JP2015153479A - セラミックヒータ及びこれを用いたガスセンサ素子 - Google Patents

セラミックヒータ及びこれを用いたガスセンサ素子 Download PDF

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Abstract

【課題】発熱部に生じる劣化を抑えて、寿命を延ばすことができるセラミックヒータ及びそれを用いたガスセンサ素子を提供すること。
【解決手段】セラミックヒータ1は、セラミックス製の板状基材11と、通電によって発熱する導体層12とを備えている。導体層12は、板状基材11の長手方向Lの一方側部分において、直交方向Wに互いに隣接して長手方向Lに沿って設けられた一対のリード部121と、板状基材11の長手方向Lの他方側部分において、一対のリード部121に両端部が繋がって蛇行して設けられた発熱部2とを有している。発熱部2における、長手方向Lの中心側部分であって直交方向Wの中心側部分に位置する線状部位41の単位長さ当たりの抵抗値は、発熱部2における、残りの部分に位置する線状部位31,32,42の単位長さ当たりの抵抗値よりも低くなっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、セラミックス製の板状基材に導体層を設けて構成されたセラミックヒータ及びこれを用いたガスセンサ素子に関する。
セラミックヒータは、必要とする被加熱部位を迅速に加熱する用途等に用いられる。例えば、排気管に配置されるガスセンサにおいては、固体電解質体及び固体電解質体に設けられた一対の電極を、それらの活性温度になるまでセラミックヒータによって迅速に加熱している。
例えば、特許文献1のセラミックヒータにおいては、耐熱性セラミック基体内に発熱抵抗パターンを設け、発熱抵抗パターンの中央部と両端部における線幅又は線厚みを、発熱抵抗パターンの発熱温度分布が実質的に均一となるように異ならせることが開示されている。そして、発熱抵抗パターンにおける、発熱温度が高くなる中央部の線幅を、発熱温度が低くなる両端部の線幅よりも大きくしている。
実開昭62−167396号公報
ところで、自動車の排気ガス規制は年々厳しくなり、アイドリングストップを行うときには、ガスセンサ等の車載電子製品の電力をオフにすることが望まれている。
しかしながら、ガスセンサにおけるセラミックヒータのオン・オフが頻繁に行われると、セラミックヒータは、膨張・収縮を頻繁に繰り返すことになる。そのため、セラミックヒータにおける発熱部位が劣化し、セラミックヒータの寿命を短くするおそれがある。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたもので、発熱部に生じる劣化を抑えて、寿命を延ばすことができるセラミックヒータ及びこれを用いたガスセンサ素子を提供しようとして得られたものである。
本発明の一態様は、セラミックス製の板状基材と、通電によって発熱する導体層とを備えており、
該導体層は、上記板状基材の長手方向の一方側部分において、該長手方向に直交する方向に互いに隣接して該長手方向に沿って設けられた一対のリード部と、上記板状基材の長手方向の他方側部分において、上記一対のリード部に両端部が繋がって蛇行して設けられた発熱部とを有しており、
該発熱部における、上記長手方向の中心側部分であって上記直交する方向の中心側部分に位置する線状部位の単位長さ当たりの抵抗値が、上記発熱部における、残りの部分に位置する線状部位の単位長さ当たりの抵抗値よりも低いことを特徴とするセラミックヒータにある。
本発明の他の態様は、上記セラミックヒータと、酸素イオン伝導性を有する固体電解質体とが積層されたガスセンサ素子において、
上記固体電解質体には、被測定ガス空間に流入する被測定ガス中の酸素濃度を測定するための一対の測定電極が設けられており、
上記発熱部における上記長手方向の中心側部分は、上記一対の測定電極に対向していることを特徴とするセラミックヒータを用いたガスセンサ素子にある。
上記セラミックヒータにおいては、導体層の発熱部を形成する各線状部位の単位長さ当たりの抵抗値を異ならせることにより、セラミックヒータにおいて最も温度が高くなる発熱中心部のピーク温度を下げる工夫をしている。
