JP2015153953A - レジスト配置方法およびレジスト配置プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】インプリントによって形状精度の高い転写パターンを形成することができるレジスト配置を行うレジスト配置方法を提供すること。
【解決手段】実施形態のレジスト配置方法では、レジストドロップが配置されるドロップ格子の第1および第2の格子ベクトルが設定される。このとき、前記レジストドロップを滴下可能な最小格子単位であるグリッドに関する情報に基づいて、インプリント時のレジスト膜厚が所定の範囲内に収まるよう、前記第1および第2の格子ベクトルが設定される。この場合において、前記第1および第2の格子ベクトルは、前記グリッドの第1および第2の最小格子ベクトルの何れとも異なる方向のベクトルに設定される。そして、前記ドロップ格子内に前記レジストドロップが配置される。
【選択図】図8

Description

本実施形態は、レジスト配置方法およびレジスト配置プログラムに関する。
半導体集積回路の微細化に伴い、パターン転写装置であるフォトリソグラフィ装置の高精度化が要求されているので、装置コストが高くなるという欠点があった。これに対し、微細パターンの形成を低コストで実施する技術として、インプリント法が提案されている。
このインプリント法では、被転写基板上に形成したいパターンと同じ凹凸を有するスタンパ(テンプレート)が、被転写基板表面のレジスト(光硬化性有機材料層)に押し付けられる。そして、レジストに押し付けられたテンプレートに光照射が行なわれることによってレジストが硬化させられ、テンプレートがレジストから分離(離型)されることで、レジストパターンが転写される。
インプリント法で用いられるレジストは、例えば、インクジェット方式によって被転写基板上に滴下される。この場合において、メモリセルなどの微細周期構造を形成する際には、周期構造に起因する表面張力の異方性を考慮したうえで、被転写基板上の所定位置にレジストが滴下される。レジストは、例えば、市松周期格子上などの周期格子上に配置されることによって充填速度が改善される。
しかしながら、レジストを周期格子上に配置した場合、パターン被覆率やレジスト高さに対する制御性が離散的となり、所望のRLT(Residual Layer Thickness)を得ることが困難となる。そして、所望値から大きく外れたRLTを用いると、転写されるパターンの形状精度が低くなるという問題があった。このため、インプリントによって形状精度の高い転写パターンを形成することができるレジスト配置を行うことが望まれている。
特開2000−194142号公報 米国特許第7523701号明細書
本発明が解決しようとする課題は、インプリントによって形状精度の高い転写パターンを形成することができるレジスト配置を行うレジスト配置方法およびレジスト配置プログラムを提供することである。
実施形態によれば、レジスト配置方法が提供される。前記レジスト配置方法では、レジストドロップが配置されるドロップ格子の第1の格子ベクトルおよび第2の格子ベクトルが設定される。このとき、被転写基板上に前記レジストドロップを滴下可能な最小格子単位であるグリッドに関する情報に基づいて、前記第1および第2の格子ベクトルが設定される。また、インプリントによってテンプレートと前記被転写基板との間に残留させるレジスト膜厚が所定の範囲内に収まるよう、前記第1および第2の格子ベクトルが設定される。この場合において、前記第1および第2の格子ベクトルは、前記グリッドの第1の最小格子ベクトルおよび第2の最小格子ベクトルの何れとも異なる方向のベクトルに設定される。そして、設定された前記第1および第2の格子ベクトルで形成されるドロップ格子内に前記レジストドロップが配置される。
図1は、第1の実施形態に係るインプリント装置の構成を示す図である。 図2は、第1の実施形態に係るレジスト配置装置の構成を示す図である。 図3は、RLTを説明するための図である。 図4は、滴下位置情報の第1の実施形態における生成処理手順を示すフローチャートである。 図5は、テンプレートパターンの形状とレジストの充填速度との関係を説明するための図である。 図6は、周期格子上に配置されたレジストの例を示す図である。 図7は、レジストの配置位置とRLTとの関係を示す図である。 図8は、格子ベクトルと格子面積との関係を説明するための図である。 図9は、レジストを滴下可能なグリッドと格子ベクトルとの関係を示す図である。 図10は、第1の実施形態に係るレジスト配置装置が設定したドロップ配置位置と広がり方の一例を示す図である。 図11は、設定された格子ベクトルに対するRLTの計算結果を示す図である。 図12は、グリッドの両辺をXY方向とは異なる方向とすることができるインプリント装置の構成を説明するための図である。 図13は、第2の実施形態に係るレジスト配置装置の構成を示す図である。 図14は、滴下位置情報の第2の実施形態における生成処理手順を示すフローチャートである。 図15は、インプリントパターン領域の分割処理を説明するための図である。 図16は、分割領域毎のレジスト配置位置の設定処理を説明するための図である。 図17は、レジスト配置装置のハードウェア構成を示す図である。
以下に添付図面を参照して、実施形態に係るレジスト配置方法およびレジスト配置プログラムを詳細に説明する。なお、これらの実施形態により本発明が限定されるものではない。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るインプリント装置の構成を示す図である。インプリント装置101は、ウエハWxなどの被転写基板に、モールド基板であるテンプレート(スタンパ)Tのテンプレートパターン(回路パターンなど)を転写する装置である。
本実施形態のインプリント装置101は、転写されるパターンの形状精度が高く且つテンプレートTに高速に充填することができる位置にレジストドロップ(以下、レジストという)を配置(滴下)する。
本実施形態のインプリント装置101は、レジスト配置装置10Aと制御部20とを備えている。また、インプリント装置101は、原版ステージ22、UV光源23、基板チャック24、試料ステージ25A、基準マーク26、アライメントセンサ27、液滴下装置(ドロップ滴下機構)28、ステージベース29を備えている。
試料ステージ25Aは、ウエハWxを載置するとともに、載置したウエハWxと平行な平面内(水平面内)を移動する。試料ステージ25Aは、ウエハWxに転写材としてのレジストを滴下する際には、ウエハWxを液滴下装置28の下方側に移動させ、ウエハWxへの押圧処理を行う際には、ウエハWxをテンプレートTの下方側に移動させる。
