JP2015151025A - 送風装置及びこれを有する車両用空調装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】通風路から漏れ出た水がモータ電力供給用のコネクタにかかることを防止できる送風装置及びこれを有する車両用空調装置を提供する。
【解決手段】送風ユニット3は、モータ310を支持するとともにケーシング312の下面に固定されるモータ支持部材313と、電流が流れる接続端子40を内部に有し、ケーシング312よりも下方に設置されるコネクタ4と、を備える。送風ユニット3は、外周壁部3132の外側に間隔をあけて上下方向及び周方向に延びるように立つ第1の遮蔽壁部52と、モータ支持部材313と第1の遮蔽壁部52を連結する溝部53と、コネクタ4の上方を覆う屋根部5と、を備える。屋根部5は、第1の遮蔽壁部52の外側に一体に設けられる。溝部53は、その周方向の長さがコネクタよりも長い。溝部53の周方向の両端部はコネクタ4における周方向の両端部よりも当該周方向について外側に位置する。
【選択図】図7
【解決手段】送風ユニット3は、モータ310を支持するとともにケーシング312の下面に固定されるモータ支持部材313と、電流が流れる接続端子40を内部に有し、ケーシング312よりも下方に設置されるコネクタ4と、を備える。送風ユニット3は、外周壁部3132の外側に間隔をあけて上下方向及び周方向に延びるように立つ第1の遮蔽壁部52と、モータ支持部材313と第1の遮蔽壁部52を連結する溝部53と、コネクタ4の上方を覆う屋根部5と、を備える。屋根部5は、第1の遮蔽壁部52の外側に一体に設けられる。溝部53は、その周方向の長さがコネクタよりも長い。溝部53の周方向の両端部はコネクタ4における周方向の両端部よりも当該周方向について外側に位置する。
【選択図】図7
Description
本発明は、電装部品の一つであるコネクタを備える送風装置及びこれを有する車両用空調装置に関する。
非特許文献1には、通風路に存在する水が、モータを支持するケーシングの表面を伝わって流下することで、モータが水をかぶってしまう課題を解決する空調用送風装置の発明が開示されている。非特許文献1に開示の送風装置においては、ケーシングのフランジ面に形成された溝を水が伝わって流下する。このように溝によって案内された水は、鉛直面をなすフランジ面の下端部位から外部に排水される。
発明推進協会公開技報公技番号2013−503450号
非特許文献1のような送風装置の場合、通風路を流れる空気に水分が含まれていることがある。例えば、送風装置が外気を取り入れる場合には、外気とともに雨、雪等が取り込まれることで、湿度の高い空気が通風路を流れて、送風装置の内部に水が滴下することがある。このような水分は、通風路を形成するケースの嵌合部分等から滲み出て外部に漏水することがある。
そして、この漏水は、重力によって下方に流れる過程で、壁を伝わったりしながら、モータへの電力供給に用いられる電装部品の一つであるコネクタにかかってしまうことがある。コネクタに水がかかると、コネクタに内蔵される接続端子間が短絡状態に至ってしまうという問題が生じ得る。また、防水対策として、コネクタ自体を防止仕様にする方法があるが、これではコネクタのコストが増加するという問題がある。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、通風路から漏れ出た水が電装部品であるコネクタにかかってしまうことを防止できる送風装置及びこれを有する車両用空調装置を提供することである。
本発明は上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。なお、特許請求の範囲及びこの項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
開示された送風装置に係る発明のひとつは、
内部に空気が流れる通風路を形成するケーシング(312)と、
ケーシングの内部に設けられるファン(311)と、
ファンを回転させる駆動力を与えるモータ(310)と、
モータを支持するとともにケーシングの下面に固定される部材であって、外周部にケーシングと接触する外周壁部(3132)を有し、通風路に通じる内壁面(3131)と外部に露出する外壁面(3130)とを有するモータ支持部材(313)と、
外周壁部の外側に間隔をあけて上下方向及び周方向に延びるように立つ遮蔽壁であって、連結部分を介してモータ支持部材に連結されて一体に形成される第1の遮蔽壁部(52,152)と、
当該連結部分であって、外周壁部の上端及び第1の遮蔽壁部の上端よりも下方に位置して周方向に延びる底面を形成する溝部(53)と、
