JP7250430B2 - 情報処理システム及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理システム及びプログラムに関する。
建築現場等において、無線通信における電波強度を利用することで、位置関係を把握するシステムが知られている。
具体的には、まず、あらかじめ固定局と、移動局との間で送受信される信号の電波強度が計測される。次に、計測された電波強度により取得された電波強度に基づいて、システムは、ラジオマップを生成し、あらかじめ記憶する。そして、システムは、固定局と、移動局との間で送受信される信号の電波強度を計測し、計測値と、ラジオマップとを照合する。このように照合すると、システムは、移動局の位置を推定できる。次に、システムは、推定された移動局の位置が正しいか否かを示す操作を受け付ける。そして、移動局の位置が正しいと操作されると、システムは、電波強度の計測値に基づいてラジオマップを更新する。このようにして、データの収集及びラジオマップの更新等を効率化できる方法が知られている。
特開2016‐61591号公報
しかしながら、従来の方法では、発信器の管理がされていない。具体的には、発信器は、例えば、建築現場等において、使用された後に回収されたり、設置された位置を確認したり、又は、故障等が起きていないか状態を確認したりする管理がされる。一方で、従来の方法では、このような管理ができない場合がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、建築現場において発信器を管理することを目的とする。
本発明の各実施形態に係る情報処理システムは、以下のような構成を有する。
建築現場で固定発信手段と移動発信手段とを含む発信手段(例えば、発信器121発信器122の組み合わせである。)を管理する情報処理システムは、
前記発信手段の設置位置を登録する設置位置登録手段(例えば、ステップSB01である。)と、
前記発信手段が発する電波の電波強度(例えば、電波情報INF3である。)を計測する計測手段(例えば、ステップSB02である。)と、
前記設置位置及び前記電波強度のうち、少なくともいずれか一方に基づいて、前記発信手段についての情報(例えば、図19、図20、図21又はこれらの組み合わせである。)を出力する出力手段(例えば、ステップSB04である。)と、
前記建築現場で複数の作業者が共用する資機材に関するプロフィール情報と、前記発信手段とを対応させて登録する登録手段と、
を含み、
前記出力手段は、前記固定発信手段及び前記移動発信手段のそれぞれから受信した信号に基づいて特定した前記移動発信手段が設けられた前記資機材の位置から、所定のエリアに前記資機材が存在することを示すアイコンを表示し、
前記出力手段は、携帯端末に出力可能であり、前記携帯端末が前記発信手段から受信する測位データに基づいて、前記建築現場における前記携帯端末の位置を出力する端末位置出力手段を含み、
前記端末位置出力手段は、前記携帯端末の位置に近い前記資機材を示す前記アイコンを強調表示する。
また、複数の前記発信手段が設置され(例えば、図19(A)である。)、
前記計測手段は、
前記電波強度に基づいて、設置されている前記発信手段の組み合わせを判定し(例えば、図19(D)である。)、
前記出力手段は、
前記設置位置と、前記組み合わせとを比較した結果に基づいて前記情報を出力するのが望ましい(例えば、エラー情報OT1である)。また、前記出力手段は、前記設置位置と、前記組み合わせとを比較した結果、誤った位置に前記固定ビーコンが設置されている場合に、前記情報を出力するのが望ましい。このような構成によれば、例えば、作業者は、位置確認等を行うことができる。すなわち、作業者は、例えば、誤った位置に発信手段が設置されていないか否かといった位置確認をする管理ができる。
また、前記出力手段は、
前記電波強度に基づく前記発信手段の状態を示す前記情報(例えば、ビーコン状態情報OT2である。)を出力するのが望ましい。このような構成によれば、例えば、作業者は、発信手段の稼働状態の確認等を行うことができる。すなわち、作業者は、例えば、発信手段の稼働状態を確認する管理ができる。
また、前記出力手段は、
前記電波強度に基づいて、前記発信手段の位置を知らせる前記情報(例えば、ビーコン検出結果OT3である。)を出力するのが望ましい。また、前記出力手段は、前記電波強度が前記固定ビーコンから一定の距離以内と判断できる電波強度である場合に、前記発信手段が近くにあることを音声で出力するのが望ましい。このような構成によれば、例えば、作業者は、発信手段の位置等が分かる。すなわち、作業者は、例えば、発信手段を探す手間等を少なくし、発信手段を回収する管理が効率良くできる。
また、前記設置位置登録手段は、
前記計測手段が計測した電波強度のうち、最も電波強度が強い(例えば、計測結果RESである。)前記発信手段を登録するのが望ましい。このような構成によれば、作業者は、例えば、発信手段の識別情報等を入力せず、簡易な操作で発信手段等を登録できる。
また、前記発信手段は、
前記建築現場に固定される固定発信手段(例えば、発信器122である。)であるのが望ましい。このような構成によれば、作業者は、例えば、固定発信手段等を管理できる。
また、情報処理システムは、前記建築現場で複数の作業者が共用する資機材に関するプロフィール情報(例えば、プロフィール情報D2である。)と、前記発信手段とを対応させて登録する登録手段(例えば、第3画面PL3である。)を更に含み、
前記出力手段は、
所定のエリアに複数の資機材が存在することを示すアイコン(例えば、第1アイコンI1である。)を表示し、
前記アイコンが指定されると、前記アイコンに対応する資機材のうち、少なくともいずれかの資機材に関するプロフィール情報を表示する(例えば、表UI2である。)のが望ましい。このような構成によれば、作業者は、例えば、アイコン等によって資機材が存在するエリアを知る等ができる。また、プロフィール情報が表示されると、作業者は、例えば、資機材の詳細な情報を知る等ができる。
また、情報処理システムは、前記建築現場で建築する建築物の図面データ(例えば、図面データD1である。)を入力する図面データ入力手段を更に含み、
前記出力手段は、
前記図面データが示す図面を表示する画面表示手段と、
前記画面表示手段が表示する図面に対応させて、エリアと、資機材の数を示す数特定情報とのうち、少なくともいずれか一方(例えば、特定データD5である。)を表示する対応表示手段と
を更に含むのが望ましい。このような構成によれば、情報処理システムは、例えば、図面上で、資機材の数を表示したり、エリアを表示したりすること等ができる。
また、前記建築現場で建築する建築物の階層別に、エリアが割り当てられており(例えば、階層表示INF5である。)、
前記出力手段は、
前記階層別に、前記資機材のそれぞれの合計数(例えば、表示バーUI1である。)を表示するのが望ましい。このような構成によれば、情報処理システムは、例えば、階層をエリアとして設定でき、各階層にある資機材の合計数等を分かりやすく表示できる。
また、情報処理システムは、資機材を特定する条件が入力されると(例えば、条件入力画面PL7である。)、前記資機材のうち、前記条件に該当する資機材を検索する検索手段(例えば、検索結果画面PL8である。)を更に含むのが望ましい。このような構成によれば、作業者は、例えば、リクエストで資機材を検索できる。そのため、作業者は、例えば、所定の条件に該当する資機材を容易に探すこと等ができる。
また、情報処理システムは、
前記出力手段は、携帯端末に出力可能であり、前記建築現場における前記携帯端末の位置を出力する端末位置出力手段(例えば、現在位置表示画面PL9である。)を更に含む。このような構成によれば、情報処理システムは、例えば、現在位置表示を行うことができる。そのため、作業者は、例えば、作業者の近くにある資機材を容易に探すこと等ができる。
また、建築現場で固定発信手段と移動発信手段とを含む発信手段を管理する情報処理システムに情報処理方法を実行させるためのプログラムは、
情報処理システムが、前記発信手段の設置位置を登録する設置位置登録手順と、
情報処理システムが、前記発信手段が発する電波の電波強度を計測する計測手順と、
情報処理システムが、前記建築現場で複数の作業者が共用する資機材に関するプロフィール情報と、前記発信手段とを対応させて登録する登録手順と、
情報処理システムが、前記設置位置及び前記電波強度のうち、少なくともいずれか一方に基づいて、前記発信手段についての情報を出力する出力手順であって、前記固定発信手段及び前記移動発信手段のそれぞれから受信した信号に基づいて特定した前記移動発信手段が設けられた前記資機材の位置から、所定のエリアに前記資機材が存在することを示すアイコンを表示し、前記情報を携帯端末に出力し、前記携帯端末が前記発信手段から受信する測位データに基づいて、前記建築現場における前記携帯端末の位置を出力し、前記携帯端末の位置に近い前記資機材を示す前記アイコンを強調表示する出力手順と、
を実行させる。
本発明に係る各実施形態によれば、建築現場において発信器を管理できる。
全体構成の一例を示す概念図である。 情報処理装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 全体処理例を示すフローチャートである。 機能構成例を示す機能ブロック図である。 図面データの例を示す図である。 プロフィール情報の例を示す図である。 エリアデータの例を示す図である。 図面データ、プロフィール情報及びエリアデータを用いた処理例を示す図である。 プロフィール情報を登録する画面例を示す図(その1)である。 プロフィール情報を登録する画面例を示す図(その2)である。 発信器の状態確認画面の例を示す図である。 階層を指定する例を示す図である。 情報処理システムによる表示例を示す図である。 プロフィール情報を登録した結果例を示す図である。 詳細表示の例を示す図である。 検索例を示す図である。 現在表示切替例を示す図である。 一括出力の例を示す図である。 位置確認の管理例を示す図である。 稼働状態の管理例を示す図である。 回収の管理例を示す図である。 設置位置の登録例を示す図である。
