すブロック図である。 図6に示す制御装置の機能構成を示すブロック図である。 図7に示す制御装置が送信系統切替チェック処理及びTPC処理を実施する際のフローチャートを示す図である。 図7に示すTPC制御部により実施される送信系統切替チェック処理を示すフローチャートである。 図7に示すTPC制御部により実施されるTPC処理を示すフローチャートである。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る衛星通信装置の機能構成を示すブロック図である。図1に示す衛星通信装置は、送信装置11,12、予備装置13、切替器14、出力立体回路15、送受信アンテナ16、増幅器(LNC:Low Noise Converter)17、分配器18、ビーコン受信機19及び制御装置110を具備する。
送信装置11は、変調部111、周波数変換部(U/C)112及び電力増幅部(SSPA:Solid State Power Amplifier)113を備える。
変調部111は、予め設定される変調方式に従って信号を変調する。
周波数変換部112は、変調部111から出力される信号の周波数を、通信衛星との通信に適した周波数に変換する。また、周波数変換部112は、アッテネータ1121を備える。アッテネータ1121は、後述する制御装置110から出力される第1の制御信号に従って減衰量を調整する。これにより、周波数変換部112は、信号の電力レベルを調整する。
電力増幅部113は、周波数変換部112から出力される信号の電力を予め設定された増幅量で増幅する。
送信装置12は、変調部121、周波数変換部(U/C)122及び電力増幅部(SSPA)123を備える。
変調部121は、予め設定される変調方式に従って信号を変調する。このとき、変調部121の変調方式は、変調部111の変調方式と異なる方式であっても構わない。例えば、変調部111が映像を変調する方式で有り、変調部121が音声を変調する方式であっても構わない。
周波数変換部122は、変調部121から出力される信号の周波数を、通信衛星との通信に適した周波数に変換する。また、周波数変換部122は、アッテネータ1221を備える。アッテネータ1221は、後述する制御装置110から出力される第2の制御信号に従って減衰量を調整する。これにより、周波数変換部122は、信号の電力レベルを調整する。
電力増幅部123は、周波数変換部122から出力される信号の電力を予め設定された増幅量で増幅する。
予備装置13は、送信装置11又は送信装置12に対する冗長構成を組むものである。予備装置13は、切替器14を介して変調部111又は変調部121と接続する。予備装置13は、周波数変換部(U/C)131及び電力増幅部(SSPA)132を備える。
周波数変換部131は、アッテネータ1311を備える。切替器14を介して変調部111から信号が与えられる場合、アッテネータ1311は、制御装置110から出力される第1の制御信号に従って減衰量を調整する。また、切替器14を介して変調部121から信号が与えられる場合、アッテネータ1311は、制御装置110から出力される第2の制御信号に従って減衰量を調整する。
電力増幅部132は、周波数変換部131から出力される信号の電力を予め設定された増幅量で増幅する。
切替器14は、制御装置110から出力される切替指示に従い、出力立体回路15と同期して、接続を切り替える。すなわち、切替器14は、切替指示に従い、変調部111の出力先を周波数変換部112から周波数変換部131へ切り替え、又は、変調部121の出力先を周波数変換部122から周波数変換部131へ切り替える。
出力立体回路15は、切替器151及び結合器152を備える。切替器151は、制御装置110から出力される切替指示に従い、切替器14と同期して、接続を切り替える。すなわち、切替器151は、切替指示に従い、結合器152へ出力する信号の出力元を電力増幅部113から電力増幅部132へ切り替え、又は、結合器152へ出力する信号の出力元を電力増幅部123から電力増幅部132へ切り替える。切替器14,151の切替処理により、予備装置13は、送信装置11又は送信装置12の冗長構成となり得る。
結合器152は、切替器151から出力される2つの信号を結合する。結合器152は、結合した信号を、送受信アンテナ16へ出力する。
送受信アンテナ16は、出力立体回路15から出力される信号を通信衛星へ向けて送信する。また、送受信アンテナ16は、通信衛星から到来する信号を受信する。送受信アンテナ16は受信信号を増幅器17へ出力する。
増幅器17は、送受信アンテナ16から出力される受信信号を増幅する。増幅器17は、増幅した信号を分配器18へ出力する。
分配器18は、増幅器17から出力される信号を分配し、一方の分配信号をビーコン受信機19へ出力し、他方の分配信号を後段に設置される受信装置(図示せず)へ出力する。
