JP2015170375A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】メモリセルに対する消去動作及び消去ベリファイ動作を正確に実行することのできる不揮発性半導体記憶装置を提供する。【解決手段】一の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置は複数のメモリセルを直列接続してなるメモリストリング及び前記メモリストリングの両端の少なくとも一方に接続されるダミートランジスタを含むメモリセルアレイと、前記メモリセル及び前記ダミートランジスタに対する消去動作並びに前記メモリセル及び前記ダミートランジスタが消去状態に遷移したか否かを確認する消去ベリファイ動作を繰り返す消去シーケンスを実行する制御回路とを備える。前記制御回路は、前記消去ベリファイ動作がパスしなかった場合、前記ダミートランジスタを選択的に消去状態に遷移させるダミートランジスタ消去動作及び前記ダミートランジスタが消去状態に遷移したか否かを確認するダミートランジスタ消去ベリファイ動作を実行可能に構成されている。【選択図】図10

Description

本実施の形態は、不揮発性半導体記憶装置に関する。
電気的書き換えが可能でかつ、高集積化が可能な不揮発性半導体記憶装置として、NAND型フラッシュメモリが知られている。NAND型フラッシュメモリのメモリセルは、半導体基板にトンネル絶縁膜を介して形成された電荷蓄積層とその上にゲート間絶縁膜を介して積層された制御ゲートとを有し、電荷蓄積層の電荷蓄積状態によりデータを不揮発に記憶する。
このNAND型フラッシュメモリは、メモリセルの消去動作の後に、メモリセルが所望の状態まで消去されたかを検証する消去ベリファイ動作を実行する。消去ベリファイ動作を正確に実行できない場合、メモリセルに対して消去電圧の印加動作が繰り返されて、メモリセルが劣化するおそれがある。
特開2013−54798号公報
本実施の形態は、メモリセルに対する消去動作及び消去ベリファイ動作を正確に実行することのできる不揮発性半導体記憶装置を提供する。
一の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、複数のメモリセルを直列接続してなるメモリストリング、及び前記メモリストリングの両端の少なくとも一方に接続されるダミートランジスタをそれぞれ含む複数のNANDストリングを配列してなるメモリセルアレイと、前記複数のメモリセルの制御ゲート電極にそれぞれ接続される複数のワード線と、前記ダミートランジスタの制御ゲート電極に接続されるダミーワード線と、前記複数のNANDストリングの第1の端部にそれぞれ接続される複数のビット線と、前記複数のNANDストリングの第2の端部に接続されるソース線と、前記メモリセル及び前記ダミートランジスタに対する消去動作、並びに前記メモリセル及び前記ダミートランジスタが消去状態に遷移したか否かを確認する消去ベリファイ動作を繰り返す消去シーケンスを実行する制御回路とを備える。前記制御回路は、前記消去ベリファイ動作がパスしなかった場合、前記ダミートランジスタを選択的に消去状態に遷移させるダミートランジスタ消去動作及び前記ダミートランジスタが消去状態に遷移したか否かを確認するダミートランジスタ消去ベリファイ動作を実行可能に構成されている。
第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のブロック図である。 第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイ及び周辺回路を示す回路図である。 第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイを示す回路図である。 第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリセルのしきい値電圧分布を示す図である。 比較例に係る不揮発性半導体記憶装置の消去シーケンスを示すフローチャートである。 不揮発性半導体記憶装置の消去動作時の印加電圧を説明する図である。 不揮発性半導体記憶装置の消去ベリファイ動作時の印加電圧を説明する図である。 比較例に係る不揮発性半導体記憶装置の消去シーケンスにおけるしきい値電圧を示す図である。 比較例に係る不揮発性半導体記憶装置の消去シーケンスにおける消去動作ループ回数を示す図である。 第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の消去シーケンスを示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のダミートランジスタ消去動作の実行を判断する条件を示す図である。 第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のダミートランジスタ消去ベリファイ動作時の印加電圧を説明する図である。 第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のダミートランジスタ消去動作時の印加電圧を説明する図である。 第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の消去シーケンスにおけるしきい値電圧を示す図である。 第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の消去シーケンスにおける消去動作ループ回数を示す図である。 第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の消去シーケンスを示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のダミートランジスタ消去動作の実行を判断する条件を示す図である。 第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のダミートランジスタ消去ベリファイ動作時の印加電圧を説明する図である。 第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のダミートランジスタ消去ベリファイ動作時の印加電圧を説明する図である。 第4の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の消去シーケンスを示すフローチャートである。 第5の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の消去シーケンスを示すフローチャートである。 第6の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の消去シーケンスを示すフローチャートである。 第7の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の消去シーケンスを示すフローチャートである。 第7の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の消去動作時の印加電圧を説明する図である。 第8の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のダミートランジスタ消去動作時の印加電圧を説明する図である。 第9の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のダミートランジスタ消去ベリファイ動作時の印加電圧を説明する図である。 第9の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のダミートランジスタ消去ベリファイ動作時の印加電圧を説明する図である。 第10の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の消去ベリファイ動作時の印加電圧を説明する図である。 第10の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の消去ベリファイ動作時の印加電圧を説明する図である。
以下、図面を参照して、実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置について説明する。
[第1の実施の形態]
まず、第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の全体構成について説明する。図1は、本実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のブロック図である。
