JP2002279870A - 回帰反射形光電センサ - Google Patents

回帰反射形光電センサ

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JP2002279870A
JP2002279870A JP2001076540A JP2001076540A JP2002279870A JP 2002279870 A JP2002279870 A JP 2002279870A JP 2001076540 A JP2001076540 A JP 2001076540A JP 2001076540 A JP2001076540 A JP 2001076540A JP 2002279870 A JP2002279870 A JP 2002279870A
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light
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light receiving
side slit
projecting
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JP2001076540A
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English (en)
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Shigetsugu Hiraki
重嗣 平木
Arata Nakamura
新 中村
Hirokazu Yanai
宏和 矢内
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光を透過し屈折する検出物体の安定した検出
ができない。 【解決手段】 センサ本体に、投光素子3と投光レンズ
5との間に位置する投光用光路部10と、受光素子4と
受光レンズ6との間に位置する受光用光路部11とを設
け、投光用光路部10の周面部10aから受光素子4側
に向かって投光側スリット形成部14を形成して、この
投光側スリット形成部14の縁部14aと投光用光路部
10の周面部10aとに囲まれた部分で直線部を有する
投光側スリット12を形成し、受光用光路部11の周面
部11aから投光素子3側に向かって受光側スリット形
成部15を形成して、この受光側スリット形成部15の
縁部15aと、受光用光路部11の周面部11aとに囲
まれた部分で直線部を有する受光側スリット13を形成
するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】 【発明の属する技術分野】
【0001】本発明は、2眼式の回帰反射形光電センサ
に係り、特に、光を透過し屈曲させるPETボトル等を
検出する回帰反射形光電センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の回帰反射形光電センサの光学系と
しては、図13に示すように、2眼式の回帰反射形光電
センサ60とリフレクタ(回帰反射板)61とを組み合
わせたものがある。
【0003】そして、2眼式の回帰反射形光電センサ6
0は、図12に示すようにホルダ50の背面側に設けた
投光素子装着部51に投光素子52を、ホルダ50の背
面側に設けた受光素子装着部53に受光素子54をそれ
ぞれ装着し、ホルダ50の前面部に設けたレンズ装着部
63に投光レンズ64と受光レンズ65とを一体に成形
したレンズ体55を装着し、投光素子52の中心を投光
レンズ64の中心に一致させ、受光素子54の中心を受
光レンズ65の中心に一致させ、投光レンズ54の前面
に、光の横波成分のみ通過させる偏光板56を配置する
と共に、受光レンズ65の前面に、光の縦波成分のみ通
過させる偏光板57を配置し、透明なカバー部材58で
覆った構成である。
【0004】そして、図13に示すように投光素子52
が発する光は、投光レンズ64により所定の投光エリア
E1を形成する投光ビーム(光線束)として出射される
と共に、この投光ビームは偏光板56により横波成分の
みとなる。この投光ビームは、リフレクタ61の表面の
三角錐62に入射し反射されるが、この反射した光線束
である受光ビームにおける光は縦波成分に変わり、所定
の受光エリアE2を形成し、投、受光エリアE1、E2
の重なる部分E3の光(縦波成分)が受光側の偏光板5
7を通過して受光素子54に達する。すなわち、回帰反
射形光電センサ60とリフレクタ61との間に検出物体
がなければ、投光ビームが受光素子54に達する。
【0005】そして、投、受光エリアE1、E2の重な
り部分E3に、反射率の低い検出物体が進入すると、こ
の検出物体により光路が遮られることにより受光素子5
4に入射する光量が変化(激減)して光電変換する量の
減少を検出信号として出力する。また、投、受光エリア
E1、E2の重なり部分E3に、反射率の高い検出物体
(鏡面状検出物体等)が進入すると、投光ビームの横波
が検出物体で反射され、横波の状態で受光側の偏光板5
7に達するため、受光素子54に入射する光量が変化
(激減)して光電変換する量の減少を検出信号として出
力する。
【0006】また、従来の回帰反射形光電センサの光学
系としては、投、受光同軸(1眼式)の回帰反射形の光
学系がある。
【0007】この回帰反射形光電センサ70は、図15
に示すように、ホルダ71の背面側に設けた受光素子装
着部72に受光素子73を装着すると共に、受光素子7