ビーコン受信機19は、分配信号に含まれるビーコン信号を検出し、検出したビーコン信号の強度を計測する。ビーコン受信機19は、検出したビーコン信号と、計測したビーコン信号の強度についての受信強度情報とを制御装置110へ出力する。
図2は、図1に示す制御装置110の機能構成を示すブロック図である。図2に示す制御装置110は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、並びにROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等のCPUが処理を実行するためのプログラムやデータの格納領域等を含む。制御装置110は、CPUにプログラムを実行させることで、監視部1101及びTPC(Transmission Power Control)制御部1102を実現する。また、制御装置110は、モニタ1103及び記憶部1104を備える。
監視部1101は、衛星通信装置に含まれる、送信装置11,12、予備装置13、送受信アンテナ16、増幅器17、分配器18及びビーコン受信機19が正常に動作しているか否かを監視する。送信装置11,12、予備装置13、送受信アンテナ16、増幅器17、分配器18及びビーコン受信機19の少なくともいずれかに異常が発生したと判断した場合、監視部1101は、異常が発生した旨をモニタ1103に表示する。
送信装置11に異常が発生したと判断した場合、監視部1101は、信号を予備装置13からの出力へ切り替える旨をTPC制御部1102へ通知する。このとき、監視部1101は、変調部111の出力先を周波数変換部112から周波数変換部131へ切り替えるように切替器14へ切替指示を出力すると共に、結合器152へ出力する信号の出力元を電力増幅部113から電力増幅部132へ切り替えるように切替器151へ切替指示を出力する。
送信装置12に異常が発生したと判断した場合、監視部1101は、信号を予備装置13からの出力へ切り替える旨をTPC制御部1102へ通知する。このとき、監視部1101は、変調部121の出力先を周波数変換部122から周波数変換部131へ切り替えるように切替器14へ切替指示を出力すると共に、結合器152へ出力する信号の出力元を電力増幅部123から電力増幅部132へ切り替えるように切替器151へ切替指示を出力する。
なお、監視部1101は、送信装置11又は送信装置12に異常が発生したと判断した場合、予備装置13が使用中であるか否かを判断するようにしても構わないし、送信装置11、送信装置12に優先度を決めて、優先度が高い装置に切り替えても構わない。監視部1101は、送信装置11又は送信装置12に異常が発生し、かつ、予備装置13が使用できない状態である場合、異常が発生した装置による信号の出力を停止させる。これにより、正常な装置の稼働を継続し、故障した装置を安全に停止させることが可能となる。
記憶部1104は、送信装置11についての第1のクリアスカイレベルと、送信装置12についての第2のクリアスカイレベルとを記憶する。第1のクリアスカイレベルは、晴天時のビーコン信号の受信レベル強度と、その際に、送信装置11において適正レベルで送信するために調整されたアッテネータ1121の設定値との組み合わせで記憶される。また、第2のクリアスカイレベルは、晴天時のビーコン信号の受信レベル強度と、その際に、送信装置12において適正レベルで送信するために調整されたアッテネータ1221の設定値との組み合わせで記憶される。この第1及び第2のクリアスカイレベルがTPC処理を実施する際の基準レベルとなる。また、記憶部1104は、第1又は第2のクリアスカイレベルを実現するための送信装置13のアッテネータ1311の設定値を記憶する。なお、第1のクリアスカイレベルと、第2のクリアスカイレベルとは、異なる値であっても良いし、同一の値であっても良い。
TPC制御部1102は、ビーコン受信機19からビーコン信号の受信レベル情報を受信すると、受信レベル情報から得られる受信レベルと、記憶部1104に記憶される第1のクリアスカイレベルとして保持している受信レベルを比較し、受信レベルの変化量を算出する。TPC制御部1102は、算出した変化量を送信レベルとして補正するように、送信レベルの補正量を算出する。そして、TPC制御部1102は、算出した送信レベルの補正量により補正されたレベルにて送信信号が送受信アンテナ16から送信されるように、周波数変換部112のアッテネータ1121に対しての設定値を算出する。TPC制御部1102は、算出した設定値でアッテネータ1121の減衰量が変化するように、アッテネータ1121に対して第1の制御信号を出力する。TPC制御部1102は、アッテネータ1121に対する設定値を記憶部1104に記憶する。
