JP3125664U - 母線バー支持具及び分電盤 - Google Patents
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Abstract
【課題】母線バーの配設が容易であり、分電盤の製作が容易な母線バー支持具を提供する。
【解決手段】本体部2に、母線バーの端部を嵌合可能な凹部3が、上下方向に複数並設され、本体部2から前方に突出する短絡防止壁部4が、隣合う凹部3と凹部3との間、最も上の凹部3と本体部2の上端部との間、及び、最も下の凹部3と本体部2の下端部との間に、それぞれ設けられ、各凹部3の後面33は、全面が閉鎖されている母線バー支持具1。
【選択図】図1
【解決手段】本体部2に、母線バーの端部を嵌合可能な凹部3が、上下方向に複数並設され、本体部2から前方に突出する短絡防止壁部4が、隣合う凹部3と凹部3との間、最も上の凹部3と本体部2の上端部との間、及び、最も下の凹部3と本体部2の下端部との間に、それぞれ設けられ、各凹部3の後面33は、全面が閉鎖されている母線バー支持具1。
【選択図】図1
Description
本考案は、分電盤の母線バーを支持するための母線バー支持具、及び、その母線バー支持具を用いた分電盤に関する。
従来、分電盤の盤面に垂直な方向を上下方向としたときに、上下方向に並設されるとともに盤面に対して板面が平行となるように配設される複数の長尺板状の母線バーを支持するための母線バー支持具として、図6に示すものがあった。
図6に示す母線バー支持具101は、最下段の母線バー108を支持するものであり、上面中央部に母線バー108が嵌合される凹部102を有し、凹部102には、上方に突出する2つの突起部103が設けられている。また、母線バー支持具101の両側部には、それぞれ孔104が設けられ、孔104から下方に、中央にボルト挿通孔107を有する筒状部105が延設されている。
また、母線バー支持具101Bは、最下段以外の母線バー108を支持するものであり、母線バー支持具101の凹部102、突起部103、孔104、及び、筒状部105とそれぞれ同様に構成された、凹部102B、突起部103B、孔104B、及び、筒状部105Bを有している。但し、筒状部105は、下端面が母線バー支持具101の本体部の下端面106に揃っているのに対し、筒状部105Bは、下端部が母線バー支持具101Bの本体部の下端面106Bより若干突出している。
母線バー支持具101、101Bで複数の母線バー108を支持するときは、まず、最下段となる母線バー108に、母線バー支持具101の突起部103、103に対応するように2つの孔108aを穿設し、母線バー108を凹部102に嵌合するとともに、突起部103、103を孔108a、108aに嵌合する。母線バー108に孔108a、108aを穿設して突起部103、103に嵌合するのは、凹部102が、母線バー108の延設方向のみならずその反対方向(図6の実線矢印方向)にも開放されていることから、母線バー108が抜脱してしまうことを防止するためである。
次に、筒状部105B、105Bの下端部が、それぞれ、母線バー支持具101の孔104、104に嵌合されるように、母線バー支持具101の上に母線バー支持具101Bを重ねる(図6の二点鎖線矢印参照)。すると、筒状部105のボルト挿通孔107と筒状部105Bのボルト挿通孔107Bとが、上下に連結されることとなる。
そして、母線バー支持具101Bの凹部102Bに、母線バー支持具101の場合と同様に、孔108a、108aを穿設した2段目の母線バー108(図示せず)を嵌合する。そして更に、その上に他の母線バー支持具101Bを重ねる。同様に、母線バー支持具101Bの凹部102Bに母線バー108を嵌合して、上に他の母線バー支持具101Bを重ねることを繰り返して、所定数の母線バー108を母線バー支持具101、101Bで支持する。
最後に、それら重ねられた母線バー支持具101、101Bのボルト挿通孔107、107Bに、上方からボルトを挿通し盤面に取着することにより、母線バー支持具101、101Bは、複数の母線バー108を支持した状態で、盤面に取着されることとなる。
しかし、上述した従来の母線バー支持具101、101Bは、各母線バー108に孔108a、108aを穿設することが必要であるため、母線バー108の配設が容易でなく、延いては、分電盤の製作が容易でないという問題があった。
この考案は、上述した問題を解決するものであり、母線バーの配設が容易であり、分電盤の製作が容易な母線バー支持具を提供することを目的とする。
