図1Aは、1つまたは複数の開示される実施形態を実施できる例の通信システム100の図である。通信システム100を、音声、データ、ビデオ、メッセージング、放送、その他などのコンテンツを複数の無線ユーザに提供する多元接続システムとすることができる。通信システム100は、複数の無線ユーザが、無線帯域幅を含むシステムリソースの共有を介してそのようなコンテンツにアクセスすることを可能にすることができる。たとえば、通信システム100は、CDMA(符号分割多元接続)、TDMA(時分割多元接続)、FDMA(周波数分割多元接続)、OFDMA(直交FDMA)、SC−FDMA(single−carrier FDMA)、および類似物などの1つまたは複数のチャネルアクセス方法を使用することができる。
図1Aに示されているように、通信システム100は、WTRU(無線送信/受信ユニット)102a、102b、102c、102d、RAN(無線アクセスネットワーク)104、コアネットワーク106、PSTN(公衆交換電話網)108、インターネット110、および他のネットワーク112を含むことができるが、開示される実施形態が、任意の個数のWTRU、基地局、ネットワーク、および/またはネットワーク要素を企図することを了解されたい。WTRU 102a、102b、102c、102dのそれぞれは、無線環境で動作し、かつ/または通信するように構成された任意のタイプのデバイスとすることができる。たとえば、WTRU 102a、102b、102c、102dは、無線信号を送信し、かつ/または受信するように構成され得、UE(ユーザ機器)、移動局、固定のまたはモバイルの加入者ユニット、ページャ、セル電話機、PDA(携帯情報端末)、スマートホン、ラップトップ機、ネットブック、パーソナルコンピュータ、無線センサ、消費者エレクトロニクス、および類似物を含むことができる。
通信システム100は、基地局114aおよび基地局114bを含むこともできる。基地局114a、114bのそれぞれは、コアネットワーク106、インターネット110、および/またはネットワーク112などの1つまたは複数の通信ネットワークへのアクセスを容易にするためにWTRU 102a、102b、102c、102dのうちの少なくとも1つと無線でインターフェースするように構成された任意のタイプのデバイスとすることができる。たとえば、基地局114a、114bは、BTS(無線基地局)、Node−B、eNode B、Home Node B、Home eNode B、サイトコントローラ、AP(アクセスポイント)、無線ルータ、および類似物とすることができる。基地局114a、114bは、それぞれ単一の要素として図示されているが、基地局114a、114bが、任意の個数の相互接続された基地局および/またはネットワーク要素を含むことができることを了解されたい。
基地局114aは、RAN 104の一部とすることができ、RAN 104は、BSC(基地局制御装置)、RNC(無線ネットワークコントローラ)、中継ノード、その他など、他の基地局および/またはネットワーク要素(図示せず)をも含むことができる。基地局114aおよび/または基地局114bを、セル(図示せず)と称する場合がある特定の地理的領域内で無線信号を送信し、かつ/または受信するように構成することができる。セルを、さらに、セルセクタに分割することができる。たとえば、基地局114aに関連するセルを、3つのセクタに分割することができる。したがって、一実施形態では、基地局114aは、3つのトランシーバ、すなわち、セルのセクタごとに1つのトランシーバを含むことができる。もう1つの実施形態では、基地局114aは、MIMO(multiple−input multiple output)技術を使用することができ、したがって、セルのセクタごとに複数のトランシーバを使用することができる。
基地局114a、114bは、エアインターフェース116を介してWTRU 102a、102b、102c、102dのうちの1つまたは複数と通信することができ、エアインターフェース116は、任意の適切な無線通信リンク(たとえば、RF(ラジオ周波数)、マイクロ波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光、その他)とすることができる。エアインターフェース116を、任意の適切なRAT(無線アクセス技術)を使用して確立することができる。
より具体的には、上で注記したように、通信システム100は、多元接続システムとすることができ、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMA、および類似物などの1つまたは複数のチャネルアクセス方式を使用することができる。たとえば、RAN 104内の基地局114aおよびWTRU 102a、102b、102cは、UTRA(UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)Terrestrial Radio Access)などの無線技術を実施することができ、UTRAは、WCDMA(登録商標)(wideband CDMA)を使用してエアインターフェース116を確立することができる。WCDMAは、HSPA(High−Speed Packet Access)および/またはHSPA+(Evolved HSPA)などの通信プロトコルを含むことができる。HSPAは、HSDPA(High−Speed Downlink Packet Access)および/またはHSUPA(High−Speed Uplink Packet Access)を含むことができる。
もう1つの実施形態では、基地局114aおよびWTRU 102a、102b、102cは、E−UTRA(Evolved UMTS Terrestrial Radio Access)などの無線技術を実施することができ、E−UTRAは、LTE(Long Term Evolution)および/またはLTE−A(LTE−Advanced)を使用してエアインターフェース116を確立することができる。
他の実施形態では、基地局114aおよびWTRU 102a、102b、102cは、IEEE 802.16(すなわち、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access))、CDMA2000、CDMA2000 1X、CDMA2000 EV−DO、IS−2000(Interim Standard 2000)、IS−95(Interim Standard 95)、IS−856(Interim Standard 856)、GSM(登録商標)(Global System for Mobile communications)、EDGE(Enhanced Data rates for GSM Evolution)、GERAN(GSM EDGE)、および類似物などの無線技術を実施することができる。
図1Aの基地局114bは、たとえば、無線ルータ、Home Node B、Home eNode B、またはアクセスポイントとすることができ、仕事場、家庭、車両、キャンパス、および類似物など、局所化された区域内での無線接続性を容易にする任意の適切なRATを利用することができる。一実施形態では、基地局114bおよびWTRU 102c、102dは、WLAN(無線ローカルエリアネットワーク)を確立するためにIEEE 802.11などの無線技術を実施することができる。もう1つの実施形態では、基地局114bおよびWTRU 102c、102dは、WPAN(無線パーソナルエリアネットワーク)を確立するためにIEEE 802.15などの無線技術を実施することができる。もう1つの実施形態では、基地局114bおよびWTRU 102c、102dは、ピコセルまたはフェムトセルを確立するためにセルラベースのRAT(たとえば、WCDA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE−A、その他)を利用することができる。図1Aに示されているように、基地局114bは、インターネット110への直接接続を有することができる。したがって、基地局114bは、コアネットワーク106を介してインターネット110にアクセスすることを要求されないものとすることができる。
RAN 104を、コアネットワーク106と通信しているものとすることができ、コアネットワーク106は、音声、データ、アプリケーション、および/またはVoIP(voice over internet protocol)サービスをWTRU 102a、102b、102c、102dのうちの1つまたは複数に提供するように構成された任意のタイプのネットワークとすることができる。たとえば、コアネットワーク106は、呼制御、請求サービス、モバイル位置ベースのサービス、前払い呼、インターネット接続性、ビデオ配布などを提供し、かつ/またはユーザ認証などの高水準セキュリティ機能を実行することができる。図1Aには示されていないが、RAN 104および/またはコアネットワーク106を、RAN 104と同一のRATまたは異なるRATを使用する他のRANと直接にまたは間接に通信しているものとすることができることを了解されたい。たとえば、E−UTRA無線技術を利用していることができるRAN 104に接続されることに加えて、コアネットワーク106を、GSM無線技術を使用する別のRAN(図示せず)と通信しているものとすることもできる。
コアネットワーク106は、WTRU 102a、102b、102c、102dがPSTN 108、インターネット110、および/または他のネットワーク112にアクセスするためのゲートウェイとして働くこともできる。PSTN 108は、POTS(plain old telephone service)を提供する回線交換電話網を含むことができる。インターネット110は、TCP(伝送制御プロトコル)/IP(インターネットプロトコル)インターネットプロトコルスイート内のTCP、UDP(ユーザデータグラムプロトコル)、およびIPなどの一般的な通信プロトコルを使用する相互接続されたコンピュータネットワークおよびデバイスの全世界のシステムを含む。ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有され、かつ/または運営される有線のまたは無線の通信ネットワークを含むことができる。たとえば、ネットワーク112は、1つまたは複数のRANに接続された別のコアネットワークを含むことができ、この1つまたは複数のRANは、RAN 104と同一のRATまたは異なるRATを使用することができる。
通信システム100内のWTRU 102a、102b、102c、102dのうちのいくつかまたはすべては、マルチモード能力を含むことができる、すなわち、WTRU 102a、102b、102c、102dは、異なる無線リンクを介して異なる無線ネットワークと通信するために複数のトランシーバを含むことができる。たとえば、図1Aに示されたWTRU 102cを、セルラベースの無線技術を使用することができる基地局114aおよびIEEE 802無線技術を使用することができる基地局114bと通信するように構成することができる。
図1Bは、例のWTRU 102のシステム図である。図1Bに示されているように、WTRU 102は、プロセッサ118、トランシーバ120、送信/受信要素122、スピーカ/マイクロホン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド128、ノンリムーバブルメモリ106、リムーバブルメモリ132、電源134、GPS(全地球測位システム)チップセット136、および他の周辺機器138を含むことができる。WTRU 102が、実施形態と一貫したままでありながら前述の要素の任意の副組合せを含むことができることを了解されたい。
プロセッサ118を、汎用プロセッサ、特殊目的プロセッサ、従来のプロセッサ、DSP(ディジタル信号プロセッサ)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに関連する1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、ASIC(特定用途向け集積回路)、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)回路、任意の他のタイプのIC(集積回路)、状態機械、および類似物とすることができる。プロセッサ118は、信号符号化、データ処理、電力制御、入出力処理、および/またはWTRU 102が無線環境内で動作することを可能にする任意の他の機能性を実行することができる。プロセッサ118を、トランシーバ120に結合することができ、トランシーバ120を、送信/受信要素122に結合することができる。図1Bは、別々のコンポーネントとしてプロセッサ118およびトランシーバ120を示すが、プロセッサ118およびトランシーバ120を、電子パッケージまたはチップ内に一緒に一体化することができることを了解されたい。
エアインターフェース116を介して基地局(たとえば、基地局114a)へ信号を送信しまたはこれから信号を受信するように、送信/受信要素122を構成することができる。たとえば、一実施形態では、送信/受信要素122を、RF信号を送信し、かつ/または受信するように構成されたアンテナとすることができる。別の実施形態では、送信/受信要素122を、たとえばIR、UV、または可視光信号を送信し、かつ/または受信するように構成されたエミッタ/検出器とすることができる。別の実施形態では、送信/受信要素122を、RF信号と光信号との両方を送信し、受信するように構成することができる。送信/受信要素122を、無線信号の任意の組合せを送信し、かつ/または受信するように構成することができることを了解されたい。
さらに、送信/受信要素122は、図1Bでは単一の要素として図示されているが、WTRU 102は、任意の個数の送信/受信要素122を含むことができる。より具体的には、WTRU 102は、MIMO技術を使用することができる。したがって、一実施形態では、WTRU 102は、エアインターフェース116を介して無線信号を送信し、受信する複数の送信/受信要素122(たとえば、複数のアンテナ)を含むことができる。
送信/受信要素122によって送信される信号を変調し、送信/受信要素122によって受信される信号を復調するように、トランシーバ120を構成することができる。上で注記したように、WTRU 102は、マルチモード能力を有することができる。したがって、トランシーバ120は、WTRU 102がたとえばUTRAおよびIEEE 802.11などの複数のRATを介して通信することを可能にする複数のトランシーバを含むことができる。