以下、各実施形態の詳細について添付の図面を参照しながら説明する。なお、各実施形態に係る明細書及び図面の記載において実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省く。
<情報処理システムを含む全体構成例>
はじめに、本実施形態に係る情報処理システム10がどのように使用されるかを具体例で説明する。
図1は、全体構成の一例を示す概念図である。以下、図示するように、共用する資機材の例である高所作業車120が複数の作業者の間で共用される建築現場を例に説明する。このように、情報処理システム10は、建築現場における高所作業車120等の資機材を管理する。
例えば、情報処理システム10は、サーバ101、第1情報処理端末102、第2情報処理端末103及び携帯端末104等の情報処理装置を有する。また、サーバ101、第1情報処理端末102、第2情報処理端末103及び携帯端末104は、有線又は無線で接続され、相互にデータを送受信することが可能である。したがって、情報処理システム10では、サーバ101による処理結果が、第1情報処理端末102、第2情報処理端末103及び携帯端末104等に出力され、各拠点又は現場事務所等で処理結果を見ることができる。また、第1情報処理端末102、第2情報処理端末103及び携帯端末104等で操作を入力することで、サーバ101は、操作を受け付けることができる。
まず、建築現場では、高所作業車120に、ビーコン(Beacon)信号を発信する、発信手段の例である発信器121が設置される。さらに、建築現場における柱等にも、発信器122が設置される。以下、高所作業車120に設置される発信器121を「移動ビーコン」という場合がある。移動ビーコンは、高所作業車120が移動すると、一緒に移動するので位置が変動する。以下、移動ビーコンの位置は、高所作業車120の位置と同じであるとする。
一方で、固定発信手段の例である発信器122は、設置されると、原則としては位置が固定となる。以下、発信器122を「固定ビーコン」という場合がある。したがって、固定ビーコンの位置は、あらかじめ設置される位置で固定であるとする。以下、管理の対象が固定ビーコンである場合を例に説明する。
また、この例における建築現場では、作業者200及び201は、スマートフォン、タブレット又はノートPC(Personal Computer)等の携帯端末104を持つとする。以下、携帯端末104が各発信器からの信号を受信する受信器になるとする。そして、図示する構成では、携帯端末104は、各発信器からの信号が示す内容、すなわち、各発信器のそれぞれの位置が特定できるデータ(以下「測位データ」という。)をサーバ101に送信する。なお、データが送信されるタイミングは、あらかじめ設定される周期ごとでもよいし、不定期でもよい。
<ハードウェア構成例>
図2は、情報処理装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。例えば、サーバ101は、図示するようなハードウェア構成である。また、第1情報処理端末102、第2情報処理端末103及び受信器となる携帯端末104は、例えば、同様のハードウェア構成である。以下、各情報処理装置は、同じハードウェア構成とする例とし、サーバ101を例に説明することで重複する説明を省略する。
例えば、サーバ101は、CPU(Central Processing Unit)101H1と、記憶装置101H2と、ネットワークインターフェース101H3と、入力装置101H4と、出力装置101H5とを有するハードウェア構成である。
CPU101H1は、演算装置及び制御装置の例である。
記憶装置101H2は、メモリ等の主記憶装置である。なお、記憶装置101H2は、ハードディスク又はSSD(Solid State Drive)等の補助記憶装置を更に有してもよい。
ネットワークインターフェース101H3は、通信装置等である。例えば、ネットワークインターフェース101H3は、コネクタ又はアンテナ等である。そして、ネットワークインターフェース101H3は、ネットワークを介して、外部装置とデータを送受信する。
入力装置101H4は、人による操作を入力するインタフェースとなる装置である。例えば、入力装置101H4は、キーボード、マウス又はこれらの組み合わせである。
出力装置101H5は、人に処理結果等を出力するインタフェースとなる装置である。例えば、出力装置101H5は、ディスプレイ等である。なお、出力装置101H5は、音声等を出力してもよい。
なお、入力装置101H4及び出力装置101H5は、一体となるタッチパネル等でもよい。また、入力装置101H4及び出力装置101H5は、コネクタ等であって、外部装置とデータを送受信するインタフェースでもよい。
なお、各情報処理装置のハードウェア構成は、異なる構成でもよい。また、各情報処理装置は、図示するハードウェア構成に限られない。例えば、情報処理装置は、演算装置又は記憶装置等のハードウェア資源を内部又は外部に更に有してもよい。
<全体処理例>
図3は、全体処理例を示すフローチャートである。以下、情報処理システム10が行う処理をサーバ101が行う処理と、携帯端末104が行う処理とに分けて説明する。
図3(A)は、サーバ101が行う処理の例を示す。また、図3(B)は、携帯端末104が行う処理の例を示す。
さらに、図示する処理が行われる前に、事前処理によって、サーバ101等に、図示する処理に用いるデータがあらかじめ入力される。
<固定ビーコン等の登録例>(ステップSB01)
ステップSB01では、携帯端末104は、固定ビーコン等が設置される設置位置を登録する操作を受け付け、受け付けた内容を示すデータをサーバ101に送信する。
<携帯端末からの受信例>(ステップSA01)
ステップSA01では、サーバ101は、ステップSB01で送信されたデータを受信する。
<固定ビーコンの位置の更新例>(ステップSA02)
ステップSA02では、サーバ101は、ステップSA01で受信したデータに基づいて固定ビーコンの設置位置を更新する。
<測位データ等の受信例>(ステップSB02)
ステップSB02では、携帯端末104は、受信器となり、発信器である移動ビーコン及び固定ビーコン等から、測位データを受信する。
<受信した測位データ等の送信例>(ステップSB03)
ステップSB03では、携帯端末104は、ステップSB02で受信した測位データをサーバ101に送信する。
<携帯端末からの受信例>(ステップSA03)
ステップSA03では、サーバ101は、ステップSB03で送信された測位データを受信する。
<高所作業車の位置の更新例>(ステップSA04)
ステップSA04では、サーバ101は、ステップSA03で受信した測位データに基づいて高所作業車の位置を特定し、更新する。
まず、測位データがあると、サーバ101は、固定ビーコンと、移動ビーコンとの位置関係によって、それぞれの高所作業車の位置を特定できる。すなわち、サーバ101は、高所作業車が存在するエリアを特定できる。そして、サーバ101は、前回特定した高所作業車の位置を更新し、今回の特定結果にする。
<高所作業車の位置等の出力例>(ステップSA05)
ステップSA05では、サーバ101は、ステップSA04で更新した高所作業車の位置を携帯端末104に出力する。
<位置データ等の入力例>(ステップSB04)
ステップSB04では、携帯端末104は、ステップSA03で出力される高所作業車の位置等を示す位置データを入力する。
<高所作業車の位置等の表示例>(ステップSB05)
ステップSB05では、携帯端末104は、ステップSB04で入力する位置データ等を表示する。
<リクエストの入力及び送信例>(ステップSB06)
ステップSB06では、携帯端末104は、作業者200からリクエストを入力する。まず、ステップSB05によって、携帯端末104は、作業者200に高所作業車の位置等を示す画面を表示する。そして、作業者200は、表示される画面等で様々なリクエストを入力する。次に、携帯端末104は、入力されたリクエストをサーバ101に送信する。
<リクエストの判定例>(ステップSA06)
ステップSA06では、サーバ101は、ステップSB06で入力されたリクエストがどのような種類か等を判定する。
<リクエストに応じた出力の例>(ステップSA07)
ステップSA07では、サーバ101は、ステップSB06で判定したリクエストの種類等に応じて、リクエストに応じた形式等でデータを携帯端末104に出力する。
<リクエストに応じた画面の表示例>(ステップSB07)
ステップSB07では、携帯端末104は、ステップSA07で送信されたデータをリクエストされた形式等で出力する。
<繰り返すか否かの判断例>(ステップSA08)
ステップSA08では、サーバ101は、全体処理を繰り返すか否かを判断する。例えば、あらかじめ設定される周期で繰り返す設定である場合には、前回の処理から設定された周期の時間となると、情報処理システム10は、繰り返しを行う。
繰り返すと判断されると(ステップSA08でYES)、サーバ101は、ステップSA01に進む。一方で、繰り返さないと判断されると(ステップSA08でNO)、サーバ101は、全体処理を終了する。
<機能構成例>
図4は、機能構成例を示す機能ブロック図である。例えば、情報処理システム10は、計測手段10F1と、出力手段10F2と、設置位置登録手段10F7とを含む機能構成である。なお、情報処理システム10は、図示するように、登録手段10F3と、図面データ入力手段10F4と、検索手段10F5と、記憶手段10F6とを更に含む機能構成であるのが望ましい。
さらに、出力手段10F2は、図示するように、端末位置出力手段10F21と、対応表示手段10F22と、画面表示手段10F23とを更に含む機能構成であるのが望ましい。以下、図示するような機能構成を例に説明する。
計測手段10F1は、資機材に設けられる発信手段から発信される電波の電波強度を計測する計測手順を行う。例えば、計測手段10F1は、ネットワークインターフェース101H3等によって実現される。
