JP2015155263A - ランフラットタイヤ - Google Patents

ランフラットタイヤ Download PDF

Info

Publication number
JP2015155263A
JP2015155263A JP2014031078A JP2014031078A JP2015155263A JP 2015155263 A JP2015155263 A JP 2015155263A JP 2014031078 A JP2014031078 A JP 2014031078A JP 2014031078 A JP2014031078 A JP 2014031078A JP 2015155263 A JP2015155263 A JP 2015155263A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tire
bead
reinforcing rubber
rim
carcass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014031078A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6317130B2 (ja
Inventor
櫻井 健一
Kenichi Sakurai
健一 櫻井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP2014031078A priority Critical patent/JP6317130B2/ja
Priority to US15/119,127 priority patent/US20170057300A1/en
Priority to PCT/JP2014/083049 priority patent/WO2015125387A1/ja
Priority to CN201480075935.4A priority patent/CN106029405B/zh
Priority to EP14883035.9A priority patent/EP3109068B1/en
Publication of JP2015155263A publication Critical patent/JP2015155263A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6317130B2 publication Critical patent/JP6317130B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C17/00Tyres characterised by means enabling restricted operation in damaged or deflated condition; Accessories therefor
    • B60C17/0009Tyres characterised by means enabling restricted operation in damaged or deflated condition; Accessories therefor comprising sidewall rubber inserts, e.g. crescent shaped inserts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C15/00Tyre beads, e.g. ply turn-up or overlap
    • B60C15/02Seating or securing beads on rims
    • B60C15/024Bead contour, e.g. lips, grooves, or ribs
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C15/00Tyre beads, e.g. ply turn-up or overlap
    • B60C15/04Bead cores
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C15/00Tyre beads, e.g. ply turn-up or overlap
    • B60C15/06Flipper strips, fillers, or chafing strips and reinforcing layers for the construction of the bead
    • B60C15/0603Flipper strips, fillers, or chafing strips and reinforcing layers for the construction of the bead characterised by features of the bead filler or apex
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C13/00Tyre sidewalls; Protecting, decorating, marking, or the like, thereof
    • B60C2013/005Physical properties of the sidewall rubber
    • B60C2013/007Thickness
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C17/00Tyres characterised by means enabling restricted operation in damaged or deflated condition; Accessories therefor
    • B60C17/0009Tyres characterised by means enabling restricted operation in damaged or deflated condition; Accessories therefor comprising sidewall rubber inserts, e.g. crescent shaped inserts
    • B60C2017/0054Physical properties or dimensions of the inserts
    • B60C2017/0063Modulus; Hardness; Loss modulus or "tangens delta"

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Abstract

【課題】タイヤサイド部にバックリング現象が発生しても、リム外れとサイド補強ゴムの破損を抑制できるランフラットタイヤを提供すること。
【解決手段】タイヤ10が、ビードコア18が埋設され、ビードヒール径DHが標準リム30のリム径DRに対して0.42〜0.72%小さい一対のビード部12と、一対のビード部12に跨り、端部側がビードコア18に係止されたカーカス22と、ビードコア18からタイヤ径方向外側へ向かってカーカス22の外面22Oに沿うように延びるビードフィラー20と、タイヤサイド部14に設けられ、カーカス22の内面22Iに沿ってタイヤ径方向に延び、ビードコア18側の端部26Bがカーカス22を挟んでビードフィラー20と重なり、破断伸びが130%以上のサイド補強ゴム26と、を有すること。
【選択図】図1

