JP2015168476A - 包装用箱、及び、包装用箱の展開体 - Google Patents

包装用箱、及び、包装用箱の展開体 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、組立作業性の向上を図った包装用箱の展開体、包装用箱を提供する。【解決手段】包装用箱の展開体1は、周板2が、第1周板20と、該第1周板に連続形成されるとともに第1周板との境界を折り目として第1周板と対向するように折られた第2周板30と、該第2周板に連続形成されるとともに、第2周板との境界を折り目として折られて、第1周板に貼付されることで第1周板とともに重なり部41を形成する貼付部40と、を備え、底板5が、第1周板と第2周板とのうち何れか一方に連続形成され、対向配置された第1周板と第2周板との間に挟まれて折り込まれ、第1周板と第2周板との間に折り込まれた初期位置の底板5が、第1周板と第2周板とを互いに離隔させることで開口を塞ぐ完成位置まで折り起こされる際に、完成位置又はその手前で係止されて、底板が折り戻されるのを防止する係止部42が重なり部に設けられる。【選択図】図4

Description

本発明は、包装用箱、及び、包装用箱の展開体に関する。
図7に示された包装用箱201は、筒状の周壁202と、この周壁202の開口を塞ぐ底壁203と、を備えて構成されたものであり、特許文献1に開示されたものと同一である。図7は、従来の包装用箱の一例を示す斜視図である。
周壁202は、図7に示すように、その上縁部が弧状に切り欠かれた(不図示)逆台形状の正面板204と、この正面板204に連続形成されて、正面板204と対向して配置される背面板205と、正面板204に連続形成されて背面板205の表面に貼付される糊代片(不図示)と、を備えて筒状に構成されている。正面板204には、その中心部に下縁部から上縁部に至る折れ線aが形成されている。背面板205には、その中心部に下縁部から上縁部に至る折れ線bが形成されている。正面板204の折れ線aと背面板205の折れ線bとは対向する位置に設けられている。
底壁203は、周壁202の下縁部のうち折れ線a、c間の一方側に延出形成された底フラップ206と、周壁202の下縁部のうち折れ線a、c間の他方側に延出形成された底フラップ保持片207と、を備えて構成されている。
ここで、包装用箱201は、1枚のシートが所定位置を折り目として折り畳まれて、全体として厚みの少ない板状に形成された折り畳んだ状態の包装用箱が、折り起こされて構成されたものである。
折り畳んだ状態の包装用箱201は、正面板204の折れ線aを折り目として山折りに、背面板205の折れ線bを折り目として山折りに折られ、底フラップ206及び底フラップ保持片207は、対向配置された正面板204と背面板205との間に挟まれて折り込まれている。
このように、折り畳んだ状態の包装用箱201を組み立てる際には、正面板204の折れ線aと背面板205の折れ線bを一方の手で押さえ、内側方向に力を加えながら開口を形成する。すると、底フラップ保持片207が下方側に展開し、底フラップ206も底フラップ保持片207とともに下方に移動し始める。さらに開口を拡大させるに伴って、底フラップ206及び底フラップ保持片207が、開口を塞ぐ完成位置まで押し下げられ、周壁202の内面と底フラップ206の周縁部との摩擦力により、底フラップ206が塞ぐ位置において維持されて、図7に示すような包装用箱201が組み立てられる。
しかしながら、従来の包装用箱201を、特に食品一次容器、即ち、食品に直接触れる容器として用いる場合には、容器の内側に耐水耐油加工等の塗料を塗付することがある。このため、周壁202の内面と底フラップ206の周縁部とに生じる摩擦係数が低減され、底フラップ206の周縁部が周壁202の内面を滑って、元の折り畳まれた状態の包装用箱201に戻ってしまう場合がある。
特開2013−163537号公報
本発明は、以上の背景に鑑みてなされたものであり、組立作業性の向上を図った包装用箱の展開体、包装用箱を提供することを目的とする。
上記目的は、以下の本発明によって解決される。
即ち、請求項1記載の本発明は、筒状の周壁と、該周壁の一方の開口縁の一部に連続形成されるとともに、その一部が前記周壁の内面に接触した状態で前記一方の開口を塞ぐ底壁と、を備えた包装用箱を作製するための展開体であって、
一枚のシートが所定位置を折り目として折り畳まれて、前記周壁を構成する周板、及び、前記底壁を構成する底板、が形成され、全体として厚みの少ない板状に形成された包装用箱の展開体において、
前記周板が、第1周板と、該第1周板に連続形成されるとともに、前記第1周板との境界を折り目として前記第1周板と対向するように折られた第2周板と、前記第1周板における前記第2周板の反対側に連続形成されるとともに、前記第1周板との境界を折り目として折られて、前記第2周板に貼付されることで前記第2周板とともに重なり部を形成する貼付部と、を備え、
前記底板が、前記第1周板及び前記第2周板のうち何れか一方に連続形成され、対向配置された前記第1周板と前記第2周板との間に挟まれて折り込まれ、
前記第1周板と前記第2周板との間に折り込まれた初期位置の前記底板が、前記第1周板と前記第2周板とを互いに離隔させることで前記開口を塞ぐ完成位置まで折り起こされる際に、前記完成位置又はその手前で係止されて、前記底板が折り戻されるのを防止する係止部が前記重なり部の内面側に設けられていることを特徴とする包装用箱の展開体である。
請求項2記載の本発明は、請求項1記載の本発明において、前記係止部が、前記重なり部の内面に形成された段差形状であり、
前記底板には、該底板の面方向に延出形成されて前記係止部に係止される爪部が設けられていることを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、請求項1又は請求項2記載の本発明において、前記係止部が、前記初期位置の前記底板が折り起こされ、前記完成位置に到達する手前の位置で係止する仮係止部と、前記完成位置まで折り起こされた位置で係止する本係止部と、を備えていることを特徴とする。
請求項4記載の本発明は、請求項1乃至請求項3のうちいずれか一項記載の本発明において、前記底板が前記初期位置から折り起こされる際に、前記底板を底側に引き寄せる補強板を備え、
前記補強板が、前記底板と前記第1周板と前記第2周板とのうち他方に連続形成されているとともに、その端部が前記底板の底側の面に貼付されていることを特徴とする。