請求項1記載の母線バー支持具は、分電盤の盤面に垂直な方向を上下方向としたときに、上下方向に並設されるとともに前記盤面に対して板面が平行となるように配設される複数の長尺板状の母線バーを支持するための母線バー支持具であって、前記盤面に取付可能に構成された本体部を備え、前記本体部に、前記母線バーの長手方向における端部を嵌合可能な凹部が、上下方向に複数並設され、前記凹部に前記端部を嵌合した場合における前記母線バーの延設方向を前方としたときに、前記本体部から前方に突出する短絡防止壁部が、隣合う前記凹部と前記凹部との間、最も上の前記凹部と前記本体部の上端部との間、及び、最も下の前記凹部と前記本体部の下端部との間に、それぞれ設けられ、前記各凹部の後面は、全面が閉鎖され、又は、前記母線バーが通過不可能な開口部以外は閉鎖されていることを特徴とする。
ここで、請求項2記載の母線バー支持具のように、前記本体部から後方に、支持部が突設され、前記支持部は、前記本体部を前記盤面に取り付けたときに下面が前記盤面に接するように構成されていることが好ましい。
また、請求項3記載の母線バー支持具のように、前記本体部は、左側面と前面との間の角部、及び、右側面と前面との間の角部が、それぞれ、丸められていることが好ましい。
また、請求項4記載の母線バー支持具のように、前記各短絡防止壁部は、左側面と前面との間の角部、及び、右側面と前面との間の角部が、それぞれ、丸められていることが好ましい。
また、請求項5記載の母線バー支持具のように、前記凹部の後部に、上下方向の幅が前記凹部の前部の上下方向の幅よりも狭小な狭小部が設けられていることが好ましい。
また、請求項6記載の母線バー支持具のように、前記本体部が、左右方向の幅が25mmの略直方体状をなし、前記各凹部が、左右方向に開放されていることが好ましい。
請求項7記載の分電盤は、盤面に垂直な方向を上下方向としたときに、上下方向に並設されるとともに前記盤面に対して板面が平行となるように配設される複数の長尺板状の母線バーを、本発明の母線バー支持具で支持したことを特徴とする。
請求項1記載の母線バー支持具は、本体部に、母線バーの長手方向における端部を嵌合可能な凹部が、上下方向に複数並設され、各凹部の後面は、全面が閉鎖され、又は、母線バーが通過不可能な開口部以外は閉鎖されているので、嵌合した母線バーが後方に抜脱する虞がない。このため、母線バーに孔を穿設する必要がなく、母線バーの配設が容易であり、分電盤の製作が容易である。そして、本体部から前方に突出する短絡防止壁部が、隣合う凹部と凹部との間、最も上の凹部と本体部の上端部との間、及び、最も下の凹部と本体部の下端部との間に、それぞれ設けられているので、堆積した埃により母線バー同士が短絡してしまう虞が小さい。
請求項2記載の母線バー支持具は、本体部から後方に支持部が突設され、支持部は、本体部を盤面に取り付けたときに下面が盤面に接するように構成されているので、盤面を垂直に立てたときに、本体部と母線バーの重量を支持部で支えることができ、十分な耐荷重を有することとなる。
請求項3記載の母線バー支持具は、本体部の左右の各側面と前面との間の角部がそれぞれ丸められているので、盤面を垂直に立てたときに、本体部の前面が上方を向く状態となっても、本体部の前面に埃が堆積しにくく、堆積した埃により母線バー同士が短絡してしまう虞を更に低減できる。
請求項4記載の母線バー支持具は、各短絡防止壁部の左右の各側面と前面との間の角部がそれぞれ丸められているので、盤面を垂直に立てたときに、各短絡防止壁部が上方を向いて突出する状態となっても、各短絡防止壁部に埃が堆積しにくく、堆積した埃により母線バー同士が短絡してしまう虞を更に低減できる。
請求項5記載の母線バー支持具は、凹部の後部に、上下方向の幅が凹部の前部の上下方向の幅よりも狭小な狭小部が設けられているので、凹部の前部の上下方向の幅を、第1の規格の母線バーの厚みに合わせ、狭小部の上下方向の幅を、第1の規格よりも薄い第2の規格の母線バーの厚みに合わせれば、2つの規格の母線バーに使用することができる。
請求項6記載の母線バー支持具は、本体部が、左右方向の幅が25mmの略直方体状をなし、各凹部が左右方向に開放されているので、25mmの幅を単位とする協約形ブレーカと混在させて母線バーの長手方向に沿って配設するときに、配設が容易であり、分電盤の製作が容易である。
請求項7記載の分電盤によれば、請求項1〜6のいずれかに記載の母線バー支持具で、母線バーを支持するので、分電盤の製作が容易である。