このNAND型フラッシュメモリは、NANDチップ10及びNANDチップ10を制御するコントローラ11を備える。NANDチップ10を構成するメモリセルアレイ1は、半導体基板にトンネル絶縁膜を介して形成された電荷蓄積層と、その上にゲート間絶縁膜を介して積層された制御ゲートとを有する、浮遊ゲート型の複数のメモリセルをマトリクス状に配置して構成される。このメモリセルアレイ1には、必要に応じて、ユーザからアクセスできないROMヒューズ領域1aを設けても良い。このROMヒューズ領域1aには、データ書き込み時など装置の制御に必要な各種情報が記憶される。
メモリセルアレイ1の周辺には、ロウデコーダ/ワード線ドライバ2a、カラムデコーダ2b、センスアンプ/ラッチ回路3、ロジック制御回路6、シーケンス制御回路7及び電圧発生回路8が配置されている。これら、ロウデコーダ/ワード線ドライバ2a、カラムデコーダ2b、センスアンプ/ラッチ回路3、ロジック制御回路6、シーケンス制御回路7及び電圧発生回路8は制御回路を構成するものであり、メモリセルアレイ1に対してページ単位でデータの書き込み、或いは読み出しを行う。
ロウデコーダ/ワード線ドライバ2aは、メモリセルアレイ1のワード線及び選択ゲート線を駆動する。センスアンプ/ラッチ回路3は、1ページ分のセンスアンプ回路S/Aとデータ保持回路DLを備えている。センスアンプ/ラッチ回路3の1ページ分の読み出しデータは、カラムデコーダ2bにより順次カラム選択されて、I/Oバッファ9を介して外部I/O端子に出力される。I/O端子から供給される書き込みデータは、カラムデコーダ2bにより選択されてセンスアンプ/ラッチ回路3にロードされる。センスアンプ/ラッチ回路3には、1ページ分の書き込みデータがロードされる。ロウアドレス信号及びカラムアドレス信号はI/Oバッファ9を介して入力され、それぞれ、ロウデコーダ2a及びカラムデコーダ2bに転送される。ロウアドレスレジスタ5aは、消去動作では、消去ブロックアドレスを保持し、書き込み動作や読み出し動作ではページアドレスを保持する。カラムアドレスレジスタ5bには、書き込み動作開始前の書き込みデータロードのための先頭カラムアドレスや、読み出し動作のための先頭カラムアドレスが入力される。書き込みイネーブル信号/WEや読み出しイネーブル信号/REが、所定の条件で変更されるまで、カラムアドレスレジスタ5bは入力されたカラムアドレスを保持する。
ロジック制御回路6は、チップイネーブル信号/CE、コマンドラッチイネーブル信号CLE、アドレスラッチイネーブル信号ALE、書き込みイネーブル信号/WE、読み出しイネーブル信号/RE等の制御信号に基づいて、コマンドやアドレスの入力、データの入出力を制御する。読み出し動作や書き込み動作はコマンドで実行される。コマンドを受けて、シーケンス制御回路7は、読み出し動作や、書き込み或いは消去のシーケンス制御を行う。電圧発生回路8は、シーケンス制御回路7により制御されて、種々の動作に必要な所定の電圧を発生する。
コントローラ11は、NANDチップ10の現在の書き込み状態に適した条件でデータの書き込み及び読み出しの制御を実行する。なお、書き込み動作の一部は、NANDチップ10側で行うようにしても良い。
[メモリセルアレイ]
次に、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイ1及びセンスアンプ/ラッチ回路3について説明する。図2は、メモリセルアレイ1及び周辺の回路を示す回路図である。図3は、メモリセルアレイ1を示す回路図である。
図2及び図3に示すように、64個の直列接続されたメモリセルMC0〜MC63からなるメモリストリング、その両端にそれぞれ接続されたダミートランジスタDT0、DT1、その両端に接続された選択ゲートトランジスタSG0、SG1により、NANDストリング4が構成されている。選択ゲートトランジスタSG0のソースは、共通ソース線CELSRCに接続され、選択ゲートトランジスタSG1のドレインはビット線BL(BL0〜BLn)に接続される。メモリセルMC0〜MC63の制御ゲート電極はそれぞれワード線WL(WL0〜WL63)に接続される。ダミートランジスタDT0、DT1のゲート電極は、ダミーワード線DWL0、DWL1に接続される。選択ゲートトランジスタSG0、SG1のゲート電極は、選択ゲート線SGS、SGDに接続される。メモリストリングの両端にそれぞれ接続されるダミートランジスタDTの数は、1つに限定されることはなく、任意の数のダミートランジスタDTを設けることができる。あるいは、メモリストリングの一端側にのみ、ダミートランジスタDTが接続されるようにしても良い。
1つのワード線WLに沿う複数のメモリセルMCの範囲が、一括したデータの読み出し及び書き込みの単位となるページとなる。また、ワード線WL方向に並ぶ複数のNANDストリング4の範囲が、データの一括消去の単位となるブロックBLKを構成する。図2では、ビット線BL方向にビット線BLを共有する複数のブロックBLK0〜BLKnを配列して、メモリセルアレイ1が構成されている。ワード線WL、ダミーワード線DWL及び選択ゲート線SGS、SGDは、ロウデコーダ/ワード線ドライバ2aにより駆動される。
[メモリセルのデータ記憶状態]
次に、本実施形態に係るNAND型フラッシュメモリのメモリセルのデータ記憶状態について説明する。図4は、本実施形態に係るNAND型フラッシュメモリのメモリセルMCのしきい値電圧分布を示す図である。
NAND型フラッシュメモリのメモリセルMCが2値データ(1ビット/セル)を記憶する場合、データのしきい値電圧分布は、図4中A:2値データ記憶のようになる。しきい値電圧が負の状態がデータ“1”(消去状態)、しきい値電圧が正の状態がデータ“0”となっている。
また、NAND型フラッシュメモリのメモリセルMCが4値データ(2ビット/セル)を記憶する場合、データのしきい値電圧分布は、図4中B:4値データ記憶のようになる。この場合、しきい値電圧の低い方から、4種類のしきい値電圧分布(E、A、B及びC)が設けられる。これらのしきい値電圧分布に対して、4通りのデータ“11”、“01”、“00”、“10”が割り付けられる。ここで、しきい値電圧分布Eは、消去動作時の一括ブロック消去によって得られる負のしきい値電圧状態である。また、各しきい値電圧分布間の電圧AR、BR、CRは読み出し動作時の判定電圧である。正の各しきい値電圧分布の下限の電圧AV、BV、CVは書き込みベリファイ動作時の判定電圧である。また、電圧VREADは、最も高いしきい値電圧分布Cの上限よりも高い電圧である。この読み出しパス電圧VREADは、読み出し動作又は書き込みベリファイ動作時において、非選択のワード線WLに加わる電圧である。
[消去シーケンス]
次に、本実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の消去シーケンスについて説明する前提として、本実施の形態の比較例(以下、「本比較例」と称する)における消去シーケンスについて説明しておく。図5は、本比較例における消去シーケンスのフローを示す図である。
まず、ステップS11’において、メモリセルMCのしきい値電圧を消去状態に遷移させる消去動作を実行する。
図6は、消去動作時のメモリセルアレイ1の電圧印加状態を示す図である。消去動作は、ブロックBLK単位で実行する。消去動作では、シーケンス制御回路7の制御により、電圧発生回路8からメモリセルMCが形成されたウェルに対して消去電圧Vera(10V〜30V程度、図6の場合、20V)が印加される。また、シーケンス制御回路7の制御により、電圧発生回路8からロウデコーダ/ワード線ドライバ2aを介して、選択ブロックBLK内の全ワード線WLに対して電圧Ve(図6の場合、0V)が印加される。これによって、各メモリセルMCの電荷蓄積層に蓄積された電子が、FNトンネル電流によってウェル側に放電される。なお、チャージトラップ型の電荷蓄積層の場合には、ウェル側からホールが注入される。
また、メモリセルアレイ1が、ダミーワード線DWLを有する場合、図6に示すように、ダミーワード線DWL0、DWL1に対してワード線WLよりも高い電圧Ve_d(図6の場合、1V)を印加しておくと良い。この電圧は、ダミートランジスタDT0、DT1に対する消去動作時のストレスを緩和することを目的としたストレス緩和電圧である。
次に、ステップS12’において、メモリセルMCが消去状態になったことを確認する消去ベリファイ動作を実行する。
図7は、消去ベリファイ動作時のメモリセルアレイ1の電圧印加状態を示す図である。この消去ベリファイ動作では、シーケンス制御回路7の制御により、電圧発生回路8からメモリセルMCの消去状態のしきい値電圧よりも高いワード線ベリファイ電圧Vv(図7の場合、0V)が全ワード線WLに印加される。そして、選択ゲート線SGS、SGDは、オン状態にされ、共通ソース線CELSRCに正電圧が印加される。センスアンプ回路S/Aは、このとき共通ソース線CELSRC側からNANDストリング4に流れる電流に基づくビット線BLの充電状態を検出することにより、メモリセルMCが消去状態の閾値電圧分布に遷移したか否かを確認する。