請求項5記載の本発明は、請求項1乃至請求項4のうちいずれか一項記載の包装用箱の展開体が折り起こされて形成された包装用箱であって、
前記第1周板と前記第2周板とを互いに離隔させることで形成された前記開口を有する前記周壁と、
前記底板が前記開口を塞ぐように折り起こされ、前記係止部に係止されることで形成された前記底壁と、を備えて構成されていることを特徴とする包装用箱である。
請求項1記載の包装用箱の展開体によれば、第1周板と第2周板とを互いに離隔させることにより、初期位置の底板が、開口を塞ぐように折り起こされ、その外縁が周壁の内面に摺接されつつ移動されて、完成位置又はその手前の位置で、係止部に係止される。そして、底板が係止部に係止されることにより、底板が紙の復元力により初期位置まで折り戻されるのを防止することができる。つまり、第1周板と第2周板とを互いに離隔させる動作のみで、手間をかけずとも自然に、底板を係止部に係止させることができ、そして、底板の係止部への係止状態が維持されることにより、包装用箱の組立形状を維持することができる。このように、組立工程数を増加させることがなく、包装用箱の組立形状を維持することができるから、組立作業性の向上を図った包装用箱の展開体を提供することができる。
請求項2記載の包装用箱の展開体によれば、段差形状の係止部と、底板の面方向に延出形成された爪部と、を有することにより、底板が係止部に確実に係止されることとなる。これにより、底板が初期位置まで折り戻されるのを確実に防止することができる。
また、第2周板において、貼付部が貼付される部位(被貼付部)に、その一部を切り欠いて切欠形状部が形成され、この被貼付部の第1周板から離れた側の面に貼付部が貼付された場合には、段差形状の係止部が、重なり部において第1周板に接触する側の面、即ち組立状態の包装用箱の内側に形成されていることとなり、外観に影響することがなく、包装用箱に、底板の係止機能を追加することができる。
請求項3記載の包装用箱の展開体によれば、係止部には、仮係止部と本係止部とが設けられている。これにより、第1周板と第2周板とを互いに離隔させるに伴って、初期位置の底板が、開口を塞ぐように折り起こされ、その外縁が周壁の内面に摺接されつつ、完成位置よりも手前側の位置で、まず、仮係止部に係止される。このように底板が仮係止部に係止されることで、底板が紙の復元力により初期位置まで折り戻されるのを防止できるから、第1周板と第2周板とを互いに離隔させることで形成された開口の形状が保持されることとなり、包装用箱の展開体は、底板が完成位置に到達する前の未完成の状態で、自立可能な形状が仮に維持されることとなる。
さらに、第1周板と第2周板とを互いに離隔させるに伴って、仮係止部に係止された底板がさらに折り起こされ、その外縁が周壁の内面に摺接されつつ、完成位置で、本係止部に係止される。このように底板が本係止部に係止されることで、底板が完成位置にある包装用箱、即ち、完成位置の包装用箱の形状が維持されることとなる。このように、重なり部に、底板を係止する仮係止部と本係止部とを設けることにより、作業者が所望する包装用箱の組立段階の形状を維持することができる。つまり、第1周板と第2周板との境界の折り目同士を互いに近付ける動作のみで、手間をかけずとも自然に、底板を係止部に係止させることができ、そして、底板の係止部への係止状態が維持されることにより、包装用箱の組立形状(自立可能な形状)に容易に形成することができる。
請求項4記載の包装用箱の展開体によれば、底板が初期位置から折り起こされる際に、底板を底側に引き寄せる補強板を備えている。この補強板により、底板が底側に確実に引き寄せられることとなり、底板を初期位置から開口を塞ぐ完成位置に到達するまで確実に折り起こすことができる。
請求項5記載の包装用箱によれば、第1周板と第2周板とを互いに離隔させるように、第1周板と第2周板との境界の折り目同士を互いに近付けることにより、初期位置の底板が、開口を塞ぐように折り起こされ、その外縁が周壁の内面に摺接されつつ移動されて、係止部に係止される。このように、第1周板と第2周板との境界の折り目同士を互いに近付ける動作のみで、手間をかけずとも自然に、底板を係止部に係止させることができ、そして、底板の係止部への係止状態が維持されることにより、包装用箱の組立形状を維持することができる。従って、組立工程数を増加させることがなく、包装用箱の組立形状を維持することができるから、組立作業性の向上を図った包装用箱を提供することができる。
本発明の一実施の形態にかかる包装用箱の斜視図であり、(A)は蓋が閉まった状態、(B)は蓋が開いた状態をそれぞれ示すものである。 (A)は、本発明の一実施の形態にかかる包装用箱の展開体を示す平面図であり、(B)は、(A)に示された包装用箱の展開体において、内側の折り目を一点鎖線で示す平面図である。 図1に示された包装用箱の展開体の製造前の、1枚の紙材に打ち抜き加工が施されて構成されたシートを示す平面図である。 図1に示された包装用箱の展開体から、包装用箱を組み立てる様子を示す斜視図であり(A)は、底板が仮係止部に係止される様子を示す図であり、(B)は、底板が本係止部に係止される様子を示す図である。 図1に示された包装用箱を示す斜視図であり、包装用箱の内側の折り目を一点鎖線で示す図である。 (A)は、図2に示された包装用箱の展開体の変形例を示す図であり、(B)は、(A)の要部拡大図である。 特許文献1に記載された従来の包装用箱の一例を示す斜視図である。
以下、本発明、例示的一態様である実施形態にかかる包装用箱及びその展開体、並びに、包装用箱の展開体の製造方法を、図1〜図5を参照して説明する。
図1において、符号1Aは、本発明の一実施の形態にかかる包装用箱であり、図2において、符号1は、本発明の一実施の形態にかかる包装用箱の展開体である。この包装用箱の展開体1は、包装用箱1Aを作製するための展開体である。
包装用箱1Aは、包装用箱の展開体1に形成された各折り目が折り起こされて構成されたものであって、図1(A)(B)に示すように、上方に開口3A(図1(B)に示す)を有する有底筒状の箱本体10Aと、この箱本体10Aに連続形成されるとともに、箱本体10Aの開口3Aを覆う「覆う位置」と当該開口3Aを露出する「露出位置」に回動自在な蓋体7Aと、を一体に備えて構成されている。箱本体10Aは、開口3Aを有する筒状の周壁2Aと、該周壁2Aの下方側の開口(一方の開口)縁の一部に連続形成されるとともに、その一部が周壁2Aの内面に接触した状態で下方側の開口を塞ぐ底壁5Aと、この底壁5Aよりも底側(下側)に対向配置されて、底壁5Aを補強する補強壁6A(図5に示す)と、を備えている。ここで、図1(A)は、蓋体7Aが「覆う位置」に位置した状態を示し、(B)は、蓋体7Aが「露出位置」に位置した状態を示している。図1では、第3切込部82は省略されている。
