JP2015151708A - 無線制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】無線制御システムにおいて、より操作性高く制御対象を制御することにある。【解決手段】LF送信部23a〜23dを通じて車室内にRSSI検出用信号Srsが無線送信される。RSSI検出部12aは、電子キー10が受信したRSSI検出用信号SrsのRSSIを検出する。車載制御部21は、RSSI検出部12aを通じて検出されたRSSI検出用信号SrsのRSSIに基づき車室内における電子キー10の位置及び電子キー10の移動を判断する。そして、車載制御部21はその判断結果に基づき電子キー10が特定範囲で特定の態様で移動(例えばかざし操作)した旨判断するとハザードランプ38を消灯状態及び点滅状態間で切り替える。よって、ユーザは、電子キー10を特定範囲に持って行ったうえでその特定範囲内においてかざし部20cにかざし操作することでハザードランプ38を消灯状態及び点滅状態間で切り替える。【選択図】図1

Description

この発明は、無線制御システムに関する。
従来から、車室内において、車室内に配置されるスイッチの操作に応じてハザードランプ、パワーウインドウ等の車載制御装置の制御が実行可能に構成されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
特開2012−144080号公報 特開2012−1188号公報
上記スイッチの操作は、その操作部を押したり回したりする必要があって、必ずしも操作性が高いとはいえなかった。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、より操作性高く制御対象を制御可能な無線制御システムを提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について説明する。
上記課題を解決する無線制御システムは、ユーザによって所持される携帯機と、車両に設けられる車載装置との間で無線通信が行われる無線制御システムにおいて、車室内に信号強度検出用信号を無線送信する送信部と、前記携帯機に設けられるとともに、前記信号強度検出用信号の受信信号強度を検出する信号強度検出手段と、前記信号強度検出手段を通じて検出された前記信号強度検出用信号の受信信号強度に基づき、車室内における前記携帯機の位置を判断する判断手段と、前記判断手段の判断結果に基づき前記携帯機が車室内における特定範囲に位置する旨判断すると車載制御対象の制御を実行する制御手段と、を備えている。
この構成では、送信部を通じて車室内に信号強度検出用信号が無線送信される。信号強度検出手段は、携帯機が受信した信号強度検出用信号の受信信号強度を検出する。判断手段は、信号強度検出手段を通じて検出された信号強度検出用信号の受信信号強度に基づき車室内における携帯機の位置を判断する。そして、制御手段は、判断手段の判断結果に基づき携帯機が車室内での特定範囲に位置する旨判断すると車載制御対象の制御を実行する。よって、ユーザは、携帯機を特定範囲に持って行くことで、車載制御対象の制御が可能となる。よって、より操作性を高めることができる。
上記無線制御システムについて、前記判断手段は前記信号強度検出用信号の受信信号強度に基づき前記携帯機の位置及びその位置の時間的変化に基づき前記携帯機の移動を判断し、前記制御手段は前記判断手段の判断結果に基づき前記携帯機が前記特定範囲で特定の態様で移動した旨判断すると車載制御対象の制御を実行することが好ましい。
この構成によれば、判断手段は、携帯機の位置及び携帯機の移動を判断する。そして、制御手段は判断手段の判断結果に基づき携帯機が特定範囲で特定の態様で移動した旨判断すると車載制御対象の制御を実行する。よって、ユーザは、携帯機を特定範囲に持って行ったうえでその特定範囲内において特定の態様で移動させることで車載制御対象の制御が可能となる。よって、仮にユーザが意図せず、携帯機が特定範囲内に進入した場合であっても、車載制御対象の制御が実行されない。このため、ユーザの意図しない制御の実行が抑制される。
