JPH0738605B2 - 無線中継装置 - Google Patents

無線中継装置

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JPH0738605B2
JPH0738605B2 JP15091391A JP15091391A JPH0738605B2 JP H0738605 B2 JPH0738605 B2 JP H0738605B2 JP 15091391 A JP15091391 A JP 15091391A JP 15091391 A JP15091391 A JP 15091391A JP H0738605 B2 JPH0738605 B2 JP H0738605B2
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浩 野口
道夫 則近
泰雄 世良
雅樹 須藤
舘 均 大
慶荘 向
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Hitachi Kokusai Electric Inc
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は受信アンテナで受信した
多数の無線周波数の信号を増幅し、受信信号と同一の無
線周波数を送信アンテナから再送信する無線中継装置に
関するものであり、特に、出力異常の原因を識別する機
能を備えた無線中継装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車電話等の移動通信ではサービス地
域であっても周囲の地形や建物の影響で無線基地局と移
動局との間で電波の伝搬損失が大きく通信が困難な弱電
界地域がある。このような弱電界地域を救済する手段と
して無線中継装置がある。
【0003】例えば、図5に示すような双方向無線中継
装置や図4に示すような単方向無線中継装置などがある
が、本発明は双方向,単方向のいずれにも適用すること
ができるので、以下の説明は単方向無線中継装置につい
て行う。
【0004】図4は従来の無線中継装置の構成を示すブ
ロック図であり、受信アンテナ1,送信アンテナ2,増
幅器3(利得G),結合器4,レベル検出器5,制御部
6より構成されている。このような中継装置では次のよ
うな問題点がある。 (1) 中継増幅した後送出される送信波が受信アンテ
ナ1に回り込み、送信アンテナ2から受信アンテナ1へ
の回り込む量が多く回り込み経路7の伝搬損失(Ld
B)が中継装置の利得(受信アンテナ端子から送信アン
テナ端子までの利得)より小さいと系は不安定となり発
振を起こす。発振を起こすと中継装置は飽和出力で送信
することとなりシステムに妨害を与える。 (2) 又移動局が中継装置の受信アンテナに非常に近
づいた場合、中継装置の入力が過入力となり(入力異
常)中継装置の出力が飽和してしまう。このような時多
周波で使用される中継装置はその1波のみが送出され、
他の電波の信号はマスクされて使用不能となってしま
う。
【0005】通常は上記(1),(2)の問題が発生し
ないように十分配慮した置局設計が行われるが、(1)
の場合で中継装置設置時は送受アンテナ間の回り込み経
路7の伝搬損失が十分であっても、その後の周囲状況の
変化(反射物の建築等)で送受アンテナ間の伝搬損失が
低減される要因が発生することがある。また、(2)の
場合も設計上使用しないと思われる場所で使用されたり
設置誤り等があって問題となることがある。
【0006】上記(1),(2)のいずれの場合の異常
も飽和出力となってシステムに妨害を与えるものであ
る。この妨害を避けるため結合器4によって送信出力を
モニタし、レベル検出器5により送信出力レベルを検出
し、異常出力(通常飽和出力より多少低め(5〜10d
B位)に設定される)となったとき制御部6からの制御
信号により増幅器3の利得を低下させて送信出力を下げ
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしこのような従来
の制御では、系が発振状態となって出力が飽和したのか
過入力によって出力が飽和したのかを識別することはで
きない。従って、出力異常であれば中継器は発振が原因
と見なして利得を低下させ低利得の中継サービスを行う
が、過入力が原因の場合は、入力異常が解除された時す
ぐに正常の利得に戻せないので、それまでの長い期間利
得を低下したままの使用となり通信のサービスが悪化す
る。
【0008】このような従来の装置では過入力の場合
(入力異常)も異常発振の場合と同じ制御が行われ、過
入力状態が解除されてもそのことが中継装置に認識され
ないため正常利得の状態になかなか復旧できない。発振
状態の場合は復旧までに時間がかかってサービス地域が
減少しても止むを得ないが、過入力の場合は入力異常解
除とともにすぐ正常利得の状態に復帰させる必要があ
る。本発明の目的は、過入力による出力異常と発振によ
る出力異常のいずれかを識別し、過入力であれば過入力
