JP2015158389A - 光電センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】投光部あるいは受光部の配置の自由度を高めることが可能で、且つ、検出精度に優れた光電センサを提供する。
【解決手段】光電センサは、投光部、レンズ、光路分離部、光路調整部、受光部、第1遮光部、及び第2遮光部を備える。光路分離部は、投光部とレンズとの間の検出光の光路上に設けられて、検出光の光路と、検出光が外部で反射されて戻ってきた光である戻り光の光路とを分離する。光路調整部は戻り光の光路の向きを所定の向きに変更する。光路調整部は、所定の向きに変更された戻り光を受光部へ向けて集光させる第2屈折部を含む。第1遮光部は戻り光以外の散乱光が光路調整部に入射することを抑止する。第1遮光部は光路分離部と光路調整部との間に設けられる。第1遮光部は戻り光を通過させるための第1開口を含む。第2遮光部は、第1開口から第2屈折部に直接向かう光の光路上に設けられる。
【選択図】図3

Description

本発明は、光電センサに関する。
従来の光電センサの1つとして、特許文献1に記載された回帰反射型光電センサがある。当該光電センサは、検出光を発する発光素子と、検出光を検知領域に集光するレンズと、検出光の光路と回帰反射板からの戻り光とを分離するハーフミラーと、ハーフミラーからの戻り光を受ける受光素子とを有する。当該光電センサでは、発光素子から発せられた光の一部が迷光として受光素子に入射することを防ぐスリットが受光素子の直上に設けられている。その結果、光電センサの検出精度を向上している。
特開2013−254661号公報
しかし、特許文献1に係る回帰反射型光電センサでは、投光部と受光部とが、その光軸が直交するように配置されている。このように投光部および受光部の配置が制限されていることによって、投光部及び受光部の少なくとも一方をリード部品として基板から離隔して配置し、リード部品を基板に電気的に接続するか、投光部が配置される基板と受光部が配置される基板を直交して配置した上で双方の基板を電気的に接続することとなるため、製造工程が複雑化する。そのため、製造コストも増大する。しかしながら、特許文献1には、迷光が受光素子に入射することを防止しつつ、投光部あるいは受光部の配置の自由度を高めるための技術について示されていない。
そこで、この発明の目的は、上記の課題を解決することであり、投光部あるいは受光部の配置の自由度を高めることが可能で、且つ、検出精度に優れた光電センサを提供することである。
本発明の第1の態様における光電センサは、投光部と、レンズと、光路分離部と、光路調整部と、受光部と、第1遮光部と、第2遮光部とを備える。投光部は、検出光を発する。レンズは、投光部から出射された検出光を検知領域に集光する。光路分離部は、投光部とレンズとの間の検出光の光路上に設けられて、検出光の光路と、検出光が外部で反射されて戻ってきた光である戻り光の光路とを分離する。光路調整部は、戻り光の光路の向きを所定の向きに変更する。光路調整部は、第1屈折部と反射部と第2屈折部とを含む。第1屈折部は、光路分離部からの戻り光を平行光に変換する。反射部は、第1屈折部からの平行光を所定の向きに反射する。第2屈折部は、反射部からの平行光を受光部へ向けて集光させる。受光部は、光路調整部からの戻り光を受ける。第1遮光部は、戻り光以外の散乱光が光路調整部に入射することを抑止する。第1遮光部は、光路分離部と光路調整部との間に設けられる。第1遮光部は、戻り光を通過させるための第1開口を含む。第2遮光部は、第1開口から第2屈折部に直接向かう光の光路上に設けられる。
レンズの光軸と光路分離部とのなす角は、45度より大きいとよい。
第1屈折部及び第2屈折部はレンズの機能を有するとよい。第1屈折部の第1光軸と第2屈折部の第2光軸とのなす第1角は、90度未満であるとよい。
第1角に基づく反射部に対する入射角は、光路調整部の材質の屈折率から規定される、反射部において第2の平行光が全反射するための臨界角より大きいとよい。
投光部と受光部とは、平面状の基板に配置されるとよい。
レンズの光軸と第2光軸とは平行であるとよい。
当該光電センサは、投光部と光路分離部との間に設けられる絞りをさらに備えるとよい。第1開口は、光路分離部に対して絞りと対称な位置に設けられるとよい。
絞りは、第1部分絞りと第2部分絞りを含むとよい。第1部分絞りは、第2部分絞りより投光部から遠い位置に設けられる。第1部分絞りは、第2開口を含むとよい。第2部分絞りは、第3開口を含むとよい。第2開口の大きさは、第3開口の大きさより小さい。第1開口は、光路調整部に近づくほど、開口の径が大きくなる円錐台状の形状を有するとよい。
光路調整部は、主要部と、第1取付部と、第2取付部とを含むとよい。主要部は、第1光軸と第2光軸とを含む平面に対して垂直な向きから見たときに三角形状の形状を有する。主要部は、第1屈折部と第2屈折部と反射部とを含む。第1取付部及び第2取付部は、光路調整部の向きを固定する。第1取付部及び第2取付部は、三角形の頂点のうち、第2遮光部に最も近い頂点を除く2つの頂点から、2つの頂点により形成された辺に沿って主要部の外側に向かって伸びるとよい。
当該光電センサは、第1光学機器支持部材をさらに備えるとよい。光路調整部は、第1平面に対して垂直な向きに突出する突出部をさらに含むとよい。第1光学機器支持部材は、突出部が差し込まれる貫通孔を含むとよい。貫通孔の内壁によって、突出部が固定されるとよい。
主要部と第1取付部と第2取付部と突出部とは一体的に形成されるとよい。
