JP5128232B2 - 反射型光電センサ - Google Patents

反射型光電センサ Download PDF

Info

Publication number
JP5128232B2
JP5128232B2 JP2007268823A JP2007268823A JP5128232B2 JP 5128232 B2 JP5128232 B2 JP 5128232B2 JP 2007268823 A JP2007268823 A JP 2007268823A JP 2007268823 A JP2007268823 A JP 2007268823A JP 5128232 B2 JP5128232 B2 JP 5128232B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
lens
light receiving
emitting element
light emitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007268823A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009099345A (ja
Inventor
竜 秋元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Azbil Corp
Original Assignee
Azbil Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Azbil Corp filed Critical Azbil Corp
Priority to JP2007268823A priority Critical patent/JP5128232B2/ja
Publication of JP2009099345A publication Critical patent/JP2009099345A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5128232B2 publication Critical patent/JP5128232B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)
  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)

Description

本発明は、照射光の強度を高めてその検出距離を延ばすことのできる安価で簡易な構成の反射型光電センサに関する。
反射型光電センサは、検出対象領域(センシングエリア)に向けて光を照射する投光部と、この投光部から照射した光の反射光を受光する受光部とを備えて構成される。そして前記検出対象領域における物体の有無の検出は、前記受光部にて反射光が受光されるか否かを判定することによって行われる。ちなみに反射型光電センサにおける投光部は、発光ダイオード(LED)等の発光素子から発せられた光を集光して照射する投光レンズを備えて構成される。また前記反射型光電センサにおける受光部は、反射体により反射された光を受光レンズを用いて集光してフォトダイオード(PD)等の受光素子に導くように構成される。そして反射型光電センサは上記投光部と受光部とを同一方向に向け、横並びに設けて一体化した構造を有する(例えば特許文献1,2を参照)。
ところで反射型光電センサにおいては、一般的に発光素子における発光面の面積と受光素子における受光領域の面積とが異なることもあって、投光部および受光部の各光学系として互いに異なる光学特性が要求される。具体的には前記投光部の光学系には、発光素子から発せられた光を効率的に集光し、ビーム状に絞り込んで照射する光学特性が要求される。これに対して受光部の光学系には、反射光に拡がりが生じた場合であってもその必要な反射光成分を確実に集光し、受光素子における受光領域の全体に亘って均一に導く光学特性が要求される。更に受光部には、迷光の影響を受けることなく上記反射光を確実に検出し得ることが要求される。
このような要求を満たすべく従来一般的には、例えば投光レンズと受光レンズの形状、特にその厚みを異ならせたり、或いは特許文献1に示されるように光電センサの前面に並べて設けられる投光レンズおよび受光レンズに対する発光素子および受光素子の取り付け位置を、その光軸方向に異ならせるようにしている。また従来においては、特許文献1,2にそれぞれ示されるように投光レンズおよび受光レンズとして、専ら、片凸レンズを用い、その平面側を光電センサの外側に向けて配置することで光電センサの表面(前面)に凹凸ができることを避け、これによって光電センサの投受光面をなす前面側の清掃の容易化を図っている。
実用新案登録第2566878号公報 特公平6−93521号公報
しかしながら上述した従来構造の反射型光電センサにおいては、例えば形状(厚み)の異なる2種類のレンズを用いたり、或いは光電センサの前面に並べて設けられる投光レンズおよび受光レンズに対する発光素子および受光素子の取り付け位置を、各レンズの焦点距離に合わせてその光軸方向にずらすようにしている。この場合、発光素子および受光素子を同一基板上に並べて配置することができないので、その構造が複雑化して製造コストが掛かることが否めない。しかも片凸レンズの平面側を外側に向けて配置しているので、その集光効率が悪いと言う問題があった。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、その目的は、照射光の強度を高めてその検出距離を延ばすことのできる安価で簡易な構成の反射型光電センサを提供することにある。
