JP2015154561A - 導電バーの支持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】導電バーの露出部を減らし、作業者が導電バーに触れることを防止することができるとともに、スペーサ等を要することなく、導電バー同士を所定の間隔をあけて支持可能とした導電バーの支持構造を提供する。【解決手段】前端部が下方へ折り曲げられた板状のカバー部17を有するとともに、先端の前面が矢尻状に形成された第1係止片22A、後面と第1係止片22Aの前面との距離が導電バー10Aの厚みと同じで、前面側に先端の前面が矢尻状に形成された第2係止片22Bを有する第1係止ブロック部18、及び後面と第2係止片22Bの前面との距離が導電バー10Bの厚みと同じで、前面側に先端の前面が矢尻状に形成された第2係止片22Cを有し、さらに第2係止片22Cの前面とカバー部17の折り曲げ部17aの後面との距離が導電バー10Cの厚みと同じである第2係止ブロック部19を、カバー部17の下面に設けてなる支持カバー12を利用する。【選択図】図5

Description

本発明は、分電盤内において主幹ブレーカと分岐ブレーカとを電気的に接続するために配設される導電バーの支持構造に関するものである。
従来、一般的な分電盤は、商用電力系統からの引き込み線が接続される主幹ブレーカと、電灯や電気機器等の負荷に電力を供給する分岐電路を設けるための複数の分岐ブレーカとを内蔵している。そして、主幹ブレーカと各分岐ブレーカとは、主幹ブレーカの二次側端子に接続された帯状の導電バーに各分岐ブレーカの一次側端子に接続することにより、電気的に接続されている。
また、分岐ブレーカとしては、一次側端子がプラグ状に形成された所謂プラグ式の分岐ブレーカが主に採用されており、厚み方向に所定の間隔をあけて複数枚配設された導電バーの長手方向両側縁に複数並べて設置されることが多い。さらに、その導電バーの配設に際しては、特許文献1に記載されているように、導電バーと導電バーとの間にスペーサを設置することにより、導電バーと導電バーとの間隔を所定の間隔で支持可能としていた。
特開2003−304608号公報
近年、分岐ブレーカの薄型化が図られたことで、導電バーの長手方向一側縁にのみ分岐ブレーカを並べて設置するだけで、十分な数の分岐ブレーカを設置することができるようになってきている。しかしながら、そのように導電バーの一方側にしか分岐ブレーカを並設しない場合、当然ながら導電バーの露出部が増えることになる。したがって、作業者が導電バーに触れやすいという問題が生じる。
また、導電バーの配設に際してスペーサを設置するとなると部品点数が増えるため、組み立て作業の煩雑化を招くし、コスト高も招く。その上、導電バーの支持構造が大型化してしまい、ひいては分電盤等までもが大型化してしまうというという問題もある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みなされたものであって、導電バーの露出部を減らし、作業者が導電バーに触れることを防止することができるとともに、スペーサ等を要することなく、導電バー同士を所定の間隔をあけて支持可能とした導電バーの支持構造を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、主幹ブレーカに設けられた二次側端子と、分岐ブレーカに設けられたプラグ状の一次側端子とを電気的に接続するために、左右方向へ長い帯状に形成された複数の導電バーを、厚み方向である前後方向に所定の間隔を有して重ね合わせ状に支持するための導電バーの支持構造であって、前記導電バーの長手方向の一方縁に沿って、前記分岐ブレーカを接続するための分岐ブレーカ接続部を設けるとともに、絶縁性を有する合成樹脂からなる板状のカバー部と、前記カバー部が前後方向で起立するような姿勢とした際に、前記カバー部の一方の面に前後方向へ前記所定の間隔毎に設けられた複数の支持部とを有する支持手段を設け、前記支持部に、前記導電バーの長手方向の他方縁側が前記カバー部側を向くような姿勢で前記導電バーを支持させたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記支持部が、先端が矢尻状に形成され、前記カバー部の一方の面から突設された係止片と、前記係止片から前記導電バーの厚みだけ前後方向に離れた位置において、前記係止片と対向するように前記カバー部の一方の面から突設された押さえ部とからなることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記支持手段に、前記導電バーに接続された前記分岐ブレーカの表面に当接する当接部を有し、前記分岐ブレーカの前記導電バーからの取り外し方向へ前記当接部を動作させることにより、前記分岐ブレーカを前記導電バーから取り外し可能とした取り外し機構を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、絶縁性を有する合成樹脂からなる板状のカバー部と、カバー部が前後方向で起立するような姿勢とした際に、カバー部の一方の面に前後方向へ所定の間隔毎に設けられた複数の支持部とを有する支持手段を設け、支持部に、導電バーの長手方向の他方縁側がカバー部側を向くような姿勢で導電バーを支持させている。したがって、導電バーを支持手段に支持させた際、カバー部によって導電バーの分岐ブレーカが接続されない他方縁側が覆われることになり、作業者が誤って導電バーの縁部等に触れてしまう事態を確実に防止することができる。
また、カバー部の一方の面に支持手段が設けられているため、導電バー同士の厚み方向での距離を保つにあたり、従来用いていたスペーサ等が必要なくなる、したがって、部品点数が少なくてすみ、導電バーの設置作業の簡易化やコスト低減を図ることができるし、さらには導電バーの支持構造を小型化することができ、ひいては分電盤等の小型化を図ることができる。
さらに、請求項3に記載の発明によれば、支持手段に、導電バーに接続された分岐ブレーカの表面に当接する当接部を有し、分岐ブレーカの導電バーからの取り外し方向へ当接部を動作させることにより、分岐ブレーカを導電バーから取り外し可能とした取り外し機構を設けている。したがって、分岐ブレーカの取り外しが容易であるし、取り外し機構を別途設置したりする必要がなく、導電バーの支持構造の組み立て作業の簡略化も図ることができる。
分電盤の外観を示した斜視説明図である。 蓋体及び主幹ブレーカを外した状態にある分電盤を示した斜視説明図である。 基台に支持カバーを取り付けた状態を示した斜視説明図である。 基台を示した斜視説明図である。 分解状態にある導電バーユニットを示した斜視説明図である。 支持カバーを示した説明図であり、(a)は前方から、(b)は下方から、(c)は右方から夫々示している。 図6中のA−A線断面を示した説明図である。 分岐ブレーカを導電バーに接続した状態を示した断面説明図である。 分岐ブレーカを導電バーから取り外す様子を示した断面説明図である。
以下、本発明の一実施形態となる分電盤について、図面にもとづき詳細に説明する。
図1は、分電盤1の外観を示した斜視説明図である。図2は、蓋体2及び主幹ブレーカ4を外した状態にある分電盤1を示した斜視説明図である。図3は、基台3に支持カバー12を取り付けた状態を示した斜視説明図である。図4は、基台3を示した斜視説明図である。図5は、分解状態にある導電バーユニット11を示した斜視説明図である。図6は、支持カバー12を示した説明図であり、(a)は前方から、(b)は下方から、(c)は右方から夫々示している。図7は、図6中のA−A線断面を示した説明図である。図8は、分岐ブレーカ5を導電バー10A〜10Cに接続した状態を示した断面説明図である。図9は、分岐ブレーカ5を導電バー10A〜10Cから取り外す様子を示した断面説明図である。
分電盤1は、基台3と、基台3の前方を覆うように組み付けられる蓋体2とからなる本体ケースを有するものであって、当該本体ケース内には、商用電力系統からの引き込み線が接続される主幹ブレーカ4や、電灯や電気機器等の負荷に電力を供給する分岐電路を設けるための複数の分岐ブレーカ5、5・・等が収容されている。また、本体ケース内には、主幹ブレーカ4と分岐ブレーカ5、5・・とを電気的に接続するための3つの導電バー10A〜10Cを有する導電バーユニット11も収容されている。
まず基台3について説明すると、基台3は、絶縁性を有する合成樹脂を前方に開口する略方形箱状に形成してなるものであって、背面の略中央左寄りには、主幹ブレーカ4を設置するための主幹ブレーカ設置部6が設けられている。また、主幹ブレーカ設置部6の上側に隣接する位置には、導電バー10A、10Bの左部を保持するためのバー保持部7が前後方向が昇降方向となる階段状に形成されている。さらに、バー保持部7の上方には、導電バー10A〜10Cの左部の上方を覆うためのバー被覆部9が設けられている。バー被覆部9は、基台3と一体成形されてなる(すなわち、バー被覆部9は絶縁性を有する合成樹脂からなる)もので、基台3の背面から前方へ突出する壁状に形成されており、その前端が基台3に対して設置された導電バー10A〜10Cよりも前方まで突出可能な突出高さを有している。