また、試料ステージ25A上には、基板チャック24が設けられている。基板チャック24は、ウエハWxを試料ステージ25A上の所定位置に固定する。また、試料ステージ25A上には、基準マーク26が設けられている。基準マーク26は、試料ステージ25Aの位置を検出するためのマークであり、ウエハWxを試料ステージ25A上にロードする際の位置合わせに用いられる。
ステージベース29の底面側(ウエハWx側)には、原版ステージ22が設けられている。原版ステージ22は、テンプレートTの裏面側(テンプレートパターンの形成されていない側の面)からテンプレートTを真空吸着などによって所定位置に固定する。
ステージベース29は、原版ステージ22によってテンプレートTを支持するとともに、テンプレートTのテンプレートパターン側をウエハWx上のレジストに押し当てる。ステージベース29は、上下方向(鉛直方向)に移動することにより、テンプレートTのレジストへの押し当てと、テンプレートTのレジストからの引き離し(離型)と、を行う。インプリントに用いるレジストは、例えば、光硬化性などの樹脂(有機材料)である。また、ステージベース29上には、アライメントセンサ27が設けられている。アライメントセンサ27は、ウエハWxの位置検出やテンプレートTの位置検出を行うセンサである。
液滴下装置28は、インクジェット方式によってウエハWx上にレジストを滴下する装置である。液滴下装置28が備えるインクジェットヘッド8Aは、レジストの液滴を噴出する複数の微細孔(吐出口)を有している。液滴下装置28は、テンプレートTに形成されたテンプレートパターンのパターン領域に応じて、液滴の落ちる位置を制御する。
液滴下装置28は、ウエハWxとの相対位置が所定の速度で移動させられることによって、ウエハWxに対し所定の間隔(グリッドサイズ)でレジストを滴下できるよう構成されている。グリッドは、後述するX方向およびY方向に、所定の間隔で並ぶものであり、液滴下装置28は、グリッド上の何れかの頂点位置にレジストを滴下する。換言すると、グリッドは、液滴下装置28がレジストを滴下可能な最小格子単位である。液滴下装置28は、レジストの配置位置が規則正しく並ぶよう、所定の周期でグリッドの頂点上にレジストを滴下する。なお、以下の説明では、レジストを滴下できる位置(グリッドの頂点)で構成される格子をグリッドといい、実際に設定された滴下位置で構成される格子をドロップ格子という。
UV光源23は、UV光を照射する光源であり、ステージベース29の上方に設けられている。UV光源23は、テンプレートTがレジストに押し当てられた状態で、テンプレートT上からUV光を照射する。
制御部20は、液滴下装置28、ステージベース29などのインプリント装置101内の種々の構成要素を制御する。制御部20は、レジスト配置装置10Aで設定されたレジスト配置位置に基づいて、液滴下装置28を制御する。
ここで、インプリント工程の処理手順について説明する。ウエハWxへのインプリントを行う際には、試料ステージ25Aに載せられたウエハWxが液滴下装置28の直下まで移動させられる。そして、ウエハWxの所定ショット位置上でレジストが滴下される。このとき、液滴下装置28は、レジスト配置装置10Aで設定されたレジスト配置位置上にレジストを滴下させる。
その後、試料ステージ25A上のウエハWxがテンプレートTの直下に移動させられる。そして、テンプレートTがウエハWx上のレジストに押し当てられる。石英基板等を掘り込んで作ったテンプレートTをレジストに押し当てると、毛細管現象によってテンプレートTのテンプレートパターン内にレジストが流入する。
予め設定しておいた時間だけ、テンプレートTがウエハWx上のレジストに押し当てられることにより、レジストがウエハWx上で広がりながらテンプレートパターン内に充填される。この状態でUV光源23が、レジストにUV光を照射してレジストを硬化させる。そして、硬化したレジストからテンプレートTが離型されることにより、テンプレートパターンを反転させたレジストパターンがウエハWx上に形成(パターニング)される。この後、次のショットへのインプリント処理が行われる。
図2は、第1の実施形態に係るレジスト配置装置の構成を示す図である。レジスト配置装置10Aは、パターン情報入力部11と、ドロップ体積情報入力部12と、押印情報入力部13と、残膜厚算出部16と、ドロップ配置設定部14Aと、出力部17とを有している。
パターン情報入力部11へは、テンプレートパターンに関するパターン情報が入力される。パターン情報入力部11は、パターン情報をドロップ配置設定部14Aおよび残膜厚算出部16に送る。パターン情報には、テンプレートパターン自体の情報が含まれている。また、パターン情報には、テンプレートパターンのパターン密度(被覆率)、パターンサイズ、パターン高さ(溝の深さ)、パターン周囲長、パターン方向、および所定方向(例えば、X方向やY方向)に投影したパターンエッジの総長の少なくとも1つを含めてもよい。
テンプレートパターン自体の情報は、例えば、設計データである。テンプレートパターンは、1ショット分のパターンデータであり、1〜複数のチップ領域が配置されている。そして、1チップ分の領域には、1〜複数のメモリセル領域と、周辺パターン領域とが配置されている。
ドロップ体積情報入力部12へは、レジスト1滴(レジストドロップ)のドロップ体積が入力される。ドロップ体積情報入力部12は、ドロップ体積をドロップ配置設定部14Aおよび残膜厚算出部16に送る。
押印情報入力部13へは、押印時の処理条件などが押印情報として入力される。押印情報入力部13は、押印情報をドロップ配置設定部14Aおよび残膜厚算出部16に送る。押印情報には、ユーザによって指定されたRLT(Residual Layer Thickness)および後述するグリッドのサイズなどが含まれている。RLTは、テンプレートTとウエハWxとの間に残留するレジスト膜厚である。なお、押印情報には、押印時のテンプレートTの降下速度、押印後のレジスト充填時間およびレジストの揮発量分布などの少なくとも1つを含めてもよい。
ドロップ配置設定部14Aは、パターン情報、ドロップ体積および押印情報に基づいて、レジストの各液滴を配置する位置に関する情報(レジスト配置情報)を生成する。レジスト配置情報は、レジストの各液滴を配置するためのドロップ格子に関する情報(ドロップ格子情報)と、各レジストの滴下位置(座標)に関する情報(滴下位置情報)とを含んでいる。ドロップ格子情報は、例えば、ドロップ格子の位置、寸法および形状などの情報を含んでいる。ドロップ配置設定部14Aは、例えば、各ドロップ格子内の中央部をドロップ位置に設定することによって滴下位置情報を設定する。
