JP2015163660A - プリプレグの製造方法、プリプレグ、繊維強化熱可塑性樹脂の板材および繊維強化熱可塑性樹脂部材 - Google Patents

プリプレグの製造方法、プリプレグ、繊維強化熱可塑性樹脂の板材および繊維強化熱可塑性樹脂部材 Download PDF

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Abstract

【課題】強度の低下を抑制しつつ、繊維強化熱可塑性樹脂の成形性を向上させる技術を提供する。【解決手段】プリプレグは、補強繊維の第1と第2の織糸22,24からなる織物20と、熱可塑性樹脂と、を有する原プリプレグを準備し、原プリプレグの少なくとも一部に、第1と第2の織糸22,24に対して斜め方向に伸び平行に配列された断裂切断線上において、断続的に切込12を形成することにより製造される。切込長Lは、織目ピッチWの0.5倍から10倍の範囲に、切込間隔Gは、織目ピッチWの0.25倍から5倍の範囲に、切込ピッチPは、織目ピッチWの0.5倍から10倍の範囲に、そして、切込角度θは、20?から70?の範囲に、それぞれ設定される。【選択図】図2

Description

この発明は、繊維強化熱可塑性樹脂の成形性を向上する技術に関する。
近年、軽量で強度の高い素材として、炭素繊維強化樹脂(CFRP:Carbon Fiber Reinforced Plastics)が注目されている。なかでも、マトリックス材として熱可塑性樹脂を用いた炭素繊維強化熱可塑性樹脂(CFRTP)は、金属のようにプレス成形できる可能性を有しているため、優れた力学特性を持つとともに、コストの低減を達成できる複合材料として期待されている。
しかしながら、連続した炭素繊維を用いたCFRTPでは、繊維方向の伸びがほとんどなく、他の方向の強度に対して繊維方向の強度が高くなる。このように強度の異方性を有しているため、CFRTPの成形性は十分に良好とは言えず、形状等の成形に関する制約が大きい。そこで、CFRTPの強化繊維を横切る方向に切り込みを設け、強化繊維を10〜100mmの長さに切断することにより、CFRTPの成形性を向上させることが提案されている(特許文献1、特許文献2)。
特開2008−260793号公報 特開2008−279753号公報
このように、CFRTPの成形性を向上させることは種々提案されているものの、CFRTPの成形性は、未だ十分に改善されていない。さらに、特許文献1や特許文献2に提案されている方法を用いた場合、切り込みを設けた部分の強度が局所的に低下する虞がある。この問題は、炭素繊維を強化繊維としたCFRTPに限らず、種々の繊維を強化繊維とした繊維強化熱可塑性樹脂一般に共通する。
本発明は、上述した従来の課題を解決するためになされたものであり、強度の低下を抑制しつつ、繊維強化熱可塑性樹脂の成形性を向上させる技術を提供することを目的とする。
上記目的の少なくとも一部を達成するために、本発明は、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
プリプレグの製造方法であって、(a)補強繊維の第1と第2の織糸からなる織物と、熱可塑性樹脂と、を有する原プリプレグを準備する工程と、(b)前記原プリプレグの少なくとも一部に、前記第1と第2の織糸に対して斜め方向に伸び平行に配列された断裂切断線上において、断続的に切込を形成する工程と、を備え、前記切込の長さである切込長は、前記織物における前記第1または第2の織糸の配列周期である織目ピッチの0.5倍から10倍の範囲であり、前記断続切断線上において前記切込が形成されていない部分の長さである切込間隔は、前記織目ピッチの0.25倍から5倍の範囲であり、前記断続切断線の配列周期である切込ピッチは、織目ピッチの0.5倍から10倍の範囲であり、前記断裂切断線が前記第1の織糸となす角度である切込角度は、20°から70°の範囲である、プリプレグの製造方法。