また、TPC制御部1102は、ビーコン受信機19からビーコン信号の受信レベル情報を受信すると、受信レベル情報から得られる受信レベルと、記憶部1104に記憶される第2のクリアスカイレベルとして保持している受信レベルを比較し、受信レベルの変化量を算出する。TPC制御部1102は、算出した変化量を送信レベルとして補正するように、送信信号の送信レベルの補正量を算出する。そして、TPC制御部1102は、算出した送信レベルの補正量により補正されたレベルにて送信信号が送受信アンテナ16から送信されるように、周波数変換部122のアッテネータ1221に対して減衰量の設定値を算出する。TPC制御部1102は、算出した設定値でアッテネータ1221の減衰量が変化するように、アッテネータ1221に対して第2の制御信号を出力する。TPC制御部1102は、アッテネータ1221に対する設定値を記憶部1104に記憶する。
TPC制御部1102は、監視部1101から、信号の出力を送信装置11から予備装置13へ切り替える旨の通知を受けると、記憶部1104から第1のクリアスカイレベルを読み出す。TPC制御部1102は、読み出した第1のクリアスカイレベルとして記憶されているアッテネータ1121の設定値を予備装置13のアッテネータ1311に対して設定する。
予備装置13への設定が完了した後、ビーコン受信機19からビーコン信号の受信レベル情報を受信すると、TPC制御部1102は、受信レベル情報から得られる受信レベルと、記憶部1104に記憶される第1のクリアスカイレベルとして保持している受信レベルを比較し、受信レベルの変化量を算出する。TPC制御部1102は、算出した変化量を送信レベルとして補正するように、送信信号の送信レベルの補正量を算出する。そして、TPC制御部1102は、算出した送信レベルの補正量により補正されたレベルにて送信信号が送受信アンテナ16から送信されるように、周波数変換部131のアッテネータ1311に対して減衰量の設定値を算出する。TPC制御部1102は、算出した設定値でアッテネータ1311の減衰量を調整するように、アッテネータ1311に対して第1の制御信号を出力する。TPC制御部1102は、アッテネータ1311に対する設定値を記憶部1104に記憶する。
TPC制御部1102は、監視部1101から、信号の出力を送信装置12から予備装置13へ切り替える旨の通知を受けると、記憶部1104から第2のクリアスカイレベルを読み出す。TPC制御部1102は、読み出した第2のクリアスカイレベルとして記憶されているアッテネータ1221の設定値を予備装置13のアッテネータ1311に対して設定する。
予備装置13への設定が完了した後、ビーコン受信機19からビーコン信号の受信レベル情報を受信すると、TPC制御部1102は、受信レベル情報から得られる受信レベルと、記憶部1104に記憶される第2のクリアスカイレベルとして保持している受信レベルを比較し、受信レベルの変化量を算出する。TPC制御部1102は、算出した変化量を送信レベルとして補正するように、送信信号の送信レベルの補正量を算出する。そして、TPC制御部1102は、算出した送信レベルの補正量により補正されたレベルにて送信信号が送受信アンテナ16から送信されるように、周波数変換部131のアッテネータ1311に対して減衰量の設定値を算出する。TPC制御部1102は、算出した設定値でアッテネータ1311の減衰量を調整するように、アッテネータ1311に対して第2の制御信号を出力する。TPC制御部1102は、アッテネータ1311に対する設定値を記憶部1104に記憶する。
TPC制御部1102は、衛星送信装置がTPC処理を実施可能な状態かを確認し、実施可能な状態でない場合、TPCを中止する。
具体的には、周波数変換部112がTPC制御部1102の制御下に無いこと、周波数変換部112がTPC制御部1102との信号通信を正常に行えないこと、及び、周波数変換部112の制御が正常に行えないこと、のうち少なくともいずれか一つが当てはまる場合、TPC制御部1102は、周波数変換部112に異常が発生したと判断し、アッテネータ1121に対するTPC処理を停止する。周波数変換部122がTPC制御部1102の制御下に無いこと、周波数変換部122がTPC制御部1102との信号通信を正常に行えないこと、及び、周波数変換部122の制御が正常に行えないこと、のうち少なくともいずれか一つが当てはまる場合、TPC制御部1102は、周波数変換部122に異常が発生したと判断し、アッテネータ1221に対するTPC処理を停止する。周波数変換部131がTPC制御部1102の制御下に無いこと、周波数変換部131がTPC制御部1102との信号通信を正常に行えないこと、及び、周波数変換部131の制御が正常に行えないこと、のうち少なくともいずれか一つが当てはまる場合、TPC制御部1102は、周波数変換部131に異常が発生したと判断し、アッテネータ1311に対するTPC処理を停止する。