Description

本発明は、ランフラットタイヤに関する。
パンクなどで内圧が低下した状態でも一定距離を安全に走行可能にするランフラットタイヤとして、タイヤサイド部をサイド補強ゴムで補強するサイド補強型のランフラットタイヤが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−116212号公報
ところで、サイド補強型のランフラットタイヤでは、内圧が低下した状態での走行時(ランフラット走行時)に、車両が旋回するなどしてSA(スリップアングル)が付与されると、タイヤサイド部がタイヤ内側に折れ曲がるバックリング現象が発生することがある。タイヤサイド部にバックリング現象が発生すると、ビード部がリムのリムシートから外れるリム外れや、サイド補強ゴムの破損が生じる虞がある。
本発明は、タイヤサイド部にバックリング現象が発生しても、リム外れとサイド補強ゴムの破損を抑制できるランフラットタイヤを提供することを課題とする。
本発明の請求項1に記載のランフラットタイヤは、ビードコアが埋設され、ビードヒール径が標準リムのリム径に対して0.42〜0.72%小さい一対のビード部と、前記一対のビード部に跨り、端部側が前記ビードコアに係止されたカーカスと、前記ビードコアからタイヤ径方向外側へ向かって前記カーカスの外面に沿うように延びるビードフィラーと、前記ビード部に連なるタイヤサイド部に設けられ、前記カーカスの内面に沿ってタイヤ径方向に延び、前記ビードコア側の端部が前記カーカスを挟んで前記ビードフィラーと重なり、破断伸びが130%以上のサイド補強ゴムと、を有している。
請求項1に記載のランフラットタイヤでは、ビードヒール径を標準リムのリム径に対して0.42%以上小さくしていることから、ビード部が標準リムに対して強く拘束される。これにより、ランフラット走行時にタイヤサイド部にバックリング現象が発生しても、ビード部の位置ずれを抑制できるため、リム外れを抑制できる。
一方、ビードヒール径を上記リム径に対して0.72%以下の範囲で小さくすることで、ランフラット走行時にタイヤサイド部にバックリング現象が発生しても、ビード部が標準リムに対して拘束され過ぎないので、サイド補強ゴムへの歪の集中が抑制される。
ここで、上記ランフラットタイヤでは、タイヤサイド部にバックリング現象が発生した場合、サイド補強ゴムの内面が引っ張られて変形する(伸びる)。この引っ張りによる変形(引張歪)は、サイド補強ゴムのカーカスを挟んでビードフィラーと重なる部分で大きくなりやすいが、サイド補強ゴムの破断伸びを130%以上とすることで、例えば、サイド補強ゴムの破断伸びを130%未満としたものと比べて、サイド補強ゴムの破損(破断)を抑制することができる。
以上のことから、請求項1に記載のランフラットタイヤによれば、タイヤサイド部にバックリング現象が発生しても、リム外れとサイド補強ゴムの破損を抑制できる。
なお、ここでいう「ビードヒール径」とは、ビードヒール径を計測するためのビードヒール点をタイヤ周方向に連結して形成される円の径を指す。また、「ビードヒール点」とは、タイヤ幅方向断面視において、ビード部のビードヒールの外輪郭線が曲線で形成される場合には、ビードヒールの外輪郭線のビードベース面側の端での該外輪郭線の接線と、ビードヒールの外輪郭線のビード背面側の端での該外輪郭線の接線との交点を指し、ビードヒールの外輪郭線が角張って形成される場合には、ビードヒールの外輪郭線のビードベース面側の該外輪郭線と、ビードヒールの外輪郭線のビード背面側の該外輪郭線とが交差する頂点(つまり、ビードヒールの外輪郭線でその角張った点)を指す。さらに、「ビードベース面」とは、標準リムに装着した場合に、標準リムのビードシートに接触するビード部のタイヤ径方向内側の面を指し、「ビード背面」とは、標準リムに装着した場合に、リムフランジに接触するビード部のタイヤ幅方向外側の面を指す。そして、「標準リム」とは、産業規格であるJATMA(日本自動車タイヤ協会)のYEAR BOOKに記載されている、適用サイズにおける標準リムを指し、「リム径」とは、JATMAのYEAR BOOKに記載されているリム径を指す。
本発明の請求項2に記載のランフラットタイヤは、請求項1に記載のランフラットタイヤであって、タイヤ幅方向断面視において、前記ビード部のビードトウ径を計測するためのビードトウ点と前記ビードヒール径を計測するためのビードヒール点とを結んだ直線がタイヤ幅方向に対して12.2〜14.7°の範囲内で傾斜している。
請求項2に記載のランフラットタイヤでは、ビードトウ点とビードヒール点とを結んだ直線がタイヤ幅方向に対して12.2〜14.7°の範囲内で傾斜することから、タイヤサイド部にバックリング現象が発生しても、サイド補強ゴムへの歪(引張歪)の集中及びリム外れをさらに抑制できる。
なお、ここでいう「ビードトウ径」とは、ビードトウ径を計測するためのビードトウ点をタイヤ周方向に連結して形成される円の径を指す。また、「ビードトウ点」とは、タイヤ幅方向断面視において、ビード部のビードトウの外輪郭線が曲線で形成される場合には、該ビードトウの外輪郭線のビードベース面側の端でのビードベース面の延長直線と、ビードトウの外輪郭線のビード内面側の端でのビード内面の延長直線との交点を指し、ビードトウの外輪郭線が角張って形成される場合には、ビードトウの外輪郭線のビードベース面側の該外輪郭線と、ビードトウの外輪郭線のビード内面側の該外輪郭線とが交差する頂点(つまり、ビードトウの外輪郭線でその角張った点)を指す。
本発明の請求項3に記載のランフラットタイヤは、請求項1又は請求項2に記載のランフラットタイヤであって、前記ビードコアの内径が、前記リム径に対して0.74〜1.1%大きい。
請求項3に記載のランフラットタイヤでは、ビードコアの内径を標準リムのリム径に対して0.74〜1.1%大きくしていることから、タイヤサイド部にバックリング現象が発生しても、サイド補強ゴムへの歪(引張歪)の集中及びリム外れをさらに効果的に抑制できる。
なお、ここでいう「ビードコアの内径」とは、ビードコアのタイヤ径方向最内側の端をタイヤ周方向に連結して形成される円の径を指す。
本発明の請求項4に記載のランフラットタイヤは、請求項1〜3のいずれか1項に記載のランフラットタイヤにおいて、前記サイド補強ゴムの破断伸びが190%以下である。
請求項4に記載のランフラットタイヤでは、サイド補強ゴムの破断伸びを190%以下としていることから、ランフラット耐久性(ランフラット走行時における耐久性)を確保するためにサイド補強ゴムを厚くし過ぎる必要がないため、重量の過剰な増加を抑制することができる。
本発明の請求項5に記載のランフラットタイヤは、請求項1〜4のいずれか1項に記載のランフラットタイヤであって、前記サイド補強ゴムは、前記ビードコア側及びトレッド部側に向かって厚みが減少し、前記カーカスに沿って前記ビードフィラーのタイヤ径方向外側の端部と前記サイド補強ゴムの前記ビードコア側の端部との中点における前記サイド補強ゴムの厚みが、前記サイド補強ゴムの最大厚みの40〜80%である。
請求項5に記載のランフラットタイヤでは、サイド補強ゴムの厚みをビードコア側及びトレッド部側に向かって減少させ、かつ、カーカスに沿ってビードフィラーのタイヤ径方向外側の端部とサイド補強ゴムのビードコア側の端部との中点におけるサイド補強ゴムの厚みをサイド補強ゴムの最大厚みの40〜80%にしていることから、サイド補強ゴムの引っ張りによる変形が大きくなる部分(サイド補強ゴムのカーカスを挟んでビードフィラーと重なる部分)の上記中点において、カーカスからサイド補強ゴムの内面までの距離が短くなり、タイヤサイド部にバックリング現象が発生したときにサイド補強ゴムの内面側に作用する引張応力が低下する。これにより、サイド補強ゴムの破損をさらに抑制できる。
本発明の請求項6に記載のランフラットタイヤは、請求項1〜5のいずれか1項に記載のランフラットタイヤであって、タイヤ断面高さが115mm以上である。
請求項6に記載のランフラットタイヤでは、タイヤ断面高さ(タイヤセクションハイト)が115mm以上のため、タイヤサイド部にバックリング現象が発生しやすい。このようなランフラットタイヤであっても、タイヤサイド部にバックリング現象が発生した場合に、リム外れとサイド補強ゴムの破損を抑制できる。
本発明によれば、タイヤサイド部にバックリング現象が発生しても、リム外れとサイド補強ゴムの破損を抑制できるランフラットタイヤを提供することができる。
本発明の一実施形態に係るランフラットタイヤをタイヤ幅方向に沿って切断した切断面の片側を示すタイヤ半断面図である。 図1のランフラットタイヤのビード部周辺を拡大して示す、タイヤ幅方向断面図である。 図1のランフラットタイヤのランフラット走行時の状態を示す、タイヤ幅方向から見たタイヤ側面図である。 図1のランフラットタイヤのタイヤサイド部がバックリング現象を生じた状態を示す、タイヤ幅方向断面図である。 車両の旋回内側のリム外れ指標と旋回外側のリム外れ指標との関係を示すグラフである。
以下、本発明のランフラットタイヤの一実施形態を図面に基づき説明する。
図1には、本実施形態のランフラットタイヤ10(以下、「タイヤ10」と称する。)のタイヤ幅方向に沿って切断した切断面の片側が示されている。なお、図中矢印TWはタイヤ10の幅方向(タイヤ幅方向)を示し、矢印TRはタイヤ10の径方向(タイヤ径方向)を示す。ここでいうタイヤ幅方向とは、タイヤ10の回転軸と平行な方向を指し、タイヤ軸方向ともいう。また、タイヤ径方向とは、タイヤ10の回転軸と直交する方向をいう。また、符号CLはタイヤ10の赤道(タイヤ赤道)を示している。
また、本実施形態では、タイヤ径方向に沿ってタイヤ10の回転軸側を「タイヤ径方向内側」、タイヤ径方向に沿ってタイヤ10の回転軸と反対側を「タイヤ径方向外側」と記載する。一方、タイヤ幅方向に沿ってタイヤ赤道CL側を「タイヤ幅方向内側」、タイヤ幅方向に沿ってタイヤ赤道CLと反対側を「タイヤ幅方向外側」と記載する。
図1では、標準リム30(図1では、二点鎖線で示している。)に装着して標準空気圧を充填したときのタイヤ10を示している。ここでいう標準リムとは、JATMA(日本自動車タイヤ協会)のYear Book2014年度版に記載されている、適用サイズにおける標準リムを指す。また、上記標準空気圧とは、JATMAのYear Book2014年度版の最大負荷能力に対応する空気圧である。