以下、本考案の一実施形態を、図面に基づいて説明する。母線バー支持具1は、図1〜3に示すように、凹部3が上下方向に複数(本実施形態では3つ)並設された本体部2と、本体部2から前方に突出して上下方向に複数(本実施形態では4つ)並設された短絡防止壁部4と、本体部2から後方に突設された2つの支持部5とを、備えている。本体部2と短絡防止壁部4と支持部5とは、難燃性の合成樹脂等の絶縁物で一体形成されている。
なお、図3における矢印A方向を母線バー支持具1の上下方向とし、矢印B方向を前方、その反対方向を後方とする。すなわち、母線バー支持具1では、母線バー支持具1を分電盤の盤面(基板面)10に取着した状態において盤面10に垂直な方向を上下方向とし、凹部3に母線バー8の長手方向における端部81を嵌合した場合における母線バー8の延設方向を前方とする。また、上下方向及び前後方向に垂直な方向を、母線バー支持具1の左右方向とする。
本体部2は、左右方向の幅W(図2参照)が25mmの略直方体状をなし、後部にボルト挿通孔6が上下方向に穿設されて、ボルト7で盤面10に取付可能とされている。本体部2は、左側面23と前面25との間の角部21、及び、右側面24と前面25との間の角部22が、それぞれ、丸められている。
各凹部3は、前方に開放されるとともに左右方向に開放されているおり、このため、本体部2は側面視において櫛形状をなしている。各凹部31の後面33は、全面が閉鎖されている。
各凹部3の後部には、上面及び下面に段差を設けることにより、上下方向の幅W1(図3参照)が凹部3の前部32の上下方向の幅W2(図3参照)よりも狭小な狭小部31が、設けられている。本実施形態では、各凹部3の前部32の上下方向の幅W2が略4mm、狭小部31の上下方向の幅W1が略3mmとされており、このため、各凹部3は、厚さ3mmの母線バー8及び厚さ4mmの母線バー8を嵌合可能である。なお、母線バー8は、導体で長尺板状に形成され、厚さ(板厚)等の寸法は規格化されている。
短絡防止壁部4は、隣合う凹部3と凹部3との間、最も上の凹部3と本体部2の上端部との間、及び、最も下の凹部3と本体部2の下端部との間に、それぞれ設けられている。各短絡防止壁部4は、左側面43と前面45との間の角部41、及び、右側面44と前面45との間の角部42が、それぞれ、丸められている。
各支持部5は、三角形状の板状をなし、図3に示すように、本体部2を盤面10に取り付けたときに下面が盤面10に接するように構成されている。
以上のように構成された母線バー支持具1を用いて、母線バー8を支持するときは、図3に示すように、ボルト挿通孔6にボルト7を挿通することにより、母線バー支持具1を盤面10に取着する。なお、盤面10には、ボルト7が挿通される孔を穿設しておく。
そして、母線バー支持具1の各凹部3に、3本の母線バー8の一方の端部81をそれぞれ嵌合する。ここで、母線バー8の厚さが4mmの場合には、図3に示すように前部32と狭小部31との段差部分に当接するように端部81を嵌合し、母線バー8の厚さが3mmの場合には、狭小部31まで端部81を嵌合して、凹部3の後面33に端部81を当接させる。
同様に、母線バー8の他方の端部81を、別の母線バー支持具1の各凹部3にそれぞれ嵌合し、その母線バー支持具1を、ボルト挿通孔6にボルト7を挿通することにより、盤面10に取着する。
すると、3本の母線バー8が、2つの母線バー支持具1で支持されて、盤面10に垂直な方向を上下方向としたときに、上下方向に並設されるとともに盤面10に対して板面が平行となるように配設される。
分電盤は、盤面10を垂直に立てた状態で壁等に配設される。母線バー8の長手方向が垂直方向となるように盤面10を垂直に立てた例を、図4に示す。図4では、母線バー8の下側の端部81を、2つの母線バー支持具1で支持している。また、括弧付き符号1Aで示すように、母線バー8の短手方向(幅方向)における端部を凹部3に嵌合することにより、母線バー8をその短手方向からも支持している。凹部3は左右方向に開放されているので、かかる配設が可能である。
そして、図4の例では、矢印で示すように、実用新案登録第3113256号公報に示す接続器9(同公報の図1参照)を母線バー3に係着し、接続器9に対してブレーカ(図示せず)を接続することにより、分電盤を製作する。勿論、接続器9以外の接続器を用いて、母線バー8にブレーカを接続してもよい。