解除と同時に中継利得を復帰させることのできる無線中
継装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の無線中継装置
は、受信アンテナを介して受信した無線信号を増幅器で
増幅して送信アンテナから再送出する無線中継装置にお
いて、一定の減衰量を順次増すことにより前記増幅器の
利得を変化させるためにその入力側に設けた可変減衰器
と、前記送信アンテナからの送信出力レベルに比例した
電圧を検出する結合器と、該結合器からの検出電圧を整
流した後前記送信出力レベルを指定するために予め定め
た複数の段階の比較電圧と比較し該比較電圧を超えたと
きそれぞれレベル検知出力を出すレベル検出器と、前記
送信出力レベルが飽和状態のとき前記可変減衰器の減衰
量を変化させるとともに該減衰量の変化に従った前記レ
ベル検出器からの複数の段階のレベル検知出力の変化か
ら前記飽和状態が系の発振によるものか前記増幅器の入
力過大によるものかを判別し入力過大によるときは該入
力過大状態が解除され次第前記可変減衰器の減衰量が初
期値になるような制御を行う制御部とを備えたことを特
徴とするものである。
【0010】
【実施例】図1は本発明の無線中継装置の構成例を示す
ブロック図である。図4の従来例との相異は増幅器3の
前段に可変減衰器12を挿入し、レベル検出器5がその
詳細例を図2に示すように替えられたものである。図2
において、151,152はレベル検知器でありE1
2 はその比較電圧を示す。150は整流器である。
【0011】次に、レベル検出器15の詳細を示す図2
の回路について説明を行う。レベル検知器151,15
2の比較電圧E1 ,E2 は送信出力レベルを設定するた
めの電圧である。2個のレベル検知器で増幅器3の飽和
出力からxdB減衰させた送信出力を検知することがで
きる。以下の表現でレベル検出器15で送信出力がしき
い値を越えた場合を“検出有”とし越えない場合“検出
無”とする。
【0012】通常の使用状態(可変減衰器12の減衰量
が0dB,正常入力,発振なしの状態)では、レベル検
知器151の比較電圧E1 を超えることはなくレベル検
知器151の出力の判定は検出無(出力異常なし)とな
る。このような直線増幅器3の前段に可変減衰器12を
挿入すると、減衰器12の減衰量がxdB,2xdB…
(n−1)xdBの時正常入力であればレベル検出器1
52の判定は検出無(出力異常無)となる。
【0013】[I] まず、入力異常(過入力)と発振
状態との判別について図1,図2,図3によって説明す
る。図3は異常判別制御の状態を示す説明図である。図
3の縦軸は無線中継装置の送信出力レベルを表し、横軸
は時間軸を表す。即ち、時間経過に従い減衰器の減衰量
を増加させて出力異常の原因を特定していく経過を示し
ている。縦軸のレベル検知出力は、図2におけるレベ
ル検知器151のレベル検出出力の比較電圧E1 に対
応した送信出力レベルを示している。レベル検知出力
も同様である。レベル検知出力〜nはレベル検知器が
3個以上あった場合を示している。通常の使用状態(可
変減衰器12の減衰量が0dB,正常入力,発振なし)
では、送信出力レベルは検知レベルとの間、すなわ
ち領域2に設定され図3の波線を越えることはない。最
初の状態が入力異常か発振による異常のいずれかは不明
であるが、レベル検知器151で“検出有”すなわち領
域1の状態であるとする。 (1) このとき可変減衰器12の減衰量をxdB(初
期状態0dB)に変化させると、表1に示すa,b,c
のいずれかの状態になる。(増幅器ゲイン(G−x)d
B)
【0014】
【表1】 但し、○は検出有を示し、×は検出無を示す。
【0015】元の出力異常状態の原因が過入力の場合
は、xdB減衰させたときの送信出力レベルは、領域2
以上(領域2または領域1)となる。すなわち、状態b
かaになる。発振が原因の場合は、発振停止して正常状
態に復帰し、増幅器ゲイン(G−x)dBに対応した送
信出力レベル領域3になる(図3の波線を越えない)す
なわち状態cになるか、あるいは発振が停止せず飽和出
力状態のままで、領域1のレベルが続く、すなわち状態
aになるかのいずれかである。従って、元の出力異常状
態の原因は、状態cの場合は発振、状態bの場合は入力
異常であり、状態aの場合は発振か入力異常のいずれか
である。
【0016】(2) 次に、(1)で状態aの場合、出
力異常の原因が不明なので減衰器12の減衰量を更にx
dB増して合計2xdBとすると今度は表2のように
a' ,b1 ’,c' の状態が考えられる。
【0017】
【表2】 (1)と同様に、出力異常の原因が過入力の場合は、2
xdB減衰させたときの送信出力レベルは、領域3以上
(領域3,領域2または領域1)であるが、領域3は
(1)でbの状態の時にxdB低減した時なるのでこの
場合領域2以上となる。すなわち、状態はb1 ’かa’
になる。発振が原因の場合は、発振停止して領域4にな
る、すなわち状態c’になるか発振が停止せず領域1の
まま、すなわち状態a’になるかのいずれかである。図
