JP6894370B2 - 低雑音増幅装置、方法、および減衰量調整プログラム - Google Patents

低雑音増幅装置、方法、および減衰量調整プログラム Download PDF

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Description

本発明は、低雑音増幅装置、方法、および減衰量調整プログラムに関する。
近年、一般の移動端末間の通信を、通信衛星を介して行う衛星通信サービスが検討されている。通信衛星は、通常、移動端末が発する信号を低雑音で増幅するための低雑音増幅器をフロントエンドに備えている。低雑音増幅器は、過大な強度の信号を受けると性能が劣化することが知られている。低雑音増幅器が受ける信号の強度が過大である場合には、低雑音増幅器が信号を受ける前に信号を低減する必要がある。
特に、衛星通信サービスにおいては、通信衛星に対して信号を発する移動端末の数に応じて低雑音増幅器が受ける信号の強度が変化する。したがって、通信衛星が受ける受信信号の強度に応じて、低雑音増幅器が受ける信号を制御することが求められている。
特許文献1は、低雑音増幅器が過大な信号を受けることを判断し、過大な信号から低雑音増幅器を保護することのできる低雑音増幅器の保護回路を備えた受信高周波回路を開示している。特許文献1に記載の技術は、正電極、および負電極の2つの電極で低雑音増幅器を動作させており、過大と判定される強度の信号を受けた場合に一方の電極を遮断することで低雑音増幅器が受ける信号を低減している。
特許文献2は、受信信号の強度の変化に容易に追随し、低雑音増幅器の破損を防ぐことのできる過入力保護回路を開示している。特許文献2に記載の技術は、信号の強度を判定する過入力判定回路を備えており、過入力の信号を受けると信号の流れる経路を切り替えることによって低雑音増幅器を保護している。
特開2008−54260号公報 特開2008−312028号公報
したがって、特許文献1、および特許文献2は、低雑音増幅器が受ける信号を、信号の経路を切り替えることで遮断しているのみであって、低雑音増幅器が受ける信号を制御することを何ら考慮していない問題がある。
本発明の目的は、通信衛星が受ける受信信号の強度に応じて低雑音増幅器が受ける受信信号の強度を制御する、低雑音増幅装置、方法、および減衰量調整プログラムを提供することにある。
本発明の一態様の低雑音増幅装置は、通信衛星に備えられた低雑音増幅装置であって、前記通信衛星で受信した受信信号を減衰することで減衰信号を生成する可変電力減衰部と、前記減衰信号を低雑音で増幅することで増幅信号を生成する低雑音増幅部と、前記減衰信号に応じて制御信号を前記可変電力減衰部に対して出力して、前記可変電力減衰部の減衰量を調整する信号制御部と、を備える。
本発明の他の態様の低雑音増幅装置は、通信衛星に備えられた低雑音増幅装置であって、前記通信衛星で受信した受信信号を減衰することで減衰信号を生成する可変電力減衰部と、前記受信信号に応じて制御信号を前記可変電力減衰部に対して出力して、前記可変電力減衰部の減衰量を調整する信号制御部と、前記減衰信号を低雑音で増幅することで増幅信号を生成する低雑音増幅部と、を備える。
本発明の他の態様の低雑音増幅装置は、通信衛星に備えられた低雑音増幅装置であって、前記通信衛星で受信した受信信号を減衰することで減衰信号を生成する可変電力減衰部と、前記減衰信号を低雑音で増幅することで増幅信号を生成する低雑音増幅部と、前記増幅信号を受けることでフィーダリンク信号を生成するデジタルチャネライザと、前記フィーダリンク信号の周波数帯域の使用状況に応じて制御信号を前記可変電力減衰部に対して出力して、前記可変電力減衰部の減衰量を調整する信号制御部と、を備える。
本発明の他の態様の低雑音増幅方法は、通信衛星で実行する低雑音増幅方法であって、前記通信衛星で受信した受信信号を可変電力減衰部において減衰することで減衰信号を生成し、前記減衰信号を低雑音増幅部において低雑音で増幅することで増幅信号を生成し、信号制御部において前記減衰信号に応じて、制御信号を前記可変電力減衰部へ出力して、前記可変電力減衰部の減衰量を調整する。
本発明の他の態様の減衰量調整プログラムは、通信衛星に備えられる低雑音増幅装置に使用される可変電力減衰部の減衰量の調整をコンピュータに実行させる減衰量調整プログラムであって、前記低雑音増幅装置は、前記通信衛星で受信した受信信号を減衰することで減衰信号を生成する前記可変電力減衰部と、前記減衰信号を低雑音で増幅することで増幅信号を生成する低雑音増幅部と、を含み、前記減衰量調整プログラムは、前記減衰信号に応じて、制御信号を前記可変電力減衰部に対して出力して、前記可変電力減衰部の減衰量を調整する処理を、前記コンピュータに実行させる。
本発明によれば、通信衛星が受ける受信信号の強度に応じて低雑音増幅器が受ける受信信号の強度を制御することができる。