なお、以下の説明において、荷重とは下記規格に記載されている適用サイズにおける単輪の最大荷重(最大負荷能力)のことであり、内圧とは下記規格に記載されている単輪の最大荷重(最大負荷能力)に対応する空気圧のことであり、リムとは下記規格に記載されている適用サイズにおける標準リム(または、”Approved Rim”、”Recommended Rim”)のことである。規格は、タイヤが生産又は使用される地域に有効な産業規格によって決められている。例えば、アメリカ合衆国では、”The Tire and Rim Association Inc.のYear Book ”で、欧州では”The European Tire and Rim Technical OrganizationのStandards Manual”で、日本では日本自動車タイヤ協会の“JATMA Year Book”にて規定されている。
図1に示されるように、タイヤ10は、左右一対のビード部12(図1では、片側のビード部12のみ図示)と、一対のビード部12からタイヤ径方向外側へそれぞれ延びる一対のタイヤサイド部14と、一方のタイヤサイド部14から他方のタイヤサイド部14へ延びるトレッド部16と、を有している。なお、タイヤサイド部14は、ランフラット走行時にタイヤ10に作用する荷重を負担する。
なお、本実施の形態のタイヤ10は、偏平率が55以上のタイヤであり、タイヤ断面高さ(タイヤセクションハイト)SHが115mm以上に設定されている。なお、ここでいうセクションハイト(タイヤ断面高さ)SHとは、タイヤ10を標準リム30に組み付けて内圧を標準空気圧とした状態におけるタイヤ外径とリム径との差の1/2の長さを指す。また、本実施形態では、タイヤ10の偏平率を55以上で且つタイヤ断面高さSHを115mm以上に設定しているが、本発明はこの構成に限定されない。
図2に示されるように、ビード部12は、タイヤ幅方向断面視で、ビードヒール12Hおよびビードトウ12Tの外輪郭線が曲線で形成されている。なお、本発明はこの構成に限定されず、ビードヒール12Hまたはビードトウ12Tの外輪郭線が角張って形成されていてもよい。また、ビードヒール12Hは、ビードトウ12Tよりもタイヤ径方向外側に位置している。
タイヤ幅方向断面視において、ビードヒール12Hの径(以下、「ビードヒール径DH」と記載する。)は、標準リム30のリム径DRに対して0.42〜0.72%小さくされている。また、ビードヒール点12HPとビードトウ点12TPとを結んだ直線SLが、タイヤ幅方向に対して角度αで傾斜している。なお、角度αは、鋭角側の角度を指し、12.2〜14.7°の範囲内に設定されている。
また、タイヤ幅方向断面視において、ビード部12の外輪郭線のうちビードベース面12Bに相当するビードベースの外輪郭線が、直線状のビードトウ側部12BTと、該ビードトウ側部12BTと連結点12BPで連結される曲線状のビードヒール側部12BHとを備え、ビードトウ側部12BTが、タイヤ幅方向に対して角度βで傾斜している。この角度βは、鋭角側の角度を指し、17.5〜19.5°の範囲内に設定されている。なお、本実施形態では、図2に示されるように、ビードヒール12Hの外輪郭線をなす曲線状部分の一部がビードヒール側部12BHであり、ビードヒール12Hの曲線状部分の端が連結点12BPであり、連結点12BPからタイヤ径方向内側に傾斜してビードトウ12Tの曲線状部分前までがビードトウ側部12BTである。また、ビードトウ側部12BTの延長線上に、ビードトウ点12TPが位置することが好ましい。なお、ビードヒール側部12BHは直線状でもよく、ビードヒール側部12BHが直線状の場合は、ビードヒール側部12BHとビードトウ側部12BTとのそれぞれの傾きが異なっている。
また、タイヤ幅方向断面視において、ビードトウ点12TPから連結点12BPまでタイヤ幅方向に沿って計測した距離LCが、ビードトウ点12TPからビードヒール点12HPまでタイヤ幅方向に沿って計測した距離LWの50%以上に設定されている。一方、連結点12BPは、後述するビードコア18のタイヤ径方向内側に位置するように配置されている。また、ビードトウ点12TPの角度γは30°以上に設定されている。
図1に示されるように、一対のビード部12には、ビードコア18がそれぞれ埋設されている。一対のビードコア18には、カーカス22が跨っている。このカーカス22の端部側はビードコア18に係止されている。本実施形態のカーカス22は、端部側がビードコア18周りにタイヤ内側から外側へ折り返されて係止されており、折返し部分22Bの端部22Cがカーカス本体部22Aに接している。なお、本実施形態では、カーカス22の端部22Cがタイヤサイド部14に対応する範囲(領域)に配置されているが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、カーカス22の端部22Cをトレッド部16に対応する範囲、特に、ベルト層24Aに対応する範囲に配置してもよい。
また、カーカス22は、一方のビードコア18から他方のビードコア18へトロイダル状に延びてタイヤ10の骨格を構成している。
カーカス本体部22Aのタイヤ径方向外側には、複数(本実施形態では2層)のベルト層24Aが設けられている。このベルト層24Aのタイヤ径方向外側には、キャップ層24Bが設けられている。このキャップ層24Bは、ベルト層24Aの全体を覆っている。
キャップ層24Bのタイヤ径方向外側には、キャップ層24Bの両端部をそれぞれ覆うように一対のレイヤー層24Cが設けられている。なお、本発明は上記構成に限定されず、キャップ層24Bの片側の端部のみをレイヤー層24Cで覆う構成としてもよく、キャップ層24Bの両端部をタイヤ幅方向に連続する一つのレイヤー層24Cで覆う構成としてもよい。また、タイヤ10の仕様に応じて、レイヤー層24Cを省略してもよい。
また、カーカス22、ベルト層24A、キャップ層24B及びレイヤー層24Cには、従来公知のランフラットタイヤで用いる各部材の構造を用いることができる。
ビード部12には、ビードコア18からタイヤ径方向外側へカーカス22の外面22Oに沿って延びるビードフィラー20が埋設されている。本実施形態では、ビードフィラー20は、カーカス本体部22Aと折返し部分22Bとで囲まれた領域に配置されている。なお、カーカス22の外面22Oは、カーカス本体部22Aにおいてはタイヤ外側の面であり、折返し部分22Bにおいてはタイヤ内側の面である。また、本実施の形態では、ビードフィラー20のタイヤ径方向外側の端部20Aがタイヤサイド部14に入り込んでいる。また、ビードフィラー20は、タイヤ径方向外側に向けて厚みが減少している。
図1に示されるように、ビードフィラー20の高さBHは、タイヤ断面高さSHの30〜50%の範囲内に設定されている。なお、ここでいうビードフィラー20の高さBHとは、タイヤ10を標準リム30に組み付けて内圧を標準空気圧とした状態におけるビードフィラー20のタイヤ径方向外側の端部20Aからビード部12の先端までの高さ(タイヤ径方向に沿った長さ)を指す。ここで、ビードフィラー20の高さBHがタイヤ断面高さSHの30%より低い場合には、ランフラット走行時の耐久性を十分に確保できない。また、ビードフィラー20の高さBHがタイヤ断面高さSHの50%より高い場合には、乗り心地が悪化する。このため、ビードフィラー20の高さBHは、タイヤ断面高さSHの30〜50%の範囲内で設定するのが好ましい。
また、本実施形態では、ビードフィラー20の端部20Aをタイヤ10の最大幅位置よりもタイヤ径方向内側に配置している。なお、ここでいうタイヤ10の最大幅位置とは、タイヤ10のタイヤ幅方向に沿って最も幅が広い位置を指している。
ベルト層24A、キャップ層24B及びレイヤー層24Cのタイヤ径方向外側には、トレッド部16が設けられている。このトレッド部16は、走行中に路面に接地する部位であり、トレッド部16の踏面には、タイヤ周方向に延びる周方向溝16Aが複数本形成されている。また、トレッド部16には、タイヤ幅方向に延びる図示しない幅方向溝が形成されている。なお、周方向溝16A及び幅方向溝の形状や本数は、タイヤ10に要求される排水性や操縦安定性等の性能に応じて適宜設定される。
タイヤサイド部14には、カーカス22のタイヤ幅方向内側にタイヤサイド部14を補強するサイド補強層の一例としてのサイド補強ゴム26が配設されている。このサイド補強ゴム26は、タイヤ10の内圧がパンクなどで減少した場合に車両及び乗員の重量を支えた状態で所定の距離を走行させるための補強ゴムである。
サイド補強ゴム26は、カーカス22の内面22Iに沿ってビードコア18側からトレッド部16側へタイヤ径方向に延びている。また、サイド補強ゴム26は、ビードコア18側及びトレッド部16側に向かうにつれて厚みが減少する形状、例えば、略三日月形状とされている。なお、ここでいうサイド補強ゴム26の厚みとは、タイヤ10を標準リム30に組み付けて内圧を標準空気圧とした状態におけるカーカス22の法線に沿った長さを指している。
また、サイド補強ゴム26は、トレッド部16側の端部26Aがカーカス22(カーカス本体部22A)を挟んでトレッド部16と重なっている。具体的には、サイド補強ゴム26の端部26Aがベルト層24Aと重なっている。一方、サイド補強ゴム26は、ビードコア18側の端部26Bがカーカス22(カーカス本体部22A)を挟んでビードフィラー20と重なっている。
サイド補強ゴム26は、破断伸びが130〜190%の範囲内に設定されている。なお、ここでいう「破断伸び」とは、JIS K6251(ダンベル状3号形試験片使用)に基づいて測定された破断伸び(%)を指す。本実施形態では、サイド補強ゴム26を1種類のゴム材で構成しているが、本発明はこの構成に限定されず、サイド補強ゴム26複数種類のゴム材で構成してもよい。
また、本実施形態では、サイド補強層の一例としてゴムを主成分とするサイド補強ゴム26を用いているが、本発明はこの構成に限定されず、サイド補強層を他の材料で形成してもよい。例えば、熱可塑性樹脂等を主成分とするサイド補強層を形成してもよい。なお、サイド補強ゴム26は、ゴムが主成分であれば、他にフィラー、短繊維、樹脂等の材料を含んでもよい。
また、カーカス22の延在方向に沿ってビードフィラー20の端部20A及びサイド補強ゴム26の端部26B間の中点Qにおけるサイド補強ゴム26の厚みGBは、サイド補強ゴム26の最大厚みGAの40〜80%の範囲内に設定されている。このように、サイド補強ゴム26の厚みGBを最大厚みGAの40〜80%以下の厚みとすることで、仮に、タイヤサイド部14にバックリング現象が発生した場合であっても、サイド補強ゴム26に破損(一例として、割れ)が生じるのを抑制できる。なお、本実施形態では、カーカス22の最大幅位置におけるサイド補強ゴム26の厚みが最大厚みGAとなっているが、本発明はこの構成に限定されない。また、ここでいうカーカス22の最大幅位置とは、カーカス22のタイヤ幅方向に沿って最も幅が広い位置を指す。