出力手段10F2は、計測手段10F1が特定する結果に基づいて、当該エリアにおける資機材の数を特定可能な数特定情報(以下単に「数特定情報」という。)等を出力する出力手順を行う。例えば、出力手段10F2は、出力装置101H5又はネットワークインターフェース101H3等によって実現される。
登録手段10F3は、資機材に関する情報(以下「プロフィール情報D2」という。)と、発信手段とを対応させて登録する登録手順を行う。例えば、登録手段10F3は、入力装置101H4又はネットワークインターフェース101H3等によって実現される。
図面データ入力手段10F4は、建築現場で建築する建築物の図面データD1を入力する図面データ入力手順を行う。例えば、図面データ入力手段10F4は、入力装置101H4又はネットワークインターフェース101H3等によって実現される。
端末位置出力手段10F21は、建築現場における携帯端末104の位置を出力する端末位置出力手順を行う。例えば、端末位置出力手段10F21は、出力装置101H5又はネットワークインターフェース101H3等によって実現される。
対応表示手段10F22は、画面表示手段10F23が表示する図面に対応させて、エリアと、数特定情報のうち、少なくともいずれか一方を表示する対応表示手順を行う。例えば、対応表示手段10F22は、出力装置101H5又はネットワークインターフェース101H3等によって実現される。
画面表示手段10F23は、図面データが示す図面を表示する画面表示手順を行う。例えば、画面表示手段10F23は、出力装置101H5又はネットワークインターフェース101H3等によって実現される。
検索手段10F5は、資機材を特定する条件が入力されると、資機材のうち、条件に該当する資機材を検索する検索手順を行う。例えば、検索手段10F5は、CPU101H1等によって実現される。
記憶手段10F6は、図面データD1、プロフィール情報D2及びエリアデータD3等のデータを記憶する記憶手順を行う。例えば、記憶手段10F6は、記憶装置101H2等によって実現される。
設置位置登録手段10F7は、固定ビーコンとなる発信手段が設定される設置位置を登録する設置位置登録手順を行う。例えば、設置位置登録手段10F7は、記憶装置101H2等によって実現される。
<処理結果例>
まず、図面データD1は、例えば、以下のようなデータである。
図5は、図面データの例を示す図である。図示する例では、図面データD1は、建築物の1フロアを示す。このように、事前処理等で、建築現場で建築される建築物の図面データD1が入力されるのが望ましい。例えば、図面データは、CAD(Computer Aided Design)データの形式で入力される。
具体的には、図面データD1は、図示するように建築物における柱PSの位置等を示すデータである。
次に、プロフィール情報D2は、例えば、以下のようなデータである。
図6は、プロフィール情報の例を示す図である。例えば、ビーコン用のプロフィール情報D2は、事前処理等で、図示するように登録される。具体的には、プロフィール情報D2は、各測位データの識別情報となる「id」、各ビーコンのIDを示す「uuid」、各ビーコンを管理するための番号である「major」並びに「minor」、ビーコンの電波強度を示す値(RSSI値)のオフセット値である「rssl_offset」及び各ビーコンが使用か否かを示す「enable」等の設定を示すデータである。
次に、エリアデータD3は、例えば、以下のようなデータである。
図7は、エリアデータの例を示す図である。例えば、エリアは、図示するように、区切線LNで設定される。すなわち、この例では、区切線LNで囲まれた範囲が、一のエリアとなる。
上記のような図面データD1、プロフィール情報D2及びエリアデータD3があると、例えば、情報処理システムは、以下のように処理できる。
図8は、図面データ、プロフィール情報及びエリアデータを用いた処理例を示す図である。まず、情報処理システムは、図面データD1にエリアデータD3を当てはめると、例えば、図8(A)のようなエリア設定データD13が生成できる。
図8(A)は、エリア設定データの例を示す図である。そして、このようなエリア設定データD13がある状態で、固定ビーコンの位置が入力されると、情報処理システムは、例えば、図8(B)のような設置位置データD4を生成できる。
図8(B)は、設置位置データD4の例を示す図である。まず、固定ビーコンのプロフィール情報D2には、各固定ビーコンの位置が入力される。具体的には、図示する例では、第301アイコンI301乃至第322アイコンI322が、図面上において、固定ビーコンの設置位置を示す。
すなわち、図示する例は、1フロアに、22個の固定ビーコンを設置する例である。例えば、図示するように、作業者がエリア設定データD13等を用いて、それぞれの固定ビーコンの設置位置を入力すると、作業者に入力された設置位置が、第301アイコンI301乃至第322アイコンI322のように表示される。
そして、固定ビーコンが設置された後、電波強度が計測され、測位データがあると(すなわち、ステップSA03が行われた状態である。)、情報処理システムは、例えば、図8(C)のような特定データD5が生成できる。
図8(C)は、特定データD5の例を示す図である。図示するように、測位データがあると、測位データが示す電波強度等から、移動ビーコンの近くにある固定ビーコンが分かる。そして、各固定ビーコンは、プロフィール情報D2によって位置が分かる。そのため、情報処理システムは、例えば、特定データD5のように、高所作業車が存在するエリアを特定して表示できる。
そして、情報処理システムは、特定データD5のように、例えば、第1アイコンI1及び第2アイコンI2で高所作業車が存在するエリアを表示する。さらに、特定データD5のように、第11アイコンI11及び第21アイコンI21等で、エリアに存在する高所作業車の数を表示できる。
<まとめ>
まず、設置位置登録手段10F7で固定ビーコンの設置位置が登録される。このようにすると、出力手段10F2は、例えば、設置位置データD4に基づいて、エラー情報、ビーコン状態情報、ビーコン検出結果又はこれらの組み合わせ等の発信手段についての情報を出力できる。
このように、様々な発信手段についての情報が出力されると、建築現場において発信器を管理できる。
具体的には、建築現場では、設置位置登録手段10F7で登録された設置位置に、固定ビーコンは、設置される。しかし、作業に誤りがあると、固定ビーコンがあらかじめ登録された設置位置とは異なる位置に設置されてしまう場合がある。そこで、情報処理システムは、まず、電波強度に基づいて、設置されている発信器の組み合わせを判定する。そして、情報処理システムは、判定結果と、あらかじめ登録された設置位置とを比較する。次に、比較の結果、判定結果と、あらかじめ登録された設置位置とに異なる点があると、情報処理システムは、エラー情報OT1を出力する。
このように、情報処理システムは、あらかじめ登録された設置位置に、予定通り、固定ビーコンが設置されたか否かをチェックする。このような位置確認ができると、作業者は、誤った位置に固定ビーコンが設置されていないか否かの位置確認をする管理ができる。
また、発信器は、設置された後、例えば、盗難、電池切れ、故障、設置位置の変更等の事情により、あらかじめ登録された設置位置になかったり、又は、電波を発することができない状態になっていたりする場合がある。そこで、発信器は、稼働状態が管理される。
まず、情報処理システムは、設置位置登録手段10F7によって、固定ビーコンの設置位置が分かる。すなわち、情報処理システムは、固定ビーコンがあるはずの位置を把握できる。そして、情報処理システムは、計測手段10F1によって、それぞれの固定ビーコンの状態を判定する。すなわち、固定ビーコンの近く等に携帯端末104がある状態で電波強度を計測すると、所定の電波強度が計測される。一方で、何らかの事情で、固定ビーコンがなかったり、又は、固定ビーコンが電波を発することができなかったりすると、所定の電波強度が計測されない。
そこで、情報処理システムは、まず、電波強度を計測する。そして、電波強度が計測できた場合には、情報処理システムは、正常に固定ビーコンが稼働していることを知らせるビーコン状態情報を出力する。一方で、設置位置データD4に基づいて、電波強度が計測されるはずの位置でも、電波強度が計測されない場合には、情報処理システムは、固定ビーコンに異常が起きていることを知らせるビーコン状態情報OT2を出力する。
このように、情報処理システムは、あらかじめ登録された設置位置で、予定通り、固定ビーコンが稼働しているか否かをチェックする。このような稼働状態の確認ができると、作業者は、固定ビーコンの状態をする管理ができる。
ほかにも、固定ビーコンは、使用後、作業者によって回収される。そして、回収を行うのに、作業者は、携帯端末104を持って移動する。固定ビーコンは、位置が分かりづらい場合がある。そこで、情報処理システムは、まず、計測手段10F1によって、電波強度を計測する。あらかじめ設定される閾値以上の電波強度、すなわち、強い電波強度が計測されると、携帯端末104の近くに、固定ビーコンがある可能性が高い。例えば、このように固定ビーコンが近くにあると推定できる場合には、情報処理システムは、近くに固定ビーコンがあることを知らせるビーコン検出結果OT3を出力する。このように、固定ビーコンの位置が知らされると、作業者は、固定ビーコンを回収する管理ができる。
また、固定ビーコンが設置された後、受信器等は、固定ビーコン及び移動ビーコン等が有する発信手段から信号を受け取る。次に、受信器は、信号から、各発信手段の位置を示す測位データ等を生成できる。このような測位データがあると、情報処理システムは、発信器が設けられた資機材が存在するエリアを特定できる。
このように、資機材が存在するエリア等を特定した結果があると、出力手段10F2は、特定されたエリアに存在する資機材の数を特定可能な数特定情報を出力できる。このような結果、例えば、出力手段10F2は、図8(C)のような形式等で数特定情報を出力できる。
共用する資機材の数が多かったり、建築物が多層階であったりすると、作業者は、資機材を見失いやすい。このような場合には、人が各エリアを行き来して目視で確認する作業等が行われることがあるが、何度もエリアを移動しながら、それぞれの資機材の状態等を確認すると、負荷が大きくなりやすい。そこで、出力手段10F2が数特定情報を出力すると、建築現場における共用する資機材の数を把握しやすくできる。