上記無線制御システムについて、前記送信部は、電子キー及び前記車載装置間での無線通信を通じて前記車載装置の制御を許可する電子キーシステムにおいて、前記車載装置から前記電子キーへの無線信号の送信に利用されるものであることが好ましい。
この構成によれば、送信部は既存の電子キーシステムにおいて利用されるものである。よって、新たな構成を追加する必要がない。
上記無線制御システムについて、前記車両には、電子キー及び前記車載装置間での無線通信を通じて前記車載装置の制御を許可する電子キーシステムが搭載され、前記判断手段は、前記電子キーシステムに係る無線通信を通じて正規の前記電子キーが車室内に位置する旨判断すると、前記携帯機の位置の判断を開始することが好ましい。
この構成によれば、判断手段は、電子キーシステムに係る無線通信を通じて正規の電子キーが車室内に位置する旨判断すると、携帯機の位置の判断を開始する。よって、電子キーが車室内に位置する場合にのみ、判断手段を通じた携帯機の位置の判断が行われる。従って、無駄な判断処理を抑制することができる。
上記無線制御システムについて、前記車両には、電子キー及び前記車載装置間での無線通信を通じて前記車載装置の制御を許可する電子キーシステムが搭載され、前記携帯機は前記電子キーであることが好ましい。
この構成によれば、携帯機及び電子キーが共通化されているため、電子キーとは別に新たに構成を追加する必要がない。
上記無線制御システムについて、前記携帯機に設けられるとともに、前記携帯機の移動の有無を検出する移動検出部を備え、前記判断手段は、前記移動検出部を通じて前記携帯機が移動した旨判断すると、前記携帯機の位置の判断を行うことが好ましい。
この構成によれば、判断手段は、移動検出部を通じて携帯機が移動した旨判断すると、携帯機の位置の判断を行う。よって、電子キーが車室内で移動している場合にのみ、携帯機の位置の判断が行われる。従って、電子キーが移動していない期間における無駄な判断処理を抑制することができる。
本発明によれば、無線制御システムにおいて、より操作性高く制御対象を制御することができる。
電子キーシステムの構成を示すブロック図。 車両の上面図。 車載制御部及び電子キー制御部のシーケンスチャート。 グローブボックスの上面図。
(第1の実施形態)
以下、無線制御システムを具体化した第1の実施形態について図1〜図3を参照しつつ説明する。
図1に示すように、本例では、車両20aには電子キーシステム及び無線制御システムが搭載されている。電子キーシステムは、ユーザによって所持される電子キー10と、車両20aに搭載される車載装置20との間での双方向無線通信を通じて車両20aの制御(車両ドアの施解錠等)を許可するシステムである。無線制御システムは、電子キー10と車載装置20との間での双方向無線通信を通じて車室内における電子キー10の位置及び移動を判断するとともに、その判断結果に応じて車両20aの制御(ハザードランプ38の点滅及び消灯)を行うシステムである。以下、具体的に電子キー10及び車載装置20の構成について説明する。
<電子キー10>
図1に示すように、携帯機の一例である電子キー10は、電子キー制御部11と、LF受信部12と、UHF送信部13と、を備える。
電子キー制御部11は、コンピュータユニットによって構成されるとともに、不揮発性のメモリ11aを備える。このメモリ11aには電子キー10固有のIDコードが記憶されている。
LF受信部12は車載装置20から送信されるLF(Low Frequency)帯の無線信号であるリクエスト信号Sreqを受信すると、その受信したリクエスト信号Sreqを電子キー制御部11へ出力する。
電子キー制御部11は、LF受信部12からリクエスト信号Sreqを受けると、メモリ11aに記憶されるIDコードを含むレスポンス信号Sresを生成し、その生成したレスポンス信号SresをUHF送信部13へ出力する。UHF送信部13は、電子キー制御部11からのレスポンス信号SresをUHF(Ultra High Frequency)帯のレスポンス信号Sresとして車載装置20へ無線送信する。