また、メモリセルアレイ1がダミーワード線DWLを有する場合、ダミーワード線DWL0、DWL1には、ダミートランジスタDT0、DT1が導通する程度のダミーワード線用読み出しパス電圧Vv_d(図7の場合、5V)を印加する。この消去ベリファイ動作では、ダミーワード線DWL0、DWL1に対して、ワード線WLに印加されるワード線ベリファイ電圧Vvよりも高い正の電圧Vv_dが印加される。ここで、読み出し動作時や書き込みベリファイ動作時においては、ワード線WLに印加する読み出しパス電圧は、メモリセルMCの取り得るもっとも高いしきい値電圧以上の電圧VREADである。しかし、ダミートランジスタDT0、DT1は、ステップS11’で消去状態に近いしきい値電圧となっていることから、ダミーワード線用読み出しパス電圧Vv_dは、読み出し動作時、または、書き込みベリファイ動作時の読み出しパス電圧VREADほど大きくしなくても、ダミートランジスタDT0、DT1を導通させることができる。これによって、消去ベリファイ動作時のダミートランジスタDT0、DT1の電気的なストレスを軽減することができる。
このステップS12’において、消去ベリファイ動作がパスしたか否かを確認し、消去ベリファイ動作をパスしなかった場合、ステップS11’の消去動作及びステップS12’の消去ベリファイ動作を再び実行する。一方、消去ベリファイ動作をパスした場合、消去シーケンスを終了する。
以上説明した消去シーケンスによって、理論的には、全てのメモリセルMCを消去状態にできる。しかし、実際には、ダミートランジスタDT0、DT1の劣化によって、次のような問題が生じる。
書き込み/消去動作が繰り返されると、NANDストリング4の端部に近いダミートランジスタDT0、DT1は、選択ゲートトランジスタSG0、SG1に印加される電圧等の影響を受けて劣化する。
ダミートランジスタDT0、DT1は、劣化すると消去動作によっても、しきい値電圧が下がりにくくなる。そのため、図7に示すように、消去ベリファイ動作時に、ダミートランジスタDT0、DT1にダミーワード線用読み出しパス電圧Vv_dを印加したとしても、導通しないおそれがある。このように、ダミートランジスタDT0、DT1は、データ保持には使用しないが、劣化すると消去ベリファイ動作に悪影響を及ぼす。
図8は、本比較例の消去シーケンスにおける、消去ベリファイ動作時のメモリセルMC0〜MC63及びダミートランジスタDT0、DT1のしきい値電圧を示す図である。図8に示すように、ダミートランジスタDT0、DT1が、ダミーワード線用読み出しパス電圧Vv_dで導通しない場合、メモリセルMC0〜MC63が消去状態にあったとしても、消去ベリファイ動作がパスしない。
この場合、ダミートランジスタDT0、DT1のしきい値電圧が、ダミーワード線用読み出しパス電圧Vv_dを下回るまで、消去動作及び消去ベリファイ動作が繰り返される。メモリセルMC0〜MC63が消去状態にあったとしても消去動作が繰り返されるため、メモリセルMC0〜MC63には過剰なストレスがかかる。その結果、メモリセルMC0〜MC63も劣化し、メモリセルMC0〜MC63に保持されるデータの信頼性が低下する。
図9は、本比較例の消去シーケンスにおける消去動作が繰り返される回数を示す図である。図9の縦軸は、1回の消去シーケンス内で消去動作が繰り返されるループ回数を示し、図9の横軸は、メモリセルアレイ1に対して書き込み/消去サイクルが繰り返された回数を示している。
図9に示すように、書き込み/消去動作回数が少ない場合、消去シーケンス内で消去動作が繰り返されるループ回数は、メモリセルMCの劣化により、緩やかに増える。しかし、書き込み/消去動作回数が多くなった場合、ダミートランジスタDTの劣化に起因して、消去シーケンス内で消去動作が繰り返されるループ回数が急激に多くなってしまう。
この問題に対して、本実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、以下に説明するような消去シーケンスを実行する。以下、図10〜図15を参照して、本実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の消去シーケンスを説明する。
[第1の実施の形態に係る消去シーケンス]
図10は、本実施の形態における消去シーケンスのフローを示す図である。
まず、ステップS11において、メモリセルMCのしきい値電圧を消去状態に遷移させる消去動作を実行する。この消去動作は、図6を参照して説明した消去動作と同様の動作であるため、その説明を省略する。
次に、ステップS12において、メモリセルMCが消去状態になったことを確認する消去ベリファイ動作を実行する。この消去ベリファイ動作は、図7を参照して説明した消去ベリファイ動作と同様の動作であるため、その説明を省略する。このステップS12において、消去ベリファイ動作がパスしたか否かを確認する。消去ベリファイ動作をパスし、メモリセルMC0〜MC63及びダミートランジスタDT0、DT1が消去状態に遷移したことが確認された場合、消去シーケンスを終了する。一方、消去ベリファイ動作をパスしなかった場合、消去シーケンスは、ステップS13に移る。
ステップS13において、1回の消去シーケンス内で実行された消去動作回数を確認する。消去動作回数が1回の消去シーケンス内で許容される最大の値に達した場合、それ以上消去シーケンスを続行しても消去ベリファイ動作がパスする見込みはないと判断して、消去シーケンスは終了する。この場合、消去動作の対象となったブロックBLKは、消去動作が正確に実行されなかったものとして記憶され、以後の書き込み/消去動作の対象から除外される。
消去動作回数が1回の消去シーケンス内で許容される最大の値に達していない場合、次のステップS14において、消去動作回数が所定回数nよりも小さいか否かを確認する。上述したように、書き込み/消去動作回数が多くなった場合、ダミートランジスタDTの劣化に起因して、消去シーケンス内で消去動作が繰り返されるループ回数が急激に多くなってしまう。本実施の形態の消去シーケンスでは、消去シーケンス内での消去動作の回数に基づいて、ダミートランジスタDTが劣化したか否かを判断する。
図11は、本実施の形態の消去シーケンスにおける消去動作が繰り返される回数を示す図である。図11に示すように、書き込み/消去動作回数が増えると、消去ループ回数が増える。消去ループ回数の所定値nは、書き込み/消去動作回数が多くなり、ダミートランジスタDTが劣化したときに到達するような回数に設定される。すなわち、消去ループ回数が所定値n以上である場合、ダミートランジスタDTが劣化して消去状態に遷移していないため、消去ループ回数が増加しているものと判断される。
ステップS14において、ループ回数が所定回数nより小さい場合、消去ベリファイ動作がパスしない原因は、メモリセルMCが消去状態に遷移していないためと判断して、ステップS11の消去動作を再度実行する。
一方、ステップS14において、ループ回数が所定回数n以上である場合、消去ベリファイ動作がパスしない原因は、ダミートランジスタDTが消去状態に遷移していないためと判断する。消去シーケンス内で消去動作が繰り返される消去ループ回数が所定値n以上である場合、消去シーケンスはステップS15に移り、以下に説明するような動作を実行する。
ステップS15において、ダミートランジスタDTが消去状態になったか否かを確認するダミートランジスタ消去ベリファイ動作を実行する。これにより、消去ベリファイ動作がパスしない原因が、実際にダミートランジスタDTが消去状態に遷移していないためか否かを判断する。
図12は、本実施の形態におけるダミートランジスタ消去ベリファイ動作時のメモリセルアレイ1の電圧印加状態を示す図である。このダミートランジスタ消去ベリファイ動作では、シーケンス制御回路7の制御により、電圧発生回路8からメモリセルMCが確実に導通する電圧VREADが全ワード線WLに印加される。また、ダミーワード線DWL0、DWL1には、ダミーワード線用読み出しパス電圧Vdv_d(図12の場合、5V)を印加する。そして、選択ゲート線SGS、SGDは、オン状態にされ、共通ソース線CELSRCに正電圧が印加される。センスアンプ回路S/Aは、このとき共通ソース線CELSRC側からNANDストリング4に流れる電流に基づくビット線BLの充電状態を検出することにより、ダミートランジスタDT0、DT1が消去状態の閾値電圧分布に遷移したか否かを確認する。ここで、ダミーワード線用読み出しパス電圧Vdv_dとして、消去ベリファイ動作時のダミーワード線用読み出しパス電圧Vv_dと同一の電圧を印加しているので、ダミートランジスタ消去ベリファイ動作におけるダミーワード線DWL0、DWL1の電圧制御を容易に行うことができる。なお、ビット線BLを充電した後、図12に示すような電圧印加状態に設定して、ビット線BL側からNANDストリング4に流れる電流に基づくビット線BLの放電状態を検出することにより、ダミートランジスタ消去ベリファイ動作が実行されてもよい。