電流が流れる接続端子(40)を内部に有し、ケーシングまたはモータ支持部材よりも下方に設置されるコネクタ(4)と、
第1の遮蔽壁部の外側に一体に設けられるとともに、コネクタの上方を覆う屋根部(5)と、を備え、
溝部は、その周方向の長さがコネクタよりも長く、溝部は、その周方向の両端部(530、531)がコネクタにおける周方向の両端部よりも当該周方向について外側に位置するように設けられていることを特徴とする。
内部に空気が流れる通風路を形成するケーシング(312)と、
ケーシングの内部に設けられるファン(311)と、
ファンを回転させる駆動力を与えるモータ(310)と、
モータを支持するとともにケーシングの下面に固定される部材であって、外周部にケーシングと接触する外周壁部(3132)を有し、通風路に通じる内壁面(3131)と外部に露出する外壁面(3130)とを有するモータ支持部材(313)と、
外周壁部の外側に間隔をあけて上下方向及び周方向に延びるように立つ遮蔽壁であって、連結部分を介してモータ支持部材に連結されて一体に形成される第1の遮蔽壁部(52,152)と、
当該連結部分であって、外周壁部の上端及び第1の遮蔽壁部の上端よりも下方に位置して周方向に延びる底面を形成する溝部(53)と、
電流が流れる接続端子(40)を内部に有し、ケーシングまたはモータ支持部材よりも下方に設置されるコネクタ(4)と、
第1の遮蔽壁部の外側に一体に設けられるとともに、コネクタの上方を覆う屋根部(5)と、を備え、
溝部は、その周方向の長さがコネクタよりも長く、溝部は、その周方向の両端部(530、531)がコネクタにおける周方向の両端部よりも当該周方向について外側に位置するように設けられていることを特徴とする。
前述したような通風路に存在する水は、重力によってモータ支持部材の内壁面に流下し、モータ支持部材とケーシングとの組み合わせ部分や、様々な隙間等を通じて外部に漏れ出る。この発明によれば、この漏水がコネクタにかからない防水構造を提供できる。ケーシングの外部に漏れた水は、モータ支持部材の外周壁部を伝わり、外周壁部の上端よりも高さの低い溝部に流れる。すなわち、モータ支持部材の外周壁部を伝わった水は、第1の遮蔽壁部がモータ支持部材から間隔をあけて立設されるため、外周壁部から第1の遮蔽壁部へ直接伝わることができない。
溝部に落ち込んだ水は、溝部よりも高い位置にある第1の遮蔽壁部の上端を乗り越えることができず、溝部や第1の遮蔽壁部における周方向の両端部を伝わって下方に落下する。このように落下した水は、溝部及び第1の遮蔽壁部における周方向の両端部がコネクタにおける周方向の両端部よりも当該周方向について外側に位置するため、コネクタの外郭にかからない。以上のように、ケーシングの外部に漏れた水は、最終的にコネクタに接触しない流下経路をたどるため、当該漏水によってコネクタ内部の接続端子が濡れてしまうことを防止でき、不具合を抑制できる。したがって、本発明によれば、通風路からの漏水が電装部品であるコネクタにかかってしまうことを防止できる送風装置を提供できる。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。各実施形態で具体的に組み合わせが可能であることを明示している部分同士の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示してなくとも実施形態同士を部分的に組み合わせることも可能である。
(第1実施形態)
本発明を適用した送風装置について図1〜図9を参照して説明する。図1は、本発明を適用した送風装置を備える第1実施形態の車両用空調装置1を説明するための概要図である。図1において、紙面の上方が車両上方、下方が車両下方、左方向が車両左側、右方向が車両右側、紙面に対して手前方向が車両後方、奥方向が車両前方、をそれぞれ示している。本発明を適用した送風装置の一例である送風ユニット3は、この装置だけでひとつの製品として使用することもできるし、他の装置と組み合わせることで一つの製品の部品として用いることもできる。第1実施形態では、送風ユニット3を車両用空調装置1のヒチ部品として用いた例を説明する。
本発明を適用した送風装置について図1〜図9を参照して説明する。図1は、本発明を適用した送風装置を備える第1実施形態の車両用空調装置1を説明するための概要図である。図1において、紙面の上方が車両上方、下方が車両下方、左方向が車両左側、右方向が車両右側、紙面に対して手前方向が車両後方、奥方向が車両前方、をそれぞれ示している。本発明を適用した送風装置の一例である送風ユニット3は、この装置だけでひとつの製品として使用することもできるし、他の装置と組み合わせることで一つの製品の部品として用いることもできる。第1実施形態では、送風ユニット3を車両用空調装置1のヒチ部品として用いた例を説明する。