3の前方に縦波通過用の偏光板80を設け、ホルダ71
の前面部に設けたレンズ装着部74にレンズ75を装着
し、受光素子73の光路上にレンズ75を位置させ、こ
の光路上にハーフミラー76を配置し、ホルダ71の、
光路とは直角をなす光路上に投光素子装着部77を設
け、この投光素子装着部77に投光素子78を装着と共
に、この投光素子78の前方に横波通過用の偏光板81
を設けた構成である。
【0008】そして、図16に示すように、投光素子7
8が発する光は偏光板81により横波成分のみとなり、
ハーフミラー76で分光されてレンズ75により所定の
投光エリアE1を形成する投光ビーム(光線束)として
出射される。この投光ビームは、リフレクタ79の三角
錐62に入射し反射されるが、この反射した光線束であ
る受光ビームにおける光は縦波成分に変わり、所定の受
光エリアE2を形成し、投、受光エリアE1、E2の重
なる部分E3の光(縦波成分)が受光側の偏光板80を
通過して受光素子73に達する。
【0009】そして、投、受光エリアE1、E2の重な
り部分E3に、反射率の低い検出物体が進入すると、こ
の検出物体により光路が遮られることにより受光素子7
3に入射する光量が変化(激減)して光電変換する量の
減少を検出信号として出力する。また、投、受光エリア
E1、E2の重なり部分E3に、反射率の高い検出物体
(鏡面状検出物体等)が進入すると、投光ビームの横波
が検出物体で反射され、横波の状態で受光側の偏光板8
0に達するため、受光素子73に入射する光量が変化
(激減)して光電変換する量の減少を検出信号として出
力する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の2眼式の回帰反射形光電センサの光学系にあっ
ては、センサ本体60の直近において、投、受光エリア
E1、E2の重なりが少なく(投、受光エリアE1、E
2の重なり部分、すなわち光エリアE3が少なく)、検
出物体を検出することができないエリア(不感帯)E4
が大きいという問題点があった。
【0011】従来の2眼式の回帰反射形光電センサを用
いて、光を透過し屈曲させる物体(PETボトルなど)
を検出する場合、光エリアE3に光を透過し屈折させる
検出物体Bが進入すると、図14に示すように、検出物
体Bの表面で光が屈折し、本来検出に関係しない光Fま
でもが受光部(受光レンズ65及び受光素子54)に入
り、リフレクタ61から受光部に帰ってくる光が、検出
物体Bが無い状態よりある状態の方が増えることがある
ので、検出物体Bを安定検出することができないという
問題点があった。
【0012】上記した問題点は、図15に示す投受光同
軸(1眼式)の回帰反射形の光学系にて改善できる。す
なわち、検出物体Bがエリア部分に進入すると、図17
に示すように、検出物体Bの表面で光が屈折し、受光部
(レンズ75及び受光素子73)に入らないようにな
る。
【0013】しかし、この光学系においては、ハーフミ
ラー76を使用していて、部品点数が増えるため、部品
バラツキや組立バラツキの発生率が高くなるし、また、
部材費、組立て工数が上がり、コストアップになるとい
うという問題点があった。
【0014】本発明は、上記の問題点に着目して成され
たものであって、その目的とするところは、光を透過し
屈折させる検出物体でも安定した検出が可能であり、偏
光板なしで表面反射の影響を抑えることができるし、部
品点数が削減できて、組立バラツキ・部品バラツキの影
響を軽減することができ、コストダウンを図ることがで
きるばかりか、従来と同じ投光パワー(偏光板を用いな
いため、発光素子の発光そのままで減衰しない状態での
発光力)で検出距離の長距離化を実現することができる
回帰反射形光電センサを提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る回帰反射形光電センサは、投光素子
から出た光を投光レンズにより出射して所定の投光エリ
アを形成し、この投光エリアの光をリフレクタにより反
射して形成される反射光で所定の受光エリアを形成し、
投光エリアと受光エリアとが重なる光エリア部分の回帰
光を受光レンズを通して受光素子で受光する回帰反射形
の光学系に使用する2眼式の回帰反射形光電センサであ
って、投光素子を投光レンズの光軸に対して受光素子側
に偏芯させると共に、記投光素子の発光面に対向する位
置に、投光素子の受光素子側を開口し且つ受光素子側と
は反対側を隠す投光側スリットを配置し、受光素子の受
光面に対向する位置に、受光素子の投光素子側を開口し
且つ投光素子側とは反対側を遮光する受光側スリットを
配置するようにしたものである。
【0016】そして、受光側スリットが、受光素子の中
心より投光素子側に多く遮光していることが好ましい。
【0017】かかる構成により、投光素子を投光レンズ
に対して受光素子側に偏位させることにより、投光素子
より出た光は、投光レンズの光軸(中心)を通る水平線
上より受光素子側とは反対側に投光エリアを形成するこ
とができる。
【0018】なお、投光素子としては、LED、LD
(レーザダイオード)などが該当し、受光素子として
は、フォト・ダイオード(以下PD)、PD内蔵のフォ
ト・IC、フォト・トランジスタ(以下PT)が該当す
る。また、スリットとは光を遮光するものである。
【0019】そして、投光側スリットによって、上記し
た投光エリアのうち、リフレクタのサイズに入っていな
い無効光を除去することができる。
【0020】また、受光側スリットは、無効光が回り込
んでくるのを防ぐことができる。このような光学配置に
おいて、投光エリアと受光エリアとが重なる光エリア部