一方、基台3の背面の略中央右寄りで主幹ブレーカ設置部6の右隣には、分岐ブレーカ5、5・・を設置するための分岐ブレーカ設置部が設けられており、該分岐ブレーカ設置部の表面には係合パネル13が固定されている。係合パネル13は、各分岐ブレーカ5や支持カバー12を係合させるための板体であって、その中央部には、分岐ブレーカ5を係合させるための上下で一対の第1係合孔14、14が、左右方向に複数組並設されている。また、係合パネル13の上端部には、支持カバー12を係合させるための第2係合孔15、15が設けられている。なお、31は、蓋体2を組み付けるための取付片であって、基台3の上辺部近傍及び下辺部に設けられている。
次に導電バーユニット11について説明すると、導電バーユニット11は、3つの導電バー10A〜10Cと、導電バー10A〜10Cを支持する支持カバー12とを備えてなる。
導電バー10Aは、左右方向へ長い帯状の金属板であって、左端部には主幹ブレーカ4の二次側端子に接続可能な主幹ブレーカ接続部25Aが設けられている。また、導電バー10Aの右部の下縁には、導電バー10Aの長手方向に沿って複数の分岐ブレーカ5、5・・の一次側端子を接続可能な分岐ブレーカ接続部26Aが設けられている。さらに、導電バー10Aの分岐ブレーカ接続部26Aの左右両隣には、支持カバー12の後述する第1係止片22Aが係止する切り欠き27Aが夫々設けられている。
導電バー10Bは、導電バー10Aよりも左右方向へ長い帯状の金属板であって、左端部には主幹ブレーカ4の二次側端子に接続可能な主幹ブレーカ接続部25Bが設けられている。また、導電バー10Bの右部の下縁には、導電バー10Bの長手方向に沿って複数の分岐ブレーカ5、5・・の一次側端子を接続可能な分岐ブレーカ接続部26Bが設けられている。さらに、導電バー10Bの分岐ブレーカ接続部26Bの左右両隣には、支持カバー12の第2係止片22Bが係止する切り欠き27Bが夫々設けられている
導電バー10Cは、導電バー10Aよりも左右方向へ長く且つ導電バー10Bよりは短い帯状の金属板であって、左端部には主幹ブレーカ4の二次側端子に接続可能な主幹ブレーカ接続部25Cが設けられている。また、導電バー10Cの右部の下縁には、導電バー10Cの長手方向に沿って複数の分岐ブレーカ5、5・・の一次側端子を接続可能な分岐ブレーカ接続部26Cが設けられている。さらに、導電バー10Cの分岐ブレーカ接続部26Cの左右両隣には、支持カバー12の第3係止片22Cが係止する切り欠き27Cが夫々設けられている
支持カバー12は、弾性及び絶縁性を有する合成樹脂(たとえばポリカーボネートやABS樹脂)からなるものであって、板状のカバー部17と、カバー部17の下面から下方へ突設された基台部16、16と、同じくカバー部17の下面から下方へ突設された第1係止ブロック部18、18及び第2係止ブロック部19、19と、分岐ブレーカ5、5・・を取り外すための取り外し機構20とを備えている。カバー部17は、上下方向が厚み方向となる板状部であって、前後幅は、係合パネル13へ係合させた際に前端が基台3に対して設置された導電バー10A〜10Cよりも前方まで突出可能な幅となっている。また、左右長さは、分岐ブレーカ設置部の左右長さと略同じとなっている。さらに、カバー部17の左右両側縁の前端部は、下方へ折り曲げられた折り曲げ部17a、17aとして形成されており、後述する第3係止片22Cの前面と折り曲げ部17aの後面とで導電バー10Cの上部を前後方向から挟持可能となっている。
加えて、折り曲げ部17a、17a間に架け渡すように取り外し機構20が設けられている。取り外し機構20は、可撓性を有する合成樹脂により成形されており、左右方向に並設された複数の差込孔32、32・・と、各差込孔32の下側において、差込孔32の開口縁から後方へ延びる舌状に形成されたブレーカ取り外し片33とを備えている。該取り外し機構20では、分岐ブレーカ5を導電バー10A〜10Cに接続させた際、図8に示すように分岐ブレーカ5の上面(所謂プラグ式の一次側端子が設けられた面)がブレーカ取り外し片33に当接し、ブレーカ取り外し片33を上側へ押し込んだ状態となる。そこで、分岐ブレーカ5を取り外す際には、図9に示すようにドライバーD等の先端を取り外したい分岐ブレーカ5に対応する差込孔32へ差し込めばよい。すると、ブレーカ取り外し片33が本体ケースの内側(基台3の下側であって、分岐ブレーカ5の取り外し側)へ分岐ブレーカ5の上面を押圧し、分岐ブレーカ5がブレーカ取り外し片33によって押し出されるような格好で導電バー10A〜10Cから取り外される。