タイヤ10を標準リム30に組み付けて内圧を標準空気圧とした状態におけるサイド補強ゴム26の端部26Bからビード部12の先端までの高さLHは、ビードフィラー20の高さBHの50〜80%の範囲内の高さに設定されている。ここで、高さLHが高さBHの80%の高さより高い場合には、ランフラット走行時の耐久性が確保しにくい。また、高さLHが高さBHの50%の高さより低い場合には、乗り心地が悪化する。このため、高さLHは、高さBHの50〜80%の範囲内の高さで設定するのが好ましい。
本実施形態のタイヤ10では、タイヤ断面高さSHが高いタイヤ10を対象としているため、リムガード(リムプロテクション)を設けていないが、本発明はこの構成に限定されず、リムガードを設けてもよい。
タイヤ10の内面には、一方のビード部12から他方のビード部12にわたって図示しないインナーライナーが設けられている。本実施形態のタイヤ10では、インナーライナーの主成分を、一例として、ブチルゴムとしているが、本発明はこの構成に限定されず、インナーライナーの主成分を他のゴム材や樹脂としてもよい。
次に、本実施形態のタイヤ10の作用について説明する。
図3に示されるように、ランフラット走行時には、タイヤ10の接地部分が大きく撓んだ状態となる。この状態で、例えば、コーナリングによってSA(スリップアングル)が付与されると、撓みがタイヤ10の進行方向前側へ伝播し、踏込側部分Fが大きく撓んだ状態となる(なお、図3の矢印Aは、タイヤ回転方向を示したものである)。この結果、車両の旋回内側に位置するタイヤサイド部14がタイヤ10の内側に折れ曲がって、バックリング現象が発生することがある(図4参照)。
ところで、タイヤ断面高さSHが115mm以上のタイヤの場合、旋回内側に位置するタイヤにバックリング現象が発生しやすいことが確認されている。図5に示すグラフは、タイヤ幅を195mmにしてタイヤ断面高さSHを変更したタイヤを用いて、タイヤ断面高さSHに対するリム外れ指標を調べたものである。ここでいうリム外れは、タイヤサイド部14のバックリング現象を経て生じるため、リム外れ指標の数値が大きいほど、バックリング現象が発生しにくいことを示している。この図5によれば、タイヤ断面高さSHが高くなるほど、旋回内側のリム外れ指標の数値が小さくなっており、タイヤ断面高さSHが115mm以上のタイヤでは、旋回外側よりもタイヤサイド部14にバックリング現象が発生し易くなっているのが分かる。
タイヤ10では、ビードヒール12Hのビードヒール径DHを標準リム30のリム径DRに対して0.42%以上小さくしていることから、ビード部12が標準リム30に対して強く拘束される。これにより、ランフラット走行時にタイヤサイド部14にバックリング現象が発生しても、ビード部12の位置ずれを抑制できるため、リム外れを抑制できる。
一方、ビードヒール径DHを標準リム30のリム径DRに対して0.72%以下の範囲で小さくすることで、ランフラット走行時にタイヤサイド部14にバックリング現象が発生しても、ビード部12が標準リム30に対して拘束され過ぎないので、サイド補強ゴム26への歪の集中が抑制される。これにより、サイド補強ゴム26の耐久性を確保できる。
ここで、タイヤ10では、タイヤサイド部14にバックリング現象が発生した場合、サイド補強ゴム26の内面26Cが引っ張られて変形する(伸びる)。この引っ張りによる変形(引張歪)は、サイド補強ゴム26のカーカス22を挟んでビードフィラー20と重なる重なり部分28で大きくなりやすいが、サイド補強ゴム26の破断伸びを130%以上としていることから、サイド補強ゴム26の破損(破断、割れ)を抑制することができる。これにより、サイド補強ゴム26の耐久性が向上する。
一方、サイド補強ゴム26の破断伸びを増やし過ぎると、サイド補強ゴム26の硬度が低くなるため、ランフラット耐久性の確保のためにサイド補強ゴム26の厚みを増やす必要がある。しかし、タイヤ10では、サイド補強ゴム26の破断伸びを190%以下としていることから、ランフラット耐久性を確保するためにサイド補強ゴム26を厚くし過ぎる必要がないため、重量の過剰な増加を抑制することができる。これにより、走行時のタイヤ10の転がり抵抗を低減することができ、装着された車両の燃費を向上させることができる。
以上のことから、タイヤ10によれば、タイヤサイド部14にバックリング現象が発生しても、リム外れとサイド補強ゴム26の破損を抑制できる
また、タイヤ10では、角度αを12.2〜14.7°の範囲内に設定していることから、タイヤサイド部14にバックリング現象が発生しても、サイド補強ゴム26への歪の集中及びリム外れをさらに抑制できる。具体的には、角度αを12.2°以上に設定することで、ビード部12のビードトウ12T側部分の標準リム30に対する接触圧が大きくなるので、タイヤサイド部14にバックリング現象が発生しても、ビード部12の位置ずれを十分に抑制できるため、リム外れをさらに抑制できる。また、角度αを14.7°以下に設定することで、ビードトウ12T側部分の接触圧が過剰になりすぎないため、ビード部12が標準リム30に拘束されすぎないので、サイド補強ゴム26への歪の集中をさらに抑制することができる。
また、タイヤ10では、ビードコア18の内径DCを標準リム30のリム径DRに対して0.74〜1.1%大きくしていることから、タイヤサイド部14にバックリング現象が発生しても、サイド補強ゴムへの歪の集中及びリム外れを効果的に抑制できる。具体的には、内径DCをリム径DRに対して0.74%以上大きくすることで、タイヤサイド部14にバックリング現象が発生しても、ビード部12が標準リム30に対して拘束されすぎないので、サイド補強ゴム26への歪の集中を効果的に抑制できるため、サイド補強ゴム26の耐久性を確保することができる。また、内径DCをリム径DRに対して1.1%以下の範囲で大きくすることで、ビードコア18が標準リム30に対して離間しすぎないので、タイヤサイド部14にバックリング現象が発生しても、ビード部12の標準リム30に対する接触圧を確保することができる。これにより、リム外れを効果的に抑制できる。
また、タイヤ10では、カーカス22を挟んでサイド補強ゴム26の端部26Bをビードフィラー20に重ねていることから、タイヤサイド部14の剛性が増してランフラット耐久性が向上する。
さらに、タイヤ10では、ビードフィラー20の高さBHをタイヤ断面高さSHの30〜50%にしていることから、ランフラット走行時におけるリム外れを効果的に抑制することができる。具体的には、ビードフィラー20の高さBHがタイヤ断面高さSHの30%未満の場合には、ビード部12の剛性が低く変形しやすいため、ランフラット走行において旋回したときにリム外れが生じやすく、高さBHがタイヤ断面高さSHの50%を超える場合には、ビード部12の剛性が高く変形しにくいため、ランフラット走行時にタイヤサイド部14にバックリング現象が発生した場合にビード部12がリム外れを生じる虞がある。したがって、ビードフィラー20の高さBHは、タイヤ断面高さSHの30〜50%の範囲内に設定することが好ましい。
また、ビードフィラー20の端部20Aがタイヤ10の最大幅位置よりもタイヤ径方向外側にあると、タイヤサイド部14の剛性が高く変形しにくいため、ランフラット走行にタイヤサイド部14にバックリング現象が発生した場合にビード部12がリム外れを生じる虞がある。このため、ビードフィラー20の端部20Aは、タイヤ10の最大幅位置よりもタイヤ径方向外側に位置させることが好ましい。
タイヤ10では、サイド補強ゴム26の厚みをビードコア18側及びトレッド部16側に向かうにつれて減少させ、かつ、重なり部分28の中点Qにおけるサイド補強ゴム26の厚みGBを最大厚みGAの40〜80%にしていることから、重なり部分28の中点Qにおいてカーカス22からサイド補強ゴム26の内面26Cまでの距離が短くなり、この内面26C(具体的には、内面26Cの重なり部分28に対応する部分)に作用する引張応力が低下する。これにより、サイド補強ゴム26の破損がさらに抑制される。なお、タイヤサイド部14にバックリング現象が発生した場合には、サイド補強ゴム26が中点Qに対応する内面26Cの点26Q(中点Qを通る法線(カーカス22の法線)と内面26Cとの交点)を曲げの中心としてタイヤ内側に折れ曲がるため、点26Q近傍に矢印E及びE’方向の引っ張りが生じる(図4参照)。また、厚みGBが最大厚みGAの30%未満の場合には、中点Q近傍においてサイド補強ゴム26の厚みが薄くなり過ぎてタイヤサイド部14の剛性が低下し、ランフラット耐久性が低下する虞がある。一方、厚みGBが最大厚みGAの80%を超える場合には、中点Q近傍においてサイド補強ゴム26の厚みが厚くなり過ぎてタイヤサイド部14にバックリング現象が発生した場合に内面26Cに作用する引張応力を十分に低下できない。したがって、厚みGBは、最大厚みGAの40〜80%の範囲内に設定することが好ましい。
また、本実施形態のタイヤ10のようにタイヤ断面高さSHが115mm以上でかつ偏平率55以上のタイヤは、ランフラット走行時にタイヤサイド部14にバックリング現象が発生しやすい。このため、サイド補強ゴム26の破断伸びを130%以上190%以下の範囲内に設定することにより、タイヤサイド部14のバックリングに対してサイド補強ゴム26の破損を効果的に抑制することができる。
また、タイヤ10では、角度βを17.5°以上にしていることから、ビード部12のビードトウ12T側の標準リム30に対する接触圧が大きくなり、ランフラット走行時にタイヤサイド部14にバックリング現象が発生しても、リム外れを効果的に抑制できる。
一方、角度βを19.5°以下にしていることから、ビードトウ側部12BTの傾斜が大きくなりすぎないので、ビードトウ12Tの剛性が上がり、タイヤ10を標準リム30に装着する際、例えばビード部12を、リムフランジを乗り越えさせるときに、ビードトウ12Tがリムフランジを滑らかに乗越えることで食い込み量が減る為、ビードトウ12Tの先端が欠ける等の損傷が発生しない(すなわちリム組性が維持されている)。また、角度βを19.5°以下にすることで、ビードトウ側部12BTの、標準リム30に対する接触圧が均一化されて摩擦係数が向上するので、ランフラット走行時にタイヤサイド部14にバックリング現象が発生しても、リム外れを効果的に抑制できる。
