JP4621180B2 - 物品棚装置 - Google Patents

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Description

本発明は、上下に配置した上部材と下部材との間を側部材によって接続することにより外枠を構成し、この外枠の外側面において少なくともその上方となる部位を外側面パネルによって覆うようにした物品棚装置に関するもので、より詳細には、相互連結する場合や壁面等の固定体に連結する場合に適用する連結ブラケットの保持構造に関する。
書棚等の物品棚装置を設置する場合には、例えば設置安定性を高めるため、隣接するものを互いに連結したり、壁面等の固定体に連結することが行われている。物品棚装置を相互に連結する構造としては、互いに並設される外側面パネルに亘って連結ブラケットを配設し、この連結ブラケットを介してそれぞれの外側面パネルにボルトを螺合させることによって物品棚装置を相互に連結するようにしたものが一般的である。しかしながら、この連結構造においては、連結ブラケットやボルトの頭部が外部に露出するため、外観品質を考慮した場合、必ずしも好ましいとはいえない。
こうした点を考慮し、従来においては、物品棚装置の上面を覆う上面パネルと、外側面を覆う外側面パネルとの間に目地を形成するとともに、この目地にスリットを形成し、スリットに連結ブラケットを貫入させた状態でボルトにより連結ブラケットを上面パネルの下面に取り付けるようにした連結構造が提供されている。
この連結構造によれば、連結ブラケットを貫入させるためのスリットが目地に設けてあるため、物品棚装置を単体で設置する場合にもスリットが目立たつことがない。一方、物品棚装置を連結する場合には、連結ブラケットがスリットに貫入されて外部に露出しない。これらの結果、外観品質を損なうことなく隣接する物品棚装置を互いに連結することが可能になる(例えば、特許文献1参照)。
特公平7−102165号公報
ところで、単に、目地のスリットから貫入した連結ブラケットをボルトによって上面パネルの下面に取り付けた場合には、物品棚装置の収容空間に連結ブラケットの先端部やボルトの頭部が突出した状態となる。従って、収容空間に対して物品を出入する際に、これらの突出する連結ブラケットやボルトの頭部に干渉して物品を損傷する虞れがある。このため、特許文献1には、上面パネルの端縁部において連結ブラケットを配置する部分に凹部を形成したものも提供されている。
こうした連結構造によれば、連結ブラケット及びこれを螺合するボルトの頭部が凹部に収容され、収容空間に対して物品を出入する際に連結ブラケットやボルトの頭部が干渉する虞れがなくなり、物品に損傷を来す事態を防止することができるようになる。しかしながら、この連結構造を実現するためには、上面パネルの端縁部に複雑な切削加工が必要となり、物品棚装置の製造作業を煩雑化するのは否めない。
本発明の目的は、上記実情に鑑みて、製造作業の煩雑化及び出入する物品の損傷を防止し、かつ外観品質の低下を招来することなく相互連結や固定体への連結を行うことのできる物品棚装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に係る物品棚装置は、上下に配置した上部材と下部材との間を側部材によって接続することにより内部に収容空間を画成する外枠を構成し、この外枠の外側面において少なくともその上方となる部位を外側面パネルによって覆うようにした物品棚装置において、前記上部材は、外側面パネルの上端部に対応する端縁部に少なくともアルミニウムを含む金属材料によって押し出し成形した上部横フレーム部材を備えて構成し、この上部横フレーム部材は、水平方向に沿って延在するフレーム本体とこのフレーム本体の外側面から外方に向けて突出する外方ビーム部とを有し、これらフレーム本体と外方ビーム部との間に外方及び下方に開口する一方、上方が外方ビーム部によって覆われた溝状凹部を画成したものであり、前記外側面パネルは、外枠の外側面を覆うパネル本体と、このパネル本体の上縁部から外枠の内方に向けて延在することにより