適用例1では、原プリプレグに、切込長、切込間隔および切込ピッチが織目ピッチと同程度で、切込方向が繊維方向に対して十分に傾斜した微細な切込を形成している。この切込を形成したプリプレグは、単体では強度の低下は大きくなるものの、プリプレグを積層して一体化した板材や、当該板材を成形した成形部材では、強度の低下が抑制される。一方、原プリプレグに微細な切込を形成することにより、成形性は著しく向上する。
[適用例2]
前記工程(a)は、パルス発振するレーザ光源から射出されるレーザビームを走査して前記原プリプレグに照射することにより前記切込を形成する、適用例1記載のプリプレグの製造方法。
一般的に、レーザビームにより原プリプレグに切込を形成する際には、原プリプレグに対する熱の影響を低減するため、レーザビームの出力を高くして、高速で走査するのが好ましい。一般的に、光学的走査手段は、機械的な移動と比較して十分に早く走査を行うことができるので、光学的に走査を行う適用例2によれば、原プリプレグに対する熱の影響をより低減することが可能となる。
[適用例3]
前記レーザ光源は、シングルモードファイバレーザである、適用例2記載のプリプレグの製造方法。
シングルモードファイバレーザは、マルチモードファイバレーザよりもビーム径を絞ることができので、切込の幅の広がりを抑制することができる。
[適用例4]
前記補強繊維は、炭素繊維である、適用例1ないし3のいずれか記載のプリプレグの製造方法。
補強繊維を炭素繊維とすることにより、プリプレグを用いて作成される成形部材の強度を高くすることができる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能である。例えば、プリプレグの製造方法、その製造方法で製造されたプリプレグ、そのプリプレグを積層・一体化した繊維強化熱可塑性樹脂の板材、その板材を成形した繊維強化熱可塑性樹脂部材、等の態様で実現することができる。
CFRTPの成形品を製造する工程を示す説明図。 切込の形成前後における炭素繊維織物の状態を模式的に示す説明図。 切込プリプレグと参照プリプレグの外観を示す写真。 比較例および実施例の試料として作成した各積層板材におけるプリプレグの積層状態を示す説明図。 積層板材を半球形状に成形した成形品の外観を示す写真。 積層板材を半球形状に成形した成形品の外観を示す写真。 積層板材を矩形形状に成形した成形品の外観を示す写真。 積層板材を矩形形状に成形した成形品の外観を示す写真。 プリプレグの引張強度の測定結果を示すグラフ。 積層板材の引張強度の測定結果を示すグラフ。
以下、本発明を実施するための形態を以下の順序で説明する。
A.実施形態:
A1.CFRTP成形品の製造工程:
A2.切込の形態と効果:
B.実施例:
B1.試料の作成:
B2.成形性の評価:
B3.強度の評価:
C.変形例:
A.実施形態:
A1.CFRTP成形品の製造工程:
図1は、本発明の一実施形態を適用して炭素繊維強化熱可塑性樹脂(CFRTP)の成形品(成形部材)10cを製造する工程を示す説明図である。この工程では、まず、成形対象であるCFRTPプリプレグ(以下、単に「プリプレグ」とも呼ぶ)10を準備する(図1(a))。プリプレグ10は、強化繊維である炭素繊維の糸を織り上げることにより形成された炭素繊維織物に、マトリックス材である熱可塑性樹脂(ポリウレタン、アクリル、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ナイロン等)を含浸した複合材のシートである。なお、図1において、プリプレグ10等の上に描かれた複数の平行線は、炭素繊維織物の糸の伸長方向を示している。糸の伸長方向は、炭素繊維の伸長方向でもあるので、本明細書では、これらの方向を合わせて「繊維方向」とも呼ぶ。
次に、図1(b)に示すように、準備したプリプレグ10(図1(a))の全面に切込12を形成する。切込12の長さや配置等、切込12の具体的な形態については、後述する。切込12は、例えば、パルス出力のシングルモードファイバレーザの射出光(レーザビーム)を、ガルバノミラーを用いて走査し、プリプレグに照射することにより形成することができる。なお、切込12の形成に用いるレーザ光源としては、シングルモードファイバレーザに換えて、マルチモードファイバレーザを用いることも可能である。但し、シングルモードファイバレーザは、マルチモードファイバレーザよりもビーム径を絞ることができる。そのため、切込12の幅の広がりを抑制することができる点で、シングルモードファイバレーザを用いるのが好ましい。また、シングルモードファイバレーザに換えて、COレーザやYAGレーザ等の高出力のレーザ光源を用いることも可能である。