また、LF受信部12は車載装置20から送信されるLF帯の無線信号であるRSSI検出用信号Srsを受信すると、その受信したRSSI検出用信号Srsを電子キー制御部11へ出力する。
LF受信部12はRSSI検出部12aを備える。RSSI検出部12aは、RSSI検出用信号SrsのRSSI(受信信号強度:Received Signal Strength Indicator)を検出し、その検出結果を電子キー制御部11に出力する。
電子キー制御部11は、LF受信部12からRSSI検出用信号Srsを受けると、RSSI検出部12aを通じて検出したRSSI検出用信号SrsのRSSIに係る情報を含むRSSI情報信号Srrを生成し、その生成したRSSI情報信号SrrをUHF送信部13へ出力する。UHF送信部13は、電子キー制御部11からのRSSI情報信号SrrをUHF帯のRSSI情報信号Srrとして車載装置20へ無線送信する。
<車載装置20>
図1に示すように、車載装置20は、車載制御部21と、車外LF送信部23a,23bと、車内LF送信部23c,23dと、UHF受信部22と、を備えている。また、車載制御部21には、ドアスイッチ32と、ドア制御装置33と、スタートスイッチ34と、車両始動装置36と、ハザードランプ38とが電気的に接続されている。本実施形態では、ハザードランプ38が車載制御対象の一例である。
車載制御部21は、コンピュータユニットによって構成されるとともに、不揮発性のメモリ21aを備える。このメモリ21aには車両に登録された電子キー10のIDコードが記憶されている。
車載制御部21は、所定周期毎にリクエスト信号Sreqを生成し、その信号をLF送信部23a〜23dの何れかに出力する。LF送信部23a〜23dは、車載制御部21からのリクエスト信号SreqをLF帯のリクエスト信号Sreqとして無線送信する。
図2に示すように、ドアスイッチ32は車両ドアのアウトサイドドアハンドルに設けられる。各ドアスイッチ32は、押し操作されると、その旨の操作信号を車載制御部21に出力する。
また、車室内のダッシュボード20bにかざし部20cが形成されている。このかざし部20cは、運転席に着座するユーザが手を伸ばして届く範囲に形成されている。このかざし部20cには、ハザードランプ38を点滅又は消灯させるために、かざし部20cに電子キー10をかざすことを要求する案内が記載されている。このかざし部20cは、この案内以外に特に構成を有するものではない。かざし部20cの周辺には、特定範囲Aが設定されている。この特定範囲A内における電子キー10のかざし操作によって、ハザードランプ38を点滅又は消灯させることができる。この点については後で詳述する。
車外LF送信部23aは左側のピラーに内蔵され、車外LF送信部23bは右側のピラーに内蔵されている。そして、車外LF送信部23a,23bからリクエスト信号Sreqが車両の側部に形成される半円状の通信エリア50に送信される。この車外LF送信部23a,23bからリクエスト信号Sreqは、車外の通信エリア50のみならず車室内にも伝播する。
また、車内LF送信部23c,23dは、車室内に車両20aの前後方向に沿って並べられている。具体的には、車内LF送信部23cは車室内の前方に設けられ、車内LF送信部23dは車室内の後方に設けられている。
図1に示すように、UHF受信部22は電子キー10から送信されるレスポンス信号Sres又はRSSI情報信号Srrを受信すると、その受信したレスポンス信号Sres又はRSSI情報信号Srrを車載制御部21へ出力する。車載制御部21は、UHF受信部22からレスポンス信号Sresを受けると、その信号に含まれるIDコードと、メモリ21aに記憶されるIDコードとの照合を行う。
車載制御部21は、車外LF送信部23a,23bを通じて送信したリクエスト信号Sreqに対応したレスポンス信号Sresに係るID照合(車外照合)が成立した状態でドアスイッチ32が押し操作された旨判断するとドア制御装置33を通じて車両ドアの施解錠状態を切り替える。この車外照合は、電子キー10が通信エリア50に存在する状態において定期的に行われる。