前記外方ビーム部の下面との間に目地を画成する端縁板部とを有して構成し、前記上部横フレーム部材の外方ビーム部には、一端が閉塞する一方、他端が前記外側面パネルの端縁板部に対向する部位において前記溝状凹部に開口し、前記目地に連結ブラケットの一端部を挿入した状態で該連結ブラケットを介して雄ネジ部材を螺合させた場合に当該連結ブラケットを保持する雌ネジ孔を形成し、さらに外方ビーム部の下面と上部材の下面との間には、前記連結ブラケットを介して雌ネジ孔に螺合させた雄ネジ部材の頭部下面を上部材の下面よりも上方に配置させる高さを確保したことを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る物品棚装置は、上述した請求項1において、前記外側面パネルは、端縁板部を前記上部材の下面よりも上方に配置する態様で外枠の外側面を覆い、かつ端縁板部の下面とパネル本体の内側面との間のパネル空間を前記収容空間に連通させるものであり、さらに前記端縁板部において前記外方ビーム部の雌ネジ孔に対向する部位に、雄ネジ部材の頭部を挿通可能とするネジ頭部挿通孔を有したことを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係る物品棚装置は、上述した請求項1において、前記上部横フレーム部材の外方ビーム部は、その上面がフレーム本体の上面と同一の平面となる態様で構成したことを特徴とする。
また、本発明の請求項4に係る物品棚装置は、上述した請求項1において、前記上部横フレーム部材は、フレーム本体から外枠の内方に向けて突出する内方ビーム部をさらに備えて構成し、前記上部横フレーム部材の内方ビーム部は、雄ネジ部材のネジ部を挿通させるネジ挿通孔を有し、その上面に上面パネルを載置させた状態でこのネジ挿通孔を介して上面パネルの雌ネジ孔に雄ネジ部材を螺合させた場合に当該上面パネルを保持するものであり、さらに前記内方ビーム部の上面と前記フレーム本体の上面との間に、上面パネルの上面をフレーム本体の上面に合致させる高さを確保したことを特徴とする。
本発明によれば、連結ブラケット及びこれを保持する雄ネジ部材の頭部下面が、上部材に設けた溝状凹部において上部材の下面よりも上方となる部位に収容されることになる。従って、連結ブラケットを適用して相互連結したり、壁面等の固定体へ連結した場合にも、連結ブラケットや雄ネジ部材が外部や収容空間に突出しないため、外観品質が低下する事態や出入する物品に損傷を来す事態を防止することができる。しかも、フレーム本体及び外方ビーム部によって溝状凹部を画成する上方横フレーム部材は、少なくともアルミニウムを含む金属材料によって押し出し成形したものであるため、複雑な横断面形状を有するものであっても容易に成形することが可能であり、その製造作業が煩雑化する事態を招来する虞れもない。
また、本発明によれば、外側面パネルが、端縁板部を上部材の下面よりも上方に配置する態様で外枠の外側面を覆い、かつ端縁板部の下面とパネル本体の内側面との間のパネル空間を収容空間に連通させるものであり、さらに端縁板部において外方ビーム部の雌ネジ孔に対向する部位に、雄ネジ部材の頭部を挿通可能とするネジ頭部挿通孔を有しているため、外方ビーム部の雌ネジ孔に対する雄ネジ部材の螺合作業は、収容空間から外側面パネルのパネル空間及びネジ頭部挿通孔を介して行えば良く、外側面パネルを取り外さなければならない等、他の作業が付随することがないため、容易に行うことが可能である。
また、本発明によれば、上部横フレーム部材の外方ビーム部の上面がフレーム本体の上面と同一の平面となるように構成しているため、両者の間に段差が生じることがなく、物品棚装置の上面を平坦に構成することが可能となる。