図1に示すように、車両用空調装置1は、例えば、送風ユニット3と、送風ユニット3から送風された送風空気の温度調節を行う空調ユニット2と、送風ユニット3と空調ユニット2を接続する空気通路を構成するダクト部23と、を備えて構成される。空調ユニット2、送風ユニット3、ダクト部23は、それぞれ、例えばポリプロピレン(PP樹脂)の成型品からなる。さらにこれら各部の強度を向上する場合には、所定量のタルクやガラス繊維を含有したPP樹脂を用いてもよい。
送風ユニット3は、車室内のインストルメントパネル裏の空間のうち、中央部から助手席側へオフセットして配置されている。これに対し、空調ユニット2は、インストルメントパネル裏の空間のうち、車両幅の略中央部に配置されている。当該空間は、乗員が存在する車室内と連通しているので、空間の空気は車室内空気でもある。
空調ユニット2は、共通のケース内に蒸発器20、ヒータコア21、エアミックスドア等を、車室内に送風する空気を空調するための空調機能部品として、内蔵する。蒸発器20は、車両前後方向には薄型の形態でケース内の通路を横断するように配置されている。したがって、蒸発器20の上下及び車両左右に延びる前面に送風ユニット3からの送風空気が流入する。蒸発器20は、冷凍サイクルの冷媒の蒸発潜熱を空調空気から吸熱して、空調空気を冷却する。
蒸発器20の空気流れ下流側である車両後方には、所定の間隔を隔ててヒータコア21が配置されている。ヒータコア21は、蒸発器20を通過した冷風を加熱し、その内部に高温の温水(例えばエンジン冷却水)が流れ、この温水を熱源として空気を加熱する。
ケース内のヒータコア21よりも上方部位には、このヒータコア21をバイパスして冷風空気が流れる冷風バイパス通路が形成されている。また、ケース内のヒータコア21と蒸発器20との間の部位には、ヒータコア21で加熱される温風と、冷風バイパス通路を通ってヒータコア21をバイパスする冷風との風量割合を調整するエアミックスドアが設けられている。
エアミックスドアは、その位置により、ヒータコア21を通る温風の風量とヒータコア21を通過しない冷風の風量との比率を調節する。エアミックスドアは、その開度に応じて冷風と温風の風量割合を調節し、空調風の温度調節を行う。また、ケース内には、蒸発器20から流れてきた冷風空気とヒータコア21で加熱された温風空気とが混ざり合う空間であるエアミックスチャンバが形成されている。この空間で温度調節された空調風は、車室内につながる各吹出口を開閉する各ドアを制御することによって、適正な風量割合で車室内へ供給することができる。
図2〜図4は、第1実施形態の送風ユニット3を異なる角度から示している。送風ユニット3は、内部に空気が流れる通風路を形成するケーシング312と、ケーシング312の内部に設けられるファン311と、ファン311に対して回転駆動力を与えるモータ310と、モータ310を支持するモータ支持部材313と、を備える。
送風ユニット3は、さらに、車室内空気である内気及び車室外空気である外気の少なくとも一方を取り入れる空気取入装置30と、当該外気及び内気の少なくとも一方が通過する際に埃等を捕捉するフィルタと、を備える。ファン311は、空気取入装置30に設けられた内気取入口300、外気取入口301を通して内気や外気を吸入する。これらの空気取入口は、一つまたは複数の空気取入ドアによって、空気取入モードに応じて開閉される。例えば、外気取入口301は、ダクトを介して車両カウル下に連通しすることにより、車外と通じている。内気取入口300は、インストルメントパネルの下の空間にダクトを介して連通しており、車室内と通じている。
ファン311は、例えば、外周に環状に並ぶ複数のブレードを有する遠心多翼ファンからなる。ファン311は、渦巻き状のケーシング312の内部に、空気を下方に向けて吸入し、遠心方向に吹き出すように設けられる。ケーシング312は、上面にファン311の吸込口が形成され、ケーシング312の内部に形成される渦巻状の通路は、ファン311の周囲の所定の部位からダクト部23に接続されている。また、ケーシング312の吸込口、内壁面3131及び外壁面3130は、通常の車両搭載状態において、地面と平行またはほぼ平行となる。
モータ310は、一部がモータ支持部材313の外壁面3130から下方に露出するように設けられる。モータ310は、駆動軸が上方を向く姿勢でモータ支持部材313に支持されている。モータ310の駆動軸には、ファン311の回転軸をなすボス部が固定されている。モータ支持部材313は、ケーシング312の下面に固定される部材であり、その中央にモータ310が固定されている。モータ支持部材313は、外周部にケーシング312と接触する外周壁部3132を有する。モータ支持部材313は、通風路に通じる内壁面3131を上方に向け、外部に露出する外壁面3130を下方に向けた姿勢でケーシング312に固定されている。