また、ビーコン受信機19がTPC制御部1102との信号通信を正常に行えないこと、ビーコン受信機19における受信レベルの検出動作に異常があること、ビーコン受信機19で検出した受信レベルが予め設定した最大値を超えていること、及び、ビーコン受信機19で検出した受信レベルが予め設定した最小値を下回っていること、の少なくともいずれか一つが当てはまる場合、ビーコン受信機19に異常が発生したと判断し、TPC制御部1102は、アッテネータ1121,1221,1311に対するTPC処理を停止する。
次に、上記構成における衛星通信装置の制御装置110の動作を説明する。図3は、図2に示す制御装置110が送信系統切替チェック処理及びTPC処理を実施する際のフローチャートの例を示す図である。
まず、制御装置110のTPC制御部1102は、ユーザから入力される情報に基づき、第1のクリアスカイレベルを送信装置11に対して設定する(ステップS31)。TPC制御部1102は、設定した第1のクリアスカイレベルを記憶部1104に記憶する。
TPC制御部1102は、ユーザから入力される情報に基づき、第2のクリアスカイレベルを送信装置12に対して設定する(ステップS32)。TPC制御部1102は、設定した第2のクリアスカイレベルを記憶部1104に記憶する。
TPC制御部1102は、予備装置13に対する初期値を設定する(ステップS33)。ここで、初期値には、第1のクリアスカイレベル、第2のクリアスカイレベル又は安定した動作が期待される値が設定される。
送信装置11,12及び予備装置13についての設定が完了すると、TPC制御部1102は、送信系統切替チェック処理を実施する(ステップS34)。
送信系統切替チェック処理が完了すると、TPC制御部1102は、TPC処理を実施する(ステップS35)。TPC制御部1102は、TPC処理が完了すると、処理をステップS34へ移行する。TPC制御部1102は、ステップS34,ステップS35の処理を、例えば、数ms周期で繰り返す。
図4は、図2に示すTPC制御部1102により実施される送信系統切替チェック処理の例を示すフローチャートである。
まず、TPC制御部1102は、送信系統切替が発生したか否かを判断する(ステップS41)。すなわち、TPC制御部1102は、監視部1101から通知があるか否かを判断する。監視部1101から通知がある場合(ステップS41のYes)、TPC制御部1102は、送信系統切替が発生したと判断し、その切り替えが送信装置11から予備装置13への切り替えであるか否かを判断する(ステップS42)。監視部1101からの通知がない場合(ステップS41のNo)、TPC制御部1102は、処理を終了する。
ステップS42において、切り替えが送信装置11から予備装置13への切り替えである場合(ステップS42のYes)、TPC制御部1102は、記憶部1104から第1のクリアスカイレベルを読み出す。TPC制御部1102は、読み出した第1のクリアスカイレベルとして記憶されているアッテネータ1121の設定値を予備装置13のアッテネータ1311に対して設定する(ステップS43)。切り替えが送信装置11から予備装置13への切り替えでない場合(ステップS42のNo)、TPC制御部1102は、切り替えが送信装置12から予備装置13への切り替えであるか否かを判断する(ステップS44)。切り替えが送信装置12から予備装置13への切り替えである場合(ステップS44のYes)、TPC制御部1102は、記憶部1104から第2のクリアスカイレベルを読み出す。TPC制御部1102は、読み出した第2のクリアスカイレベルとして記憶されているアッテネータ1221の設定値を予備装置13のアッテネータ1311に対して設定する(ステップS45)。切り替えが送信装置12から予備装置13への切り替えでない場合(ステップS44のNo)、TPC制御部1102は、処理を終了する。
図5は、図2に示すTPC制御部1102により実施されるTPC処理の例を示すフローチャートである。
まず、TPC制御部1102は、TPC処理がオートモードであるか否かを判断する(ステップS51)。TPC処理がオートモードである場合(ステップS51のYes)、TPC制御部1102は、TPC処理を実施可能であるか否かを判断する(ステップS52)。TPC処理がオートモードでない場合、すなわち、TPC処理がオフモードである場合(ステップS51のNo)、TPC制御部1102は、処理を終了する。
ステップS52において、TPC処理を実施可能である場合(ステップS52のYes)、TPC制御部1102は、TPC処理を実施する(ステップS53)。すなわち、TPC制御部1102は、送信装置11へ第1の制御信号を送信し、送信装置12へ第2の制御信号を送信する。また、送信系統が予備装置13へ切り替わっている場合には、TPC制御部1102は、切り替え元へ送信していた制御信号を予備装置13へ出力する。