本発明の第1実施形態に係る低雑音増幅装置の構成を示すブロック図である。 図1に示した低雑音増幅装置に使用される信号制御部の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る低雑音増幅装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る低雑音増幅装置の構成を示すブロック図である。 図4に示した低雑音増幅装置に使用される信号制御部の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る低雑音増幅装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る低雑音増幅装置の構成を示すブロック図である。 フィーダリンク信号を説明するための概念図である。 図7に示した低雑音増幅装置に使用される信号制御部の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態に係る低雑音増幅装置の動作を示すフローチャートである。
[第1実施形態]
図1を参照して、本発明の第1実施形態に係る低雑音増幅装置10について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る低雑音増幅装置10の構成を示すブロック図である。
図示の低雑音増幅装置10は、通信衛星の受信回路(図示しない)のフロントエンドに搭載することで、受ける信号を低雑音で増幅することのできる装置である。
低雑音増幅装置10は、低雑音増幅部12と、可変電力減衰部13と、信号制御部14と、を備える。
低雑音増幅部12は、受けた信号を低雑音で増幅することで増幅信号を生成する。また、低雑音増幅部12は、増幅信号を図示しない受信回路へ出力する。ここで、低雑音増幅部12は、一般的な低雑音増幅器を用いることで実現することができる。なお、低雑音増幅部12は過大な強度の信号を受けると性能が劣化することが知られている。そのため、低雑音増幅部12が過大な強度の信号を受ける場合には、その信号の強度を低雑音増幅部12が受ける前に低減する必要がある。
可変電力減衰部13は、後述するように調整可能な減衰量を持ち、当該通信衛星が移動端末(図示しない)から受けた受信信号の強度を減衰することで、減衰信号を生成する。また、可変電力減衰部13は、生成した減衰信号を低雑音増幅部12に出力する。つまり、低雑音増幅部12は、可変電力減衰部13が生成した減衰信号から増幅信号を生成する。その結果、可変電力減衰部13は、過大な強度の信号を減衰するので、低雑音増幅部12の性能の劣化を防止することができる。
なお、可変電力減衰部13に設定された減衰量は、初期の段階では最小(すなわち、0)である。つまり、可変電力減衰部13は、通信衛星が過大な強度の受信信号を受けていない場合には、特に受信信号の強度を低減することなく、受信信号をそのまま減衰信号として低雑音増幅部12に出力する。また、可変電力減衰部13は、後述する制御信号にしたがって減衰量を調整することができる。さらに、可変電力減衰部13としては、例えばPINダイオードを利用したアナログ回路、および可変可能な抵抗を備えるデジタル回路で実現することができる。
信号制御部14は、低雑音増幅部12が受ける減衰信号の強度を監視する。信号制御部14には、予め減衰信号の強度のしきい値が少なくとも1つ定められている。信号制御部14は、しきい値と、低雑音増幅部12が受ける減衰信号の強度を示す強度信号とを比較するとともに、比較結果に基づいて可変電力減衰部13の信号の減衰量を調節する指令である制御信号を生成する。また、信号制御部14は、生成した制御信号を可変電力減衰部13に出力する。そのため、可変電力減衰部13は、受信信号を受ける入力端子131と、減衰信号を出力する出力端子132と、制御信号を受ける制御端子133との、3つの端子を有している。
図2は信号制御部14の構成の一例を示すブロック図である。信号制御部14は、減衰信号の強度を監視して強度信号を生成する監視部142と、減衰信号から生成した強度信号のしきい値を設定して出力するしきい値設定部144と、強度信号としきい値とを比較して比較結果を出力する比較部146と、比較結果に基づいて制御信号を生成する制御信号生成部148と、から成る。
ここで、図示の例では、しきい値設定部144において設定される「しきい値」は、低雑音増幅部12で受けることが可能な減衰信号の強度の最大許容値に設定されている。減衰信号の強度を表す強度信号がしきい値より小さい場合、比較部146は、比較結果(比較信号)としてロウレベルの信号を出力する。一方、減衰信号の強度を表す強度信号がしきい値より大きい場合、比較部146は、比較結果(比較信号)としてハイレベルの信号を出力する。比較信号がロウレベルのとき、制御信号生成部148は、可変電力減衰部13の減衰量を現在よりも小さくするような制御信号を生成する。但し、可変電力減衰部13の減衰量は0が最小値であるので、可変電力減衰部13の減衰量が0より小さくなることはない。一方、比較信号がハイレベルのとき、制御信号生成部148は、可変電力減衰部13の減衰量を現在よりも大きくするような制御信号を生成する。