例えば、インストルメントパネル裏の空間に露出するモータ310の下部の下方には、インストルメントパネル下のアンダーカバーが位置する。アンダーカバーは、露出するモータ310の一部と乗員の足元との間を遮るように配置されている。
モータ支持部材313の外周壁部3132は、内壁面3131の周囲に形成される環状の壁をなしている。外周壁部3132は、その上端が内壁面3131よりも下方に位置し、その外径寸法が内壁面3131の外径寸法よりも大きくなるように設けられている。外周壁部3132の内側には、外周壁部3132の上端よりも低い位置にある底面を有する環状溝部3133が形成されている。外周壁部3132及び環状溝部3133は、モータ支持部材313がケーシング312の下面に固定されたときに、ケーシング312の下面に形成された開口部に嵌め合わされる。したがって、外周壁部3132及び環状溝部3133は、ケーシング312の開口部との嵌合部分、装着部分を構成する。
モータ310の一部及びモータ310の駆動軸は、内壁面3131よりも上方に突出する形態であり、ケーシング312の内部に形成される通風路に通じている。したがって、内壁面3131には、通風路を流通する空気に含まれる水分や通風路に取り込まれた雨、雪等が落下し得る。このように落下した水は、内壁面3131に溜まり、ある一定量に達したり、送風ユニット3、すなわち内壁面3131が水平に対して傾いた姿勢になったりすると、外周側に流れて、環状溝部3133及び外周壁部3132まで達する。
送風ユニット3は、電流が流れる接続端子40を内部に有し、ケーシング312またはモータ支持部材313よりも下方に設置されるコネクタ4を備える。コネクタ4から延びるケーブル41は、モータ310の電圧入力部に接続されている。したがって、図9に図示するように、雌型のコネクタ4には、電源からの供給される電力を搬送するケーブル61が接続された雄型のコネクタ6が装着される。雌型のコネクタ4と雄型のコネクタ6とが接続されることにより、互いの内部の接続端子同士が通電可能に接続されて、電源からの電力は、モータ310に入力される。
送風ユニット3は、例えば外気を取り入れる場合に、外気とともに雨、雪等が取り込み、湿度の高い空気が通風路を流れ、モータ支持部材313の内壁面3131上に水が滴下することがある。この水は、モータ支持部材313とケーシング312との嵌合部分等から滲み出て外部に漏水し得る。この漏水は、重力によって下方に流下しやすく、壁を伝わったりしながら、モータへの電力供給に用いられる電装部品の一つであるコネクタ4にかかってしまうことがある。コネクタ4に水がかかると、コネクタ4の内部の通電状態にある接続端子40が濡れてしまうおそれがあり、短絡状態に至ることがある。そこで、送風ユニット3は、このような不具合を解決するために、以下に説明する防水構造を備える。
図5〜図9に図示するように、送風ユニット3は、外周壁部3132よりも径方向の外側に間隔をあけて上下方向及び周方向に延びるように立つ第1の遮蔽壁部52を有する。第1の遮蔽壁部52は、モータ支持部材313と連結する連結部分を介して、モータ支持部材313に一体に形成される。第1の遮蔽壁部52は、所定の位置で、径方向の外側で外周壁部3132を覆う板状の壁部である。外周壁部3132はリング状をなすため、第1の遮蔽壁部52も外周壁部3132の形状に沿うように湾曲形状である。したがって、図6に示すように平面視すると、第1の遮蔽壁部52は、周方向について、外周壁部3132に倣った形状である。
送風ユニット3は、外周壁部3132の上端及び第1の遮蔽壁部52の上端よりも下方に位置して、図6に示すように周方向に延びる底面を形成する溝部53を有する。溝部53は、外周壁部3132の形状に沿うように湾曲して周方向に延びる底面をなす。溝部53は、第1の遮蔽壁部52とモータ支持部材313とを連結する連結部分をなす。
送風ユニット3は、第1の遮蔽壁部52よりも径方向の外側に一体に設けられ、コネクタ4の上方を覆う屋根部5を有する。屋根部5は、第1の遮蔽壁部52よりも径方向の外側に突出する板状部分であり、第1の遮蔽壁部52に対して、直交またはほぼ直交するように突出している。屋根部5は、第1の遮蔽壁部52の下部から突出し、その一部にはコネクタ4を吊るすように支持する吊り下げ部材7が取り付けられている。吊り下げ部材7は、屋根部5を貫通する軸部70と、軸部70の一方側に設けた頭部と、軸部70の他方側に設けたコネクタ4との取付部と、頭部とともに屋根部5を挟み込む弾性変形可能な返し部71と、を一体に有して構成される。このようにして、コネクタ4は、屋根部5の下方で保持されるので、仮に屋根部5の上に水がかかったとしても、屋根部5はコネクタ4に直接水がかからないように傘の役目を果たす。
図6及び図7に図示するように、溝部53は、その周方向の長さがコネクタ4よりも長くなるように形成されている。したがって、コネクタ4の周方向の長さ寸法、または横幅寸法W3は、溝部53の横幅寸法W2よりも小さく設定される。さらに溝部53は、その周方向の両端部、すなわち一方端部530及び他方端部531がコネクタ4における周方向の両端部よりも、当該周方向について外側に位置するように設けられる。
第1の遮蔽壁部52は、その周方向の長さが溝部53よりも長く、コネクタ4よりも長くなるように形成されている。したがって、第1の遮蔽壁部52の周方向の長さ寸法、または横幅寸法W1は、溝部53の横幅寸法W2及びコネクタ4の横幅寸法W3よりも大きく設定される。さらに、第1の遮蔽壁部52は、その周方向の両端部、すなわち一方端部520及び他方端部521が溝部53における周方向の両端部、すなわち一方端部530及び他方端部531よりも当該周方向について外側に位置するように設けられる。
送風ユニット3は、第1の遮蔽壁部52の表面から外方に向けて突出する第2の遮蔽壁部50、51を備える。第2の遮蔽壁部50、51は、屋根部5における周方向の両端部に間隔をあけてそれぞれに一体に形成される2つの壁部である。第2の遮蔽壁部50と第2の遮蔽壁部51との周方向の間隔は、コネクタ4の周方向の長さよりも長くなるように形成されている。
第2の遮蔽壁部50、第2の遮蔽壁部51は、それぞれ、コネクタ4における周方向の両端部よりも当該周方向について外側に位置するように設けられている。すなわち、第2の遮蔽壁部50、第2の遮蔽壁部51のそれぞれの直下にコネクタ4は存在せず、コネクタ4は、第2の遮蔽壁部50の下端500と第2の遮蔽壁部51の下端510との間に存在する。
図6及び図9に図示するように、第2の遮蔽壁部50の下端500は、第1の遮蔽壁部52の下端よりも下方に位置するように設けられていることが好ましい。同様に、第2の遮蔽壁部51の下端510は、第1の遮蔽壁部52の下端よりも下方に位置するように設けられていることが好ましい。この位置関係により、溝部53や第1の遮蔽壁部52に至った水は、さらに第2の遮蔽壁部50、51のそれぞれの下端500、510に誘導されるように流れやすくなる。
さらに好ましくは、第2の遮蔽壁部50の下端500は、第1の遮蔽壁部52に近づくほど下方に位置する形状に形成されている。同様に、第2の遮蔽壁部51の下端510は、第1の遮蔽壁部52に近づくほど下方に位置する形状に形成されている。この形状により、第2の遮蔽壁部50や第2の遮蔽壁部51に至った水は、図9に図示するように、先端側よりも下方に位置する根元側、すなわち第1の遮蔽壁部52に近い側に誘導されるように流れやすくなる。
また、第2の遮蔽壁部50、51のそれぞれの上端は、第1の遮蔽壁部52に近づくほど上方に位置する形状に形成されている。特に、第2の遮蔽壁部50、51のそれぞれの上端は、第1の遮蔽壁部52から遠ざかる先端側に向かって下り勾配に傾斜する端面を形成する。この形状により、第2の遮蔽壁部50、51のそれぞれの上端に至った水は、先端側に誘導されるように流れやすくなる。
また、図8及び図9に図示するように、第2の遮蔽壁部50、51は、それぞれ、第1の遮蔽壁部52から遠ざかるほどその上下方向の長さが短くなるように、先端にかけて先細りとなる側面形状を呈する。すなわち、第2の遮蔽壁部50、51は、全体として先細り状となるように上端及び下端が傾斜し、上下方向の長さに関して根元側が先端側よりも長くなるように形成されている。
また、外周壁部3132と第1の遮蔽壁部52との間隔、すなわち、両者間の径方向の距離や溝部53の径方向長さは、ケーシング312の外部に漏れ出た水が表面張力によって、外周壁部3132から第1の遮蔽壁部52に直接移動できない寸法に設定される。すなわち、想定される水量の水が、外周壁部3132を伝わってから溝部53を経由した後に送風ユニット3の下方に落下するような値に当該寸法を設定することになる。