このステップS15において、ダミートランジスタ消去ベリファイ動作がパスしたか否かを確認する。ダミートランジスタ消去ベリファイ動作をパスした場合、ステップS12の消去ベリファイ動作がパスしない原因は、メモリセルMCが消去状態に遷移していないためであると判断して、ステップS11の消去動作を再度実行する。一方、ダミートランジスタ消去ベリファイ動作をパスしなかった場合、ステップS12の消去ベリファイ動作がパスしない原因は、ダミートランジスタDTが消去状態に遷移していないためであると判断して、消去シーケンスは、ステップS16に移る。
次に、ステップS16において、メモリセルMC及びダミートランジスタDTのうち、ダミートランジスタDTのしきい値電圧を選択的に消去状態に遷移させるダミートランジスタ消去動作を実行する。
図13は、本実施の形態におけるダミートランジスタ消去動作時のメモリセルアレイ1の電圧印加状態を示す図である。ダミートランジスタ消去動作では、シーケンス制御回路7の制御により、電圧発生回路8から選択ブロックBLKのNANDストリング4が形成されたウェルに対して、消去電圧Vera(10〜30V程度、図13の場合は20V)が印加される。また、シーケンス制御回路7の制御により、電圧発生回路8からロウデコーダ/ワード線ドライバ2aを介して、選択ブロックBLK内の全ワード線WLに対して電圧VREADが印加される。あるいは、選択ブロックBLK内の全ワード線WLは、フローティング状態に設定してもよい。また、本実施の形態では、ダミーワード線DWL0、DWL1に対してワード線WLに印加される電圧VREADよりも低い電圧Vde_d(図13の場合、0〜1V)が印加される。シーケンス制御回路7は、電圧Vde_dの値を任意に変更することもできる。そして、選択ゲート線SGS、SGDは、フローティング状態にされる。これによって、ダミートランジスタDT0、DT1の電荷蓄積層に蓄積された電子が、FNトンネル電流によってウェル側に放電される。なお、チャージトラップ型の電荷蓄積層の場合には、ウェル側からホールが注入される。
本実施の形態のように、ワード線WLを電圧VREADが印加された状態にするか、フローティング状態にすることにより、ダミートランジスタ消去動作時に、メモリセルMC0〜MC63にかかるストレスを緩和することができる。
次に、ステップS17において、ダミートランジスタDTが消去状態になったことを確認するダミートランジスタ消去ベリファイ動作を実行する。このダミートランジスタ消去ベリファイ動作は、図12を参照して説明したダミートランジスタ消去ベリファイ動作と同様の動作であるため、その説明を省略する。
このステップS17において、ダミートランジスタ消去ベリファイ動作がパスしたか否かを確認する。ダミートランジスタ消去ベリファイ動作をパスした場合、ダミートランジスタDTが消去状態に遷移したと判断して、消去シーケンスは、次のステップS18に移る。一方、ダミートランジスタ消去ベリファイ動作をパスしなかった場合、再度ステップS16のダミートランジスタ消去動作を実行する。
次に、ステップS18において、消去ベリファイ動作を実行する。この消去ベリファイ動作は、ステップS12の消去ベリファイ動作と同様の動作であるため、その説明を省略する。このステップS18において、消去ベリファイ動作がパスしたか否かを確認する。消去ベリファイ動作をパスした場合、メモリセルMC及びダミートランジスタDTとも消去状態に遷移したものと判断して、消去シーケンスを終了する。一方、消去ベリファイ動作をパスしなかった場合、ダミートランジスタDTは消去状態に遷移したものの、メモリセルMCが消去状態に遷移していないものと判断して、消去シーケンスは、ステップS11に移る。
[効果]
本実施の形態の消去シーケンスによれば、ステップS15のダミートランジスタ消去ベリファイ動作に基づいて、ステップS12の消去ベリファイ動作がパスしない原因が、メモリセルMCが消去状態に遷移していないためか、又はダミートランジスタDTが消去状態に遷移していないためかが判断される。ダミートランジスタDTが消去状態に遷移していないためであると判断された場合、ステップS16及びステップS17のダミートランジスタ消去シーケンスが実行される。すなわち、消去ベリファイ動作がパスしない原因であるダミートランジスタDTを、選択的に消去状態に遷移させるために、ダミートランジスタ消去動作を実行する。
図14は、本実施の形態の消去シーケンスにおける、メモリセルMC0〜MC63及びダミートランジスタDT0、DT1のしきい値電圧を示す図である。ダミートランジスタDT0、DT1が劣化して消去状態に遷移しにくくなったとしても、ダミートランジスタ消去動作により、ダミートランジスタDT0、DT1のしきい値電圧を下げる。このとき、メモリセルMC0からMC63には、消去電圧Veraによるストレスがかからないよう制御されている。その結果、図14に示すように、ダミートランジスタDT0、DT1のみのしきい値電圧を下げるとともに、メモリセルMC0〜MC63が過消去状態になることを防止できる。なお、ダミートランジスタDT0、DT1のしきい値電圧は、メモリセルMC0〜MC63と同程度まで下げる必要はなく、ダミーワード線DWL0、DWL1へのダミーワード線用読み出しパス電圧Vv_dの印加により、ダミートランジスタDT0、DT1が導通することのできるような消去状態にまで遷移させられれば良い。
図15は、本実施の形態の消去シーケンスにおける消去動作が繰り返される回数を示す図である。図15に示すように、書き込み/消去動作回数が少ない場合、消去シーケンス内で消去動作が繰り返されるループ回数は、メモリセルMCの劣化により、緩やかに増える。また、書き込み/消去動作回数が多くなり、ダミートランジスタDTが劣化したとしても、ダミートランジスタDTのしきい値電圧を下げるダミートランジスタ消去動作を実行するため、メモリセルMCに対する消去動作の回数である消去ループ回数の増加を抑制することができる。
このように、ダミートランジスタ消去動作及びダミートランジスタ消去ベリファイ動作を実行することにより、メモリセルMC0〜MC63に対する消去動作の回数の増加を抑制することが可能となる。その結果、メモリセルMC0〜MC63の劣化を抑制し、メモリセルMC0〜MC63に保持されるデータの信頼性を向上させることができる。
本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置によれば、メモリセルMC0〜MC63の劣化を抑制しつつ、消去動作及び消去ベリファイ動作を正確に実行することができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態を、図16及び図17を参照して説明する。第2の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置の全体構成は、第1の実施の形態と同様であり、その詳細な説明は省略する。また、第1の実施の形態と同様の構成を有する箇所には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
第1の実施の形態においては、ダミートランジスタDTが劣化しているか否かは、消去ループ回数に基づいて判断していた。本実施の形態の消去シーケンスは、ダミートランジスタDTが劣化しているか否かを、メモリセルアレイ1に対する書き込み/消去動作回数に基づいて判断する点において、第1の実施の形態と異なる。以下、図16及び図17を参照して、本実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の消去シーケンスを説明する。
[第2の実施の形態に係る消去シーケンス]
図16は、本実施の形態における消去シーケンスのフローを示す図である。図16の消去シーケンスのうち、ステップS21〜ステップS23及びステップS25〜ステップS28は、図10に示す第1の実施の形態の消去シーケンスのステップS11〜ステップS13及びステップS15〜ステップS18と同様であるため、説明を省略する。
本実施の形態の消去シーケンスでは、ステップS24において、書き込み/消去動作回数が所定回数mよりも小さいか否かを確認する。上述したように、書き込み/消去動作回数が多くなった場合、ダミートランジスタDTの劣化に起因して、消去シーケンス内で消去動作が繰り返されるループ回数が急激に多くなってしまう。本実施の形態の消去シーケンスでは、メモリセルアレイ1に対する書き込み/消去動作回数に基づいて、ダミートランジスタDTが劣化したか否かを判断する。
図17は、本実施の形態の消去シーケンスにおける消去動作が繰り返される回数を示す図である。図17に示すように、書き込み/消去動作回数が増えると、消去ループ回数が増える。書き込み/消去動作回数の所定値mは、その所定値mに到達するとダミートランジスタDTが劣化するような回数に設定される。すなわち、書き込み/消去動作回数が所定値m以上である場合、ダミートランジスタDTが劣化して消去状態に遷移していないものと判断される。