尚、図2に示す信号制御部14では、比較部146を備えているが、比較部146の代わりに減算部を備えてもよい。この場合、減算部は、減衰信号の強度を表す強度信号からしきい値を減じて、その差を表す差信号を出力する。差信号がマイナスの値である場合、制御信号生成部148は、可変電力減衰部13の減衰量を現在よりも小さくするような制御信号を生成する。このとき、その差信号の絶対値に応じて、制御信号生成部148は、可変電力減衰部13の減衰量の変化幅を可変するように制御信号を生成してもよい。ただし、上述したように、可変電力減衰部13の減衰量は0より小さくなることはない。一方、差信号がプラスの値である場合、制御信号生成部148は、可変電力減衰部13の減衰量を現在よりも大きくするような制御信号を生成する。このときも、その差信号の絶対値に応じて、制御信号生成部148は、可変電力減衰部13の減衰量の変化幅を可変するように制御信号を生成してもよい。
すなわち、低雑音増幅装置10は、通信衛星が受ける受信信号の強度に応じて可変電力減衰部13の減衰量を自動的に調整することができる。したがって、通信衛星は、移動端末から複数の受信信号を受け、それら複数の受信信号が集まった受信信号の強度が過大になった場合であっても、可変電力減衰部13の減衰量を大きくすることにより、低雑音増幅部12への過大な信号の入力を抑制することができる。その結果、衛星通信サービスにおいて、低雑音増幅部12の性能を劣化させることなく通信衛星を介して移動端末間の通信を行うことができる。
[低雑音増幅装置10の動作]
図3は、低雑音増幅装置10の動作を示すフローチャートである。以下、図3を参照して、低雑音増幅装置10の動作について説明する。
まず、初期段階において、可変電力減衰部13は、受信信号を入力端子131で受け後述する制御信号によって設定されている0の減衰量にしたがって減衰信号を生成するとともに、減衰信号を出力端子132から低雑音増幅部12、および信号制御部14に出力する(ステップS101)。すなわち、初期段階では、可変電力減衰部13は、受信信号をそのまま減衰信号として生成し、出力する。
次に、信号制御部14は、減衰信号の強度を監視し、減衰信号の強度に応じた制御信号を生成するとともに、制御信号を可変電力減衰部13に出力する(ステップS102)。
詳述すると、監視部142は、可変電力減衰部13の出力端子132から出力される減衰信号の強度を監視して、減衰信号の強度を表す強度信号を生成する。しきい値設定部144は、強度信号のしきい値を設定し出力する。比較部146は、強度信号としきい値とを比較して比較結果を出力する。制御信号生成部148は、この比較結果に基づいて制御信号を生成して、制御信号を可変電力減衰部13の制御端子133に出力する。
続いて、可変電力減衰部13は、信号制御部14から受けた制御信号にしたがって減衰量を調整する(ステップS103)。
可変電力減衰部13は、調整された減衰量に従って受信信号を減衰して、減衰信号を生成すると共に、減衰信号を出力端子132から低雑音増幅部12、および信号制御部14に出力する(ステップS104)。
さらに、低雑音増幅部12は、可変電力減衰部13から出力された減衰信号を受けることで、減衰信号を低雑音で増幅し、増幅信号を生成する(ステップS105)。
低雑音増幅装置10は、上記ステップS102〜S105の動作を繰り返す。
このように、本第1実施形態に係る低雑音増幅装置10では、可変電力減衰部13の減衰量をフィードバック制御により自動的に調整することによって、低雑音増幅部12に過大な信号(減衰信号)が供給されるのを防止している。
[第2実施形態]
図4は、本発明の第2実施形態に係る低雑音増幅装置10Aの構成を示すブロック図である。以下、図4を参照して、低雑音増幅装置10Aについて説明する。
低雑音増幅装置10Aは、減衰信号に応じて制御信号を生成する低雑音増幅装置10とは異なり、通信衛星が受ける受信信号に応じて制御信号を生成する。
低雑音増幅装置10Aは、低雑音増幅部12と、可変電力減衰部13と、信号制御部14Aと、を備えている。なお、低雑音増幅部12と可変電力減衰部13については、第1実施形態の場合と同様なので説明は省略する。
信号制御部14Aは、可変電力減衰部13がその入力端子131で受ける受信信号の強度を監視する。信号制御部14Aには、予め受信信号の強度のしきい値が少なくとも1つ定められている。信号制御部14Aは、しきい値と、可変電力減衰部13が受ける受信信号の強度を示す強度信号との間の差を求めるとともに、その差の大きさに基づいて可変電力減衰部13の信号の減衰量を調節する指令である制御信号を生成する。また、信号制御部14Aは、生成した制御信号を可変電力減衰部13の制御端子133に出力する。
図5は、制御信号部14Aの構成の一例を示すブロック図である。信号制御部14Aは、受信信号の強度を監視してその強度を表す強度信号を生成する監視部142Aと、受信信号から生成した強度信号のしきい値を設定して出力するしきい値設定部144Aと、強度信号としきい値との間の差を計算して、その差を表す差信号を出力する減算部146Aと、差信号に基づいて制御信号を生成する制御信号生成部148Aと、から成る。