第1光学機器支持部材は、基部と、第1挟着部と、第2挟着部とを含むとよい。基部は、主要部を受ける。第1挟着部は、第1取付部を挟着する。第2挟着部は、第2取付部を挟着する。第1挟着部は、第1楔部と、第1受部とを含むとよい。第1楔部は、第1取付部を押圧する。第1受部は、第1取付部を受ける。第2挟着部は、第2楔部と、第2受部とを含むとよい。第2楔部は、第2取付部を押圧する。第2受部は、第2取付部を受ける。第1楔部は、第1柱状部と、第1錐台部とを含むとよい。第1柱状部は、柱状であって、基部から基部に対して垂直な方向に伸びる。第1錐台部は、錐台状であって、基部から第1柱状部が伸びる方向に向かって第1柱状部から伸びる。第2楔部は、第2柱状部と、第2錐台部とを含むとよい。第2柱状部は、柱状であって、基部から基部に対して垂直な方向に伸びる。第2錐台部は、錐台状であって、基部から第2柱状部が伸びる方向に向かって第1柱状部から伸びる。
第1挟着部は、第1誘導部を含むとよい。第1誘導部は、第1楔部及び第1受部の側方、且つ、光路調整部が装着される第1光学機器支持部材の領域の外部に、第1楔部及び第1受部に向かうにつれ、基部に向かって傾斜する。第2挟着部は、第2誘導部を含むとよい。第2誘導部は、第2楔部及び第2受部の側方、且つ、光路調整部が装着される第1光学機器支持部材の領域の外部に、第2楔部及び第2受部に向かうにつれ、基部に向かって傾斜する。
第1光学機器支持部材は、壁部と、第3楔部とを含むとよい。壁部は、貫通孔の内壁に設けられ、突出部を受ける。第3楔部は、貫通孔の内壁に設けられ、壁部から貫通孔の内方に向かって突出し、突出部を押圧する。
当該光電センサは、第2光学機器支持部材をさらに備えるとよい。第2光学機器支持部材は、第1光学機器支持部材に取り付けられ、前記基部の反対側から前記光路調整部を押さえる。
第1の態様に係る光電センサは、戻り光の光路の向きを所定の向きに変更する光路調整部を備える。これにより、投光部あるいは受光部の配置の自由度を高めることができる。さらに、当該光電センサは、戻り光以外の散乱光が光路調整部に入射することを抑止する第1遮光部と、第1遮光部の第1開口から光路調整部の第2屈折部に直接向かう光を遮断する第2遮光部とを備える。これにより、発光素子から発せられた光の一部が迷光として受光素子に入射することが抑止され、検出精度が向上する。
光電センサの全体構成図である。 センサヘッドを投受光部分側から見た外観斜視図である。 センサヘッドの内部構成図である。 絞り付近の拡大図である。 光路調整部の形状を表す図である。 光路調整部が第1光学機器支持部材に取り付けられた状態を表す図である。 光路調整部が第1光学機器支持部材から取り外された状態を表す図である。 図7に示された部材を矢印VIII方向から斜めに見下ろしたときの状態を表す図である。 図7に示された部材を矢印IX方向から斜めに見下ろしたときの状態を表す図である。 図7に示された部材にさらに第2光学機器支持部材が取り付けられた状態を表す図である。 図10における切断面線XI−XIから見た断面図である。
以下において、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
図1は、光電センサ1の全体構成図である。光電センサ1は、センサヘッド2と、ケーブル3と、回帰反射板5とを備える。
センサヘッド2は、平行光である検出光Aを発する。回帰反射板5はセンサヘッド2と対向して配置され、センサヘッド2から出射された検出光Aは回帰反射板5で反射して戻り光Bとなる。なお、検出光Aはたとえば可視光であるが、回帰反射板5によって回帰反射される光であればよく、その波長領域は特に限定されるものではない。センサヘッド2は、ケーブル3を介して駆動電圧が供給される。センサヘッド2は、この駆動電圧を受けて、検出光Aを発するとともに、戻り光Bの受光量を示す電気信号を生成する。センサヘッド2は、当該電気信号に基づいて物体の有無を検出したり、センサヘッド2での受光量を示す信号を出力したりする機能も有している。
回帰反射板5には多数のコーナキューブが配置されている。検出光Aは回帰反射板5の内部で反射し、最終的には戻り光Bとなる。戻り光Bは検出光Aと同じ軸方向の光であり、検出光Aの経路と平行な経路を検出光Aの進む向きと逆向きに進む。
光電センサ1は、センサヘッド2の受光量に基づいて物体の有無を検出する。測定対象物体6が検出光Aの光路上の検知領域7に位置しない場合、センサヘッド2から出た検出光Aは、回帰反射板5で反射して戻り光Bとなりセンサヘッド2に入射する。一方、測定対象物体6が検知領域7に位置する場合には、センサヘッド2からの検出光Aが測定対象物体6によって遮られるので、センサヘッド2が受ける戻り光Bの光量が減少する。測定対象物体6が検知領域7に位置するか否かによってセンサヘッド2の受光量が異なるので、その受光量から物体の有無を検出できる。センサヘッド2は、センサヘッド2から受光量を示す電気信号を受けて、たとえば、その受光量を所定の閾値と比較することによって検知領域7における測定対象物体6の有無を検出する。
光電センサ1は、投光路と受光路とがセンサヘッドの2の内部で光学素子により分離される同軸回帰反射型光電センサである。一方、回帰反射型光電センサには、投光路と受光路とを物理的に分離した2眼式のものもある。2眼式の回帰反射型光電センサの場合、そのセンサヘッドと回帰反射板との間隔が短くなると、回帰反射板で反射した光のうちの一部しか受光素子に入射しなくなることが起こりうる。一方、同軸回帰反射型の光電センサは、このような問題を回避することができるので、受光量の低下を回避できる。したがって、同軸回帰反射型の光電センサは、2眼式回帰反射型の光電センサよりも検出性能を高めることができる。