以上のように、第1の実施形態では、TPC制御部1102は、信号の出力元が送信装置11又は送信装置12から予備装置13へ切り替わる場合、切り替え元のアッテネータについての設定値を、予備装置13に対して設定するようにしている。これにより、TPC制御部1102は、送信装置11から予備装置13へ送信信号の出力を切り替えること、又は、送信装置12から予備装置13へ送信信号の出力を切り替えることが可能となる。
したがって、第1の実施形態に係る衛星通信装置によれば、クリアスカイレベルが異なる独立した送信装置それぞれについて冗長構成を組みつつ、装置規模の増大及びコストの増大を抑制することができる。
なお、第1の実施形態では、衛星通信装置が送信装置11,12及び予備装置13を備える場合を例に説明した。しかしながら、これに限定されない。衛星通信装置は、3つ以上の送信装置を備えていても良い。また、衛星通信装置は、2つ以上の予備装置を備えていても良い。ただし、予備装置は、送信装置の切り替え先として、2つ以上の送信装置で共有される。そのため、衛星通信装置における予備装置の搭載数の最大数は、送信装置をn台としたとき、n−1台となる。
(第2の実施形態)
図6は、第2の実施形態に係る衛星通信装置の機能構成を示すブロック図である。図1に示す衛星通信装置は、送信装置21,22、予備装置23、切替器14、出力立体回路15、送受信アンテナ16、増幅器(LNC)17、分配器18、ビーコン受信機19及び制御装置24を具備する。
送信装置21は、変調部111、周波数変換部(U/C)211、TPC処理部212及び電力増幅部(SSPA)113を備える。
TPC処理部212は、送信装置21についての第1のクリアスカイレベルを記憶する。ここで、第1のクリアスカイレベルは、晴天時のビーコン信号の受信レベル強度である。
TPC処理部212は、周波数変換部211により周波数変換された信号を受信する。TPC処理部212は、制御装置24から出力される受信レベル情報を受信すると、受信レベル情報から得られる受信レベルと、自装置に設定されている第1のクリアスカイレベルとして保持している受信レベルとを比較し、受信レベルの変化量を算出する。TPC処理部212は、算出した変化量を送信レベルとして補正するように、送信信号の送信レベルの補正量を算出する。そして、TPC処理部212は、算出した補正量により補正されたレベルにて送信信号が送受信アンテナ16から送信されるように自装置の出力レベルを調整する。TPC処理部212は、自装置の設定値を記憶するとともに、制御装置24へ出力する。
送信装置22は、変調部121、周波数変換部(U/C)221、TPC処理部222及び電力増幅部(SSPA)123を備える。
TPC処理部222は、送信装置22についての第2のクリアスカイレベルを記憶する。第2のクリアスカイレベルは、晴天時のビーコン信号の受信レベル強度である。
TPC処理部222は、周波数変換部221により周波数変換された信号を受信する。TPC処理部222は、制御装置24から出力される受信レベル情報を受信すると、受信レベル情報から得られる受信レベルと、自装置に設定されている第2のクリアスカイレベルとして保持している受信レベルとを比較し、受信レベルの変化量を算出する。TPC処理部222は、算出した変化量を送信レベルとして補正するように、送信信号の送信レベルの補正量を算出する。そして、TPC処理部222は、算出した補正量により補正されたレベルにて送信信号が送受信アンテナ16から送信されるように自装置の出力レベルを調整する。TPC処理部222は、自装置の設定値を記憶するとともに、制御装置24へ出力する。
予備装置23は、送信装置21又は送信装置22に対する冗長構成を組むものである。予備装置23は、切替器14を介して変調部111又は変調部121と接続する。予備装置23は、周波数変換部(U/C)231、TPC処理部232及び電力増幅部(SSPA)132を備える。
TPC処理部232は、制御装置24から第1のクリアスカイレベルが設定された後、制御装置24から受信レベル情報を受信すると、受信レベル情報から得られる受信レベルと、自装置に設定されている第1のクリアスカイレベルとして保持している受信レベルとを比較し、受信レベルの変化量を算出する。TPC処理部232は、算出した変化量を送信レベルとして補正するように、送信信号の送信レベルの補正量を算出する。そして、TPC処理部232は、算出した補正量により補正されたレベルにて送信信号が送受信アンテナ16から送信されるように自装置の出力レベルを調整する。
また、TPC処理部232は、制御装置24から第2のクリアスカイレベルが設定された後、制御装置24から受信レベル情報を受信すると、受信レベル情報から得られる受信レベルと、自装置に設定されている第2のクリアスカイレベルとして保持している受信レベルとを比較し、受信レベルの変化量を算出する。TPC処理部232は、算出した変化量を送信レベルとして補正するように、送信信号の送信レベルの補正量を算出する。そして、TPC処理部232は、算出した補正量により補正されたレベルにて送信信号が送受信アンテナ16から送信されるように自装置の出力レベルを調整する。