さらに、上部横フレーム部材に上面パネルを保持する内方ビーム部を設け、かつこの内方ビーム部の上面とフレーム本体の上面との間に、上面パネルの上面をフレーム本体の上面に合致させる高さを確保しているため、上部横フレーム部材と上面パネルとの間に段差が生じることがなく、物品棚装置の上面を平坦に構成することが可能となる。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る物品棚装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1及び図2は、本発明の実施の形態である物品棚装置の外観を示したものである。ここで例示する物品棚装置は、例えばSOHO(Small Office Home Office)等の室内において書棚として用いられるもので、外枠10を備えている。
外枠10は、互いに平行となる態様で上下に配置した上部材11と下部材12との間を左右の側部材13によって接続することにより直方体状に構成したものである。上部材11は、矩形状を成す上面パネル111と、上面パネル111の各端縁となる部位に配置した上部横フレーム部材112とによって矩形板状に構成したものである。下部材12は、矩形状を成す下面パネル121と、下面パネル121の各端縁となる部位に配置した下部横フレーム部材122とによって矩形板状に構成したもので、上部材11との対応する4隅部の間を側部材13となる縦フレーム部材131によって相互に連結することにより、該上部材11との間に書籍等の物品を収容するための収容空間14を画成している。
外枠10の収容空間14は、左右の側部材13の間に下部材12に平行となる態様で複数の棚板15を適宜架設することにより、所望とする高さ寸法に分割することが可能である。図1及び図2では、棚板15を2つ架設することにより、外枠10の収容空間14を上部収容空間14A、中間収容空間14B、下部収容空間14Cの3つに分割したものを例示している。尚、以下においては便宜上、2つの棚板15により外枠10の収容空間14を3等分したものとして説明を行う。
この外枠10には、上下方向に延在する外側面のうち、上部収容空間14A及び下部収容空間14Cの後面側となる外側面にそれぞれ外側面パネル20が取り付けてある。外側面パネル20は、図2及び図3に示すように、上部収容空間14A及び下部収容空間14Cの後面を閉塞する大きさを有した矩形薄板状のパネル本体21と、パネル本体21の各縁部からそれぞれ同一の方向に向けて延在した4つの端縁板部22a,22b,22c,22dとを一体に構成したもので、左右の端縁板部22c,22dにそれぞれ上下一対の雌ネジ孔23を有している。これらの外側面パネル20は、端縁板部22a,22b,22c,22dを収容空間14の内方に向けた状態で縦フレーム部材131の相互間に配置した後、縦フレーム部材131を介して端縁板部22c,22dの雌ネジ孔23にそれぞれ取付ボルト(図示せず)を螺合させることにより、上部収容空間14Aの後面及び下部収容空間14Cの後面を覆う態様で外枠10に取り付けてある。各外側面パネル20においてパネル本体21の内側面と端縁板部22a,22b,22c,22dとによって囲まれるパネル空間24は、それぞれの収容空間14A,14Cに連通した状態となっている。
一方、上記物品棚装置には、図2に示すように、上部材11の後面側に位置する上部横フレーム部材(以下、「後方上部横フレーム部材112A」という)と、上部収容空間14Aの後面を覆う外側面パネル(以下、「上部外側面パネル20A」という)との間に目地30が構成してある。
目地30を構成する後方上部横フレーム部材112Aは、図4及び図5に示すように、一様な横断面形状を有して中空の角柱状に延在するフレーム本体112A1と、フレーム本体112A1の一方の外側面から外方に向けて延在する第1ビーム部(内方ビーム部)112A2と、フレーム本体112A1の他方の外側面から外方に向けて延在する第2ビーム部(外方ビーム部)112A3とを有したもので、第2ビーム部112A3を後方に向けた状態で外枠10の上部に水平方向に沿って配設してある。