切込12を形成するためには、ガルバノミラーを用いてレーザビームを走査する他、レーザビームを走査することなくプリプレグ10を移動させて切込12を形成することも可能である。但し、切込12の形成速度をより速くすることができる点、および、切込12の位置精度をより高くすることができる点で、ガルバノミラーを用いてレーザビームを走査するのが好ましい。また、一般に、レーザビームにより切込12を形成する際には、プリプレグ10に対する熱の影響を低減するため、レーザビームの出力を高くして、高速で走査するのが好ましい。そのため、プリプレグ10に対する熱の影響をより低減することができる点においても、高速で走査可能なガルバノミラーを用いてレーザビームの走査を行うのが好ましい。但し、レーザビームを走査してプリプレグに照射することができれば、必ずしもガルバノミラーを使用する必要はない。一般的に、光学的走査手段は、機械的な移動と比較して十分に早く走査を行うことができるので、ガルバノミラーに換えて、回転するポリゴンミラー等、種々の光学的走査手段を用いることも可能である。
図1(b)に示すように、プリプレグ10に切込12を形成した後、図1(c)に示すように、切込12が形成されたプリプレグ(切込プリプレグ)10aを、複数枚積層する。なお、以下では、複数枚の切込プリプレグ10aを区別する場合には、[1]や[2]のように数字を入れた角括弧を、符号の後に付加して表記する。図1(c)の例では、2枚の切込プリプレグ10a[1],10a[4]の間に、これらの切込プリプレグ10a[1],10a[4]と繊維方向が45°ずれ、切込12の方向が直交する2枚の切込プリプレグ10a[2],10a[3]を挟み込んでいる。なお、切込プリプレグ10aの積層枚数、各切込プリプレグ10aの繊維方向および切込12の方向については、種々変更することができる。また、図1(c)の例では、切込プリプレグ10aのみを積層しているが、炭素繊維織物を有しないマトリックス材からなるシートを、成形品10cの表面側に積層することも可能である。このように、炭素繊維織物を有しないシートを積層することにより、成形品10cの表面の荒れを抑制することができる。
図1(c)に示すように切込プリプレグ10aを積層した後、複数の切込プリプレグ10aを一体化し、積層板材10bを形成する(図1(d))。切込プリプレグ10aの一体化は、例えば、積層した切込プリプレグ10aを、マトリックス材の融点あるいはガラス転移点以上の温度に維持された金属板に挟み込み、加圧すること(ホットプレス)により行うことができる。なお、一体化する前の、複数の切込プリプレグ10aを積層したもの、もしくは、複数の切込プリプレグ10aとマトリックス材からなるシートを積層したものは、本発明における積層体に相当する。
次いで、得られた積層板材10bを加熱して外力を加えることにより、所望の形状の成形品10cを得る(図1(e))。積層板材10bの成形は、例えば、積層板材10bを加熱して温度をマトリックス材の融点あるいはガラス転移点以上とした後、プレス等により積層板材10bを型に押しつけて型の形状を転写することにより行うことができる。
A2.切込の形態と効果:
図2は、切込12の形成前後における、プリプレグ10,10aが有する炭素繊維織物20,20aの状態を模式的に示す説明図である。炭素繊維織物20,20aは、長い炭素繊維のフィラメントを束ねた糸を縦糸および横糸として織り上げることにより形成されている。なお、本発明には、経糸と緯糸との別は直接関連しないので、経糸と緯糸とを併せて織糸と総称する。図2において、織糸22,24に描かれた複数の平行線は、織糸22,24を構成するフィラメントの伸長方向(すなわち、炭素繊維の伸長方向)を示している。また、図2の例では、織物組織が2/2ツイル(綾織)の炭素繊維織物20,20aを示しているが、炭素繊維織物の織物組織は、2/1ツイルや平織等、任意である。