基台部16は、カバー部17の左右両側縁の後端部に設けられており、分岐ブレーカ設置部に支持カバー12をネジ止めするための固定部21と、導電バー10Aを係止するための第1係止片22Aとを備えている。固定部21は、カバー部17の後端縁から下方へ垂設されており、先端近傍に固定孔21aを備えている。また、第1係止片22Aは、固定部21よりも所定量だけ前方となる位置から下方へ垂設されている。そして、該第1係止片22Aの先端の前面は矢尻状に形成されており、当該矢尻状部とカバー部17の下面とで導電バー10Aを挟み込むことにより、第1係止片22Aの前面側(すなわち、基台部16の前面側)において導電バー10Aを上下方向で係止可能としている。さらに、固定部21の後面には、支持カバー12を係合パネル13へ係合させるための係合片23が上方へ屈曲するL字状に形成されている。
第1係止ブロック部18は、カバー部17の左右両側縁で基台部16の前方に設けられたブロック体であって、その後面が第1係止片22Aの前面と対向している。そして、第1係止ブロック部18の後面と第1係止片22Aとの間の前後距離は導電バー10Aの厚みと同じとなっており、第1係止ブロック部18の後面(押さえ部)と第1係止片22Aの前面とで導電バー10Aの上部を前後方向から挟持可能となっている。また、第1係止ブロック部18の後面の下部は、下方へ向かうにつれて前方へ傾斜するテーパ面T1とされており、第1係止片22Aとの前後方向での距離が徐々に広くなり、導電バー10Aの第1係止ブロック部18と第1係止片22Aとの間への差し込みを容易としている。さらに、第1係止ブロック部18の前端部には、先端前面が矢尻状に形成された第2係止片22Bが下方へ垂設されており、矢尻状部とカバー部17の下面とで導電バー10Bを挟み込むことにより、第2係止片22Bの前面側(すなわち、第1係止ブロック部18の前面側)において導電バー10Bを上下方向で係止可能としている。
第2係止ブロック部19は、カバー部17の左右両側縁で第1係止ブロック部18の前方に設けられたブロック体であって、第1係止ブロック部18と略同様に形成されている。すなわち、第2係止ブロック部19の後面が第2係止片22Bの前面と対向するように設けられている。そして、第2係止ブロック部19の後面(押さえ部)と第2係止片22Bとの間の前後距離は導電バー10Bの厚みと同じとなっており、第2係止ブロック部19の後面と第2係止片22Bの前面とで導電バー10Bの上部を前後方向から挟持可能となっている。また、第2係止ブロック部19の後面の下部は、下方へ向かうにつれて前方へ傾斜するテーパ面T2とされており、第2係止片22Bとの前後方向での距離が徐々に広くなり、導電バー10Bの第2係止ブロック部19と第2係止片22Bとの間への差し込みを容易としている。さらに、第2係止ブロック部19の前端部には、先端前面が矢尻状に形成された第3係止片22Cが下方へ垂設されており、矢尻状部とカバー部17の下面とで導電バー10Cを挟み込むことにより、第3係止片22Cの前面側(すなわち、第2係止ブロック部19の前面側)において導電バー10Cを上下方向で係止可能としている。加えて、第3係止片22Cの前面と折り曲げ部17aの後面との間の前後距離は導電バー10Cの厚みと同じになっており、上述したように第3係止片22Cの前面と折り曲げ部17aの後面(押さえ部)とで導電バー10Cの上部を前後方向から挟持可能となっている。したがって、支持カバー12では、カバー部17の下面に、前後方向で導電バー10A〜10Cの配設間隔と同じ間隔を隔てて導電バー10A〜10Cを支持する支持部(各係止片と各係止ブロック部や折り曲げ部とからなるもの)が設けられていると見ることができる。
上記構成を有する導電バーユニット11は、以下のようにして組み立てられるとともに分岐ブレーカ設置部へ設置される。