上述した目的を達成するべく本発明に係る反射型光電センサは、発光素子から発せられた光を集光して照射する投光レンズを備えた投光部と、この投光部から照射されて反射体により反射された光を集光して受光素子に導く受光レンズを備えた受光部とを並べて設けたものであって、
特に前記発光素子および受光素子を同一方向に向けて同一基板上に並べて設けると共に、これらの発光素子および受光素子にそれぞれ対向配置される前記投光レンズおよび受光レンズとして同一形状のレンズを用い、これらの投光レンズおよび受光レンズを前記発光素子および受光素子からの距離を互いに異ならせて設けたことを特徴としている。
好ましくは同一形状の前記投光レンズおよび受光レンズは非球面片凸レンズであって、その凸面を前記発光素子および受光素子とは反対側(外側)に向けて設ける。ちなみに前記非球面片凸レンズは、楕円の短軸をレンズ中心とした断面形状を有する楕円面レンズからなる。また前記受光素子としては、前記発光素子の発光面よりも大きい受光面を備えたものが好適である。尚、前記投光レンズおよび受光レンズについては、前記発光素子および受光素子を並べて設けたセンサ本体に光ファイバを介して接続されるセンサヘッドに設けられ、上記光ファイバを介して前記発光素子および受光素子にそれぞれ光学的に対向配置されるものであっても良い。
上記構成の反射型光電センサによれば、投光レンズおよび受光レンズとして同一形状のレンズを用いるので、レンズの製作に要する経費を軽減し、以てその製造コストを軽減することができる。また発光素子および受光素子を同一基板上に同一方向に向けて並べて設けるだけなので、反射型光電センサの筐体(ケーシング)に対する前記発光素子および受光素子の組み付けが容易であり、その組み付け構造自体の簡素化を図ることができる。従ってこの点でも反射型光電センサの製造コストの低減を図ることができる。そしてこれらの発光素子および受光素子に対して、前記投光レンズおよび受光レンズを異なる位置に設けるだけなので、投光系および受光系に所要とする光学特性を容易に持たせることが可能となり、反射型光電センサとして必要な性能を容易に確保することが可能となる。
特に投光レンズおよび受光レンズとして片凸レンズを用いる場合であっても、その凸面を前記発光素子および受光素子とは反対側(外側)に向けて設けるので、換言すれば片凸レンズの平面を前記発光素子および受光素子側に向けて配置するので、レンズの外周部におけるケラレを防いで発光素子からの光を効率的に集光し、また反射光を効率的に受光素子に導くことが可能となる。そして発光素子からの光の集光効率を高めた分、投光部から照射される光の強度(明るさ)を高めることができるので、光電センサとしての検出距離を伸ばすことができる等の効果が奏せられる。
尚、反射型光電センサの前面(投受光面)には一般的には透明板からなる保護カバーが設けられるので、投光レンズおよび受光レンズの配置位置の異なりによる凹凸、また片凸レンズの凸面を外側に向けたことによる凹凸は殆ど問題となることはなく、その前面(投受光面)の清掃を容易に行い得る。従って投光レンズおよび受光レンズの配置位置を異ならせたことによって、反射型光電センサの筐体(ケーシング)構造が複雑化する虞も殆どなく、従って反射型光電センサの構成の簡素化とその製作コストの低減を容易に図り得る等の実用上多大なる効果が奏せられる。
以下、本発明の一実施形態に係る反射型光電センサについて、その要部概略構成を模式的に示す図1を参照して説明する。
この反射型光電センサは、リフレクタを備えた検出対象物(反射体)に向けて平行光線束を照射し、上記リフレクタによる反射光を受光する回帰反射型の光電センサとして好適なものであって、基本的には検出対象領域に向けて光を照射する投光部10と、この投光部10から照射され、図示しない反射体により反射された光を受光する受光部20とを並べて、箱形のケーシング(筐体)30に一体に組み込んだ構造をなす。
ちなみに上記投光部10は、発光ダイオード(LED)等の発光素子11と、この発光素子11から発せられた光を集光して照射する投光レンズ12とを備えて構成される。また前記受光部20は、フォトダイオード(PD)等の受光素子21と、反射体(検出対象物;リフレクタ)により反射された光を集光して上記受光素子21に導く受光レンズ22とを備えて構成される。そして前記ケーシング30は、例えば筒型のケース本体31と、このケース本体31の内部にその軸方向に沿って設けた隔壁体32とを備え、隔壁体32にてケース本体31の内部空間を2分して、その一方を前記投光部10の組み込み領域、他方を前記受光部20の組み込み領域として並べて形成した構造を有する。
このような構造のケーシング30(ケース本体31)の開口された一端には、その開口部を閉塞してプリント基板33が装着される。このプリント基板33上に、前述した発光素子11および受光素子21が、その発光面(発光領域)および受光面(受光領域)の向きを一方向を揃えて横並びに搭載される。従って前記発光素子11および受光素子21は、これらを搭載したプリント基板33を前記ケーシング30(ケース本体31)の一端部に装着することで該ケーシング30の内部空間を通して、その反対側の開口端から外部空間を光学的に指向する。
また前記プリント基板33の装着部とは反対側である前記ケーシング30(ケース本体31)の他端側には、前述した投光レンズ12および受光レンズ22がそれぞれ装着されるようになっている。ちなみにこれらの各レンズ12,22は、互いに同一形状の凸レンズ、具体的には一方のレンズ面を所定の曲率半径r1の凸面とし、他方を上記曲率半径r1に比較して十分に大きい曲率半径r2(≫r1)を有するレンズ面とした片凸レンズからなる。尚、ここでは上記曲率半径の小さいレンズ面を片凸レンズにおける凸面(凸面側)と称し、また曲率半径が大きいが故に上記凸明に比較して略平面と看做し得るレンズ面を前記片凸レンズにおける平面(平面側)と称して説明する。