図2は、図1に示したセンサヘッド2を、その投受光部分側から見た外観斜視図である。図2を参照して、センサヘッド2は、ケース10と、窓部11と、保護カバー12とを備える。ケース10は、投光部、受光部等を格納するとともに、その投光部から発せられる検出光A、および受光部が受ける戻り光Bを通すための開口部を有する。
窓部11は、透光性部材(たとえば透明な樹脂)によって形成される。図示しないが、ケース10の内部には電源供給の有無および/または測定対象物体の有無を、点灯状態および消灯状態で表わす表示灯が設けられる。窓部11は、その表示灯の点灯状態および消灯状態をユーザに把握させるために設けられる。
保護カバー12は、ケース10に装着されて、ケース10の開口部を覆う。保護カバー12の内部には、ケース10の開口部に対応する箇所に設けられたレンズ24(図3参照)を備える。検出光Aはこの平面から出射され、戻り光Bはその平面に入射する。
図3は、センサヘッド2の内部構成図である。図3では、説明の便宜上、センサヘッド2の一部の部品の表示を省略している。また、図3は、説明の便宜上、全ての部品の断面形状を示している。センサヘッド2は、発光ダイオード20、フォトダイオード26、基板25、絞り19、ハーフミラー23、レンズ24、光路調整部40、及び、第1光学機器支持部材30を含む。第1光学機器支持部材30は、絞り19、ハーフミラー23、レンズ24、及び光路調整部40などの各種光学機器を支持する。第1光学機器支持部材30は、ケース10内部のガイドレール(図示せず)によって位置が固定される。第1光学機器支持部材30は、第1開口31、第1遮光部32、第1挟着部34、第2挟着部35、貫通孔36、第2開口37、及び、第2遮光部38を含む。
発光ダイオード20は、検出光Aを発する投光部として設けられている。図2及び図3中では、発光ダイオード20からの検出光Aの経路が実線の矢印によって示されている。発光ダイオード20は、検出光Aを発する発光ダイオードチップ21と、発光ダイオードチップ21を封止する透光性樹脂層22とを含む。
フォトダイオード26は、戻り光Bを受ける受光部として設けられている。図2及び図3中では、回帰反射板5(図1を参照)に反射され、フォトダイオード26に向かう戻り光Bの経路が点線の矢印によって示されている。フォトダイオード26は、基材27と、基材27の主表面に実装され、戻り光Bを受光するフォトダイオードチップ28と、基材27の主表面上でフォトダイオードチップ28を封止する透光性樹脂層29と、を含む。
発光ダイオード20と、フォトダイオード26とは、ともに表面実装部品として形成され、基板25の同一の主面に実装される。好ましくは、基板25は平板状に形成されている。つまり、発光ダイオード20と、フォトダイオード26とは、平面状の基板に配置される。
絞り19は、発光ダイオード20から発せられた検出光Aの広がりを制限し、検知領域7内のスポット径の大きさを制限する。絞り19は、発光ダイオード20とハーフミラー23との間に設けられている。より具体的には、絞り19は、発光ダイオード20に近接して配置されている。
図4は、絞り19付近の拡大図である。図4を参照すると、絞り19は、第1部分絞り17と第2部分絞り18とを含む。第1部分絞り17は、第2部分絞り18より発光ダイオード20から遠い位置に設けられる。第1部分絞り17は、第4開口17aを含む。第2部分絞り18は、第5開口18aを含む。第4開口17a及び第5開口18aは、好ましくは円形状であるがそれに限られない。第4開口17aの径は、第5開口18aの径より小さい。すなわち、第4開口17aの大きさは、第5開口18aの大きさより小さい。第4開口17a及び第5開口18aの形状が円形状である場合、その開口中心は発光ダイオード20からハーフミラー23に向けて進行する検出光Aの光軸と一致する。
第1開口31は、絞り19よりも大きい開口である。第1開口31は、絞り19に隣接して設けられる。第1開口31は、光路調整部40に近づくほど、開口の径が大きくなる略円錐台状の形状を有する。第1開口31の開口中心を結ぶ軸線は発光ダイオード20からハーフミラー23に向けて進行する検出光Aの光軸と一致する。さらに、第1開口31の開口中心を結ぶ軸線は、後述するレンズ24の光軸101と一致する。発光ダイオード20から発せられた検出光Aは、絞り19と第1開口31とを通過し、ハーフミラー23に到達する。
ハーフミラー23は、検出光Aと通過光Bのそれぞれ一部を透過し、一部を反射する。ハーフミラー23は、発光ダイオード20とレンズ24との間の検出光Aの光路上に設けられる。ハーフミラー23は、検出光Aの光路(投光路)と、戻り光Bの光路(受光路)とを分離する光路分離部である。
レンズ24は、発光ダイオード20から出射された検出光Aを検知領域7に集光する。レンズ24は、レンズ24の光軸となる中心軸101を有する。なお、レンズ24は、発光ダイオード20の少なくとも一点から発せられた光をレンズ24の光軸101と平行な方向に屈折させてもよい。本実施形態では、レンズ24は、検出光Aの進行方向に向かって膨らむ凸形状を有している。発光ダイオード20は、レンズ24と距離を隔てて向かい合っている。発光ダイオード20とレンズ24とは、対向して配置されている。