第1ビーム部112A2は、フレーム本体112A1の外側面において高さ方向のほぼ中央となる部位の全長から水平方向に沿って板状に延設したもので、その適宜箇所にパネル取付ネジ(雄ネジ部材)16のネジ部16aを挿通可能とするネジ挿通孔112A4を有している。第1ビーム部112A2の上面とフレーム本体112A1との上面には、上面パネル111の板厚に相当する高さが確保してある。この第1ビーム部112A2は、その上面に上面パネル111の端縁部を載置させた状態でネジ挿通孔112A4を介してパネル取付ネジ16を螺合させることにより、上面パネル111の上面とフレーム本体112A1の上面とを合致させた状態で上面パネル111を保持している。
第2ビーム部112A3は、その上面がフレーム本体112A1の上面と同一の平面となる態様でフレーム本体112A1の全長に亘る部位に設けたもので、その下面とフレーム本体112A1の外側面との間に外方及び下方に開口する一連の溝状凹部112A5を画成している。第2ビーム部112A3の下面とフレーム本体112A1の下面との間には、後述する連結ブラケット40の板厚と取付ボルト(雄ネジ部材)17における頭部17aの高さとの合計寸法h(図7参照)を収容するに十分な距離Hが確保してある。また、第2ビーム部112A3のフレーム本体112A1からの突出長さは、上述した上部外側面パネル20Aにおけるパネル本体21の外表面から端縁板部22aの先端までの距離に一致するように構成してある。
図5からも明らかなように、この第2ビーム部112A3は、第1ビーム部112A2よりも大きな板厚を有した厚板状に構成してあり、その長手方向の両端部に雌ネジ孔112A6を有している。雌ネジ孔112A6は、鉛直方向に沿って形成したもので、その下端が第2ビーム部112A3の下面に開口する一方、その上端が第2ビーム部112A3の内部で閉塞している。
この後方上部横フレーム部材112Aは、Al−Mg−Si系アルミニウム合金(6N01−T5)等、少なくともアルミニウムを含む金属材料によって押し出し成形法により、上述したフレーム本体112A1、第1ビーム部112A2、第2ビーム部112A3を一体に成形してある。
上述した目地30は、後方上部横フレーム部材112Aにおける第2ビーム部112A3の下面と、上部外側面パネル20Aにおいてパネル本体21の上縁部から延在した端縁板部(以下、「上部端縁板部22a」という)の上面との間に画成されるもので、外枠10の後面に水平方向に沿って一連となるように形成してある。より具体的には、図5に明示するように、上部端縁板部22aの上面と、後方上部横フレーム部材112Aにおける第2ビーム部112A3の下面との間に所定の間隙を確保し、かつ上部端縁板部22aをフレーム本体112A1の下面よりも上方に位置させた状態で上部外側面パネル20Aを縦フレーム部材131に取り付けることにより、これらの間に一様な高さを有した目地30を画成するようにしている。
上部外側面パネル20Aの上部端縁板部22aにおいて後方上部横フレーム部材112Aの第2ビーム部112A3に形成した雌ネジ孔112A6に対向する部位には、雌ネジ孔112A6に螺合する取付ボルト17の頭部17aを挿通させることが可能なネジ頭部挿通孔22eが形成してある。
尚、図1中の符号18は、下部材12の下面四隅部からそれぞれ下方に向けて突設した高さ調整を行うことのできる脚部材である。
上記のように構成した物品棚装置を相互に連結する場合には、まず、図6に示すように、同一サイズの物品棚装置を2つ用意するとともに、連結ブラケット40を2つ用意する。連結ブラケット40としては、上述した目地30に挿通可能となる板厚を有した矩形の板状を成し、それぞれの端部にネジ挿通孔41を有したものを適用することができる。連結ブラケット40の長さは、目地30の奥行き寸法を2倍したものよりも僅かに短く設定することが好ましい。一対のネジ挿通孔41は、軸心間距離が後方上部横フレーム部材112Aにおいて第2ビーム部112A3の端面から雌ネジ孔112A6の軸心までの距離の2倍と等しく、互いの軸心を結ぶ線の中点が連結ブラケット40の長手方向軸線の中点に合致する位置に形成したものである。尚、それぞれの物品棚装置は、脚部材18を適宜操作することにより、予め互いの目地30が同一の高さ位置となるように調整しておくと良い。