図2(a)に示すように、切込12の形成前における炭素繊維織物20では、織糸22,24のそれぞれに沿った方向(すなわち、繊維方向)の強度が高くなる。一方、織糸22,24に対して斜めの方向の強度は、繊維方向の強度よりも低くなる。そのため、炭素繊維織物20を有するプリプレグ10を積層して得られる積層板材は、強度の異方性が強くなる。このように、強度の異方性が強い積層板材は、成形が必ずしも容易ではなく、また、成形品に皺などが発生するおそれがある。
そこで、本実施形態では、積層板材10b(図1(c))の強度の異方性を低減して、積層板材10bの成形を容易にするため、上述の通り、プリプレグ10に切込12を形成している。切込12を形成することにより、繊維方向の強度を担うフィラメントが断裂し、繊維方向における切込プリプレグ10aの強度が低下する。これにより、繊維方向の強度と、繊維方向に対して斜めの方向の強度が近くなり、積層板材10bの成形が容易になる。
図2(b)は、切込12の形成後における炭素繊維織物20aの状態を示している。切込12は、図2(b)に示すように、繊維方向に対して斜めに伸び平行に配列された直線(断続切断線)上に、断続的に形成されている。断続切断線は、プリプレグ10にレーザビームを走査照射する際の走査線に相当する。そのため、切込12は、その伸長方向(切込方向)が断続切断線に沿っている。
炭素繊維織物20aに形成される切込12の形態は、織目ピッチWと基準方向Rとを基準として、切込12の長さである切込長L、断続切断線上において切込12が形成されていない部分の長さである切込間隔G、断続切断線の配列周期である切込ピッチP、および、断続切断線が基準方向Rとなす角度(すなわち、切込12が基準方向Rとなす角度)である切込角度θにより規定される。ここで、織目ピッチWとは、第1の織糸22や第2の織糸24の配列周期を謂い、基準方向Rとは、第1の織糸22の繊維方向を謂う。なお、基準方向Rとしては、第2の織糸24の繊維方向を用いることも可能である。
積層板材10bの強度の異方性を低減し、成形を容易にするためには、切込長Lは長く、また、切込間隔Gおよび切込ピッチPは短くするのが好ましい。しかしながら、切込長Lを過度に長くし、また、切込間隔Gや切込ピッチPを過度に短くすると、積層板材10bおよび成形品10cの強度が急速に低下する虞がある。一方、切込長Lを過度に短くし、また、切込間隔Gや切込ピッチPを過度に長くすると、積層板材10bの強度の異方性が十分に低減せず、成形性を十分に向上させることができない。切込長L、切込間隔Gおよび切込ピッチPは、このような特徴を考慮して設定される。
具体的には、切込長Lは、織目ピッチWの0.5倍から10倍の範囲(0.5W≦L≦10W)とするのが好ましく、織目ピッチWの1倍から5倍の範囲(W≦L≦5W)とするのがより好ましい。切込間隔Gは、織目ピッチWの0.25倍から5倍の範囲(0.25W≦L≦5W)とするのが好ましく、織目ピッチWの0.5倍から2.5倍の範囲(0.5W≦L≦2.5W)とするのがより好ましい。切込ピッチPは、織目ピッチWの0.5倍から10倍の範囲(0.5W≦L≦10W)とするのが好ましく、織目ピッチWの1倍から5倍の範囲(1≦L≦5W)とするのがより好ましい。
切込角度θが0°に近い場合、切込12を形成することにより、第2の織糸24のフィラメントが主として断裂するため、第2の織糸24の方向の強度を低減することができるものの、第1の織糸22の方向の強度を十分に低減することができない。そのため、積層板材10bの強度の異方性を十分に低減することができず、成形性を十分に向上させることができない。同様に、切込角度θが90°に近い場合も、積層板材10bの強度の異方性を十分に低減することができず、成形性を十分に向上させることができない。このように、切込角度θが0°あるいは90°に近い場合には、成形性を十分に向上させることができないので、切込角度θは、0°あるいは90°から離れた値に設定される。具体的には、切込角度θは、20°から70°の範囲に設定するのが好ましく、30°から60°の範囲に設定するのがより好ましい。