(包装用箱の展開体)
包装用箱の展開体1は、図2に示すように、1枚の紙材に打ち抜き加工等のプレス加工を施してなるシート101(図3に示す)を、所定位置を折り目として折り畳むことで全体として厚みの少ない板状に形成されている。つまり、シート101が所定位置を折り目として折り畳まれることで、周壁2Aを構成する周板2と、底壁5Aを構成する底板5(図2(B)に示す)と、補強壁6Aを構成する補強板6(図2(B)に示す)と、蓋体7Aを構成する覆い板7と、を有する包装用箱の展開体1が構成されている。なお、図2では、周板2に形成された第2切欠部81、第3切欠部82は省略されている。
ここで、シート101は、厚紙や段ボール紙の他、樹脂製のシート材であってもよく、保形性を有するものであれば用いることができる。また、このシート101は、その厚みが、1mm以下であることが好ましい。本実施形態において、シート101は、水分や油分が外部に漏れないように、紙材のうち一方の面に、蝋等のコーティング加工(防水、棒油加工)が施されたものである。このシート101は、図3に示すように、図中の紙面方向に垂直な方向のうち手前側の面(裏面)が、包装用箱の展開体1(後述する包装用箱1A)の内面を構成するように設けられ、その奥側の面(表面)が包装用箱の展開体1の外面を構成するように用いられている。つまり、シート101は、図3中の手前側の面(裏面)にコーティング加工が施されている。
周板2は、図2に示すように、第1周板20と、この第1周板20に連続形成される第2周板30と、この第1周板20の第2周板30とは反対側に連続形成されるとともに、第2周板30の外面に貼付される貼付部40と、を備えている。
この周板2は、第1周板20と第2周板30との境界aを折り目(以下、包装用箱の展開体1の一方側の側縁aと記す場合もある。)として、第1周板20と第2周板30との裏面同士が対向するように折られ、第1周板20と図3に示す貼付板140(貼付部40)との境界bを折り目(以下、包装用箱の展開体1の他方側の側縁bと記す場合もある。)として、貼付板140の裏面が、第2周板30の表面に対向するように折られ、この状態で、貼付板140が第2周板30に接着固定されて構成されている。ここで、第2周板30において、貼付部40が接着固定(貼付)される部分を、「被貼付部」と記す。また、周板2には、貼付板140が第2周板30の一部である被貼付部に接着固定されることにより、貼付部40が形成され、貼付部40及び被貼付部によって重なり部41が形成されている。
この重なり部41には、対向配置された第1周板20と第2周板30との間に折り込まれた初期位置の底板5が、第1周板20と第2周板30とを離隔させることで形成された下方側の開口を塞ぐ完成位置まで折り起こされる際に、この底板5を係止する係止部42が設けられている。この底板5が係止部42に係止されることで、底板5が初期位置まで戻されるのを防止する。
ここで、本明細書では、包装用箱の展開体1において、第1周板20と第2周板30との対向方向を矢印Zで示し、第1周板20と第2周板30とが対向方向に離隔した際に形成される開口3Aの貫通方向を矢印Yで示し、矢印Zと矢印Yとの双方向に直交する方向を矢印Xで示す。さらに、本明細書では、矢印Zを前後方向と記し、矢印Xを左右方向と記し、矢印Yを上下方向と記す場合がある。また、前後方向のうち、図2における紙面垂直方向の手前側を「前方」と記し、奥側を「後方」と記す。つまり、包装用箱の展開体1(包装用箱1A)は、本明細書において、底板5(底壁5A)が設けられた下方側の開口が下方を向くとともに、第1周板20の正面板21と第2周板30の背面板31との対向方向が前後方向に沿う格好で配置されている。
第1周板20は、その下縁cから上縁dに向かうに従って、左右方向(第1周板20の中心線Pに対して直交する方向)の寸法が徐々に大きくなるような略台形状に形成されている。この第1周板20は、正面板21と、この正面板21の左右の両側に連続形成された一対の第1左右側側板22、23と、を一体に備えている。第1周板20は、その上縁dが、左右の全長に略弧状に切り欠かれている。正面板21は、左右方向の寸法が上方に向かうに従って徐々に大きくなるような略台形状に形成されている。つまり、正面板21の側縁eは、正面板21(第1周板20)の中心線Pに対して、上方に向かうに従って、中心線Pから離れる方向に僅かに傾斜して形成されている。一対の第1左右側側板22、23は、中心線Pを中心とした線対称となるように形成されている。
一対の第1左右側側板22、23の下縁fは、正面板21の下縁gよりも下方側に位置している。ここで、一対の第1左右側側板22、23のうち、図2中の左方側の側板を第1左側側板22と記し、図2中の右方側の側板を第1右側側板23と記す。第1左側側板22には、貼付部40(貼付板140)が連続形成されている。
第1周板20には、正面板21と一対の第1左右側側板22、23との境界位置それぞれに直線状の折り目eが形成されている。ここで、本明細書において用いられる「折り目」、「縁」、「境界」、「境界位置」に付与する符号は、図2(A)(B)、図3、図5に記載するものとし、同一部位に対して、例えば名称が異なる場合であったとしても同じ符号を付す。また、本明細書において用いられる各「折り目」は、それぞれ、紙材にプレス加工が施されることで形成されるものであり、シート101の所定位置を折り易くするために形成されている。
第2周板30は、その下縁hから上縁iに向かうに従って、左右方向(第2周板30の中心線Pに対して直交する方向)の寸法が徐々に大きくなるような略台形状に形成されている。この第2周板30は、第2周板30の左右方向の寸法が、第1周板20の左右方向の寸法よりも、上下方向の何れの位置においても僅かに小さくなるように形成されている。又は、第2周板30は、その左右方向の寸法と、第1周板20の左右方向の寸法とが、上下方向の何れの位置においても略等しい寸法となるように形成されていてもよい。