ここで、図示の例でも、しきい値設定部144Aにおいて設定される「しきい値」は、低雑音増幅部12で受けることが可能な減衰信号の強度の最大許容値に設定されている。減算部146Aは、受信信号の強度信号からしきい値を減じて、その差を表す差信号を出力する。差信号がマイナスの値である場合、制御信号生成部148Aは、可変電力減衰部13の減衰量を0とする制御信号を生成する。すなわち、制御信号生成部148Aは、強度信号がしきい値よりも小さい場合には、可変電力減衰部13の減衰量を変化させない。一方、差信号がプラスの値である場合、制御信号生成部148Aは、可変電力減衰部13の減衰量を、その差信号の絶対値に応じた可変幅の分だけ大きくするような制御信号を生成する。
したがって、制御信号生成部148Aは、差信号と可変電力減衰部13の減衰量を規定する制御信号との間の関係を表す表又は関数を予めメモリ(例えば、ROM(read only memory))に格納しておき、差信号をアドレスとしてROMをアクセスすることによって、制御信号を得るにしてもよい。
すなわち、低雑音増幅装置10Aは、通信衛星が受ける受信信号の強度に応じて可変電力減衰部13の減衰量を自動的に調整することができる。したがって、通信衛星は、移動端末から複数の受信信号を受け、それら複数の受信信号が集まった受信信号の強度が過大になった場合であっても、可変電力減衰部13の減衰量を大きくすることにより、低雑音増幅部12への過大な信号の入力を抑制することができる。その結果、衛星通信サービスにおいて、低雑音増幅部12の性能を劣化させることなく通信衛星を介して移動端末間の通信を行うことができる。
[低雑音増幅装置10Aの動作]
図6は、低雑音増幅装置10Aの動作を示すフローチャートである。以下、図6を参照して、低雑音増幅装置10Aの動作について説明する。
まず、信号制御部14Aは、通信衛星が受けた受信信号の強度を監視し、受信信号の強度に応じた制御信号を生成するとともに、制御信号を可変電力減衰部13に出力する(ステップS201)。
詳述すると、監視部142Aは、通信衛星が受けた受信信号の強度を監視して、受信信号の強度を表す強度信号を生成する。しきい値設定部144Aは、強度信号のしきい値を設定し出力する。減算部146Aは、強度信号としきい値との間の差を求めて差信号を出力する。制御信号生成部148Aは、この差信号に基づいて制御信号を生成して、可変電力減衰部13の制御端子133に出力する。
続いて、可変電力減衰部13は、信号制御部14Aから受けた制御信号にしたがって減衰量を調整する(ステップS202)。
可変電力減衰部13は、入力端子131で受けた受信信号を調整された減衰量に従って減衰して、減衰信号を生成すると共に、減衰信号を出力端子132から低雑音増幅部12に出力する(ステップS203)。
さらに、低雑音増幅部12は、可変電力減衰部13から出力された減衰信号を受けることで、減衰信号を低雑音で増幅し、増幅信号を生成する(ステップS204)。
低雑音増幅装置10Aは、上記ステップS201〜S204の動作を繰り返す。
このように、本第2実施形態に係る低雑音増幅装置10Aでは、可変電力減衰部13の減衰量をフィードフォワード制御により自動的に調整することによって、低雑音増幅部12に過大な信号(減衰信号)が供給されるのを防止している。
[第3実施形態]
以下、本発明の第3実施形態に係る低雑音増幅装置10Bについて詳細に説明する。
図7は、本発明の第3実施形態に係る低雑音増幅装置10Bを備える通信衛星の受信系の構成を示すブロック図である。
図7に示す通信衛星の受信系は、低雑音増幅装置10Bと、アンテナ11と、アンテナ分波器15と、受信回路17と、を備える。低雑音増幅装置10Bは、低雑音増幅部12と、可変電力減衰部13と、信号制御部14Bと、デジタルチャネライザ16と、を備えている。
アンテナ11は、移動端末(図示せず)が発する送信信号を受信信号として受けるとともに、移動端末から受けた受信信号を、アンテナ分波器15を介して低雑音増幅装置10Bに出力する。アンテナ分波器15は、アンテナ11が受信信号を受けるための受信経路と、送信信号を発するための送信経路とを切り替える。
低雑音増幅装置10Bにおいて、低雑音増幅部12は、アンテナ分波器15、および可変電力減衰部13を介して受けた減衰信号を低雑音で増幅することで増幅信号を生成する。また、低雑音増幅部12は、増幅信号をデジタルチャネライザ16へ出力する。なお、低雑音増幅装置10Bの具体的な機能については後述する。
デジタルチャネライザ16は、増幅信号を受けることでフィーダリンク信号を生成する。
ここで、移動端末間の通信を、通信衛星を介して行う場合の一般的な方法について説明する。移動端末間の通信は、通信衛星を介して行う場合、通常、移動端末が発する複数の信号から1つのフィーダリンク信号を生成することで行う。そして、通信衛星は、生成したフィーダリンク信号を地上の制御局にダウンリンクする。ここで、通信衛星と制御局とを結ぶ通信経路のことを、フィーダリンクという。
以下、図8を参照して、デジタルチャネライザ16の動作について説明する。図8は、デジタルチャネライザ16の動作を示す概念図である。
図8を参照すると、デジタルチャネライザ16は、例えばユーザAが発した第1信号20と、ユーザBが発した第2信号30と、ユーザCが発した第3信号40と、ユーザDが発した第4信号50とを受ける。
図8は、第1信号20の使用状況として第1周波数帯域21、第2信号30の使用状況として第2周波数帯域31、第3信号40の使用状況として第3周波数帯域41、および第4信号50の使用状況として第4周波数帯域51とをハッチングで示している。