上述のように、切込12を形成すると、切込プリプレグ10aの強度は大きく低下する。しかしながら、切込プリプレグ10aを複数枚積層して一体化した積層板材10bでは、切込12の入った部分に加わる荷重は、隣接するプリプレグ10aが有する炭素繊維によって分散される。そのため、積層板材10bおよび積層板材10bから形成される成形品10cの強度はプリプレグ10aのように大きく低下しない。
さらに、本実施形態では、プリプレグ10を構成する補強材(「基材」とも呼ばれる)として、炭素繊維織物20を用いている。一般的に、織物は、その表面に織物組織に応じた起伏が生じる。織物の表面に起伏が生じることにより、一体化した積層板材10bにおいて、隣接するプリプレグ10bの炭素繊維間での荷重の伝達がより効果的に行われる。そのため、本実施形態のように、補強材として炭素繊維織物20を用いることにより、積層板材10bおよび積層板材10bから形成される成形品10cの強度の低下は、補強材として1方向に炭素繊維が配列された1方向材を使用した場合よりも有効に抑制される。
このように、本実施形態では、プリプレグ10に、切込長L、切込間隔Gおよび切込ピッチPが織目ピッチと同程度で、切込方向が繊維方向に対して斜めとなるように微細な切込12を形成する。そして、切込12が形成された切込プリプレグ10aを複数枚積層して一体化することにより、積層板材10bが得られる。このようにして得られた積層板材10bでは、切込12を形成しない場合と比較して、強度の低下を抑制しつつ、成形性を向上させることができる。そのため、十分な強度を有する、成形品10cを製造することがより容易となる。
B.実施例:
B1.試料の作成:
[プリプレグの準備]
成形対象のプリプレグ10(図1(a))として、熱可塑性ポリウレタンをマトリックス材とし、炭素繊維の体積分率が45%のCFRTPプリプレグを準備した。このCFRTPプリプレグ(以下、「原プリプレグ」とも呼ぶ)が有する炭素繊維織物は、3000本の炭素繊維フィラメントを束ねた織糸を、2/2ツイルに織り上げることにより形成されている。炭素繊維織物の織目ピッチW(図2(b)参照)は、約2mmであった。
[切込の形成]
準備された原プリプレグに、切込長Lを3.5mm、切込間隔Gを1.5mm、切込ピッチPを2.5mm、切込角度θを45°とする切込12(図2(b))を形成し切込プリプレグ10a(図1(b))を作成した。また、参照試料として、切込角度θのみを0°に変更して切込を形成したプリプレグ(参照プリプレグ)を作成した。切込の形成は、パルス出力のシングルモードファイバレーザが射出するレーザビームを、ガルバノミラーを用いて原プリプレグに走査照射することにより行った。この際、原プリプレグの表面においてレーザビームのビーム径が100μm以下となるように調整した。
図3(a)および図3(b)は、それぞれ、このように作成された切込プリプレグと参照プリプレグの外観を示す写真である。図3(a)に示すように、切込プリプレグでは、繊維方向(織糸)に対して45°傾いた方向に伸び、切断部の長さ(切込長L)が3.5mm、非切断部の長さ(切込間隔G)が1.5mmの断続切断線が確認できた。また、図3(b)に示すように、参照プリプレグでは、一方の織糸に平行(他方の織糸に直角)方向に伸び、切断部の長さが約3.5mm、非切断部の長さが約1.5mmの断続切断線が確認できた。
図4は、比較例および実施例の試料として作成した各積層板材におけるプリプレグの積層状態を示す説明図である。図4において、プリプレグ上に細線で描かれた複数の平行線は、プリプレグの繊維方向を示しており、プリプレグ上に太い破線で描かれた複数の平行線は、切込方向を示している。図4に示すように4枚のプリプレグを積層した後、積層したプリプレグを加熱温度300°でホットプレス加工することにより、比較例および実施例の試料として積層板材を作成した。