分に、光を透過し且つ屈折させる検出物体( PETボト
ル等)が進入すると、この検出物体のレンズ効果によっ
て、この検出物体の表面で光が屈折して、反射光の光線
束が受光側に達するが、すなわち、光線束が検出物体に
よって回り込んでくるが受光素子に入射されることはな
い。
【0021】このような光学配置にすると、投光エリア
と受光エリアとの重なり多いため、光を透過し屈折させ
る検出物体も安定検出できるようになる。
【0022】また、投光エリア及び受光エリアを狭める
ことができて、微小な検出物体も検出することができ
る。
【0023】また、偏光板、ハーフミラーが不必要にな
って部品点数が削減できるし、部品点数が少ない分、組
立バラツキ・部品バラツキの影響を軽減することがで
き、また、この部品点数、組立て工数削減によりコスト
ダウンを図ることができる。
【0024】また、偏光板をなくすことにより、従来と
同じ投光パワー(発光素子の発光そのままで減衰しない
状態での発光力)で検出距離の長距離化を実現すること
ができる。
【0025】また、本発明に係る回帰反射形光電センサ
は、上記した本発明に係る回帰反射形光電センサにおい
て、センサ本体に、投光素子と投光レンズとの間に位置
する投光用光路部と、受光素子と受光レンズとの間に位
置する受光用光路部とを設け、投光用光路部の周面部か
ら受光素子側に向かって投光側スリット形成部を形成し
て、この投光側スリット形成部の縁部と投光用光路部の
周面部とに囲まれた部分で直線部を有する投光側スリッ
トを形成し、受光用光路部の周面部から投光素子側に向
かって受光側スリット形成部を形成して、この受光側ス
リット形成部の縁部と、受光用光路部の周面部とに囲ま
れた部分で直線部を有する受光側スリットを形成するよ
うにした。
【0026】そして、投光側スリットの直線部の投光素
子側とは反対側にC面を形成し、受光側スリットの直線
部の受光素子側にC面を形成するようにしてもよい。
【0027】なお、投光用光路部とは投光素子と投光レ
ンズとの間にあって、投光素子の発する光を投光レンズ
に導く空間であり、受光用光路部と受光素子と受光レン
ズとの間にあって、受光レンズを通過した光を受光素子
に導く空間である。また、投光側スリット形成部の縁部
とは投光側スリットがほぼ半円形状の場合における直線
部が該当し、周部とは投光側スリットがほぼ半円形状の
場合における円弧面が該当する。また、受光側スリット
形成部の縁部とは受光側スリットがほぼ半円形状の場合
における直線部が該当し、周部とは受光側スリットがほ
ぼ半円形状の場合における円弧面が該当する。
【0028】かかる構成により、センサ本体に、このセ
ンサ本体と一体に投光側スリット受光側スリットを設け
ることができる。
【0029】そして、投光側スリットの直線部に、投光
素子とは反対側にC面を形成することにより、投光側ス
リットのエッジ位置の精度を保つことができる。また、
受光側スリットにより遮光部は検出性能に大きく影響す
るので、受光側スリットの直線部の受光素子側にC面を
形成することにより、受光側スリットのエッジ位置の精
度を保つことができる。
【0030】また、本発明に係る回帰反射形光電センサ
は、上記した本発明に係る回帰反射形光電センサにおい
て、投光側スリット及び受光側スリットをセンサ本体と
は別部材で形成するようにした。
【0031】そして、投光素子に投光側キャップを被せ
て、この投光側キャップの投光素子の発光面に対向する
部位に投光側スリットを形成し、受光素子に導電性の受
光側キャップを被せて、この受光側キャップの受光素子
の受光面に対向する部位に受光側スリットを形成すると
共に、受光側キャップを接地するようにしてもよい。
【0032】かかる構成により、投光側スリット及び受
光側スリットがセンサ本体とは別部材になって、投光側
スリット及び受光側スリットの製作が容易になる。ま
た、受光側キャップを接地することができて、プリント
基板の回路部からの電気的ノイズを除き、高い耐ノイズ
性能を有するものになる。
【0033】また、本発明に係る回帰反射形光電センサ
は、上記した本発明に係る回帰反射形光電センサにおい
て、投光側スリット及び受光側スリットのそれぞれの開
口度を可変にした。
【0034】そして、センサ本体に、投光素子と投光レ
ンズとの間に位置する投光用光路部と、受光素子と受光
レンズとの間に位置する受光用光路部とを設け、センサ
本体に、投光側スリット形成部材を投光用光路部内に受
光素子側方向に往復動可能に設けて、投光側スリット形
成部材の縁部と投光用光路部の周面部とに囲まれた部分
で直線部を有する投光側スリットを形成し、センサ本体
に、受光側スリット形成部材を受光用光路部内に投光素
子側方向に往復動可能に設けて、受光側スリット形成部
材の縁部と受光用光路部の周面部とに囲まれた部分で直
線部を有する受光側スリットを形成し、センサ本体に、
投光側スリット形成部材及び受光側スリット形成部材の
それぞれの移動を調整する移動調整手段を設けるように
してもよい。
【0035】そして、投光側スリットの直線部の投光素
子側とは反対側にC面を形成し、受光側スリットの直線
部の受光素子側にC面を形成するようにしてもよい。
【0036】かかる構成により、移動調整手段により投
光側スリット形成部材及び受光側スリット形成部材を移
動調整することによって、投光側スリット及び受光側ス
リットのそれぞれの開口度を可変することができて、遮
光する量をリフレクタ設定距離によって変化させること
により、より精度の高い検出能力を得ることができる。
【0037】そして、投光側スリットの直線部に、投光