ステップS24において、書き込み/消去動作回数が所定回数mより小さい場合、消去ベリファイ動作がパスしない原因は、メモリセルMCが消去状態に遷移していないためと判断して、ステップS21の消去動作を再度実行する。
一方、ステップS24において、書き込み/消去動作回数が所定回数m以上である場合、消去ベリファイ動作がパスしない原因は、ダミートランジスタDTが消去状態に遷移していないためと判断する。書き込み/消去動作回数が所定値m以上である場合、消去シーケンスはステップS25に移り、ダミートランジスタ消去動作及びダミートランジスタ消去ベリファイ動作を実行する。
[効果]
本実施の形態の消去シーケンスでも、ダミートランジスタ消去動作及びダミートランジスタ消去ベリファイ動作を実行することにより、メモリセルMC0〜MC63に対する消去動作の回数の増加を抑制することが可能となる。その結果、メモリセルMC0〜MC63の劣化を抑制し、メモリセルMC0〜MC63に保持されるデータの信頼性を向上させることができる。
本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置によれば、メモリセルMC0〜MC63の劣化を抑制しつつ、消去動作及び消去ベリファイ動作を正確に実行することができる。
なお、書き込み/消去動作回数は、NANDチップ10のシーケンス制御回路7で保持するように構成されていてもよいし、外部のコントローラ11で保持するように構成されていてもよい。また、書き込み/消去動作回数としては、メモリセルアレイ1内で消去シーケンスの対象となったブロックBLK毎の値を使用しても良い。あるいは、NAND型フラッシュメモリでは一般にブロックBLK毎の書き込み/消去動作回数のばらつきを低減させるウェアレベリング処理が行われることを考慮して、メモリセルアレイ1の全ブロックBLK0〜BLKnで平均化した共通の値を使用しても良い。メモリセルアレイ1に対する書き込み/消去動作回数は、メモリセルMC及びダミートランジスタDTの劣化状態を、より的確に反映している。この書き込み/消去動作回数に基づきダミートランジスタ消去動作及びダミートランジスタ消去ベリファイ動作の実行を制御することにより、より確実にメモリセルMC及びダミートランジスタDTの劣化状態を反映した消去シーケンスを実行することができる。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態を、図18及び図19を参照して説明する。第3の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置の全体構成は、第1の実施の形態と同様であり、その詳細な説明は省略する。また、第1の実施の形態と同様の構成を有する箇所には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
本実施の形態は、ダミートランジスタ消去ベリファイ動作時の印加電圧の制御が上述の実施の形態と異なる。以下、図18及び図19を参照して、本実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のダミートランジスタ消去ベリファイ動作を説明する。なお、本実施の形態に係るダミートランジスタ消去ベリファイ動作は、上述の実施形態のいずれの消去シーケンスにも適用することができる。
[第3の実施の形態に係るダミートランジスタ消去ベリファイ動作]
図18は、本実施の形態におけるダミートランジスタ消去ベリファイ動作時のメモリセルアレイ1の電圧印加状態を示す図である。このダミートランジスタ消去ベリファイ動作では、ダミーワード線DWL0、DWL1には、ダミーワード線用読み出しパス電圧Vdv_d0、Vdv_d1がそれぞれ印加される。センスアンプ回路S/Aは、このときNANDストリング4に流れる電流に基づくビット線BLの充電状態又は放電状態を検出することにより、ダミートランジスタDT0、DT1が消去状態の閾値電圧分布に遷移したか否かを確認する。
シーケンス制御回路7は、ダミーワード線用読み出しパス電圧Vdv_d0、Vdv_d1を、それぞれ別個に制御することができる。また、シーケンス制御回路7は、ダミーワード線用読み出しパス電圧Vdv_d0、Vdv_d1の値を任意に設定することもできる。これにより、ダミートランジスタ消去ベリファイ動作を精細に制御することができる。
図19も、本実施の形態におけるダミートランジスタ消去ベリファイ動作時のメモリセルアレイ1の電圧印加状態を示す図である。このダミートランジスタ消去ベリファイ動作では、ワード線WL0〜WL63には、ワード線用読み出しパス電圧Vdvが印加される。また、ダミーワード線DWL0、DWL1には、ダミーワード線用読み出しパス電圧Vdv_dが印加される。センスアンプ回路S/Aは、このときNANDストリング4に流れる電流に基づくビット線BLの充電状態又は放電状態を検出することにより、ダミートランジスタDT0、DT1が消去状態の閾値電圧分布に遷移したか否かを確認する。
シーケンス制御回路7は、ワード線用読み出しパス電圧Vdvの値を任意に設定することができる。これにより、ダミートランジスタ消去ベリファイ動作時に、メモリセルMC0〜MC63にかかるストレスを低減することができる。
[効果]
本実施の形態の消去シーケンスでも、ダミートランジスタ消去動作及びダミートランジスタ消去ベリファイ動作を実行することにより、メモリセルMC0〜MC63に対する消去動作の回数の増加を抑制することが可能となる。その結果、メモリセルMC0〜MC63の劣化を抑制し、メモリセルMC0〜MC63に保持されるデータの信頼性を向上させることができる。本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置によれば、メモリセルMC0〜MC63の劣化を抑制しつつ、消去動作及び消去ベリファイ動作を正確に実行することができる。
また、本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置によれば、ダミートランジスタ消去ベリファイ動作をより細かく制御することが可能となる。
[第4の実施の形態]
次に、本発明の第4の実施の形態を、図20を参照して説明する。第4の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置の全体構成は、第1の実施の形態と同様であり、その詳細な説明は省略する。また、第1の実施の形態と同様の構成を有する箇所には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
上述の実施の形態においては、ダミートランジスタ消去動作及びダミートランジスタ消去ベリファイ動作は、ダミートランジスタDTが消去状態に遷移するまで繰り返されていた。本実施の形態の消去シーケンスは、ダミートランジスタ消去動作回数が所定の値になったとき、ダミートランジスタ消去動作を終了する点において、上述の実施の形態と異なる。以下、図20を参照して、本実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の消去シーケンスを説明する。
[第4の実施の形態に係る消去シーケンス]
図20は、本実施の形態における消去シーケンスのフローを示す図である。図20の消去シーケンスのうち、ステップS31〜ステップS36及びステップS38〜ステップS39は、図10に示す第1の実施の形態の消去シーケンスのステップS11〜ステップS16及びステップS17〜ステップS18と同様であるため、説明を省略する。
本実施の形態の消去シーケンスでは、ステップS37において、ダミートランジスタ消去動作回数を確認する。ダミートランジスタ消去動作回数がステップS36及びステップS38のダミートランジスタ消去シーケンス内で許容される最大の値に達した場合、それ以上ダミートランジスタ消去動作を続行すると、ダミートランジスタDTに過剰にストレスがかかると判断して、ダミートランジスタ消去動作は終了する。この場合、ステップS31の消去動作及びステップS32の消去ベリファイ動作を再度実行する。
[効果]
本実施の形態の消去シーケンスでも、ダミートランジスタ消去動作及びダミートランジスタ消去ベリファイ動作を実行することにより、メモリセルMC0〜MC63に対する消去動作の回数の増加を抑制することが可能となる。その結果、メモリセルMC0〜MC63の劣化を抑制し、メモリセルMC0〜MC63に保持されるデータの信頼性を向上させることができる。本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置によれば、メモリセルMC0〜MC63の劣化を抑制しつつ、消去動作及び消去ベリファイ動作を正確に実行することができる。
また、本実施の形態の消去シーケンスによれば、ダミートランジスタ消去動作及びダミートランジスタ消去ベリファイ動作が多く繰り返されて、ダミートランジスタDTが劣化することを防止できる。