TPC処理部232は、自装置の設定値を記憶するとともに、制御装置24へ出力する。
TPC処理部212、TPC処理部222及びTPC処理部232はそれぞれ独立して、衛星送信装置がTPC処理を実施可能な状態かを確認し、実施可能な状態でない場合、TPC処理を停止する。
また、TPC処理部212、TPC処理部222及びTPC処理部232は、TPC制御部241からビーコン受信機19に異常が発生した旨の通知がある場合、TPC処理を停止する。
図7は、図6に示す制御装置24の機能構成を示すブロック図である。図7に示す制御装置24は、例えば、CPU、並びにROM及びRAM等のCPUが処理を実行するためのプログラムやデータの格納領域等を含む。制御装置24は、CPUにプログラムを実行させることで、監視部1101及びTPC制御部241を実現する。また、制御装置24は、モニタ1103及び記憶部242を備える。
記憶部242は、送信装置21についての第1のクリアスカイレベルと、送信装置22についての第2のクリアスカイレベルとを記憶する。ここで、第1のクリアスカイレベルは、晴天時のビーコン信号の受信レベル強度である。また、第2のクリアスカイレベルは、晴天時のビーコン信号の受信レベル強度である。また、記憶部242は、第1又は第2のクリアスカイレベルを実現するためのTPC処理部212,222,232の設定値を記憶する。なお、第1のクリアスカイレベルと、第2のクリアスカイレベルとは、異なる値であっても良いし、同一の値であっても良い。
TPC制御部241は、ビーコン受信機19からビーコン信号の受信レベル情報を受信すると、TPC処理部212及び/又はTPC処理部222に対して受信レベル情報を出力する。
TPC制御部241は、監視部1101から、信号の出力を送信装置21から予備装置23へ切り替える旨の通知を受けると、記憶部242から第1のクリアスカイレベルを読み出す。TPC制御部241は、読み出した第1のクリアスカイレベルとして記憶される受信レベル強度を予備装置23のTPC処理部232に対して設定する。
TPC制御部241は、監視部1101から、信号の出力を送信装置22から予備装置23へ切り替える旨の通知を受けると、記憶部242から第2のクリアスカイレベルを読み出す。TPC制御部241は、読み出した第2のクリアスカイレベルとして記憶されている受信レベル強度を予備装置23のTPC処理部232に対して設定する。予備装置23への設定が完了した後、TPC制御部241は、ビーコン受信機19からのビーコン信号の受信レベル情報をTPC処理部232に対して出力する。
TPC制御部241は、ビーコン受信機19に異常が発生したと判断した場合、TPC処理部212、TPC処理部222及びTPC処理部232にその情報を通知し、それぞれの処理部がTPC処理を停止する。具体的には、ビーコン受信機19がTPC制御部241との信号通信を正常に行えないこと、ビーコン受信機19における受信レベルの検出動作に異常があること、ビーコン受信機19で検出した受信レベルが予め設定した最大値を超えていること、及び、ビーコン受信機19で検出した受信レベルが予め設定した最小値を下回っていることの少なくともいずれか一つが当てはまる場合、TPC制御部241は、ビーコン受信機19に異常が発生したと判断し、TPC処理部212、TPC処理部222及びTPC処理部232にその情報を通知する。
次に、上記構成における衛星通信装置の制御装置24の動作を説明する。図8は、図7に示す制御装置24が送信系統切替チェック処理及びTPC処理を実施する際のフローチャートの例を示す図である。
まず、制御装置24のTPC制御部241は、ユーザから入力される情報に基づき、第1のクリアスカイレベルを送信装置21に対して設定する(ステップS81)。TPC制御部241は、設定した第1のクリアスカイレベルを記憶部242に記憶する。
TPC制御部241は、ユーザから入力される情報に基づき、第2のクリアスカイレベルを送信装置22に対して設定する(ステップS82)。TPC制御部241は、設定した第2のクリアスカイレベルを記憶部242に記憶する。
TPC制御部241は、予備装置23に対する初期値を設定する(ステップS83)。
送信装置21,22及び予備装置23についての設定が完了すると、TPC制御部241は、送信系統切替チェック処理を実施する(ステップS84)。送信系統切替チェック処理が完了すると、TPC制御部241は、TPC処理を実施する(ステップS85)。TPC制御部241は、TPC処理が完了すると、処理をステップS84へ移行する。TPC制御部241は、ステップS84,ステップS85の処理を、例えば、数ms周期で繰り返す。