タイヤ10では、距離LCを距離LWの50%以上に設定していることから、ビードトウ側部12BTの、標準リム30に対する接触圧がさらに均一化されて摩擦係数が向上するので、タイヤサイド部14にバックリング現象が発生しても、リム外れをより効果的に向上させることができる。
タイヤ10では、連結点12BPをビードコア18のタイヤ径方向内側に位置するように配置していることから、ビード部12の標準リム30に対する接触圧が、連結点12BPを境にしてビードヒール12H側およびビードトウ12T側で変化するが、連結点12BPを剛性の高いビードコア18のタイヤ径方向内側に位置させることにより、上記の接触圧の不均一を低減させることができる。
タイヤ10では、ビードトウ点12TPの角度γを30°以上に設定していることから、ビードトウ12Tの剛性が向上するので、例えばタイヤ10を標準リム30に装着する際に、ビードトウ12Tが欠ける等の損傷を防止することができる。
なお、タイヤ10では、少なくともビードコア18とビードベース面12Bとの間に、図示しないテキスタイルチェーファーを配設してもよい。このテキスタイルチェーファーとしては、有機繊維コードを配列させてなる層をゴムで被覆して形成される補強コード層を用いてもよい。また、テキスタイルチェーファーは、そのコードがタイヤ周方向に対して30〜60°の角度、好ましくは45°の角度で傾斜するものを用いてもよい。
前述の実施形態では、カーカス22の端部側をビードコア18周りにタイヤ幅方向内側から外側へ折り返してカーカス22の端部をビードコア18に係止する構成としているが、本発明はこの構成に限定されず、例えば、ビードコア18を半割とし、半割のビードコア18でカーカス22の端部側を挟むことで、カーカス22の端部をビードコア18に係止する構成としてもよい。
また、前述の実施形態では、図1に示されるように、サイド補強ゴム26を1種類のゴムで構成しているが、本発明はこの構成に限定されず、サイド補強ゴム26を複数種類のゴムで構成してもよい。例えば、サイド補強ゴム26をタイヤ径方向に異なる複種類のゴムを重ねた構成としてもよく、サイド補強ゴム26をタイヤ幅方向に異なる複数種類のゴムを重ねた構成としてもよい。なお、サイド補強ゴム26をタイヤ径方向に異なる複種類のゴムを重ねた構成とした場合には、サイド補強ゴム26の中点Qを含む部分のゴムの破断伸びを130%以上190%以下の範囲内に設定すれば、本発明の効果を得ることができる。また、サイド補強ゴム26をタイヤ幅方向に異なる複数種類のゴムを重ねた構成とした場合には、サイド補強ゴム26の内面26Cを形成するゴム(サイド補強ゴム26を構成する複数種類のゴムのうちタイヤ幅方向最内側のゴム)の破断伸びを130%以上190%以下の範囲内に設定すれば、本発明の効果を得ることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこうした実施の形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
(試験例)
本発明の効果を確かめるために、本発明に含まれるランフラットラジアルタイヤ(以下、単にタイヤと記載する。)を18種類(以下の実施例1〜18)、本発明に含まれない比較例のタイヤを3種類(以下の比較例1〜3)用意して以下の試験1、2を実施した。
まず、試験1に用いた実施例1〜6の各タイヤ及び比較例1〜3の各タイヤについて説明する。なお、試験に用いたタイヤのサイズはいずれも195/65R15である。実施例1〜6の各タイヤは、いずれも前述の実施形態のタイヤ10の構造と同じ構造を採用しており、「サイド補強ゴムの破断伸び」、「サイド補強ゴムの最大厚みGA」あるいは「径差X(リム径DR−ビードヒール径DH)」のいずれかの値が異なるタイヤである。また、比較例1〜3の各タイヤは、実施例1〜6の各タイヤと同じ構造とされているが、サイド補強ゴムの破断伸び、及び、径差X(リム径DR−ビードヒール径DH)の少なくとも一つの値が本発明に含まれないタイヤである。なお、実施例1〜6及び比較例1〜3の各種数値に関しては、表1に示す通りである。また、実施例1〜6のサイド補強ゴムの最大厚みGAに関しては、比較例1の最大厚みGAを基準値(100)にして、比較例1と同等のランフラット耐久性を得るために必要とされる厚みを、指数で表している。なお、最大厚みGAの数値に関しては、小さいほど良好な結果を示している。
次に、試験1に用いた実施例7〜13の各タイヤについて説明する。実施例7〜13の各タイヤは、いずれも前述の実施形態のタイヤ10の構造と同じ構造を採用しており、サイド補強ゴムの破断伸び、サイド補強ゴムの最大厚みGA及び径差Xの値に関しては、実施例4と同様である。また、実施例7〜13の各タイヤは、「角度α」及び「径差Y(リム径DR−ビードコアの内径DC)」がそれぞれ異なるタイヤである。なお、実施例7〜13の各種数値に関しては、表1に示す通りである。
試験1では、まず、供試タイヤをJATMA規格の標準リムに組み付け、空気を充填せずに(内圧を0kPaにして)車両に装着し、20km/hの速度で5kmの距離を慣らし走行した。その後、所定の速度で曲率半径が25mの旋回路に進入して、この旋回路の1/3周の位置で停止することを2回連続で実施した(Jターン試験)。サイド補強ゴムの内面に破損が生じていない場合には、速度を2km/h上げて再度実施した。このようにして、サイド補強ゴムの内面に破損が生じるまで上記Jターン試験を実施した。
ここで、比較例1のサイド補強ゴムの内面に破損が生じたときの進入速度を基準値(100)として実施例1〜13及び比較例2、3の各サイド補強ゴムの内面に破損が生じたときの進入速度を指数で表して評価した。なお、表1及び表2における「耐割れ性」は、サイド補強ゴムの内面に破損が生じたときの進入速度を指数で表したものである。また、耐割れ性の数値に関しては、大きいほど良好な結果を示している。
また、進入速度を2km/h上げながら上記Jターン試験を実施し、ビード部がリム(リムのハンプ)から外れたときの進入速度を測定した。ここで、比較例1のビード部がリムから外れたときの進入速度を基準値(100)として、実施例1〜13及び比較例2、3の各ビード部がリムから外れたときの進入速度を指数で表して評価した。なお、表1及び表2における「耐リム外れ性」は、ビード部がリムから外れたときの進入速度を指数で表したものである。また、耐リム外れ性の数値に関しては、大きいほど良好な結果を示している。
表1に示されるように、実施例1〜6では、リム径DRに対する径差Xの割合を0.42〜0.72%の範囲内としていることから、耐リム外れ性が比較例1よりも向上している。また、実施例1〜6では、サイド補強ゴムの破断伸びを130%以上に設定していることから、サイド補強ゴムの耐割れ性が比較例1、2よりも向上している。なお、サイド補強ゴムの破断伸びが190%を超えるとランフラット耐久性確保のためにサイド補強ゴムの最大厚みGAが厚くなり重量が増加し過ぎる傾向がある(実施例3)。また、比較例3のように、サイド補強ゴムの破断伸びを130%以上としても、リム径DRに対する径差Xの割合が大きすぎると割れ性が低下する傾向がある。
表2に示されるように、実施例7〜11では、角度αを12.2〜14.7°の範囲内としていることから、耐リム外れ性が実施例12よりも向上している。一方、実施例13では、角度αを14.7°よりも大きくしているため、耐割れ性が低下している。これは、実施例13では、ビード部が標準リムに強く拘束され過ぎているためと思われる。
また、実施例7〜11では、リム径DRに対する径差Yの割合を0.74〜1.1%の範囲内としていることから、耐リム外れ性が実施例12よりも向上している。一方、実施例13では、リム径DRに対する径差Yの割合を1.1%よりも大きくしているため、耐割れ性が低下している。これは、実施例13では、ビード部が標準リムに強く拘束され過ぎているためと思われる。
次に、試験2に用いた実施例14〜18の各タイヤについて説明する。なお、試験2に用いたタイヤのサイズはいずれも195/65R15である。実施例14〜18の各タイヤは、いずれも前述の実施形態のタイヤ10の構造と同じ構造を採用しており、「サイド補強ゴムの最大厚みGA」、「サイド補強ゴムの中点Qにおける厚みGB」及び「最大厚みGAに対する厚みGBの割合」のいずれかの値が異なるタイヤである。実施例14〜18の各種数値に関しては、表3に示す通りである。なお、実施例14〜18のサイド補強ゴムの破断伸びはいずれも170%に設定されている。
試験2では、供試タイヤをJATMA規格の標準リムに組み付け、空気を充填せずに(内圧を0kPaにして)ドラム試験機に取り付け、そして、回転ドラムにラジアル荷重400kgfで押し付けた状態で所定の速度(回転速度)でランフラット走行(ランフラット直進走行)させながら、各供試タイヤのタイヤサイド部が故障するまでの走行距離(回転ドラム上の走行距離)を測定した。そして、比較例1のタイヤサイド部が故障するまでの走行距離を基準値(100)として実施例14〜18のタイヤサイド部が故障するまでの各走行距離を指数で表して評価した。なお、表3における「ランフラット耐久性」は、タイヤサイド部が故障するまでの走行距離を指数で表したものである。また、ランフラット耐久性の数値に関しては、大きいほど良好な結果を示している。
また、実施例14〜18の耐割れ性についても試験1と同様の方法で評価を行った。
表3に示されるように、実施例14、15、17では、サイド補強ゴムの中点Qにおける厚みGBが最大厚みGAの40〜80%の範囲内のため、良好な耐割れ性が得られ、さらに、良好なランフラット耐久性が得られる。一方、実施例16、18では、サイド補強ゴムの中点Qにおける厚みGBが最大厚みGAの40%未満のため、ランフラット耐久性が低下することが分かる。
10 ランフラットタイヤ
12 ビード部
12T ビードトウ
12TP ビードトウ点
12H ビードヒール
12HP ビードヒール点
14 タイヤサイド部
16 トレッド部
18 ビードコア
20 ビードフィラー
20A 端部
22 カーカス
22A 本体部
22B 折返し部
22C 端部
22I 内面
22O 外面
26 サイド補強ゴム
26A 端部(トレッド部側の端部)
26B 端部(ビードコア側の端部)
30 標準リム
CL タイヤ赤道面
DC ビードコアの内径
DH ビードヒール径
DR リム径
Q 中点
SL 直線

