JP2015154716A - 食用フィルム - Google Patents
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Abstract
Description
近年、経口フィルム製剤において、口腔内崩壊性の更なる向上のため、併用される炭酸カルシウム等の無機化合物の含有量を多くすることが求められている。
しかしながら、従来一般に使用され、セルロースを基材とする経口フィルム製剤などの食用フィルムでは、上記の無機化合物を大量に配合する場合、即ち、基材の含有量よりも多く配合する場合には、フィルム強度が十分に保てず取扱いが困難となるので、口腔内崩壊性が更に向上された食用フィルムは得られなかった。
かかる効果は、基材の主成分としてPVA系樹脂を用いることにより、PVA系樹脂がその極性によって無機化合物粒子の周囲に凝集して相互作用が高まることで発現するものと考えられる。
本発明の食用フィルムは、無機化合物粒子を主体とするフィルム状の食用品であり、少なくとも無機化合物粒子とPVA系樹脂とを含有する。以下、順次説明する。
なお、本明細書において記号「〜」を用いて規定された数値範囲は「〜」の両端(上限および下限)の数値を含むものとする。例えば「2〜5」は2以上、かつ5以下を表す。
本発明で用いられる無機化合物粒子は、口腔内において食用フィルムを崩壊し易くさせる材料である。本発明で用いられる無機化合物粒子は可食性の化合物である。無機化合物粒子を構成する無機化合物としては、周期表1〜14族に属する金属および半金属の塩、水酸化物および酸化物等が挙げられる。例えば、炭酸水素ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、クエン酸ナトリウム、アスコルビン酸ナトリウム等のナトリウム塩、炭酸水素カリウム、リン酸二水素カリウム、クエン酸カリウム、アスコルビン酸カリウム等のカリウム塩等のようなアルカリ金属塩、炭酸カルシウム、沈降炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、リン酸水素カルシウム等のカルシウム塩、炭酸マグネシウム、硫酸マグネシウム等のマグネシウム塩等のようなアルカリ土類金属塩、酸化マグネシウム、酸化チタン、酸化ケイ素、軽質無水ケイ酸などの酸化物、タルク、合成ヒドロタルサイト、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム等の複合塩が挙げられる。このような無機化合物は、1種類を単独で使用し、または2種類以上を併用してもよい。
無機化合物粒子を構成する無機化合物として、経済性の点で好ましくは周期表1〜14族に属する金属および半金属の塩であり、より好ましくはアルカリ金属塩およびアルカリ土類金属塩であり、特に好ましくはアルカリ金属の炭酸塩およびアルカリ土類金属の炭酸塩である。
本発明の食用フィルムにおける基材は、無機化合物粒子間を接着しフィルムを形成する樹脂(ポリマー)材料である。本発明においては、かかる基材の主成分としてPVA系樹脂を用いることにより、PVA系樹脂がその極性によって無機化合物粒子の周囲に凝集して相互作用が高まることで無機化合物粒子を従来よりも多量のレベルで配合することが可能になる。
本発明の食用フィルムは、前記無機化合物粒子100重量部に対して10重量部以上、かつ100重量部未満のポリビニルアルコール系樹脂を含有するものである。好ましくは20〜80重量部であり、より好ましくは30〜70重量部である。かかる範囲にある場合、本発明の効果がより効率よく得られる傾向がある。
未変性のPVAは、酢酸ビニルを重合し、得られるポリ酢酸ビニルケン化することにより製造することができる。
上記の共重合変性PVAは、酢酸ビニルと、酢酸ビニルと共重合可能な他の不飽和単量体とを共重合させた後、ケン化することにより製造することができる。
なお、上記粘度はJIS K6726に準じて測定されるものである。
このような樹脂を併用する場合、その含有量は基材を構成する成分の通常30重量%以下、好ましくは20重量%以下、より好ましくは0〜10重量%である。
薬効成分としては、経口投与可能な医薬活性成分であれば特に限定されない。好ましくは、水および/または有機溶媒に溶解または懸濁できる薬物である。有機溶媒としては、エタノール等のアルコール、アセトン、塩化メチレン等が挙げられ、好ましくはエタノールである。これらの溶媒は1種類または2種類以上を用いることができる。