第2周板30は、正面板21に対向配置される背面板31と、この背面板31の左右の両側に位置する一対の第2左右側側板32、33と、を一体に備えている。背面板31は、左右方向の寸法が上方に向かうに従って徐々に小さくなるような略台形状に形成されている。つまり、背面板31の側縁jは、背面板31の中心線Pに対して、上方に向かうに従って、中心線Pに近付く方向に僅かに傾斜して形成されている。一対の第2左右側側板32、33は、中心線Pを中心とした線対称となるように形成されている。ここで、一対の第2左右側側板32、33のうち、図2中の左方側の側板を第2左側側板32と記し、図2中の右方側の側板を第2右側側板33と記す。つまり、包装用箱の展開体1は、第2左側側板32と第1左側側板22、及び、第2右側側板33と第1右側側板23はそれぞれが対向配置されている。第2左側側板32には、貼付部40に貼付される被貼付部が設けられている。即ち、被貼付部は、第2左側側板32の一部から構成されている。また、第2周板30には、背面板31と一対の第2左右側側板32、33との境界位置それぞれに直線状の折り目j(背面板31の側縁j)が形成されている。
一対の第2左右側側板32、33の下縁kは、背面板31の下縁mよりも下方側に位置している。そして、第1周板20と第2周板30との裏面同士が対向配置された状態で、第2周板30の中心線Pは、第1周板20の中心線Pと重なる位置に設けられ、背面板31の下縁mは、正面板21の下縁gに重なる位置に設けられ、一対の第2左右側側板32、33それぞれの下縁kが、一対の第1左右側側板22,23それぞれの下縁fに重なる位置に設けられている。
このため、包装用箱の展開体1が折り起こされて構成された組立状態の包装用箱1Aを水平な面上に置いた際には、正面板21(正面壁21A)及び背面板31(背面壁31A)の各下縁m、gは、水平な面から浮いた位置に設けられることとなる。よって、正面板21(正面壁21A)の下縁gに連続形成された補強板6(補強壁6A)と、背面板31の下縁mに連続形成された底板5(底壁5A)とが、水平な面に接触される第1左右側側板22、23(第1左右側側壁22A、23A)の下縁k、及び、第2左右側側板32、33(第2左右側側壁32A、33A)の下縁fよりも出っ張らない。こうして、組立状態の包装用箱1Aの自立姿勢を妨げることが抑制されている。
係止部42は、初期位置の底板5が完成位置まで折り起こされる際に、完成位置に到達する手前の位置で底板5を係止する仮係止部43と、完成位置まで折り起こされた位置で底板5を係止する本係止部44と、を備えている。仮係止部43は、本係止部44よりも上方側に設けられている。本係止部44は、重なり部41において、第2左側側板32の下縁kから上方に間隔をあけた位置に設けられている。仮係止部43及び本係止部44は、重なり部41の内面側の面(第1周板20に接触する側の面)において、上下に隣接する位置に連続形成された段差形状のことである。
仮係止部43は、重なり部41を構成する被貼付部の一部を三角形状に切欠くことで形成されるとともに、被貼付部と貼付部40との間に生じる段差(シート101の厚み)から構成されている。即ち、仮係止部43は、重なり部41の内面側の面に形成された三角形状の凹部(以下、上方側凹部と記し、符号43を付与する。)のことである。この上方側凹部43は、正面側(前方側)から見て、第2左側側板32の背面板31から離れた側の縁n(第2周板30の第1周板20から離れた側の縁n)の所定位置から斜め下方に延在形成された第1切込み4aと、第1切込み4aに交差するように第2周板30の中心線Pに対して略直交する方向に延在形成された第2切込み4bと、を有して構成されている。
このような仮係止部43は、初期位置の底板5が折り起こされる際に、底板5が、重なり部41の内面側の面に摺接されつつ移動されて、上方側凹部43内に降下し、底板5に生じる初期位置に戻ろうとする紙の復元力により、上方側凹部43の上方側の段差(第1切込み4a)に引っ掛かることで、完成位置に到達する手前の位置で底板5を係止している。こうして、上方側凹部43が底板5を係止することで、底板5が、紙の復元力により初期位置まで折り戻されるのを防止している。そして、底板5が、第1周板20と第2周板30との間において、突っ張った状態で固定されることとなり、第1周板20と第2周板30とで形成された開口3Aの所定形状が仮に確保されることとなる。
本係止部44は、重なり部41を構成する被貼付部の一部を三角形状に切欠くことで形成されるとともに、被貼付部と貼付部40との間に生じる段差(シート101の厚み)から構成されている。即ち、本係止部44は、重なり部41の内面側の面に形成された三角形状の凹部(以下、下方側凹部と記し、符号44を付与する。)のことである。この下方側凹部44は、正面側から見て、第2周板30の縁nの所定位置から斜め下方に延在形成された第3切込み4cと、第3切込み4cに交差するように第2周板30の縁nの所定位置から斜め上方に延在形成された第4切込み4dと、を備えて構成されている。第3切込み4cは、第1切込み4aと略平行に延在形成されている。また、第2切込み4bと第3切込み4cとが交差する交差部4eは、第2周板30の縁nにおいて、切込み4a〜4dが形成されていない部分よりも背面板31の中心線P側に形成されている。この交差部4eは、角部を有さない丸みを帯びた曲線から構成されている。
このような本係止部44は、仮係止位置の底板5がさらに折り起こされ、底板5が、重なり部41の内面側の面に摺接されつつ移動されて、交差部4eに当接し、この交差部4eを乗り上げ、乗り越えて下方側凹部44内に降下し、底板5に生じる初期位置に戻ろうとする紙の復元力により、下方側凹部44の上方側の段差(第3切込み4c)に引っ掛かることで、完成位置で底板5を係止している。こうして、下方側凹部44が底板5を係止することで、底板5が、紙の復元力により初期位置まで折り戻されるのを防止している。そして、底板5が、第1周板20と第2周板30との間において、突っ張った状態で固定されることとなり、第1周板20と第2周板30とで形成された開口3Aの完成品としての形状が確保されることとなる。
底板5は、背面板31の下縁mに連続形成されるとともに、背面板31との境界を折り目mとして、その裏面同士が対向するように折られて形成されている。この底板5は、その端部が、組立時の正面板21の内面に当接される底板本体51と、この底板本体51の左右の両側に連続形成されて、第1左側側板22及び第2左側側板32と第1右側側板23及び第2右側側板33とのそれぞれの内面に摺接される一対の舌片52、53と、を備えて構成されている。底板本体51は、底板5が完成位置まで折り起こされた状態で、正面板21と背面板31との隙間を埋めるように構成され、一対の舌片52、53は、底板5が完成位置まで折り起こされた状態で、底板本体51と第1左側側板22と第2左側側板32との隙間、底板本体51と第1右側側板23と第2右側側板33との隙間を埋めるように構成されている。