WTRU 102のプロセッサ118は、スピーカ/マイクロホン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128(たとえば、LCD(液晶ディスプレイ)表示ユニットまたはOLED(有機発光ダイオード)表示ユニット)に結合され、またはこれらからユーザ入力データを受け取ることができる。プロセッサ118は、ユーザデータをスピーカ/マイクロホン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128に出力することもできる。さらに、プロセッサ118は、ノンリムーバブルメモリ106および/またはリムーバブルメモリ132などの任意のタイプの適切なメモリからの情報にアクセスし、そのメモリにデータを格納することができる。ノンリムーバブルメモリ106は、RAM(ランダムアクセスメモリ)、ROM(読取り専用メモリ)、ハードディスク、または任意の他のタイプのメモリストレージデバイスを含むことができる。リムーバブルメモリ132は、SIM(subscriber identity module)カード、メモリスティック、SD(secure digital)メモリカード、および類似物を含むことができる。他の実施形態では、プロセッサ118は、サーバ上またはホームコンピュータ(図示せず)上など、WTRU 102上に物理的に配置されていないメモリからの情報にアクセスし、そのメモリにデータを格納することができる。
プロセッサ118は、電源134から電力を受け取ることができ、WTRU 102内の他のコンポーネントに電力を分配し、かつ/または制御するように構成することができる。電源134は、WTRU 102に電力を供給する任意の適切なデバイスとすることができる。たとえば、電源134は、1つまたは複数の乾電池(たとえば、NiCd(ニッケル−カドミウム)、NiZn(ニッケル−亜鉛)、NiMH(ニッケル水素)、リチウムイオン(Li−ion)、その他)、太陽電池、燃料電池、および類似物を含むことができる。
プロセッサ118を、GPSチップセット136に結合することもでき、GPSチップセット136を、WTRU 102の現在位置に関する位置情報(たとえば、経度および緯度)を提供するように構成することができる。GPSチップセット136からの情報に加えてまたはその代わりに、WTRU 102は、基地局(たとえば、基地局114a、114b)からエアインターフェース116を介して位置情報を受信し、かつ/または複数の近くの基地局から受信されつつある信号のタイミングに基づいてその位置を判定することができる。WTRU 102が、実施形態と一貫したままでありながら任意の適切な位置判定方法によって位置情報を獲得できることを了解されたい。
プロセッサ118を、他の周辺機器138にさらに結合することができ、他の周辺機器138は、追加の特徴、機能性、および/または有線もしくは無線の接続性を提供する1つまたは複数のソフトウェアモジュールおよび/またはハードウェアモジュールを含むことができる。たとえば、周辺機器138は、加速度計、eコンパス、衛星トランシーバ、ディジタルカメラ(写真またはビデオ用)、USB(universal serial bus)ポート、振動デバイス、テレビジョントランシーバ、ハンズフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、FM(周波数変調)ラジオユニット、ディジタル音楽プレイヤ、メディアプレイヤ、ビデオゲームプレイヤモジュール、インターネットブラウザ、および類似物を含むことができる。
図1Cは、一実施形態によるRAN 104およびコアネットワーク106のシステム図である。上で注記したように、RAN 104は、エアインターフェース116を介してWTRU 102a、102b、102cと通信するのにE−UTRA無線技術を使用することができる。RAN 104を、コアネットワーク106と通信しているものとすることもできる。
RAN 104は、eNode−B 140a、140b、140cを含むことができるが、RAN 104が、実施形態と一貫したままでありながら任意の個数のeNode−Bを含むことができることを了解されたい。eNode−B 140a、140b、140cは、それぞれ、エアインターフェース116を介してWTRU 102a、102b、102cと通信する1つまたは複数のトランシーバを含むことができる。一実施形態では、eNode−B 140a、140b、140cは、MIMO技術を実施することができる。したがって、eNode−B 140aは、たとえば、複数のアンテナを使用して、WTRU 102aに無線信号を送信し、WTRU 102aから無線信号を受信することができる。
eNode−B 140a、140b、140cのそれぞれを、特定のセル(図示せず)に関連付けることができ、無線リソース管理判断、ハンドオーバ判断、アップリンクおよび/またはダウンリンクでのユーザのスケジューリング、ならびに類似物を処理するように構成することができる。図1Cに示されているように、eNode−B 140a、140b、140cは、X2インターフェースを介して互いに通信することができる。
図1Cに示されたコアネットワーク106は、MME(mobility management gateway)142、サービングゲートウェイ144、およびPDN(パケットデータネットワーク)ゲートウェイ146を含むことができる。前述の要素のそれぞれが、コアネットワーク106の一部として図示されているが、これらの要素の任意の1つが、コアネットワークオペレータ以外のエンティティによって所有され、かつ/または運営される場合があることを了解されたい。
MME 142は、S1インターフェースを介してRAN 104内のeNode−B 142a、142b、142cのそれぞれに接続することができ、制御ノードとして働くことができる。たとえば、MME 142は、WTRU 102a、102b、102cのユーザの認証、ベアラアクティブ化/非アクティブ化、WTRU 102a、102b、102cの初期アタッチ中の特定のサービングゲートウェイの選択、および類似物の責任を負うことができる。MME 142は、RAN 104とGSMまたはWCDMAなどの他の無線技術を使用する他のRAN(図示せず)との間の切替のための制御プレーン機能を提供することもできる。
サービングゲートウェイ144を、S1インターフェースを介してRAN 104内のeNode B 140a、140b、140cのそれぞれに接続することができる。サービングゲートウェイ144は、一般に、WTRU 102a、102b、102cへ/からユーザデータパケットをルーティングし、転送することができる。サービングゲートウェイ144は、eNode B間ハンドオーバ中のユーザプレーンのアンカリング、ダウンリンクデータがWTRU 102a、102b、102cのために使用可能である時のページングのトリガ、WTRU 102a、102b、102cのコンテンツの管理および格納、ならびに類似物など、他の機能を実行することもできる。
サービングゲートウェイ144を、PDNゲートウェイ146に接続することもでき、PDNゲートウェイ146は、WTRU 102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にするために、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU 102a、102b、102cに与えることができる。
コアネットワーク106は、他のネットワークとの通信を容易にすることができる。たとえば、コアネットワーク106は、WTRU 102a、102b、102cと伝統的な陸線通信デバイスとの間の通信を容易にするために、PSTN 108などの回線交換ネットワークへのアクセスをWTRU 102a、102b、102cに与えることができる。たとえば、コアネットワーク106は、コアネットワーク106とPSTN 108との間のインターフェースとして働くIPゲートウェイ(たとえば、IMS(IP multimedia subsystem)サーバ)を含むことができ、またはこれと通信することができる。さらに、コアネットワーク106は、ネットワーク112へのアクセスをWTRU 102a、102b、102cに与えることができ、このネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有され、かつ/または運営される他の有線のまたは無線のネットワークを含むことができる。
LTEでは、PDCCHが、ダウンリンク送信用のPDSCHリソースを割り当て、アップリンク送信用のPUSCHリソースをWTRUにグラントするのに、ネットワークによって使用される。WTRUは、SR(scheduling request)をeNBに送信することによって、アップリンク送信用の無線リソースを要求することができる。SRを、PUCCH上の専用リソースが構成される場合にそのリソース上で、またはランダムアクセス手続を使用してのいずれかで送信することができる。
WTRUは、PDCCHまたは構成されたリソース上で受信されたグラント(すなわち、SPS(semi persistently scheduled)ULグラント)内で示される無線リソースをPUSCH上での送信のためにeNBによってグラントされる。
WTRUは、AL(aggregation level)に基づいて物理リソース(すなわち、CCE(control channel element))の異なる組合せを使用して、特定の位置(すなわち、検索空間)で既知のRNTI(radio network temporary identifier)を使用してスクランブルされた特定のDCI(downlink control information)メッセージについてPDCCHを監視することによって、所与のサブフレーム内で制御シグナリングに作用する必要があるか否かを判定する。各ALは、1つ、2つ、4つ、または8つのいずれかのCCEに対応する。1つのCCEは、36個のQPSK(quadrature phase shift keying)シンボルまたは72個のチャネル符号化されたビットを含む。
PDCCHは、2つの別個の領域に分割される。WTRUが、それが操作する必要のあるDCIを見つける可能性があるCCE位置のセットを、検索空間と称する。検索空間は、共通検索空間とWTRU固有検索空間とに分割される。共通検索空間は、所与のPDCCHを監視するすべてのWTRUに共通するが、WTRU固有検索空間は、WTRUごとに異なる。両方の検索空間は、ランダム化機能の関数なので、所与のサブフレーム内で所与のWTRUについてオーバーラップする場合があり、このオーバーラップは、サブフレームごとに異なる。
共通検索空間およびその開始点を構成するCCE位置のセットは、セルアイデンティティおよびサブフレーム番号の関数である。LTE R8/9について、DCIを、共通検索空間内でAL4(4つのCCE)またはAL8(8つのCCE)を用いて送信することができる。WTRUがPDCCHを監視するサブフレームについて、WTRUは、共通検索空間内で合計多くとも12回のブラインド復号の試みについて、AL4について4つのCCEの4つまでの異なるセット(すなわち、8回のブラインド復号)およびAL8について8つのCCEの2つまでの異なるセット(すなわち、4回のブラインド復号)で2つのDCIフォーマットサイズを復号することを試みることができる(たとえば、DCIフォーマット1Aおよび1C、ならびに電力制御に使用されるDCIフォーマット3A)。
共通検索空間は、CCE 0〜15に対応し、これは、AL4に関する4つの復号候補(すなわち、CCE 0〜3、4〜7、8〜11、および12〜15)およびAL8に関する2つの復号候補(すなわち、CCE 0〜7、および8〜15)を暗示する。
WTRU固有検索空間およびその開始点を構成するCCE位置のセットは、WTRUアイデンティティおよびサブフレーム番号の関数である。LTE R8/9について、DCIを、WTRU固有検索空間内でAL1、AL2、AL4、またはAL8を用いて送信することができる。WTRUがPDCCHを監視するサブフレームについて、WTRUは、そのWTRU固有検索空間内で合計多くとも32回のブラインド復号の試みについて、AL1について6つまでの異なるCCE(すなわち、12回のブラインド復号)、AL2について2つのCCEの6つまでの異なるセット(すなわち、12回のブラインド復号)、AL8について8つのCCEの2つまでの異なるセット(すなわち、4回のブラインド復号)、およびAL8について8つのCCEの2つまでの異なるセット(すなわち、4回のブラインド復号)で、2つのDCIフォーマットの復号を試みることができる。
ネットワークへのWTRUの接続、能力、およびサポートされる特徴に応じて、WTRUは、eNBからのグラント、割当、および他の制御情報について1つまたは複数のRNTIを監視することができる。WTRUは、SI−RNTI(system information RNTI)、P−RNTI(ページングRNTI)、RA−RNTI(ランダムアクセスRNTI)、M−RNTI(MBMS(multimedia broadcast/multicast services)RNTI)、C−RNTI(cell RNTI)、temporary C−RNTI、SPS−C−RNTI(semi−persistent scheduling C−RNTI)、その他のうちの少なくとも1つを監視することができる。SI−RNTIは、セル固有であり、共通検索空間内でPDSCH上のシステム情報のスケジューリングを示すのに使用される。P−RNTIは、共通検索空間内でページング通知の復号(たとえば、IDLEモードで)のために複数のWTRUに割り当てられ得る。RA−RNTIは、PDSCH上のランダムアクセス応答のスケジューリングを示すのに使用され、どの時間周波数リソースがランダムアクセスプリアンブルを送信するためにWTRUによって使用されたのかを識別する。M−RNTIは、セル固有であり、共通検索空間内でMCCH(MBMS control channel)上の変化の通知を復号するのに使用される。C−RNTIは、たとえばWTRU固有検索空間内のDCIに関する、競合なしのグラントおよび割当のためにPDCCHを復号するのに使用されるWTRU固有RNTIである。temporary C−RNTIは、競合ベースの手続のためのメッセージの復号に使用でき、かつ/またはWTRUがそれ自体のC−RNTIを割り当てられる前に使用することができる。SPS−C−RNTIは、WTRU固有検索空間内で、PDSCH上の半永久的ダウンリンク割当またはPUSCH上のアップリンクグラントをアクティブ化するのに使用することができる。TPC(transmit power control)−PUSCH−RNTIおよびTPC−PUCCH−RNTIは、それぞれPUSCHおよびPUCCHの電力制御に使用することができる。