次いで、図5及び図6に示すように、上述の目地30にそれぞれ連結ブラケット40の端部を挿入し、個々の端部に設けたネジ挿通孔41を介して後方上部横フレーム部材112Aの第2ビーム部112A3に形成した雌ネジ孔112A6に取付ボルト17を螺合させれば、図7に示すように、この連結ブラケット40によりそれぞれの後方上部横フレーム部材112Aを介して2つの物品棚装置が互いの後面を接し合わせた状態で相互に連結され、例えばその設置安定性を向上させることが可能となる。
この際、第2ビーム部112A3の雌ネジ孔112A6に対する取付ボルト17の螺合作業は、上部収容空間14Aから上部外側面パネル20Aのパネル空間24及びネジ頭部挿通孔22eを介して行えば良く、上部外側面パネル20Aを取り外さなければならない等、他の作業が付随することがないため、容易に行うことが可能である。しかも、相互連結した後の物品棚装置においては、連結ブラケット40や取付ボルト17が外部に露出することがないため、外観品質を損なうことがない。さらに、連結ブラケット40及び取付ボルト17の頭部17a下面は、後方上部横フレーム部材112Aに設けた溝状凹部112A5においてフレーム本体112A1の下面よりも上方となる部位に収容されることになり、物品を収容する上部収容空間14Aに突出しないため、上部収容空間14Aに物品を出入する際に物品に損傷を来す虞れがない。
またさらに、フレーム本体112A1及び第2ビーム部112A3によって溝状凹部112A5を画成する後方上部横フレーム部材112Aは、少なくともアルミニウムを含む金属材料によって押し出し成形したものであるため、複雑な横断面形状を有するものであっても切削加工を要することなく容易に成形することが可能であり、その製造作業が煩雑化する事態を招来する虞れもない。
因に、上述の物品棚装置を単体で設置する場合には、上部材11と上部外側面パネル20Aとの間に設けた目地30が外部に露出することになる。しかしながら、上記物品棚装置の目地30は、一部にのみ不自然に開口するものではなく、外枠10の後面に水平方向に沿って一連に形成されたものであり、さらに、その内部に開口する第2ビーム部112A3の雌ネジ孔112A6や上部端縁板部22aのネジ頭部挿通孔22eが直接外部に露出することもないため、外観品質を損なう虞れはない。
尚、上述した実施の形態では、2つの物品棚装置を相互連結する態様について例示したが、必ずしもこれに限らず、例えば壁面等の固定体に対して連結することも可能である。すなわち、図8及び図9に示すように、実施の形態で適用した連結ブラケット40に換えて一端部と他端部とが互いに直交する方向に延在した連結ブラケット400を適用し、一方の端部を目地30に挿入して後方上部横フレーム部材112Aの第2ビーム部112A3に螺着させた後、物品棚装置を壁際に設置し、さらに他方の端部に設けたネジ挿通孔401を介して壁面Wに固定ボルト402を螺合させれば、実施の形態の物品棚装置と同一の構成ながら、その後面を壁面Wに接し合わせた状態でこれを固定設置することが可能である。
また、上述した実施の形態では、2つの物品棚装置を相互連結する場合に互いの後面を外側面として接し合わせるものを例示しているが、外枠において上下方向に延在する外側面であれば、必ずしも後面に限らない。例えば、物品棚装置の左右に位置する外側面に上述の目地を設ければ、それぞれの左右に位置する外側面を接し合わせた状態で2つの物品棚装置を相互に連結することが可能である。
さらに、上述した実施の形態では、後方上部横フレーム部材112Aの第2ビーム部112A3とフレーム本体112A1との上面を同一の平面となる態様で構成し、さらに第1ビーム部112A2の上面とフレーム本体112A1の上面との間に上面パネル111の板厚に相当する高さを確保するようにしているため、物品棚装置の上面を平坦に構成することが可能となり、その上面全域を物品の載置域として利用することが可能であるが、必ずしもこれに限定されない。