この結果、作業者は、遊休となっている資機材を見つけやすい。資機材は、使用している作業者がいない状態、いわゆる遊休の状態であれば、作業者は、資機材を使用して作業を行ってよい場合が多い。したがって、遊休となっている資機材を稼働させて資機材の稼働率を向上させると、建築現場において作業効率を改善できる。すなわち、効率の良い作業ができる。また、複数の作業者が同時に同じ資機材を使おうとするのを少なくできるため、資機材の奪い合い等を少なくすることができる。
[その他の実施形態]
<図面データについて>
図面データD1は、建築物の内部等を示すデータであればよい。したがって、図面データD1は、CADデータの形式でなくともよい。例えば、図面データD1は、画像データの形式等でもよい。このように様々なデータ形式で図面データD1が入力できると、情報処理システム10には、様々な形式で図面が入力できる。
また、入力されたデータが変換されて図面データD1となってもよい。例えば、CADデータ形式以外の形式でデータが入力された場合には、データの入力後、後段の出力を行う処理で、図面が画面上に表示できるようにデータは、データ形式を変換される。すなわち、情報処理システム10は、入力されるデータのデータ形式を図面として出力できる形式に変換してもよい。このようにデータ形式が変換できると、情報処理システム10は、柔軟にデータを入力及び出力できる。
具体的には、例えば、20階の建築物である場合には、2DのCADデータは、20枚取り込まれる。一方で、3DのCADデータである場合には、データ数は、1つでよい。そして、3DのCADデータにおけるどの部分が、何階に相当するかを対応付ける処理を行う。又は、BIM(Building Information Modeling)データによって、3DのCADデータと、各モデルに持たせた設計情報又は属性情報とを対応させると、いくつかのモデルから、情報処理システム10は、何階かを判断できる。また、区域の名称等は、属性情報等から読み出して表示できる。
したがって、図面データ入力手順が行われると、情報処理システム10は、図面データD1が示す図面を表示する画面表示手順を行うことができる。具体的には、例えば、図8等のように、情報処理システム10は、建築物20を図面で示し、図面に対応させて固定ビーコン及び移動ビーコン等を表示できる。
<プロフィール情報について>
プロフィール情報D2は、対応する資機材について画面上に表示する情報及び特性等を示す情報である。また、プロフィール情報D2は、資機材に対応して記憶され、対応する資機材の情報を表示する際等に参照される情報である。このように、プロフィール情報D2があると、情報処理システム10は、資機材等について、様々な情報を出力することができる。
例えば、情報処理システム10は、以下のような登録手段10F3でプロフィール情報D2を登録できるのが望ましい。
図9は、プロフィール情報を登録する画面例を示す図(その1)である。
図10は、プロフィール情報を登録する画面例を示す図(その2)である。
プロフィール情報D2は、例えば、図示するような第1画面PL1が示す表等に登録される。具体的には、図示するような表が、まず、第1画面PL1上に呼び出される。なお、既に登録済みの情報があると、登録済みの情報は、画面上に表示される。そして、画面に対して操作が行われると、作業者は、プロフィール情報D2を登録又は編集する操作ができる。このようにして、登録又は編集されたプロフィール情報D2は、例えば、サーバ101等に記憶される。
具体的には、図示する例では、プロフィール情報D2として「icon」、「資機材ID」、「表示名」及び「色」等が設定されている例である。なお、「icon」は、画面上に対象となる資機材を表示するためのアイコンの種類である。また、「資機材ID」は、各資機材の識別情報である。さらに、「表示名」は、資機材の名称等として表示される情報である。さらにまた、「色」は、画面上に表示する色を指定する情報である。
そして、プロフィール情報D2は、資機材に設けられる移動ビーコンと対応するように登録されるのが望ましい。そのため、複数の資機材が処理対象となるエリアに存在する場合であっても、情報処理システム10は、どの資機材が選択中のエリアに存在しているか識別できる。同様に、固定ビーコンについても登録が行われる。
ゆえに、例えば、情報処理システム10は、「6階」に存在する「3台」の資機材のうち、「高所作業車 1」、「高所作業車 2」及び「高所作業車 3」という名称を登録した資機材が当該エリアに存在すると識別できる。具体的には、事前処理によって、まず、固定ビーコンが登録される。
そして、固定ビーコンについても、プロフィール情報D2が登録される。そのため、情報処理システム10は、「6階」にある固定ビーコンを識別できる。したがって、「6階」にある固定ビーコンに近い位置で検出される移動ビーコンに対応する資機材は、「6階」に存在すると判断される。このように、「6階」に存在すると判断される資機材の数を数え、「6階」に資機材が3つあると判断されると、情報処理システム10は、「6階」に「3台」の資機材が存在すると判断できる。
プロフィール情報D2は、例えば、リスト等の形式で表示される。図示するように、リストは、資機材を示すアイコンの画像及びあらかじめプロフィール情報D2として登録された「資機材名」等を示す。また、プロフィール情報D2等は、例えば、以下のような画面で登録される。
以下、図9に示す第1画面PL1及び図10に示す第2画面PL2を用いて情報処理システム10にプロフィール情報D2等を登録する例を説明する。なお、登録方法は、図示するような形式に限られない。
プロフィール情報D2と、資機材に設けられる発信手段とを対応させて登録する登録手順は、例えば、以下のように行われる。
まず、第1画面PL1及び第2画面PL2のどちらにもある「id」は、いわゆる識別番号等である。したがって、「id」が同一であると、「id」に対する各項目に入力された情報は、同一の資機材等に関する情報である。以下、図示するように、各「id」に対応するプロフィール情報D2等をリスト形式で示す場合を例に説明する。
例えば、プロフィール情報D2に含まれる各情報は、第3画面PL3等で登録される。図示する例では、「資機材ID」を示す部分がクリックされると、第3画面PL3が表示される例である。なお、新たに「id」を作成してプロフィール情報D2等を登録する場合には、「新規作成」のボタンが押され、第3画面PL3が表示される。また、既に登録されているプロフィール情報D2等を変更する場合には、「編集」のボタンが押され、第3画面PL3が表示される。
具体的には、プロフィール情報D2として、第3画面PL3によって、「資機材ID」等が入力される。「資機材ID」は、資機材を識別するためのID(Identification)を示す番号等である。図示するように、プロフィール情報D2として、「パスワード」及び「アイコン」等が入力されてもよい。なお、プロフィール情報D2は、図示するような項目及び入力形式でなくともよい。
図示するように、登録手順は、例えば、第3画面PL3によって実現される。図示するように、第3画面PL3には、プロフィール情報が入力される。そして、第3画面PL3に入力されるプロフィール情報は、図示するように、資機材、すなわち、移動ビーコンと対応するように登録手順によって登録される。
以上のように、移動ビーコン及び固定ビーコンは、いわゆるデータベース等の形式で管理される。
<エリアデータについて>
図7に示すように、エリアデータには、「エリア名」等の付随情報INF1が入力されてもよい。ほかにも、例えば、「X座標」及び「Y座標」のように、エリアの座標値等が付随情報INF1として入力されてもよい。すなわち、エリアは、座標値等で設定されてもよい。また、付随情報INF1は、図示する以外の種類があってもよい。このように、付随情報INF1が入力できると、情報処理システム10には、エリアの名称等が合わせて入力でき、管理が容易にできる。
<発信器の状態確認を行う形態について>
携帯端末等によって、例えば、以下のように電波強度が計測できてもよい。
図11は、発信器の状態確認画面の例を示す図である。例えば、携帯端末等によって、登録された情報と、計測された電波強度とが対応付けされて、図示するように、計測結果等が表示される。なお、情報処理システム10は、計測の結果、電波強度に問題がある発信器をアラーム等で知らせてもよい。ほかにも、情報処理システム10は、計測の結果、登録していて電波強度がない発信器又は登録していない発信器が発する電波(ビーコン信号)があること等を知らせてもよい。
具体的には、図示する例では、情報処理システム10は、各発信器が発信する電波を計測した結果(以下「電波情報INF3」という。)等を表示する。図示するように、電波情報INF3は、現在位置の図面等と併せて表示されてもよい。具体的には、電波情報INF3として、「major」番号INF31、「minor」番号INF32、電波強度INF33及び表示名INF34等が表示される。また、図示する例は、電波強度が、バー表示INF35等で表示される例である。このような画面があると、管理者等は、メンテナンス等の場合に、発信器の状態を確認できる。すなわち、発信器は、故障等であると、電源をONにする等の状態にしても、電波を発信できない場合がある。電波が肉眼では見えないため、このような電波情報INF3があると、管理者等は、発信器の故障等を簡単に発見できる。
なお、情報処理システム10は、電池が電池の少ない状態である等を知らせてもよい。ほかにも、情報処理システム10は、電波情報INF3に基づいて、発信器の設置し忘れ等を検出し、管理者等に知らせてもよい。また、電波情報INF3及び発信器の状態確認画面は、図示するような形式でなくともよい。
なお、電波情報INF3は、例えば、電波強度が強い順に並べられる。したがって、電波強度が変化すると、表示される順序が並べ替えされる処理が行われてもよい。
また、図示するような発信器の状態は、例えば、事前準備等に確認される。
<各資機材が存在するエリアの特定について>