LTEでは、ネットワークは、DRX(discontinuous reception)のパラメータを用いてWTRUを構成することができる。DRXは、WTRUが、WTRU電力消費を下げるためにPDCCHを監視せず、復号しないことを可能にする機能性である。DRX機能性は、複数の特定のRNTIに関するPDCCHアクティビティに基づくルールの特定のセットに頼る。これらのルールは、ネットワークおよびWTRUが、制御シグナリングを使用して、WTRUにいつ到達できるのかに関して同期化されることを保証する。DRXが構成される時に、WTRUは、少なくともDRXアクティブ時間である時に(構成された測定ギャップを除く)PDCCHを監視することができる。
トランシーバ(すなわち、WTRU)内では、電力消費は、ベースラインベースバンド、ベースバンド、送信器、および受信器の間で分配される。ベースラインベースバンドは、電力をほとんど消費しないが、他の3つのコンポーネントのそれぞれは、総電力消費の約1/3に対応する。それぞれのスタートアップ時刻も異なり、ベースバンドコンポーネントのターンオンは、ネットワーク信号との同期化を含めて数十ms超を必要とする場合がある。
処理要件および実施態様の展望から、WTRUがDL割当に関してPDCCHを監視するサブフレーム内で、ユーザデータを含むシンボル(たとえば、PDSCH)は、L1制御領域に使用されるシンボル(たとえば、PDCCH)に続き、L1シグナリングの処理は、瞬間的ではないと仮定する。WTRUは、少なくともL1シグナリングの処理を完了でき、そのサブフレーム内のPDSCH上にWTRUにアドレッシングされたDL送信があるか否かを判定できるようになるまでに、PDSCHシンボルの少なくとも一部をバッファリングすることができる。したがって、DRXの利益は、PDCCHのある処理を節約することを超える。WTRUがULグラントおよびDL割当に関してPDCCHを監視することを要求されないサブフレームについて、WTRUは、メモリコンポーネントおよび/またはベースバンドコンポーネントの諸部分を含むそのトランシーバ(Tx/Rx)回路網の少なくとも一部をターンオフすることを選ぶことができる(WTRUがPDCCHを監視しないサブフレームの個数が十分に多く、たとえば20〜30msである場合に)。WTRUが上記を適用するRNTIは、C−RNTI、TPC−PUCCH−RNTI、TPC−PUSCH−RNTI、SPS−C−RNTI、その他を含む。
本明細書で説明するアイデアは、さらに、仕様のその後の進化で、追加のRNTI(1つまたは複数)が考慮されるDRX機能に適用可能とすることができ、したがって、本文書によって除外されない。
LTEでは、WTRUは、WTRUがRRC接続を確立するためにネットワークへの初期アクセスを行う時、WTRUがハンドオーバ中にターゲットセルにアクセスする時、WTRUがRRC接続再確立手続を実行する時、WTRUがランダムアクセス手続を実行するようにネットワークによって命令される時(すなわち、たとえばDLデータ到着に関する、PDCCHランダムアクセスオーダーによって)、WTRUがスケジューリング要求を行うが、要求のためのPUCCH上の専用リソースを有しない時(たとえば、WTRUが、そのバッファ内の既存のデータより高い優先順位を有する送信すべき新しいULデータを有する時)、または類似物に、ランダムアクセス手続を開始することができる。
WTRUが専用RACHリソース(たとえば、特定のプリアンブルおよび/またはPRACHリソース)を割り当てられるか否かに応じて、ランダムアクセス手続は、CFRA(contention−free random access)またはCBRA(contention−based random access)のいずれかになる可能性がある。ランダムアクセスのために、WTRUは、PRACH(physical random access channel)のリソース上でプリアンブルを送信する。その後、WTRUは、RAR(random access response)を受信する。RARは、アップリンク送信のグラントと、TAC(timing advance command)とを含む。CBRAについて、競合解決のために、WTRUは、PDCCH上のC−RNTIまたはDL−SCH上のWTRU競合解決アイデンティティのいずれかに基づいて、RACH手続を成功して完了したか否かを判定する。
LTEでは、RRCを使用して、CQI/PMIレポートの送信およびSR(scheduling request)に関する専用リソースを用いてWTRUを構成することができる。さらに、WTRUを、SPSに関する専用アップリンクリソースならびに対応するDL SPS構成に関するHARQ ACK(肯定応答)に関するアップリンクPUCCHリソースを用いて構成することができる。ネットワークは、PUSCH送信に関するアップリンクリソースの割当におけるスケジューリング判断を援助するために、専用SRSリソースをWTRUに割り当てることができる。
LTEでは、複数のWTRUからのアップリンク送信の間で直交性を保持するために、同一サブフレーム内の異なるWTRUからeNBへのアップリンク送信は、近似的に時間整列されなければならず、誤差のマージンは、サイクリックプレフィックス長以内でなければならない。サイクリックプレフィックスは、チャネル遅延拡散を処理するために各シンボルに追加される、時間領域におけるガードインターバルである。LTEに関して、通常のサイクリックプレフィックス長を有する包括的フレーム構造は、7個のシンボルを含み、サイクリックプレフィックス長は、最初のシンボルに関して5.2μsであり、フレームの他のシンボルに関して4.7μsである。より大きいセルについて、拡張プレフィックスを構成することができる。timing advanceは、モバイル端末では、受信されたダウンリンクサブフレームの始めと送信されるアップリンクサブフレームの始めとの間の負オフセットである(すなわち、アップリンク送信のサブフレームは、モバイル端末でダウンリンクサブフレームの前に始まる)。このオフセットを、TAC(timing advance command)シグナリングを使用してネットワークによって調整することができ、そのような調整は、SRS(sounding signal)および任意の他のアップリンク送信を含むWTRUによる以前のアップリンク送信に基づく。
LTEでは、WTRUが周期的SRSに関するアップリンク送信またはPUCCH上もしくはPUSCH上のいずれかでのアップリンク送信を実行できる前に、WTRUは、ネットワークとの正しいタイミングアライメントを有する必要がある。アップリンク同期化は、当初にRACH手続を使用して達成され、ネットワークは、その後、正しいタイミングアライメントを保持するためにダウンリンクでTACを送信する。WTRUは、TACの受信時に、TAT(timing advance timer)を(再)開始する。TACは、RA手続中にRAR内でまたはTiming Advance MAC CE(Control Element)内で受信される可能性がある。
TATが動作しつつある時に、WTRUは、WTRUがPUSCH送信を実行しないサブフレーム内PUCCHリソース上で送信することができる(単一搬送波プロパティ)。PUCCHリソースは、PUCCH領域の周波数/時間共有リソース内でPDSCH送信に関するHARQ ACKフィードバックのために動的に割り当てられる。WTRUは、PDSCH割当を示したPDCCH上で受信されたDCIの最初のCCEに基づいて、使用すべきPUCCHリソースを判定する。
TATは、同期化されたWTRUについて、それが少なくともTATの構成された値(すなわち、使用可能にされた場合に500msから10240msまでの範囲にわたる、timeAlignmentTimer)と等しい期間の間にネットワークからTACを受信しない時に満了するものとすることができる。WTRUは、すべてのTACがその期間中に失われる場合に、TACを受信しない可能性がある。あるいは、WTRUは、ネットワークが新しい送信に関してそのWTRUをもはやスケジューリングしない時に専用アップリンクリソースを暗黙のうちに解放するためにネットワークがTACを全く送信しない場合に、TACを受信しない可能性がある。WTRUのtiming advanceの妥当性は、eNBによって制御される。
TATが満了する時に、WTRUは、その専用アップリンクリソースすなわち、すべての構成されたSRSリソースならびにSRおよびCQI/PMI/RIのためのPUCCHリソースと、すべての構成されたダウンリンクSPSリソースおよびアップリンクSPSリソースを解放する。さらに、WTRUは、ネットワークと同期化されていないと考えられるようになった後には、PUCCH送信またはPUSCH送信を実行することを全く許容されない可能性がある。これは、他のWTRUの送信への可能な干渉を回避するためのものである。さらに、これは、単純にネットワークからのTACの不在に続いてTATを満了させることによって、スケジューラが専用アップリンクリソースを取り消す暗黙の手段を提供する。
SRB(signaling radio bearer)は、RRCメッセージおよびNASメッセージの送信に使用される無線ベアラである。SRB0は、CCCH(common control channel)を使用するRRCメッセージに使用され、SRB1は、RRCメッセージ(ピギーバックされたNASメッセージをも伴う)およびDCCH(dedicated control channel)を使用するSRB2の確立の前のNASメッセージのためのものである。SRB2は、NASメッセージ用であり、セキュリティのアクティブ化の後に構成される。セキュリティがアクティブ化された後には、SRB1上およびSRB2上のすべてのRRCメッセージが、完全性保護され、暗号化される。DRB(データラジオベアラ)は、ユーザプレーンデータ(たとえば、IPパケット)の送信に使用される無線ベアラである。
同期化されている(すなわち、有効なタイミングアライメントを有する)が有効なULグラントを有しないWTRUに関するユーザプレーン待ち時間を改善する1つの形は、CB(contention−based)方法を使用することである。ネットワークは、そのネットワークに接続された1つまたは複数のWTRUに、PDCCH上で(それ以外では未使用の)アップリンクリソースをアドバタイズすることができる。特殊なRNTI(すなわち、CB−RNTI(contention−based RNTI)を、たとえばWTRUの無線構成中に、この目的のためにWTRU(1つまたは複数)に割り当てることができ、同一のCB−RNTIを、複数のWTRUにシグナリングすることができる。
NAS(non−access stratum)プロトコルは、WTRUとコアネットワーク内のMME(mobility management entity)との間で動作する。NASは、(とりわけ)PLMN(public land mobile network)選択の実行、ネットワーク(たとえば、選択されたPLMN)への登録(アタッチ手続またはtracking area update手続を介する)、IPアドレス(1つまたは複数)の要求およびこれによるユーザプレーン動作に関するベアラの要求、ならびに、アイドルモードから接続モードへの遷移の責任を負う。
WTRUは、パワーオンされる時に、EMM(EPS mobility management)−DEREGISTERED状態で開始する(まだネットワークに登録されていないので)。PLMN/セルが選択された後に、WTRU/NASは、ネットワークへの登録を試み、これによって、最初のNASメッセージ(すなわち、アタッチメッセージ)を送信するためのRRC接続を要求する。
最初のNASメッセージが送信され(RRC接続状態である時に)、最初のNAS応答が受信された後に、NASは、EMM−Connectedモードであると言われる。RRC接続は、NAS接続を確立するために(すなわち、WTRUがEMM−Connectedモードになるために)必要である。
WTRUがアイドルモードである時に、WTRUとMMEとの両方が、WTRUのアクティブEPSベアラに関するリソースが接続モードへの遷移時にセットアップされるように、これらのアクティブベアラを保持する。LTEでは、WTRUは、少なくともデフォルトベアラをアクティブにすることができ、接続モードである間に、少なくともこのベアラに関する対応するリソース(無線上およびS1−U上)が、セットアップされ得る。
NASサービス要求手続は、WTRUをアイドルモードから接続モードにするのに使用される。この遷移が発生する時に、ネットワークは、MMEで保持されるアクティブEPSベアラコンテキストに関するリソース(DRBおよびS1−U)をセットアップする。
WTRUが、アイドルモードから接続モードになる時に、専用ベアラのすべてまたはサブセットが、リソース(DRB)セットアップを有しない可能性があり、WTRU RRCは、非アクティブ化されたもの(DRBがセットアップされない)に関してNASに知らせ、したがって、NASは、対応するEPSベアラを非アクティブ化する。しかし、WTRUは、システムに留まり、デフォルトベアラを用いて動作する(しかし、必要な場合には専用ベアラを要求することを許可される)。WTRUのRRCは、リソースセットアップを全く有しないベアラに関してNASに知らせる。デフォルトベアラがそのうちの1つである場合には、NASは、ローカルデタッチを実行し、WTRUは、動作のためにシステムに再アタッチする必要がある。
NASサービス要求手続は、アイドルモードで開始される(CS(circuit switched)フォールバックを除く)。既に接続モード(RRCおよびEMM)であるWTRUは、NASサービス要求メッセージを送信しなくてもよい(CSフォールバックを除く)。NASサービス要求手続は、DRBがセットアップされたことの、より下の層による指示の時またはMMEからのNASサービス拒絶メッセージの受信の時に、WTRU(すなわち、NAS)によって成功とみなされる。
LTEでは、ユーザプレーンデータを保証するサービスを、RAB(無線アクセスベアラ)に関連付けることができる。WTRUを、1つまたは複数のRABを用いて構成することができ、異なるRABは、コアネットワーク内の異なるPGW(PDNゲートウェイ)内で終端する。