[第5の実施の形態]
次に、本発明の第5の実施の形態を、図21を参照して説明する。第5の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置の全体構成は、第1の実施の形態と同様であり、その詳細な説明は省略する。また、第1の実施の形態と同様の構成を有する箇所には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
上述の実施の形態においては、ダミートランジスタ消去動作は、消去動作回数、又は、書き込み/消去サイクル回数が所定の値以上になっていた場合に実行されていた。本実施の形態の消去シーケンスは、消去動作回数、又は、書き込み/消去サイクル回数にかかわらず、ダミートランジスタ消去ベリファイ動作がパスしなかったとき、ダミートランジスタ消去動作を実行する点において、上述の実施の形態と異なる。以下、図21を参照して、本実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の消去シーケンスを説明する。
[第5の実施の形態に係る消去シーケンス]
図21は、本実施の形態における消去シーケンスのフローを示す図である。図21の消去シーケンスのうち、ステップS41〜ステップS42は、図10に示す第1の実施の形態の消去シーケンスのステップS11〜ステップS12と同様である。また、図21の消去シーケンスのうち、ステップS43〜ステップS46は、図10に示す第1の実施の形態の消去シーケンスのステップS15〜ステップS18と同様である。
本実施の形態の消去シーケンスでは、ステップS42において消去ベリファイ動作がパスしなかった場合、消去動作回数や、書き込み/消去サイクル回数を確認することなく、ステップS43においてダミートランジスタ消去ベリファイ動作を実行する。これにより、消去ベリファイ動作がパスしない原因がダミートランジスタDTの劣化に起因しているか否かを判断する動作を省略し、実際にダミートランジスタDTが消去状態に遷移しているか否かに基づいてダミートランジスタ消去動作を実行する。
[効果]
本実施の形態の消去シーケンスでも、ダミートランジスタ消去動作及びダミートランジスタ消去ベリファイ動作を実行することにより、メモリセルMC0〜MC63に対する消去動作の回数の増加を抑制することが可能となる。その結果、メモリセルMC0〜MC63の劣化を抑制し、メモリセルMC0〜MC63に保持されるデータの信頼性を向上させることができる。本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置によれば、メモリセルMC0〜MC63の劣化を抑制しつつ、消去動作及び消去ベリファイ動作を正確に実行することができる。
また、本実施の形態の消去シーケンスによれば、消去動作回数や、書き込み/消去サイクル回数を確認して、消去ベリファイ動作がパスしない原因がダミートランジスタDTの劣化に起因しているか否かを判断する動作を省略することができる。その結果、消去シーケンスに必要な時間を低減することが可能になる。
[第6の実施の形態]
次に、本発明の第6の実施の形態を、図22を参照して説明する。第6の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置の全体構成は、第1の実施の形態と同様であり、その詳細な説明は省略する。また、第1の実施の形態と同様の構成を有する箇所には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
上述の第5の実施の形態においては、ダミートランジスタ消去動作の後に、ダミートランジスタ消去ベリファイ動作を実行していた。本実施の形態の消去シーケンスは、ダミートランジスタ消去動作の後は、ダミートランジスタDTの状態にかかわらず、消去動作に戻る点において、上述の第5の実施の形態と異なる。以下、図22を参照して、本実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の消去シーケンスを説明する。
[第6の実施の形態に係る消去シーケンス]
図22は、本実施の形態における消去シーケンスのフローを示す図である。図22の消去シーケンスのうち、ステップS51〜ステップS54は、図21に示す第5の実施の形態の消去シーケンスのステップS41〜ステップS44と同様である。
本実施の形態の消去シーケンスでは、ステップS54においてダミートランジスタ消去動作を実行した後、ダミートランジスタ消去ベリファイ動作を実行することなく、ステップS51の消去動作を実行する。本実施の形態の消去シーケンスでは、ステップS53においてダミートランジスタ消去ベリファイ動作がパスしなかった場合、ダミートランジスタDTに対して1回だけダミートランジスタ消去動作を実行して、ステップS51の消去動作に戻る。
[効果]
本実施の形態の消去シーケンスでも、ダミートランジスタ消去動作及びダミートランジスタ消去ベリファイ動作を実行することにより、メモリセルMC0〜MC63に対する消去動作の回数の増加を抑制することが可能となる。その結果、メモリセルMC0〜MC63の劣化を抑制し、メモリセルMC0〜MC63に保持されるデータの信頼性を向上させることができる。本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置によれば、メモリセルMC0〜MC63の劣化を抑制しつつ、消去動作及び消去ベリファイ動作を正確に実行することができる。
また、本実施の形態の消去シーケンスによれば、ダミートランジスタDTに対するダミートランジスタ消去動作及びダミートランジスタ消去ベリファイ動作にかかる時間を抑制することができる。その結果、消去シーケンスに必要な時間を低減することが可能になる。
[第7の実施の形態]
次に、本発明の第7の実施の形態を、図23及び図24を参照して説明する。第7の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置の全体構成は、第1の実施の形態と同様であり、その詳細な説明は省略する。また、第1の実施の形態と同様の構成を有する箇所には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
本実施の形態は、ダミートランジスタ消去ベリファイ動作がパスしたか否かに基づいて、消去動作を異なる電圧印加状態に設定する点において、上述の実施の形態と異なる。以下、図23及び図24を参照して、本実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の消去シーケンスを説明する。
[第7の実施の形態に係る消去シーケンス]
図23は、本実施の形態における消去シーケンスのフローを示す図である。図23の消去シーケンスのうち、ステップS62〜ステップS68は、図10に示す第1の実施の形態の消去シーケンスのステップS12〜ステップS18と同様である。
本実施の形態の消去シーケンスでは、ステップS61において消去動作を実行する際、異なる2種類の電圧印加状態から一方を選択して消去動作を実行する。図23に示す本実施の形態の消去シーケンスでは、ステップS61において、第1消去動作又は第2消去動作のいずれか一方が実行される。
ステップS61の第1消去動作は、図6を参照して説明した消去動作と同様の動作であるため、その説明を省略する。
図24は、本実施の形態の第2消去動作時のメモリセルアレイ1の電圧印加状態を示す図である。第2消去動作は、ブロックBLK単位で実行する。第2消去動作では、シーケンス制御回路7の制御により、電圧発生回路8からメモリセルMCが形成されたウェルに対して消去電圧Vera(10V〜30V程度、図24の場合、20V)が印加される。また、シーケンス制御回路7の制御により、電圧発生回路8からロウデコーダ/ワード線ドライバ2aを介して、選択ブロックBLK内の全ワード線WLに対して電圧Ve’(図24の場合、0〜1V)が印加される。これによって、各メモリセルMCの電荷蓄積層に蓄積された電子が、FNトンネル電流によってウェル側に放電される。なお、チャージトラップ型の電荷蓄積層の場合には、ウェル側からホールが注入される。
また、本実施の形態の第2消去動作では、図24に示すように、ダミーワード線DWL0、DWL1に対してワード線WLよりも高い電圧Ve_d’(図24の場合、2〜5V)を印加する。この電圧Ve_d’は、第1消去動作時に、ダミーワード線DWL0、DWL1に印加される電圧Ve_dよりも大きい(Ve_d’>Ve_d)。この電圧印加状態により、第2消去動作時にダミートランジスタDT0、DT1にかかるストレスは、第1消去動作時にかかるストレスよりも緩和される。