ドロップ配置設定部14Aは、例えば、ドロップ体積、テンプレートパターンの被覆率、テンプレートパターンの高さおよび指定されたRLTなどに基づいて、インプリントショットに配置するレジストの液滴数を算出する。そして、ドロップ配置設定部14Aは、例えば、液滴数、パターン情報および押印情報に基づいて、ドロップ格子情報を生成する。
本実施形態のドロップ配置設定部14Aは、例えば、平行四辺形のドロップ格子を設定する。この場合において、ドロップ配置設定部14Aは、ドロップ格子の各辺が、グリッドの辺(後述するX方向およびY方向)と平行にならないようドロップ格子を設定する。なお、ドロップ配置設定部14Aは、ドロップ格子の各辺が、グリッドの辺と平行になるようなドロップ格子を設定してもよい。ドロップ配置設定部14Aは、滴下位置情報を残膜厚算出部16に送る。
また、ドロップ配置設定部14Aは、残膜厚算出部16からRLTの算出結果を受け取ると、このRLTと、ユーザによって指定されたRLTとを比較し、差分を算出する。ドロップ配置設定部14Aは、差分が所定の範囲内でなければ、新たなドロップ格子を設定したドロップ格子情報と滴下位置情報とを生成する。そして、ドロップ配置設定部14Aは、滴下位置情報を残膜厚算出部16に送る。ドロップ配置設定部14Aは、差分が所定の範囲内となるまで、新たなドロップ格子の設定と、残膜厚算出部16への滴下位置情報の送信を繰り返す。ドロップ配置設定部14Aは、差分が所定の範囲内となれば、滴下位置情報を出力部17に送る。
残膜厚算出部16は、ドロップ配置設定部14Aから滴下位置情報が送られてくると、この滴下位置情報、パターン情報および押印情報に基づいてRLTを算出する。残膜厚算出部16は、算出したRLTをドロップ配置設定部14Aに送る。
出力部17は、滴下位置情報を制御部20に送る。これにより、制御部20は、滴下位置情報を用いてウエハWxへのインプリント処理を制御する。具体的には、制御部20は、滴下位置情報に設定されているレジストの滴下位置にレジストが滴下されるよう、液滴下装置28や試料ステージ25Aなどを制御する。
なお、出力部17は、滴下位置情報を塗布レシピ作成装置(図示せず)に出力してもよい。塗布レシピ作成装置は、ユーザからの指示に従って、レジストの塗布レシピを作成する装置である。塗布レシピ作成装置は、制御部20内に配置しておいてもよいし、制御部20の外部に配置しておいてもよい。
ここで、RLTについて説明する。図3は、RLTを説明するための図である。インプリントを行う際には、ウエハWx上に滴下されたレジスト40にテンプレートTが押し当てられる。これにより、テンプレートTのテンプレートパターン内にレジスト40が充填される。
この後、レジスト40にUV光が照射されることによって、レジスト40が硬化する。そして、硬化したレジスト40からテンプレートTが離型されることにより、硬化したレジスト40の凹凸パターンがウエハWx上に形成される。このレジスト40の凹凸パターンのうち、凹部のパターン上面と底面との間の膜厚(凹部の膜厚)が、RLTである。
図4は、滴下位置情報の第1の実施形態における生成処理手順を示すフローチャートである。ドロップ配置設定部14Aは、パターン情報、ドロップ体積および押印情報に基づいて、ドロップ格子情報と滴下位置情報とを含んだレジスト配置情報を生成する。この場合において、ドロップ配置設定部14Aは、少なくとも1つの辺がX方向またはY方向と平行なドロップ格子を設定する(ステップS10)。ドロップ配置設定部14Aは、例えば、X方向に平行な2つの辺を有した平行四辺形を周期配列用のドロップ格子に設定する。そして、ドロップ配置設定部14Aは、各ドロップ格子内の中央部をドロップ位置に設定することによって滴下位置情報を設定する。ドロップ配置設定部14Aは、滴下位置情報を残膜厚算出部16に送る。
残膜厚算出部16は、滴下位置情報、パターン情報および押印情報に基づいてRLTを算出する(ステップS20)。残膜厚算出部16は、算出したRLTをドロップ配置設定部14Aに送る。ドロップ配置設定部14Aは、ユーザによって指定されたRLTと、残膜厚算出部16によって算出されたRLTとを比較し、差分を算出する(ステップS30)。
ドロップ配置設定部14Aは、差分が所定の範囲内であるか否かを判定する(ステップS40)。差分が所定の範囲内でなければ(ステップS40、No)、ドロップ配置設定部14Aは、新たなドロップ格子を設定する。このとき、ドロップ配置設定部14Aは、任意の方向の辺を有したドロップ格子を設定する(ステップS50)。ドロップ配置設定部14Aは、例えば、ドロップ格子の各辺が、グリッドの辺(後述するX方向およびY方向)と平行にならないよう周期配列用のドロップ格子を設定する。そして、ドロップ配置設定部14Aは、各ドロップ格子内の中央部をドロップ位置に設定することによって滴下位置情報を設定する。ドロップ配置設定部14Aは、滴下位置情報を残膜厚算出部16に送る。
この後、ドロップ配置設定部14Aおよび残膜厚算出部16は、ステップS20およびS30の処理を実行するとともに、差分が所定の範囲内であるか否かを判定する(ステップS40)。差分が所定の範囲内でなければ(ステップS40、No)、ドロップ配置設定部14Aは、差分が所定の範囲内となるまで、ステップS50,S20〜S40の処理を繰り返す。
差分が所定の範囲内となれば(ステップS40、Yes)、ドロップ配置設定部14Aは、滴下位置情報を出力部17に送る。出力部17は、滴下位置情報を制御部20に送る(ステップS60)。
ここで、テンプレートパターンの形状とレジストの充填速度との関係について説明する。図5は、テンプレートパターンの形状とレジストの充填速度との関係を説明するための図である。テンプレートパターンのうち、ライン&スペースパターンやメモリセルなどは、微細周期構造を有している場合がある。ここでは、テンプレートパターンがライン&スペースパターンである場合のレジスト40の充填速度について説明する。
微細周期構造に対してレジスト40を充填する場合、微細周期構造の形状に応じた充填速度でレジストが充填される。例えば、レジスト40の表面張力は、テンプレートパターンの表面積に比例する。このため、ラインパターン42の長手方向は、短手方向よりも表面積が大きいので、表面張力も大きくなる。一方、ピニング効果により、ラインパターン42の短手方向へは、レジストが広がりにくい。この結果、ラインパターン42の長手方向へは、短手方向よりも早い速度でレジスト40が充填される。