比較例1と比較例2、実施例1と実施例3、および、実施例2と実施例4は、それぞれ、プリプレグの積層状態としては同一である。しかしながら、後述する引張強度試験における荷重方向と、繊維方向および切込方向との関係が異なるので、別個の比較例・実施例としている。なお、以下では、繊維方向および切込方向を、この荷重方向を基準として表記する。具体的には、荷重方向を0°、荷重方向に垂直な方向を90°とし、比較例1の繊維方向のように0°と90°との2方向となる場合には、「0/90°」と表記する。また、荷重方向に対して45°となる場合には、図4の紙面において、右上方向を45°(+45°)、右下方向を−45°とし、比較例2の繊維方向のように右上・右下の2方向となる場合には、「±45°」と表記する。
B2.成形性の評価:
[半球形状への成形]
4枚のプリプレグを積層・一体化して得られた積層板材を、直径が50mmの半球形状に成形し、成形性の評価を行った。半球形状への成形は、ホットプレス装置を用いて積層板材を250°に加熱した後、シリコンゴム製の雌型と、アルミ製の雄型とに挟み込み、型締めを行うことにより行った。
図5は、繊維方向が0/90°の4枚のプリプレグを積層して作成した積層板材を、半球形状に成形した成形品の外観を示す写真である。図5(a)の写真は、切込を形成していない比較例1における成形品の外観である。図5(a)から分かるように、切込を形成しない場合には、成形部分に若干の皺が見られるとともに、成形品の表面に荒れが生じた。しかしながら、押し出し高さはやや低く、少し角ばってはいるものの、ほぼ半球の成形品が得られた。このように、比較例1では、切込を形成していないものの、比較的良好であった。これは、比較例1の積層板材が±45°方向には比較的変形し易いため、変形し難い0/90°方向の変形分を補償するように、±45°方向の領域が変形したためと考えられる。
図5(b)の写真は、切込方向が1層目から順に+45°,−45°,+45°,−45°の切込を形成した実施例1における成形品の外観である。図5(c)の写真は、切込方向が+45°の切込を形成した実施例2における成形品の外観である。図5(b)および図5(c)から分かるように、プリプレグに切込を形成することにより、比較例1で発生していた皺や表面の荒れが消失した。このことから、切込の形成が成形性を向上させることが確認できた。
図6は、繊維方向が0/90°の2枚のプリプレグの間に、繊維方向が±45°の2枚のプリプレグを挟み込んで積層した積層板材を、半球形状に成形した成形品の外観を示す写真である。図6(a)の写真は、切込を形成していない比較例3における成形品の外観である。比較例3の積層板材は、0/90°および±45°のいずれの方向へも変形しにくい疑似等方性を有している。そのため、成形は容易でなく、成形ができた場合においても、スプリングバックにより型から脱離させることが困難であった。また、図6(a)から分かるように、成形品には、大きな皺が発生した。
図6(b)の写真は、1層目と4層目とに切込方向が+45°の切込を形成し、2層目と3層目とに切込方向が0°の切込を形成した実施例6における成形品の外観である。図6(b)から分かるように、成形品には小さな皺が現れるものの、比較例3のようなスプリングバックの問題は解消した。このように、疑似等方性を有し、成形が極めて困難な繊維方向が0/90°と±45°とが混在する積層板材においても、プリプレグに切込を形成することにより、成形性が向上することが確認できた。
[矩形形状への成形]
4枚のプリプレグを積層・一体化して得られた積層板材を、底面が一辺の長さ100mmの略正方形、上面が一辺の長さ70mmの略正方形で、高さが35mmの矩形形状に成形し、成形性の評価を行った。矩形形状への成形は、オーブンを用いて積層板材を250°に加熱した後、鉄製の雌型および雄型に挟み込み、型締めを行うことにより行った。
図7は、繊維方向が±45°の4枚のプリプレグを積層して作成した積層板材を、矩形形状に成形した成形品の外観を示す写真である。図7(a)および図7(b)の写真は、それぞれ、切込を形成していない比較例2における成形品の側面と上面との外観である。図7(a)および図7(b)から分かるように、切込を形成しない場合においても、側面に大きな歪は発生しなかったものの、上面には皺が発生した。このことから、矩形形状への成形のように、局所的に歪の差が大きくなる場合には、変形しやすい方向(比較例3では、0/90°)の領域の変形のみでは、変形し難い方向(比較例3では、±45°)の変形分を十分に補償することができないものと考えられる。