・アスピリン、アセトアミノフェン、エテンザミド、サザピリン、サリチルアミド、ラクチルフェネチジン、イソプロピルアンチピリン、イブプロフェン等の解熱鎮痛剤、
・ジフェニルピラリン、メブヒドロリン、メキタジン、dl−クロルフェニラミン、フェニラミン、トリプロリジン、トンジルアミン、メトジラジン、カルビノキサミン、アリメマジン、クレマスチン、プロメタジン、ケトチフェン、イソチペンジル、d−クロルフェニラミン、ジフェンヒドラミン、トリペレナミン、シプロヘプタジン、ジフェテロール、ホモクロルシクリジン、フェネタジン、イプロヘプチン等の抗ヒスタミン剤、
・アロクラミド、クロペラスチン、ペンタトキシベリン(カルベタペンタン)、チペピジン、ジブナート、デキストロメトルファン、コデイン、ジヒドロコデイン、ノスカピン、メチルエフェドリン、ジメモルファン等の鎮咳剤、
・チペピジン、メチルエフェドリン、グアヤコールスルホン酸、グアイフェネシン等の去痰剤、
・エフェドリン、メチルエフェドリン等の気管支拡張剤、
・サリチル酸メチル、ジフルニサルおよびアモキシプリン等のサリチル酸誘導体、ジクロフェナック、インドメタシンおよびスリンダク等のアリールアルカン酸類; カプロフェン、ナプロキセンおよびケトプロフェン等のプロピオン酸誘導体(プロフェン類);メフェナム酸、メクロフェナム酸およびフルフェナム酸等のN−アリールアントラニル酸類(フェナム酸誘導体);ピロキシカム、スドキシカム、イソキシカムおよびメロキシカム等のオキシカム類;セレコキシブ、ロフェコキシブ、バルデコキシブ、パルセコキシブおよびエトリコキシブ等のコキシブ類;ニメスリド等のスルホンアニリド類;およびテポキサリン等のシクロオキシゲナーゼ等の非ステロイド性抗炎症剤、
・テオフィリン、サルブタモール、アミノフィリン、デキストロメトルファン、シュードエフェドリン等の呼吸器系疾患治療剤、
・ブプレノルフィン、コデイン、フェンタニィル、ヒドロコドン、ヒドロモルホン、ラボルファノール、メペリジン、モルヒネ、オキシコドン、ペンタゾシン、プロポキシフェン、トラマドール等のオピオイド類、
・フルオキセチン、パロキセチン、ブスピロン、カルマバゼピン、カルビドパ、レボドパ、メチルフェニデート、トラゾドン、バルプロ酸、アミトリプチリン、カルバマゼピン、エルゴロイド、ハロペリドール、ロラゼパム等の精神神経系薬物、
・ベザフィブラート、フェノフィブラート、ジェムフィブロジル、ナイアシン、アトルバスタチン、プラバスタチン、フルバスタチン、エトフィブラート、ロバスタチン、シムバスタチン等の高脂血症治療薬、
・アミノサリチル酸塩、クロファジミン、シクロセリン、エチオナミド、リファブチン等の抗マイコバクテリア薬、
・アルベンダゾール、イベルメクチン、メベンダゾール、プラジクァンテル等の駆虫薬、
・バラシクロビル、ジダノシン、ファムシクロビル、バルガンシクロビル、インジナビル、ラミブジン、メシル酸ネルフィナビ、ネビラピン、リトナビル、スタブジン、燐酸オセルタミビル等の抗ウイルス薬、
・アモキシシリン、アンピシリン、セフロキシムナトリウム、セフロキシムアクセチル、ペニシリンGおよびV塩、セフジトレン、セフィキシム、クロキサシリンナトリウム、ジクロキサシリンナトリウム等のβ−ラクタム系抗生物質、
・エリスロマイシンエストレート、エチルコハク酸エリスロマイシン、ステアリン酸エリスロマイシン等のマクロライド系抗生物質、
・シプロフロキサシン、エノキサシン等のフルオロキノロン、
・塩酸デメクロサイクリン、ドキシサイクリンカルシウム、テトラサイクリン、塩酸テトラサイクリン等のテトラサイクリン類、
・アルトレタミン、ブスルファン、クロラムブシル、メルファラン、シクロホスファミド、塩酸プロカルバジン、テモゾロミド等のアルキル化剤、
・メトトレキセート、メルカプトプリン、チオグアニン等の代謝拮抗物質、
・ビカルタミド、フルタミド、ニルタミド、アミノグルテチミド、アナストロゾール、エキセメスタン、レトロゾール、クエン酸タモキシフェン、クエン酸トレミフェン等のホルモン薬および拮抗薬、
・燐酸エトポシド等の有糸分裂阻害剤、
・アザチオプリン、シクロスポリン、マイコフェノラートモフェチル、シロリムス、タクロリムス等の免疫抑制薬、
・塩酸アミノダロン、ジゴキシン、燐酸ジソピラミド、ドフェチライド、酢酸フレカイニド、塩酸メキシレチン、塩酸モリシジン、塩酸プロカインアミド、塩酸プロパフェノン、塩酸ソタロール、硫酸キニジン、グルコル酸キニジン、トカイニド等の抗不整脈薬、