このように、微細周期構造では、表面張力の異方性が原因で、微細周期構造の形状に応じた充填速度でレジスト40が充填されることとなる。微細周期構造の場合、パターン被覆率が一定となるので、レジスト40の配置位置は、均一空間分割(Tessellation)の母点となる。このため、充填速度改善の観点からは、微細周期構造の形成されている領域を、所定形状(多角形など)で分割すればよい。具体的には、図6に示すような周期格子(周期配置されたドロップ格子)上にレジストを配置する方法が考えられる。
図6は、周期格子上に配置されたレジストの例を示す図である。液滴下装置28(インクジェットヘッド8A)が滴下できるレジスト40の位置で構成されるグリッドは、X方向の辺とY方向の辺とを用いて構成されている。また、試料ステージ25Aは、X方向およびY方向に移動可能なよう構成されている。また、インクジェットヘッド8Aは、X方向およびY方向に移動可能なよう構成されている。また、インクジェットヘッド8Aには、レジスト40の吐出口が複数設けられている。この吐出口は、X方向またはY方向に並んでいる。
例えば、吐出口の配置方向がX方向である場合、試料ステージ25Aの移動方向はY方向であり、吐出口の配置方向がY方向である場合、試料ステージ25Aの移動方向はX方向である。ウエハWxは、テンプレートパターンの配置方向(例えばラインパターンの長手方向)がX方向またはY方向に並ぶよう、試料ステージ25A上に載置される。例えば、テンプレート上には、セルパターンなどが、X方向およびY方向に規則的に配置されている。
各レジストを周期格子上に配置する場合、レジスト40を滴下する領域は、多角形などで分割される。そして、各格子内に1滴のレジスト40が配置される。例えば、正方形のドロップ格子43Aが、X方向およびY方向に平行に並ぶようレジスト40が配置されてもよい。また、正方形のドロップ格子43Bが、X方向のみ平行に並び、Y方向には平行とならないよう、レジスト40が配置されてもよい。
また、三角形のドロップ格子43Cが、X方向およびY方向に平行に並ぶようレジスト40が配置されてもよい。また、三角形のドロップ格子43Dが、X方向のみ平行に並び、Y方向には平行とならないよう、レジスト40が配置されてもよい。また、六角形のドロップ格子43Eが、Y方向のみ平行に並び、X方向には平行とならないよう、レジスト40が配置されてもよい。
ところが、周期格子上にレジスト40を配置した場合、パターン被覆率やレジスト高さに対する制御性が離散的となり、RLT(Residual Layer Thickness)を、所望のRLTばらつき内に収めることが困難となる。
図7は、レジストの配置位置とRLTとの関係を示す図である。図7では、ドロップ体積が1.5×10-153(1.5pL)、インクジェットヘッド8Aが滴下できるレジスト40のグリッド間隔が720dpi(約35.277μm)、グリッド間隔がXY方向、テンプレートパターン被覆率が50%、テンプレートパターンの高さ(溝の深さ)が60nmである場合のRLTを計算した結果である。
例えば、♯Grid_Xの1〜15は、X方向のドロップ格子間隔が、それぞれ、1グリッド間隔〜15グリッド間隔であることを示している。同様に、♯Grid_Yの1〜10は、Y方向のドロップ格子間隔が、それぞれ、1グリッド間隔〜10グリッド間隔であることを示している。したがって、ドロップ格子間隔の最大値は、X方向に15×720dpiであり、Y方向に10×720dpiである。このように、液滴下装置28は、何れかのグリッドの頂点上にレジスト40を滴下することによって、所望のドロップ格子内にレジストを配置することができる。
例えば、所望のRLTが、15nmである場合、X方向が9×720dpiであり、Y方向が3×720dpiのドロップ格子(9×3グリッドのドロップ格子配置)を設定すればよい。ところが、この9×3のグリッドのドロップ格子をセンター値とした場合、RLTとして設定できるのは、10nmや20nmなどであるので、ドロップ配置によるRLT制御は、±5nmとなる。すなわち、15nmのRLTから外れたRLTを狙おうとしても、5nm単位でしかRLTを制御できない。このため、ターゲットRLTの30%以上の値でしかRLTを制御することができない。この結果、レジスト配置をRLTの制御ノブにすることは困難であった。そこで、本実施形態では、ドロップ配置設定部14Aが、ドロップ格子の格子ベクトルを、X方向およびY方向の何れとも異なる方向に設定する。
ここで、ドロップ格子の格子ベクトルとドロップ格子の格子面積との関係について説明する。図8は、格子ベクトルと格子面積との関係を説明するための図である。図8では、ドロップ格子の辺(格子ベクトル)を、XY方向から、斜め方向まで許容した場合の格子形状を示している。図8の(a)では、長方形のドロップ格子を示し、図8の(b)では、X方向に平行な辺を有する平行四辺形のドロップ格子を示し、図8の(c)では、X方向およびY方向に平行な辺を有しない平行四辺形のドロップ格子である。
図8の(a)では、ドロップ格子の一方の格子ベクトルをX方向と同じ方向の格子ベクトルA1とし、他方の格子ベクトルをY方向と同じ方向の格子ベクトルB1とし、且つ格子ベクトルA1,B1が角度θ1(θ1=90度)で交わる場合のドロップ格子G1を示している。
図8の(b)では、ドロップ格子の一方の格子ベクトルをX方向と同じ方向の格子ベクトルA1とし、他方の格子ベクトルをY方向とは異なる方向の格子ベクトルB2とし、且つ格子ベクトルA1,B2が角度θ2(θ2=90度以外)で交わる場合のドロップ格子G2を示している。
格子ベクトルB2は、格子ベクトルB1の先端点を、格子ベクトルA1と同じ方向(X方向)にn1(n1は自然数)グリッド分だけ移動させたものである。換言すると、格子ベクトルB2の先端点と、格子ベクトルB1の先端点とを結ぶ線は、X方向を向いている。このような、ドロップ格子G2は、ドロップ格子G1と同じ格子面積を有している。
図8の(c)では、ドロップ格子の一方の格子ベクトルをX方向とは異なる方向の格子ベクトルA3とし、他方の格子ベクトルをY方向とは異なる方向の格子ベクトルB3とした場合のドロップ格子G3を示している。
格子ベクトルB3は、格子ベクトルB1の先端点を、格子ベクトルA1と同じ方向にn2(n2は自然数)グリッド分だけ移動させたものである。換言すると、格子ベクトルB3の先端点と、格子ベクトルB1の先端点とを結ぶ線は、X方向(格子ベクトルA1)と同じ方向を向いている。
また、格子ベクトルA3は、格子ベクトルA1の先端点を、格子ベクトルB1と同じ方向(Y方向)にn3(n3は自然数)グリッド分だけ移動させたものである。換言すると、格子ベクトルA3の先端点と、格子ベクトルA1の先端点とを結ぶ線は、Y方向を向いている。