具体的には、セラミックヒータにおける発熱中心部に位置する発熱部の線状部位における単位長さ当たりの抵抗値を、その周囲における単位長さあたりの抵抗値よりも低くしている。すなわち、発熱部においては、板状基材の長手方向の中心側部分であって長手方向に直交する方向(直交方向という。)の中心側部分に位置する線状部位の単位長さ当たりの抵抗値が、長手方向の両側部分であって直交方向の両側部分に位置する線状部位の単位長さ当たりの抵抗値よりも低い。
これにより、発熱部の長手方向及び直交方向の中心側部分におけるピーク温度を下げることができる。そして、一対のリード部から発熱部への通電のオン・オフを繰り返し行う際に、セラミックヒータに生じる膨張・収縮のサイクルによって発熱部に生じる劣化を抑えることができる。
それ故、上記セラミックヒータによれば、発熱部に生じる劣化を抑えて、セラミックヒータの寿命を延ばすことができる。
また、上記ガスセンサ素子によれば、セラミックヒータの発熱部に生じる劣化を抑えて、ガスセンサ素子の寿命を延ばすことができる。
実施例にかかる、セラミックヒータにおける導体層の形成状態を示す説明図。 実施例にかかる、セラミックヒータを用いたガスセンサ素子を直交方向に切断した断面で示す説明図。 実施例にかかる、セラミックヒータを用いたガスセンサ素子を長手方向に切断した断面で示す説明図。 実施例にかかる、横軸に板状基材における長手方向の位置をとり、縦軸に歪み量をとって、発熱部の直交方向の中心側部分に生じる歪み量の変化を概念的に示すグラフ。 実施例にかかる、横軸に板状基材における直交方向の位置をとり、縦軸に歪み量をとって、発熱部の長手方向の中心側部分に生じる歪み量の変化を概念的に示すグラフ。 実施例の比較品にかかる、従来のセラミックヒータにおける導体層の形成状態を示す説明図。
上述したセラミックヒータ及びこれを用いたガスセンサ素子における好ましい実施の形態について説明する。
上記セラミックヒータにおいて、上記線状部位とは、幅を持ったライン状に形成された部位のことをいう。また、上記中心側部分とは、両側に位置する部分を除く中間部分のことをいう。
また、上記発熱部は、上記長手方向に沿って設けられた一対の外側線状部位と、該外側線状部位が設けられた位置よりも上記直交する方向の内側の位置において、上記外側線状部位に平行に設けられた一対の内側線状部位とを有しており、該一対の内側線状部位の一方側端部同士が互いに繋がり、上記各外側線状部位の他方側端部は、上記各内側線状部位の他方側端部と繋がっており、上記内側線状部位における上記長手方向の中心側部分の単位長さ当たりの抵抗値が、上記内側線状部位における上記長手方向の両側部分の抵抗値、及び上記外側線状部位の単位長さ当たりの抵抗値よりも低くてもよい。
この場合には、外側線状部位と内側線状部位とを有する発熱部において、内側線状部位における長手方向の中心側部分の単位長さ当たりの抵抗値を低くして、セラミックヒータの発熱中心部のピーク温度を下げることができる。
また、上記外側線状部位における上記長手方向の中心側部分の単位長さ当たりの抵抗値は、上記外側線状部位における上記長手方向の両側部分の単位長さ当たりの抵抗値よりも高くてもよい。
この場合には、内側線状部位の長手方向の中心側部分に対向する、外側線状部位の長手方向の中心側部分の単位長さ当たりの抵抗値を高くする。そして、発熱部においては、一般部分に対して、内側線状部位における長手方向の中心側部分の単位長さ当たりの抵抗値が低く、かつ外側線状部位における長手方向の中心側部分の単位長さ当たりの抵抗値が高い状態が形成される。これにより、セラミックヒータの発熱中心部のピーク温度をより効果的に下げることができる。
また、上記発熱部の全体は、同一の導電性材料によって同一の厚みに形成されており、上記発熱部の各線状部位の幅を異ならせて、上記単位長さ当たりの抵抗値を異ならせていてもよい。
発熱部の各線状部位における単位長さあたりの抵抗値は、各線状部位の断面積、又は各線状部位の材質を変化させることによって異ならせることができる。そして、断面積を変化させる方法としては、発熱部の各線状部位の幅を異ならせる方法と、発熱部の各線状部位の厚みを異ならせる方法とがある。これらの方法において、発熱部の各線状部位の幅を異ならせる方法が最も簡単に実現することができる。
以下に、セラミックヒータ及びこれを用いたガスセンサ素子にかかる実施例について、図面を参照して説明する。