ステップS61において、第1消去動作、又は、第2消去動作のいずれを実行するかは、ダミートランジスタDT0、DT1の状態に基づいて決定される。本実施の形態の消去シーケンスでは、ステップS65、又は、ステップS68からステップS61へ戻る場合、ダミートランジスタ消去ベリファイ動作は既にパスしている。この場合、ダミートランジスタDT0、DT1にさらに消去動作を実行すると、ダミートランジスタDT0、DT1がさらに劣化する原因となる。そこで、ステップS65、又は、ステップS68からステップS61へ戻る場合には、第2消去動作を実行し、ダミートランジスタDT0、DT1に対するストレスを緩和する。
一方、消去シーケンス開始直後、又は、ステップS64からステップS61へ戻る場合、ダミートランジスタDT0、DT1が消去状態に遷移しているか否かは判断できない。この場合、ダミートランジスタDT0、DT1にも消去動作を実行する。すなわち、消去シーケンス開始直後、又は、ステップS64からステップS61へ戻る場合には、第1消去動作を実行し、ダミートランジスタDT0、DT1に対しても消去動作を実行する。
[効果]
本実施の形態の消去シーケンスでも、ダミートランジスタ消去動作及びダミートランジスタ消去ベリファイ動作を実行することにより、メモリセルMC0〜MC63に対する消去動作の回数の増加を抑制することが可能となる。その結果、メモリセルMC0〜MC63の劣化を抑制し、メモリセルMC0〜MC63に保持されるデータの信頼性を向上させることができる。本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置によれば、メモリセルMC0〜MC63の劣化を抑制しつつ、消去動作及び消去ベリファイ動作を正確に実行することができる。
また、本実施の形態の消去シーケンスによれば、ダミートランジスタ消去ベリファイ動作をパスした場合、その後に再度消去動作を実行する消去シーケンスにおいて、少なくともダミーワード線DWL0、DWL1に印加される電圧を変更することで、ダミートランジスタDTにかかるストレスを抑制することができる。その結果、ダミートランジスタDTの劣化を防ぐことが可能になる。
[第8の実施の形態]
次に、本発明の第8の実施の形態を、図25を参照して説明する。第8の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置の全体構成は、第1の実施の形態と同様であり、その詳細な説明は省略する。また、第1の実施の形態と同様の構成を有する箇所には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置は、NANDストリング4の一方の端部に複数のダミートランジスタDTが設けられ、他方の端部にも複数のダミートランジスタDTが設けられている点において、上述の実施の形態と異なる。本実施の形態では、このように構成された不揮発性半導体記憶装置のダミートランジスタ消去動作について説明する。以下、図25を参照して、本実施の形態に係る消去シーケンスを説明する。
[第8の実施の形態に係るダミートランジスタ消去動作]
図25は、本実施の形態におけるダミートランジスタ消去動作時のメモリセルアレイ1の電圧印加状態を示す図である。図25に示すように、メモリセルMC0〜MC63からなるメモリストリングの一端には、ダミートランジスタDT0、DT0’が接続され、他端にはダミートランジスタDT1、DT1’が接続されている。ダミートランジスタDT0、DT1にそれぞれ選択ゲートトランジスタSG0、SG1が接続されている。ダミートランジスタDT0’、DT1’のゲート電極は、ダミーワード線DWL0’、DWL1’に接続される。
このダミートランジスタ消去動作では、シーケンス制御回路7の制御により、電圧発生回路8から選択ブロックBLKのNANDストリング4が形成されたウェルに対して、消去電圧Vera(10〜30V程度、図25の場合は20V)が印加される。また、シーケンス制御回路7の制御により、電圧発生回路8からロウデコーダ/ワード線ドライバ2aを介して、選択ブロックBLK内の全ワード線WLに対して電圧VREADが印加される。あるいは、選択ブロックBLK内の全ワード線WLは、フローティング状態に設定してもよい。
また、本実施の形態では、ダミーワード線DWL0、DWL1に対して電圧Vde_dが印加され、ダミーワード線DWL0’、DWL1’に対して電圧Vde_d’が印加される。そして、選択ゲート線SGS、SGDは、フローティング状態にされる。これによって、ダミートランジスタDT0、DT0’、DT1、DT1’の電荷蓄積層に蓄積された電子が、FNトンネル電流によってウェル側に放電される。なお、チャージトラップ型の電荷蓄積層の場合には、ウェル側からホールが注入される。
シーケンス制御回路7は、ダミーワード線DWLに印加する電圧Vde_dの値を、電圧Vde_d’より大きな値に設定することができる(Vde_d>Vde_d’)。また、シーケンス制御回路7は、ダミーワード線DWLに印加する電圧Vde_d,Vde_d’の値を任意に設定することもできる。これにより、ダミートランジスタDTのうち、選択ゲートトランジスタSG0、SG1に最近接して設けられ劣化の進行しやすいダミートランジスタDT0、DT1に対するダミートランジスタ消去動作時のストレスをより緩和しつつ、ダミートランジスタ消去動作を精細に制御することができる。
[効果]
本実施の形態に係るダミートランジスタの構成は、上述の実施形態のいずれにも適用することができる。本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置によれば、NANDストリング4に設けられるダミートランジスタDTの数を増やすことができる。選択ゲートトランジスタSG0、SG1に近接するメモリセルMCは劣化しやすく、信頼性が低下しやすい。しかし、本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置によれば、メモリセルMCを選択ゲートトランジスタSG0、SG1から遠ざけることができ、メモリセルMCの信頼性が向上する。
また、本実施の形態のダミートランジスタ消去動作によれば、ダミートランジスタ消去動作をより細かく制御することが可能となる。
[第9の実施の形態]
次に、本発明の第9の実施の形態を、図26及び図27を参照して説明する。第9の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置の全体構成は、第1の実施の形態と同様であり、その詳細な説明は省略する。また、第1の実施の形態と同様の構成を有する箇所には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置は、NANDストリング4の一方の端部に複数のダミートランジスタDTが設けられ、他方の端部にも複数のダミートランジスタDTが設けられている点において、上述の第8の実施の形態と同様である。以下、図26及び図27を参照して、本実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置及びその消去シーケンスを説明する。
[第9の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置]
図26は、第9の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のダミートランジスタ消去ベリファイ動作時の電圧を示す図である。
図26に示すように、メモリセルMC0〜MC63からなるメモリストリングの一端には、ダミートランジスタDT0、DT0’が接続され、他端にはダミートランジスタDT1、DT1’が接続されている。ダミートランジスタDT0、DT1にそれぞれ選択ゲートトランジスタSG0、SG1が接続されている。ダミートランジスタDT0’、DT1’のゲート電極は、ダミーワード線DWL0’、DWL1’に接続される。
[第9の実施の形態に係るダミートランジスタ消去ベリファイ動作]
図26は、本実施の形態におけるダミートランジスタ消去ベリファイ動作時のメモリセルアレイ1の電圧印加状態を示す図である。このダミートランジスタ消去ベリファイ動作では、ワード線WL0〜WL63には、ワード線用読み出しパス電圧Vdvが印加される。また、ダミーワード線DWL0、DWL1には、ダミーワード線用読み出しパス電圧Vdv_dが印加される。そして、ダミーワード線DWL0’、DWL1’には、ダミーワード線用読み出しパス電圧Vdv_d’が印加される。センスアンプ回路S/Aは、このときNANDストリング4に流れる電流に基づくビット線BLの充電状態又は放電状態を検出することにより、ダミートランジスタDT0、DT0’、DT1、DT1’が消去状態の閾値電圧分布に遷移したか否かを確認する。
シーケンス制御回路7は、ワード線用読み出しパス電圧Vdvの値を任意に設定することができる。これにより、ダミートランジスタ消去ベリファイ動作時に、メモリセルMC0〜MC63にかかるストレスを低減することができる。また、シーケンス制御回路7は、ダミーワード線用読み出しパス電圧Vdv_dの値を、電圧Vdv_d’より大きな値に設定することができる(Vdv_d>Vdv_d’)。