まず、係合パネル13の第2係合孔15、15へ係合片23、23を係合させた状態でネジ止め等し、カバー部17が基台3から前方へ起立するような姿勢で支持カバー12を分岐ブレーカ設置部に固定する。そして、該支持カバー12に対し、第1係止片22A、22Aと第1係止ブロック部18、18との間へ、分岐ブレーカ接続部26Aが下方を向くような姿勢(言い換えるなら、分岐ブレーカ接続部26Aが設けられていない側の側縁がカバー部17側を向くような姿勢)で導電バー10Aを差し込み、切り欠き27A、27Aの位置で第1係止片22A、22Aを導電バー10Aに係止させる。すると、上述の如くして導電バー10Aの上下方向及び前後方向から挟持されるとともに、第1係止片22A、22Aを切り欠き27A、27A内に位置させたことで左右方向でも挟持されることになり、導電バー10Aが当該位置で支持される。そこで、第2係止片22B、22Bと第2係止ブロック部19、19との間へ、分岐ブレーカ接続部26Bが下方を向くような姿勢で導電バー10Bを差し込み、切り欠き27B、27Bの位置で第2係止片22B、22Bを導電バー10Bに係止させる。さらに、第3係止片22C、22Cと折り曲げ部17a、17aとの間へ、分岐ブレーカ接続部26Cが下方を向くような姿勢で導電バー10Cを差し込み、切り欠き27C、27Cの位置で第3係止片22C、22Cを導電バー10Cに係止させる。すると、導電バー10B、10Cは、夫々第2係止片22Bや第3係止片22C等により、導電バー10Aと同様に、上下左右及び前後から挟持され、当該位置で支持される。このようにして導電バー10A、10B、10Cを取り付けることで、導電バー10A、10B、10Cが平行に重ね合わされるような姿勢で前後方向に所定の間隔をおいて配置され、導電バーユニット11の組み立て及び設置は完了となる。
なお、この設置状態において、導電バー10A、10Bの主幹ブレーカ接続部25A、25B側はバー保持部7上に載置されている。また、支持カバー12のカバー部17の左端部は、バー被覆部9の右端部と左右で当接しており、バー被覆部9及びカバー部17によって、導電バー10A〜10Cの上方が覆われた状態となる。さらに、この導電バーユニット11に対し、主幹ブレーカ接続部25A〜25Cに主幹ブレーカ4の二次側端子をするとともに、分岐ブレーカ5の上面でブレーカ取り外し片33を上側へ押し込みつつ、分岐ブレーカ接続部26A〜26Cに各分岐ブレーカ5の一次側端子を接続して、主幹ブレーカ4を主幹ブレーカ設置部8に、係合パネル13を介して各分岐ブレーカ5を分岐ブレーカ設置部8に夫々設置することにより、分電盤1が組み立てられる。
以上のような構成を有する分電盤1によれば、前端部が下方へ折り曲げられた板状のカバー部17を有するとともに、先端の前面が矢尻状に形成された第1係止片22A、後面と第1係止片22Aの前面との距離が導電バー10Aの厚みと同じであり、前面側に先端の前面が矢尻状に形成された第2係止片22Bを有する第1係止ブロック部18、及び後面と第2係止片22Bの前面との距離が導電バー10Bの厚みと同じであり、前面側に先端の前面が矢尻状に形成された第2係止片22Cを有し、さらに第2係止片22Cの前面とカバー部17の折り曲げ部17aの後面との距離が導電バー10Cの厚みと同じである第2係止ブロック部19を、カバー部17の下面に設けてなる支持カバー12を利用し、各導電バー10A〜10Cの分岐ブレーカ接続部26A〜26Cが下方を向くような姿勢で、導電バー10Aについては第1係止片22Aと第1係止ブロック部18との間で、導電バー10Bについては第2係止片22Bと第2係止ブロック部19との間で、導電バー10Cについては第3係止片22Cと折り曲げ部17aとの間で夫々支持可能とした。したがって、導電バー10A〜10Cを支持カバー12に支持させた際、カバー部17によって導電バー10A〜10Cの分岐ブレーカ接続側の上方が覆われることになり、作業者が誤って導電バー10A〜10Cの上縁部等に触れてしまう事態を確実に防止することができる。
また、導電バー10A〜10C同士の厚み方向での距離を保つにあたり、従来用いていたスペーサ等が必要なくなる、したがって、部品点数が少なくてすみ、導電バー10A〜10Cの設置作業の簡易化やコスト低減を図ることができるし、さらには導電バー10A〜10Cの支持構造を小型化することができ、ひいては分電盤1等の小型化を図ることができる。
さらに、支持カバー12に分岐ブレーカ5の取り外し機構20を一体的に設けているため、分岐ブレーカ5の取り外しが容易であるし、取り外し機構20を別途設置したりする必要がなく、分電盤1の組み立て作業の簡略化も図ることができる。
また、主幹ブレーカ4の接続側には、絶縁性を有する合成樹脂製のバー被覆部9を設けているため、主幹ブレーカ4の接続側においても導電バー10A〜10Cをバー被覆部9により被覆しているため、導電バー10A〜10Cの略全体を覆うことができ、作業者が導電バー10A〜10Cに触れてしまう事態を一層確実に防止することができる。