デジタルチャネライザ16は、第1信号20と、第2信号30と、第3信号40と、第4信号50とを受けることで、フィーダリンク信号60を生成するとともに、フィーダリンク信号60を出力する。フィーダリンク信号60の使用状況は、第5周波数帯域61として示している。ここで、フィーダリンク信号60の使用状況である第5周波数帯域61は、第1周波数帯域21と、第2周波数帯域31と、第3周波数帯域41と、第4周波数帯域51との使用状況の和である。後述するが、低雑音増幅装置10Bは、デジタルチャネライザ16が出力するフィーダリンク信号60の使用状況である第5周波数帯域61に基づいて、可変電力減衰部13の信号の強度の減衰量を制御することができる。
すなわち、デジタルチャネライザ16は、通信衛星が備える複数の低雑音増幅装置10Bが発する増幅信号を受けることで、1つのフィーダリンク信号を生成するとともに、フィーダリンク信号を受信回路17へ出力することができる。
ここで、低雑音増幅装置10Bについて具体的に説明する。なお、低雑音増幅部12と可変電力減衰部13については、第1実施形態、および第2実施形態と同様なので説明は省略する。
信号制御部14Bは、デジタルチャネライザ16から出力されるフィーダリンク信号の周波数帯域の使用状況を監視する。また、信号制御部14Bには、予めフィーダリンク信号の周波数帯域の使用状況のしきい値が少なくとも1つ定められている。信号制御部14Bは、しきい値と、フィーダリンク信号の周波数帯域の使用状況を示す使用状況信号とを比較するとともに、比較結果に基づいて可変電力減衰部13の信号の減衰量を調節する指令である制御信号を生成する。また、信号制御部14Bは、生成した制御信号を可変電力減衰部13に出力する。
図9は、制御信号部14Bの構成の一例を示すブロック図である。信号制御部14Bは、フィーダリンク信号の周波数帯域の使用状況を監視してその使用状況を示す使用状況信号を生成する監視部142Bと、フィーダリンク信号の周波数帯域の使用状況のしきい値を設定して出力するしきい値設定部144Bと、使用状況信号としきい値とを比較して比較結果を出力する比較部146Bと、比較結果に基づいて制御信号を生成する制御信号生成部148Bと、から成る。
すなわち、低雑音増幅装置10Bは、通信衛星が受ける受信信号の強度(使用状況信号)に応じて可変電力減衰部13の減衰量を調整することができる。したがって、通信衛星は、移動端末から複数の受信信号を受け、それら複数の受信信号が集まった受信信号の強度が過大になった場合であっても、可変電力減衰部13の減衰量を大きくすることにより、低雑音増幅部12への過大な信号の入力を抑制することができる。その結果、衛星通信サービスにおいて、低雑音増幅部12の性能を劣化させることなく通信衛星を介して移動端末間の通信を行うことができる。
[低雑音増幅装置10Bの動作]
図10は、本発明の第3実施形態に係る低雑音増幅装置10Bの動作を示すフローチャートである。以下、図10を参照して、低雑音増幅装置10Bの動作について説明する。
まず、アンテナ11は、移動端末が発する送信信号を受信信号として受けるとともに、受信信号を、アンテナ分波器15を介して可変電力減衰部13に出力する(ステップS301)。
次に、可変電力減衰部13は、初期段階では、受信信号を入力端子131で受け後述する制御信号によって設定されている0の減衰量にしたがって減衰信号を生成するとともに、減衰信号を出力端子132から低雑音増幅部12に出力する(ステップS302)。すなわち、初期段階では、可変電力減衰部13は、受信信号をそのまま減衰信号として生成し、出力する。
続いて、低雑音増幅部12は、可変電力減衰部13から減衰信号を受けることで増幅信号を生成するとともに、増幅信号をデジタルチャネライザ16に出力する(ステップS303)。
さらに、デジタルチャネライザ16は、低雑音増幅部12から増幅信号を受けることでフィーダリンク信号を生成するとともに、フィーダリンク信号を受信回路17、および信号制御部14Bに出力する(ステップS304)。
次に、信号制御部14Bは、フィーダリンク信号の周波数帯域の使用状況を監視し、周波数帯域の使用状況に応じた制御信号を生成するとともに、制御信号を可変電力減衰部13に出力する(ステップS305)。
詳述すると、監視部142Bは、フィーダリンク信号の周波数帯域の使用状況を監視して、フィーダリンク信号の周波数帯域の使用状況を表す使用状況信号を生成する。しきい値設定部144Bは、フィーダリンク信号の周波数帯域の使用状況のしきい値を設定し出力する。比較部146Bは、使用状況信号としきい値とを比較して比較結果を出力する。制御信号生成部148Bは、この比較結果に基づいて制御信号を生成して、可変電力減衰部13の制御端子133に出力する。
続いて、可変電力減衰部13は、信号制御部14Bから受けた制御信号にしたがって減衰量を調整する(ステップS306)。
可変電力減衰部13は、入力端子131で受けた受信信号を調整された減衰量に従って減衰して、減衰信号を生成すると共に、減衰信号を出力端子132から低雑音増幅部12に出力する(ステップS307)。