以上説明したように、母線バー支持具1を用いて母線バー8を支持して分電盤を製作すれば、凹部3の後面が閉鎖されており、凹部3に嵌合した母線バー8が後方から抜脱する虞がないため、母線バー8に孔を穿設する必要がなく、母線バー8を凹部3に嵌合するだけで支持できる。このため、母線バー8の配設が容易であり、延いては、分電盤の製作が容易となる。
また、母線バー支持具1は、凹部3が、上下方向の幅W1が前部32の上下方向の幅W2よりも狭小な狭小部31を、有しているので、前部32の上下方向の幅W2を、第1の規格(例えば4mm)の母線バー8の厚みに合わせ、狭小部31の上下方向の幅W1を、第1の規格よりも薄い第2の規格(例えば3mm)の母線バー8の厚みに合わせれば、2つの規格の母線バー8に使用することができる。
また、短絡防止壁部4が、母線バー8同士、最も下の母線バー8と盤面10、及び、最も上の母線バー8とその上方に配設される分電盤カバー(図示せず。)を、それぞれ、隔てることとなるので、堆積した埃により母線バー8同士が短絡したり、母線バー8と盤面10や分電盤カバーとの間で短絡が生じたりする虞が小さい。
また、母線バー8の長手方向が垂直になるように盤面10を立てたときには、支持部5、5が母線バー8及び本体部10の重量を支えるので、母線バー支持具1は十分な耐荷重を有する。
また、母線バー8の長手方向が垂直になるように盤面10を立てたときには、下側の母線バー支持具1は、本体部2の前面25が上方を向く状態となるが、角部21、22がそれぞれ丸められているので、埃が滑り落ち易く、前面25に埃が堆積しにくい。このため、堆積した埃により短絡が生じる虞を更に低減できる。同様に、各短絡防止壁部4も上方を向いて突出する状態となるが、角部41、42がそれぞれ丸められているので、埃が滑り落ちて、各短絡防止壁部4に埃が堆積しにくく、短絡が生じる虞を更に低減できる。
また、凹部3が左右方向に開放されていることから、母線バー支持具1は複数個を左右に並べて使用することができ、例えば、図4に示すように、盤面10を垂直に立てたときに下側になる端部81を、2つの母線バー支持具1で支持することができる。このように、母線バー8の幅によっては、母線バー8を複数の母線バー支持具1で支持してもよい。そうすれば、幅広で重い母線バー8であっても、十分な耐荷重でもって支えることができる。
また、本体部2は左右方向の幅Wが25mmの略直方体状をなしているので、25mmの幅を単位とする協約形ブレーカと混在させて母線バー8の長手方向に沿って(すなわち、図4の符号1Aで示すように)配設するときに、寸法が合わせ易く配設が容易であり、分電盤の製作が容易である。
次に、他の実施形態に係る母線バー支持具1Bについて説明する。母線バー支持具1Bは、図5に示すように、凹部3Bが上下方向に複数並設された本体部2Bと、本体部2Bから前方に突出して上下方向に複数並設された短絡防止壁部4Bと、本体部2Bから後方に突設された三角形状の板状の2つの支持部5Bとを、備えている。
本体部2Bは、左右方向の幅が25mmの略直方体状をなし、後部にボルト挿通孔6Bが上下方向に穿設されている。
各凹部3Bは、前方に開放されるとともに左右方向に開放されているおり、各凹部3Bの後面33Bは、全面が閉鎖されている。各凹部3Bの後部には、上面に段差を設けることにより、上下方向の幅が前部32Bの上下方向の幅よりも狭小な狭小部31Bが、設けられている。
短絡防止壁部4Bは、各凹部3の上面及び下面をそれぞれ延設するように、1つの凹部3に対して2つずつ設けられている。これにより、短絡防止壁部4Bは、隣合う凹部3Bと凹部3Bとの間には2つずつ、最も上の凹部3Bと本体部2Bの上端部との間には1つ、最も下の凹部3Bと本体部2Bの下端部との間には1つ、設けられることとなる。
以上のように構成された母線バー支持具1Bでも、母線バー支持具1と同様に母線バー8を凹部3Bに嵌合するだけで支持できるので、分電盤の製作が容易となる。また、短絡防止壁部4Bによって、堆積した埃による短絡の虞を低減できる。また、短絡防止壁部4Bを凹部3の上面及び下面をそれぞれ延設するように設けることにより、母線バー8の嵌合の深さが、凹部3Bの深さと短絡防止壁部4Bの突出長さとを合わせたものとなって、深くなるので、母線バー8の嵌合が確実となる。
なお、本体部2Bの角部21B、22B、及び、短絡防止壁部4Bの角部41B、42Bは、丸められていないが、これらも丸めることが望ましい。
また、上記各実施形態では、各凹部3、3Bの後面33、33Bを全面閉鎖したが、後面33、33Bに、必要に応じて、母線バー8が通過不可能な開口部を設けてもよい。すなわち、後面33、33Bを、母線バー8が通過不可能な開口部以外は閉鎖されているように構成してもよい。そのように構成しても、母線バー8が凹部3、3Bから後方に抜脱する虞は無いからである。