・メシル酸ドキサゾシン、ロサルタンカリウム、トランドラプリル、イルベサルタン、テルミサルタン、ロサルタン、塩酸クロニジン、カプトプリル、ベナゼプリル、エナラプリル、塩酸メチルドーペート、カンデサルタン、バルサルタン、モエキシプリル、塩酸プラゾシン、塩酸ヒドロラジン、塩酸テラゾシン、塩酸ラベタロール、ミノキシジル、酢酸グアナベンズ、硫酸グアナドレル、塩酸グアンファシン、レセルピン等の抗高血圧薬、
・アセブトロール、アテノロール、ベタキソロール、ビソプロロール、カルテオロール、ラベタロール、カルベジロール、メトプロロール、ナドロール、ピンドロール、ペンブトロール、チモロール、プロプラノロール、ソルタロール等のβ−アドレナリン作動性遮断薬、
・アムロジピン、ベプリジル、ジルチアゼム、フェロジピン、イスラジピン、ニカルジピン、ニフェジピン、ベラパミル、ニモジピン、ニソルジピン等のカルシウムチャンネル遮断剤、
・二硝酸イソソルビド、ニトログリセリン、ニトロプルシドナトリウム等の硝酸塩、
・カルバマゼピン、エトスクシミド、フェルバメート、ガバペンチン、クロナゼパム、レベチラセタム、オキシカルバゼピン、ラモトリジン、フェノバルビタール、フェニトイン、チアガビン、プリミドン、トピラメート、ゾニサミド、バルプロ酸、プロエックスナトリウム等の抗痙攣薬、
・ミルタザピン、アモキサピン、ブプロピオン、フェネルジン、トラニルシプロミン、シタロプラム、フルオキセチン、パロキセチン、フルボキサミン、セルトラリン、ベンラファキシン、トラゾドン、マプロチリン、ネファゾドン、アミトリプチリン、クロミプラミン、デシプラミン、デキセピン、イミプラミン、ノルトリプチリン、プロトリプチリン、トリミプラミン等の抗うつ薬、
・クロルプロマジン、チオリダジン、ロキサピン、モリンドン、オランザピン、クロザピン、クエチアピン、ジプラシドン、リスペリドン、フルフェナジン、ハロペリドール、ペルフェナジン、チオチキセン、トリフルオペラジン等の抗精神病薬、
・アカルボース、メトホルミン、ナテグリニド、アセトヘキサミド、クロルプロパミド、トラザミド、グリメピリド、ピオグリタゾン、ロシグリタゾン、グリピシド、レパグリニド、グルブリド、トルブタミド等の抗糖尿病薬、
・エストラジオールおよびそのエステル、エストロゲン、エストロピペート、ヒドロキシプロゲステロン、酢酸ノルエチンドロン、ミフェプリストン、ラロキシフェン等のホルモン、
・アロプリノール、コルヒチン、プロベネシド、スルフィンピラゾン等の痛風治療薬。
食品成分の具体例としては、香料、果汁、植物エキス、動物エキス、ビタミン等が挙げられる。より具体的には、メントール、レモンオイル、ペパーミント、スペアミント、シソ果汁、コエンザイムQ10、キダチアロエエキス、セイヨウオトギリソウエキス、マリアアザミエキス、イチョウ葉エキス、アカブドウ葉エキス、ノコギリヤシ果実エキス、パンプキン種子エキス、セイヨウニンジンボクエキス、セイヨウ力ノコソウエキス、ホップエキス、ローズヒップエキス、エヒナセアエキス、ショウガエキス、ニンニクエキス、DHA、EPA、ラクトフェリン抽出物、ビタミン、アミノ酸等が挙げられる。なお、上記の薬効成分および食品成分には、その性質上、薬効成分および食品成分の両方に該当するものもある。
特に薬効成分または食品成分を含有する場合、その含有量は食用フィルムの重量に対して、通常0.001〜40重量%、好ましくは0.01〜30重量%、より好ましくは0.1〜20重量%である。薬効成分または食品成分の含有量が多すぎるとフィルムの成型性が低下する傾向があり、少なすぎると多量のフィルムを服用または摂取する必要性が生じる傾向がある。
また、食用フィルムの大きさは、必要に応じて折り畳んだり、分割するなどして口腔内にはいるサイズであればよい。通常、0.1〜300cm2であり、好ましくは0.1〜200cm2である。
本発明の食用フィルムは、溶融成形法や溶液流延法などの通常の製法により製造することができる。好ましくは溶液流延法である。
薬効成分(食品成分)を併用する場合は、薬効成分(食品成分)を固形物(結晶または粉末) としてキャスティング液などの食用フィルムの調製液に配合してもよく、溶媒の溶液として配合してもよく、担体に吸着させたり、リポソーム、ゼラチン、寒天などのマイクロカプセルに封入して配合するなどの他の形態で食用フィルムに配合してもよい。
溶液流延法に使用する媒体はPVA系樹脂の良溶媒である水を用いる。必要に応じて、炭素数1〜3の低級アルコール、グリセリン、ポリオール等の多価アルコールを併用することが可能である。これらは1種類を単独で使用し、または2種類以上を併用することができる。好ましくは、水と炭素数1〜3の低級アルコールとを混合した溶媒を用いる。