RABを、DRBに関連付けることができる。RABを、QoS特性の特定のセットに関連付けることができる。ネットワークは、QoSの所望のレベルに従ってDRBを構成する(たとえば、論理チャネル優先順位、PBR(prioritized bit rate)、およびPDCP(packet data convergence protocol)SDU(service data unit)破棄タイマ、その他などのパラメータを用いて)。
DRBを、デフォルトEPSベアラまたは専用ベアラのいずれかに関連付けることができる。アプリケーションは、これらのベアラによってサポートされる所与のQoSに従ってベアラ(デフォルトと専用との両方)を使用する。パケットフィルタをWTRU内(たとえば、アップリンクデータに関して)およびCN内(たとえば、ダウンリンクデータに関して)使用して、IPパケットを所与のRABにどのように関連付けるべきかを判定することができる。
LTEでは、サービスは、異なるQoSレベルを必要とするユーザプレーンデータを生成することができる。たとえば、VoIP(voice over IP)アプリケーションは、所与のUDPポートを使用するRTP音声/オーディオストリームを生成し、異なるUDPポートを使用してRTCP制御パケットを交換することができる。この場合に、RTPフローは、第1のRABを使用することができ、RTCPフローは、第2のRABを使用することができる。したがって、WTRUは、生成されたIPパケットごとに、パケットをどのRAB上で送信しなければならないのかを判定する。これは、パケットフィルタまたはTFT(traffic flow template)を使用して実現することができる。WTRUを、パケットフィルタまたはTFTを用いてネットワークによって構成することができる。
図2に、パケットフィルタが、関連する無線ベアラにパケットを向けるのに使用される、例のベアラサービスアーキテクチャを示す。この例では、パケットは、使用可能な専用ベアラのうちの1つもしくはデフォルトベアラのいずれかに送信され、または、関連するTFTによって定義されるフロー特性と一致しない場合には破棄され得る。TFTは、CreateSessionRequestメッセージに応答してCreateSessionResponseメッセージが送信される時に、ネットワーク(たとえば、PGW)によって提供される。このメッセージは、たとえば、SGWが、たとえばハンドオーバ中に変化する時、またはWTRUがアタッチ手続中もしくはPDN接続性要求手続中のいずれかにPDN接続性を要求する時に、送信され得る。
LTEでは、1つまたは複数のEPSベアラが、より上の層の手続を使用して、与えられたWTRUについてセットアップされまたは除去され得る。WTRUは、ネットワークにアタッチされている限り、デフォルトEPSベアラ(1つまたは複数)およびWTRUのコンテキスト内の任意の他の関連する専用ベアラ(1つまたは複数)を保持することができる。具体的には、EPSベアラは、RRC接続の状態とは独立に(すなわち、アイドルモードである時であっても)WTRUのコンテキスト内で保持される。EPSベアラは、WTRUがネットワークからのデタッチ手続を実行する時に除去される。
LTEでは、WTRUがRRC接続を解放する時に、任意の無線アクセスベアラ(SRB、DRB)を解放することができる(たとえば、eNBとSGWとの間のS1u接続および関連するコンテキストが解放される)。
コネクションレス伝送では、小さいデータパケットを、シグナリングRRC接続確立メッセージに続いて、制御プレーンによって搬送することができる。このタイプのデータ伝送を、セルラネットワークでのパケット転送に関するコネクションレス手法とみなすことができる。というのは、メッセージが、ユーザプレーン接続をセットアップせずに伝えられるからである。エンドユーザパケットを、受信するノードによるパケットの後続処理を可能にする大きいヘッダと一緒に送信することができる(たとえば、エンドユーザパケットは、NAS/AS制御プレーンメッセージ内に埋め込まれる)。
WTRUは、たとえばデータ部分を搬送できるIE(information element)を追加することによって、任意のNASメッセージ内でデータを送信することができる。IEを、たとえば、アタッチ要求メッセージ、サービス要求メッセージ、PDN接続性要求(LTEの場合に)メッセージ、TAU(tracking area update)要求メッセージ、または類似物に追加することができる。PDN接続性要求メッセージが、アタッチメッセージ内に含まれる場合に、WTRUは、EPSベアラ/PDHPコンテキストをセットアップしなくてもよいことを示すことができる(たとえば、EPSベアラアイデンティティに与えられる特定の値を使用することによって)。さらに、小さいデータを、Protocol Configuration Options IE内のコンテナ内で搬送することができる。類似する方法を使用して、ダウンリンク方向でデータを送信することができる。
新しいIE「Mtc−datagram−info」を、管理機能とデータ転送機能との両方を1つで完了するためにオリジナルNASメッセージの能力を拡張するために、MTC(machine−type communication)デバイスまたは他のアプリケーションの少量のデータを搬送するためにNASメッセージ(たとえば、MMメッセージまたはEMMメッセージなど)内に含めることができる。このIEは、宛先アドレス、ルーティング情報、小さいデータのタイプ、これがある宛先への小さいデータ転送単位のチェーンの最後のユニットであるかどうかを示すチェーンの終りパラメータ、セキュリティ情報、または類似物を含むことができる。
WTRUを、データ転送待ち時間、電力消費、制御シグナリングオーバーヘッド、およびネットワーク効率の間でトレードオフを達成できるように、多数の異なる形で構成することができる。たとえば、WTRUは、専用リソースがコミットされたままになる時のバッテリ使用およびネットワークリソース効率を犠牲にして、小さい制御シグナリングオーバーヘッドおよび短いデータ転送待ち時間という利益のために長い時間期間にわたってRRC_CONNECTEDであるものとすることができる。逆に、WTRUは、その代わりに、増やされたデータ転送待ち時間および追加の制御シグナリングオーバーヘッドを犠牲にして、低い電力消費という利益のためにRRC_CONNECTED状態とRRC_IDLE状態との間で周期的に遷移することができる。
WTRUは、それぞれが異なるトラフィック特性および要件を有するさまざまなアプリケーションを、しばしば並列にサポートすることができる。多くのそのようなアプリケーションは、そのデータの送信に使用される技術に対して不可知論的であり、いくつかのアプリケーションは、無線送信に非常によく適してはいない可能性がある。たとえば、間欠的なインターバルで少量の比較的長い期間を伴ってデータトラフィックを生成するアプリケーションの場合に、WTRUは、長い期間の間にアイドルになる可能性があるが、それでも、少量のデータを交換するために規則的にネットワークに接続する可能性がある。
そのようなアプリケーションが、長い時間期間にわたってアクティブになる場合に、バックグラウンドトラフィックが、規則的なインターバルで生成される可能性がある。WTRUが、バッテリおよびネットワークリソースの使用量を最大にしながら、少量のデータを送信する準備ができたままになることができるような方法の実施形態を、本明細書で開示する。
本明細書で開示される実施形態を実施するWTRUを、「休止WTRU」、「休止モードのWTRU」、または「休止挙動を使用するWTRU」と称し、これらは、交換可能に使用される。休止モードのWTRUを、新しいRRC状態(たとえば、RRC_DORMANT)を使用することによって実現することができる。あるいは、休止モードを、RRCアイドル状態で追加の手続を使用して(すなわち、従来のRRC_IDLE状態に対する変更を伴う副状態を定義することによって)、またはRRC接続状態で追加の手続を使用して(すなわち、従来のRRC_CONNECTED状態に対する変更を伴う副状態を定義することによって)実現することができる。あるいは、休止モードを、追加の省エネルギ方法を使用して実現することができる。そのような手続および方法は、適用可能な挙動に適用可能な構成パラメータの第2のセットを使用することを含むことができる。用語「休止モード」、「RRC_DORMANT」、および「RRC_DORMANT状態」を使用して、これらの実現のいずれかに関連するWTRUまたはネットワークエンティティの挙動または状態を指す。
図3に、一実施形態によるRRC_IDLE310、RRC_CONNECTED320、およびRRC_DORMANT330(すなわち、新しいRRC状態)の間の状態遷移を示す。図3が、休止モードの例の実現として新しいRRC状態を使用する場合を示し、休止モードを、上で述べたようにRRC_IDLE310またはRRC_CONNECTED320の副状態を定義することによって実現できることに留意されたい。WTRUは、下で詳細に説明する所定の暗黙のトリガまたは明示的トリガに基づいて、RRC状態の間で遷移することができる。
WTRUは、RRC接続が確立された時にRRC_CONNECTED320である。RRC接続が確立されない場合には、WTRUは、RRC_IDLE状態310である。RRC_IDLE状態310では、WTRUは、WTRU固有DRXを用いて構成され得、WTRUによって制御されたモビリティを実行する。WTRUは、着呼、システム情報変化などを検出するためにページングチャネルを監視する。WTRUは、隣接セル測定およびセル再選択を実行し、システム情報を獲得し、使用可能な測定値のログ記録を実行する。
RRC_CONNECTED状態320では、WTRUは、ユニキャストデータを送信し、かつ/または受信する。より下の層では、WTRUを、WTRU固有DRXを用いて構成することができる。ネットワークによって制御されたモビリティ(すなわち、ハンドオーバ)が、RRC_CONNECTED状態320で実行される。WTRUは、ページングチャネルおよび/またはシステム情報ブロックタイプ1内容を監視して、システム情報変化を検出する。WTRUは、共有データチャネルに関連する制御チャネルを監視して、データがそれに関してスケジューリングされるかどうかを判定し、チャネル品質およびフィードバック情報を提供し、隣接セル測定および測定報告などを実行する。
RRC_DORMANT状態330では、WTRUは、RRC_IDLE310とは異なって、専用PRACHを使用してスケジューリング要求を送信することができ、専用リソースを使用して(たとえば、C−RNTIを使用して)ユニキャストデータを送信し、受信することができる。RRC_DORMANT状態330では、WTRUは、RRC_CONNECTED320とは異なって、WTRUによって制御されるモビリティ(たとえば、WTRU自律的セル選択および再選択)を実行することができ、WTRUに関するスケジューリング機会は、ページングサイクルと一致するように調整され得る。
WTRUは、ネットワークによって(L3メッセージを使用して)、RRC_DORMANT状態330に移動するように要求され得る(たとえば、ネットワークによって制御された省エネルギ状態へのWTRU遷移を可能にするために)。WTRUを、L3DRX動作またはL2DRX動作のいずれかに関する1つまたは複数のDRX構成を用いて構成することができ、または、WTRUが、それらのDRX構成を自律的に導出することができる。L2DRXに対する優先権を有する(たとえば、過度な無線リンク測定要件を回避するために)追加のL3DRXを、RRC_DORMANT330で構成することができる。WTRUは、少なくともそのPUCCH構成の一部(たとえば、CQI報告に関する構成)および/または同期化されない時であっても専用SRS構成の一部(たとえば、すべてのユニキャストデータ転送に関するRRC再構成の必要を回避するため)を保持することができる。WTRUは、ユニキャスト転送に関してネットワークによって能動的にスケジューリングされない期間の間にセル再選択を使用することができると同時に、他の点では測定報告構成を使用することができる。セル再選択は、RRC_IDLE状態310ヘの遷移をトリガすることができ、ターゲットセルでの初期アクセスをトリガすることができる。
RRC_DORMANT状態330では、WTRUは、競合ベースのグラントを使用して、アップリンクデータを送信することができる(たとえば、スケジューリング要求の待ち時間を回避するために)。WTRUは、アップリンクタイミング同期にかかわりなく、下で詳細に説明する、タイミングアライメントの保持を回避するために特殊なサブフレーム内で、アップリンク送信を実行することができる。あるいは、WTRUは、休止モードに対応するアップリンク転送用のアップリンクリソースを要求するため、アップリンクタイミング同期を得るため、および/またはダウンリンク送信(1つまたは複数)を肯定応答するために、WTRU固有サブフレーム内でCFRA(contention−free random access)送信を実行することができる。
休止モードに遷移した時に、RRCは、そのような遷移についてより上の層(たとえば、NAS)に知らせることができる。たとえば、RRCは、休止モードがアクティブ化されたことをNASに示すことができる(たとえば、RRC_DORMANT状態330への遷移の際に)。NASは、そのような指示を受信する時に、どのDRBからのどのパケットをWTRUの構成のどの休止モード無線ベアラ(XRB)を使用して送信できるのかをWTRUが判定できるように、たとえばパケットフィルタをインストールする(TFT(traffic flow template)内で)ために、セッション管理シグナリングを開始することができる。XRBは、概念的に、特定のタイプのトラフィック(たとえば、低優先順位、間欠的、バックグラウンドデータサービス)に関する休止モードでユーザプレーンデータのために構成された無線ベアラと表される。