車載制御部21は、車内LF送信部23c,23dを通じて送信したリクエスト信号Sreqに対応したレスポンス信号Sresに係るID照合(車内照合)が成立した状態で運転席の近傍に設けられたスタートスイッチ34が押し操作された旨判断すると車両始動装置36を通じて車両20aを走行可能状態とする。車載制御部21は、車両ドアの解錠後で、かつ車両ドアの開閉後に車内照合を実行し、その車内照合が成立すると、LF帯のRSSI検出用信号SrsをLF送信部23a〜23dを通じて順に無線送信する。例えば、車外LF送信部23a、車外LF送信部23b、車内LF送信部23c及び車内LF送信部23dの順でRSSI検出用信号Srsを無線送信する。
車載制御部21は、RSSI検出用信号Srsの送信毎に電子キーから返信されるRSSI情報信号SrrをUHF受信部22を通じて受信すると、そのRSSI情報信号Srrに含まれる情報であるRSSI検出用信号SrsのRSSIに係る情報を認識する。
車載制御部21は、4つのLF送信部23a〜23dから送信されたRSSI検出用信号SrsのRSSIに基づき電子キー10の位置を判断する。ここで、RSSI検出用信号SrsのRSSIは、電子キー10と各LF送信部23a〜23dとの距離に応じた値となる。よって、RSSIに基づき車室内における電子キー10の位置の特定が可能である。車載制御部21は、この電子キー10の位置の判断を定期的に行って、電子キー10の位置の時間的変化に応じて電子キー10の移動を判断する。
車載制御部21は、電子キー10が特定範囲A内(図2参照)においてかざし操作された旨判断すると、ハザードランプ38を消灯状態及び点滅状態間で切り替える。このかざし操作とは、特定範囲A内において電子キー10がかざし部20cに接近し、かざし部20cの周辺に一定時間に亘って位置する操作をいう。また、車載制御部21は、ユーザが車両を離れると判断したとき、例えば車両ドアの施錠時に電子キー10の位置等の判断を終了する。
(シーケンスチャート)
次に、図3のシーケンスチャートに沿って、車載装置20(車載制御部21)及び電子キー10(電子キー制御部11)の処理手順について説明する。
車載制御部21は、車両ドアの解錠後の車両ドアの開閉後に車内照合を実行し、その車内照合が成立すると(S101)、RSSI検出用信号Srsを各LF送信部23a〜23dを通じて順に無線送信する(S102)。
電子キー制御部11は、RSSI検出用信号Srsを受信すると、RSSI検出部12aを通じて検出したRSSI検出用信号SrsのRSSIに係る情報を含むRSSI情報信号Srrを送信する(S103)。
車載制御部21は、4つのLF送信部23a〜23dからのRSSI検出用信号SrsのRSSIに基づき電子キー10の位置を判断する(S104)。車載制御部21は、この電子キー10の位置の判断を定期的に行うことで電子キー10の移動を判断する。車載制御部21は、特定範囲A内における電子キー10の移動に基づき、電子キー10がかざし部20cにかざし操作された旨判断すると(S105)、ハザードランプ38を消灯状態及び点滅状態間で切り替える(S106)。以上で車載制御部21及び電子キー制御部11の処理が終了となる。
なお、車載制御部21は判断手段及び制御手段の一例であって、RSSI検出部12aは信号強度検出手段の一例である。また、本実施形態においては、従来一般的なハザードランプ38の点滅又は消灯の切り替えに係る押しスイッチは車室内に設けられていてもよいし、設けられていなくてもよい。
以上、説明した実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)LF送信部23a〜23dを通じて車室内にRSSI検出用信号Srsが無線送信される。RSSI検出部12aは、電子キー10が受信したRSSI検出用信号SrsのRSSIを検出する。車載制御部21は、RSSI検出部12aを通じて検出されたRSSI検出用信号SrsのRSSIに基づき車室内における電子キー10の位置及び電子キー10の移動を判断する。そして、車載制御部21はその判断結果に基づき電子キー10が特定範囲Aで特定の態様で移動(本例ではかざし操作)した旨判断するとハザードランプ38を消灯状態及び点滅状態間で切り替える。よって、ユーザは、電子キー10を特定範囲Aに持って行ったうえでその特定範囲A内においてかざし部20cにかざし操作することでハザードランプ38を消灯状態及び点滅状態間で切り替える。よって、スイッチの押し操作等に比べてより操作性を高めることができる。