図7(c)および図7(d)の写真は、それぞれ、各プリプレグに切込方向が90°の切込を形成した実施例4における成形品の側面と上面との外観である。図7(c)および図7(d)から分かるように、プリプレグに切込を形成することにより、比較例2において発生していた上面の皺は消失し、矩形形状を形成する場合においても、切込の形成が成形性を向上させることが確認できた。
図8は、繊維方向が0/90°の2枚のプリプレグの間に、繊維方向が±45°の2枚のプリプレグを挟み込んで積層した積層板材を、矩形形状に成形した成形品の外観を示す写真である。図8(a)および図8(b)の写真は、それぞれ、切込を形成していない比較例3における成形品の側面と上面との外観である。図8(a)および図8(b)から分かるように、成形品の側面には歪が生じ、また、上面には大きな皺が発生した。このように、矩形形状を形成する場合においても、繊維方向が0/90°と±45°とが混在し、疑似等方性を有する積層板材を成形するのは困難であることが分かった。
図8(c)および図8(d)の写真は、1層目から順に45°,0°,90°,+45°の切込を形成した実施例5における成形品の側面と上面との外観である。図8(c)および図8(d)から分かるように、切込を形成していない比較例3で生じていた側面の歪みと上面の皺は消失した。このように、矩形形状を形成する場合等、局所的に歪の差が大きくなる場合には、切込を形成することにより、疑似等方性を有する積層板材の成形性が著しく向上することが分かった。
[成形性に対する切込の効果]
上述の通り、プリプレグに切込を形成することにより、プリプレグを積層・一体化して作成される積層板材の成形性が向上した。また、比較例3のように、疑似等方性を有し、どの方向にも変形しにくい積層板材を成形する場合や、矩形形状への成形のように、成形時の局所的な歪の差が大きい場合には、切込の形成により、積層板材の成形性が著しく向上した。
B3.強度の評価:
[プリプレグの強度]
図9は、プリプレグの引張強度の測定結果を示すグラフである。繊維方向および切込方向は、引張強度を測定する際の荷重方向(図4の荷重方向に相当する)に対する角度を表している。縦軸は、引張強度の相対値を表しており、切込を形成していないプリプレグにおいて、2方向ある繊維方向の一方の方向に荷重をかけた場合の引張強度を1としている。引張強度は、一般的な引張試験を常温で行うことにより測定した。
図9に示すように、切込を形成していない場合においても、繊維方向を荷重方向に対して45度に傾けると、繊維方向を傾けない場合に比べて、引張強度は約50%まで低下した。この引張強度の低下は、繊維方向が同一のプリプレグを切込を形成することなく積層した積層板材(比較例1,2)に現れた強度の非等方性と合致する。一方、切込角度を0°、すなわち、切込方向を荷重方向と平行とし、2方向ある繊維方向の一方の方向に荷重をかけた場合、切込を形成しても、引張強度の低下は小さかった。また、切込方向を45°にすると、繊維方向の如何に関わらず引張強度は大きく低下し、切込方向を90°にするとさらに強度が低下した。
[積層板材の強度]
図10は、プリプレグを積層・一体化した積層板材の引張強度の測定結果を示すグラフである。縦軸は、引張強度の相対値を表しており、比較例1における積層板材の引張強度を1としている。引張強度は、一般的な引張試験を常温で行うことにより測定した。なお、積層したプリプレグの繊維方向は、図4に示すように、比較例1と実施例1、比較例2と実施例3、および、比較例3と実施例5の各組が同一となっている。
図10から分かるように、積層したプリプレグの繊維方向が同一である場合、プリプレグに切込を形成しても、引張強度は切込を形成しない場合の強度の50〜60%までしか低下しなかった。これは、プリプレグ単体では、図9に示すように、切込を形成することにより引張強度が大きく低下するものの、切込の入った部分に加わる荷重が隣接するプリプレグの炭素繊維に分散されたものと考えられる。
C.変形例:
なお、本発明は上記実施形態や実施例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