発光ダイオード20からの検出光Aは、絞り19、第1開口31、ハーフミラー23、及びレンズ24を介して検知領域7に向けて出射される。回帰反射板5で反射された戻り光Bは、レンズ24に入射し、ハーフミラー23に向けて出射する。レンズ24から出射された戻り光Bは、ハーフミラー23によって反射される。
ここで、レンズ24の光軸とハーフミラー23とのなす角αは、45度よりも少し大きな角度であるため、レンズ24の光軸を通り、ハーフミラー23へ入射する戻り光Bの光路と、当該光路上の戻り光Bがハーフミラー23によって反射される戻り光Bの光路とのなす角βは、90度より少し小さな角度である。
ハーフミラー23と光路調整部40との間には、第1遮光部32が設けられる。第1遮光部32は、ハーフミラー23によって反射される戻り光Bを通過させるための第3開口33を含む。つまり、ハーフミラー23によって反射される戻り光Bは、図中の破線で示したように、第1遮光部32に形成された第3開口33を通過し、光路調整部40に到達する。発光ダイオード20から発せられた光の一部がレンズ24から出射されず、光電センサ1内部で散乱されることにより生じる迷光が通過しうる開口は、第1遮光部32において第3開口33以外にない。したがって、第1遮光部32は、ハーフミラー23によって反射される戻り光B以外の散乱光(迷光)が光路調整部40に入射することを抑止する。なお、上述する角度βは、90度より少し小さな角度となるように、角度αが設定されている。したがって、角度βが90度とするのに比べて、レンズ24から反射されて戻ってくる迷光が第3開口を通過しにくくなるので、第3開口33を通過する迷光の量をさらに少なくすることができる。
第3開口33は、光路調整部40に近づくほど、開口の径が大きくなる略円錐台状の形状を有する。この形状は、絞り19の形状と対応している。第3開口33の開口中心を結ぶ軸線は、レンズ24の光軸を通ってハーフミラー23へ入射し、ハーフミラー23によって反射される戻り光Bの光軸と一致する。さらに、第3開口33の開口中心を結ぶ軸線は、後述する第1屈折部42の光軸102と一致する。第3開口33は、ハーフミラー23に対して、絞り19と対称な位置に設けられている。つまり、第3開口33は、ハーフミラー23の2つの面の中間を通る仮想面に対して、絞り19とほぼ面対称な位置に設けられている。別の言い方をすれば、レンズ24の光軸101上におけるハーフミラー23と絞り19との距離D1は、後述する第1屈折部42の光軸102上におけるハーフミラー23と第3開口33との距離D2と略等しい。これにより、第3開口33は、絞り19によって広がりが制限された検出光Aによる戻り光B以外の光をできるだけ通過させない。
光路調整部40は、第3開口33を通過した戻り光Bを所定の向きに変更する。光路調整部40は、第1屈折部42と反射部43と第2屈折部44とを含む主要部41を有している。第1屈折部42は、ハーフミラー23からの戻り光Bを平行光に変換する。つまり、第1屈折部42は、第3開口33を通過した戻り光Bを平行光に変換する。反射部43は、平面状に形成され、第1屈折部42からの平行光を所定の向きに反射する。第2屈折部44は、反射部43からの平行光をフォトダイオード26へ向けて集光させる。したがって、フォトダイオード26は、光路調整部40からの戻り光Bを受けることとなる。なお、上述する所定の向きは、好ましくは、レンズ24の光軸に対して平行な向きである。
第1屈折部42及び第2屈折部44は、レンズの機能を有する。第1屈折部42は、レンズの光軸となる中心軸102を有する。第2屈折部44は、レンズの光軸となる中心軸103を有する。第1屈折部42の光軸102と、第2屈折部44の光軸103とのなす角γは、90度未満である。また、好ましくは、第2屈折部44の光軸103は、レンズ24の光軸101と平行である。
反射部43は、第1屈折部42からの平行光を全反射する。このため、角γに基づく反射部43に対する当該平行光の入射角(γ/2)は、反射部43で第1屈折部42からの平行光が全反射するための臨界角θより大きい。臨界角θは、スネルの法則より、光路調整部40の材質の屈折率と空気の屈折率から規定される。したがって、光路調整部40の材質がポリカーボネートであるとき、角γは80度以上であることが好ましい。反射部43が第1屈折部42からの平行光を全反射することによって、光路調整部40は、ハーフミラー23からの戻り光Bを、効率よくフォトダイオード26に導くことができる。
光路調整部40は、第1挟着部34、第2挟着部35、及び貫通孔36に圧入され、第1光学機器支持部材30と、後述する第2光学機器支持部材70とで挟み込むことによって固定される。光路調整部40の固定方法の詳細は後述する。
第2屈折部44とフォトダイオード26との間であって、フォトダイオードチップ28に近接して、第2開口37が形成されている。第2開口37は、好ましくは円形状であり、その開口中心は、第2屈折部44の光軸103と重なる。第2屈折部44によって集光された戻り光Bは、第2開口37を通って、フォトダイオード26に向かう。フォトダイオード26に照射される戻り光Bの領域は、第2開口37によって規定されている。