Claims (6)

  1. ビードコアが埋設され、ビードヒール径が標準リムのリム径に対して0.42〜0.72%小さい一対のビード部と、
    前記一対のビード部に跨り、端部側が前記ビードコアに係止されたカーカスと、
    前記ビードコアからタイヤ径方向外側へ向かって前記カーカスの外面に沿うように延びるビードフィラーと、
    前記ビード部に連なるタイヤサイド部に設けられ、前記カーカスの内面に沿ってタイヤ径方向に延び、前記ビードコア側の端部が前記カーカスを挟んで前記ビードフィラーと重なり、破断伸びが130%以上のサイド補強ゴムと、
    を有するランフラットタイヤ。
  2. タイヤ幅方向断面視において、前記ビード部のビードトウ径を計測するためのビードトウ点と前記ビードヒール径を計測するためのビードヒール点とを結んだ直線がタイヤ幅方向に対して12.2〜14.7°の範囲内で傾斜する、請求項1に記載のランフラットタイヤ。
  3. 前記ビードコアの内径が、前記リム径に対して0.74〜1.1%大きい、請求項1又は請求項2に記載のランフラットタイヤ。
  4. 前記サイド補強ゴムの破断伸びが190%以下である、請求項1〜3のいずれか1項に記載のランフラットタイヤ。
  5. 前記サイド補強ゴムは、前記ビードコア側及びトレッド部側に向かって厚みが減少し、
    前記カーカスに沿って前記ビードフィラーのタイヤ径方向外側の端部と前記サイド補強ゴムの前記ビードコア側の端部との中点における前記サイド補強ゴムの厚みが、前記サイド補強ゴムの最大厚みの40〜80%である、請求項1〜4のいずれか1項に記載のランフラットタイヤ。
  6. タイヤ断面高さが115mm以上である、請求項1〜5のいずれか1項に記載のランフラットタイヤ。
JP2014031078A 2014-02-20 2014-02-20 ランフラットタイヤ Expired - Fee Related JP6317130B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014031078A JP6317130B2 (ja) 2014-02-20 2014-02-20 ランフラットタイヤ
US15/119,127 US20170057300A1 (en) 2014-02-20 2014-12-12 Run-flat tire
PCT/JP2014/083049 WO2015125387A1 (ja) 2014-02-20 2014-12-12 ランフラットタイヤ
CN201480075935.4A CN106029405B (zh) 2014-02-20 2014-12-12 缺气保用轮胎
EP14883035.9A EP3109068B1 (en) 2014-02-20 2014-12-12 Run-flat tire