もう1つの実施形態では、休止挙動を、アイドルモード手続(たとえば、RRC_IDLE状態310)を変更することによって実現することができる。変更されたRRC_IDLE状態(たとえば、RRC_IDLE状態310の副状態)では、WTRUは、そのWTRU固有ページング機会にページングメッセージについてPDCCHを監視することができる。WTRUは、RRC_IDLEに移動することを、L3メッセージを使用してネットワークに要求し、かつ/または示すことができる(たとえば、省エネルギ状態への自律的WTRU遷移を可能にするために)。WTRUは、RRC_IDLEに移動する必要があることを、L3メッセージを使用してネットワークによって要求され得る(たとえば、ネットワークによって制御された省エネルギ状態へのWTRU遷移を可能にするために)。WTRUは、変更されたRRC_IDLE状態でRRC_CONNECTED状態320に適用可能な構成の少なくとも一部を保持することができる(たとえば、RRC_IDLE状態310の副状態内で)。WTRUは、RRC_IDLEへの遷移時に、少なくともそのセキュリティコンテキストを保持することができる(たとえば、次のユニキャストデータ転送のためにセキュリティを再アクティブ化する必要を回避するために)。WTRUは、RRC_IDLEへの遷移時に、少なくともそのC−RNTIを保持することができる(たとえば、次のユニキャストデータ転送のためにランダムアクセス手続を使用してC−RNTIを再割り当てする必要を回避するために)。WTRUは、RRC_IDLEへの遷移時に、同期化されない場合であっても、そのPUCCH構成(たとえば、CQI報告またはD−SRに関する)および/または専用SRS構成の少なくとも一部を保持することができる(たとえば、次のユニキャストデータ転送のためのRRC再構成の必要を回避するために)。セル再選択は、セキュリティコンテキストおよび専用構成(たとえば、PUCCH構成)などのRRC_CONNECTEDおよび休止モードに適用可能な構成を無効化し、RRC_IDLE状態への遷移を完了することができる。タイマベースの機構を使用して、セキュリティコンテキストおよび専用構成(たとえば、PUCCH構成)を無効化し、RRC_IDLE状態への遷移を完了することができる(たとえば、ユニキャストデータ転送が、最後の転送以降など、ある時間期間の間に発生しない場合)。
もう1つの実施形態では、休止モードは、接続モード手続を変更することによって(たとえば、RRC_CONNECTED状態で)実現される。変更されたRRC_CONNECTED状態(たとえば、RRC_CONNECTED状態の副状態)では、WTRUを、L3DRX動作またはL2DRX動作のいずれかに関する1つまたは複数のDRX構成を用いて構成することができ、または、WTRUが、これらのDRX構成を自律的に導出することができる。WTRUは、省エネルギおよびスケジューリングの機会のためにL2DRXを用いて構成され得、L2DRXに対する優先権を有する(たとえば、過度な無線リンク測定要件を回避するために)追加のL3DRXが、構成され得る。WTRUは、同期化されない時であっても、そのPUCCH構成(たとえば、CQI報告またはD−SRに関する)および/または専用SRS構成の少なくとも一部を保持することができる(たとえば、すべてのユニキャストデータ転送のためのRRC再構成の必要を回避するために)。
新しいNAS状態を定義して、休止モードに入ることまたは休止モードを終了することを反映することができる。一例として、この状態を、休止モードと称することができ、EMM−IDLEモードまたはEMM−CONNECTEDモードのいずれかのサブセットとして実現することができる。用語「EMM−DORMANT」が、本明細書のこの後で使用され、これは、EMM−IDLEの副状態(たとえば、EMM−IDLE.DORMANT)またはEMM−CONNECTEDの副状態(たとえば、EMM−CONNECTED.DORMANT)のいずれかとすることができるNAS休止モードを指すことができる。この休止状態を、EMM−REGISTERED状態の副状態すなわちEMM−REGISTERED.NORMAL−SERVICE状態として実現することができる。
図4に、NASでの例の状態遷移を示す。EMM−DORMANT410は、EMM−IDLE、EMM−CONNECTED、またはEMM−REGISTEREDなどの副状態として実現できる休止モードでのWTRU NAS挙動を定義する。状態EMM−nonDORMANT420は、WTRUが、休止モードで動作しているのではなく、EMM−IDLE、EMM−CONNECTED、またはEMM−REGISTEREDなどである可能性があることを示す。NASは、トリガまたはより下の層もしくはMMEからの指示に基づいて、EMM−DORMANT410とEMM−nonDORMANTとの間で遷移する。
実施形態を、3GPP LTEに関連して説明するが、諸実施形態が、WCDMA、HSUPA、HSDPA、HSPA+、GERAN、IEEE 802.xx、および類似物を含むがこれに限定されない任意の無線システムに適用可能であることに留意されたい。
休止モードをイネーブルし、ディスエーブルする実施形態を、本明細書でこの後で開示する。WTRUが、動作の休止モードを使用できるか否かは、次の実施形態のいずれか1つまたは組合せを使用して制御することができる。
接続モードのWTRUは、暗黙のうちに、次の実施形態のうちの少なくとも1つを使用して動作の休止モードをイネーブルできると判定することができる。
WTRUは、WTRUのNASが休止モードに推移し(たとえば、EMM_DORMANT)、これをRRCに示すことを条件として、休止モードに推移することができる。WTRUは、休止モード動作のためのリソースに関するセットアップを要求する(たとえば、XRB(1つまたは複数)にマッピングする1つまたは複数のEPS RAB)制御シグナリング(たとえば、NASサービス要求またはNASサービス更新)をWTRUのNASが送信することを条件として、休止モード(たとえば、RRC_DORMANT状態または休止モードの動作をサポートするRRC_IDLE状態もしくはRRC_CONNECTED状態)に推移することができる。あるいは、WTRUは、WTRUのNASが休止モード動作に関するリソースをセットアップする制御シグナリングを受信する(たとえば、XRB(1つまたは複数)にマッピングする1つまたは複数のEPS RAB)ことを条件として、休止モードに推移することができる。
あるいは、WTRUは、接続モード(たとえば、RRC_CONNECTED)から休止モード(たとえば、RRC_DORMANT状態または休止モードの動作をサポートするRRC_IDLE状態もしくはRRC_CONNECTED状態)に推移することができる。たとえば、WTRUは、RRC制御シグナリングまたはWTRUの休止挙動の使用をアクティブ化する任意の制御シグナリング(L2 MACシグナリングなど)の受信を条件として休止モードに推移することができる。
あるいは、WTRUは、RRC接続の解放を自律的に示し、かつ/または要求することができる(たとえば、RRC接続解放要求メッセージを送信することによって)。WTRUは、本明細書で説明されるように、平均偏差を伴うまたは伴わない平均パケット間到着時間、平均偏差を伴うまたは伴わない平均バースト間到着時間、平均バーストサイズ、バッファ充填速度、平均パケットサイズ、または類似物のうちの少なくとも1つなどのトラフィック特性を含む追加情報を要求内に含めることができる。WTRUは、WTRUのモビリティに関連する情報を含めることができる。WTRUは、使用可能なパラメータのリストから選択されたパラメータに対応するインデックスなど、DRXパラメータおよび/またはスケジューリング要求パラメータなどの好ましいパラメータの選択物を含むことができる。WTRUは、RRC接続解放要求の一部として休止モードを自律的にイネーブルすることができる。あるいは、WTRUに、休止モードをイネーブルするように、RRC接続解放要求に応答するメッセージ内で指示することができる。この応答メッセージは、休止モードで動作している間に使用すべきWTRUのパラメータの構成または再構成を含むことができる。
あるいは、WTRUは、WTRUが連続する個数(構成可能とすることができる)のDRXサイクルの間に制御シグナリング(たとえば、専用送信のスケジューリングに関する)を全く受信しなかったことを条件として、または、WTRUが、異なる(たとえば、おそらくはより長い)DRXサイクルを使用できることを示すMAC DRX CE(control element)を受信することを条件として、休止モードをイネーブルすることができる。WTRUは、使用可能なDRX構成のリストからのDRX構成へのインデックスを示すシグナリング(たとえば、MAC CE)を受信することができる。たとえば、この指示は、RACH構成および/またはPUCCH構成(たとえば、D−SRに関する)などの他の構成態様に関する異なる(たとえば、非デフォルトの)構成に対応することができる。
あるいは、WTRUは、WTRUがある時間期間の間にスケジューリングされなかった、および/またはPDCCHアクティビティがあるしきい値(構成可能とすることができる)未満であることを条件として、休止モードをイネーブルすることができる。
あるいは、WTRUは、タイマ(たとえば、ある個数のサブフレームが経過した)に基づいて休止モードをイネーブルすることができる。このタイマは、たとえば、WTRUのスケジューリングアクティビティに基づいて再開始することができる。たとえば、このタイマを、WTRUがPDCCH制御シグナリング(たとえば、C−RNTIを用いてスクランブルされた)を成功して復号することを条件として再開始することができる。あるいは、このタイマは、制御シグナリングを全く受信しないDRXサイクル(構成される場合に)の個数に対応することができる。あるいは、このタイマを、WTRUのバッファ状況に基づいて再開始することができる。たとえば、このタイマを、WTRUのアップリンクバッファが空であることを条件として再開始することができる。これを、構成されたLCG(logical channel group)および/またはLCH(論理チャネル)のサブセットに関するバッファ状況に適用することができ、いくつかのデータ(たとえば、特定のQoS/サービスに対応する1つまたは複数のLCHのデータ)を除外することができる。あるいは、このタイマを、WTRUのTAT(timing alignment timer)に基づいて(たとえば、TATの満了時に)再開始することができる。
あるいは、WTRUは、もはや有効なアップリンクタイミングアライメントを有しない(たとえば、TATが少なくともWTRUの主サービングセルに関して満了する)ことを条件として、休止モードをイネーブルすることができる。
あるいは、WTRUは、WTRU RRCが、WTRUの構成の一部としての少なくとも1つのXRBを含めて再構成されることを条件として、休止モードをイネーブルすることができる。
あるいは、WTRUは、WTRUが送信に使用可能なデータを有しないことを条件として、休止モードをイネーブルすることができる。たとえば、WTRUは、たとえば、すべての構成されたDRBまたはXRBとして構成されていないDRBのいずれかについて0データを報告する、パディングBSR(buffer status report)を含めることによって、WTRUがPUSCH送信で空バッファを示すことを条件として、休止モードをイネーブルすることができる。あるいは、WTRUは、たとえば、BSRが送信に含まれたサブフレームからまたはWTRUが送信に関してHARQ ACKを受信したサブフレームから所定の長さの時間の後に、休止モードをイネーブルすることができる。あるいは、WTRUは、少なくとも1つのDRB(たとえば、XRB(1つまたは複数)、および他のDRBがその時間中に空バッファを有する時)のデータ到着レートがあるしきい値(構成可能とすることができる)未満であるとWTRUが判定することを条件として、休止モードをイネーブルすることができる。あるいは、WTRUは、1つまたは複数の特定のDRB(たとえば、XRB(1つまたは複数)、および他のDRBがその時間中に空バッファを有する時)のパケット間到着レートがあるしきい値(構成可能とすることができる)を超えるとWTRUが判定することを条件として、休止モードをイネーブルすることができる。あるいは、WTRUは、データの合計全体があるしきい値未満であることを条件として、休止モードをイネーブルすることができる。
あるいは、WTRUは、アップリンク送信および/またはダウンリンク送信の間に経過した時間(すなわち、パケット間到着時間またはバースト間到着時間)があるしきい値(構成可能とすることができる)を超えることを条件として、休止モードをイネーブルすることができる。WTRUは、構成されたDRBの1つまたは複数のサブセットについてそのような測定を実行することができる。たとえば、WTRUは、XRBとして構成されていないDRBに関するデータを有しない場合および/またはそのようなDRBがある時間期間の間にインアクティブであった場合に、XRBとして構成されたDRBのセットについてパケット間到着時間またはバースト間到着時間を記録することができる。WTRUは、平均時間推定値を保持することができる。WTRUは、平均偏差推定値を保持することができる。WTRUの時間推定値は、SRB(signaling radio bearer)の送信が実行されるか、XRBとして構成されていない任意のRBの送信が実行されることを条件として、リセットされ得る。
あるいは、WTRUは、アップリンク送信および/またはダウンリンク送信のバッファ充填速度がある時間期間の間にあるしきい値(構成可能とすることができる)未満であることを条件として、休止モードをイネーブルすることができる。WTRUは、構成されたDRBの1つまたは複数のサブセットについてそのような測定を実行する。たとえば、WTRUは、XRBとして構成されていないDRBのデータを有しない場合および/またはそのようなDRBがある時間期間の間にインアクティブであった場合に、XRBとして構成されたDRBのセットのバッファ充填速度を記録することができる。WTRUのバッファ充填速度推定値は、SRBに関する送信が実行されるか、XRBとして構成されていない任意のRBに関する送信が実行されることを条件として、リセットされ得る。
WTRUは、次の実施形態のうちの少なくとも1つを使用して、動作の休止モードをディスエーブルすることができると暗黙のうちに判定することができる。
WTRUは、WTRUのNASが休止モードから離れて遷移し、これをRRCに示すことを条件として、休止モードから離れて遷移することができる。WTRUは、WTRUのNASが、少なくとも1つの専用ベアラおよび/またはデフォルトベアラ(たとえば、XRBに関連しないベアラ)のリソースに関するセットアップを要求する制御シグナリング(たとえば、NASサービス要求またはNASサービス更新)を送信することまたは保留中のNASセッション管理手続があることを条件として、休止モードから離れて遷移することができる。WTRUは、WTRUのNASが少なくとも1つの専用ベアラおよび/またはデフォルトベアラ(たとえば、XRBに関連しないベアラ)のリソースをセットアップする制御シグナリングを受信することまたは保留中のNASセッション管理手続があることを条件として、休止モードから離れて遷移することができる。