素子とは反対側にC面を形成することにより、投光側ス
リットのエッジ位置の精度を保つことができる。また、
受光側スリットにより遮光部は検出性能に大きく影響す
るので、受光側スリットの直線部の受光素子側にC面を
形成することにより、受光側スリットのエッジ位置の精
度を保つことができる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0039】(実施の形態1)本発明に係る光電センサ
の実施の形態1を図1乃至図6に示す。
【0040】図1は本発明に係る回帰反射形光電センサ
(実施の形態1)の断面図、図2は同回帰反射形光電セ
ンサを用いた光学系の構成説明図、図3は同回帰反射形
光電センサにおける投光側スリットの正面図、図4は同
回帰反射形光電センサにおける受光側スリットの正面
図、図5は同回帰反射形光電センサの実施例の説明図、
図6は同回帰反射形光電センサを用いた光学系に、光を
透過し且つ屈折させる検出物体が侵入した場合の回帰光
の進行状態の説明図である。
【0041】本発明に係る回帰反射形光電センサは2眼
式の回帰反射形光電センサである。そして、本発明に係
る回帰反射形光電センサの光学系は、2眼式の回帰反射
形光電センサAとリフレクタ1とを備えている。
【0042】本発明に係る回帰反射形光電センサAは、
図1に示すように、センサ本体であるホルダ2と、この
ホルダ2に保持された投光素子3、受光素子4、投光レ
ンズ5及び受光レンズ6を備えている。
【0043】ホルダ2の前面部2aにはレンズ装着部7
が形成してあり、また、ホルダ2の背面側には、投光素
子装着部8と、受光素子装着部9とが形成してあり、投
光素子装着部8とレンズ装着部7との間には投光用光路
部10が、受光素子装着部9とレンズ装着部7との間に
は受光用光路部11がそれぞれ設けてある。そして、投
光用光路部10には投光側スリット12が、受光用光路
部11には受光側スリット13がそれぞれ設けてある。
【0044】投光側スリット12は、図1及び図3に示
すように投光用光路部10の周面部10aから投光用光
路部10の中心側(受光素子4側)に向かって形成され
た投光側スリット形成部14の直線状の縁部14aと、
投光用光路部10の周面部10aとに囲まれたほぼ半円
形状である。そして、投光側スリット12の直線部、す
なわち、投光側スリット形成部14の直線状の縁部14
aには、投光素子装着部8とは反対側にC面16を形成
してエッジ部にしてあり、投光側スリット12のエッジ
位置の精度を保つようにしてある。
【0045】また、受光側スリット13は、図1及び図
4に示すように受光用光路部11の周面部11aから受
光用光路部11の中心側(投光素子3側)に向かって形
成された受光側スリット形成部15の直線状の縁部15
aと、受光用光路部11の周面部11aとに囲まれたほ
ぼ半円形状である。そして、受光側スリット形成部15
の直線状の縁部15aには、その受光素子装着部9側に
C面17を形成してエッジ部にしてある。そして、レン
ズ装着部7には、投光レンズ5と受光レンズ6とを一体
に成形したレンズ体18が装着してあり、投光レンズ5
は投光用光路部10の前方に、受光レンズ6は受光用光
路部11の前方にそれぞれ位置している。また、投光素
子装着部8には投光素子3が、受光素子装着部9には受
光素子4がそれぞれ装着してある。
【0046】この場合、投光素子3としては、LED、
LD(レーザーダイオード)等が用いられる。そして、
投光素子3は、その中心ロが、投光レンズ5の中心イよ
り受光素子4側(図1において上側)になるように配置
してある。
【0047】図5に、受光素子4にフォト・ICを使用
した回帰反射形光電センサAの実施例を示す。この実施
例では、投光素子3の中心ロは投光レンズ5の中心イよ
り偏心量t1として受光素子4側(図5において上側)
に約0.8mmの距離が設定してある。
【0048】このようにすることで、図2に示すよう
に、投光レンズ5の中心イを通る水平線イ´上より下向
きに投光エリアE1を設定することができるし、これに
より、リフレクタ1から反射する光が、受光側スリット
13にすべて阻まれることがなくなる。なお、投光素子
3の位置決めは、投光素子装着部8の周面にリブ(図示
せず)を立て圧入によって行われ、その精度が保たれる
ものである。
【0049】上記した投光素子3の配置により、投光レ
ンズ5の中心イを通る水平線イ´上より下向きに設けた
投光エリアE1のうち、リフレクタ1のサイズに入って
いない光(無効光)を、投光素子3の下側半分を隠す投
光側スリット12によって除去することができる。な
お、投光側スリット12による遮光範囲は、リフレクタ
1の設置距離Lによって多少異なる。
【0050】投光側スリット12による遮光部は検出性
能に大きく影響するので、この際、投光側スリット12
の直線部に、その投光素子3と反対側にC面16を設け
てエッジ部12aにすることにより、投光側スリット1
2のエッジ位置の精度を保つことができる。図5に示す
回帰反射形光電センサAの実施例の場合には、投光側ス
リット12の直線部(エッジ部12a)は、投光素子3
の中心ロより偏心量t2として受光素子4側とは反対側
(図5において下方)に約0.2mm設定してある。そ
して、投光側スリット12の位置は、可能な限り投光素
子3側近づけてある。
【0051】また、受光素子4としては、フォト・ダイ
オード(以下PD)を使用しているが、PD内蔵のフォ
ト・IC、フォト・トランジスタ(以下PT)でも可能
である。そして、受光素子4は受光レンズ6の中心ハよ
り投光素子3側とは反対側(図2において上側)に配置