情報処理システム10は、各資機材が存在するエリアを特定するエリア特定手順を例えば以下のように行うのが望ましい。まず、固定ビーコンの位置は、設置の際に登録されて既知であるとする。このような場合には、情報処理システム10は、測位データ等から、近くにある固定ビーコンが特定できるため、情報処理システム10は、移動ビーコンが設置された資機材がどのエリアに存在しているかを特定できる。
エリア特定手順を行うため、まず、例えば、図10に示すような第2画面PL2において、対応する資機材に設けられる発信器121の情報(以下「発信器情報INF2」という。)等があらかじめ登録される。例えば、発信器情報INF2は、第4画面PL4等で入力される。発信器情報INF2が登録されると、サーバ101は、測位データ等を受信した場合にデータの送信元となった発信器を特定できる。具体的には、「uuid」があらかじめ第4画面PL4等で入力され、かつ、測位データに「uuid」と同様の内容を示すデータが含まれていると、サーバ101は、測位データを送信した発信器を特定できる。
なお、発信器情報INF2は、例えば、図10(B)に示すような項目の情報である。図示する例では、「id」に、管理上の通し番号等が設定される。「username」には、対応する移動ビーコンで管理する資機材の名称等が入力される。「major」及び「minor」は、ビーコンを管理するのに用いる番号である。「rssl_offset」は、電波強度の計測結果等である。「enable」は、各ビーコンが使用可能な状態であるか否かの状態を示す情報である。
すなわち、エリア特定手順は、例えば、まず、固定ビーコンからの信号と、移動ビーコンからの信号とを受信する。これらの信号があると、固定ビーコンと、移動ビーコン位置関係から、資機材が存在する位置が特定できる。すなわち、情報処理システム10は、資機材が存在するエリアを特定できる。
計測手段は、サーバ101による作業車位置更新処理、すなわち、ステップSA02での処理を例示したが、携帯端末104側で処理が行われてもよい。この場合には、携帯端末104には、図面データD1と、エリアデータD3とを記憶しておく手段が必要になる。これによれば、サーバ101と、携帯端末104とが、オフラインであっても、作業車の位置を特定することができる。
<出力形式の指定について>
情報処理システム10には、作業者が出力形式をリクエストできるのが望ましい。例えば、エリアは、階層で設定されてもよい。具体的には、エリアを階層とするのに、例えば、以下のような操作が行われる。
図12は、階層を指定する例を示す図である。例えば、携帯端末104は、情報処理システム10が出力するリクエストに応じて出力するデータを受信すると、図12(A)が示すような画面を表示できる。
具体的には、図12(A)は、現在位置について、数特定情報(エリア特定手順の処理結果となる。)等が出力されている状態の例である。すなわち、この例では、携帯端末104を有する作業者は、「6階」のエリアにいる場合である。そして、この例では、携帯端末104は、画面に、階層を指定する用の階層指定ボタンBT1を表示する。また、この例では、図示するように、携帯端末104は、画面に、エリアに存在する資機材の合計数INF4を表示する。
階層指定ボタンBT1は、図示するように、作業者が階層指定ボタンBT1を押す操作を入力すると、階層を指定するための指定画面PL5を表示するように遷移するGUIである。
図12(B)に示すように、指定画面PL5が表示されると、作業者は、携帯端末104に表示させるエリアを切り替えるリクエストができる。具体的には、まず、作業者がボタンBT31のいずれかを押すと、携帯端末104は、表示する階層指定ボタンBT32を切り替える。次に、作業者が「7F」についての表示をリクエストするため、図12(B)において、階層指定ボタンBT32のうち、「7F」を押すと、携帯端末104は、例えば、図12(C)のような画面を表示する。
図12(C)は、作業者が指定した階層の表示に切り替えられた後の画面の例である。図示するように、図12(C)は、エリアを「7階」とする場合の数特定情報等を示す。したがって、図12(C)では、携帯端末104は、第41アイコンI41、第42アイコンI42、第43アイコンI43及び第44アイコンI44で資機材の位置を表示するように切り替える。同様に、図12(C)では、携帯端末104は、第411アイコンI411、第421アイコンI421、第431アイコンI431及び第441アイコンI441で、それぞれのエリアに存在する資機材の合計数を表示するように切り替える。
以上のようなリクエストが行われると、情報処理システム10は、リクエストで指定された出力形式でデータを出力し、携帯端末104は、リクエストに応じた出力を行う。
<数特定情報等の出力例>
情報処理システム10は、リクエストに応じた形式で数特定情報等を出力できるのが望ましい。例えば、図面データD1が入力されると、情報処理システム10は、高所作業車120等が存在するエリアが特定された場合には、特定したエリア、すなわち、高所作業車120の位置を図面上にプロットして表示できる。具体的には、例えば、情報処理システム10は、以下のような情報を出力できる。
図13は、情報処理システムによる表示例を示す図である。例えば、情報処理システム10は、図13(A)に示すような表示を画面上に出力する。具体的には、情報処理システム10は、まず、建築現場で対象となる建築物20において、ある階を示す図面を表示する。そして、図示するように、情報処理システム10は、例えば、建築物20を所定の区域に区切って表示する。
図13(A)に示す例は、1フロアとなる空間を図面において、縦方向に3区域かつ横方向に3区域に区切り、合計して9区域となるように区切って表示する例である。なお、区域の区切り方は、設定できてよい。例えば、1区域の面積、境界線の位置又は各区域のそれぞれの名称等は、あらかじめ設定できてよい。
そして、図13(A)に示すように、図面データD1が入力されると、情報処理システム10は、高所作業車120の位置を第1アイコンI1及び第2アイコンI2等で示すことができる。
また、図13(A)に示す例における第1アイコンI1及び第2アイコンI2のように、アイコンは、一のエリアの例である区域に、複数の高所作業車120が存在することを示せるのが望ましい。
具体的には、図13(A)に示す例では、第1アイコンI1は、左から3列目かつ上から2行目の区域に、高所作業車120が存在することを示す。さらに、第1アイコンI1は、第11アイコンI11を有し、第11アイコンI11によって、「3」という情報を示すことで当該区域に高所作業車120が「3台」存在することを示す。
同様に、図13(A)に示す例では、第2アイコンI2は、左から1列目かつ上から3行目の区域に、高所作業車が存在することを示す。さらに、第2アイコンI2は、第21アイコンI21を有し、第21アイコンI21によって、「6」という情報を示すことで当該区域に高所作業車120が「6台」存在することを示す。
このように、情報処理システム10は、第11アイコンI11及び第21アイコンI21等のように、数特定情報をアイコン等で示すのが望ましい。また、数特定情報は、図示するように、エリアごとに、それぞれのエリアに存在する資機材の合計数を示す情報であるのが望ましい。このような形式で数特定情報が出力されると、情報処理システム10は、数特定情報を作業者に分かりやすく伝えることができる。
図示する例では、数特定情報は、第11アイコンI11及び第21アイコンI21で出力される例である。
なお、数特定情報は、図示するような第11アイコンI11及び第21アイコンI21で出力される形式に限られない。例えば、情報処理システム10は、アイコンを6つ表示して資機材の数を表現してもよい。又は、情報処理システム10は、アイコンの大きさを異ならせて表示して資機材の数を表現してもよい。
また、図13(A)に示す例のように、情報処理システム10は、固定ビーコンの位置を第3アイコンI3等で示すのが望ましい。このような構成であると、情報処理システム10は、固定ビーコンの位置も図面上に表示でき、ビーコンのメンテナンス又は施工を行う階が移る場合に好ましい。
ほかにも、情報処理システム10は、エリアを階層としてもよい。すなわち、情報処理システム10は、作業者から、階層別に数特定情報等を出力するようにリクエストを受け付けてもよい。具体的には、情報処理システム10は、例えば、図13(B)のような形式で数特定情報等を出力するようにリクエストを受け付けてもよい。
図13(B)では、建築物20は、30階の階層がある構造とする。そして、図示するように、情報処理システム10は、階層別にエリアを割り当てる。図示する例では、情報処理システム10は、30階のうち、エリア切替ESWへの入力に応じて、1階から10階までの各階層に対応させて、それぞれの階層に存在する数特定情報INF6を「台数」で表示する。
具体的には、まず、エリア切替ESWで、「1-10F」が選択されたとする。図示する例では、情報処理システム10は、5階(図では、階層表示INF5で「5F」と示すエリアである。)には、合計して「20台」の資機材があることを示す。なお、全階層切替ASWが押された場合には、全エリアの数特定情報が表示される。
このように、情報処理システム10は、階層ごと、エリアに存在する資機材の合計数を表示してもよい。そして、階層がエリアとして設定されると、情報処理システム10は、各階層にある資機材の合計数等が分かりやすく表示できる。
すなわち、情報処理システム10は、建築物の階層別に、エリアが割り当てられると、図13(B)等のように、階層別の表示が出力可能となる。そして、情報処理システム10は、階層ごとの資機材の合計数を表示する図13(B)のような画面を表示するように遷移する。
さらに、情報処理システム10は、例えば、図13(C)に示すような表示が可能であってもよい。例えば、図13(C)に示す例のように、情報処理システム10は、画面の右側で、図13(A)と同様に、図面データに基づいて建築物20の構造を示す図面と、資機材を示すアイコンとを表示する。