このような、平行四辺形のドロップ格子G3は、ドロップ格子G1,G2とは、異なる格子面積を有している。このように、ドロップ格子G3の格子ベクトルA3,B3に、XY方向とは異なる方向のベクトル(辺)を採用することで、XY方向に格子ベクトルを配置する場合に比べて、細かな面積調整をすることが可能となる。また、XY方向とは異なる方向のベクトルを採用することで、高速にレジスト40を充填することができるので、インプリント時間を短縮することが可能となる。
なお、ドロップ配置設定部14Aは、格子ベクトルA3,A1のなす角度と、格子ベクトルB3,B1のなす角度とのうち、小さい角度に対応する格子ベクトル((c)では格子ベクトルA3)の第1の格子長が、大きい角度に対応する第2の格子長((c)では格子ベクトルB3)よりも長くなるよう、格子ベクトルA3,B3を設定してもよい。
図9は、レジストを滴下可能なグリッドと格子ベクトルとの関係を示す図である。レジスト40を滴下可能なグリッドg1は、所定の周期でX方向およびY方向に並んでいる。前述したドロップ格子G1の格子ベクトルA1,B1およびドロップ格子G3の格子ベクトルA3,B3は、それぞれ何れかのグリッドg1上に始点と終点とが設定されている。
格子ベクトルA1は、X方向のベクトルであり、格子ベクトルB1は、Y方向のベクトルである。格子ベクトルA3の始点は、格子ベクトルA1と同じであり、格子ベクトルA3の終点は、格子ベクトルA1と同じX座標であって異なるY座標である。また、格子ベクトルB3の始点は、格子ベクトルB1と同じであり、格子ベクトルB3の終点は、格子ベクトルB1と同じY座標であって異なるX座標である。換言すると、格子ベクトルA3は、格子ベクトルA1とX成分が同じでY成分が異なる。また、格子ベクトルB3は、格子ベクトルB1とY成分が同じでX成分が異なる。
本実施形態のドロップ配置設定部14Aは、例えば、ドロップ格子G1〜G3などのドロップ格子を設定するとともに、設定した各ドロップ格子内の中央位置などにレジスト40の滴下位置を設定する。
図10は、第1の実施形態に係るレジスト配置装置が設定したドロップ配置位置と広がり方の一例を示す図である。図10では、斜方配置したドロップ格子の一例とともに、斜方配置したレジスト40が広がる様子を模式的に示している。図10に示すように、グリッドを構成するベクトルがX方向およびY方向である場合に、X方向とは異なる第1の軸(格子ベクトルA3)と、Y方向とは異なる第2の軸(格子ベクトルB3)とを用いてドロップ格子G3が設定される。
そして、各ドロップ格子G3内の中央にレジスト40の滴下位置が設定される。この滴下位置にレジスト40が配置された場合、レジスト40は、インプリント時に領域41内を充填させるよう広がっていく。この後、レジスト40がさらに広がっていくことにより、全てのテンプレートパターン内にレジストが充填されることとなる。このように、レジスト40は、斜方配置したドロップ格子内に滴下された場合も、長方形のドロップ格子内に滴下された場合と同様にテンプレートパターン内に広がる。
図11は、設定された格子ベクトルに対するRLTの計算結果を示す図である。図11に示すRLTを計算した際に用いたインプリント条件は、図7のRLTを計算した際のインプリント条件と同じ設定としている。図11では、格子ベクトルをA0(ax,ay)、B0(bx,by)で表現している。axは、格子ベクトルA0のX成分であり、ayは、格子ベクトルA0のY成分である。また、bxは、格子ベクトルB0のX成分であり、byは、格子ベクトルA0のY成分である。ここでの格子ベクトルA0が、格子ベクトルA1〜A3に対応し、格子ベクトルB0が、格子ベクトルB1〜B3に対応している。
例えば、A0(ax,ay)=(9,1)で且つB0(bx,by)=(0,3)である場合のRLTは、14.6である。そして、A0(ax,ay)=(9,1)で且つB0(bx,by)=(−1,3)である場合のRLTは、13.0である。このように、ドロップ格子を構成する2つの格子ベクトルを、2つともXY方向から斜め方向にずらすことにより、5nm単位でしか制御できなかったRLTを、例えば、1.6nmレベルまで制御することが可能になる。
所望のRLTが、15nmである場合、ドロップ配置設定部14Aは、A0=(9,0)で且つB0=(0,3)、A0=(9,0)で且つB0=(1,3)、A0=(9,1)で且つB0=(0,3)の何れかをドロップ格子に設定する。
また、所望のRLTが、10nmである場合、ドロップ配置設定部14Aは、A0=(10,0)で且つB0=(0,3)、A0=(10,0)で且つB0=(1,3)、A0=(10,1)で且つB0=(0,3)の何れかをドロップ格子に設定する。
なお、本実施の形態では、レジスト40を滴下できるグリッドがXY方向に並ぶ場合について説明したが、グリッドの辺をXY方向とは異なる方向としてもよい。例えば、インクジェットヘッド8Aに設けられている吐出口の配置方向および試料ステージ25Aの移動方向を、ともにXY方向とは異なる方向にすることによって、グリッドの両辺をXY方向とは異なる方向にすることができる。
図12は、グリッドの両辺をXY方向とは異なる方向とすることができるインプリント装置の構成を説明するための図である。インプリント装置102は、試料ステージ25Aの代わりに試料ステージ25Bを備えている。また、インプリント装置102は、インクジェットヘッド8Aの代わりにインクジェットヘッド8Bを備えている。
インプリント装置102では、試料ステージ25Bの移動方向45が、例えば、X方向およびY方向から所定の角度だけずれた方向となっている。また、インクジェットヘッド8Bには、レジスト40の吐出口が複数設けられている。この吐出口は、Y方向およびX方向から所定の角度だけずれた方向(配置方向46)に並んでいる。インクジェットヘッド8Bは、XY平面内で配置方向46に平行な方向および垂直な方向に移動可能なよう構成されている。
このように、インプリント装置102では、インクジェットヘッド8Bの吐出口の配置方向46および試料ステージ25Bの移動方向45がともに、X方向およびY方向とは異なる方向となっている。
試料ステージ25Bは、移動方向45がXY平面内の任意の方向に変更可能なよう構成されている。また、インクジェットヘッド8Bは、配置方向46がXY平面内の任意の方向に変更可能なよう構成されている。インクジェットヘッド8Bは、配置方向46が変更されることによって、移動方向も変更される。