してある。この配置位置は、リフレクタ1から反射して
くる光を効率良く受光できる位置である。そして、受光
素子4は、その位置を視覚装置で確認し実装精度に問題
あるものは再実装することで、その精度を保つようにし
てある。
【0052】受光側スリット13は、図6で示すよう
な、無効な光aが光を透過し屈折する検出物体Bによっ
て回り込んでくるのを防ぐもので、受光レンズ6側から
見た場合、ほぼ受光部(受光素子4)の半分以上を隠す
ことにより効果が得られる。そして、受光側スリット1
3の位置については、可能な限り受光素子6側近づけて
ある。なお、受光側スリット13による遮光範囲はリフ
レクタ1の設置距離Lによって多少異なる。
【0053】また、受光側スリット13により遮光部は
検出性能に大きく影響するので、この際、受光側スリッ
ト13の直線部の受光素子6側にC面17を設けてエッ
ジ部13aにすることにより受光側スリット13のエッ
ジ位置の精度が保たれている。
【0054】このように、受光素子6側にC面17を設
けるのは、リフレクタ1から反射してくる光を効率的に
受光するためである。図5に示す回帰反射形光電センサ
Aの実施例の場合には、受光側スリット13の直線部、
すなわちエッジ部13aは、受光素子4の中心ニより偏
心量t3として投光素子3側(図5において下方)に約
0.45mm設定してある。
【0055】そして、図5に示す回帰反射形光電センサ
Aの実施例の場合には、その基板係止用突起部2Aをプ
リント基板40の位置決め用の係止孔部40Aに係脱可
能に係止することで、このプリント基板40に搭載され
る。この場合、投光素子3及び受光素子4は、それぞれ
にプリント基板40の回路部(図示せず)に接続され
る。
【0056】次に、上記のように構成された回帰反射形
光電センサAにおける光学系の作動について説明する。
【0057】図1に示すように、投光素子3が、その中
心ロが投光レンズ5の中心イより受光素子4側(図1に
おいて上方)になるように配置してある(図5に示す回
帰反射形光電センサAの実施例の場合には、投光素子3
の中心ロは投光レンズ5の中心イより偏心量t1として
上方に約0.8mmずらしてある。)ことにより、図2
に示すように、投光素子3より出た光は、投光レンズ5
の中心イを通る水平線イ´上より下向きに走り投光エリ
アE1を形成する。
【0058】この場合、投光素子3の下側半分を隠す投
光側スリット12によって、投光エリアE1のうち、リ
フレクタ1のサイズに入っていない無効光が除去され
る。
【0059】リフレクタ1により反射された反射光は受
光側スリット13により、図2に示すように受光エリア
E2を形成する。
【0060】そして、図6に示すように、投、受光エリ
アE1、E2の重なり部分E3に、光を透過し且つ屈折
させる検出物体( PETボトル等)Bが進入すると、検
出物体Bのレンズ効果によって、この検出物体Bの表面
で光が屈折して、反射光の光線束aが受光レンズ6の端
側に入射して屈折されて受光素子4側に直進するが、す
なわち、光線束aが検出物体Bによって回り込んでくる
が、この無効な光(光線束a)は受光素子4に入射され
ることはない。
【0061】このような光学配置にすると、投光エリア
E1と受光エリアE2との重なりが多いため、透過率の
高い検出物体も安定検出できるようになる。また、投光
エリアE1と受光エリアE2を狭めることができて、微
小な検出物体も検出することができる。
【0062】また、本発明の実施の形態1では、偏光
板、ハーフミラーが不必要になって部品点数が削減でき
るし、また、部品点数が少ない分、組立バラツキ・部品
バラツキの影響を軽減することができる。また、この部
品点数、組立て工数削減によりコストダウンを図ること
ができる。
【0063】また、偏光板を無くすことで、従来と同じ
投光パワー(発光素子3の発光そのままで減衰しない状
態での発光力)で検出距離の長距離化を実現することが
できる。また、投光レンズ5と受光レンズ6とのピッチ
Pを狭めることにより、センサ直近での不感帯を無くす
ことができる。
【0064】(実施の形態2)本発明に係る回帰反射形
光電センサAの実施の形態2を図7に示す。
【0065】本発明に係る回帰反射形光電センサAの実
施の形態2は、上記した本発明の実施の形態1における
投、受光側スリット形成部14、15による投、受光側
スリット12、13の形成に代えて、投光側スリット1
2を形成した投光側キャップ20を投光素子3に被せ
て、この投光側キャップ20を被せた投光素子3を投光
素子装着部8に装着すると共に、受光側スリット13を
形成した受光側キャップ21を受光素子4に被せて、こ
の受光側キャップ21を被せた受光素子4を受光素子装
着部9に装着するようにしたものであり、他の構成は、
上記した本発明の実施の形態1のものと同じであるため
に、同じ符号を付して説明を省略する。
【0066】すなわち、投光側キャップ20は、筒状部
22と、この筒状部22の先端側を閉塞する端面部23
とを有していて、筒状部22の後端側は開放されてい
る。そして、投光側キャップ20の投光素子3の発光面
に対向する部位である端面部23に投光側スリット12
が形成してある。
【0067】この投光側スリット12は、投光素子3の
中心ロを通る水平線より受光素子4側(図7において上
方)に位置するようにしてあり、この投光側スリット1
2の直線部、すなわちエッジ部12aは、投光素子3の
中心ロよりわずかに受光素子4側とは反対側(図7にお
いて下方)にずらしてある。
【0068】そして、投光側キャップ20を投光素子3
に被せた状態で、この投光側キャップ20を投光素子装