さらに、バー被覆部9を基台3と一体成形しているため、バー被覆部9を基台3に組み付けたりする必要がなく分電盤1の組み立て作業が簡易となるし、別体として成形するよりも製造コストを低減することができる。
なお、本発明に係る導電バーの支持構造は、上記実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、分電盤の全体的な構成は勿論、導電バーユニットの形状等について、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更することができる。
たとえば、上記実施形態では、導電バーの主幹ブレーカ接続側を覆うバー被覆部を設けているが、バー被覆部を設けないとしてもよい。また、バー被覆部を設けるとしても、バー被覆部を基台と別体の部材とし、適宜基台へ取り付けるような構成としても何ら問題はない。反対に、支持手段を基台と一体的に設けることも当然可能である。
また、主幹ブレーカ設置部と分岐ブレーカ設置部との左右の位置関係は逆であってもよいし、主幹ブレーカ設置部及び分岐ブレーカ設置部の下側にバー被覆部及び導電バーの配設空間を設けたとしても何ら問題はない。
さらに、第1〜第3係止片の数や位置、形状等は勿論、導電バーを支持するための支持部に係る構成については実施形態に記載の構成に何ら限定されることはない(たとえば、各係止ブロック部において、その後面側と前面側の係止片とを別体とし、各係止片の前方に平らな舌片を対向するように立設させるような構成が考えられる)。さらにまた、支持部とカバー部とを別体とし、支持部をカバー部に組み付けて支持手段を構成するとしても何ら問題はない。
加えて、上記実施形態では、導電バーを3枚としている(すなわち、電路を単相三線式としている)が、本発明は、導電バーが2枚(すなわち、電路を単相二線式とする)であっても好適に採用することができる。
1・・分電盤、2・・蓋体、3・・基台、4・・主幹ブレーカ、5・・分岐ブレーカ、10A、10B、10C・・導電バー、11・・導電バーユニット、12・・支持カバー(支持手段)、16・・基台部、17・・カバー部、17a・・折り曲げ部(支持部、押さえ部)、18・・第1係止ブロック部(支持部、押さえ部)、19・・第2係止ブロック部(支持部、押さえ部)、20・・取り外し機構、21・・固定部、21a・・固定孔、22A・・第1係止片(支持部)、22B・・第2係止片(支持部)、22C・・第3係止片(支持部)、26A、26B、26C・・分岐ブレーカ接続部、27A、27B、27C・・切り欠き、32・・差込孔、33・・ブレーカ取り外し片(当接部)。

Claims (3)

  1. 主幹ブレーカに設けられた二次側端子と、分岐ブレーカに設けられたプラグ状の一次側端子とを電気的に接続するために、左右方向へ長い帯状に形成された複数の導電バーを、厚み方向である前後方向に所定の間隔を有して重ね合わせ状に支持するための導電バーの支持構造であって、
    前記導電バーの長手方向の一方縁に沿って、前記分岐ブレーカを接続するための分岐ブレーカ接続部を設けるとともに、
    絶縁性を有する合成樹脂からなる板状のカバー部と、前記カバー部が前後方向で起立するような姿勢とした際に、前記カバー部の一方の面に前後方向へ前記所定の間隔毎に設けられた複数の支持部とを有する支持手段を設け、
    前記支持部に、前記導電バーの長手方向の他方縁側が前記カバー部側を向くような姿勢で前記導電バーを支持させたことを特徴とする導電バーの支持構造。
  2. 前記支持部が、先端が矢尻状に形成され、前記カバー部の一方の面から突設された係止片と、前記係止片から前記導電バーの厚みだけ前後方向に離れた位置において、前記係止片と対向するように前記カバー部の一方の面から突設された押さえ部とからなることを特徴とする請求項1に記載の導電バーの支持構造。
  3. 前記支持手段に、前記導電バーに接続された前記分岐ブレーカの表面に当接する当接部を有し、前記分岐ブレーカの前記導電バーからの取り外し方向へ前記当接部を動作させることにより、前記分岐ブレーカを前記導電バーから取り外し可能とした取り外し機構を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の導電バーの支持構造。
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