底板本体51は、底板5の初期位置において、底板本体51の下縁mから上縁pに向かうに従って、左右方向(中心線Pに対して直交する方向)の寸法が徐々に小さくなるような略台形状に形成されている。底板本体51の下縁mは、その全長が、背面板31の下縁mに連続形成されている。また、底板本体51の上縁pは、その左右方向の寸法が、正面板21における下縁gの寸法よりも小さくなるように形成されている。この底板本体51は、その下縁mから上縁pまでの寸法が、組立状態の包装用箱1Aの正面壁21A(正面板21)と背面壁31A(背面板31)との対向方向の寸法と略等しいか、僅かに大きくなるように形成されている。このような寸法に底板本体51を形成することで、組立状態の包装用箱1Aの正面壁21A(正面板21)と背面壁31A(背面板31)との間において、底板本体51が突っ張った状態で設けられることとなる。
一対の舌片52、53は、底板本体51の上縁pに延長するように左右の両側に連続形成された連続上縁部5aと、底板本体51の下縁mから斜め上方に連続形成された連続傾斜縁部5bと、有して略三角形状に構成されているとともに、連続上縁部5aの一部と連続傾斜縁部5bの一部とを有して構成された一対の矩形部54と、連続上縁部5aの他の一部と連続傾斜縁部5bの他の一部とを有して構成された一対の半円部55と、を備えている。一対の矩形部54は、それぞれ、底板本体51と各半円部55との間に設けられているとともに、底板本体51と各半円部55とに連続形成されている。また、底板5には、底板本体51と各矩形部54との境界位置q、各矩形部54と各半円部55との境界位置rそれぞれに、直線状の折り目が形成されている。
このような底板5が、初期位置から折り起こされ、完成位置まで到達した状態で、底板本体51の上縁p及び一対の舌片52、53の連続上縁部5aが正面板21(正面壁21A)の内面に当接し、一対の連続傾斜縁部5bそれぞれが、一対の第1左右側側板22、23(一対の第1左右側側壁22A、23A)、及び、一対の第2左右側側板32、33(一対の第2左右側側壁32A、33A)それぞれの内面に当接している。この際、底板本体51(底壁本体51A)は、周板2(周壁2A)に対して略垂直に設けられ、底板本体51(底壁本体51A)に連続形成された各矩形部54(矩形壁54A)及び各半円部55(半円壁55A)は、その先端に向かうに従って、底板本体51(底壁本体51A)から離れる方向に向かうように傾斜して設けられている。こうして、底板5が完成位置に位置した状態では、組立状態の包装用箱1Aの下方側の開口が塞がれている。
補強板6は、正面板21の下縁gに連続形成された補強板本体61と、この補強板本体61に連続形成されて底板5の底側の面に貼付される貼付片62と、を備えて構成されている。この補強板6は、補強板本体61が、正面板21の下縁gに連続形成されるとともに、正面板21との境界を折り目gとして、その裏面同士が対向するように折られ、この状態で、貼付片62の表面が底板5の底側の面に接着固定されて構成されている。このような補強板6は、底板5が初期位置から折り起こされ、下方側の開口が徐々に拡大されるに伴って、下方側の開口の縁gの一部に連続された補強板本体61が引っ張られることとなり、底板5を底側に引き寄せる。そして、底板5が完成位置まで折り起こされた状態では、底板本体51(底壁本体51A)の一部が、補強板本体61(補強壁本体61A)に対向配置されることとなり、底板本体51(底壁本体51A)と補強板本体61(補強壁本体61A)とで二重底を構成していることとなる。こうして、補強板6により、底板5が初期位置から完成位置まで底側に確実に引き寄せられるから、底板5が、初期位置から下方側の開口を塞ぐ完成位置に到達するまで確実に折り起こされる。
補強板本体61は、その下縁gの全長が、正面板21の下縁gに連続形成されている。貼付片62は、底板5が初期位置に位置した状態で、その表面が、底板本体51の表面における上方側の部分に接着固定されている。この補強板6には、補強板本体61と貼付片62との境界位置に、中心線Pに対して直交する方向に延在する直線状の折り目sが形成されている。
覆い板7は、底板5が初期位置に位置した状態で、第2周板30の同一平面状に設けられている。この覆い板7は、背面板31の上縁tに連続形成された第1覆い板71と、この第1覆い板71に連続形成された第2覆い板72と、この第2覆い板72に連続形成された第3覆い板73と、この第3覆い板73に連続形成されて、周板2を貫通して形成された切欠部80、81に差し込まれる差込片74と、を備えて構成されている。
第1覆い板71は、その下縁tの全長が、背面板31の上縁tに連続形成されている。この第1覆い板71は、その下縁tから上方に向かうに従って、中心線Pに対して直交する方向の寸法が徐々に大きくなるように形成されている。第2覆い板72は、その下縁uから上方に向かうに従って、中心線Pに対して直交する方向の寸法が徐々に小さくなるように形成されている。第3覆い板73は、その下縁vから上方に向かうに従って、中心線Pに対して直交する方向の寸法が徐々に小さくなるような台形状に形成されている。差込片74は、第3覆い板73の上縁wの中央部から上方に延出して形成されている。また、覆い板7には、背面板31と第1覆い板71との境界位置t、第1覆い板71と第2覆い板72との境界位置u、第2覆い板72と第3覆い板73との境界位置v、及び、第3覆い板73と差込片74との境界位置w、それぞれには中心線Pに対して直交する方向に延在する直線状の折り目が形成されている。
また、包装用箱の展開体1には、覆い板7の差込片74が差し込まれることで、組立状態の包装用箱1Aの開口3Aを覆う「覆う位置」と、開口3Aを露出する「露出位置」に蓋体7Aの形状を維持するための第1切欠部80、及び、第2切欠部81が形成されている。第1切欠部80は第1周板20の略中央部に設けられ、第2切欠部81は背面板31の中心線Pに沿った位置において、第1切欠部80よりも下方側に設けられている。さらに、包装用箱の展開体1には、例えば爪楊枝等を差し込むための第3切欠部82が、第2右側側板33に形成されている。
(包装用箱の展開体1の製造方法)