WTRUは、RRC制御シグナリングの受信時に、休止モード(たとえばRRC_DORMANT状態)からまたは動作の休止モードをサポートするアイドルモードもしくは接続モードの副状態から、接続モード(たとえば、RRC_CONNECTED状態)に遷移することができる。たとえば、WTRUは、より上の層(たとえば、NAS)が休止挙動なしの接続モード(たとえば、RRC_CONNECTED状態)への遷移を要求することを条件として、休止モードをディスエーブルすることができる。WTRUは、接続モードに遷移するのにRRCシグナリング手続を使用することができる。たとえば、WTRUは、休止挙動をディスエーブルでき、かつ/またはRRC接続状態に遷移できるように、RRC接続要求手続を実行することができる。
あるいは、WTRUは、より上の層(たとえば、NAS)がアイドルモード(たとえば、休止挙動なしのIDLE状態)への遷移を要求することを条件として、休止モードをディスエーブルすることができる。あるいは、WTRUは、たとえばUL無線リンク故障またはDL無線リンク故障の検出時に、WTRUがアイドルモード(たとえば、休止挙動なしのIDLE状態)へのRRC状態遷移を実行しなければならないとWTRUが判定することを条件として、休止モードをディスエーブルすることができる。
WTRUは、WTRUがある連続する個数(構成可能とすることができる)のDRXサイクルにわたって制御シグナリング(たとえば、専用送信のスケジューリングに関する)を受信したことまたはWTRUが異なる(たとえば、おそらくはより短い)DRXサイクルを使用できることを示すMAC DRX CEを受信することを条件として、休止モードをディスエーブルすることができる。WTRUは、使用可能なDRX構成のリストからのDRX構成へのインデックスを示すシグナリング(たとえば、MAC CE)を受信することができる。あるいは、WTRUは、デフォルトDRX構成に戻ることができる。たとえば、WTRUは、RACH構成および/またはPUCCH構成(たとえば、D−SRに関する)などの他の構成態様に関するデフォルト構成に戻ることができる。
WTRUは、WTRUがサブフレームの特定のセットの間および/もしくはある個数のサブフレームより長い期間の間にスケジューリングされたことまたはPDCCHアクティビティがあるしきい値(構成可能とすることができる)を超えるとWTRUが判定することを条件として、休止モードをディスエーブルすることができる。
WTRUは、タイマに基づいて休止モードをディスエーブルすることができる。たとえば、WTRUは、ある個数のサブフレームが経過したことを条件として、休止モードをディスエーブルすることができる。このタイマは、WTRUのバッファ状態に基づいて再開始され得る。たとえば、このタイマを、WTRUのアップリンクバッファがたとえばWTRUの構成されたLCGおよび/またはLCHのサブセットについて非ゼロであることを条件として、再開始され得る。WTRUは、より多くのリソースを要求できるように、休止のディスエーブルにつながる可能性があるある長さの時間についてバッファレベルが使用可能なアップリンクリソースを超えると判定することができる。
WTRUは、たとえばPRACH上または競合ベースのリソース上での送信の後に、TACを受信し、有効なアップリンクタイミングアライメントを有する(たとえば、TATが、少なくともWTRUの構成の主サービングセルについて開始される場合)ことを条件として、休止モードをディスエーブルすることができる。
WTRUは、XRBではない少なくとも1つのDRBをWTRUの構成に追加するRRC再構成手続が実行されることを条件として、休止モードをディスエーブルすることができる。
WTRUは、WTRUが送信に使用可能な新しいデータを有することを条件として、休止モードをディスエーブルすることができる。たとえば、WTRUは、接続モード挙動から利益を得ることができるデータが送信に使用可能になる(たとえば、XRBとして構成されていない無線ベアラ(すなわち、DRBおよび/またはSRB)が、セットアップされる必要があるか、XRBではない既存のDRBおよび/またはSRBに関するデータが送信に使用可能になる)とWTRUが判定することを条件として、休止モードをディスエーブルすることができる。
WTRUは、データがSRBおよび/またはXRBとして構成されていない任意のDRB上での送信に使用可能になることを条件として、休止モードをディスエーブルすることができる。WTRUは、SR(scheduling request)がトリガされる(または保留中である)か、そのBSRがトリガされたことを条件として、休止モードをディスエーブルすることができる。WTRUは、SRがトリガされ、かつ/もしくはSRBについて保留中であること、SRがトリガされ、かつ/もしくはXRBとして構成されていないDRBについて保留中であること、SRがトリガされ、かつ/もしくはしきい値より高い優先順位を有するLCH/LCGに関連するRBについて保留中であること、および/またはより上の層(たとえば、NAS)が、接続モード(たとえば、休止挙動なしのRRC_CONNECTED状態)への遷移を要求する新しいサービスのセットアップを開始することを条件として、休止モードをディスエーブルすることができる。その後、WTRUは、RRC接続要求手続を開始することができる。
あるいは、WTRUは、少なくともDRBのサブセットに関するデータ到着レートが、あるしきい値(構成可能とすることができる)を超え、特定のDRB(たとえば、XRB(1つまたは複数)に関して、および他のDRBがその時間中に空のバッファを有する時)が、あるしきい値(構成可能とすることができる)未満であり、またはデータの合計全体があるしきい値を超えることを条件として、休止モードをディスエーブルすることができる。
WTRUは、構成された測定イベントが、たとえば特定のタイプの測定イベント(たとえば、しきい値未満のサービングセルまたは測定構成で明示的に示される)に関する測定レポートをトリガすることを条件として、休止モードをディスエーブルすることができる。
WTRUは、WTRUが休止モードに留まる必要があることを示さないモビリティ制御IEを有するRRC接続再構成メッセージをWTRUが受信することを条件として、または、ハンドオーバが、異なるRAT(無線アクセス技術)に対する場合もしくは異なるPLMN(public land mobile network)へ向かう場合に、または、休止状態で継続することを試みる間にハンドオーバ実行の失敗が発生する場合に、休止モードをディスエーブルすることができる。
WTRUは、セル再選択手続が、WTRUが現在接続されているかキャンプしつつあるセルとは異なるセルの選択をもたらすことを条件として、休止モードをディスエーブルすることができる。
WTRUは、WTRUが無線リンク問題(たとえば、同期はずれまたは無線リンク障害条件に出会う)ことまたはWTRUがRRC接続再確立手続を実行することを条件として、休止モードをディスエーブルすることができる。
WTRUは、アップリンク送信および/またはダウンリンク送信の間に経過した時間(たとえば、パケット間バースト間到着時間)があるしきい値(構成可能とすることができる)未満であることを条件として、休止モードをディスエーブルすることができる。WTRUは、構成されたDRBの1つまたは複数のサブセットに関してそのような測定を実行することができる。たとえば、WTRUは、XRBとして構成されたDRBのセットに関してパケット間到着時間またはバースト間到着時間を記録することができる。WTRUは、平均時間推定値を保持することができる。WTRUの時間推定値は、SRBの送信が実行され、XRBとして構成されていない任意のRBの送信が実行され、かつ/またはWTRUが休止モードを終了することを条件として、リセットされ得る。
WTRUは、アップリンク送信および/またはダウンリンク送信のバッファ充填速度がある期間にわたってあるしきい値(構成可能とすることができる)を超えることを条件として、休止モードをディスエーブルすることができる。WTRUは、構成されたDRBの1つまたは複数のサブセットについてそのような測定を実行することができる。たとえば、WTRUは、XRBとして構成されたDRBのバッファ充填速度を記録することができる。WTRUのバッファ充填速度推定値は、SRBに関する送信が実行され、XRBとして構成されていない任意のRBに関する送信が実行され、かつ/またはWTRUが休止モードを終了することを条件として、リセットされ得る。
WTRUは、休止モードの使用がWTRUの無線リソース構成内で構成され、かつ/または許容されることを条件として、上記の実施形態の任意の組合せを使用して休止モードをイネーブルし、ディスエーブルすることができる。休止モードに関する構成は、DRX、PUCCH、SRS、およびPRACHなどの態様に関する休止モードを用いて動作していない間に使用される構成に加えられるものとすることができる。この構成は、態様ごとに、たとえばパラメータのインデクシングされたリストとして構成される、複数のパラメータを含むことができる。
接続モードのWTRUは、次の実施形態のうちの少なくとも1つに従う明示的指示に基づいて、動作の休止モードをイネーブルすることができる。
WTRUは、WTRUのNASが休止モード動作に関する要求を示す制御シグナリング(たとえば、NASサービス要求またはNASサービス更新)を送信することを条件として、休止モードに遷移することができる。たとえば、WTRUは、WTRUのNASが休止モード動作を示す制御シグナリングを受信する時に、休止モードに遷移することができる。
WTRUは、休止モードをイネーブルする必要があることを示すRRCメッセージを受信することを条件として、休止モードをイネーブルすることができる。たとえば、WTRUは、休止モードをイネーブルする必要があることの指示を有するRRC接続再構成メッセージ(たとえば、フラグを含み、かつ/またはRRC_DORMANTもしくは休止挙動をサポートするRRCアイドル状態もしくはRRC接続状態の副状態など、異なるRRC状態への状態遷移をトリガするメッセージ)の受信を条件として、休止モードをイネーブルすることができる。このメッセージは、休止モードで動作している間に使用すべき構成パラメータのセットへのインデックスを含むことができる。WTRUは、応答メッセージ内で要求および/または再構成を確認することができる。
あるいは、WTRUは、WTRUがRRC接続解放メッセージを受信することを条件として、休止モードをイネーブルすることができる。このメッセージは、休止モードがイネーブルされる必要があることの指示を含むことができる(たとえば、フラグを含み、かつ/またはRRC_DORMANTもしくは休止挙動をサポートするRRCアイドル状態もしくはRRC接続状態の副状態など、異なるRRC状態への状態遷移をトリガするメッセージ)。WTRUは、応答メッセージ内で要求および/または再構成を確認することができる。WTRUは、平均偏差を伴うまたは伴わない平均パケット間到着時間、平均偏差を伴うまたは伴わない平均バースト間到着時間、平均バーストサイズ、バッファ充填速度、平均パケットサイズ、または類似物のうちの少なくとも1つなどのトラフィック特性を含む追加情報を確認内に含めることができる。WTRUは、WTRUのモビリティに関連する情報を含めることができる。WTRUは、たとえば使用可能なパラメータのリストから選択されたパラメータに対応するインデックスなど、DRXパラメータおよび/またはスケジューリング要求パラメータなどの好ましいパラメータの選択物を含めることができる。休止モードをイネーブルするメッセージは、構成されたDRB(1つまたは複数)および/またはSRB(1つまたは複数)を除去し、かつ/または解放することができ、XRB(1つまたは複数)を追加し、再構成し、または保持することができる。
WTRUは、休止モードをイネーブルする必要があることを示すL2制御シグナリングを受信することを条件として、休止モードをイネーブルすることができる。たとえば、WTRUは、異なる(たとえば、より長い)DRXサイクルを使用する必要があることの指示を有するMAC CEをWTRUが受信することを条件として、休止モードをイネーブルすることができる。WTRUは、使用可能なDRX構成のリストからのDRX構成へのインデックスを示すシグナリング(たとえば、MAC CE)を受信することができる。たとえば、この指示は、RACH構成および/またはPUCCH構成(たとえば、D−SRに関する)などの他の構成態様に関する異なる(たとえば、非デフォルト)構成に対応することができる。このシグナリングは、専用プリアンブルインデックス(たとえば、ra−PreambleIndex)および/またはPRACHマスク(たとえば、ra−PRACH−MaskIndex)を含むことができる。あるいは、WTRUは、WTRUの副サービングセルを非アクティブ化し、休止モードを主サービングセルについて使用する必要があることを示すMAC非アクティブ化CEをWTRUが受信することを条件として、休止モードをイネーブルすることができる。あるいは、WTRUは、WTRUの主サービングセルを非アクティブ化する(たとえば、MAC CE内で示され、RRCによって構成され、または先験的に既知とすることのできる複数のサブフレームについて)MAC非アクティブ化CEをWTRUが受信することを条件として、休止モードをイネーブルすることができる。
WTRUは、PDSCH送信に関するダウンリンク割当および/またはPUSCH送信に関するアップリンクグラントを示すL1制御シグナリングを受信することを条件として、休止モードをイネーブルすることができる。たとえば、WTRUは、制御シグナリングが特定のサブフレーム内(たとえば、サブフレームの半静的に構成されたセット内および/またはDRXアクティブ時間のオン持続時間内)に受信されることを条件として、休止モードをイネーブルすることができる。あるいは、WTRUは、DRXアクティブ時間の一部であるがWTRUのDRXオン持続時間の一部ではないサブフレーム内にL1制御シグナリングが受信されることを条件として、休止モードをイネーブルすることができる。あるいは、WTRUは、WTRUが休止モードをイネーブルする必要があることを示す(たとえば、DCIフォーマット内のビットを使用して)L1制御シグナリングを受信することを条件として、休止モードをイネーブルすることができる。あるいは、WTRUは、WTRUが休止モード動作の状態を変更する必要があることを示すWTRU固有RNTIを使用してDCIがスクランブルされることを条件として、休止モードをイネーブルすることができる。
WTRUは、TDF(traffic detection function)ベースのCP(制御プレーン)ポリシングに基づいて(たとえば、PCRF(policy control rules function)を介して提供されまたはPGW内で直接にオペレータによって構成される(すなわち、PCEF(policy control and enforcement function))のいずれかである従来のTDF実施オペレータポリシを使用して)、休止モードをイネーブルすることができる。TDF/ADCF(application detection and control function)は、ある種の挙動を示すユーザプレーンフローを識別し、この情報を制御プレーン管理エンティティに戻って供給する。挙動の例は、システムリソースの確立または分解を引き起こす可能性がある規則的なインターバルでの小サイズパケットのバーストの受信を含むが、これに限定されない。ユーザプレーンでのそのような挙動の検出は、制御プレーン妨害にリンクされまたは関連する可能性があるので、PGW(SGWを介して)は、そのような挙動を分類し、その特性をMME(または他の制御プレーンエンティティ)に通信する。MMEは、アクションを行うか、この情報をeNBまたはWTRUに渡し、このeNBまたはWTRUは、特定のアクションを行うことができる。そのような特定のアクションは、ある種のトラフィックをフラッシュアウトするかNASサービス要求などの特定の制御プレーンイベントをバックオフするために新しいベアラをインスタンス化することを含むが、これに限定されない。
WTRUは、次の実施形態のうちの少なくとも1つに従って明示的な指示に基づいて動作の休止モードをディスエーブルすることができる。
WTRUは、WTRUのNASが休止モードに関連しない動作(たとえば、接続モードでの送信に関するリソース)を示す制御シグナリング(たとえば、NASサービス要求またはNASサービス更新)を送信することを条件として、休止モードから離れて遷移することができる。あるいは、WTRUは、WTRUのNASが休止モードに関連しない動作(たとえば、接続モードでの送信に関するリソース)を示す制御シグナリングを受信することを条件として、休止モードから遷移することができる。
WTRUは、休止モードをディスエーブルする必要があることを示すRRCメッセージを受信する時に、休止モードをディスエーブルすることができる。たとえば、WTRUは、休止モードをディスエーブルする必要があることの指示を有するRRC接続再構成メッセージ(たとえば、休止挙動をサポートしないRRC_CONNECTEDまたはRRC_IDLEなどの異なるRRC状態への状態遷移を示し、かつ/またはトリガするフラグを含むメッセージ)を受信することを条件として、休止モードをディスエーブルすることができる。
WTRUは、RRC接続再構成要求など、RRC接続を再構成するRRCメッセージをWTRUが受信することを条件として、休止モードから接続状態に遷移することができる。RRC接続再構成メッセージは、休止挙動を非アクティブ化する必要があることを示すことができる。
WTRUは、RRC接続解放メッセージをWTRUが受信することを条件として、休止モードからアイドル状態に遷移することができる。RRC接続解放メッセージは、休止モードをディスエーブルする必要があることの指示を含むことができる(たとえば、休止挙動を非アクティブ化する必要があることを示すフラグを含むメッセージおよび/またはRRC_IDLEなどのアイドルモードへの状態遷移をトリガするフラグを含むメッセージ)。WTRUは、応答メッセージ内で要求および/または再構成を確認することができる。休止モードをディスエーブルするメッセージは、すべての構成された無線ベアラ(たとえば、すべてのSRB、DRB、および/またはXRB)を除去し、かつ/または解放することができる。
WTRUは、休止モードをディスエーブルする必要があることを示すL2制御シグナリングを受信することを条件として、休止モードをディスエーブルすることができる。たとえば、L2制御シグナリングを、異なる(たとえば、より短い)DRXサイクルを使用する必要があることの指示を有するMAC CE、またはWTRUの少なくとも1つのサービングセル、たとえばWTRUの構成の副セルをアクティブ化するMACアクティブ化CEとすることができる。WTRUは、使用可能なDRX構成のリストからのDRX構成へのインデックスを示すシグナリング(たとえば、MAC CE)を受信することができる。あるいは、WTRUは、デフォルトDRX構成に戻ることができる。たとえば、WTRUは、RACH構成および/またはPUCCH構成(たとえば、D−SRに関する)などの他の構成態様に関するデフォルト構成に戻ることができる。
WTRUは、PDSCH送信に関するダウンリンク割当および/またはPUSCH送信に関するアップリンクグラントを示すL1制御シグナリングを受信することを条件として、休止モードをディスエーブルすることができる。たとえば、WTRUは、制御シグナリングが、サブフレームの半静的に構成されたセット内および/または複数の連続するDRXサイクルのDRXアクティブ時間のオン持続時間内など、特定のサブフレーム内で受信されることを条件として、休止モードをディスエーブルすることができる。あるいは、WTRUは、たとえばDCIフォーマット内のビットを使用して、WTRUが休止モードをディスエーブルする必要があることを明示的に示すL1制御シグナリングを受信することを条件として、休止モードをディスエーブルすることができる。あるいは、WTRUは、WTRUが休止モード動作の状態を変更する必要があることを示すWTRU固有RNTIを使用してDCIがスクランブルされることを条件として、休止モードをディスエーブルすることができる。あるいは、WTRUは、WTRUがランダムアクセス手続をトリガするPDCCHシグナリングを受信することを条件として、休止モードをディスエーブルすることができる。
休止モードのWTRUに関するスケジューリング機会を導出する実施形態を、本明細書でこの後で説明する。
WTRUは、PDCCHの受信および特定のRNTIを用いてスクランブルされたDCIの復号を含む制御シグナリングの受信をイネーブルすることができる1つまたは複数のサブフレームのシーケンスを判定することができる。さらに、WTRUは、WTRUのRNTIにアドレッシングされたDCIの場合に、WTRUが、必要な場合にPDSCH上での対応する送信を復号できるように、対応するPDSCHの少なくとも一部をバッファリングすることができる。
本明細書で説明される実施形態のいずれに関しても、WTRUは、固定された個数のサブフレーム(たとえば、4msまたは8ms)またはWTRU処理時間に対応するものとすることができる任意の期間の後に、制御シグナリングの受信をイネーブルし、かつ/またはディスエーブルすることができる。
さらに、休止モードのWTRUが制御シグナリングを監視する期間を使用して、WTRUの他の挙動を制御することができる。たとえば、WTRUは、チャネル測定(構成される場合に)を実行し、CQI(channel quality indicator)、PMI(precoding matrix indicator)、および/もしくはRI(rank indicator)(構成される場合に)を報告し、PDCCHを能動的に監視するサブフレーム内またはWTRU固有RNTI(たとえばWTRUのC−RNTI)についてPDCCHを監視する時にSRS(sounding reference signal)(構成される場合に)を送信することができる。
eNBがWTRUを時間整列された状態に保持することを可能にするために、WTRUは、それが制御シグナリングを監視するサブフレーム内にSRSを送信することができる。あるいは、WTRUは、正しいタイミングアライメントを有しない時に、非周期的SRS要求に応答して、および/またはWTRUがダウンリンク制御シグナリングを監視しつつある間に、下で詳細に説明する特殊なサブフレーム内でSRSを送信することができる。
WTRUは、たとえば電力消費を減らすために、動作の休止モードでDRX機構を使用することができる。DRX機構は、WTRUがたとえばPDCCH上で制御シグナリングを監視する機会を提供する。DRX機構は、レイヤ3(たとえば、RRC)機構、またはあるいは、RRC_CONNECTEDモードで使用されるレイヤ2(たとえば、MAC)機構、またはその変更された機構とすることができる。
WTRUは、ダウンリンク割当、アップリンクグラント、およびランダムアクセス手続を独立に実行するためのPDCCHオーダーに関するDCIに関するダウンリンク制御シグナリングの受信をイネーブルし、またはディスエーブルすることができる。たとえば、WTRUが、アップリンク送信に使用可能なデータを有しないが、関係するサブフレーム内で制御シグナリングを監視する必要があると判定する場合に、WTRUは、ダウンリンク割当およびランダムアクセス手続を実行するためのPDCCHオーダーに関する制御シグナリングの復号を試みることができる。
休止モードのWTRUは、次の実施形態のうちの少なくとも1つを使用して、ユニキャスト送信(1つまたは複数)のスケジューリングに関する制御シグナリングの受信を暗黙のうちにイネーブルすることができる。
WTRUは、レイヤ3(L3)DRX機構を使用することができる。WTRUは、PDCCH上での制御シグナリングの受信をイネーブルし、WTRU固有ページング機会にWTRUに割り当てられたRNTIを用いてスクランブルされた1つまたは複数のDCIについて復号することができる。RNTIを、WTRU固有RNTI(すなわち、WTRUのC−RNTI)とすることができる。RNTIを、WTRUがページング機会に復号できる他のRNTI(たとえば、P−RNTI)に加えて、PDCCH上での復号の試みで使用することができる。WTRUは、アイドルモード手続と同様に、WTRU固有のページング機会にそのC−RNTIについてPDCCHを監視することができる。ページング機会を、WTRUが割り当てられたRNTI(たとえば、WTRUのC−RNTI)について監視できる複数のサブフレーム(構成可能とすることができる)だけ延長することができる。
あるいは、WTRUは、WTRU固有のページング機会とは異なる可能性があるL3(たとえばRRC)構成された機会を使用することができる。たとえば、WTRUは、スケジューリング機会にそのC−RNTIについてPDCCHを監視することができる。1つのスケジューリングフレームが、1つの無線フレームに対応することができ、この無線フレームは、1つまたは複数のスケジューリング機会を含むことができる。スケジューリングフレームおよびスケジューリング機会を、RRCによって提供される(ブロードキャストによってまたは専用のシグナリングを使用してのいずれかで)式およびDRXパラメータの組合せを使用して導出することができる。たとえば、スケジューリングフレームを、SFN(system frame number)およびWTRUのアイデンティティ(たとえば、WTRUのIMSI(international mobile subscriber identity)から導出される)の関数によって判定することができ、スケジューリング機会を、WTRUのアイデンティティ(たとえば、WTRUのIMSIから導出される)の関数とすることができるサブフレームパターンへのインデックスに基づいて判定することができる。あるいは、スケジューリングフレームおよびスケジューリング機会を、専用のシグナリング(たとえば、RRC)を介して、たとえば、無線リソース構成手続の一部としてまたはWTRUに関するDRXを構成するシグナリング手続の一部として、受信することができる。WTRUは、DRXサイクルに従い、このサイクルは、特定のWTRUに関するスケジューリング機会の監視の間の個々のタイムインターバルに対応する。WTRUは、1DRXサイクルあたり少なくとも1つのスケジューリング機会を監視することができる。
あるいは、WTRUは、レイヤ2(L2)DRX機構を使用することができる。WTRUを、L2 DRX動作に関する1つまたは複数のDRX構成を用いて構成することができ、または、WTRUは、L2 DRX動作に関する1つまたは複数のDRX構成を自律的に導出することができる。たとえば、WTRUは、複数の構成されたレイヤ2DRXサイクルを使用することができ、かつ/または追加のDRXサイクルを用いて構成され得る。たとえば、WTRUは、PDCCH上の制御シグナリングの受信をイネーブルし、スケジューリング要求がトリガされるサブフレームからWTRUに割り当てられたRNTIを用いてスクランブルされた1つまたは複数のDCIについて復号することができる。RNTIを、WTRU固有RNTI(たとえば、WTRUのC−RNTI)とすることができる。WTRUは、その間にSR(scheduling request)が保留中であるサブフレームについてそのC−RNTIについてPDCCHを監視することができる。SRは、SRBについてトリガされ得る(かつ/または保留中である)(たとえば、新しいデータがSRBに関して使用可能になる時)。SRは、DRBについてトリガされ得る(かつ/または保留中である)(たとえば、新しいデータがDRBに関して使用可能になる時)。SRは、XRBとして構成されていないDRBについてトリガされ得る。SRは、しきい値より高い優先順位を有するLCH/LCGに関連するRBについてトリガされ得る(かつ/または保留中である)(たとえば、新しいデータがDRBに関して使用可能になる時)。SRは、たとえばしきい値未満のサービングセルなど、特定のタイプのL3メッセージ(たとえば、測定レポート)の送信の可用性からトリガされ得る(かつ/または保留中である)。
あるいは、WTRUは、PRACHリソース上でのランダムアクセスプリアンブルの送信の後のサブフレーム内でのPDCCH上での制御シグナリングの受信をイネーブルすることができる。WTRUは、専用プリアンブルがRACHに関して使用される場合に、ランダムアクセス応答に関するRA−RNTIおよびC−RNTIに関して復号することができる。
上記のいずれに関しても、WTRUが、少なくとも1つの制御シグナリングを成功して復号した後に、PDCCH監視アクティビティを、DCIがスケジューリング情報を含めて受信される場合を含めて延長することができる(たとえば、「キープアライブ」を提供するためのおよび/もしくはeNBでのタイミングアライメントのための非周期的SRS送信を要求するDCIが復号される場合、または、ランダムアクセス手続をトリガするDCIが復号される場合)。
休止モードのWTRUは、ユニキャスト送信のスケジューリングに関する制御シグナリングの受信を暗黙のうちにディスエーブルすることができる。たとえば、WTRUがDCIを成功して復号することを条件として、WTRUは、WTRUが少なくとも次のウェイクアップ機会まで制御シグナリングの受信をディスエーブルできるように関連するタイマ(1つまたは複数)が満了するまで、複数の後続のサブフレームに関してPDCCH監視アクティビティを延長することができる(たとえば、制御シグナリングの成功の復号の際に再開始できるタイマに基づいて、および/または構成される場合にL2 DRXを使用して)。