また、ハザードランプ38の制御にあたって、電子キー10を特定範囲Aに持って行くだけでなく、その特定範囲A内において特定の態様で移動させる(本例ではかざし操作)ことが要求される。よって、ユーザの意図しない制御の実行が抑制される。
(2)LF送信部23a〜23dは既存の電子キーシステムにおいて利用されるものである。よって、無線制御システムを車両20aに搭載するにあたって新たな構成を追加する必要がない。
(3)車載制御部21は、電子キー10との通信を通じて車内照合が成立した旨判断すると、電子キー10の位置の判断を開始する。よって、電子キー10が車室内に位置する場合にのみ、電子キー10の位置の判断が行われる。従って、無駄な判断処理及び信号の授受を抑制することができる。
(4)電子キーシステムにおける電子キー10は、車室内でのハザードランプ38の制御のための携帯機と共通化されている。このため、電子キー10とは別に新たに構成を追加する必要がない。
(5)車外に位置する電子キー10にリクエスト信号Sreqを送信するための車外LF送信部23a,23bからも、車室内における電子キー10の位置を判断するためのRSSI検出用信号Srsが送信される。このように、既存の電子キーシステムの構成を有効に活用することで、電子キー10にRSSI検出用信号Srsを無線送信するLF送信部23a〜23dの数を増やすことができる。よって、車載制御部21における電子キー10の位置等の判断精度が向上する。
(6)電子キー10を特定範囲A内で移動させることで、ハザードランプ38を消灯状態及び点滅状態間で切り替え可能に構成することで、既存の押し操作スイッチを省略することもできる。これに伴い、この押し操作スイッチ及びそのスイッチと車載制御部21との間を接続するワイヤハーネスを省略することができる。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態について説明する。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図1の1点鎖線に示すように、電子キー10は、移動検出部の一例である加速度センサ18を備える。加速度センサ18は、電子キー10に加わる加速度を検出し、その検出結果を電子キー制御部11に出力する。
電子キー制御部11は、加速度センサ18の検出結果に基づき、電子キー10の移動開始を判断する。具体的には、図3の一点鎖線で示すように、電子キー制御部11は、車内照合の成立後に、加速度センサ18の検出結果に基づき、電子キー10が移動を開始したと判断すると(S201)、移動開始信号を車内LF送信部23c,23dを通じて無線送信する(S202)。そして、車載制御部21は、LF受信部12を通じて移動開始信号を受信すると、RSSI検出用信号Srsを各LF送信部23a〜23dを通じて順に無線送信して(S102)、RSSI情報信号Srrの受信を経て(S103)、電子キー10の位置の判断を行う(S104)。よって、電子キー10が車室内で移動している場合にのみ、S102〜S104の処理判断が行われる。
以上、説明した実施形態によれば、第1の実施形態の(1)〜(6)の効果に加え、以下の効果を奏することができる。
(7)車載制御部21は、加速度センサ18を通じて電子キー10が移動している期間において電子キー10の位置の判断を行う。従って、電子キー10が移動していない期間における無駄な判断処理及び信号の授受を抑制することができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することができる。
・上記各実施形態においては、車載制御部21は、電子キー10がかざし部20cにかざし操作された旨判断すると、ハザードランプ38を消灯状態及び点滅状態間で切り替えていた。しかし、電子キー10の操作方法はかざし操作に限らない。例えば、特定部分をなぞる操作であってもよい。