さらに、低雑音増幅部12は、可変電力減衰部13から出力された減衰信号を受けることで、減衰信号を低雑音で増幅し、増幅信号を生成する(ステップS308)。
低雑音増幅装置10Bは、上記ステップS303〜S308の動作を繰り返す。
このように、本第3実施形態に係る低雑音増幅装置10Bでは、可変電力減衰部13の減衰量をフィードバック制御により自動的に調整することによって、低雑音増幅部12に過大な信号(減衰信号)が供給されるのを防止している。
なお、上述した低雑音増幅装置10、低雑音増幅装置10A、および低雑音装置10Bを構成する信号制御部14、信号制御部14A、および信号制御部14Bは、ハードウエアによって実現してもよいし、ソフトウエアによって実現してもよい。また、信号制御部14、信号制御部14A、および信号制御部14Bは、ハードウエアとソフトウエアの組み合わせによって実現してもよい。
例えば、CPU(Central Processing Unit)が、読み取り可能な記憶媒体が保持するプログラムを読み出すことによって、コンピュータを信号制御部14、信号制御部14A、および信号制御部14Bとして動作させてもよい。記憶媒体を例示すると、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、および半導体メモリ等である。また、プログラムは、CPUが読み取り可能な記憶媒体が保持しているだけでなく、ネットワークに接続された記憶装置が保持していてもよい。
上記の各実施形態の一部、または全部は、以下の付記のようにも記載されうる。なお、以下の付記は本発明をなんら限定するものではない。
[付記1]
通信衛星に備えられた低雑音増幅装置であって、
前記通信衛星で受信した受信信号を減衰することで減衰信号を生成する可変電力減衰部と、
前記減衰信号を低雑音で増幅することで増幅信号を生成する低雑音増幅部と、
前記減衰信号に応じて制御信号を前記可変電力減衰部に対して出力して、前記可変電力減衰部の減衰量を調整する信号制御部と、を備える、低雑音増幅装置。
[付記2]
初期段階では、前記可変電力減衰部の減衰量は0に設定されており、前記可変電力減衰部は、前記受信信号をそのまま前記減衰信号として生成する、付記1に記載の低雑音増幅装置。
[付記3]
前記信号制御部は、
前記減衰信号の強度を監視して強度信号を生成する監視部と、
前記強度信号のしきい値を設定して出力するしきい値設定部と、
前記強度信号と、前記しきい値とを比較して比較結果を出力する比較部と、
前記比較結果に基づいて前記制御信号を生成する制御信号生成部と、から成る、付記1または2に記載の低雑音増幅装置。
[付記4]
通信衛星に備えられた低雑音増幅装置であって、
前記通信衛星で受信した受信信号を減衰することで減衰信号を生成する可変電力減衰部と、
前記受信信号に応じて制御信号を前記可変電力減衰部に対して出力して、前記可変電力減衰部の減衰量を調整する信号制御部と、
前記減衰信号を低雑音で増幅することで増幅信号を生成する低雑音増幅部と、を備える、低雑音増幅装置。
[付記5]
前記信号制御部は、
前記受信信号の強度を監視して強度信号を生成する監視部と、
前記強度信号のしきい値を設定して出力するしきい値設定部と、
前記強度信号と前記しきい値との間の差を求めて差信号を出力する減算部と、
前記差信号に基づいて前記制御信号を生成する制御信号生成部と、から成る、付記4に記載の低雑音増幅装置。
[付記6]
通信衛星に備えられた低雑音増幅装置であって、
前記通信衛星で受信した受信信号を減衰することで減衰信号を生成する可変電力減衰部と、
前記減衰信号を低雑音で増幅することで増幅信号を生成する低雑音増幅部と、
前記増幅信号を受けることでフィーダリンク信号を生成するデジタルチャネライザと、
前記フィーダリンク信号の周波数帯域の使用状況に応じて制御信号を前記可変電力減衰部に対して出力して、前記可変電力減衰部の減衰量を調整する信号制御部と、を備える、低雑音増幅装置。
[付記7]
初期段階では、前記可変電力減衰部の減衰量は0に設定されており、前記可変電力減衰部は、前記受信信号をそのまま前記減衰信号として生成する、付記6に記載の低雑音増幅装置。
[付記8]
前記信号制御部は、
前記フィーダリンク信号の周波数帯域の使用状況を監視して使用状況信号を生成する監視部と、
前記使用状況信号のしきい値を設定して出力するしきい値設定部と、
前記使用状況信号と前記しきい値とを比較して比較結果を出力する比較部と、
前記比較結果に基づいて前記制御信号を生成する制御信号生成部と、から成る、付記6または7に記載の低雑音増幅装置。
[付記9]
通信衛星で実行する低雑音増幅方法であって、
前記通信衛星で受信した受信信号を可変電力減衰部において減衰することで減衰信号を生成し、
前記減衰信号を低雑音増幅部において低雑音で増幅することで増幅信号を生成し、
信号制御部において前記減衰信号に応じて、制御信号を前記可変電力減衰部へ出力して、前記可変電力減衰部の減衰量を調整する、低雑音増幅方法。
[付記10]
初期段階では、前記可変電力減衰部の減衰量は0に設定されており、前記可変電力減衰部は、前記受信信号をそのまま前記減衰信号として生成する、付記9に記載の低雑音増幅方法。
[付記11]