好ましくは上記各レンズ12,22は、一方のレンズ面を楕円の短軸をレンズ中心とした断面形状をなす楕円面とし、他方のレンズ面を平面とした非球面片凸レンズからなる。特にこれらの投光レンズ12および受光レンズ22は、その凸面を外側に向けて、且つ前記発光素子11および受光素子21からの距離を互いに異ならせて前記ケーシング30にそれぞれ組み付けられている。
より具体的には前述した非球面片凸レンズからなる投光レンズ12は、その平面側を前記発光素子11に対峙させて設けられる。特にこの投光レンズ12は、前記発光素子11から所定の拡がり角を以て発せられる光の全てを効率的に受け、これを集光して所定幅の光線束として絞り込み得る位置、つまり発光素子11の発光面からさほど離れることのない位置に設けられる。
これに対して前記投光レンズ12と同じ形状の非球面片凸レンズからなる受光レンズ22は、その平面側を前記受光素子21に対峙させて設けられる。特にこの受光レンズ22は、前記投光部10から照射されて図示しない反射体により反射された光(反射光)を、前記発光素子11の発光面よりも大きい受光面を有する受光素子21に効率的に導くように、つまり受光素子21がその受光面の全てにおいて前記反射光を高効率に受光し得るように、前記受光素子21から或る程度の距離を隔てて設けられる。
即ち、投光レンズ11および受光レンズ21は、前述したようにプリント基板33に搭載されて同一平面位置に並べて設けた前記発光素子11および受光素子21に対して、その光学面(発光面および受光面)からの距離を光軸方向に異ならせて設けられており、いわゆるレンズ面位置を異ならせて前記ケーシング30にそれぞれ組み付けられている。
尚、前述した投光レンズ12の取り付け位置については、例えば発光素子11の発光領域を点光源と看做し得る場合には、該投光レンズ12の焦点距離fだけ前記発光素子11から離れた位置に設けることを意味し、これによって発光素子11から発せられた光を略平行光束に絞り込んで照射する光学系を構築することを指す。また前述した受光レンズ22の取り付け位置については、一般的に受光素子21の受光面(受光領域)が或る大きさ(面積)を有するので、例えば該受光レンズ22の焦点距離fよりも長い距離(f+α)だけ、前記受光素子21から離れた位置に設けることを意味する。そして受光レンズ22を介して集光される反射光に、いわゆるボケを与えることでその光断面積を拡げ、前記受光素子21の受光面の全域に前記反射光を均一に導くことができ、またその光軸方向から若干ずれた向きから到来する光についても前記受光面に確実に導くことのできる光学系を構築することを指す。
かくして上述した如く構成された反射型光電センサによれば、投光レンズ21および受光レンズ22として同一形状の非球面片凸レンズを用いているので、レンズの製作に要する経費を軽減し、以てその製造コストを軽減することができる。特にその凸面が楕円面をなす非球面片凸レンズを採用しているので、レンズ周辺部での集光特性を十分に高くすることができる。従ってレンズ12,22の全領域を有効に活用して発光素子11からの光を効率良く絞り込んで照射し、また反射光を効率的に集光して受光素子21に導くことができる。
しかも前述したようにレンズ面を非球面化した分、投光レンズ21および受光レンズ22に要求されるレンズ性能を確保しながら、一般的な球面レンズに比較して該レンズの厚みを薄くすることができる。そしてレンズの厚みを薄くした分、レンズ内部での内面反射を抑えることができるので、特に受光素子21に対する迷光による悪影響を大幅に軽減し、受光部の検出感度を高めることが可能となる。
また発光素子11および受光素子21を1枚のプリント基板33上に同一方向に向けて並べて設けるだけなのでその取り付けが容易であり、発光素子11および受光素子21の駆動回路を前記プリン基板33上に実装する場合であっても、これらの駆動回路を含むプリント回路基板装置自体の構成の簡素化を図ることができる。更にはケーシング30に対する前記プリント基板33の取り付けも容易なので、ケーシング30に対する発光素子11および受光素子21の組み付けを容易化し、その組み付け構造自体の簡素化を図ることができる。従ってこの点でも反射型光電センサの製造コストの低減を図ることができる。
更には上述した如くケーシング30にその取り付け位置を揃えて組み付けられる発光素子11および受光素子21に対して、前記投光レンズ12および受光レンズ22をその光軸方向の互いに異なる位置に設けているので、換言すれば発光素子11および受光素子21に対するレンズ面位置を異ならせているので、その投光系および受光系に所要とする光学特性を容易に持たせることが可能である。従って反射型光電センサとしての所要性能を容易に確保することが可能となる。
特に投光レンズ12および受光レンズ22として前述した片凸レンズを用いる場合、その凸面を前記発光素子11および受光素子21とは反対側(外側)に向けて設けるので、換言すれば片凸レンズの平面を前記発光素子11および受光素子12側に向けて配置するので、レンズの外周部におけるケラレを防いで発光素子11からの光を効率的に集光し、また反射光を効率的に受光素子21に導くことが可能となる。
即ち、図2(a)(b)に片凸レンズの光学的性質を模式的に示すように、片凸レンズの凸面側と平面側とでは、そのレンズの厚みdに起因して開口数NAが異なる。ちなみに片凸レンズの凸面側での開口数NA1は、片凸レンズの半径をr、その厚みをd、焦点距離をLとしたとき、図2(a)に示すように