また、図13(C)に示す画面では、情報処理システム10は、画面の左側で、図示するように、現在選択されているエリアと、選択中のエリアに存在する資機材の合計数とを示す表示バーUI1等を表示する。図示するように、表示バーUI1は、例えば、「階選択」の欄で「6F」のように、現在選択中のエリアが「6階」であることを示し、かつ、「6階」に資機材が合計して「10台」存在することを示すGUI(Graphical User Interface)の例である。このような形式で、情報処理システム10は、階層ごと、エリアに存在する資機材の合計数を表示してもよい。
なお、図13(C)に示すように、合計数は、表示されてない区域に存在する資機材も含めて合計した数でもよい。
以上のような画面は、情報処理システム10が、エリア特定手順の結果に基づいて、出力手順を行うことで表示できる。すなわち、情報処理システムが、出力手順を行うと、図8等に示すような画面が表示されるように画面が遷移する。ほかにも、出力手順によって以下のような画面が表示されてもよい。
図14は、プロフィール情報を登録した結果例を示す図である。すなわち、事前処理等でプロフィール情報D2が登録されると、情報処理システム10は、例えば、図示するような画面を表示できる。具体的には、図示する画面は、エリアを「6階」とする場合の例である。したがって、情報処理システム10は、表UI2が示すように、画面の右側に建築物20の構造を示す図面等を表示し、かつ、「6階」に「3台」の高所作業車120が存在することを示すアイコンを表示する。
この例では、プロフィール情報D2は、画面の左側で表示される「資機材名」等である。なお、プロフィール情報D2をどのような項目にするかは、情報処理システム10にあらかじめ設定できる。
ほかにも、情報処理システム10は、移動等により、高所作業車120がエリアの境界上等にある場合には、ある程度、ゆっくりと表示を切り替えるのが望ましい。高所作業車120がエリアの境界を行き来する場合等では、アイコン等が激しく切り替わる場合がある。このような表示は、見にくい場合が多い。そこで、情報処理システム10は、短期間に何度もエリアを変更して高所作業車120を表示するのを防ぐのが望ましい。そのため、高所作業車120が2つのエリアにまたがっている場合には、表示が激しく切り替わるのを防ぐため、不感帯となるバッファ等があってもよい。
ほかにも、情報処理システム10は、例えば、以下のようなリクエストに応じることができるのが望ましい。
<詳細表示例>
例えば、第21アイコンI21のように、複数の高所作業車120を示すアイコンが表示されている場合には、それぞれの高所作業車120の詳細が表示されるように、リクエストができるのが望ましい。
具体的には、第21アイコンI21を押すことでリクエストが行われると、複数の高所作業車120について、それぞれの情報が、例えば、出力手順によって以下のように表示されてもよい。
図15は、詳細表示の例を示す図である。例えば、図15(A)に示すように、情報処理システム10は、「6台」の高所作業車120を示す第2アイコンI2を表示する。
図15(A)に示すように、作業者が、リクエストとして、第2アイコンI2を押す操作を行う。このような操作が行われると、情報処理システム10は、例えば、リクエストに応じて、図15(B)に示すような画面を表示する。
図15(B)は、図15(A)と比較すると、詳細表示画面PL6が加わる点が異なる。図示するように、詳細表示画面PL6は、「6台」の高所作業車の内訳を示す。具体的には、詳細表示画面PL6は、「6台」の高所作業車120のそれぞれの名前等を示す。具体的には、プロフィール情報D2等により、高所作業車120には、「表示名」等があらかじめ登録できる。したがって、詳細表示画面PL6は、登録されているプロフィール情報D2等に基づいて、図示するように、名称又は種類等を表示する。なお、詳細表示画面PL6が表示する項目は、図示する項目に限られず、他の項目に設定できてもよい。
<検索例>
作業者は、リクエストとして、携帯端末104等に条件を入力し、情報処理システム10は、条件に該当する資機材を検索する構成であるのが望ましい。具体的には、検索は、以下のように行われる。
図16は、検索例を示す図である。まず、情報処理システムは、携帯端末に、検索条件が入力できるGUIを表示させる。
図16(A)は、条件入力画面PL7の例である。例えば、条件入力画面PL7は、検索条件として作業者に、「車種」を指定させる。図示する例では、「車種」は、「A」乃至「D」の4種類である。以下、図示するように、条件入力画面PL7において、「車種」を「A」とする条件が入力された例で説明する。このような条件が入力されると、例えば、情報処理システム10は、図16(B)に示すような検索結果画面PL8に表示する。
図16(B)は、図16(A)で入力された条件に該当する高所作業車120を検索した結果である。図示するように、検索結果画面PL8は、図16(A)で入力された条件に該当する高所作業車120を「名前」等で示し、かつ、条件に該当する高所作業車120の存在するエリアを「階」及び「区域」等で示す。なお、図示するように、条件に該当する高所作業車120に対応する「車種」及び「貸出先」等の情報が併せて表示されてもよい。
また、この例における「名前」、「車種」及び「貸出先」等の情報は、プロフィール情報D2等から読み出される。さらに、「階」及び「エリア」は、測位データで特定されたエリア等が表示される。
以上のようにリクエストに応じて、検索ができると、作業者は、所定の条件に該当する高所作業車120を容易に探すことができる。すなわち、例えば、図16(A)に示すように、条件が入力されると、情報処理システム10は、入力された条件に該当する高所作業車120を検索する検索手順を行う。したがって、検索手順が行われると、画面は、図16(B)が表示されるように遷移する。
なお、条件に該当する高所作業車120が画面に表示されている場合には、情報処理システム10は、条件に該当する高所作業車120を強調して表示してもよい。例えば、情報処理システム10は、条件に該当する高所作業車120を色を変えて表示したり、点滅表示としたり、又は、所定の色で塗りつぶしたりして強調させて表示してもよい。このような強調表示があると、作業者は、条件に該当する高所作業車120をより探しやすい。
<現在表示切替例>
作業者は、携帯端末104等に、現在位置を表示するようリクエストを入力でき、情報処理システム10は、リクエストに応じて現在位置を表示するように切り替える構成であるのが望ましい。具体的には、現在位置に切替は、以下のように行われる。
図17は、現在表示切替例を示す図である。まず、以下の例では、エリアは、階層であるとする。さらに、作業者は、あらかじめ操作することで、「5階」を表示するよう操作したとする。
図17(A)は、作業者の操作に基づいて、「5階」を示す画面例である。一方で、現在位置は、「6階」であるとする。そして、図17(A)に示すように、作業者は、現在表示切替ボタンBT2を押す操作を行うことで、リクエストを入力する。なお、操作を入力する方法は、現在表示切替ボタンBT2を押すに限られない。
現在表示切替ボタンBT2が押されると、情報処理システム10は、表示する画面を図17(A)から図17(B)のような画面に遷移させる。以下、図17(B)に示すように、現在位置を示す画面を現在位置表示画面PL9という。
現在位置表示画面PL9は、現在位置の例である「6階」を示す画面例である。図示するように、図17(A)では、画面は、「5階」について表示していたが、現在位置表示画面PL9では、画面は、「6階」を表示するように切り替わっている。
なお、現在位置は、例えば、携帯端末104の位置等とされる。また、現在位置を表示する画面では、現在位置表示画面PL9のように、情報処理システム10は、作業者に最も近い位置にある高所作業車120を塗りつぶし等で示してもよい。図示する例では、黒部分UI3が、作業者に最も近い位置にある高所作業車120を示す。黒部分UI3等の表示があると、作業者は、自分の近くにある高所作業車120を容易に探すことができる。
<一括した出力又は入力の例>
情報処理システム10は、リクエストに応じて、情報を一括して出力してもよい。例えば、情報処理システム10は、以下のような形式で情報を出力してもよい。
図18は、一括出力の例を示す図である。例えば、情報処理システム10は、図18(A)に示すような出力ファイルDOUTを出力する。
図18(A)に示すように、出力ファイルDOUTは、複数の高所作業車120についての情報を示す。なお、出力ファイルDOUTは、例えば、CSVファイル等の形式である。また、この例では、高所作業車120についての情報は、1行ずつ記載される。そして、各項目は、「,(カンマ)」で区切られて記載される形式である。具体的には、「id」、「user」、・・・の順で記載される項目は、あらかじめ図18(B)のように設定された項目及び順序で出力される。
図18(B)は、出力ファイルDOUTで出力される項目の例を示す。具体的には、「id」は、測位データの通番を示し、出力ファイルDOUTでは、各行の1番左に記載される情報が該当する。また、出力ファイルDOUTにおける「id」は、図10(A)等で登録される「uuid」等が対応する。
一方で、情報処理システム10には、一括して設定等が入力できるのが望ましい。例えば、情報処理システム10は、第3画面PL3等で入力する各項目の情報を複数の資機材について、CSVファイル等で入力する。このようにすると、例えば、登録する資機材が多くある場合等には、第3画面PL3等で入力するよりも、操作の負荷が軽くできる。
<資機材について>
資機材は、高所作業車120に限られない。資機材は、建築現場で共通に使用され、かつ、作業後、建築現場に放置され得る物体であればよい。例えば、資機材は、材料、足場又は複数の作業者が共用する建築現場で使用する道具等も該当する。具体的には、資機材は、柵台、ブロア、高所作業車、仮設材又は資材等である。また、資機材は、移動が可能である。
<全体構成について>
なお、情報処理システムは、図1のような構成に限られない。すなわち、情報処理システムが有する情報処理装置は、1台でもよいし、2台以上の複数であってもよい。
<信号について>