前記信号制御部における前記可変電力調整部の減衰量の調整は、
減衰信号監視部において前記減衰信号の強度を監視して強度信号を生成し、
しきい値設定部において前記強度信号のしきい値を設定して出力し、
比較部において前記強度信号と、前記しきい値とを比較して比較結果を出力し、
制御信号生成部において前記比較結果に基づいて前記制御信号を生成する、付記9または10に記載の低雑音増幅方法。
[付記12]
通信衛星で実行する低雑音増幅方法であって、
前記通信衛星で受信した受信信号を可変電力減衰部において減衰することで減衰信号を生成し、
信号制御部において前記受信信号に応じて、制御信号を前記可変電力減衰部へ出力して、前記可変電力減衰部の減衰量を調整し、
前記減衰信号を低雑音増幅部において低雑音で増幅することで増幅信号を生成する、低雑音増幅方法。
[付記13]
前記信号制御部における前記可変電力調整部の減衰量の調整は、
受信信号監視部において前記受信信号の強度を監視して強度信号を生成し、
しきい値設定部において前記強度信号のしきい値を設定して出力し、
減算部において前記強度信号と、前記しきい値との間の差を求めて差信号を出力し、
制御信号生成部において前記差信号に基づいて前記制御信号を生成する、付記12に記載の低雑音増幅方法。
[付記14]
通信衛星で実行する低雑音増幅方法であって、
前記通信衛星で受信した受信信号を可変電力減衰部において減衰することで減衰信号を生成し、
前記減衰信号を低雑音増幅部において低雑音で増幅することで増幅信号を生成し、
デジタルチャネライザにおいて前記増幅信号を受けて、フィーダリンク信号を生成し、
信号制御部において前記フィーダリンク信号の周波数帯域の使用状況に応じて制御信号を前記可変電力減衰部に出力して、前記可変電力減衰部の減衰量を調整する、低雑音増幅方法。
[付記15]
初期段階では、前記可変電力減衰部の減衰量は0に設定されており、前記可変電力減衰部は、前記受信信号をそのまま前記減衰信号として生成する、付記14に記載の低雑音増幅方法。
[付記16]
前記信号制御部における前記可変電力調整部の減衰量の調整は、
フィーダリンク信号監視部において前記フィーダリンク信号の周波数帯域の使用状況を監視して使用状況信号を生成し、
しきい値設定部において前記使用状況信号のしきい値を設定して出力し、
比較部において前記使用状況信号と前記しきい値とを比較して比較結果を出力し、
制御信号生成部において前記比較結果に基づいて前記制御信号を生成する、付記14または15に記載の低雑音増幅方法。
[付記17]
通信衛星に備えられる低雑音増幅装置に使用される可変電力減衰部の減衰量の調整をコンピュータに実行させる減衰量調整プログラムであって、
前記低雑音増幅装置は、前記通信衛星で受信した受信信号を減衰することで減衰信号を生成する前記可変電力減衰部と、前記減衰信号を低雑音で増幅することで増幅信号を生成する低雑音増幅部と、を含み、
前記減衰量調整プログラムは、
前記減衰信号に応じて、制御信号を前記可変電力減衰部に対して出力して、前記可変電力減衰部の減衰量を調整する処理を、前記コンピュータに実行させる、減衰量調整プログラム。
[付記18]
初期段階において、前記制御信号として前記可変電力減衰部の減衰量を0に設定する信号を出力して、前記可変電力減衰部に前記受信信号をそのまま前記減衰信号として生成させる処理を、前記コンピュータに更に実行させる、付記17に記載の減衰量調整プログラム。
[付記19]
前記減衰量調整プログラムは、
前記減衰信号の強度を監視して強度信号を生成する処理と、
前記強度信号のしきい値を設定して出力する処理と、
前記強度信号と前記しきい値とを比較して比較結果を出力する処理と、
前記比較結果に基づいて前記制御信号を生成する処理と、を前記コンピュータに実行させる、付記17または18に記載の減衰量調整プログラム。
[付記20]
通信衛星に備えられる低雑音増幅装置に使用される可変電力減衰部の減衰量の調整をコンピュータに実行させる減衰量調整プログラムであって、
前記低雑音増幅装置は、前記通信衛星で受信した受信信号を減衰することで減衰信号を生成する前記可変電力減衰部と、前記減衰信号を低雑音で増幅することで増幅信号を生成する低雑音増幅部と、を含み、
前記減衰量調整プログラムは、
前記受信信号に応じて、制御信号を前記可変電力減衰部に対して出力して、前記可変電力減衰部の減衰量を調整する処理を、前記コンピュータに実行させる、減衰量調整プログラム。
[付記21]
前記減衰量調整プログラムは、
前記受信信号の強度を監視して強度信号を生成する処理と、
前記強度信号のしきい値を設定して出力する処理と、
前記強度信号と前記しきい値との間の差を求めて差信号を出力する処理と、
前記差信号に基づいて前記制御信号を生成する処理と、を前記コンピュータに実行させる、付記20に記載の減衰量調整プログラム。
[付記22]
通信衛星に備えられる低雑音増幅装置に使用される可変電力減衰部の減衰量の調整をコンピュータに実行させる減衰量調整プログラムであって、
前記低雑音増幅装置は、前記通信衛星で受信した受信信号を減衰することで減衰信号を生成する前記可変電力減衰部と、前記減衰信号を低雑音で増幅することで増幅信号を生成する低雑音増幅部と、前記増幅信号を受けてフィーダリンク信号を生成するデジタルチャネライザとを含み、