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014031078A JP6317130B2 (ja) 2014-02-20 2014-02-20 ランフラットタイヤ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015155263A true JP2015155263A (ja) 2015-08-27
JP6317130B2 JP6317130B2 (ja) 2018-04-25

Family

ID=53877916

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014031078A Expired - Fee Related JP6317130B2 (ja) 2014-02-20 2014-02-20 ランフラットタイヤ

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20170057300A1 (ja)
EP (1) EP3109068B1 (ja)
JP (1) JP6317130B2 (ja)
CN (1) CN106029405B (ja)
WO (1) WO2015125387A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017197153A (ja) * 2016-04-28 2017-11-02 株式会社ブリヂストン ランフラットラジアルタイヤ
JP7367488B2 (ja) 2019-11-26 2023-10-24 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5809191B2 (ja) * 2013-05-20 2015-11-10 株式会社ブリヂストン 乗用車用のランフラットタイヤ
JP5809192B2 (ja) * 2013-05-20 2015-11-10 株式会社ブリヂストン 乗用車用のランフラットタイヤ
JP5536259B1 (ja) * 2013-06-13 2014-07-02 株式会社ブリヂストン ランフラットタイヤ
WO2018110668A1 (ja) * 2016-12-15 2018-06-21 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0415111A (ja) * 1990-05-07 1992-01-20 Sumitomo Rubber Ind Ltd 安全タイヤ
JP2000190715A (ja) * 1998-12-24 2000-07-11 Sumitomo Rubber Ind Ltd 空気入りタイヤ
JP2000198327A (ja) * 1998-12-28 2000-07-18 Sumitomo Rubber Ind Ltd チュ―ブレスタイヤ
JP2001225614A (ja) * 2000-02-15 2001-08-21 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤ
JP2005126555A (ja) * 2003-10-23 2005-05-19 Sumitomo Rubber Ind Ltd タイヤサイドウォール補強層用ゴム組成物
JP2007039015A (ja) * 2005-06-28 2007-02-15 Sumitomo Rubber Ind Ltd 空気入りタイヤ