NA1=sinθ1 ,θ1 =tan−1[r/(L+d)]
として表される。また前記片凸レンズの平面側での開口数NA2は、図2(b)に示すように
NA2=sinθ2 ,θ2 =tan−1[r/L]
として表される。
従って片凸レンズの厚みdの分だけ、その平面側での開口数NA2の方が大きい。また片凸レンズを介して集光される光の明るさ(強度)は上記開口数NAの2乗に比例するので、光源である発光素子11に向けて片凸レンズの平面側を対峙させた方が、該片凸レンズを介して集光される光の明るさ(強度)が大きくなる。また発光素子11に向けて片凸レンズの凸面側を対峙させた場合、図2(a)に示すようにそのレンズの周辺領域においては、光源である発光素子11から発せられた光のレンズ面に対する入射角が浅くなり、臨界角を超えた場合にはレンズ表面での反射が生じて、いわゆるケラレが生じる。従ってケラレを生じることなく、発光素子11からの光を効率的に集光して検出対象領域に照射する上で、前述したように片凸レンズの平面側を発光素子11に対峙させることが非常に有利である。そして発光素子11からの光の集光効率を高めた分、投光部10から照射される光の強度(明るさ)を高め、これによって光電センサとしての検出距離を伸ばすことができる等の効果が奏せられる。
尚、反射型光電センサの前面(投受光面)には一般的には図1に示すように透明板からなる保護カバー34が設けられるので、前述した投光レンズ12および受光レンズ22の配置位置(レンズ面位置)の異なりによる該光電センサの前面(投受光面)凹凸、また片凸レンズの凸面を外側に向けたことによる凹凸は殆ど問題となることはない。特に投光レンズ12および受光レンズ22の前面を覆って保護カバー34が設けられるので、反射型光電センサの使用に伴う汚れについては、一般的には上記保護カバー34の表面を清掃すれば十分である。
また投光レンズ12および受光レンズ22の配置位置を異ならせても、これに起因して反射型光電センサの筐体(ケーシング)構造が複雑化する虞も殆どない。即ち、ケーシング31に対する投光レンズ12および受光レンズ22の装着位置を変更するだけで良く、同一形状のレンズを用いるので同じ取り付け構造(寸法)を採用することができ、従って筐体構造の簡素化を図ることができる。従って投光レンズ12および受光レンズ22として同じ形状のレンズを用いることと相俟って、反射型光電センサの全体構成の簡素化とその製作コストの低減を容易に図り得る等の実用上多大なる効果が奏せられる。
ところで上記の実施形態おいては、センサ本体の投光部に投光素子1および投光レンズ3を設けると共に、上記センサ本体の受光部に受光素子2および受光レンズ4を設けている。そして投光部においては投光素子1からの光をそのまま投光レンズ3を介してリフレクタへ照射し、受光部においては受光レンズ4を通過したリフレクタでの反射光をそのまま受光素子2で受光するものとなっているが、本発明はこの構成に限定されるものではない。
即ち、光電センサをセンサ本体とセンサヘッドとにより構成し、上記センサヘッドに投光レンズ12および受光レンズ22を収納すると共に、前記センサ本体に発光素子11および受光素子21を設け、前記センサ本体とセンサヘッドとを投光用および受光用の光ファイバ(図示せず)を用いて接続したものにも同様に適用することができる。このような構成の光電センサは、ファイバ型光センサと称せられるものであり、投光用光ファイバを介して前記発光素子11が発した光を投光レンズ12まで導くと共に、受光用光ファイバを介して前記受光レンズ22で集光されたリフレクタからの反射光を受光素子21まで導くものとなっている。
従ってこのような構成の場合、投光レンズ12に対峙する投光用光ファイバの端面を発光素子11の発光面として、また受光レンズ22に対峙する受光用光ファイバの端面を受光素子21の受光面として看做すことができるので、このような場合にも本発明を同様に適用することができる。特にこのようなファイバ型光センサにおいては、その設置現場において光ファイバを所要とする長さの位置で切断して用いることが多い。この為、一般的に投光用および受光用の光ファイバの端面位置をその光学特性に合わせて調整することは困難であり、専らその長さを揃えて同一長さ位置で切断される。故に、これらの投光用および受光用の光ファイバの端面位置を、等価的に発光素子11の発光面として、また受光素子21の受光面としてそれぞれ看做すことができるので、前述した光学系のセンサヘッドを構成すれば先の実施形態と同様な効果が奏せられる。
尚、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではない。ここでは片凸レンズを用いる場合を例について示したが、その他のレンズを用いる場合にも同様に適用することができる。また投光レンズ12および受光レンズ22の発光素子11および受光素子21に対する離間距離については、発光素子11および受光素子21の仕様、特にその光学面の大きさとレンズの光学特性とに応じて設定すれば良いことは言うまでもない。更には投光レンズ12および受光レンズ22の各焦点位置の後方に発光素子11および受光素子21を配置する場合にも本発明を同様に適用することができる。その他、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の一実施形態に係る反射型光電センサの要部概略構成を模式的に示す図。 片凸レンズの光学特性を説明するための模式図。
符号の説明
10 投光器
11 発光素子
12 投光レンズ
20 受光部
21 受光素子
22 受光レンズ
30 ケーシング
31 ケース本体
32 隔壁体
33 プリント基板
33 ケース本体
34 保護カバー