C1.変形例1:
上記実施形態および実施例では、プリプレグ10にレーザビームを照射することにより切込12を形成しているが、レーザビームに換えて、ウォータジェットや切刃等を用いて切込12を形成することも可能である。但し、切込12の形成速度をより速くすることができる点、および、切込12の形態精度をより高くすることができる点で、プリプレグ10にレーザビームを照射するのが好ましい。
C2.変形例2:
上記実施形態および実施例では、プリプレグ10の全面に切込12を形成しているが、切込12は、必ずしもプリプレグ10の全面に形成する必要がない。例えば、切込12を成形時に大きく変形する領域のみに設けるものとしても良い。このようにすれば、大きく変形する領域の成形をより容易にしつつ、全体としての成形品の強度をより高くすることができる。
C3.変形例3:
上記実施形態および実施例では、本発明を強化繊維として炭素繊維を用いた炭素繊維強化熱可塑性樹脂(CFRTP)の成形に適用しているが、本発明は、ガラス繊維強化熱可塑性樹脂等の種々の繊維強化熱可塑性樹脂の成形に適用することができる。
10cプリプレグ
10a…切込プリプレグ
10b…積層板材
10c…成形品
12…切込
20,20a…炭素繊維織物
22,24…織糸

Claims (9)

  1. プリプレグの製造方法であって、
    (a)補強繊維の第1と第2の織糸からなる織物と、熱可塑性樹脂と、を有する原プリプレグを準備する工程と、
    (b)前記原プリプレグの少なくとも一部に、前記第1と第2の織糸に対して斜め方向に伸び平行に配列された断裂切断線上において、断続的に切込を形成する工程と、
    を備え、
    前記切込の長さである切込長は、前記織物における前記第1または第2の織糸の配列周期である織目ピッチの0.5倍から10倍の範囲であり、
    前記断続切断線上において前記切込が形成されていない部分の長さである切込間隔は、前記織目ピッチの0.25倍から5倍の範囲であり、
    前記断続切断線の配列周期である切込ピッチは、織目ピッチの0.5倍から10倍の範囲であり、
    前記断裂切断線が前記第1の織糸となす角度である切込角度は、20°から70°の範囲である、
    プリプレグの製造方法。
  2. 前記工程(a)は、パルス発振するレーザ光源から射出されるレーザビームを走査して前記原プリプレグに照射することにより前記切込を形成する、請求項1記載のプリプレグの製造方法。
  3. 前記レーザ光源は、シングルモードファイバレーザである、請求項2記載のプリプレグの製造方法。
  4. 前記補強繊維は、炭素繊維である、請求項1ないし3のいずれか記載のプリプレグの製造方法。
  5. 補強繊維の第1と第2の織糸からなる織物と、熱可塑性樹脂と、を有するプリプレグであって、
    前記第1と第2の織糸に対して斜め方向に伸び、平行に配列された断裂切断線上において、断続的に形成された切込を備え、
    前記切込の長さである切込長は、前記織物における前記第1または第2の織糸の配列周期である織目ピッチの0.5倍から10倍の範囲であり、
    前記断続切断線上において前記切込が形成されていない部分の長さである切込間隔は、前記織目ピッチの0.25倍から5倍の範囲であり、
    前記断続切断線の配列周期である切込ピッチは、織目ピッチの0.5倍から10倍の範囲であり、
    前記断裂切断線が前記第1の織糸となす角度である切込角度は、20°から70°の範囲である、
    プリプレグ。
  6. 前記補強繊維は、炭素繊維である、請求項5記載のプリプレグ。
  7. 請求項5または6記載のプリプレグを複数枚積層した積層体を、一体化した繊維強化熱可塑性樹脂の板材。
  8. 前記積層体の表面に、さらに、前記熱可塑性樹脂からなるシートを積層し、前記積層体と前記シートとを一体化した、請求項7記載の繊維強化熱可塑性樹脂の板材。
  9. 請求項7または8記載の繊維強化熱可塑性樹脂の板材を成形した、繊維強化熱可塑性樹脂部材。
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