本例のセラミックヒータ1は、図1に示すように、セラミックス製の板状基材11と、通電によって発熱する導体層12とを備えている。導体層12は、板状基材11の長手方向Lの一方側部分において、長手方向Lに直交する方向(以下、直交方向Wという。)に互いに隣接して長手方向Lに沿って設けられた一対のリード部121と、板状基材11の長手方向Lの他方側部分において、一対のリード部121に両端部が繋がって蛇行して設けられた発熱部2とを有している。
発熱部2における、長手方向Lの中心側部分であって直交方向Wの中心側部分に位置する線状部位41の単位長さ当たりの抵抗値は、発熱部2における、残りの部分に位置する線状部位31,32,42の単位長さ当たりの抵抗値よりも低くなっている。
以下に、本例のセラミックヒータ1及びこれを用いたガスセンサ素子6について、図1〜図6を参照して詳説する。
図2、図3に示すように、本例のセラミックヒータ1は、ガスセンサ素子6に用いられるものである。ガスセンサ素子6においては、酸素イオン伝導性を有する固体電解質体61に、セラミックヒータ1が積層されている。
ガスセンサ素子6においては、固体電解質体61の一方側の表面601に、被測定ガス(排気ガス)Gが導入される被測定ガス空間64が形成されており、固体電解質体61の他方側の表面602に、基準ガス(大気)Aが導入される基準ガス空間65が形成されている。被測定ガス空間64は、固体電解質体61の一方側の表面601と、この表面601に絶縁性のスペーサ621を介して積層された絶縁体62との間に形成されており、基準ガス空間65は、固体電解質体61の他方側の表面602と、この表面602に絶縁性のスペーサ622を介して積層されたセラミックヒータ1との間に形成されている。
固体電解質体61の一方側の表面601における先端側部分には、被測定ガス空間64に被測定ガスGを所定の拡散速度で導くための多孔質の拡散抵抗体63が設けられている。固体電解質体61には、被測定ガス空間64に流入する被測定ガスG中の酸素濃度を測定するための一対の測定電極611が設けられている。一対の測定電極611は、固体電解質体61の一方側の表面601と他方側の表面602とに設けられている。
図2、図3に示すように、セラミックヒータ1は、一対の板状基材11の間に導体層12を挟持して形成されている。セラミックヒータ1及び固体電解質体61を含むガスセンサ素子6は、一方向に長い直方形状に形成されている。ガスセンサ素子6においては、導体層12への通電のオン・オフを受けて、セラミックヒータ1が積層された側の膨張・収縮が大きくなる。ガスセンサ素子6は、セラミックヒータ1による加熱時(導体層12への通電時)に、セラミックヒータ1が積層された側が凸状になるように直交方向Wに湾曲し(図2において二点鎖線Xで示す。)、セラミックヒータ1による加熱の停止時(導体層12への非通電時)に、元の形状に戻る。
図1に示すように、本例の発熱部2は、長手方向Lに沿って設けられた一対の外側線状部位3と、外側線状部位3が設けられた位置よりも直交方向Wの内側の位置において、外側線状部位3に平行に設けられた一対の内側線状部位4とを有している。内側線状部位4の一方側端部同士は、曲線状の繋ぎ部51によって互いに繋がっている。各外側線状部位3の他方側端部は、曲線状の繋ぎ部52によって内側線状部位4の他方側端部と繋がっている。ここで、一方側端部とは、板状基材11において一対のリード部121が設けられた側に位置する端部のことをいい、他方側端部とは、一方側端部とは反対側の端部のことをいう。
一対のリード部121が設けられた、板状基材11の長手方向Lの一方側部分には、固体電解質体61における一対の測定電極611のリード部も引き出されている。
一対のリード部121及び発熱部2は、板状基材11の表面に、導電性材料をパターン印刷することによって形成されている。一対のリード部121及び発熱部2は、一定の厚みに形成されている。発熱部2は、一方のリード部121から他方のリード部121までを、長尺方向に蛇行して1本に繋ぐ形状に形成されている。一対のリード部121及び発熱部2の全体は、同一の導体材料によって同一の厚みに形成されている。本例の外側線状部位3及び内側線状部位4における単位長さ当たりの抵抗値は、発熱部2の各線状部位3,4の幅を異ならせて変化させている。なお、各線状部位3,4の幅は、いずれも直交方向Wの幅を示す。