このような包装用箱の展開体1の製造方法を、図3を参照して説明する。
包装用箱の展開体1は、1枚の紙材に打ち抜き加工を施して形成されたシート101から構成されている。シート101は、図3における紙面垂直方向の手前側に、その裏面が設けられ、奥側に、その表面が設けられるように配置されている。そして、このシート101は、その表面が包装用箱1Aの外面を構成するように設けられ、その裏面が包装用箱1Aの内面を構成するように用いられている。
シート101は、紙材に、打ち抜き加工等のプレス加工を施すことで形成された、周板2と、底板5と、補強板6と、覆い板7と、を備えて構成されている。周板2は、正面板21と、この正面板21の両側に連続形成された第1左右側側板22、23と、を有する第1周板20と、背面板31と、この背面板31の両側に連続形成された一対の第2左右側側板32、33と、を有する第2周板30と、この第1周板20の第2周板30とは反対側に連続形成された貼付板140と、を備えている。第2周板30に設けられた一対の第2左右側側板32、33のうち、第2左側側板32には、係止部42を構成する切欠形状部142が形成されている。この切欠形状部142は、第2周板30の縁nの一部を切り欠いて形成されている。この切欠形状部142は、第1切込み4aと、第2切込み4bと、第3切込み4cと、第4切込み4dと、を有して構成されている。
これらのシート101には、各所定位置に「折り目」が形成されている。これらの各折り目は、紙材に打ち抜き加工が施された後に、プレス加工が施されることで得られるものである。ここで、シート101は、図示しないプレス機に設けられた一対のローラを用いて折られている。このシート101は、一対のローラを用いて、該シート101の各折り目を折り込むことにより、包装用箱の展開体1が形成されている。
まず、シート101を、その裏面が前方(図3における紙面垂直方向の手前側)、表面が後方(図3における紙面垂直方向の奥側)を向く格好で、プレス機に設置する。最初に、正面板21と補強板本体61との境界gを折り目とし、正面板21と補強板本体61との裏面同士が対向するように山折りに、背面板31と底板本体51との境界mを折り目とし、背面板31と底板本体51との裏面同士が対向するように山折りに、それぞれプレスする。ここで、本明細書における「山折り」とは、図3に示すシート101における表面側から見て山型形状となるように折ること、「谷折り」とは、図3に示すシート101における表面側から見て谷型形状となるように折ること、それぞれを意味する。
この状態で、底板本体51又は貼付片62に接着剤を塗布する。そして、第1周板20と第2周板30との境界a(第1右側側板23と第2右側側板33との境界a)を折り目とし、第1周板20と第2周板30と裏面同士が対向するように山折りにプレスする。すると、補強板6の貼付片62が、底板5の底板本体51の表面に接着固定される。
続いて、貼付板140又は第2周板30に接着剤を塗布する。そして、第1周板20の第1左側側板22と貼付板140との境界bを折り目とし、第2周板30の表面に貼付板140の裏面が対向するように山折りにプレスする。すると、貼付板140が、第2周板30の表面に接着固定される。こうして、貼付板140が、図2に示すように貼付部40を構成し、この貼付部40と第2周板30の被貼付部とで重なり部41が形成されることとなり、これと略同時に、仮係止部43と本係止部44とを有する段差形状である係止部42が形成される。
このように、第2周板30の縁nに切欠形状部142が形成され、この切欠形状部142に貼付板140が重ねて貼付されることにより、段差形状の係止部42が形成された場合には、係止部42が、重なり部41の内面側、即ち組立状態の包装用箱1Aの内側に形成されていることとなり、外観に影響することがなく、包装用箱1Aに、底板5の係止機能を追加することができる。こうして、包装用箱の展開体1が製造される。
続いて、包装用箱の展開体1を用いて構成された包装用箱1Aの組立手順について、図3、図4、図5を参照して説明する。
まず、図3に示された包装用箱の展開体1の一方側の側縁a(第1右側側板23と第2右側側板33との境界a)と包装用箱の展開体1の他方側の側縁b(第1周板20と貼付部40との境界b)とを近付ける。すると、第1周板20と第2周板30とが離隔され、開口3Aが形成される。さらに離隔されるに伴って、開口3Aが徐々に拡大される。これに伴い、下方側の開口の縁の一部(正面板21の下縁g)に連続された補強板6が、初期位置の底板5を下側(底側)に引き寄せる。こうして、底板5が下方側の開口を塞ぐように徐々に折り起こされる。
底板5は、その外縁の一部(以下、外縁部56と記す)が、重なり部41の内面側の面に摺接されつつ移動され、上方側凹部43内に降下する。ここで、底板5の外縁部56は、一対の舌片52、53のうち、図2中の左方側の舌片(以下、左方側舌片52と記す)に設けられている。つまり、外縁部56は、連続傾斜縁部5bの一部から構成されている。また、外縁部56は、左方側舌片52において矩形部54の半円部55側の端部に設けられている。
この際、図4(A)に示すように、底板5には、初期位置に戻ろうとする紙の復元力が生じているから、底板5の外縁部56が上方側凹部43の上方側の段差(第1切込み4a)に引っ掛かる。こうして、仮係止部43に底板5(外縁部56)が係止される。これにより、底板5が完成位置に到達する前の未完成の位置で、自立可能な形状が仮に維持されることとなる。
さらに、包装用箱の展開体1の一方側の側縁aと他方側の側縁bとを互いに近付ける。すると、図4(B)に示すように、開口3Aが徐々に拡大され、補強板6が仮係止位置の底板5を下側(底側)にさらに引き寄せることとなる。ここで、仮係止位置の底板5は、上方側凹部43内の底面に摺接されつつ移動されて、交差部4eに当接し、この交差部4eを乗り上げ、乗り越えて、下方側凹部44内に降下する。この際、底板5には、初期位置に戻ろうとする紙の復元力が生じているから、外縁部56が下方側凹部44の上方側の段差(第2切込み4b)に引っ掛かる。こうして、外縁部56が本係止部44に係止される。これにより、底板5が、完成位置に到達した位置で維持される。