各発信器が発信する信号は、例えば、近距離無線通信等の規格に準じた信号である。具体的には、信号は、例えば、周波数を2.4 GHzとする信号等である。また、信号は、Bluetooth(登録商標)又は無線LAN(Local Area Network)等の規格に準じた信号である。なお、信号は、Bluetoothで実現されるのが望ましい。Bluetoothを用いると、発信器及び受信器等は、BLE(Bluetooth Low Energy)等を構成でき、低消費電力な通信ネットワーク網を構築できる。ただし、通信ネットワーク網は、様々な通信方式を組み合わせて用いてもよい。
<発信手段について>
発信手段は、発信器を例示したが、位置を特定するための信号が出力できればよい。上記の例では、発信器は、短信号+IDを出力する例であるが、これに限らず、例えば、(X〇〇、Y〇〇、Z〇〇)等のように、3次元の座標情報を自ら特定し、信号で出力する発信器でもよい。この場合には、発信器の位置をより高い精度で特定でき、サーバの負担を減らすことができる。また、信号は、電波でも超音波でもよい。
なお、管理の対象とする発信器は、固定ビーコンに限られない。すなわち、情報処理システムは、移動ビーコンを管理対象としてもよい。例えば、移動ビーコンは、資機材又は人等に装着される。
<位置確認の管理について>
図19は、位置確認の管理例を示す図である。例えば、位置確認の管理は、図示するような情報によって行われる。まず、図19(A)に示すように、固定ビーコンの設置位置が登録されたとする。そして、図示するような位置(以下「現在位置」という。)に携帯端末104を持つ作業者200がいる場合を例にする。
また、現在位置では、第302アイコンI302で示す「2」番の固定ビーコン、第303アイコンI303で示す「3」番の固定ビーコン、第306アイコンI306で示す「6」番の固定ビーコン、第307アイコンI307で示す「7」番の固定ビーコン及び第308アイコンI308で示す「8」番の固定ビーコンが発する電波が計測されるとする。したがって、計測結果は、例えば、図19(B)のように表示される。具体的には、「2」番、「3」番、「6」番、「7」番及び「8」番のそれぞれの固定ビーコンが発する電波の電波強度を計測した結果が、バー表示INF35等で表示される。
まず、情報処理システムには、あらかじめ設置位置が登録されるため、現在位置における発信器の組み合わせは、例えば、図19(C)のように判定できる。
一方で、計測の結果、例えば、図19(D)のような計測結果が得られたとする。すなわち、電波には、各発信器を識別できる情報が含まれるため、計測結果に基づいて、情報処理システムは、図示するように、計測された発信器の組み合わせを特定できる。
図19(C)と、図19(D)とを比較すると、「7」番及び「8」番の位置が逆であることが分かる。ほかにも、情報処理システムは、図19(C)のように、計測されるべき発信器を特定できる。したがって、誤って、現在位置に設置されるべきでない発信器(例えば、「22」番の発信器等である。)が計測された場合等も、情報処理システムは、誤った設置がされていることが分かる。
例えば、以上のようにして、情報処理システムは、登録された設置位置(例えば、ステップSB01で登録される。)と、電波強度の計測結果(例えば、ステップSB02で測位データとして生成される。)とを比較することで、誤った設置がされているのをエラー情報等で知らせることができる(例えば、ステップSB04等で情報が出力される)。このような情報で、作業者は、発信器の位置確認をする。このような位置確認ができると、作業者は、誤った位置に固定ビーコンが設置されていないか否かといった位置確認をする管理ができる。
<稼働状態の管理について>
図20は、稼働状態の管理例を示す図である。例えば、固定ビーコンの稼働状態は、図示するような情報によって行われる。
以下、図20(A)に示すように、まず、図19(A)と同様に、設置位置が登録される場合を例に説明する。また、以下の例では、図20(A)に示すように、図19の場合と同じ現在位置を例に説明する。したがって、情報処理システムには、あらかじめ設置位置が登録されるため、現在位置における発信器の組み合わせは、例えば、図20(C)のように判定できる。なお、この例では、判定の結果は、図19(C)と同様である。
一方で、現在位置において、携帯端末104は、図20(B)のように、固定ビーコンが発する電波の電波強度を計測した結果をバー表示INF35等で表示する。そして、図示するように、「7」番の固定ビーコンが発する電波の電波強度が、何らかの事情により、電波強度がほとんど計測できなかったとする。したがって、この例では、計測の結果は、例えば、図20(D)のような計測結果となる。
図20(C)と、図20(D)とを比較すると、「7」番の固定ビーコンの有無が、異なることが分かる。すなわち、情報処理システムは、図20(C)に基づいて、正常であれば、計測されるべき発信器を特定できる。したがって、何らかの事情により、電波を発することができない発信器があると(この例では、図20(D)における「7」番の発信器である。)、情報処理システムは、稼働状態に異常が起きている発信器があることが分かる。
例えば、以上のようにして、情報処理システムは、電波強度の計測結果(例えば、ステップSB02で測位データとして生成される。)で、発信器の稼働状態をビーコン状態情報等で知らせることができる(例えば、ステップSB04等で情報が出力される)。このような情報で、作業者は、発信器の稼働状態を確認する。このような稼働状態の確認ができると、作業者は、稼働状態を確認する管理ができる。
<回収の管理について>
図21は、回収の管理例を示す図である。例えば、発信器の位置は、以下のようにして知らされる。
以下、図21に示すように、まず、図19(A)及び図20(A)と同様に、設置位置が登録され、その後、登録された設置位置の通り、発信器が設置された場合を例に説明する。
固定ビーコンは、作業が終了したり、又は、作業が行われる階層が別の階層に変わったりする場合等に、回収されるのが望ましい。なぜならば、固定ビーコンは、数に限りがある場合が多いため、使用しなくなった固定ビーコンは、回収され、別の場所で再び設置及び使用されると、固定ビーコンを用意する数を少なくできる。
以下、「3」番の固定ビーコンを回収する場合を例に説明する。図示するように、作業者200は、「3」番の固定ビーコンを回収するため、携帯端末104を持って、「3」番の固定ビーコンが設置されていると推測できるエリアを移動する。そして、携帯端末104は、電波強度を計測する。
電波強度は、電波強度を計測する携帯端末104と、電波を発する発信器との距離が短いほど強くなる。そこで、例えば、図示するように、固定ビーコンから一定の距離(図では、「範囲RG」で示す。)以内と判断できる電波強度をあらかじめ携帯端末104に設定しておく。このようにすると、携帯端末104は、電波強度に基づいて、範囲RG以内に発信器があることが分かる。
したがって、作業者200が移動中に、範囲RG以内となると、携帯端末104は、近くに発信器があることをビーコン検出結果等で知らせる。具体的には、図示するように、作業者200が、「3」番の固定ビーコンに近づいていくとする。そして、電波強度に基づいて、作業者200が範囲RG以内にいると判断できる場合に、携帯端末104は、音声等を発して、近くに「3」番の固定ビーコンがあることを作業者200に知らせる。このようにすると、作業者200は、近くに「3」番の固定ビーコンがあることを知ることができる。そのため、作業者200は、「3」番の固定ビーコンを効率良く探すことができ、「3」番の固定ビーコンを効率良く回収できる。
なお、ビーコン検出結果は、音声等であるのが望ましい。作業者200が携帯端末104の画面を見ながら移動するのは、安全上、望ましくない。そこで、ビーコン検出結果は、作業者200が携帯端末104の画面をあまり見ずに済む音声等の情報であるのが望ましい。このように、音声等が用いられると、情報処理システムは、安全に作業者200に発信器の位置を知らせることができる。
例えば、以上のようにして、情報処理システムは、電波強度の計測結果(例えば、ステップSB02で測位データとして生成される。)で、近くにある発信器等を知らせることができる(例えば、ステップSB04等で情報が出力される)。このような情報で、作業者は、発信器の位置を把握する。このように、位置が分かると、作業者は、発信器を探す手間等を少なくし、発信器を回収する管理が効率良くできる。
<設置位置の登録について>
設置位置は、例えば、以下のように登録されてもよい。
図22は、設置位置の登録例を示す図である。以下、「3」番の固定ビーコンの設置位置を登録する場合を例に説明する。
まず、図22(A)に示すように、登録前の状態において、既に「3」番の固定ビーコンは、設置され、かつ、電波を発している状態であるとする。一方で、この状態では、設置位置データD4には、まだ「3」番の固定ビーコンの設置位置は、登録されていない状態であるとする。
そして、図示するように、作業者200が、携帯端末104を持って、「3」番の固定ビーコンが設置されている近くに移動したとする。このような場合には、図22(B)に示すように、計測結果RESには、「3」番の固定ビーコンが発した電波の電波強度が最も強く計測される。
このように、最も電波強度が強い発信器は、現在位置に設置されている発信器である。そこで、作業者200は、計測結果RESに基づいて、最も強い電波強度が計測された発信器を現在位置に登録する操作を携帯端末104上で行う。すなわち、計測結果RESに基づいて、「3」番の固定ビーコンが現在位置にあると登録されると、例えば、図22(C)に示すように、「3」番の固定ビーコンが登録できる。
このように、発信器があらかじめ設置され、かつ、電波を発している場合には、情報処理システムは、電波強度を計測し、最も電波強度が強い発信器を現在位置に登録する(例えば、ステップSA02で登録される)。このように登録ができると、作業者200は、例えば、発信器の識別情報等を入力せず、簡易な操作で登録できる。
<作業者の位置について>
作業者の位置(すなわち、携帯端末104の位置及び現在位置となる。以下「作業者の位置」という。)は、例えば、図面が表示された画面上で、タッチ操作等で入力される。なお、作業者の位置は、例えば、座標値等の形式で入力されてもよい。さらに、作業者の位置は、例えば、気圧センサ等のセンサで特定されてもよい。