第2遮光部38は、光路調整部40に近接している。第2遮光部38は、第2屈折部44の側方、且つ、第1屈折部42の側方に設けられる。第2遮光部38が光路調整部40の角部45と接触しないように、第2遮光部38には、角部45に対応する窪み39が設けられている。第2遮光部38は、第3開口33から第2屈折部44に直接向かう光の光路上に設けられる。したがって、第2遮光部38は、第3開口33から第2屈折部44に直接向かう迷光を遮断する。この迷光は、例えば、発光ダイオード20から出た光のうち、ハーフミラー23において反射され、第1光学機器支持部材30によって拡散反射されたことによって、第3開口33に向かう光である。あるいは、この迷光は、例えば、発光ダイオード20から出てハーフミラー23に入射した光のうち、ハーフミラー23を透過せず、ハーフミラー23内部で反射を繰り返し、その後、ハーフミラー23から出て第3開口33に向かう光である。このような迷光が第2屈折部44の曲面で鏡面反射すると、迷光の強度が弱まることなく、フォトダイオード26に入射されることとなる。第2遮光部38は、このような第2屈折部44の曲面での迷光の鏡面反射を抑止する。したがって、強度の強い迷光がフォトダイオード26に入射されることが抑止され、フォトダイオード26における戻り光Bの検出精度が向上する。
つぎに、光路調整部40の形状の詳細について説明する。図5は、光路調整部40の形状を表す図である。図5(a)は、光路調整部40の上面図である。図5(b)は、光路調整部40の正面図である。図5(c)は、光路調整部40の底面図である。図5(a)〜図5(c)では、それぞれ対応するものに同じ符号を付している。光路調整部40は、上述する主要部41以外に、第1取付部46、第2取付部47、下突出部48、第1上突出部50、及び第2上突出部51を含む。主要部41、第1取付部46、第2取付部47、下突出部48、第1上突出部50、及び第2上突出部51は、樹脂の射出成形により一体的に形成されている。これにより、光路調整部40を第1光学機器支持部材30に取り付ける作業が容易となる。
主要部41は、上述するように、第1屈折部42、反射部43、第2屈折部44を含む。主要部41は、第1屈折部42の光軸102と第2屈折部の光軸103とを含む第1平面に対して垂直な向きから見たときに略三角形状の形状を有する。つまり、図3においては、第1平面は、紙面に相当する。したがって、図5(a)と図5(c)は、第1平面に対して垂直な向きから光路調整部40を見た図に相当する。図5(a)では、この三角形の3つの頂点をA、B、Cと表示している。図5(c)では、3つの頂点をA’、B’、C’と表示している。なお、頂点A、A’は、図3に示す角部45に相当する。
第1取付部46、第2取付部47は、上述する三角形の頂点のうち、第2遮光部38に最も近い頂点A(A’)を除く2つの頂点B、C(B’、C’)により形成された辺に沿って、主要部41の外側に向かって伸びている。第1取付部46及び第2取付部47は、光路調整部40の向きを固定するために設けられている。図6は、光路調整部40が第1光学機器支持部材30に取り付けられた状態を表す図である。図6では、第1光学機器支持部材30に隠れる主要な光学系の部材を点線で表示している。図6を参照すると、第1取付部46は、第1挟着部34によって狭着されている。第2取付部47は、第2挟着部35によって狭着されている。第2取付部47は、後述する第2楔部351(図7及び図9参照)と係合するための突起52を含んでいる。図5から明らかなように、第1取付部46は第2取付部47よりも長い。このように、光路調整部40を固定するための第1取付部46と第2取付部47とが主要部41から離して設けられることによって、光路調整部40の傾き及び位置きめの誤差を小さくすることができる。
下突出部48は、主要部41から第1平面に対して垂直な向きに突出する。すなわち、図5(b)において、下突出部48は、主要部41から下方に突出する。下突出部48は、辺BCの中央(図5(c)では、点P’に相当)から第1取付部46の方に少しずれた位置から突出している。図3及び図6に示すように、下突出部48は、貫通孔36に差し込まれる。
第1上突出部50及び第2上突出部51は、下突出部48が突出する主要部41の側面と反対の側面から第1平面に対して垂直な向きに突出する。すなわち、図5(b)において、下突出部48は、主要部41から上方に突出する。第1上突出部50及び第2上突出部51は、辺BCの中央(図5(a)では、点Pに相当)位置近傍から突出している。第1上突出部50は、光路調整部40が射出成形される際に樹脂の注入口となっていた箇所である。第2上突出部51は、後述する第2光学機器支持部材70と当接する。
つぎに、光路調整部40を取り付けるための部材の詳細について説明する。図7は、光路調整部40が第1光学機器支持部材30から取り外された状態を表す図である。図7では、第1光学機器支持部材30に隠れる主要な光学系の部材を点線で表示している。図8は、図7に示された部材を矢印VIII方向から斜めに見下ろしたときの状態を表す図である。図9は、図7に示された部材を矢印IX方向から斜めに見下ろしたときの状態を表す図である。
図7を参照すると、第1光学機器支持部材30は、主要部41を受けるための平面状の基部30aを含む。図7では、光路調整部40が第1光学機器支持部材30と接する領域を領域400として点線で図示している。したがって、光路調整部40が第1光学機器支持部材30に取り付けられる際には、基部30aは主要部41と接する。
図6〜図8を参照すると、第1挟着部34は、第1楔部341、第1受部342、及び、第1誘導部343を含む。図6に示すように、第1楔部341は、第1取付部46を押圧する。第1受部342は、第1取付部46を受けるための平面である。
図8を参照すると、第1楔部341は、第1柱状部346と第1錐台部347とを含む。第1柱状部346は、略三角柱状の部材である。第1柱状部346のうち、第1光学機器支持部材30と当接する角の部分は、丸くなるように形成されている。第1柱状部346は、基部30aから基部30aに対して垂直な方向に伸びる。第1錐台部347は、略三角錐台状の部材である。第1錐台部347のうち、第1光学機器支持部材30と当接する角の部分は、丸くなるように形成されている。第1錐台部347は、基部30aから第1柱状部346が伸びる方向に向かって第1柱状部346から伸びる。第1楔部341が、第1錐台部347を有することによって、光路調整部40の取り付け時に、光路調整部40が第1受部342と接するように誘導される。したがって、光路調整部40の取り付けが容易となる。また、光路調整部40が固定される際に第1柱状部346及び第1錐台部347の先端の一部が潰れることによって、第1柱状部346及び第1錐台部347が光路調整部40を第1受部342に押し付けるように押圧する。これによって、第1挟着部34は、光路調整部40を挟着することができる。
第1誘導部343は、第1楔部341及び第1受部342の側方、且つ、光路調整部40が装着される第1光学機器支持部材30の領域400の外部に、第1楔部341及び第1受部342に向かうにつれ、基部30aに向かって傾斜する。これにより、光路調整部40の取り付け時に、光路調整部40が正しい装着位置400に誘導される。したがって、光路調整部40の取り付けが容易となる。
図6、図7及び図9を参照すると、第2挟着部35は、第2楔部351、第2受部352、及び、第2誘導部353を含む。図6に示すように、第2楔部351は、第2取付部47を押圧する。第2受部352は、第2取付部47を受けるための平面である。
図9を参照すると、第2楔部351は、第2柱状部356と第2錐台部357とを含む。第2柱状部356は、略三角柱状の部材である。第2柱状部356のうち、第1光学機器支持部材30と当接する角の部分は、丸くなるように形成されている。第2柱状部356は、基部30aから基部30aに対して垂直な方向に伸びる。第2錐台部357は、略三角錐台状の部材である。第2錐台部357のうち、第1光学機器支持部材30と当接する角の部分は、丸くなるように形成されている。第2錐台部357は、基部30aから第2柱状部356が伸びる方向に向かって第2柱状部356から伸びる。第2楔部351が、第2錐台部357を有することによって、光路調整部40の取り付け時に、光路調整部40が第2受部352と接するように誘導される。したがって、光路調整部40の取り付けが容易となる。また、光路調整部40が固定される際に第2柱状部356及び第2錐台部357の先端の一部が潰れることによって、第2柱状部356及び第2錐台部357が光路調整部40を第2受部352に押し付けるように押圧する。これによって、第1挟着部34は、光路調整部40を挟着することができる。
第2誘導部353は、第2楔部351及び第2受部352の側方、且つ、光路調整部40が装着される第1光学機器支持部材30の領域400の外部に、第2楔部351及び第2受部352に向かうにつれ、基部30aに向かって傾斜する。これにより、光路調整部40の取り付け時に、光路調整部40が正しい装着位置400に誘導される。したがって、光路調整部40の取り付けが容易となる。
図7及び図8を参照すると、第1光学機器支持部材30は、壁部361と第3楔部362とをさらに含む。壁部361及び第3楔部362は、貫通孔36の内壁に設けられる。壁部361は、下突出部48を受けるための平面である。具体的には、光路調整部40が貫通孔36に挿入される際に、壁部361は、図5に示す下突出部48の第1側面53と当接する。第3楔部362は、壁部361から貫通孔36の内方に向かって突出する。第3楔部362は、下突出部48を押圧する。具体的には、第2楔部351は、光路調整部40が貫通孔36に挿入される際に、第2楔部351は、図5に示す下突出部48の第2側面54と当接する。光路調整部40が貫通孔36に挿入される際に、第2楔部351の先端の一部が潰れることによって、光路調整部40を壁部361に押し付けるように第2側面54を押圧する。以上のように、貫通孔36の内壁によって、光路調整部40が固定される。したがって、光路調整部40は、第1挟着部34、第2挟着部35、貫通孔36の3箇所で固定される。なお、図5に示すように、下突出部48を貫通孔36に挿入しやすくするために、第1側面53、第2側面54のそれぞれに、テーパー(taper)53a、54aが形成されている。
図10は、図7に示された部材にさらに第2光学機器支持部材70が取り付けられた状態を表す図である。図11は、図10における切断面線XI−XIから見た断面図である。図10では、光路調整部40の外形を点線で図示している。図10において、第2光学機器支持部材70に設けられたねじ貫通孔71は、図7のねじ孔72に対応する位置に設けられており、孔71にねじが挿入され、ねじが孔72に螺入されることによって、第2光学機器支持部材70は、第1光学機器支持部材30に取り付けられる。第2光学機器支持部材70は、第1上突出部50に対応した孔75が設けられている。図11に示されるように、第1上突出部50は、孔75に挿入されている。第2光学機器支持部材70は、孔75の周辺に段部73、74を有している。段部73、74が第2上突出部51と当接することによって、第2光学機器支持部材70は、光路調整部40を押さえる。すなわち、図11に示すように、第2光学機器支持部材70は、基部30aの反対側から光路調整部40を押さえる。これによって、光路調整部40は、第1挟着部34、第2挟着部35、貫通孔36から抜けないように固定される。
つぎに、本実施形態に係る光電センサ1の効果について説明する。光電センサ1は、戻り光Bの光路の向きを所定の向きに変更する光路調整部40を備える。これにより、発光ダイオード20あるいはフォトダイオード26の配置の自由度を高めることができる。さらに、光電センサ1は、戻り光B以外の散乱光が光路調整部40に入射することを抑止する第1遮光部32と、第1遮光部32の第3開口33から光路調整部40の第2屈折部44に直接向かう光を遮断する第2遮光部38とを備える。これにより、発光ダイオード20から発せられた光の一部が迷光としてフォトダイオード26に入射することが抑止され、検出精度が向上する。
さらに、レンズ24の光軸とハーフミラー23とのなす角αは、45度よりも大きい。または、第1屈折部42の光軸102と、第2屈折部44の光軸103とのなす角γは、90度未満である。これにより、レンズ24から反射されて戻ってくる迷光が第3開口を通過しにくくなるため、第3開口33を通過する迷光の量をさらに少なくすることができる。
角γに基づく反射部43に対する当該平行光の入射角(γ/2)は、反射部43で第1屈折部42からの平行光が全反射するための臨界角θより大きい。これにより、光路調整部40は、ハーフミラー23からの戻り光Bを、効率よくフォトダイオード26に導くことができる。
発光ダイオード20と、フォトダイオード26とは、平面状の基板に配置される。これにより、センサヘッド2を小型化することができる。また、発光ダイオード20またはフォトダイオード26の配線を短くすることができるので、製造工数の削減、製造コストの低減を行うことができる。
第2屈折部44の光軸103は、レンズ24の光軸101と平行である。これにより、発光ダイオード20及びフォトダイオード26の少なくとも一方を傾けて配置する必要がないため、基板上の実装が容易である。
第3開口33は、ハーフミラー23に対して、絞り19と対称な位置に設けられている。これにより、第3開口33は、絞り19によって広がりが制限された検出光Aによる戻り光B以外の光をできるだけ通過させない。よって、第3開口33を通過する迷光の量をさらに少なくすることができる。
絞り19は、第1部分絞り17と第2部分絞り18とを含む。第1部分絞り17は、第2部分絞り18より発光ダイオード20から遠い位置に設けられる。第1部分絞り17の第4開口17aの大きさは、第2部分絞り18の第5開口18aの大きさより小さい。さらに、第3開口33は、光路調整部40に近づくほど、開口の径が大きくなる略円錐台状の形状を有する。この形状は、絞り19の形状と対応している。これにより、第3開口33は、絞り19によって広がりが制限された検出光Aによる戻り光B以外の光をさらにできるだけ通過させない。よって、第3開口33を通過する迷光の量をさらに少なくすることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上述の実施形態では、第1部分絞り17の開口の形状と第2部分絞り18の開口の形状とが同じで開口の大きさのみが異なる場合を例示しているが、第1部分絞り17の開口の形状と第2部分絞り18の開口の形状とが異なる形状であってもよい。また、発光ダイオード20の位置から見て、第2部分絞り18の開口の全体が第1部分絞り17の開口から見える形状でなくてもよい。つまり、発光ダイオード20の位置から見て、第2部分絞り18の開口の一部が第1部分絞り17の開口の外にあってもよい。
絞り19は、開口の大きさが連続的に変化するものであってもよい。
光電センサ1は、絞り19と発光ダイオード20との間には、検出光Aを絞り19に向けて集光する集光手段をさらに備えてもよい。この集光手段は、例えば、レンズ、反射鏡などがある。これによって、絞り19を通過する検出光Aの強度を高くすることができるので、発光ダイオード20から発する光の利用効率を高めることができる。
本発明によれば、投光部あるいは受光部の配置の自由度を高めることが可能で、且つ、検出精度に優れた光電センサを提供することができる。
1 光電センサ
7 検知領域
17 第1部分絞り
17a 第4開口(請求項では第2開口)
18 第2部分絞り
18a 第5開口(請求項では第3開口)
19 絞り
20 発光ダイオード(投光部)
23 ハーフミラー(光路分離部)
24 レンズ
25 基板
26 フォトダイオード(受光部)
30 第1光学機器支持部材
30a 基部
32 第1遮光部
33 第3開口(請求項では第1開口)
34 第1挟着部
341 第1楔部
342 第1受部
343 第1誘導部
346 第1柱状部
347 第1錐台部
35 第2挟着部
351 第2楔部
352 第2受部
353 第2誘導部
356 第2柱状部
357 第2錐台部
36 貫通孔
361 壁部
362 第3楔部
40 光路調整部
41 主要部
42 第1屈折部
43 反射部
44 第2屈折部
46 第1取付部
47 第2取付部
48 下突出部
70 第2光学機器支持部材
101 レンズの光軸
102 第1屈折部の光軸(第1光軸)
103 第2屈折部の光軸(第2光軸)
A 検出光
B 戻り光

Claims (15)

  1. 検出光を発する投光部と、
    前記投光部から出射された前記検出光を検知領域に集光するレンズと、
    前記投光部と前記レンズとの間の前記検出光の光路上に設けられて、前記検出光の光路と、前記検出光が外部で反射されて戻ってきた光である戻り光の光路とを分離する光路分離部と、
    第1屈折部と反射部と第2屈折部とを含み、前記戻り光の光路の向きを所定の向きに変更する光路調整部と、
    前記光路調整部からの前記戻り光を受ける受光部と、