このように底板5が完成位置に到達した際に、周板2は、正面板21と第1左側側板22の境界eを折り目として山折りに折られ、正面板21と第1右側側板23の境界eを折り目として山折りに折られ、背面板31と第2左側側板32の境界jを折り目として山折りに折られ、背面板31と第2右側側板33の境界jを折り目として山折りに折られ、第1左側側板22と第2左側側板32との境界(正確には、第1左側側板22と貼付部40との境界b)を折り目として山折りに折られ、第1右側側板23と第2右側側板33との境界aを折り目として山折りに折られている。こうして、周板2(周壁2A)は、正面板21(正面壁21A)と背面板31(背面壁31A)とが対向配置され、第1右側側板23(第1右側側壁23A)と第2左側側板32(第2左側側壁32A)とが対向配置され、第1左側側板22(第1左側側壁22A)と第2右側側板33(第2右側側壁33A)とが対向配置されている。
また、完成位置で保持された底板5は、底板本体51の上縁p及び一対の舌片52、53の連続上縁部5aが正面板21(正面壁21A)の内面に当接し、一対の連続傾斜縁部5bそれぞれが、一対の第1左右側側板22、23(一対の第1左右側側壁22A、23A)、及び、一対の第2左右側側板32、33(一対の第2左右側側壁32A、33A)それぞれの内面に当接している。この際、底板本体51(底壁本体51A)は、周板2(周壁2A)に対して略垂直に設けられ、底板本体51(底壁本体51A)に連続形成された各矩形部54(矩形壁54A)及び各半円部55(半円壁55A)は、底板本体51(底壁本体51A)から離れる方向の先端に向かうに従って、上方に向かうように傾斜して設けられている。こうして、底板5が完成位置に位置した状態では、組立状態の包装用箱1Aの下方側の開口が塞がれている。こうして、箱本体10Aを組み立てる。
この後、背面板31と第1覆い板71との境界tを折り目として山折りに折り、第1覆い板71と第2覆い板72との境界uを折り目として山折りに折り、第2覆い板72と第3覆い板73との境界vを折り目として山折りに折り、第3覆い板73と差込片74との境界wを折り目として山折りに折って、蓋体7Aを箱本体10Aに対して前方側に回動させ、差込片74を第1切欠部80に差し込む。そして、第1覆い板71から構成された第1覆い壁71Aと、第2覆い板72から構成された第2覆い壁72Aと、第3覆い板73から構成された第3覆い壁73Aと、差込片74から構成された差込部74Aと、を備えた蓋体7Aが構成される。こうして、蓋体7Aが「覆う位置」に位置した状態とされる。
蓋体7Aを、「覆う位置」から「露出位置」に移動させる際には、背面板31と第1覆い板71との境界tを折り目として谷折りに折り、第1覆い板71と第2覆い板72との境界uを折り目として谷折りに折り、第2覆い板72と第3覆い板73との境界vを折り目として谷折りに折り、第3覆い板73と差込片74との境界wを折り目として谷折りに折って、蓋体7Aを箱本体10Aに対して後方側に回動させ、差込片74を第2切欠部81に差し込む。こうして、蓋体7Aが「露出位置」に位置した状態とされる。こうして、包装用箱1Aを組み立てる。このように構成された包装用箱1Aは、箱本体10Aの開口3Aを覆う「覆う位置」と当該開口3Aを露出する「露出位置」に蓋体7Aが回動自在に変位する。
このように構成された包装用箱1Aは、周板2から構成された周壁2Aが、正面板21から構成された正面壁21Aと、一対の第1左右側側板22、23から構成された一対の第1左右側側壁22A、23Aと、背面板31から構成された背面壁31Aと、一対の第2左右側側板32、33から構成された一対の第2左右側側壁32A、33Aと、を備えている。第2左側側壁32Aには、その内面に、仮係止部43及び本係止部44が設けられている。底板5から構成された底壁5Aは、正面壁21Aと背面壁31Aとの隙間を塞ぐ底壁本体51Aと、底壁本体51Aと第1左側側壁22Aと第2左側側壁32Aとの隙間を塞ぐ矩形壁54A及び半円壁55Aと、底壁本体51Aと第1右側側壁23Aと第2右側側壁33Aとの隙間を塞ぐ矩形壁54A及び半円壁55Aと、を備えている。底壁本体51Aは底板本体51から構成され、矩形壁54Aは矩形部54から構成され、半円壁55Aは半円部55から構成されている。補強板6から構成された補強壁6Aは、底壁本体51Aの外側に対向配置されて、底壁本体51Aとで二重底を構成する補強壁本体61Aを備えている。補強壁本体61Aは補強板本体61から構成されている。
このように構成された包装用箱1Aによれば、底壁5Aが仮係止部43又は本係止部44で係止されることで、底壁5Aが完成位置にある包装用箱1A、即ち、完成位置の包装用箱1Aの形状が維持されることとなる。そして、作業者が所望する包装用箱1Aの組立段階の形状を維持することができる。つまり、包装用箱の展開体1の両側縁a、b同士を互いに近付ける動作のみで、手間をかけずとも自然に、係止部42に底板5(底壁5A)が係止される。そして、底板5(底壁5A)の係止部42への係止状態が維持されることにより、包装用箱1Aの組立形状(自立可能な形状)に容易に形成することができる。
ここで、例えば、組立途中の包装用箱1Aに、作業者が、組立途中の包装用箱1Aから一旦手を離すなどして、包装用箱の展開体1の側縁a、b同士を互いに近付けるように、力をかけ続けることが出来なくなったとしても、第1周板20と第2周板30とで形成された開口3Aの所定形状を確保することができるから、底板5が初期位置に戻ることが防止され、再び、同じ作業(包装用箱の展開体1を折り起こす作業)を繰り返す必要が無くなる。よって、作業者における、包装用箱1Aの組立工程数を増加させることがなく、包装用箱1Aの使い勝手の向上を図ることができる。
以上、本発明について、好ましい実施形態を挙げて説明したが、本発明は上記実施形態の構成に限定されるものではない。
上述した包装用箱の展開体1´にあっては、図6(A)(B)に示すように、底板5に、仮係止部43及び本係止部44の両方に係止自在な爪部57(図6(B)に示す)が1個設けられていてもよい。この爪部57は、一対の舌片52、53のうち、図6(B)中の左方側の舌片(以下、左方側舌片52と記す)に設けられている。爪部57は、左方側舌片52において矩形部54の半円部55側の端部において、連続傾斜縁部5bから底板5の面方向に延出(突出)形成されている。この爪部57は、矩形部54と半円部55との境界に位置する折り目rに沿って延長形成された第1の辺57aと、この第1の辺57aとの交差位置に略90度の頂部を構成する第2の辺57bと、を備えて三角形状に形成されている。この爪部57の頂部は、底板5が仮係止部43に係止された状態で上方側凹部43の底に当接するように形成されているとともに、底板5が本係止部44に係止された状態で下方側凹部44の底に当接するように形成されている。このような爪部57を有することにより、底板5が、仮係止部43又は本係止部44に確実に係止されることとなる。これにより、底板5が初期位置まで折り戻されるのを確実に防止することができる。なお、図6(A)(B)では、周板2に形成された第2切欠部81、第3切欠部82は省略されている。