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1436725A (en) * 1972-06-21 1976-05-26 Bridgestone Tire Co Ltd Pneumatic safety tyre
JPS51151208A (en) * 1975-06-20 1976-12-25 Komatsu Ltd A vibrationproof sintered alloy
JPH0237003A (ja) * 1988-07-28 1990-02-07 Yokohama Rubber Co Ltd:The 重荷重用チユーブレスタイヤ
JP2672048B2 (ja) * 1991-09-19 1997-11-05 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ
CA2089450A1 (en) * 1992-02-21 1993-08-22 Masanao Yoshida Pneumatic tire
JP2733730B2 (ja) * 1992-12-28 1998-03-30 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ
US5464899A (en) * 1992-12-30 1995-11-07 Bridgestone Corporation High modulus low hysteresis rubber compound for pneumatic tires
JPH0920110A (ja) * 1995-07-04 1997-01-21 Bridgestone Corp 空気入りラジアル・タイヤ
JP3485413B2 (ja) * 1996-03-29 2004-01-13 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤのビード部構造
AU741644B2 (en) * 1997-04-17 2001-12-06 Titan International Inc. Wheel and tyre assembly
US5988247A (en) * 1997-11-17 1999-11-23 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. Pneumatic tire with crown reinforcing rubber layer and side reinforcing rubber layers
US6646066B2 (en) * 2002-03-14 2003-11-11 The Goodyear Tire & Rubber Company Rubber composition containing a thermoplastic polymer and tire sidewall component or tire support ring comprised of such rubber composition
JP4133000B2 (ja) * 2002-06-12 2008-08-13 株式会社ブリヂストン ランフラットタイヤ
JP4587375B2 (ja) * 2004-12-28 2010-11-24 株式会社ブリヂストン 空気入りラジアルタイヤ
DE102005006660B3 (de) * 2005-02-14 2006-11-16 Siemens Audiologische Technik Gmbh Verfahren zum Einstellen eines Hörhilfsgeräts, Hörhilfsgerät und mobile Ansteuervorrichtung zur Einstellung eines Hörhilfsgeräts sowie Verfahren zur automatischen Einstellung
JP2009126262A (ja) * 2007-11-21 2009-06-11 Bridgestone Corp ランフラットタイヤ
JP5212782B2 (ja) * 2008-01-28 2013-06-19 住友ゴム工業株式会社 サイド部補強ゴム組成物およびランフラットタイヤ
JP5462468B2 (ja) * 2008-11-04 2014-04-02 住友ゴム工業株式会社 ランフラットタイヤ
CN102802968B (zh) * 2009-05-29 2015-04-01 株式会社普利司通 缺气保用轮胎
WO2011043319A1 (ja) * 2009-10-05 2011-04-14 株式会社ブリヂストン ランフラットタイヤ
JP5351244B2 (ja) * 2011-04-22 2013-11-27 住友ゴム工業株式会社 タイヤ用ゴム組成物、及び空気入りタイヤ
JP5809192B2 (ja) * 2013-05-20 2015-11-10 株式会社ブリヂストン 乗用車用のランフラットタイヤ
JP5536259B1 (ja) * 2013-06-13 2014-07-02 株式会社ブリヂストン ランフラットタイヤ
KR101591814B1 (ko) * 2013-12-17 2016-02-04 한국타이어 주식회사 런플랫 타이어용 사이드월 인서트 고무 조성물 및 이를 이용하여 제조한 타이어

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0415111A (ja) * 1990-05-07 1992-01-20 Sumitomo Rubber Ind Ltd 安全タイヤ
JP2000190715A (ja) * 1998-12-24 2000-07-11 Sumitomo Rubber Ind Ltd 空気入りタイヤ
JP2000198327A (ja) * 1998-12-28 2000-07-18 Sumitomo Rubber Ind Ltd チュ―ブレスタイヤ
JP2001225614A (ja) * 2000-02-15 2001-08-21 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤ
JP2005126555A (ja) * 2003-10-23 2005-05-19 Sumitomo Rubber Ind Ltd タイヤサイドウォール補強層用ゴム組成物
JP2007039015A (ja) * 2005-06-28 2007-02-15 Sumitomo Rubber Ind Ltd 空気入りタイヤ

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017197153A (ja) * 2016-04-28 2017-11-02 株式会社ブリヂストン ランフラットラジアルタイヤ
WO2017188408A1 (ja) * 2016-04-28 2017-11-02 株式会社ブリヂストン ランフラットラジアルタイヤ
US11001104B2 (en) 2016-04-28 2021-05-11 Bridgestone Corporation Run-flat radial tire
JP7367488B2 (ja) 2019-11-26 2023-10-24 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ

Also Published As

Publication number Publication date
EP3109068A1 (en) 2016-12-28
CN106029405B (zh) 2018-11-23
EP3109068A4 (en) 2017-03-15
JP6317130B2 (ja) 2018-04-25
WO2015125387A1 (ja) 2015-08-27
EP3109068B1 (en) 2019-07-10
US20170057300A1 (en) 2017-03-02
CN106029405A (zh) 2016-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6317130B2 (ja) ランフラットタイヤ
JP6377390B2 (ja) ランフラットラジアルタイヤ
JP6454472B2 (ja) ランフラットラジアルタイヤ
JP6454471B2 (ja) ランフラットラジアルタイヤ
JP6634833B2 (ja) 空気入りタイヤ
WO2015122092A1 (ja) ランフラットラジアルタイヤ
CN106232395B (zh) 侧增强型缺气保用子午线轮胎
JP6525505B2 (ja) ランフラットタイヤ
JP6347979B2 (ja) サイド補強型ランフラットラジアルタイヤ
JP2015214306A (ja) ランフラットタイヤ
JP6301105B2 (ja) ランフラットラジアルタイヤ
JP5536259B1 (ja) ランフラットタイヤ
JP6612549B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP6162023B2 (ja) ランフラットラジアルタイヤ
JP2015214307A (ja) ランフラットタイヤ
JP6568790B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2008024128A (ja) 空気入りタイヤ
JP6268037B2 (ja) ランフラットラジアルタイヤ
JP6274815B2 (ja) ランフラットラジアルタイヤ
JP2015231762A (ja) ランフラットラジアルタイヤ
JP2012153293A (ja) 空気入りタイヤ
JP2011046225A (ja) タイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170919

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180306

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180329

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6317130

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees