JP2733730B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
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- JP2733730B2 JP2733730B2 JP4358570A JP35857092A JP2733730B2 JP 2733730 B2 JP2733730 B2 JP 2733730B2 JP 4358570 A JP4358570 A JP 4358570A JP 35857092 A JP35857092 A JP 35857092A JP 2733730 B2 JP2733730 B2 JP 2733730B2
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- Japan
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- bead
- tire
- rim
- toe
- pneumatic tire
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C15/00—Tyre beads, e.g. ply turn-up or overlap
- B60C15/02—Seating or securing beads on rims
- B60C15/024—Bead contour, e.g. lips, grooves, or ribs
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C15/00—Tyre beads, e.g. ply turn-up or overlap
- B60C15/02—Seating or securing beads on rims
- B60C15/0236—Asymmetric bead seats, e.g. different bead diameter or inclination angle
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S152/00—Resilient tires and wheels
- Y10S152/06—Peg leg
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T152/00—Resilient tires and wheels
- Y10T152/10—Tires, resilient
- Y10T152/10495—Pneumatic tire or inner tube
- Y10T152/10819—Characterized by the structure of the bead portion of the tire
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、タイヤをリムに機械力
にて装着するタイヤ／リム自動マウンタを用いるに特に
適した空気入りタイヤに関する。
にて装着するタイヤ／リム自動マウンタを用いるに特に
適した空気入りタイヤに関する。
【０００２】
【従来の技術】近来、タイヤをリムに装着する作業を機
械力を用いて行うタイヤ／リム自動マウンタが多く用い
られるようになってきており、このような自動マウンタ
においてホイールに空気入りタイヤを組み付ける場合、
特にビードシート内側位置に環状の突条（ハンプ）を備
え、ハンプとリムフランジとの間のビードシートにタイ
ヤのビードを嵌合させ、両側のハンプの間にビードシー
トよりも直径の小さい環状のウェルが形成された深底型
リムを有するホイールにタイヤを組み付ける場合に、例
えば図３及び図４に示すように、ホイールＡを回転面が
水平方向になるように載置し、上方からホイールＡにタ
イヤＢを載せ、始めに下側に位置するビード（タイヤ裏
側のビード）Ｂ１をホイールＡの上方に位置するリムフ
ランジＡ１及びハンプＡ３を越えて両側のハンプＡ３，
Ａ４の間のウェルＡ５内に位置させ、次に拡張ローラＣ
により上側に位置するビード（タイヤ表側のビード）Ｂ
２を押圧し、タイヤ表側のビードＢ２を上方のリムフラ
ンジＡ１及びハンプＡ３を越えさせてウェルＡ５内に落