また、上述した包装用箱の展開体1、1´にあっては、切欠形状部142を有する第2左側側板32に、貼付板140が貼付されることにより、仮係止部43及び本係止部44が形成されている。つまり、仮係止部43及び本係止部44は、重なり部41の内面側の面に形成された三角形状の凹部から構成されているが、本発明はこれに限定されるものではない。仮係止部43は、重なり部41の内面側の面に形成された三角形状の凸部から構成されていてもよく、本係止部44は、重なり部41の内面側の面に形成された三角形状の凸部から構成されていてもよい。また、仮係止部43は、重なり部41を貫通して形成された貫通孔から構成されていてもよく、本係止部44は、重なり部41を貫通して形成された貫通孔から構成されていてもよい。つまり、仮係止部43及び本係止部44が、重なり部41の内面に形成された段差形状であればよい。
また、上述した包装用箱の展開体1、1´にあっては、切欠形状部142を有する第2左側側板32に、貼付板140が貼付されることにより、仮係止部43及び本係止部44が形成されているが、本発明はこれに限定されるものではない。切欠形状部142は、貼付板140(貼付部40)に形成されていてもよい。この場合には、切欠形状部142が形成された貼付板140は、その表面が、第2左側側板32の裏面に貼付されていてもよい。つまり、仮係止部43及び本係止部44が、重なり部41の内面側の面に形成されていれば、切欠形状部142が、第2左側側板32に形成されていても、貼付板140(貼付部40)に形成されていてもよい。
また、上述した包装用箱の展開体1、1´には、重なり部41に、仮係止部43と本係止部44との両方が形成されているが、本発明はこれに限定されるものではない。重なり部41に、仮係止部43と本係止部44とのうちいずれか一方のみが形成されていてもよい。
また、上述した包装用箱の展開体1、1´では、底板5の底板本体51の下縁mが背面板31の下縁mに連続形成され、補強板6の補強板本体61の下縁gが正面板21の下縁gに連続形成されているが、本発明はこれに限定されるものではない。底板5の底板本体51の下縁mが正面板21の下縁gに連続形成され、補強板6の補強板本体61の下縁gが背面板31の下縁mに連続形成されていてもよい。
前述した各実施形態は本発明の好ましい形態を示したに過ぎず、本発明は、これら実施形態に限定されるものではない。即ち、当業者は、従来公知の知見に従い、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々改変して実施することができる。かかる改変によってもなお本発明の包装用箱の展開体、及び、包装用箱の構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。
1、1´ 包装用箱の展開体
1A 包装用箱
2 周板
2A 周壁
5 底板
5A 底壁
6 補強板
20 第1周板
30 第2周板
40 貼付部
41 重なり部
42 係止部
43 仮係止部
44 本係止部
57 爪部

Claims (5)

  1. 筒状の周壁と、該周壁の一方の開口縁の一部に連続形成されるとともに、その一部が前記周壁の内面に接触した状態で前記一方の開口を塞ぐ底壁と、を備えた包装用箱を作製するための展開体であって、
    一枚のシートが所定位置を折り目として折り畳まれて、前記周壁を構成する周板、及び、前記底壁を構成する底板、が形成され、全体として厚みの少ない板状に形成された包装用箱の展開体において、
    前記周板が、第1周板と、該第1周板に連続形成されるとともに、前記第1周板との境界を折り目として前記第1周板と対向するように折られた第2周板と、前記第1周板における前記第2周板の反対側に連続形成されるとともに、前記第1周板との境界を折り目として折られて、前記第2周板に貼付されることで前記第2周板とともに重なり部を形成する貼付部と、を備え、
    前記底板が、前記第1周板及び前記第2周板のうち何れか一方に連続形成され、対向配置された前記第1周板と前記第2周板との間に挟まれて折り込まれ、
    前記第1周板と前記第2周板との間に折り込まれた初期位置の前記底板が、前記第1周板と前記第2周板とを互いに離隔させることで前記開口を塞ぐ完成位置まで折り起こされる際に、前記完成位置又はその手前で係止されて、前記底板が折り戻されるのを防止する係止部が前記重なり部の内面側に設けられていることを特徴とする包装用箱の展開体。
  2. 前記係止部が、前記重なり部の内面に形成された段差形状であり、
    前記底板には、該底板の面方向に延出形成されて前記係止部に係止される爪部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の包装用箱の展開体。
  3. 前記係止部が、前記初期位置の前記底板が折り起こされ、前記完成位置に到達する手前の位置で係止する仮係止部と、前記完成位置まで折り起こされた位置で係止する本係止部と、を備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の包装用箱の展開体。
  4. 前記底板が前記初期位置から折り起こされる際に、前記底板を底側に引き寄せる補強板を備え、
    前記補強板が、前記底板と前記第1周板と前記第2周板とのうち他方に連続形成されているとともに、その端部が前記底板の底側の面に貼付されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちいずれか一項記載の包装用箱の展開体。
  5. 請求項1乃至請求項4のうちいずれか一項記載の包装用箱の展開体が折り起こされて形成された包装用箱であって、
    前記第1周板と前記第2周板とを互いに離隔させることで形成された前記開口を有する前記周壁と、
    前記底板が前記開口を塞ぐように折り起こされ、前記係止部に係止されることで形成された前記底壁と、を備えて構成されていることを特徴とする包装用箱。
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