    前記戻り光を通過させるための第1開口を含み、前記戻り光以外の散乱光が前記光路調整部に入射することを抑止する第1遮光部と、
    前記第1開口から前記第2屈折部に直接向かう光の光路上に設けられる第2遮光部と、
    を備え、
    前記第1屈折部は、前記光路分離部からの前記戻り光を平行光に変換し、
    前記反射部は、前記第1屈折部からの前記平行光を前記所定の向きに反射し、
    前記第2屈折部は、前記反射部からの前記平行光を前記受光部へ向けて集光させ、
    前記第1遮光部は、前記光路分離部と前記光路調整部との間に設けられる、
    光電センサ。
  2. 前記レンズの光軸と前記光路分離部とのなす角は、45度より大きい、請求項1に記載の光電センサ。
  3. 前記第1屈折部及び前記第2屈折部はレンズの機能を有し、
    前記第1屈折部の第1光軸と前記第2屈折部の第2光軸とのなす第1角は、90度未満である、
    請求項2に記載の光電センサ。
  4. 前記第1角に基づく前記反射部に対する入射角は、前記光路調整部の材質の屈折率から規定される、前記反射部で前記平行光が全反射するための臨界角より大きい、請求項3に記載の光電センサ。
  5. 前記投光部と前記受光部とは、平面状の基板に配置される、
    請求項3に記載の光電センサ。
  6. 前記レンズの光軸と前記第2光軸とは平行である、
    請求項5に記載の光電センサ。
  7. 前記投光部と前記光路分離部との間に設けられる絞りをさらに備え、
    前記第1開口は、前記光路分離部に対して前記絞りと対称な位置に設けられる、請求項1から6のいずれかに記載の光電センサ。
  8. 前記絞りは、第1部分絞りと第2部分絞りを含み、
    前記第1部分絞りは、前記第2部分絞りより前記投光部から遠い位置に設けられ、
    前記第1部分絞りは、第2開口を含み、
    前記第2部分絞りは、第3開口を含み、
    前記第2開口の大きさは、前記第3開口の大きさより小さく、
    前記第1開口は、前記光路調整部に近づくほど、開口の径が大きくなる円錐台状の形状を有する、請求項7に記載の光電センサ。
  9. 前記光路調整部は、
    前記第1光軸と前記第2光軸とを含む第1平面に対して垂直な向きから見たときに三角形状の形状を有する主要部と、
    前記光路調整部の向きを固定するための第1取付部及び第2取付部と、
    を含み、
    前記主要部は、前記第1屈折部と前記第2屈折部と前記反射部とを含み、
    前記第1取付部及び前記第2取付部は、前記三角形の頂点のうち、前記第2遮光部に最も近い頂点を除く2つの頂点から、前記2つの頂点により形成された辺に沿って前記主要部の外側に向かって伸びる、
    請求項4に記載の光電センサ。
  10. 第1光学機器支持部材をさらに備え、
    前記光路調整部は、前記第1平面に対して垂直な向きに突出する突出部をさらに含み、
    前記第1光学機器支持部材は、前記突出部が差し込まれる貫通孔を含み、
    前記貫通孔の内壁によって、前記突出部が固定される、
    請求項9に記載の光電センサ。
  11. 前記主要部と前記第1取付部と前記第2取付部と前記突出部とは一体的に形成される、
    請求項10記載の光電センサ。
  12. 前記第1光学機器支持部材は、
    前記主要部を受ける基部と、
    前記第1取付部を挟着する第1挟着部と、
    前記第2取付部を挟着する第2挟着部と、
    を含み、
    前記第1挟着部は、
    前記第1取付部を押圧する第1楔部と、
    前記第1取付部を受ける第1受部と、
    を含み、
    前記第2挟着部は、
    前記第2取付部を押圧する第2楔部と、
    前記第2取付部を受ける第2受部と、
    を含み、
    前記第1楔部は、
    前記基部から前記基部に対して垂直な方向に伸びる、柱状の第1柱状部と、
    前記基部から前記第1柱状部が伸びる方向に向かって前記第1柱状部から伸びる、錐台状の第1錐台部と、
    を含み、
    前記第2楔部は、
    前記基部から前記基部に対して垂直な方向に伸びる、柱状の第2柱状部と、
    前記基部から前記第2柱状部が伸びる方向に向かって前記第2柱状部から伸びる、錐台状の第2錐台部と、
    を含む、請求項10に記載の光電センサ。
  13. 前記第1挟着部は、前記第1楔部及び前記第1受部の側方、且つ、前記光路調整部が装着される前記第1光学機器支持部材の領域の外部に、前記第1楔部及び前記第1受部に向かうにつれ、前記基部に向かって傾斜する第1誘導部を含み、
    前記第2挟着部は、前記第2楔部及び前記第2受部の側方、且つ、前記光路調整部が装着される前記第1光学機器支持部材の領域の外部に、前記第2楔部及び前記第2受部に向かうにつれ、前記基部に向かって傾斜する第2誘導部を含む、
    請求項12に記載の光電センサ。
  14. 前記第1光学機器支持部材は、
    前記貫通孔の内壁に設けられ、前記突出部を受ける壁部と、
    前記貫通孔の内壁に設けられ、前記壁部から前記貫通孔の内方に向かって突出し、前記突出部を押圧する第3楔部と、を含む、請求項13に記載の光電センサ。
  15. 前記第1光学機器支持部材に取り付けられ、前記基部の反対側から前記光路調整部を押さえる第2光学機器支持部材をさらに備える、請求項14に記載の光電センサ。
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