<固定ビーコンの抽出について>
電波強度の計測結果等の表示は、移動ビーコンと、固定ビーコンとが混在する場合がある。一方で、計測結果等は、いずれか一方のみが表示されるのが望ましい場合がある。例えば、固定ビーコンの管理では、固定ビーコンの計測結果が抽出され、固定ビーコンの電波強度だけが表示された方が良い場合が多い。
情報処理システムは、識別情報(例えば、プロフィール情報として入力される「id」又は「minor」等の値である。)等を利用すると、固定ビーコン及び移動ビーコンを区別できる。したがって、情報処理システムは、例えば、計測結果のうち、固定ビーコンの計測結果を抽出して表示してもよい。このようにすると、固定ビーコンを管理する上で、関係のない情報が表示されないため、作業者は、固定ビーコンの管理を容易にすることができる。
また、各情報は、作業者等が修正可能でもよい。例えば、資機材の位置等は、検出精度等の影響により、実際の位置と、携帯端末等に表示される位置とでずれが生じる場合がある。このような場合には、作業者は、目視で確認した資機材の位置等に、資機材が表示されるように修正する操作が入力できてもよい。
なお、数特定情報を示す数字等は、画面を拡大又は縮小する操作が行われても、大きさがほぼ維持されるのが望ましい。
また、実施形態では、資機材が高所作業車等の稼働する設備等である場合には、資機材が稼働中であるか否かが検出されてもよい。そして、情報処理システムは、稼働状態を画面上に表示するのが望ましい。このような表示があると、作業者は、近くにある稼働していない資機材、すなわち、使用可能な資機材を見つけやすい。なお、情報処理システムは、稼働していない資機材を優先して表示するのがより望ましい。
そして、情報処理システムは、移動中の資機材と、停止中の資機材とを区別して表示してもよい。
なお、実施形態では、作業者の位置又は数等が表示されてもよい。例えば、図13(B)に示す画面において「全フロア」のボタンが押された場合等では、情報処理システムは、全階層にいる作業者の合計数又は位置等を更に表示してもよい。
なお、アイコンの絵、大きさ又は配置等は、上記に説明した通りでなくともよい。つまり、アイコンの絵、大きさ又は配置等は、あらかじめ管理者等が設定できてもよい。
なお、発信器の位置を検出する方法は、信号を用いる方法であればよい。つまり、実施形態では、資機材が存在するエリアが特定できる程度に発信器の位置が検出できる方法であれば、いずれも適用できる。
実施形態は、上記の例に限られない。例えば、情報処理装置の数は、上記の数に限られない。また、情報処理装置の種類及び組み合わせも、上記の構成でなくともよい。
実施形態は、上記の処理に限られない。例えば、本発明に係る情報処理方法は、上記に説明した以外の順序で行われてもよい。また、情報処理方法は、複数の情報処理装置で実行されてもよい。つまり、情報処理方法における各ステップは、冗長、分散、並列、仮想化又はこれらの組み合わせで実行されてもよい。
実施形態は、プログラムによって実現されてもよい。すなわち、情報処理装置等のコンピュータは、プログラムに基づいて、演算装置及び記憶装置等を制御して上記の情報処理方法を実行してもよい。また、プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されて頒布することができる。なお、記録媒体は、磁気テープ、フラッシュメモリ、光ディスク、光磁気ディスク又は磁気ディスク等のメディアである。さらに、プログラムは、電気通信回線を通じて頒布することができる。
なお、上記実施形態に挙げた構成等に、その他の要素との組み合わせ等、上記の構成に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
10 :情報処理システム
10F1 :計測手段
10F2 :出力手段
10F21 :端末位置出力手段
10F22 :対応表示手段
10F23 :画面表示手段
10F3 :登録手段
10F4 :図面データ入力手段
10F5 :検索手段
10F6 :記憶手段
10F7 :設置位置登録手段
20 :建築物
104 :携帯端末
120 :高所作業車
200、201 :作業者
I1 :第1アイコン
I2 :第2アイコン
I21 :第21アイコン
I11 :第11アイコン
D2 :プロフィール情報
D4 :設置位置データ
INF2 :発信器情報
INF3 :電波情報

Claims (12)

  1. 建築現場で固定発信手段と移動発信手段とを含む発信手段を管理する情報処理システムであって、
    前記発信手段の設置位置を登録する設置位置登録手段と、
    前記発信手段が発する電波の電波強度を計測する計測手段と、
    前記設置位置及び前記電波強度のうち、少なくともいずれか一方に基づいて、前記発信手段についての情報を出力する出力手段と、
    前記建築現場で複数の作業者が共用する資機材に関するプロフィール情報と、前記発信手段とを対応させて登録する登録手段と、
    を含み、
    前記出力手段は、前記固定発信手段及び前記移動発信手段のそれぞれから受信した信号に基づいて特定した前記移動発信手段が設けられた前記資機材の位置から、所定のエリアに前記資機材が存在することを示すアイコンを表示し、
    前記出力手段は、携帯端末に出力可能であり、前記携帯端末が前記発信手段から受信する測位データに基づいて、前記建築現場における前記携帯端末の位置を出力する端末位置出力手段を含み、
    前記端末位置出力手段は、前記携帯端末の位置に近い前記資機材を示す前記アイコンを強調表示する、
    情報処理システム。
  2. 複数の前記固定発信手段が設置され、
    前記計測手段は、
    前記電波強度に基づいて、設置されている前記固定発信手段の組み合わせを判定し、
    前記出力手段は、
    前記設置位置と、前記組み合わせとを比較した結果に基づいて前記情報を出力する
    請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記出力手段は、
    前記設置位置と、前記組み合わせとを比較した結果、誤った位置に前記固定発信手段が設置されている場合に、前記情報を出力する、
    請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記出力手段は、
    前記電波強度に基づく前記発信手段の状態を示す前記情報を出力する
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  5. 前記出力手段は、
    前記電波強度に基づいて、前記発信手段の位置を知らせる前記情報を出力する
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  6. 前記出力手段は、
    前記電波強度が前記発信手段から一定の距離以内と判断できる電波強度である場合に、前記発信手段が近くにあることを音声で出力する、
    請求項5に記載の情報処理システム。
  7. 前記設置位置登録手段は、
    前記計測手段が計測した電波強度のうち、最も電波強度が強い前記発信手段を登録する
    請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  8. 前記アイコンが指定されると、前記アイコンに対応する資機材のうち、少なくともいずれかの資機材に関するプロフィール情報を表示する
    請求項1乃至のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  9. 前記建築現場で建築する建築物の図面データを入力する図面データ入力手段を更に含み、
    前記出力手段は、
    前記図面データが示す図面を表示する画面表示手段と、
    前記画面表示手段が表示する図面に対応させて、エリアと、資機材の数を示す数特定情報とのうち、少なくともいずれか一方を表示する対応表示手段と
    を更に含む
    請求項1乃至のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  10. 前記建築現場で建築する建築物の階層別に、エリアが割り当てられており、
    前記出力手段は、
    前記階層別に、資機材のそれぞれの合計数を表示する
    請求項1乃至のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  11. 資機材を特定する条件が入力されると、前記資機材のうち、前記条件に該当する資機材を検索する検索手段を更に含む
    請求項1乃至10のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  12. 建築現場で固定発信手段と移動発信手段とを含む発信手段を管理する情報処理システムに情報処理方法を実行させるためのプログラムであって、
    情報処理システムが、前記発信手段の設置位置を登録する設置位置登録手順と、
    情報処理システムが、前記発信手段が発する電波の電波強度を計測する計測手順と、
    情報処理システムが、前記建築現場で複数の作業者が共用する資機材に関するプロフィール情報と、前記発信手段とを対応させて登録する登録手順と、
    情報処理システムが、前記設置位置及び前記電波強度のうち、少なくともいずれか一方に基づいて、前記発信手段についての情報を出力する出力手順であって、前記固定発信手段及び前記移動発信手段のそれぞれから受信した信号に基づいて特定した前記移動発信手段が設けられた前記資機材の位置から、所定のエリアに前記資機材が存在することを示すアイコンを表示し、前記情報を携帯端末に出力し、前記携帯端末が前記発信手段から受信する測位データに基づいて、前記建築現場における前記携帯端末の位置を出力し、前記携帯端末の位置に近い前記資機材を示す前記アイコンを強調表示する出力手順と、
    を実行させるためのプログラム。
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