また、母線バー支持具1Bにおいて、凹部3Bの下面に段差を設けることにより狭小部31Bを設けることとしてもよい。また、段差を複数段設けて、後方に行くほど上下方向の幅が狭くなるように構成し、3種以上の厚さの母線バー8に適用可能としてもよい。
また、ボルト挿通孔6、6Bは、形成を容易とするために、後方が開放されているが、後方が閉鎖された孔としてもよい。
また、支持部5、5Bの形状は三角板状に限られない。例えば、支持部5の形状を本体部2の上端から下端まで及ぶ矩形板状とすれば、上下逆でも用いることができる。かかる場合、本体部2の上端から最も上の凹部3までの距離と、本体部2の下端から最も下の凹部3までの距離とを、異ならせれば、上下逆にすることにより、母線バー8の配置の高さを変えることができる。支持部5、5Bを設けないこととしても同様である。
すなわち、実用新案登録請求の範囲を逸脱しない範囲で、本考案は種々の構成を採り得る。
1、1B…母線バー支持具
2、2B…本体部
3、3B…凹部
4、4B…短絡防止壁部
5、5B…支持部
8…母線バー
10…盤面
21、22、41、42…角部
31、31B…狭小部
32、32B…前部
33、33B…後面
81…端部
2、2B…本体部
3、3B…凹部
4、4B…短絡防止壁部
5、5B…支持部
8…母線バー
10…盤面
21、22、41、42…角部
31、31B…狭小部
32、32B…前部
33、33B…後面
81…端部
Claims (7)
- 分電盤の盤面に垂直な方向を上下方向としたときに、上下方向に並設されるとともに前記盤面に対して板面が平行となるように配設される複数の長尺板状の母線バーを支持するための母線バー支持具であって、
前記盤面に取付可能に構成された本体部を備え、
前記本体部に、前記母線バーの長手方向における端部を嵌合可能な凹部が、上下方向に複数並設され、
前記凹部に前記端部を嵌合した場合における前記母線バーの延設方向を前方としたときに、前記本体部から前方に突出する短絡防止壁部が、隣合う前記凹部と前記凹部との間、最も上の前記凹部と前記本体部の上端部との間、及び、最も下の前記凹部と前記本体部の下端部との間に、それぞれ設けられ、
前記各凹部の後面は、全面が閉鎖され、又は、前記母線バーが通過不可能な開口部以外は閉鎖されている
ことを特徴とする母線バー支持具。 - 前記本体部から後方に、支持部が突設され、
前記支持部は、前記本体部を前記盤面に取り付けたときに下面が前記盤面に接するように構成されている
ことを特徴とする請求項1記載の母線バー支持具。 - 前記本体部は、左側面と前面との間の角部、及び、右側面と前面との間の角部が、それぞれ、丸められていることを特徴とする請求項1又は2記載の母線バー支持具。
- 前記各短絡防止壁部は、左側面と前面との間の角部、及び、右側面と前面との間の角部が、それぞれ、丸められていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の母線バー支持具。
- 前記凹部の後部に、上下方向の幅が前記凹部の前部の上下方向の幅よりも狭小な狭小部が設けられていることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の母線バー支持具。
- 前記本体部が、左右方向の幅が25mmの略直方体状をなし、
前記各凹部が、左右方向に開放されている
ことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の母線バー支持具。 - 盤面に垂直な方向を上下方向としたときに、上下方向に並設されるとともに前記盤面に対して板面が平行となるように配設される複数の長尺板状の母線バーを、請求項1〜6のいずれかに記載の母線バー支持具で支持したことを特徴とする分電盤。
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JP2015154561A (ja) * | 2014-02-13 | 2015-08-24 | 河村電器産業株式会社 | 導電バーの支持構造 |
JP2016082851A (ja) * | 2014-10-22 | 2016-05-16 | 河村電器産業株式会社 | 住宅用分電盤 |
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