図9は、図7に示すTPC制御部241により実施される送信系統切替チェック処理の例を示すフローチャートである。
まず、TPC制御部241は、送信系統切替が発生したか否かを判断する(ステップS91)。すなわち、TPC制御部241は、監視部1101から通知があるか否かを判断する。監視部1101から通知がある場合(ステップS91のYes)、TPC制御部241は、送信系統切替が発生したと判断し、その切り替えが送信装置21から予備装置23への切り替えであるか否かを判断する(ステップS92)。監視部1101からの通知がない場合(ステップS91のNo)、TPC制御部241は、処理を終了する。
ステップS92において、切り替えが送信装置21から予備装置23への切り替えである場合(ステップS92のYes)、TPC制御部241は、記憶部242から第1のクリアスカイレベルを読み出す。TPC制御部241は、読み出した第1のクリアスカイレベルを予備装置23のTPC処理部232に対して設定する(ステップS93)。切り替えが送信装置21から予備装置23への切り替えでない場合(ステップS92のNo)、TPC制御部241は、切り替えが送信装置22から予備装置23への切り替えであるか否かを判断する(ステップS94)。切り替えが送信装置22から予備装置23への切り替えである場合(ステップS94のYes)、TPC制御部241は、記憶部242から第2のクリアスカイレベルを読み出す。TPC制御部241は、読み出した第2のクリアスカイレベルを予備装置23のTPC処理部232に対して設定する(ステップS95)。切り替えが送信装置22から予備装置23への切り替えでない場合(ステップS94のNo)、TPC制御部241は、処理を終了する。
図10は、図7に示すTPC処理部212,222,232により実施されるTPC処理の例を示すフローチャートである。ここでは、処理部212を代表して説明する。
まず、TPC処理部212は、TPC処理がオートモードであるか否かを判断する(ステップS101)。TPC処理がオートモードである場合(ステップS101のYes)、TPC処理部212は、TPC処理を実施可能であるか否かを判断する(ステップS102)。TPC処理がオートモードでない場合、すなわち、TPC処理がオフモードである場合(ステップS101のNo)、TPC処理部212は、処理を終了する。
ステップS102において、TPC処理を実施可能である場合(ステップS102のYes)、TPC処理部212は、TPC処理を実施する(ステップS103)。すなわち、TPC処理部212は、TPC制御部241から出力される受信レベル情報に基づき、送信信号の送信レベルを調整する。
以上のように、第2の実施形態では、TPC制御部241は、信号の出力元が送信装置21又は送信装置22から予備装置23へ切り替わる場合、切り替え元のTPC処理部で設定されていたクリアスカイレベルを、予備装置23に対して設定するようにしている。これにより、TPC制御部241は、送信装置21から予備装置23へ送信信号の出力を切り替えること、又は、送信装置22から予備装置23へ送信信号の出力を切り替えることが可能となる。
したがって、第2の実施形態に係る衛星通信装置によれば、クリアスカイレベルが異なる独立した送信装置それぞれについて冗長構成を組みつつ、装置規模の増大及びコストの増大を抑制することができる。
なお、第2の実施形態では、衛星通信装置が送信装置21,22及び予備装置23を備える場合を例に説明した。しかしながら、これに限定されない。衛星通信装置は、3つ以上の送信装置を備えていても良い。また、衛星通信装置は、2つ以上の予備装置を備えていても良い。ただし、予備装置は、送信装置の切り替え先として、2つ以上の送信装置で共有される。そのため、衛星通信装置における予備装置の搭載数の最大数は、送信装置をn台としたとき、n−1台となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
11…送信装置、111…変調部、112…周波数変換部、1121…アッテネータ、113…電力増幅部、12…送信装置、121…変調部、122…周波数変換部、1221…アッテネータ、123…電力増幅部、13…予備装置、131…周波数変換部、1311…アッテネータ、132…電力増幅部、14…切替器、15…出力立体回路、151…切替器、152…結合器、16…送受信アンテナ、17…増幅器、18…分配器、19…ビーコン受信機、110…制御装置、1101…監視部、1102…TPC制御部、1103…モニタ、1104…記憶部、21…送信装置、211…周波数変換部、212…TPC処理部、22…送信装置、221…周波数変換部、222…TPC処理部、23…予備装置、231…周波数変換部、232…TPC処理部、24…制御装置、241…TPC制御部、242…記憶部