インプリント装置102は、試料ステージ25Bの移動方向45およびインクジェットヘッド8Bの配置方向46を種々の方向に変更することによって、種々の形状を有したドロップ格子を設定する。インプリント装置102は、移動方向45および配置方向46を種々の方向に変更することによって、例えば、XY方向とは異なる方向の格子ベクトルで構成されるドロップ格子(ドロップ格子G3など)を設定する。これにより、レジスト配置装置10Aは、種々の面積を有したドロップ格子を設定することが可能になるので、所望のRLTに近いRLTを容易に設定することが可能となる。
レジスト配置装置10Aによるレジスト配置位置の設定は、例えばウエハプロセスのレイヤ毎、テンプレートパターンの種類毎に行われる。そして、レジスト配置位置の設定された塗布レシピを用いて半導体装置デバイス(半導体集積回路)が製造される。具体的には、レジスト配置位置の設定された塗布レシピを用いてウエハWxへのインプリント処理が実行される。ウエハWx上にレジストパターンが形成された後、レジストパターン上からエッチング処理が行われる。これにより、レジストパターンに対応する実パターンがウエハWx上に形成される。半導体デバイスを製造する際には、上述したレジスト配置設定、インプリント処理、エッチング処理などがレイヤ毎に繰り返される。
このように第1の実施形態によれば、周期配置されるドロップ格子の辺を、液滴下装置28が設定可能なグリッドとは異なる方向の辺の組合せとすることで、RLTの制御性が向上する。したがって、所望のRLTを有したレジスト配置を行うことが可能となり、この結果、インプリントによって形状精度の高い転写パターンを形成することが可能となる。
(第2の実施形態)
つぎに、図13〜図17を用いて第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、インプリントパターン領域を複数の分割領域に分割し、例えば、分割領域の境界にレジストを仮配置したうえで、レジスト配置位置を設定する。
図13は、第2の実施形態に係るレジスト配置装置の構成を示す図である。図13の各構成要素のうち図2に示す第1の実施形態のレジスト配置装置10Aと同一機能を達成する構成要素については同一符号を付しており、重複する説明は省略する。本実施形態のレジスト配置装置10Bは、インプリント装置101と同様の装置に配置される。
レジスト配置装置10Bは、パターン情報入力部11と、ドロップ体積情報入力部12と、押印情報入力部13と、ドロップ配置設定部14Bと、出力部17とを有している。ドロップ配置設定部14Bは、インプリントパターン領域を複数の分割領域に分割し、分割領域毎にレジスト配置位置を設定する。
ドロップ配置設定部14Bは、第1の分割領域へのレジスト配置位置を設定する。ドロップ配置設定部14Bは、第1の分割領域に配置されたレジストのうち、第1の分割領域と第2の分割領域との境界位置に接するドロップ格子内に配置されたレジストが第2の分割領域に染み出してくるレジスト体積を算出する。ドロップ配置設定部14Bは、算出したレジスト体積を有するレジストが、前記境界位置に配置されたものとして、第2の分割領域にレジスト配置位置を設定する。
図14は、滴下位置情報の第2の実施形態における生成処理手順を示すフローチャートである。ドロップ配置設定部14Bは、インプリントパターン領域を複数の分割領域に分割する(ステップS110)。
図15は、インプリントパターン領域の分割処理を説明するための図である。インプリントパターン領域には、種々の周期構造やパターン被覆率を有した領域が含まれている。例えば、インプリントパターン領域には、半導体回路のメモリセル領域51、周辺パターン領域52などが含まれている。
メモリセル領域51と、周辺パターン領域52とでは周期構造やパターン被覆率が異なる。このため、ドロップ配置設定部14Bは、例えば、各ドロップ配置位置を母点とするボロノイ領域を形成し、ボロノイ領域毎のレジスト必要量とドロップ体積との差分が所定の範囲内(例えば差分=0)に収まるようレジスト配置位置を最適化する。この場合において、メモリセル領域51と、周辺パターン領域52との境界で不整合が起きる場合がある。そこで、本実施形態では、ドロップ配置設定部14Bが、分割領域の境界にレジストを仮配置した状態で、周辺パターン領域52にレジスト配置位置を設定する。
ドロップ配置設定部14Bは、周期構造による異方レジストスプレッド性を示す領域(第1の分割領域)に対してレジスト配置位置を設定した後、周期構造による異方レジストスプレッド性を示さない領域(第2の分割領域)に対してレジスト配置位置を設定する。以下の説明では、メモリセル領域51および周辺パターン領域52にレジスト配置位置を設定する場合について説明する。したがって、以下の処理では、メモリセル領域51が第1の分割領域であり、周辺パターン領域52が第2の分割領域である。
ドロップ配置設定部14Bは、インプリントパターン領域をメモリセル領域51と、周辺パターン領域52とに分割した後、メモリセル領域51に対してレジスト配置位置を設定する(ステップS120)。
ドロップ配置設定部14Bは、何れの方法によってメモリセル領域51にレジスト配置位置を設定してもよい。ドロップ配置設定部14Bは、異方スプレッド性を示す領域であるメモリセル領域51に対しては、スプレッド形状を模擬した図形(凹部を有しない形状)を用いて第1の分割領域を被覆する。スプレッド形状を模擬した図形は、例えば、ドロップ格子である。したがって、ドロップ配置設定部14Bは、例えば、ドロップ格子を用いてメモリセル領域51を被覆するとともに、各ドロップ格子内にレジストを配置する。ドロップ配置設定部14Bは、例えば、第1の実施形態で説明した方法を用いてメモリセル領域51にレジスト配置位置を設定する。
図16は、分割領域毎のレジスト配置位置の設定処理を説明するための図である。ドロップ配置設定部14Bは、メモリセル領域51に対してレジスト61の配置位置を設定した後、メモリセル領域51と周辺パターン領域52との境界55にレジスト62を仮配置する(ステップS130)。
境界55には、メモリセル領域51からレジスト61がはみ出してくる箇所がある。ドロップ配置設定部14Bは、メモリセル領域51からレジスト61がはみ出してくるドロップ格子の領域(はみ出し領域71,72)と、はみ出してくるレジストの体積とを算出する。はみ出してくるレジストの体積(はみ出し体積)は、はみ出し領域71,72の面積に応じた量となっている。ドロップ配置設定部14Bは、境界55を跨ぐドロップ格子とメモリセル領域51との重複領域を算出し、この重複領域に必要なレジストの体積と、1滴分のレジスト61の体積との差分に基づいて、はみ出してくるレジストの体積を算出する。
ドロップ配置設定部14Bは、仮配置するレジスト62の体積をはみ出し体積と同じ体積とする。ドロップ配置設定部14Bは、例えば、はみ出し領域71と境界55との重複領域(境界線上)の何れかの位置(例えば、中央部)に、はみ出し領域71へのはみ出し体積を有したレジスト(仮想ドロップ)62を配置する。同様に、ドロップ配置設定部14Bは、はみ出し領域72と境界55との重複領域(境界線上)の何れかの位置に、はみ出し領域72へのはみ出し体積を有したレジスト62を配置する。このとき、ドロップ配置設定部14Bは、はみ出し領域71,72に対して、レジスト62を固定的、あるいは移動可能なように配置する。
この後、ドロップ配置設定部14Bは、周辺パターン領域52に対してレジスト配置位置を設定する(ステップS140)。このとき、ドロップ配置設定部14Bは、レジスト62が周辺パターン領域52側に広がるとともに、メモリセル領域51側へは広がらないと仮定して、周辺パターン領域52にレジスト63を配置する。この場合において、ドロップ配置設定部14Bは、何れの方法を用いて周辺パターン領域52にレジスト63を配置してもよい。
ドロップ配置設定部14Bは、例えば、周辺パターン領域52に対してレジスト63を仮配置する。そして、ドロップ配置設定部14Bは、周辺パターン領域52に対してレジスト63の各ドロップ配置位置を母点とするボロノイ領域を形成し、ボロノイ領域毎のレジスト必要量とドロップ体積との差分が所定の範囲内に収まるようにレジスト63を移動させる。ドロップ配置設定部14Bは、周辺パターン領域52にレジスト63を配置した後、仮配置したレジスト62をインプリントパターン領域上から削除する(ステップS150)。これにより、ドロップ配置設定部14Bは、レジスト62の仮配置を取り消すので、インプリントパターン領域には、レジスト61,63が残される。
このように、ドロップ配置設定部14Bは、メモリセル等のRLT精度や充填速度向上を求められる第1の分割領域にレジスト配置位置を設定している。これにより、ドロップ配置設定部14Bは、境界55からはみ出るレジスト量(はみ出し体積)とその位置(はみ出し領域71,72)を正確に求めることができる。したがって、ドロップ配置設定部14Bは、はみ出し体積およびはみ出し領域71,72に基づいて、第2の分割領域に対して適切なドロップ配置位置を設定することが可能となる。
なお、ドロップ配置設定部14Bは、境界55上以外の位置にレジスト62を配置してもよい。ドロップ配置設定部14Bは、例えば、境界55を跨いでいるドロップ格子内の何れかの位置にレジスト62を配置する。この場合において、レジスト62の配置位置は、メモリセル領域51内であってもよいし、周辺パターン領域52(はみ出し領域71,72)内であってもよい。
つぎに、レジスト配置装置10A,10Bのハードウェア構成について説明する。なお、レジスト配置装置10A,10Bは、それぞれ同様のハードウェア構成を有しているので、ここではレジスト配置装置10Bのハードウェア構成について説明する。
図17は、レジスト配置装置のハードウェア構成を示す図である。レジスト配置装置10Bは、CPU(Central Processing Unit)91、ROM(Read Only Memory)92、RAM(Random Access Memory)93、表示部94、入力部95を有している。レジスト配置装置10Bでは、これらのCPU91、ROM92、RAM93、表示部94、入力部95がバスラインを介して接続されている。
CPU91は、コンピュータプログラムであるレジスト配置プログラム97を用いてパターンの判定を行う。レジスト配置プログラム97は、コンピュータで実行可能な、レジスト配置位置を算出するための複数の命令を含むコンピュータ読取り可能かつ非遷移的な記録媒体(nontransitory computer readable medium)を有するコンピュータプログラムプロダクトである。レジスト配置プログラム97では、前記複数の命令がレジスト配置位置を算出することをコンピュータに実行させる。
表示部94は、液晶モニタなどの表示装置であり、CPU91からの指示に基づいて、パターン情報、ドロップ体積、押印情報、レジスト配置情報(ドロップ格子情報、滴下位置情報)などを表示する。入力部95は、マウスやキーボードを備えて構成され、使用者から外部入力される指示情報(レジスト配置に必要なパラメータ等)を入力する。入力部95へ入力された指示情報は、CPU91へ送られる。
レジスト配置プログラム97は、ROM92内に格納されており、バスラインを介してRAM93へロードされる。図17では、レジスト配置プログラム97がRAM93へロードされた状態を示している。
CPU91はRAM93内にロードされたレジスト配置プログラム97を実行する。具体的には、レジスト配置装置10Bでは、使用者による入力部95からの指示入力に従って、CPU91がROM92内からレジスト配置プログラム97を読み出してRAM93内のプログラム格納領域に展開して各種処理を実行する。CPU91は、この各種処理に際して生じる各種データをRAM93内に形成されるデータ格納領域に一時的に記憶させておく。
レジスト配置装置10Bで実行されるレジスト配置プログラム97は、ドロップ配置設定部14Bを含むモジュール構成となっており、これらが主記憶装置上にロードされ、これらが主記憶装置上に生成される。なお、第1の実施形態で説明したレジスト配置装置10Aで実行されるレジスト配置プログラム97は、残膜厚算出部16とドロップ配置設定部14Aとを含むモジュール構成となっている。
このように第2の実施形態によれば、インプリントパターン領域を複数の分割領域に分割し、分割領域の境界にレジストを仮配置したうえで、レジスト配置位置を設定するので、分割領域の境界に対しても適切なレジスト配置を行うことが可能となる。したがって、インプリントによって形状精度の高い転写パターンを形成することが可能となる。
このように第1および第2の実施形態によれば、インプリントによって形状精度の高い転写パターンを形成することが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
8A,8B…インクジェットヘッド、10A,10B…レジスト配置装置、14A,14B…ドロップ配置設定部、16…残膜厚算出部、20…制御部、25A,25B…試料ステージ、28…液滴下装置、40,61〜63…レジスト、51…メモリセル領域、52…周辺パターン領域、55…境界、97…レジスト配置プログラム、101,102…インプリント装置、g1…グリッド、A1,A3,B1〜B3…格子ベクトル、G1〜G3…ドロップ格子、T…テンプレート、Wx…ウエハ。