図1に示すように、発熱部2の各外側線状部位3及び各内側線状部位4における長手方向Lの両側部分32,42の幅は、基準となる一般部32,42の幅として、一定の幅になっている。各内側線状部位4における長手方向Lの中心側部分41の幅は、各外側線状部位3及び各内側線状部位4における長手方向Lの両側部分32,42の幅よりも大きくなっている。また、各外側線状部位3における長手方向Lの中心側部分31の幅は、各外側線状部位3及び各内側線状部位4における長手方向Lの両側部分32,42の幅よりも小さくなっている。
各内側線状部位4における長手方向Lの中心側部分41の幅は、内側線状部位4における長手方向Lの中心側部分41の外側端面411の位置を、内側線状部位4における長手方向Lの両側部分42の外側端面421の位置よりも外側に膨らませることによって大きくなっている。また、各外側線状部位3における長手方向Lの中心側部分31の幅は、外側線状部位3における長手方向Lの中心側部分31の内側端面311の位置を、外側線状部位3における長手方向Lの両側部分32の内側端面321の位置よりも外側に凹ませることによって小さくなっている。そして、各外側線状部位3と各内側線状部位4との間の間隔、内側線状部位4同士の間の間隔は、ほぼ一定になっている。
各外側線状部位3及び各内側線状部位4における長手方向Lの中心側部分31,41の幅を、一般部32,42の幅に対して異ならせる割合は、一般部32,42の幅を1とした場合、各内側線状部位4における長手方向Lの中心側部分41の幅の割合は1.2〜1.7とし、各外側線状部位3における長手方向Lの中心側部分31の幅の割合は0.5〜0.9とすることが好ましい。中心側部分31,41の幅を一般部32,42の幅に対して異ならせる割合が極端になると、セラミックヒータ1に生じる膨張・収縮の量が大きくなってしまい、歪みが生じやすくなってしまうおそれがある。
また、各外側線状部位3の中心側部分31の幅を小さくしすぎると、発熱温度が高くなりすぎて、この中心側部分31が断線するおそれがある。また、各内側線状部位4の中心側部分41の幅を大きくしすぎると、ガスセンサ素子6の昇温速度(活性時間)が遅くなるおそれがある。そのため、上記割合は、上記範囲内にすることが好ましい。
本例のセラミックヒータ1の導体層12の発熱部2においては、セラミックヒータ1における発熱中心部に位置する発熱部2の線状部位41の幅を、発熱部2の全体において最も大きくしている。すなわち、発熱部2においては、一対の内側線状部位4における長手方向Lの中心側部分41の幅が最も大きくなっており、この一対の内側線状部位4における長手方向Lの中心側部分41における単位長さ当たりの抵抗値が最も低くなっている。また、発熱部2においては、一対の外側線状部位3における長手方向Lの中心側部分31の幅が最も小さくなっており、この一対の外側線状部位3における長手方向Lの中心側部分31における単位長さ当たりの抵抗値が最も高くなっている。
これにより、発熱部2の長手方向L及び直交方向Wの中心側部分におけるピーク温度を下げることができる。そして、一対のリード部121から発熱部2への通電のオン・オフを繰り返し行う際に、セラミックヒータ1に生じる膨張・収縮のサイクルによって発熱部2に生じる劣化を抑えることができる。
それ故、本例のセラミックヒータ1によれば、発熱部2に生じる劣化を抑えて、セラミックヒータ1の寿命を延ばすことができる。また、本例のガスセンサ素子6によれば、セラミックヒータ1の発熱部2に生じる劣化を抑えて、ガスセンサ素子6の寿命を延ばすことができる。
図4、図5には、発熱部2の各線状部位3,4の幅が異なる本例のセラミックヒータ1(試験品)と、発熱部92の各線状部位93,94の幅が一定である従来のセラミックヒータ9(図6参照)(比較品)とについて、板状基材11における長手方向Lの各位置又は直交方向Wの各位置に生じる歪み量の違いを示す。
図4は、横軸に板状基材11における長手方向Lの位置をとり、縦軸に歪み量をとって、発熱部2,92の直交方向Wの中心側部分に生じる歪み量の変化を概念的に示す。同図において、長手方向Lの位置X0が各セラミックヒータ1,9の長手方向Lの先端位置を示し、長手方向Lの位置X1が各セラミックヒータ1,9の発熱部2,92の形成位置における長手方向Lの基端位置を示す(図1、図6参照)。
図4に示すように、各セラミックヒータ1,9において発生する歪み量は、発熱部2,92の長手方向Lにおける中心側部分において最も大きくなる。また、この歪み量の大きさは、各セラミックヒータ1,9の各部位における温度と関連し、温度が高い部位ほど歪み量が大きくなっている。