乾燥温度は通常20〜100℃、好ましくは40〜80℃であり、乾燥時間は通常1〜120分、好ましくは3〜60分、より好ましくは5〜30分である。
上記のようにして本発明の食用フィルムが得られる。
水60部、ポリビニルアルコール系樹脂(ケン化度88モル%、平均重合度500、4重量%水溶液、20℃における粘度5mPa・s)11.4部、グリセリン(日油社製、食添グリセリン)0.6部、炭酸カルシウム(日医工社製、沈降炭酸カルシウム、平均粒径6.6μm粉末)18部を混合し、加温しながら撹拌してフィルム用スラリーを得た。
ギャップ深さが230μmのアプリケータを用いて、得られたスラリーをキャストして製膜を行い、更に60℃にて9分間乾燥し、食用フィルムを得た。本食用フィルムの厚さは45.7μmであった。
水60部、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(信越化学工業社製、メトローズ60SH−06、2重量%水溶液、20℃における粘度2mPa・s、以下、HPMCと称することがある。)12部、炭酸カルシウム(日医工社製、沈降炭酸カルシウム、平均粒径6.6μm粉末)18部を混合し、加温しながら撹拌してフィルム用スラリーを得た。
ギャップ深さが230μmのアプリケータを用いて、得られたスラリーをキャストして製膜を行い、更に60℃にて9分間乾燥し、食用フィルムを得た。本食用フィルムの厚さは47.5μmであった。
水32部、ポリビニルアルコール系樹脂(ケン化度88モル%、平均重合度500、4重量%水溶液、20℃における粘度5mPa・s)9部、グリセリン(キシダ化学社製、特級グリセリン(試薬))3部、炭酸カルシウム(日医工社製、沈降炭酸カルシウム、平均粒径6.6mm粉末)18部を混合し、2時間放置したのちに水浴で撹拌しながら加温し、室温にてエタノール8部を配合してフィルム用スラリーを得た。
ギャップ深さが200μmのアプリケータを用いて、得られたスラリーをキャストして製膜を行い、更に60℃にて9分間乾燥し、食用フィルムを得た。本食用フィルムの厚さは61.6μmであった。
実施例2において、ギャップ深さが300μmのアプリケータを用いた以外は同様にして、食用フィルムを得た。本食用フィルムの厚さは56.7μmであった。
実施例2において、ポリビニルアルコール系樹脂9部、グリセリン1.8部、炭酸カルシウム7.2部に変更し、ギャップ深さが400μmのアプリケータを用いた以外は同様にして、食用フィルムを得た。本食用フィルムの厚さは57.1μmであった。
実施例2において、水を40部に変更し、水浴後にエタノールを配合しない以外は同様にして、食用フィルムを得た。本食用フィルムの厚さは37.8μmであった。
実施例2において、水を40部、グリセリン1.8部、炭酸カルシウム7.2部に変更し、水浴後にエタノールを配合しない以外は同様にして、食用フィルムを得た。本食用フィルムの厚さは41.7μmであった。
上記実施例および比較例について下記の評価を行ない、その結果を表1〜3にまとめた。
(崩壊試験)
直径10cmのシャーレに50mlの蒸留水を入れ、水面に試料を浮かべ、その試料が崩壊する時間を測定した。
なお、崩壊時間は短いほど好ましい。
(引張強度試験)
JIS K7127「プラスチックフィルム及びシートの引張試験方法」に準拠して行った。
なお、引張強度は高いほど好ましいが、より高品質な食用フィルムを得るという観点から、5MPa以上であることを評価基準とする。
一方、HPMCを基材とする食用フィルムにおいては、引張強度が3.5MPaと小さく、評価基準の5MPaに満たないことが分かる。
なお、発明者らの検討によれば、添加剤として少量のグリセリンを併用しても崩壊時間および引張強度には影響がないことが判明している。
Claims (4)
- 無機化合物粒子を主成分とし、該無機化合物粒子100重量部に対して10重量部以上、かつ100重量部未満のポリビニルアルコール系樹脂を含有する食用フィルム。
- 該無機化合物粒子の含有量が食用フィルムの重量に対して50重量%を超え、かつ90重量%である請求項1に記載の食用フィルム。
- 該無機化合物粒子の平均粒径が、0.1〜100μmである請求項1または2に記載の食用フィルム。
- 薬効成分または食品成分を更に含有する請求項1〜3いずれか1項に記載の食用フィルム。
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