本発明の実施の形態である物品棚装置を前面側から見た外観斜視図である。 図1に示した物品棚装置を後面側から見た外観斜視図である。 図1に示した物品棚装置に適用する外側面パネルを示す斜視図である。 図1に示した物品棚装置に適用する上部横フレーム部材を示す斜視図である。 図1に示した物品棚装置の要部を示す断面側面図である。 図1に示した物品棚装置を相互連結するための連結ブラケットを装着した状態を示す外観斜視図である。 図1に示した物品棚装置の相互連結状態を示す要部断面側面図である。 図1に示した物品棚装置を壁面に固定するための連結ブラケットを装着した状態を示す外観斜視図である。 図1に示した物品棚装置を壁面に固定した状態を示す要部断面側面図である。
符号の説明
10 外枠
11 上部材
12 下部材
13 側部材
14 収容空間
17 取付ボルト
17a 頭部
20A 上部外側面パネル
21 パネル本体
22a 上部端縁板部
22e ネジ頭部挿通孔
23 雌ネジ孔
24 パネル空間
30 目地
40 連結ブラケット
41 ネジ挿通孔
111 上面パネル
112A 後方上部横フレーム部材
112A1 フレーム本体
112A2 第1ビーム部
112A3 第2ビーム部
112A4 ネジ挿通孔
112A5 溝状凹部
112A6 雌ネジ孔
131 縦フレーム部材
400 連結ブラケット
401 ネジ挿通孔
402 固定ボルト
W 壁面

Claims (4)

  1. 上下に配置した上部材と下部材との間を側部材によって接続することにより内部に収容空間を画成する外枠を構成し、この外枠の外側面において少なくともその上方となる部位を外側面パネルによって覆うようにした物品棚装置において、
    前記上部材は、外側面パネルの上端部に対応する端縁部に少なくともアルミニウムを含む金属材料によって押し出し成形した上部横フレーム部材を備えて構成し、この上部横フレーム部材は、水平方向に沿って延在するフレーム本体とこのフレーム本体の外側面から外方に向けて突出する外方ビーム部とを有し、これらフレーム本体と外方ビーム部との間に外方及び下方に開口する一方、上方が外方ビーム部によって覆われた溝状凹部を画成したものであり、
    前記外側面パネルは、外枠の外側面を覆うパネル本体と、このパネル本体の上縁部から外枠の内方に向けて延在することにより前記外方ビーム部の下面との間に目地を画成する端縁板部とを有して構成し、
    前記上部横フレーム部材の外方ビーム部には、一端が閉塞する一方、他端が前記外側面パネルの端縁板部に対向する部位において前記溝状凹部に開口し、前記目地に連結ブラケットの一端部を挿入した状態で該連結ブラケットを介して雄ネジ部材を螺合させた場合に当該連結ブラケットを保持する雌ネジ孔を形成し、さらに外方ビーム部の下面と上部材の下面との間には、前記連結ブラケットを介して雌ネジ孔に螺合させた雄ネジ部材の頭部下面を上部材の下面よりも上方に配置させる高さを確保したことを特徴とする物品棚装置。
  2. 前記外側面パネルは、端縁板部を前記上部材の下面よりも上方に配置する態様で外枠の外側面を覆い、かつ端縁板部の下面とパネル本体の内側面との間のパネル空間を前記収容空間に連通させるものであり、さらに前記端縁板部において前記外方ビーム部の雌ネジ孔に対向する部位に、雄ネジ部材の頭部を挿通可能とするネジ頭部挿通孔を有したことを特徴とする請求項1に記載の物品棚装置。
  3. 前記上部横フレーム部材の外方ビーム部は、その上面がフレーム本体の上面と同一の平面となる態様で構成したことを特徴とする請求項1に記載の物品棚装置。
  4. 前記上部横フレーム部材は、フレーム本体から外枠の内方に向けて突出する内方ビーム部をさらに備えて構成し、
    前記上部横フレーム部材の内方ビーム部は、雄ネジ部材のネジ部を挿通させるネジ挿通孔を有し、その上面に上面パネルを載置させた状態でこのネジ挿通孔を介して上面パネルの雌ネジ孔に雄ネジ部材を螺合させた場合に当該上面パネルを保持するものであり、
    さらに前記内方ビーム部の上面と前記フレーム本体の上面との間に、上面パネルの上面をフレーム本体の上面に合致させる高さを確保したことを特徴とする請求項1に記載の物品棚装置。
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