そして、本例のセラミックヒータ1は、従来のセラミックヒータ9に比べて、発生する歪み量のピーク値が小さいことがわかる。これにより、本例のセラミックヒータ1によれば、セラミックヒータ1の長手方向Lにおける温度及び歪み量のばらつきに基づくセラミックヒータ1の膨張・収縮を抑えて、発熱部2の劣化を抑制できることがわかる。
図5は、横軸に板状基材11における直交方向Wの位置をとり、縦軸に歪み量をとって、発熱部2,92の長手方向Lの中心側部分に生じる歪み量の変化を概念的に示す。同図において、直交方向Wの位置Y0が各セラミックヒータ1,9の直交方向Wの中心位置を示し、直交方向Wの位置Y1が各セラミックヒータ1,9の直交方向Wの端面位置を示す(図1、図6参照)。図5に示すように、従来のセラミックヒータ9において発生する歪み量は、発熱部92が設けられた直交方向Wの位置において大きくなっていることがわかる。一方、本例のセラミックヒータ1において発生する歪み量は、そのピーク値が小さく抑えられ、全体的にフラットに近い状態になっていることがわかる。これにより、本例のセラミックヒータ1によれば、セラミックヒータ1の直交方向Wにおける温度及び歪み量のばらつきに基づくセラミックヒータ1の膨張・収縮を抑えて、発熱部2の劣化を抑制できることがわかる。
1 セラミックヒータ
11 板状基材
12 導体層
121 リード部
2 発熱部
3 外側線状部位
4 内側線状部位
6 ガスセンサ素子

Claims (5)

  1. セラミックス製の板状基材(11)と、通電によって発熱する導体層(12)とを備えており、
    該導体層(12)は、上記板状基材(11)の長手方向(L)の一方側部分において、該長手方向(L)に直交する方向(W)に互いに隣接して該長手方向(L)に沿って設けられた一対のリード部(121)と、上記板状基材(11)の長手方向(L)の他方側部分において、上記一対のリード部(121)に両端部が繋がって蛇行して設けられた発熱部(2)とを有しており、
    該発熱部(2)における、上記長手方向(L)の中心側部分であって上記直交する方向(W)の中心側部分に位置する線状部位(41)の単位長さ当たりの抵抗値が、上記発熱部(2)における、残りの部分に位置する線状部位(31,32,42)の単位長さ当たりの抵抗値よりも低いことを特徴とするセラミックヒータ(1)。
  2. 上記発熱部(2)は、上記長手方向(L)に沿って設けられた一対の外側線状部位(3)と、該外側線状部位(3)が設けられた位置よりも上記直交する方向(W)の内側の位置において、上記外側線状部位(3)に平行に設けられた一対の内側線状部位(4)とを有しており、
    該一対の内側線状部位(4)の一方側端部同士が互いに繋がり、上記各外側線状部位(3)の他方側端部は、上記各内側線状部位(4)の他方側端部と繋がっており、
    上記内側線状部位(4)における上記長手方向(L)の中心側部分(41)の単位長さ当たりの抵抗値が、上記内側線状部位(4)における上記長手方向(L)の両側部分(42)の抵抗値、及び上記外側線状部位(3)の単位長さ当たりの抵抗値よりも低いことを特徴とする請求項1に記載のセラミックヒータ(1)。
  3. 上記外側線状部位(3)における上記長手方向(L)の中心側部分(31)の単位長さ当たりの抵抗値が、上記外側線状部位(3)における上記長手方向(L)の両側部分(32)の単位長さ当たりの抵抗値よりも高いことを特徴とする請求項2に記載のセラミックヒータ(1)。
  4. 上記発熱部(2)の全体は、同一の導電性材料によって同一の厚みに形成されており、
    上記発熱部(2)の各線状部位(3,4)の幅を異ならせて、上記単位長さ当たりの抵抗値を異ならせていることを特徴とする請求項2に記載のセラミックヒータ(1)。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のセラミックヒータ(1)と、酸素イオン伝導性を有する固体電解質体(61)とが積層されたガスセンサ素子(6)において、
    上記固体電解質体(61)には、被測定ガス空間(64)に流入する被測定ガス(G)中の酸素濃度を測定するための一対の測定電極(611)が設けられており、
    上記発熱部(2)における上記長手方向(L)の中心側部分は、上記一対の測定電極(611)に対向していることを特徴とするセラミックヒータ(1)を用いたガスセンサ素子(6)。
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