Claims (10)

  1. 被転写基板上にレジストドロップを滴下可能な最小格子単位であるグリッドに関する情報に基づいて、インプリントによってテンプレートと前記被転写基板との間に残留させるレジスト膜厚が所定の範囲内に収まるよう、前記レジストドロップが配置されるドロップ格子の第1の格子ベクトルおよび第2の格子ベクトルを、前記グリッドの第1の最小格子ベクトルおよび第2の最小格子ベクトルの何れとも異なる方向のベクトルに設定する設定ステップと、
    設定した第1および第2の格子ベクトルで形成されるドロップ格子内に前記レジストドロップを配置する配置ステップと、
    を含み、
    前記設定ステップでは、前記テンプレートのテンプレートパターンに関するパターン情報と、前記レジストドロップの体積と、を用いて、前記第1および第2の格子ベクトルを設定し、
    前記パターン情報は、パターン密度、パターンサイズ、パターン周囲長、パターン方向、および所定方向に投影したパターンエッジ総長の少なくとも1つを含むことを特徴とするレジスト配置方法。
  2. 被転写基板上にレジストドロップを滴下可能な最小格子単位であるグリッドに関する情報に基づいて、インプリントによってテンプレートと前記被転写基板との間に残留させるレジスト膜厚が所定の範囲内に収まるよう、前記レジストドロップが配置されるドロップ格子の第1の格子ベクトルおよび第2の格子ベクトルを、前記グリッドの第1の最小格子ベクトルおよび第2の最小格子ベクトルの何れとも異なる方向のベクトルに設定する設定ステップと、
    設定した第1および第2の格子ベクトルで形成されるドロップ格子内に前記レジストドロップを配置する配置ステップと、
    を含むことを特徴とするレジスト配置方法。
  3. 前記設定ステップでは、前記テンプレートのテンプレートパターンに関するパターン情報と、前記レジストドロップの体積と、を用いて、前記第1および第2の格子ベクトルを設定することを特徴とする請求項2に記載のレジスト配置方法。
  4. 前記パターン情報は、パターン密度、パターンサイズ、パターン周囲長、パターン方向、および所定方向に投影したパターンエッジ総長の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項3に記載のレジスト配置方法。
  5. 前記第1の格子ベクトルは、前記第1の最小格子ベクトルと第1の方向の成分が同じであって前記第1の方向に垂直な第2の方向の成分が異なり、
    前記第2の格子ベクトルは、前記第2の最小格子ベクトルと第2の方向の成分が同じであって前記第1の方向の成分が異なることを特徴とする請求項2に記載のレジスト配置方法。
  6. テンプレートパターン上のインプリントパターン領域を複数の領域に分割する分割ステップと、
    分割された領域のうちの第1の分割領域に第1のレジストドロップを配置する第1の配置ステップと、
    前記分割領域のうちの第2の分割領域と前記第1の分割領域との間の境界で、インプリントの際に前記第1の分割領域から前記第2の分割領域にはみ出す第2のレジストドロップの体積を算出する算出ステップと、
    前記第1のレジストドロップが配置されたドロップ格子のうち、前記第2のレジストドロップが前記第2の分割領域にはみ出すドロップ格子内に、前記体積を有した第2のレジストドロップを仮配置する第2の配置ステップと、
    仮配置した前記第2のレジストドロップが前記第1の分割領域側には広がらず前記第2の分割領域側に広がると仮定して前記第2の分割領域に第3のレジストドロップを配置する第3の配置ステップと、
    前記第2のレジストドロップの配置を取り消す取り消しステップと、
    を含むことを特徴とするレジスト配置方法。
  7. 前記分割ステップでは、前記インプリントパターン領域が有する、パターン密度、パターンサイズ、パターン周囲長、パターン方向、および所定方向に投影したパターンエッジ総長の少なくとも1つに基づいて、前記インプリントパターン領域を複数の分割領域に分割することを特徴とする請求項6に記載のレジスト配置方法。
  8. 前記第1の配置ステップでは、前記レジストドロップが配置されるドロップ格子を用いて前記第1の分割領域を被覆するとともに、各ドロップ格子内に前記第1のレジストドロップを配置し、
    前記算出ステップでは、前記境界を跨ぐドロップ格子と前記第1の分割領域との重複領域を算出し、前記重複領域に必要なレジストドロップの体積と、前記第1のレジストドロップの体積との差分に基づいて、前記第2のレジストドロップの体積を算出することを特徴とする請求項6に記載のレジスト配置方法。
  9. 被転写基板上にレジストドロップを滴下可能な最小格子単位であるグリッドに関する情報に基づいて、インプリントによってテンプレートと前記被転写基板との間に残留させるレジスト膜厚が所定の範囲内に収まるよう、前記レジストドロップが配置されるドロップ格子の第1の格子ベクトルおよび第2の格子ベクトルを、前記グリッドの第1の最小格子ベクトルおよび第2の最小格子ベクトルの何れとも異なる方向のベクトルに設定する設定ステップと、
    設定した第1および第2の格子ベクトルで形成されるドロップ格子内に前記レジストドロップを配置する配置ステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするレジスト配置プログラム。
  10. テンプレートパターン上のインプリントパターン領域を複数の領域に分割する分割ステップと、
    分割された領域のうちの第1の分割領域に第1のレジストドロップを配置する第1の配置ステップと、
    前記分割領域のうちの第2の分割領域と前記第1の分割領域との間の境界で、インプリントの際に前記第1の分割領域から前記第2の分割領域にはみ出す第2のレジストドロップの体積を算出する算出ステップと、
    前記第1のレジストドロップが配置されたドロップ格子のうち、前記第2のレジストドロップが前記第2の分割領域にはみ出すドロップ格子内に、前記体積を有した第2のレジストドロップを仮配置する第2の配置ステップと、
    仮配置した前記第2のレジストドロップが前記第1の分割領域側には広がらず前記第2の分割領域側に広がると仮定して前記第2の分割領域に第3のレジストドロップを配置する第3の配置ステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするレジスト配置プログラム。
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