以下に、本実施形態の送風ユニット3がもたらす作用効果について述べる。送風ユニット3は、モータ310を支持するとともにケーシング312の下面に固定されるモータ支持部材313と、電流が流れる接続端子40を内部に有し、ケーシング312よりも下方に設置されるコネクタ4と、を備える。送風ユニット3は、外周壁部3132の外側に間隔をあけて上下方向及び周方向に延びるように立つ第1の遮蔽壁部52と、モータ支持部材313と第1の遮蔽壁部52を連結する溝部53と、コネクタ4の上方を覆う屋根部5と、を備える。溝部53は、外周壁部3132の上端及び第1の遮蔽壁部52の上端よりも下方に位置して周方向に延びる底面を形成する。屋根部5は、第1の遮蔽壁部52の外側に一体に設けられる。溝部53は、その周方向の長さがコネクタよりも長い。溝部53の周方向の両端部はコネクタ4における周方向の両端部よりも当該周方向について外側に位置する。
前述したような通風路に存在する水は、重力によってモータ支持部材313の内壁面に流下し、モータ支持部材313とケーシング312との組み合わせ部分や、その他の隙間等を通じて外部に漏れ出ることが想定できる。この構成によれば、この漏水がコネクタ4にかからない防水構造を提供できる。ケーシング312の外部に漏れた水は、モータ支持部材313の外周壁部3132を伝わり、外周壁部3132の上端よりも高さの低い溝部53に流れる。すなわち、外周壁部3132を伝わった水は、第1の遮蔽壁部52がモータ支持部材313から間隔をあけて立設されるため、外周壁部3132から第1の遮蔽壁部52へ直接伝わることができない。
溝部53に落ち込んだ水は、溝部53よりも高い位置にある第1の遮蔽壁部52の上端を乗り越えることができないため、溝部53や第1の遮蔽壁部52における周方向の両端部を伝わって下方に落下する。つまり、溝部53に落ち込んだ水は、溝部53において周方向の両端部に広がるように横に流れ、第1の遮蔽壁部52の上端よりも低い位置から、重力に引っ張られて落下する。このように落下した水は、溝部53及び第1の遮蔽壁部52における周方向の両端部がコネクタ4における周方向の両端部よりも当該周方向について外側に位置するため、コネクタ4の外郭に降りかからない。なお、ケーブル41は、コネクタ4からケーシング312の中央部に向けて延びるように配線されているため、落下した水がかからないように設置されている。以上の説明は、図6〜図9において矢印で示した水の排水経路によって、わかりやすく示している。
以上のように、ケーシング312の外部に漏れた水は、最終的にコネクタ4に接触しない流下経路をたどるため、当該漏水によってコネクタ4の内部の接続端子40が濡れてしまうことを防止できる。したがって、送風ユニット3によれば、接続端子40間が短絡することによって起きうる不具合を抑制することができる。
また、第1の遮蔽壁部52は、その周方向の長さが溝部53よりも長く設定されている。第1の遮蔽壁部52は、その周方向の両端部が溝部53における周方向の両端部よりも当該周方向について外側に位置するように設けられている。
この構成によれば、溝部53に落ち込んだ水は、例えば図6に図示するように、第1の遮蔽壁部52の内面にぶつかって第1の遮蔽壁部52に沿うように周方向に流れるようになる。したがって、水は、溝部53の周方向の両端部の位置よりもさらに横に広がるようなベクトルの流れとなり、より一層、コネクタ4から遠ざかるように落水させることができる。このように、コネクタ4を下方に従える屋根部5側に流れにくい排水経路を構築できる。
また、送風ユニット3は、第1の遮蔽壁部52の表面から外方に向けて突出するとともに、屋根部5における周方向の両端部のそれぞれに一体に形成される第2の遮蔽壁部50、51をさらに備える。第2の遮蔽壁部50、51のそれぞれは、コネクタ4における周方向の両端部よりも当該周方向について外側に位置するように設けられている。
この構成によれば、溝部53に落ち込んだ水は、例えば図7〜図9に図示するように、各第2の遮蔽壁部50、51の壁面を伝わりながら下方に流下するようになる。したがって、水は、各第2の遮蔽壁部50、51に伝わることで、下方に誘導され、第2の遮蔽壁部50、51のそれぞれの下端500、510から落下する。このように、下端500、510から落下した水は、コネクタ4に接触することなく、送風ユニット3の下方に落下させることができる。
また、第2の遮蔽壁部50、51の下端500、510は、第1の遮蔽壁部52の下端よりも下方に位置するように設けられている。この構成によれば、下端500、510は第1の遮蔽壁部52の下端よりも下方に位置するので、第2の遮蔽壁部50、51を伝わった水を、コネクタ4から遠ざかるように、より下方から落水させることができる。
第2の遮蔽壁部50、51の下端500、510は、第1の遮蔽壁部52に近づくほど下方に位置する形状に形成されている。この構成によれば、下端500、510は、第1の遮蔽壁部52に近づく根元側ほど、下方に位置するため、根元側に向けて下端500、510を伝って流れる排水を促進することができる。このように第2の遮蔽壁部50、51には、排水を集める効果があるため、排水の主流を形成しやすく、排水速度を高めることができる。したがって、速やかな排水を実施できる。
また、第2の遮蔽壁部50、51の上端は、第1の遮蔽壁部52に近づくほど上方に位置する形状に形成されている。この構成によれば、上端側を水が伝わるような場合に、第1の遮蔽壁部52から遠ざかるように第2の遮蔽壁部50、51を伝わって流れる排水を促進することができる。例えば、コネクタ4がケーシング312の中央部側に設置されている場合に、コネクタ4から遠ざかるように流れる排水を促進することができ、コネクタ4の防水性を向上することができる。
車両用空調装置1は、送風ユニット3と、送風ユニット3によって送風された空気を空調する空調機能部品を有する空調ユニット2と、を一体に備え、送風ユニット3は車室外から外気を取り入れ、空調ユニット2において空調した空気を車室内に提供する。
この構成によれば、上述したように、ケーシング312の外部に漏れた水は、最終的にコネクタ4に接触しない流下経路をたどるため、当該漏水によってコネクタ4の内部の接続端子40が濡れてしまうことを防止できる。したがって、車両用空調装置1において、降雨時、降雪時等の過酷な環境で使用される車両用空調装置1において、接続端子40間が短絡することによって起きうる不具合を、コネクタの防水仕様等のコストを要しないで有効に抑制することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、第1実施形態の他の形態である送風ユニットの構成について図10を用いて説明する。第2実施形態の送風ユニットは、第1実施形態の送風ユニット3に対して、第1の遮蔽壁部152が相違する。特に説明しない形態は、第1実施形態と同様とし、以下、第1実施形態と異なる点について説明する。
第2実施形態では、第1実施形態の他の形態である送風ユニットの構成について図10を用いて説明する。第2実施形態の送風ユニットは、第1実施形態の送風ユニット3に対して、第1の遮蔽壁部152が相違する。特に説明しない形態は、第1実施形態と同様とし、以下、第1実施形態と異なる点について説明する。
図10に図示するように、第1の遮蔽壁部152は、その上端が外周壁部3132の上端よりも高い位置となるように設けられている。すなわち、外周壁部3132を伝ってケーシング312の外部に漏れ出た水は、第1の遮蔽壁部152の上端を超える高さまで達しないと、第1の遮蔽壁部152を乗り越えて屋根部5の上面に達することができないことになる。
第2実施形態によると、溝部53に落ち込んだ水は、図10に図示するように、第1の遮蔽壁部152の上端を乗り越えて、屋根部5の上面に移動することが困難となる。したがって、水が屋根部5の上面に降りかかって、コネクタ4に接触してしまうリスクを低減することができ、より一層、コネクタ4から遠ざかるように落水させることができる。このように、コネクタ4を下方に従える屋根部5側に流れにくい排水経路を構築できる。
(他の実施形態)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。上記実施形態の構造は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれらの記載の範囲に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含むものである。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。上記実施形態の構造は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれらの記載の範囲に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含むものである。
上記の実施形態では、モータを支持するモータ支持部材313と通風路を形成するケーシング312との嵌合部分から外部に漏水する例が説明されている。上記の実施形態において説明した経路は一例にすぎず、通風路に存在する水が外部に漏れる経路は上記の実施形態の経路に限定されるものではない。通風路に存在する水は、その他の嵌合部分、隙間、穴等、様々な部位を介して、外部に排水され得る。
上記の実施形態では、モータ支持部材313は、ケーシング312の下面に形成された開口部に嵌め合わされた状態で固定されている。モータ支持部材313がケーシング312に固定される構造は、この形態に限定されるものではない。例えば、上記の実施形態では、外周壁部3132はその先端が上面を構成しているが、当該先端が下面を構成するような形態でモータ支持部材313がケーシング312に固定される構造であってもよい。