Claims (5)

  1. 第1の制御信号により設定される出力レベルで、第1の出力信号を出力する第1の送信装置と、
    第2の制御信号により設定される出力レベルで、第2の出力信号を出力する第2の送信装置と、
    前記第1の送信装置についての第1のクリアスカイレベルが設定され、かつ、前記第1の制御信号が与えられる場合、前記第1の制御信号により設定される出力レベルで前記第1の出力信号を出力し、前記第2の送信装置についての第2のクリアスカイレベルが設定され、かつ、前記第2の制御信号が与えられる場合、前記第2の制御信号により設定される出力レベルで前記第2の出力信号を出力する予備装置と、
    前記予備装置が前記第1の送信装置の代用をする場合、前記予備装置に対して前記第1のクリアスカイレベルを設定し、かつ、前記予備装置へ前記第1の制御信号を出力し、前記予備装置が前記第2の送信装置の代用をする場合、前記予備装置に対して前記第2のクリアスカイレベルを設定し、かつ、前記予備装置へ前記第2の制御信号を出力する制御装置と
    を具備する衛星通信装置。
  2. 前記第1の送信装置は、前記第1の出力信号の周波数を変換すると共に、前記第1の制御信号に従った減衰量で前記第1の出力信号の出力レベルを減衰させる第1の周波数変換部を備え、
    前記第2の送信装置は、前記第2の出力信号の周波数を変換すると共に、前記第2の制御信号に従った減衰量で前記第2の出力信号の出力レベルを減衰させる第2の周波数変換部を備え、
    前記予備装置は、前記第1の制御信号に従った減衰量で、前記第1の出力信号の出力レベルを減衰させ、又は、前記第2の制御信号に従った減衰量で、前記第2の出力信号の出力レベルを減衰させる第3の周波数変換部を備え、
    前記制御装置は、前記予備装置が前記第1の送信装置の代用をする場合、前記第3の周波数変換部に対して前記第1のクリアスカイレベルを設定し、かつ、前記第3の周波数変換部へ前記第1の制御信号を出力し、前記予備装置が前記第2の送信装置の代用をする場合、前記第3の周波数変換部に対して前記第2のクリアスカイレベルを設定し、かつ、前記第3の周波数変換部へ前記第2の制御信号を出力する請求項1記載の衛星通信装置。
  3. 受信レベル情報と、第1のクリアスカイレベルについての受信レベルとを比較することで第1の出力信号の出力レベルを調整する第1の送信装置と、
    前記受信レベル情報と、第2のクリアスカイレベルについての受信レベルとを比較することで第2の出力信号の出力レベルを調整する第2の送信装置と、
    前記第1のクリアスカイレベルが設定され、かつ、前記受信レベル情報が与えられる場合、前記受信レベル情報と、前記第1のクリアスカイレベルについての受信レベルとを比較することで第1の出力信号の出力レベルを調整し、前記第2のクリアスカイレベルが設定され、かつ、前記受信レベル情報が与えられる場合、前記受信レベル情報と、前記第2のクリアスカイレベルについての受信レベルとを比較することで第2の出力信号の出力レベルを調整する予備装置と、
    前記予備装置が前記第1の送信装置の代用をする場合、前記予備装置に対して前記第1のクリアスカイレベルを設定し、かつ、前記予備装置へ前記受信レベル情報を出力し、前記予備装置が前記第2の送信装置の代用をする場合、前記予備装置に対して前記第2のクリアスカイレベルを設定し、かつ、前記予備装置へ前記受信レベル情報を出力する制御装置と
    を具備する衛星通信装置。
  4. 第1の送信装置から予備装置への切り替えを検知する場合、前記予備装置に対して前記第1の送信装置に設定されている第1のクリアスカイレベルを設定し、
    前記第1のクリアスカイレベルが設定された予備装置に対し、前記第1の送信装置についての設定値を設定し、
    第2の送信装置から予備装置への切り替えを検知する場合、前記予備装置に対して前記第2の送信装置に設定されている第2のクリアスカイレベルを設定し、
    前記第2のクリアスカイレベルが設定された予備装置に対し、前記第2の送信装置についての設定値を設定する送信電力制御方法。
  5. 第1の送信装置から予備装置への切り替えを検知する場合、前記予備装置に対して前記第1の送信装置に設定されている第1のクリアスカイレベルを設定し、
    前記第1のクリアスカイレベルが設定された予備装置に対し、受信レベル情報を送信し、
    第2の送信装置から予備装置への切り替えを検知する場合、前記予備装置に対して前記第2の送信装置に設定されている第2のクリアスカイレベルを設定し、
    前記第2のクリアスカイレベルが設定された予備装置に対し、前記受信レベル情報を送信する送信電力制御方法。
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