着部8に圧入することで、投光素子3が投光素子装着部
8に装着してある。この場合、投光側スリット12の位
置は、可能な限り投光素子3側近づけてある。
【0069】また、受光側キャップ21は金属製であっ
て導電性を有している。この受光側キャップ21は、筒
状部24と、この筒状部24の先端側を閉塞する端面部
25とを有していて、筒状部24の後端側は開放されて
いる。そして、受光側キャップ21の受光素子4の受光
面に対向する部位である端面部25に受光側スリット1
3が形成してあるし、また、筒状部24の後端側には接
地するためにリード部26が設けてある。
【0070】この受光側スリット13は、受光素子4の
中心ニを通る水平線より投光素子3側とは反対側(図7
において下方)に設けてあり、無効な光が光を透過し屈
曲させる検出物体等によって回り込んでくるのを防ぐも
のである。
【0071】そして、受光側キャップ21を受光素子4
に被せた状態で、この受光側キャップ21を受光素子装
着部9に圧入することで、受光素子4が受光素子装着部
9に装着してある。この場合、受光側スリット13の位
置は、可能な限り受光素子4側近づけてある。
【0072】そして、受光側キャップ21を、そのリー
ド部26を用いて接地することにより、プリント基板4
0の回路部からの電気的ノイズを除き、高い耐ノイズ性
能を有するものになる。
【0073】本発明に係る回帰反射形光電センサ(実施
の形態2)Aにおける光学系の作動は、本発明に係る回
帰反射形光電センサ(実施の形態1)Aにおける光学系
の作動と同じであるために、説明を省略する。
【0074】(実施の形態3)本発明に係る回帰反射形
光電センサの実施の形態3を図8乃至図11に示す。
【0075】本発明に係る回帰反射形光電センサAは、
投、受光側スリット12、13の開口度を可変にして、
遮光する量をリフレクタ設定距離により変化させるよう
にしたものである。これにより、より精度の高い検出能
力を有することになる。
【0076】すなわち、ホルダ2の一端部(下面部)2
bには凹部30が形成してあり、この凹部30の底面部
にはばね収容孔部31が設けてあり、このばね収容孔部
31の入口側には雌ねじ部32が形成してある。そし
て、ばね収容孔部31の底側から投光用光路部10の周
面部10aにかけてスリット形成部材摺動孔部33が形
成してある。
【0077】そして、スリット形成部材摺動孔部33に
は、板状の投光側スリット形成部材34が摺動可能に挿
入してあり、この投光側スリット形成部材34の基端部
には先端にばね受け部36を有する軸35が取付けてあ
り、このばね受け部36がばね収容孔部31に挿入して
あって、このばね収容孔部31に収容されたばね37が
ばね受け部36に接していて、このばね37のばね力に
より投光側スリット形成部材34はばね収容孔部31側
に引き寄せられている。
【0078】したがって、投光側スリット形成部材34
が投光用光路部10内に突入した状態になっており、こ
の投光側スリット形成部材34の直線状の縁部34aと
投光用光路部10の周面部10aとで投光側スリット1
2が形成してある。そして、投光側スリット形成部材3
4の直線状の縁部34aには投光素子装着部8とは反対
側にC面39が形成してあり、投光側スリット12のエ
ッジ位置の精度を保つようにしてある。
【0079】そして、ばね収容孔部31の雌ねじ部32
には調整用ねじ38が螺合してあり、この調整用ねじ3
8の端部がばね受け部36に接していて、この調整用ね
じ38をねじ込むことにより、ばね37に坑して投光側
スリット形成部材34を投光用光路部10側に押し出し
て投光側スリット12の開口度を可変にすることができ
る。そして、雌ねじ部32と調整用ねじ38とばね37
とで移動調整手段を構成している。
【0080】また、ホルダ2の他端部(上面部)2cに
はばね収容孔部41が設けてあり、このばね収容孔部4
1の入口側には雌ねじ部42が形成してある。そして、
ばね収容孔部41の底側から受光用光路部11の周面部
11aにかけてスリット形成部材摺動孔部43が形成し
てある。
【0081】そして、スリット形成部材摺動孔部43に
は、板状の受光側スリット形成部材44が摺動可能に挿
入してあり、この受光側スリット形成部材44の基端部
には、先端にばね受け部46を有する軸45が取付けて
あり、このばね受け部46がばね収容孔部41に挿入し
てあって、このばね収容孔部41に収容されたばね47
がばね受け部46に接していて、このばね47のばね力
により受光側スリット形成部材44はばね収容孔部41
側に引き寄せられている。
【0082】したがって、受光側スリット形成部材44
が受光用光路部11内に突入した状態になっており、こ
の受光側スリット形成部材44の直線状の縁部44aと
受光用光路部11の周面部11aとで受光側スリット1
3が形成してある。そして、受光側スリット形成部材4
4の直線状の縁部44aには受光素子装着部9とは反対
側にC面49が形成してある。
【0083】そして、ばね収容孔部41の雌ねじ部42
には調整用ねじ48が螺合してあり、この調整用ねじ4
8の端部がばね受け部46に接していて、この調整用ね
じ48をねじ込むことにより、ばね47に坑して受光側
スリット形成部材44を受光用光路部11側に押し出し
て受光側スリット13の開口度を可変にすることができ
る。そして、雌ねじ部42と調整用ねじ48とばね47
とで移動調整手段を構成している。
【0084】そして、他の構成は、上記した本発明の実
施の形態1のものと同じであるために、同じ符号を付し
て説明を省略する。