図27も、本実施の形態におけるダミートランジスタ消去ベリファイ動作時のメモリセルアレイ1の電圧印加状態を示す図である。このダミートランジスタ消去ベリファイ動作では、ダミーワード線DWL0、DWL1には、ダミーワード線用読み出しパス電圧Vdv_d0、Vdv_d1がそれぞれ印加される。また、ダミーワード線DWL0’、DWL1’には、ダミーワード線用読み出しパス電圧Vdv_d0’、Vdv_d1’がそれぞれ印加される。センスアンプ回路S/Aは、このときNANDストリング4に流れる電流に基づくビット線BLの充電状態又は放電状態を検出することにより、ダミートランジスタDT0、DT0’、DT1、DT1’が消去状態の閾値電圧分布に遷移したか否かを確認する。
シーケンス制御回路7は、ダミーワード線用読み出しパス電圧Vdv_d0、Vdv_d1、Vdv_d0’、Vdv_d1’を、それぞれ別個に制御することができる。また、シーケンス制御回路7は、ダミーワード線用読み出しパス電圧Vdv_d0、Vdv_d1、Vdv_d0’、Vdv_d1’の値を任意に設定することもできる。これにより、ダミートランジスタ消去ベリファイ動作を精細に制御することができる。
[効果]
本実施の形態に係るダミートランジスタの構成は、上述の実施形態のいずれにも適用することができる。本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置によれば、NANDストリング4に設けられるダミートランジスタDTの数を増やすことができる。選択ゲートトランジスタSG0、SG1に近接するメモリセルMCは劣化しやすく、信頼性が低下しやすい。しかし、本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置によれば、メモリセルMCを選択ゲートトランジスタSG0、SG1から遠ざけることができ、メモリセルMCの信頼性が向上する。
また、本実施の形態のダミートランジスタ消去ベリファイ動作によれば、ダミートランジスタ消去ベリファイ動作をより細かく制御することが可能となる。
[第10の実施の形態]
次に、本発明の第10の実施の形態を、図28及び図29を参照して説明する。第10の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置の全体構成は、第1の実施の形態と同様であり、その詳細な説明は省略する。また、第1の実施の形態と同様の構成を有する箇所には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置は、メモリセルMCが消去状態に遷移したか否か確認する消去ベリファイ動作を、1つおきのメモリセルMCに対して実行する点において、上述の実施の形態と異なる。以下、図28及び図29を参照して、本実施の形態に係る消去シーケンスを説明する。
[第10の実施の形態に係る消去ベリファイ動作]
図28及び図29は、本実施の形態における消去ベリファイ動作時のメモリセルアレイ1の電圧印加状態を示す図である。消去ベリファイ動作では、まず図28に示すように、シーケンス制御回路7の制御により、電圧発生回路8からメモリセルMCの消去状態のしきい値電圧よりも高いワード線ベリファイ電圧Vv(図7の場合、0V)が偶数ワード線WL0、WL2、・・・WL62に印加される。また、シーケンス制御回路7の制御により、電圧発生回路8からメモリセルMCが導通状態になる読み出しパス電圧VREADが奇数ワード線WL1、WL3、・・・WL63に印加される。センスアンプ回路S/Aは、このときNANDストリング4に流れる電流に基づくビット線BLの充電状態を検出することにより、偶数メモリセルMC0、MC2、・・・MC62が消去状態の閾値電圧分布に遷移したか否かを確認する。
次に、消去ベリファイ動作では、図29に示すように、シーケンス制御回路7の制御により、電圧発生回路8からメモリセルMCの消去状態のしきい値電圧よりも高いワード線ベリファイ電圧Vv(図7の場合、0V)が奇数ワード線WL1、WL3、・・・WL63に印加される。また、シーケンス制御回路7の制御により、電圧発生回路8からメモリセルMCが導通状態になる読み出しパス電圧VREADが偶数ワード線WL0、WL2、・・・WL62に印加される。センスアンプ回路S/Aは、このときNANDストリング4に流れる電流に基づくビット線BLの充電状態を検出することにより、奇数メモリセルMC1、MC3、・・・MC63が消去状態の閾値電圧分布に遷移したか否かを確認する。
図28及び図29に示す2回の消去ベリファイ動作に基づいて、メモリセルMCが消去状態に遷移したか否かを確認することができる。
ダミーワード線DWL0、DWL1には、ダミーワード線DWL0、DWL1が導通する程度のダミーワード線用読み出しパス電圧Vv_dを印加する。シーケンス制御回路7は、ダミーワード線DWLに印加する電圧Vv_dの値を任意に設定することもできる。これにより、消去ベリファイ動作を精細に制御することができる。
[効果]
本実施の形態に係る消去ベリファイ動作は、上述の実施形態のいずれにも適用することができる。メモリセルMCが消去状態に遷移したか否か確認する消去ベリファイ動作を、1つおきのメモリセルMCに対して実行することにより、消去ベリファイ動作をより正確に実行することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置換、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1・・・メモリセルアレイ、 2a・・・ロウデコーダ/ワード線ドライバ、 2b・・・カラムデコーダ、 3・・・センスアンプ/ラッチ回路、 4・・・NANDストリング、 5a・・・ロウアドレスレジスタ、 5b・・・カラムアドレスレジスタ、 6・・・ロジック制御回路、 7・・・シーケンス制御回路、 8・・・電圧発生回路、 9・・・I/Oバッファ、 10・・・NANDチップ、 11・・・コントローラ、 BL・・・ビット線、 WL・・・ワード線、 CELSRC・・・共通ソース線、 MC・・・メモリセル。

Claims (5)

  1. 複数のメモリセルを直列接続してなるメモリストリング、及び前記メモリストリングの両端の少なくとも一方に接続されるダミートランジスタをそれぞれ含む複数のNANDストリングを配列してなるメモリセルアレイと、
    前記複数のメモリセルの制御ゲート電極にそれぞれ接続される複数のワード線と、
    前記ダミートランジスタの制御ゲート電極に接続されるダミーワード線と、
    前記複数のNANDストリングの第1の端部にそれぞれ接続される複数のビット線と、
    前記複数のNANDストリングの第2の端部に接続されるソース線と、
    前記メモリセル及び前記ダミートランジスタに対する消去動作、並びに前記メモリセル及び前記ダミートランジスタが消去状態に遷移したか否かを確認する消去ベリファイ動作を繰り返す消去シーケンスを実行する制御回路とを備え、
    前記制御回路は、前記消去ベリファイ動作がパスしなかった場合、前記ダミートランジスタを選択的に消去状態に遷移させるダミートランジスタ消去動作及び前記ダミートランジスタが消去状態に遷移したか否かを確認するダミートランジスタ消去ベリファイ動作を実行可能に構成されている
    ことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記制御回路は、1回の前記消去シーケンス内における消去動作の回数に基づいて、前記ダミートランジスタ消去動作及び前記ダミートランジスタ消去ベリファイ動作を実行するか否かを判断可能に構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記制御回路は、前記メモリセルアレイに対して実行された書き込み/消去サイクルの回数に基づいて、前記ダミートランジスタ消去動作及び前記ダミートランジスタ消去ベリファイ動作を実行するか否かを判断可能に構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記制御回路は、前記消去ベリファイ動作がパスしなかった場合、前記ダミートランジスタを選択的に消去状態に遷移させるダミートランジスタ消去動作及び前記ダミートランジスタが消去状態に遷移したか否かを確認するダミートランジスタ消去ベリファイ動作を繰り返し実行可能に構成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 前記制御回路は、前記ダミートランジスタ消去動作を1回実行した後、前記ダミートランジスタ消去ベリファイ動作を実行することなく、前記消去動作を実行するよう構成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の不揮発性半導体記憶装置。
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