とし込んだ後、タイヤをインフレートさせることによ
り、タイヤの表裏両側のビードＢ１，Ｂ２がそれぞれ両
側のハンプＡ３，Ａ４を越えて、リムフランジＡ１，Ａ
２とハンプＡ３，Ａ４の間のビードシートＡ６，Ａ７に
嵌合して組み付けられる。
械力を用いて行うタイヤ／リム自動マウンタが多く用い
られるようになってきており、このような自動マウンタ
においてホイールに空気入りタイヤを組み付ける場合、
特にビードシート内側位置に環状の突条（ハンプ）を備
え、ハンプとリムフランジとの間のビードシートにタイ
ヤのビードを嵌合させ、両側のハンプの間にビードシー
トよりも直径の小さい環状のウェルが形成された深底型
リムを有するホイールにタイヤを組み付ける場合に、例
えば図３及び図４に示すように、ホイールＡを回転面が
水平方向になるように載置し、上方からホイールＡにタ
イヤＢを載せ、始めに下側に位置するビード（タイヤ裏
側のビード）Ｂ１をホイールＡの上方に位置するリムフ
ランジＡ１及びハンプＡ３を越えて両側のハンプＡ３，
Ａ４の間のウェルＡ５内に位置させ、次に拡張ローラＣ
により上側に位置するビード（タイヤ表側のビード）Ｂ
２を押圧し、タイヤ表側のビードＢ２を上方のリムフラ
ンジＡ１及びハンプＡ３を越えさせてウェルＡ５内に落
とし込んだ後、タイヤをインフレートさせることによ
り、タイヤの表裏両側のビードＢ１，Ｂ２がそれぞれ両
側のハンプＡ３，Ａ４を越えて、リムフランジＡ１，Ａ
２とハンプＡ３，Ａ４の間のビードシートＡ６，Ａ７に
嵌合して組み付けられる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
空気入りタイヤを上記深底型リムを有するホイールＡに
組み付ける場合、先にウェルＡ5 内に位置させた裏側の
ビードＢ1 が、大部分はウェルＡ5 内に位置し、一部が
下方に位置するハンプＡ4 上に乗り上げた状態で停止す
るという問題があった。なお、表側のビードＢ2 が上方
のハンプＡ3 に乗り上げた場合は、足で踏むなどして押
圧することにより、表側のビードＢ2 をウェルＡ内に落
とし込むことができる。タイヤ裏側のビードＢ1 の一部
がハンプＡ4 に乗り上げた状態では、タイヤＢの回転軸
とホイールＡの回転軸とが一致せず、タイヤＢとリム
（ホイールＡ）とが互いに偏心し（図４参照）、タイヤ
Ｂをインフレートした時に嵌合不良を生じるという問題
があった。この問題を解決するために、タイヤ裏側のビ
ードＢ1 がハンプＡ4 を容易に乗り越えることができる
ように、ビードＢ1 の内径を大きくすると、インフレー
トした後の嵌合力が低下し、ビードとリムのビードシー
トとがずれてリムずれを生じるという問題があった。
空気入りタイヤを上記深底型リムを有するホイールＡに
組み付ける場合、先にウェルＡ5 内に位置させた裏側の
ビードＢ1 が、大部分はウェルＡ5 内に位置し、一部が
下方に位置するハンプＡ4 上に乗り上げた状態で停止す
るという問題があった。なお、表側のビードＢ2 が上方
のハンプＡ3 に乗り上げた場合は、足で踏むなどして押
圧することにより、表側のビードＢ2 をウェルＡ内に落
とし込むことができる。タイヤ裏側のビードＢ1 の一部
がハンプＡ4 に乗り上げた状態では、タイヤＢの回転軸
とホイールＡの回転軸とが一致せず、タイヤＢとリム
（ホイールＡ）とが互いに偏心し（図４参照）、タイヤ
Ｂをインフレートした時に嵌合不良を生じるという問題
があった。この問題を解決するために、タイヤ裏側のビ
ードＢ1 がハンプＡ4 を容易に乗り越えることができる
ように、ビードＢ1 の内径を大きくすると、インフレー
トした後の嵌合力が低下し、ビードとリムのビードシー
トとがずれてリムずれを生じるという問題があった。
【０００４】本発明の目的は、リム（ホイール）にタイ
ヤを嵌合する際に、リムへの嵌合性を良好にするととも
に、リムずれの発生を防止することのできる空気入りタ
イヤを提供することである。
ヤを嵌合する際に、リムへの嵌合性を良好にするととも
に、リムずれの発生を防止することのできる空気入りタ
イヤを提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の空気入りタイヤは、環状トレッドと、トレッ
ドの両端からタイヤ半径方向に延びるサイドウォール
と、サイドウウォールのタイヤ半径方向内端に形成され
たビード部とを備えた空気入りタイヤであって、タイヤ
回転軸を含む断面において、左右のビード部の形状が異
なっており、左右のビード部のトウ部角度θの差が０°
を超え４°以下であるとともに、トウ部角度θが大きい
側のビードベース径φを他方の側のビードベース径φよ
りも大きく形成したものである。また、左右のビード部
のヒール長さｄを等しくしたものである。さらに、左右
のビード部のビードトウの位置を同一とし、ビードベー
ス長さＤを等しくしたものである。
に本発明の空気入りタイヤは、環状トレッドと、トレッ
ドの両端からタイヤ半径方向に延びるサイドウォール
と、サイドウウォールのタイヤ半径方向内端に形成され
たビード部とを備えた空気入りタイヤであって、タイヤ
回転軸を含む断面において、左右のビード部の形状が異
なっており、左右のビード部のトウ部角度θの差が０°
を超え４°以下であるとともに、トウ部角度θが大きい
側のビードベース径φを他方の側のビードベース径φよ
りも大きく形成したものである。また、左右のビード部
のヒール長さｄを等しくしたものである。さらに、左右
のビード部のビードトウの位置を同一とし、ビードベー
ス長さＤを等しくしたものである。
【０００６】
【作用】左右のビード部の形状が異ならせ、左右のビー
ド部のトウ部角度θの差が０°を超え４°以下とし、ト
ウ部角度θが大きい側のビードベース径φを他方の側の
ビードベース径φよりも大きく形成したことによって、
上記空気入りタイヤをリムに組み付ける際、トウ部角度
θが大きい側のビード部からリムに嵌合させることによ
り、ビード部がスムーズにウェルに落とし込まれ、さら
にインフレートした時にビード部がウェルからハンプを
滑らかに乗り越えてビードシートに嵌合される。
ド部のトウ部角度θの差が０°を超え４°以下とし、ト
ウ部角度θが大きい側のビードベース径φを他方の側の
ビードベース径φよりも大きく形成したことによって、
上記空気入りタイヤをリムに組み付ける際、トウ部角度
θが大きい側のビード部からリムに嵌合させることによ
り、ビード部がスムーズにウェルに落とし込まれ、さら
にインフレートした時にビード部がウェルからハンプを
滑らかに乗り越えてビードシートに嵌合される。
【０００７】
【実施例】図２において、空気入りタイヤ１は、環状の
トレッド２と、トレッド２の両端から半径方向に延びる
一対のサイドウォール３と、サイドウォール３の半径方
向内端に形成された環状のビード部４と、ビード部４内
に埋設された環状のビードコア５と、トレッド２内周方
向に埋設された環状のベルト６と、トレッド２のベルト
６のタイヤ半径方向内側及びサイドウォール３を貫通
し、両端がビードコア５の周りにタイヤ軸方向内側から
タイヤ半径方向内側を通ってタイヤ軸方向外側に巻き上
げられたカーカス７と、カーカス７とその巻き上げ部71
との間のビードコア５のタイヤ半径方向外側に配設され
た断面略三角形状のビードエイペックス８とを備えてい
る。
トレッド２と、トレッド２の両端から半径方向に延びる
一対のサイドウォール３と、サイドウォール３の半径方
向内端に形成された環状のビード部４と、ビード部４内
に埋設された環状のビードコア５と、トレッド２内周方
向に埋設された環状のベルト６と、トレッド２のベルト
６のタイヤ半径方向内側及びサイドウォール３を貫通
し、両端がビードコア５の周りにタイヤ軸方向内側から
タイヤ半径方向内側を通ってタイヤ軸方向外側に巻き上
げられたカーカス７と、カーカス７とその巻き上げ部71
との間のビードコア５のタイヤ半径方向外側に配設され
た断面略三角形状のビードエイペックス８とを備えてい
る。
【０００８】図１において、ビード部４のビードベース
40は、タイヤ回転軸を含む平面による断面形において、
ビード部４のタイヤ軸方向内側端のビードトウ41からタ
イヤ軸方向に対して所定の角度をもって直線状にタイヤ
軸方向外側に延びるビードトウ部42と、ビードトウ部42
の軸方向外端である接続部44からビード部４のタイヤ軸
方向外側面のリムフランジに接触するフランジ接触領域
45にかけて円弧を描いて延びるビードヒール部43とを備
えている。
40は、タイヤ回転軸を含む平面による断面形において、
ビード部４のタイヤ軸方向内側端のビードトウ41からタ
イヤ軸方向に対して所定の角度をもって直線状にタイヤ
軸方向外側に延びるビードトウ部42と、ビードトウ部42
の軸方向外端である接続部44からビード部４のタイヤ軸
方向外側面のリムフランジに接触するフランジ接触領域
45にかけて円弧を描いて延びるビードヒール部43とを備
えている。
【０００９】上記ビードトウ部42とビードヒール部43と
の間の接続部44における内径をビードベース径φ、接続
部44からフランジ接触領域45までのタイヤ軸方向におけ
る距離をヒール部長さｄ、ビードトウ41からフランジ接
触領域45までのタイヤ軸方向における距離をビードベー
ス長さＤ、ビードトウ部42とタイヤ軸方向との成す角度
をトウ部角度θ、フランジ接触領域45のタイヤ赤道面と
平行な面に対する角度を接触角度α、ビードヒール部43
の曲率半径をヒール部半径Ｒとする。
の間の接続部44における内径をビードベース径φ、接続
部44からフランジ接触領域45までのタイヤ軸方向におけ
る距離をヒール部長さｄ、ビードトウ41からフランジ接
触領域45までのタイヤ軸方向における距離をビードベー
ス長さＤ、ビードトウ部42とタイヤ軸方向との成す角度
をトウ部角度θ、フランジ接触領域45のタイヤ赤道面と
平行な面に対する角度を接触角度α、ビードヒール部43
の曲率半径をヒール部半径Ｒとする。
【００１０】タイヤ１をリムに組み付ける際に最初にリ
ムに組み付ける側（図３及び図４における下側）を裏
側、後から組み付ける側（図３及び図４における上側）
を表側として、表側のビード部４ａ（図１の実線）で
は、ビードベース径φ１、トウ部角度θ１、接触角度α
１、ヒール部半径Ｒ１とし、また裏側のビード部４ｂ
（図１の破線）では、ビードベース径φ２、トウ部角度
θ２、接触角度α２、ヒール部半径Ｒ２とすると、表側
のビード部４ａと裏側のビード部４ｂとの形状が異なっ
ており、次の関係が成立する。なお、ビードベース長さ
Ｄ及びヒール部長さｄは、表裏共同じ長さにするととも
に、表裏両側のビードトウ４１の位置を互いに一致させ
る即ちビードトウ４２の内径が表裏両側で等しくしてお
り、ヒール部半径Ｒも両側で等しくしている（Ｒ１＝Ｒ
２）。
ムに組み付ける側（図３及び図４における下側）を裏
側、後から組み付ける側（図３及び図４における上側）
を表側として、表側のビード部４ａ（図１の実線）で
は、ビードベース径φ１、トウ部角度θ１、接触角度α
１、ヒール部半径Ｒ１とし、また裏側のビード部４ｂ
（図１の破線）では、ビードベース径φ２、トウ部角度
θ２、接触角度α２、ヒール部半径Ｒ２とすると、表側
のビード部４ａと裏側のビード部４ｂとの形状が異なっ
ており、次の関係が成立する。なお、ビードベース長さ
Ｄ及びヒール部長さｄは、表裏共同じ長さにするととも
に、表裏両側のビードトウ４１の位置を互いに一致させ
る即ちビードトウ４２の内径が表裏両側で等しくしてお
り、ヒール部半径Ｒも両側で等しくしている（Ｒ１＝Ｒ
２）。
【００１１】裏側トウ部角度θ2 を表側トウ部角度θ1
よりも大きくし、両トウ部角度の差（θ2 −θ1 ）を４
°以下とする（４°≧θ2 −θ1 ＞０°）。裏側トウ部
角度θ2 と表側トウ部角度θ1 とが等しい（θ2 −θ1
＝０°）場合には、ビードベース長さＤ及びヒール部長
さｄが表裏共同じ長さであるから、表裏両側のビード部
４ａ，４ｂの形状が等しくなり、裏側のビード部４ｂが
裏側のリムのハンプに乗り上げやすくなって、嵌合性能
の向上が得られず、嵌合不良を生じ、エア漏れが発生し
やすくなる。また、両トウ部角度の差（θ2 −θ1 ）が
４°を超える（θ2 −θ1 ＞４°）と、裏側のビード部
４ｂのビードトウ部42の剛性が低下し、リムのビードシ
ートへの固着力が低下してリムずれの原因となる。さら
に、裏側トウ部角度θ2 を表側トウ部角度θ1 よりも小
さくする（θ2 −θ1 ＜０°）と、裏側ビードベース径
φ2 が小さくなり、裏側のビード部４ｂが裏側のリムの
ハンプを越えにくく、ハンプに乗り上げやすくなるか
ら、嵌合性能の向上が得られず、嵌合不良を生じやすく
なる。
よりも大きくし、両トウ部角度の差（θ2 −θ1 ）を４
°以下とする（４°≧θ2 −θ1 ＞０°）。裏側トウ部
角度θ2 と表側トウ部角度θ1 とが等しい（θ2 −θ1
＝０°）場合には、ビードベース長さＤ及びヒール部長
さｄが表裏共同じ長さであるから、表裏両側のビード部
４ａ，４ｂの形状が等しくなり、裏側のビード部４ｂが
裏側のリムのハンプに乗り上げやすくなって、嵌合性能
の向上が得られず、嵌合不良を生じ、エア漏れが発生し
やすくなる。また、両トウ部角度の差（θ2 −θ1 ）が
４°を超える（θ2 −θ1 ＞４°）と、裏側のビード部
４ｂのビードトウ部42の剛性が低下し、リムのビードシ
ートへの固着力が低下してリムずれの原因となる。さら
に、裏側トウ部角度θ2 を表側トウ部角度θ1 よりも小
さくする（θ2 −θ1 ＜０°）と、裏側ビードベース径
φ2 が小さくなり、裏側のビード部４ｂが裏側のリムの
ハンプを越えにくく、ハンプに乗り上げやすくなるか
ら、嵌合性能の向上が得られず、嵌合不良を生じやすく
なる。
【００１２】裏側ビードベース径φ2 が表側ビードベー
ス径φ1 より大きく（φ2 ＞φ1 ）形成されており、好
ましくは両ビードベース径の差（φ2 −φ1 ）が２mm以
下である（φ2 −φ1 ≦２mm）。裏側ビードベース径φ
2 が表側ビードベース径φ1 より小さい（φ2 ＜φ1 ）
と、裏側ビードベース径φ2 が過小であると、裏側のビ
ード部４ｂが嵌合させ難く、ハンプに乗り上げやすくな
るから、嵌合性能が劣化し、また、表側ビードベース径
φ1 が過大であると、表側のビード部４ａのリムのビー
ドシートへの固着力が低下してリムずれ及びエア漏れの
原因となる。また、両ビードベース径の差（φ2 −
φ1 ）が２mmを超える（φ2 −φ1 ≦２mm）と、表側ビ
ードベース径φ1 が過小であるか、裏側ビードベース径
φ2 が過大であるかのいずれかであり、表側ビードベー
ス径φ1 が過小の場合は表側のビード部４ａを嵌合させ
るのに非常に大きな力を必要として、嵌合性能が低下
し、裏側ビードベース径φ2 が過大の場合は、裏側のビ
ード４部のリムのビードシートへの固着力が低下してリ
ムずれ及びエア漏れの原因となる。
ス径φ1 より大きく（φ2 ＞φ1 ）形成されており、好
ましくは両ビードベース径の差（φ2 −φ1 ）が２mm以
下である（φ2 −φ1 ≦２mm）。裏側ビードベース径φ
2 が表側ビードベース径φ1 より小さい（φ2 ＜φ1 ）
と、裏側ビードベース径φ2 が過小であると、裏側のビ
ード部４ｂが嵌合させ難く、ハンプに乗り上げやすくな
るから、嵌合性能が劣化し、また、表側ビードベース径
φ1 が過大であると、表側のビード部４ａのリムのビー
ドシートへの固着力が低下してリムずれ及びエア漏れの
原因となる。また、両ビードベース径の差（φ2 −
φ1 ）が２mmを超える（φ2 −φ1 ≦２mm）と、表側ビ
ードベース径φ1 が過小であるか、裏側ビードベース径
φ2 が過大であるかのいずれかであり、表側ビードベー
ス径φ1 が過小の場合は表側のビード部４ａを嵌合させ
るのに非常に大きな力を必要として、嵌合性能が低下
し、裏側ビードベース径φ2 が過大の場合は、裏側のビ
ード４部のリムのビードシートへの固着力が低下してリ
ムずれ及びエア漏れの原因となる。
【００１３】さらに、接触角度αを０°以上２°以下と
することにより、ビード部４がホイールのウェルから抜
け出しやすく、ビード部４が容易にビードシートに移動
できる。接触角度αが２°を越えるとリムフランジとの
接触力が低下し、嵌合性能が低下するものであり、一方
接触角度αが０°未満であるとビード部４がホイールの
ウェルから抜け出し難くなり、やはり嵌合性能が劣化す
る。
することにより、ビード部４がホイールのウェルから抜
け出しやすく、ビード部４が容易にビードシートに移動
できる。接触角度αが２°を越えるとリムフランジとの
接触力が低下し、嵌合性能が低下するものであり、一方
接触角度αが０°未満であるとビード部４がホイールの
ウェルから抜け出し難くなり、やはり嵌合性能が劣化す
る。
【００１４】次に、サイズ215/60Ｒ15のタイヤを用い
て、本発明を適用した一実施例と、従来構造の比較例と
を表１に示す。なお、ビード部の形状以外の構造、材
料、パターンは共通である。 〔表１〕 実施例 比較例 裏側 表側 裏側 表側 θ θ2 ＝20° θ1 ＝17° θ2 ＝17° θ1 ＝17° φ φ2 ＝378.2 mm φ1 ＝377.3 mm φ2 ＝377.3 mm φ1 ＝377.3 mm ｄ ｄ ＝6.4 mm ｄ ＝6.4 mm ｄ ＝6.4 mm ｄ ＝6.4 mm Ｄ Ｄ ＝14.5mm Ｄ ＝14.5mm Ｄ ＝14.5mm Ｄ ＝14.5mm α α2 ＝２° α1 ＝０° α2 ＝２° α1 ＝０° Ｒ Ｒ2 ＝6.4 mm Ｒ1 ＝6.4 mm Ｒ2 ＝6.4 mm Ｒ1 ＝6.4 mm なお、θ：トウ部角度、φ：ビードベース径、ｄ：ヒー
ル部長さ、Ｄ：ビードベース長さ、α：接触角度、Ｒ：
ヒール部半径。
て、本発明を適用した一実施例と、従来構造の比較例と
を表１に示す。なお、ビード部の形状以外の構造、材
料、パターンは共通である。 〔表１〕 実施例 比較例 裏側 表側 裏側 表側 θ θ2 ＝20° θ1 ＝17° θ2 ＝17° θ1 ＝17° φ φ2 ＝378.2 mm φ1 ＝377.3 mm φ2 ＝377.3 mm φ1 ＝377.3 mm ｄ ｄ ＝6.4 mm ｄ ＝6.4 mm ｄ ＝6.4 mm ｄ ＝6.4 mm Ｄ Ｄ ＝14.5mm Ｄ ＝14.5mm Ｄ ＝14.5mm Ｄ ＝14.5mm α α2 ＝２° α1 ＝０° α2 ＝２° α1 ＝０° Ｒ Ｒ2 ＝6.4 mm Ｒ1 ＝6.4 mm Ｒ2 ＝6.4 mm Ｒ1 ＝6.4 mm なお、θ：トウ部角度、φ：ビードベース径、ｄ：ヒー
ル部長さ、Ｄ：ビードベース長さ、α：接触角度、Ｒ：
ヒール部半径。
【００１５】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているか
ら以下に述べる効果を奏する。左右のビード部の形状が
異ならせ、左右のビード部のトウ部角度θの差が０°を
超え４°以下とし、トウ部角度θが大きい側のビードベ
ース径φを他方の側のビードベース径φよりも大きく形
成したことによって、上記空気入りタイヤをリムに組み
付ける際、トウ部角度θが大きい側のビード部からリム
に嵌合させることにより、ビード部がスムーズにウェル
に落とし込まれ、さらにインフレートした時にビード部
がウェルからハンプを滑らかに乗り越えてビードシート
に嵌合される。
ら以下に述べる効果を奏する。左右のビード部の形状が
異ならせ、左右のビード部のトウ部角度θの差が０°を
超え４°以下とし、トウ部角度θが大きい側のビードベ
ース径φを他方の側のビードベース径φよりも大きく形
成したことによって、上記空気入りタイヤをリムに組み
付ける際、トウ部角度θが大きい側のビード部からリム
に嵌合させることにより、ビード部がスムーズにウェル
に落とし込まれ、さらにインフレートした時にビード部
がウェルからハンプを滑らかに乗り越えてビードシート
に嵌合される。
【図１】 本発明の実施例を示す要部拡大断面図であ
る。
る。
【図２】 本発明を適用するタイヤのタイヤ回転軸を含
む断面図である。
む断面図である。
【図３】 タイヤをリムに組み付ける工程の斜視説明図
である。
である。
【図４】 図３のIV−IV線断面図である。
４ ビード部、４ａ 表側ビード部、４ｂ 裏側ビード
部、５ ビードコア 40 ビードベース、41 ビードトウ、42 ビードトウ
部、43 ビードヒール部 44 ビードトウ部とビードヒール部との接続部、45 フ
ランジ接触領域
部、５ ビードコア 40 ビードベース、41 ビードトウ、42 ビードトウ
部、43 ビードヒール部 44 ビードトウ部とビードヒール部との接続部、45 フ
ランジ接触領域
Claims (3)
- 【請求項１】 環状トレッドと、トレッドの両端からタ
イヤ半径方向に延びるサイドウォールと、サイドウォー
ルのタイヤ半径方向内端に形成されたビード部とを備え
た空気入りタイヤであって、タイヤ回転軸を含む断面に
おいて、左右のビード部の形状が異なっており、左右の
ビード部のトウ部角度θの差が０゜を超え４゜以下であ
るとともに、トウ部角度θが大きい側のビードベース径
φを他方の側のビードベース径φよりも大きく形成する
とともに、左右のビード部のトウ部内径を等しくしたこ
とを特徴とする空気入りタイヤ。 - 【請求項２】 左右のビード部のヒール長さｄを等しく
したことを特徴とする請求項１に記載された空気入りタ
イヤ。 - 【請求項３】 左右のビード部のビードトウの位置を同
一とし、ビードベース長さＤを等しくしたことを特徴と
する請求項１または請求項２に記載された空気入りタイ
ヤ。
Priority Applications (4)
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