【0085】そして、調整用ねじ38を回転してねじ送
りし、ばね37に坑して投光側スリット形成部材34を
投光用光路部10側に押し出して投光側スリット12の
開口度を調整し、投光素子3の下半分を投光側スリット
形成部材34で覆い、検出に関係しない光量がカットで
きるようにする。
【0086】また、調整用ねじ48を回転してねじ送り
し、ばね47に坑して受光側スリット形成部材44を受
光用光路部11側に押し出して受光側スリット13の開
口度を調整して、受光素子3を受光側スリット形成部材
44で上側から隠す(正面からは受光素子がほとんど見
えない)状態にする。
【0087】この状態では、図9に示すように投光側ス
リット12及び受光側スリット13の遮光する量に合わ
せてリフレクタ設定距離L1を設定する。
【0088】そして、再び、上記した場合と同様に、調
整用ねじ38及び調整用ねじ48を回転してねじ送りし
て、図10に示すように投光側スリット12及び受光側
スリット13のそれぞれの開口度を変えて、図11に示
すように遮光する量に合わせてリフレクタ設定距離L2
を変化させる。
【0089】上記した本発明の実施の形態3では、移動
調整手段により投光側スリット形成部材34及び受光側
スリット形成部材44を移動調整することによって、投
光側スリット12及び受光側スリット13のそれぞれの
開口度を可変することができて、遮光する量をリフレク
タ設定距離によって変化させることにより、より精度の
高い検出能力を得ることができる。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る回帰
反射形光電センサによれば、投光素子を投光レンズに対
して受光素子側に偏位させることにより、投光素子より
出た光は、投光レンズの光軸(中心)を通る水平線上よ
り受光素子側とは反対側に投光エリアを形成することが
できる。そして、投光側スリットによって、上記した投
光エリアのうち、リフレクタのサイズに入っていない無
効光を除去することができる。
【0091】また、受光側スリットは、無効光が回り込
んでくるのを防ぐことができる。このような光学配置に
おいて、投光エリアと受光エリアとが重なる光エリア部
分に、光を透過し且つ屈折させる検出物体( PETボト
ル等)が進入すると、この検出物体のレンズ効果によっ
て、この検出物体の表面で光が屈折して、反射光の光線
束が受光側に達するが、すなわち、光線束が検出物体に
よって回り込んでくるが受光素子に入射されることはな
い。
【0092】このような光学配置にすると、投光エリア
と受光エリアとの重なり多いため、光を透過し屈折させ
る検出物体も安定検出できるようになる。また、投光エ
リア及び受光エリアを狭めることができて、微小な検出
物体も検出することができる。
【0093】また、偏光板、ハーフミラーが不必要にな
って部品点数が削減できるし、部品点数が少ない分、組
立バラツキ・部品バラツキの影響を軽減することがで
き、また、この部品点数、組立て工数削減によりコスト
ダウンを図ることができる。
【0094】また、偏光板をなくすことにより、従来と
同じ投光パワー(発光素子の発光そのままで減衰しない
状態での発光力)で検出距離の長距離化を実現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る回帰反射形光電センサ(実施の形
態1)の断面図である。
【図2】同回帰反射形光電センサを用いた光学系の構成
説明図である。
【図3】同回帰反射形光電センサにおける投光側スリッ
トの正面図である。
【図4】同回帰反射形光電センサにおける受光側スリッ
トの正面図である。
【図5】同回帰反射形光電センサの実施例の説明図であ
る。
【図6】同回帰反射形光電センサを用いた光学系に、光
を透過し且つ屈折させる検出物体が侵入した場合の回帰
光の進行状態の説明図である。
【図7】本発明に係る回帰反射形光電センサ(実施の形
態2)の断面図である。
【図8】本発明に係る回帰反射形光電センサ(実施の形
態3)の断面図である。
【図9】同回帰反射形光電センサを用いた光学系の構成
説明図である。
【図10】同回帰反射形光電センサにおいて投光側スリ
ット及び受光側スリットのそれぞれの開口度を変えた場
合の構成説明図である。
【図11】同回帰反射形光電センサを用いた光学系の構
成説明図である。
【図12】従来の2眼式の回帰反射形光電センサの断面
図である。
【図13】同回帰反射形光電センサを用いた光学系の構
成説明図である。
【図14】同回帰反射形光電センサを用いた光学系に、
光を透過し且つ屈折させる検出物体が侵入した場合の回
帰光の進行状態の説明図である。
【図15】従来の1眼式の回帰反射形光電センサの断面
図である。
【図16】同回帰反射形光電センサを用いた光学系の構
成説明図である。
【図17】同回帰反射形光電センサを用いた光学系に、
光を透過し且つ屈折させる検出物体が侵入した場合の回
帰光の進行状態の説明図である。
【符号の説明】