Claims (4)

  1. 発光素子から発せられた光を集光して照射する投光レンズを備えた投光部と、この投光部から照射されて反射体により反射された光を集光して受光素子に導く受光レンズを備えた受光部とを並べて設けた反射型光電センサであって、
    前記発光素子および前記受光素子を同一方向に向けて同一基板上に並べて設けると共に、前記発光素子および前記受光素子にそれぞれ対向配置される前記投光レンズおよび前記受光レンズとして、一方のレンズ面を楕円の短軸をレンズ中心とした断面形状をなす楕円面とし、他方のレンズ面を平面とした同一形状の非球面片凸レンズを用い、前記投光レンズおよび前記受光レンズを、その凸面を前記発光素子および前記受光素子とは反対側に向けて、前記発光素子および前記受光素子からの距離を互いに異ならせて設けたことを特徴とする反射型光電センサ。
  2. 前記受光素子は、前記発光素子の発光面よりも大きい面積の受光面を備えたものである請求項1に記載の反射型光電センサ。
  3. 前記投光レンズおよび前記受光レンズは、前記発光素子および前記受光素子を並べて設けたセンサ本体に光ファイバを介して接続されるセンサヘッドに設けられて前記発光素子および前記受光素子にそれぞれ対向配置されるものである請求項1に記載の反射型光電センサ。
  4. 前記非球面片凸レンズは、半径をr、厚みをd、焦点距離をLとしたときに、その凸面側での開口数NA1、その平面側での開口数NA2が以下の式で表される請求項1〜3のいずれかに記載の反射型光電センサ。
    NA1=sinθ1,θ1=tan -1 [r/(L+d)]
    NA2=sinθ2,θ2=tan -1 [r/L]
JP2007268823A 2007-10-16 2007-10-16 反射型光電センサ Active JP5128232B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007268823A JP5128232B2 (ja) 2007-10-16 2007-10-16 反射型光電センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007268823A JP5128232B2 (ja) 2007-10-16 2007-10-16 反射型光電センサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009099345A JP2009099345A (ja) 2009-05-07
JP5128232B2 true JP5128232B2 (ja) 2013-01-23

Family

ID=40702171

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007268823A Active JP5128232B2 (ja) 2007-10-16 2007-10-16 反射型光電センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5128232B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170115425A (ko) 2016-04-07 2017-10-17 크루셜텍 (주) 거리 측정 센서 조립체 및 그를 갖는 전자기기
WO2017176070A1 (ko) * 2016-04-07 2017-10-12 크루셜텍(주) 거리 측정 센서 조립체 및 그를 갖는 전자기기
EP3876257A4 (en) * 2018-10-30 2022-08-17 Kyocera Corporation OPTICAL SENSING DEVICE
WO2020166185A1 (ja) * 2019-02-15 2020-08-20 株式会社村田製作所 触覚及び近接センサ
CN113272928A (zh) * 2019-02-28 2021-08-17 欧姆龙株式会社 光电传感器以及其制造方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5826435Y2 (ja) * 1979-02-15 1983-06-08 光洋電子工業株式会社 反射形光電スイッチ
JPH0693521B2 (ja) * 1987-04-10 1994-11-16 オムロン株式会社 反射形光電センサ
JP2566878Y2 (ja) * 1992-03-03 1998-03-30 サンクス 株式会社 回帰反射形光電センサ
JPH0583981U (ja) * 1992-04-20 1993-11-12 竹中エンジニアリング株式会社 反射型光電スイッチ
JPH0954233A (ja) * 1995-08-10 1997-02-25 Omron Corp 光学モジュールとそれを用いたレーザレーダ装置
JPH10162699A (ja) * 1996-11-28 1998-06-19 Omron Corp 反射型光電センサ
JP4687175B2 (ja) * 2005-03-22 2011-05-25 セイコーエプソン株式会社 ラインヘッドモジュールおよび光源装置の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009099345A (ja) 2009-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5128232B2 (ja) 反射型光電センサ
JP5870270B2 (ja) 検出器
KR101640989B1 (ko) 한정 영역 반사형 광학 센서 및 전자 기기
JP5452245B2 (ja) 光波距離測定装置
JP2013206836A (ja) 反射型光電センサ
JP2018181191A (ja) 煙感知器用光センサ
JP6388383B2 (ja) レーザレンジファインダ
JP6323057B2 (ja) 光電センサ
JP5251641B2 (ja) 光電センサ
JP2013029654A5 (ja)
US20070146583A1 (en) Reflective light barrier
US8096473B2 (en) Optical reader for reading identification codes on optical discs
US10948405B2 (en) Gas sensor
JP3139724U (ja) 改良式光学検出のパッケージモジュール
JP2010256183A (ja) 反射型光電センサ
JP6798262B2 (ja) 光学ユニット及び測距センサ
JP3747763B2 (ja) 光電式煙感知器
KR102265045B1 (ko) 광학식 가스센서
JP4906626B2 (ja) 光電センサ
JP2010096716A (ja) 赤外線カメラ
JP2009282222A (ja) レンズ素子
JP4710886B2 (ja) 防犯検知装置
JP4096921B2 (ja) 防犯検知装置
TWI604628B (zh) 可提高光利用效率的光偵測模組
JP5708539B2 (ja) 光学的情報読取装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100318

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111221

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120801

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120927

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121017

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121031

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5128232

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151109

Year of fee payment: 3