上記実施形態では、送風装置が搭載するファン311は遠心ファンであるが、本発明に含まれる送風装置はこのようなファン形態に限定するものではない。
上記実施形態において、ファン311、ケーシング312、モータ支持部材313等の樹脂製部品は、各部の強度を向上すために、所定量のタルクやガラス繊維を含有した樹脂成形品とすることができる。
3…送風ユニット(送風装置)
4…コネクタ
5…屋根部
52、152…第1の遮蔽壁部
53…溝部
310…モータ
311…ファン
312…ケーシング
313…モータホルダ(モータ支持部材)
3132…外周壁部
4…コネクタ
5…屋根部
52、152…第1の遮蔽壁部
53…溝部
310…モータ
311…ファン
312…ケーシング
313…モータホルダ(モータ支持部材)
3132…外周壁部
Claims (8)
- 内部に空気が流れる通風路を形成するケーシング(312)と、
前記ケーシングの内部に設けられるファン(311)と、
前記ファンを回転させる駆動力を与えるモータ(310)と、
前記モータを支持するとともに前記ケーシングの下面に固定される部材であって、外周部に前記ケーシングと接触する外周壁部(3132)を有し、前記通風路に通じる内壁面(3131)と外部に露出する外壁面(3130)とを有するモータ支持部材(313)と、
前記外周壁部の外側に間隔をあけて上下方向及び周方向に延びるように立つ遮蔽壁であって、前記モータ支持部材と連結する連結部分を介して一体に形成される第1の遮蔽壁部(52,152)と、
前記連結部分であって、前記外周壁部の上端及び前記第1の遮蔽壁部の上端よりも下方に位置して周方向に延びる底面を形成する溝部(53)と、
電流が流れる接続端子(40)を内部に有し、前記ケーシングまたは前記モータ支持部材よりも下方に設置されるコネクタ(4)と、
前記第1の遮蔽壁部の外側に一体に設けられるとともに、前記コネクタの上方を覆う屋根部(5)と、
を備え、
前記溝部は、その周方向の長さが前記コネクタよりも長く、
前記溝部は、その周方向の両端部(530、531)が前記コネクタにおける周方向の両端部よりも当該周方向について外側に位置するように設けられていることを特徴とする送風装置。 - 前記第1の遮蔽壁部は、その周方向の長さが前記溝部よりも長く、
前記第1の遮蔽壁部は、その周方向の両端部(520、521)が前記溝部における周方向の両端部よりも当該周方向について外側に位置するように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の送風装置。 - 前記第1の遮蔽壁部の表面から外方に向けて突出する壁部であって、前記屋根部における周方向の両端部のそれぞれに一体に形成される第2の遮蔽壁部(50、51)をさらに備え、
前記第2の遮蔽壁部のそれぞれは、前記コネクタにおける周方向の両端部よりも当該周方向について外側に位置するように設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の送風装置。 - 前記第2の遮蔽壁部の下端(500、510)は、前記第1の遮蔽壁部の下端よりも下方に位置するように設けられていることを特徴とする請求項3に記載の送風装置。
- 前記第2の遮蔽壁部の下端は、前記第1の遮蔽壁部に近づくほど下方に位置する形状に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の送風装置。
- 前記第2の遮蔽壁部の上端は、前記第1の遮蔽壁部に近づくほど上方に位置する形状に形成されていることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の送風装置。
- 前記第1の遮蔽壁部(152)は、その上端が前記外周壁部の上端よりも高い位置となるように設けられていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の送風装置。
- 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の送風装置(3)と、前記送風装置によって送風された空気を空調する空調機能部品(20、21)を有する空調ユニット(2)と、を一体に備え、前記送風装置は車室外から外気を取り入れ、前記空調ユニットにおいて前記空調した空気を車室内に提供することを特徴とする車両用空調装置。
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