A 2眼式の回帰反射形光電センサ B 検出物体(PETボトル等) E1 投光エリア E2 受光エリア E3 投、受光エリアE1、E2の重なり部分 1 リフレクタ 2 ホルダ(センサ本体) 2A 基板係止用突起部 3 投光素子 4 受光素子 5 投光レンズ 6 受光レンズ 7 レンズ装着部 8 投光素子装着部 9 受光素子装着部 10 投光用光路部 10a 周面部 11 受光用光路部 11a 周面部 12 投光側スリット 12a エッジ部 13 受光側スリット 13a エッジ部 14 投光側スリット形成部 14a 直線状の縁部(直線部) 15 受光側スリット形成部 16 C面 17 C面 18 レンズ体 20 投光側キャップ 21 受光側キャップ 22 筒状部 23 端面部(投光素子の発光面に対向する部位) 24 筒状部 25 端面部(受光素子の受光面に対向する部位) 26 リード部 30 凹部 31 ばね収容孔部 32 雌ねじ部 33 スリット形成部材摺動孔部 34 投光側スリット形成部材 35 軸36 ばね受け部 37 ばね(移動調整手段) 38 調整用ねじ(移動調整手段) 39 C面 40 プリント基板 40A 位置決め用の係止孔部 41 ばね収容孔部 42 雌ねじ部 43 スリット形成部材摺動孔部 44 受光側スリット形成部材 45 軸 46 ばね受け部 47 ばね(移動調整手段) 48 調整用ねじ(移動調整手段) 49 C面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢内 宏和 京都府京都市下京区塩小路通堀川東入南不 動堂町801番地 オムロン株式会社内 Fターム(参考) 5G055 AA01 AB03 AC02 AD12 AD26 AD30 AD39 AE21 AG21

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投光素子から出た光を投光レンズにより
    出射して所定の投光エリアを形成し、この投光エリアの
    光をリフレクタにより反射して形成される反射光で所定
    の受光エリアを形成し、前記投光エリアと前記受光エリ
    アとが重なる光エリア部分の回帰光を受光レンズを通し
    て受光素子で受光する回帰反射形の光学系に使用する2
    眼式の回帰反射形光電センサであって、 前記投光素子を前記投光レンズの光軸に対して前記受光
    素子側に偏心させると共に、前記投光素子の発光面に対
    向する位置に、前記投光素子の前記受光素子側を開口し
    且つ前記受光素子側とは反対側を隠す投光側スリットを
    配置し、 前記受光素子の受光面に対向する位置に、前記受光素子
    の前記投光素子側を開口し且つ前記投光素子側とは反対
    側を遮光する受光側スリットを配置するようにしたこと
    を特徴とする回帰反射形光電センサ。
  2. 【請求項2】 前記受光側スリットが、前記受光素子の
    中心より前記投光素子側に多く遮光している請求項1に
    記載の回帰反射形光電センサ。
  3. 【請求項3】 センサ本体に、前記投光素子と前記投光
    レンズとの間に位置する投光用光路部と、前記受光素子
    と前記受光レンズとの間に位置する受光用光路部とを設
    け、 前記投光用光路部の周面部から前記受光素子側に向かっ
    て投光側スリット形成部を形成して、この投光側スリッ
    ト形成部の縁部と前記投光用光路部の前記周面部とに囲
    まれた部分で直線部を有する前記投光側スリットを形成
    し、 前記受光用光路部の周面部から前記投光素子側に向かっ
    て受光側スリット形成部を形成して、この受光側スリッ
    ト形成部の縁部と前記受光用光路部の前記周面部とに囲
    まれた部分で直線部を有する前記受光側スリットを形成
    するようにした請求項1に記載の回帰反射形光電セン
    サ。
  4. 【請求項4】 前記投光側スリット及び前記受光側スリ
    ットを前記センサ本体とは別部材で形成するようにした
    請求項1に記載の回帰反射形光電センサ。
  5. 【請求項5】 前記投光素子に投光側キャップを被せ
    て、この投光側キャップの前記投光素子の発光面に対向
    する部位に前記投光側スリットを形成し、前記受光素子
    に導電性の受光側キャップを被せて、この受光側キャッ
    プの前記受光素子の受光面に対向する部位に前記受光側
    スリットを形成すると共に、前記受光側キャップを接地
    するようにした請求項4に記載の回帰反射形光電セン
    サ。
  6. 【請求項6】 前記投光側スリット及び前記受光側スリ
    ットのそれぞれの開口度を可変にした請求項1又は請求
    項3に記載の回帰反射形光電センサ。
  7. 【請求項7】 センサ本体に、前記投光素子と前記投光
    レンズとの間に位置する投光用光路部と、前記受光素子
    と前記受光レンズとの間に位置する受光用光路部とを設
    け、 前記センサ本体に、投光側スリット形成部材を前記投光
    用光路部内に前記受光素子側方向に往復動可能に設け
    て、前記投光側スリット形成部材の縁部と前記投光用光
    路部の前記周面部とに囲まれた部分で直線部を有する前
    記投光側スリットを形成し、 前記センサ本体に、受光側スリット形成部材を前記受光
    用光路部内に前記投光素子側方向に往復動可能に設け
    て、前記受光側スリット形成部材の縁部と前記受光用光
    路部の前記周面部とに囲まれた部分で直線部を有する前
    記受光側スリットを形成し、 前記センサ本体に、前記投光側スリット形成部材及び前
    記受光側スリット形成部材のそれぞれの移動を調整する
    移動調整手段を設けるようにした請求項6に記載の回帰
    反射形光電センサ。
  8. 【請求項8】 前記投光側スリットの前記直線部の前記
    投光素子側とは反対側にC面を形成し、前記受光側スリ
    ットの前記直線部の前記受光素子側にC面を形成するよ
    うにした請求項3又は請求項7に記載の回帰反射形光電
    センサ。
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