・また、車載制御対象もハザードランプ38に限らず、ルームランプ、マップランプ、エアコンディショナー、オーディオ、グローブボックス、ワイパー、パワーウインドウ等であってもよい。例えば、図4に示すように、グローブボックス51の外面に対して電子キー10を左右方向になぞり操作を行う。車載制御部21は、電子キー10のなぞり方向に応じてグローブボックス51を施解錠状態間で切り替えてもよい。例えば、電子キー10を右方向になぞり操作した場合には、グローブボックス51がロック(施錠)され、電子キー10を左方向になぞり操作した場合には、グローブボックス51がアンロック(解錠)されてもよい。
また、例えば、制御対象がパワーウインドウである場合には、車載制御部21は、電子キー10をウインドウの周辺で上方向になぞるとそれに応じて、ウインドウを上方向(閉方向)に移動させ、電子キー10をウインドウの周辺で下方向になぞるとそれに応じて、ウインドウを下方向(開方向)に移動させてもよい。これにより、より直感的な操作が可能となる。
・車外LF送信部23a,23b及び車内LF送信部23c,23dの設置位置及び数は上記実施形態に限定されない。例えば、車外LF送信部をアウトサイドドアハンドルに内蔵してもよいし、車内LF送信部は車室内に1つだけであってもよい。
また、LF送信部23a〜23dのうち一部のみからRSSI検出用信号Srsが送信されてもよい。これにより、RSSI検出用信号Srsの送信回数を低減することができる。
・上記各実施形態においては、車載制御部21は、電子キー10がかざし部20cに接近し、かざし部20cの周辺に一定時間に亘って位置しているとき、電子キー10がかざし部20cにかざし操作された旨判断していたが、電子キー10がかざし部20cにかざされたか否かの判断基準はこれに限定されない。例えば、車載制御部21は、電子キー10がかざし部20cに接近したとき、電子キー10がかざし部20cにかざし操作された旨判断してもよい。また、電子キー10がかざし部20cに接近し、かざし部20cの周辺に一定時間に亘って位置し、さらに電子キー10がかざし部20cから離間したとき電子キー10がかざし部20cにかざし操作された旨判断してもよい。
・上記実施形態においては、車載制御部21は、電子キー10がかざし部20cにかざし操作された旨判断すると制御を実行していたが、電子キー10とは別体の携帯機がかざし部20cにかざし操作された旨判断すると制御を実行してもよい。この携帯機は、電子キーと同様の構成を有する。この携帯機は、RSSI検出用信号Srsを受信すると、RSSI情報信号Srrを送信するものの、リクエスト信号Sreqを受信しても、レスポンス信号Sresを送信しない。よって、携帯機は電子キーとしての機能は有していない。よって、携帯機は、電子キーより簡易に設計可能である。
また、この携帯機を腕時計、キーホルダー型、腕輪型又はネックレス型に形成してもよい。特に、ユーザが身に着けて、比較的自由に車室内を移動させることができる腕時計又は腕輪型とすることで、ユーザは腕時計等を着けた腕を伸ばして特定範囲A内に移動させることで、簡単に制御を行うことができる。また、上記各実施形態の電子キー10自体を腕時計等に形成してもよい。
・上記実施形態においては、既存の電子キーシステムにおいても設けられていたLF送信部23a〜23dを利用してRSSI検出用信号Srsが無線送信されていたが、新たに単数又は複数の送信部を設け、その送信部からRSSI検出用信号Srsを無線送信してもよい。この場合、例えば、かざし部20cの周辺に送信部を設ける。これにより、車載制御部21は、より正確に電子キー10の位置及び移動を判断することができる。既存のLF送信部23a〜23d及び上記新たな送信部の全てから順にRSSI検出用信号Srsが無線送信されてもよい。
・上記実施形態においては、車載制御部21は、電子キー10が特定範囲A内においてかざし操作された旨判断すると、ハザードランプ38を消灯状態及び点滅状態間で切り替えていたが、かざし操作を不要としてもよい。すなわち、車載制御部21は、電子キー10が特定範囲A内に位置する旨判断すると、ハザードランプ38を消灯状態及び点滅状態間で切り替える。これにより、より簡易に制御を行うことができる。