前記減衰量調整プログラムは、
前記フィーダリンク信号の周波数帯域の使用状況に応じて、制御信号を前記可変電力減衰部に対して出力して、前記可変電力減衰部の減衰量を調整する処理を、前記コンピュータに実行させる、減衰量調整プログラム。
[付記23]
初期段階において、前記制御信号として前記可変電力減衰部の減衰量を0に設定する信号を出力して、前記可変電力減衰部に前記受信信号をそのまま前記減衰信号として生成させる処理を、前記コンピュータに更に実行させる付記22に記載の減衰量調整プログラム。
[付記24]
前記減衰量調整プログラムは、
フィーダリンク信号監視部において前記フィーダリンク信号の周波数帯域の使用状況を監視して使用状況信号を生成する処理と、
前記使用状況信号のしきい値を設定して出力する処理と、
前記使用状況信号と前記しきい値とを比較して比較結果を出力する処理と、
前記比較結果に基づいて前記制御信号を生成する処理と、を前記コンピュータに実行させる、付記22または23に記載の減衰量調整プログラム。
この出願は、2015年6月15日に出願された日本出願特願2015−120195号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
10,10A,10B・・低雑音増幅装置
11・・アンテナ
12・・低雑音増幅部
13・・可変電力減衰部
14,14A,14B・・信号制御部
15・・アンテナ分波器
16・・デジタルチャネライザ
17・・受信回路
20・・第1信号
21・・第1周波数帯域
30・・第2信号
31・・第2周波数帯域
40・・第3信号
41・・第3周波数帯域
50・・第4信号
51・・第4周波数帯域
60・・フィーダリンク信号
61・・第5周波数帯域
142,142A,142B・・・監視部
144,144A,144B・・・しきい値設定部
146,146B・・・比較部
146A・・・減算部
148,148A,148B・・・制御信号生成部

Claims (7)

  1. 通信衛星に備えられた低雑音増幅装置であって、
    前記通信衛星で受信した受信信号を減衰することで減衰信号を生成する可変電力減衰部と、
    前記減衰信号を低雑音で増幅することで増幅信号を生成する低雑音増幅部と、
    前記増幅信号を受けることでフィーダリンク信号を生成するデジタルチャネライザと、
    前記フィーダリンク信号の周波数帯域の使用状況に応じて制御信号を前記可変電力減衰部に対して出力して、前記減衰信号の減衰量を調整する信号制御部と、を備える、低雑音増幅装置。
  2. 初期段階では、前記可変電力減衰部の減衰量は0に設定されており、前記可変電力減衰部は、前記受信信号をそのまま前記減衰信号として生成する、請求項1に記載の低雑音増幅装置。
  3. 前記信号制御部は、
    前記フィーダリンク信号の周波数帯域の使用状況を監視して使用状況信号を生成する監視部と、
    前記フィーダリンク信号の周波数帯域の使用状況のしきい値を設定して出力するしきい値設定部と、
    前記使用状況信号と、前記しきい値とを比較して比較結果を出力する比較部と、
    前記比較結果に基づいて前記制御信号を生成する制御信号生成部と、から成る、請求項1または2に記載の低雑音増幅装置。
  4. 前記信号制御部は、複数の受信信号が受信され前記フィーダリンク信号の周波数帯域の和が大きくなった場合に、減衰量が大きくなるように生成した前記制御信号を前記可変電力減衰部に対して出力して、前記可変電力減衰部の減衰量を調整する、請求項3に記載の低雑音増幅装置。
  5. 通信衛星で実行する低雑音増幅方法であって、
    前記通信衛星で受信した受信信号を可変電力減衰部において減衰することで減衰信号を生成し、
    前記減衰信号を低雑音増幅部において低雑音で増幅することで増幅信号を生成し、
    前記増幅信号を受けることでフィーダリンク信号を生成し、
    前記フィーダリンク信号の周波数帯域の使用状況に応じて制御信号を前記可変電力減衰部へ出力して、前記減衰信号の減衰量を調整する、低雑音増幅方法。
  6. 初期段階では、前記可変電力減衰部の減衰量は0に設定されており、前記可変電力減衰部は、前記受信信号をそのまま前記減衰信号として生成する、請求項5に記載の低雑音増幅方法。
  7. 通信衛星に備えられる低雑音増幅装置に使用される可変電力減衰部の減衰量の調整をコンピュータに実行させる減衰量調整プログラムであって、
    前記低雑音増幅装置は、前記通信衛星で受信した受信信号を減衰することで減衰信号を生成する前記可変電力減衰部と、前記減衰信号を低雑音で増幅することで増幅信号を生成する低雑音増幅部と、前記増幅信号を受けることでフィーダリンク信号を生成するデジタルチャネライザとを含み、
    前記減衰量調整プログラムは、
    前記フィーダリンク信号の周波数帯域の使用状況に応じて制御信号を前記可変電力減衰部に対して出力して、前記減衰信号の減衰量を調整する処理を、前記コンピュータに実行させる、減衰量調整プログラム。
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