3の波線で示した値は入力正常、発振なしであればこの
値以上検出されることはないことを示す。 (3) このように判定結果が不明であれば、順次xd
Bステップで(n−1)xdBまで減衰器12の減衰量
を増加させて原因を判定することができる。
【0018】[II] 次に、異常の原因が過入力と判別
され、その後過入力が解除されたとき中継装置の利得を
復帰させる制御について説明する。入力が大きいため
[I]で説明したように減衰器12の減衰量をxdBず
つ増加させ図3の領域2(レベル検知出力)の状態に
し、その後入力異常がなくなれば減衰器12の減衰量を
xdBずつ減らし、減衰器12の減衰量がxdB以上の
時はレベル検知出力が検知有となるまで減らし、xd
Bの時レベル検知出力が検知無であれば減衰量を0d
Bとして初期状態に戻す。このようにして中継装置の利
得を瞬時に復帰させることができる。
【0019】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明を実
施することにより、出力異常の原因を判別し過入力によ
る出力異常であると判別した場合には、入力が正常に戻
った時にすぐ中継装置の利得を初期の値にもどすことが
できるため、サービスの低下を短時間に抑えることがで
きる大きな効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明の主要部の第1の実施例を示す回路図で
ある。
【図3】本発明の動作説明図である。
【図4】従来の装置のブロック図である。
【図5】従来の装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 アンテナ 3 増幅器 4 結合器 5 レベル検出器 6 制御部 7 回り込み経路 8 共用器 9 共用器 12 可変減衰器 14 結合器 15 レベル検出器 16 制御部 30 下り増幅器 40 上り増幅器 150 整流器 151 レベル検知器 152 レベル検知器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 則近 道夫 東京都港区虎ノ門二丁目3番13号 国際電 気株式会社内 (72)発明者 世良 泰雄 東京都港区虎ノ門二丁目3番13号 国際電 気株式会社内 (72)発明者 須藤 雅樹 東京都港区虎ノ門二丁目3番13号 国際電 気株式会社内 (72)発明者 大 舘 均 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 向 慶荘 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 審査官 梅沢 俊

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信アンテナを介して受信した無線信
    号を増幅器で増幅して送信アンテナから再送出する無線
    中継装置において、一定の減衰量を順次増すことにより
    前記増幅器の利得を変化させるためにその入力側に設け
    た可変減衰器と、前記送信アンテナからの送信出力レベ
    ルに比例した電圧を検出する結合器と、該結合器からの
    検出電圧を整流した後前記送信出力レベルを指定するた
    めに予め定めた複数の段階の比較電圧と比較し該比較電
    圧を超えたときそれぞれレベル検知出力を出すレベル検
    出器と、前記送信出力レベルが飽和状態のとき前記可変
    減衰器の減衰量を変化させるとともに、該減衰量の変化
    に従った前記レベル検出器からの複数の段階のレベル検
    知出力の変化から前記飽和状態が系の発振によるものか
    前記増幅器の入力過大によるものかを判別し、入力過大
    によるときは過大入力が解除され次第前記可変減衰器の
    減衰量が初期値になるような制御を行う制御部とを備え
    たことを特徴とする無線中継装置。
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US20050239427A1 (en) * 2002-08-20 2005-10-27 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Gain control method, gain controller, receiver having the gain controller, and mobile telephone
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EP3309961B1 (en) * 2015-06-15 2021-08-25 Nec Corporation Low-noise amplification device, method, and attenuation adjustment program

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