・上記実施形態においては、判断手段の一例である車載制御部21が電子キー10の位置の判断を行っていたが、電子キー制御部11が電子キー10の位置の判断を行ってもよい。この場合、電子キー制御部11は、RSSI情報信号Srrに代えて、電子キー10の位置に係る判断結果を結果信号として車載装置20に無線送信する。
・第2の実施形態における加速度センサ18に代えて移動検出部として速度センサを設けてもよい。
次に、前記実施形態から把握できる技術的思想をその効果と共に記載する。
(イ)前記送信部は、前記電子キーシステムにおいて車外に位置する前記電子キーに無線信号を送信するためのものを含む無線制御システム。
この構成によれば、携帯機に信号強度検出用信号を無線送信する送信部の数を増やすことができる。よって、判断手段における携帯機の位置等の判断精度が向上する。
10…電子キー、11…電子キー制御部、12…LF受信部、12a…RSSI検出部、13…UHF送信部、18…加速度センサ、20…車載装置、20a…車両、20c…かざし部、21…車載制御部、22…UHF受信部、23a,23b…車外LF送信部、23c,23d…車内LF送信部、38…ハザードランプ。

Claims (6)

  1. ユーザによって所持される携帯機と、車両に設けられる車載装置との間で無線通信が行われる無線制御システムにおいて、
    車室内に信号強度検出用信号を無線送信する送信部と、
    前記携帯機に設けられるとともに、前記信号強度検出用信号の受信信号強度を検出する信号強度検出手段と、
    前記信号強度検出手段を通じて検出された前記信号強度検出用信号の受信信号強度に基づき、車室内における前記携帯機の位置を判断する判断手段と、
    前記判断手段の判断結果に基づき前記携帯機が車室内における特定範囲に位置する旨判断すると車載制御対象の制御を実行する制御手段と、を備えた無線制御システム。
  2. 請求項1に記載の無線制御システムにおいて、
    前記判断手段は前記信号強度検出用信号の受信信号強度に基づき前記携帯機の位置及びその位置の時間的変化に基づき前記携帯機の移動を判断し、
    前記制御手段は前記判断手段の判断結果に基づき前記携帯機が前記特定範囲で特定の態様で移動した旨判断すると車載制御対象の制御を実行する無線制御システム。
  3. 請求項1又は2に記載の無線制御システムにおいて、
    前記送信部は、電子キー及び前記車載装置間での無線通信を通じて前記車載装置の制御を許可する電子キーシステムにおいて、前記車載装置から前記電子キーへの無線信号の送信に利用されるものである無線制御システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の無線制御システムにおいて、
    前記車両には、電子キー及び前記車載装置間での無線通信を通じて前記車載装置の制御を許可する電子キーシステムが搭載され、
    前記判断手段は、前記電子キーシステムに係る無線通信を通じて正規の前記電子キーが車室内に位置する旨判断すると、前記携帯機の位置の判断を開始する無線制御システム。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の無線制御システムにおいて、
    前記車両には、電子キー及び前記車載装置間での無線通信を通じて前記車載装置の制御を許可する電子キーシステムが搭載され、
    前記携帯機は前記電子キーである無線制御システム。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の無線制御システムにおいて、
    前記携帯機に設けられるとともに、前記携帯機の移動の有無を検出する移動検出部を備え、
    前記判断手段は、前記移動検出部を通じて前記携帯機が移動した旨判断すると、前記携帯機の位置の判断を行う無線制御システム。
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