休止モードのWTRUは、明示的シグナリングに基づいて、ユニキャスト送信(1つまたは複数)のスケジューリングに関する制御シグナリングの受信をイネーブルすることができる。
WTRUを、周期的なインターバルで発生するウェイクアップ機会を用いて構成することができる。あるいは、WTRUは、PDCCH上の制御シグナリングの受信をイネーブルし、WTRUの識別子(たとえば、より上の層によってまたはRRCによって割り当てられたWTRUアイデンティティのうちの1つと一致するページングレコード内のWTRUアイデンティティ)を有する少なくとも1つのページングレコードを含むページングメッセージの受信の後に、WTRUに割り当てられたRNTI(たとえば、C−RNTI)を用いてスクランブルされた1つまたは複数のDCIを復号することができる。ページングメッセージは、C−RNTIならびに/または(専用の)プリアンブルおよび/もしくは(専用の)PRACHリソースなど、WTRUに関する専用の情報を含むことができる。
WTRUは、ページングメッセージの受信に続いて、ランダムアクセス手続を開始することができる。ランダムアクセス手続は、WTRUが有効なタイミングアライメントを有しないことまたはWTRUがまず有効なタイミングアライメントを有することなくPUSCH上での送信に関する構成を有しないこと(たとえば、WTRUが、アップリンクでのタイムアライメントなしでPUSCH上で送信することを許可されない場合)を条件として実行され得る。
上記のいずれに関しても、WTRUが、少なくとも1つの制御信号を成功して復号した後に、PDCCH監視アクティビティを延長することができる。たとえば、受信されたDCIが、たとえば非周期的SRS送信を要求するDCIが復号される場合に(たとえば、「キープアライブ」を提供するためおよび/またはeNBでのタイミングアライメントのため)、スケジューリング情報を含む場合があり得る。
休止モードのWTRUは、明示的シグナリングに基づいて、ユニキャスト送信(1つまたは複数)のスケジューリングに関する制御シグナリングの受信をディスエーブルすることができる。明示的シグナリングは、L3シグナリング(たとえば、RRC)、L2シグナリング(たとえば、MAC CE)、およびL1シグナリング(たとえば、明示的指示を伴うDCI)を含む。たとえば、WTRUは、WTRUがPDCCHの監視を停止できることを示すMAC DRX CEの受信時に、制御シグナリングの受信をディスエーブルすることができる。あるいは、特定のMAC CEを、このために定義することができる。たとえば、WTRUは、WTRUが制御シグナリングの受信をディスエーブルすることの指示を含むDCIまたはあるいは特定のRNTIを用いてスクランブルされたDCIの受信時に、制御シグナリングの受信をディスエーブルすることができる。
休止モードでのダウンリンクデータ送信および/またはアップリンクデータ送信に関する実施形態を、本明細書のこの後で開示する。小さいデータの間欠的送信のトラフィックパターンは、ダウンリンクデータ転送のみ(たとえば、ネットワークサービスからの「キープアライブ」タイプのメッセージ)、ダウンリンクデータ転送とそれに続くアップリンクデータ転送(たとえば、ネットワークサービス(たとえば、ロケーションベースのサービスおよび/またはプッシュベースのサービス(たとえば、電子メール))から発する要求などの要求−応答タイプのメッセージ、アップリンクデータ転送のみ(たとえば、アプリケーショからのキープアライブタイプのメッセージ)、およびアップリンクデータ転送とそれに続くダウンリンクデータ転送(たとえば、モバイル端末内のアプリケーション(たとえば、ロケーションベースのクライアントおよび/またはフェッチベースのサービス(たとえば、電子メールクライアント))から発する要求などの要求−応答タイプのメッセージ))の特徴があるものとすることができる。
休止モードのWTRUは、スケジューリング機会を判定するために本明細書で開示される1つまたは複数の実施形態に従って制御シグナリングを監視することができる。休止モードである間に、WTRUは、小さいデータを転送するのに、コネクションレス手法または制御プレーン/シグナリングベアラを使用することができる。WTRUは、開始される時に、対応するデータ転送ごとに次の手続のいずれをも実行することができる。
WTRUを、WTRUが正しいタイミングアライメントを有しない可能性がある(たとえば、TAタイマがWTRUに関して満了する時)間にアップリンク送信に関してスケジューリングすることができる。
一実施形態では、WTRUを、タイミングミスアライメントを許容できる特殊なサブフレーム内でのアップリンク送信のために構成することができる。特殊なサブフレームは、大きいタイミングミスアライメントが隣接サブフレーム内の他のセル内送信に干渉しなくなるように、少なくとも1つのガード期間(たとえば、セルのサイズに基づくものとすることができる十分に大きい複数のシンボル)を含むことができる。たとえば、1つのガード期間を、サブフレームの始めおよび/または終りに定義することができる。WTRUは、特殊なサブフレーム内で、同期化されない送信(たとえば、PRACHリソース上のRACHプリアンブル送信、PUCCH送信、またはPUSCH送信を含むランダムアクセス手続)を実行することができる。特殊なサブフレーム内でのランダムアクセスを、競合なしとすることができる。
WTRUは、半静的な形(たとえば、時間において周期的)で1つまたは複数の特殊なサブフレームを構成する専用シグナリング(たとえば、RRC)を受信することができる。あるいは、WTRUは、動的PDCCH制御シグナリング(たとえば、PUSCH送信に関するグラントのDCI)を受信することができる。あるいは、WTRUは、1つまたは複数の特殊なサブフレームおよび/または周期性を示すブロードキャストシグナリング(たとえば、BCCH(broadcast control channel)上のシステム情報ブロードキャスト)を受信することができる。ネットワークは、アップリンクリソースの適当な割当を介してすべての可能なセル内干渉およびセル間干渉を処理することができる。たとえば、そのようなサブフレームは、再帰するサブフレーム(たとえば、無線フレームの各整数X個のサブフレーム1、ここで、Xは1以上とすることができる)とすることができる。
他のWTRUは、特殊なサブフレーム内で送信することを許可されないものとすることができる。特殊なサブフレームのフォーマットを、特殊なサブフレーム内での送信をサポートするWTRU(1つまたは複数)によって理解されるものとすることができる。特殊なサブフレーム内での送信をサポートしないWTRUについて、特殊なサブフレームを、MBSFN(multicast/broadcast over a single frequency network)サブフレームとして構成することができる。これは、サポートしないWTRUに関する後方互換性を保証すると同時に、特殊なサブフレーム内でのセル内干渉およびセル間干渉を防ぐはずである。
正しいタイミングアライメントを有しないWTRUは、PDCCH制御シグナリングに従って特殊なサブフレーム内でPUSCHリソース上でのアップリンク送信を実行することができるが、他のサブフレーム上でPUSCH送信を実行することはできない。特殊なサブフレームは、PUSCH送信またはPRACH送信に制限されるのではないものとすることができ、SRS送信(構成される場合)または任意の他の物理チャネル送信に適用することができる。これを、「特殊なサブフレーム内でのアップリンク送信」と称する。
特殊なサブフレームについて、WTRUを、たとえば、PDCCH上で監視すべき特定のRNTI(たとえば、CB−RNTI)を含む競合ベースのPUSCH(CB−PUSCH)上のアップリンク送信をスケジューリングする動的ダウンリンク制御シグナリングの復号および処理に関するパラメータ、WTRUがCB−PUSCH送信に関する制御シグナリングを復号できるサブフレーム、WTRUがCB−PUSCHリソース上で送信を実行できるサブフレーム、または類似物のうちの少なくとも1つを用いて構成することができる。この構成を、リソースの周期性、RNTIなどのパラメータ、リソース割当(たとえば、リソースブロック)、およびMSC(modulation and coding scheme)に関してSPS構成に類似するものとすることができる。
WTRUは、アップリンク送信を実行するためのパラメータを判定するために、PDCCH上のCB−RNTIを用いてスクランブルされたDCIを周期的に監視し、復号することができる。WTRUは、それが送信に使用可能なデータを有する、データがXRBに対応する、WTRUが送信すべきBSR(buffer status report)を有する、またはWTRUが有効なアップリンクタイミング同期化を有することのうちの少なくとも1つを条件として、制御シグナリングを復号することができる。
WTRUは、WTRU固有サブフレーム(1つまたは複数)に関して有効な専用PRACHリソースを受信することができる。WTRU固有サブフレームに関して、WTRUを、PRACHリソース上での送信に関する専用パラメータ、専用プリアンブル(ra−PreambleIndex)、PRACHマスクインデックス(PRACH−Mask−index)、プリアンブル再送信の最大回数、または類似物のうちの少なくとも1つを用いて構成することができる。たとえば、WTRUを、専用プリアンブル(たとえば、PRACHリソース上の競合なしの送信用)および/または専用PRACHリソース(たとえば、所与のサブフレームに関する異なるWTRUの多重化用)を用いて構成することができる。WTRUは、サブフレームのサブセット内で構成を使用してPRACH上での送信を実行することができる。サブフレームのこのサブセットを、ネットワークによって、たとえば周期性、複数のサブフレーム(たとえば、1つのフレーム、または複数のフレーム)に適用可能なビットマスク、および/またはSFN(system frame number)の関数を使用して、構成することができる。この手続を、「WTRU固有サブフレームでのCFRA送信」と称する。
WTRUを、ネットワークに追加情報を伝えるためのPRACHパラメータの複数のセットを用いて構成することができる。そのような情報は、HARQフィードバック、XRB(1つまたは複数)に関するリソースおよび/またはXRB以外の無線ベアラに関するリソース(たとえば、より高い優先順位を有する)を含むアップリンクリソースの要求を含むことができる。そのような情報を伝えるために構成され得るパラメータは、PRACHリソースの別々のセット、PRACH用のWTRU固有サブフレームの異なるセット、および/または専用プリアンブルの異なるセットを含む。たとえば、WTRUが、アップリンクリソースを要求するためにWTRU固有PRACH機会にプリアンブル送信を実行する時に、WTRUは、WTRUのバッファ(BSRを含む)内のデータのタイプに関するスケジューリング要求(すなわち、RA−SR(scheduling request via random access procedure))を示すための第1の専用プリアンブルまたはXRBに対応するデータのSRを示すための第2のプリアンブルのいずれかを選択することができる。あるいは、第1のプリアンブルは、XRBのSR(休止モードに留まりながらのユーザデータのアップリンク送信用)を示すことができ、第2のプリアンブルは、SRBに関する(たとえば、休止モードを終了するRRC接続を要求するため)。あるいは、上の以前の例に関して、第1のプリアンブルと第2のプリアンブルとの間で選択するのではなく、WTRUは、その代わりに、第1のWTRU固有サブフレームと第2のWTRU固有サブフレームとの間で選択することができる。あるいは、WTRUは、第1のPRACHリソースと第2のPRACHリソースとの間で選択することができる。あるいは、WTRUは、WTRUが有効なアップリンクタイミングアライメントを有することを条件として、PRACH構成などのスケジューリング要求に関する第1の構成と、D−SR用のPUCCH構成などのスケジューリング要求に関する第2の構成との間で選択することができる。
WTRUは、たとえばXRBに関する、1つまたは複数(たとえば、バースト)の送信または再送信に対応するHARQフィードバックを送信するためのWTRU固有のPRACH機会(すなわち、WTRU固有サブフレーム内)でプリアンブル送信を実行することができる。WTRUは、HARQ肯定応答に対応するように、またはバースト全体を肯定応答するために、第1のプリアンブルを選択することができる。WTRUは、RA−SAを実行するためおよび/またはHARQ NACKを示すために、第2のプリアンブルを選択することができる。ネットワークがRLCで再送信を実行すべきか否かを判定できるようにするRLCレポートを、第1のアップリンク送信に含めることができる。あるいは、第1のプリアンブルと第2のプリアンブルとの間で選択するのではなく、WTRUは、その代わりに、第1のWTRU固有サブフレームと第2のWTRU固有サブフレームとの間で選択することができる。あるいは、WTRUは、第1のPRACHリソースと第2のPRACHリソースとの間で選択することができる。あるいは、WTRUは、HARQフィードバックがそれに関して送信されるダウンリンク送信をDCIがスケジューリングしたPDCCHシグナリング上で受信されたDCIの第1のCCE(Control Channel Element)の関数としてHARQフィードバック(たとえば、HARQ ACK)を示すのに使用されるプリアンブルを選択することができる。フィードバックが複数の送信(たとえば、バースト)に対応する場合には、選択されるプリアンブルを、バースト内の最後の送信をスケジューリングしたDCIの関数とすることができる。フィードバックが複数の送信(たとえば、バースト)に対応する場合には、HARQフィードバックを、バンドルのすべてのダウンリンク送信が成功して受信されたことを条件としてACKとすることができる。あるいは、バースト内の少なくとも1つの送信が成功して受信されたことを条件として、プリアンブルを送信することができる。選択されるプリアンブルを、たとえば、肯定の肯定応答が送信されなかった最後の送信から始まる連続する送信に関する、バースト内で成功して受信された送信の個数の関数とすることができる。
あるいは、休止モードのWTRUは、たとえばXRBに関連するデータ以外のデータ(BSRを除外することができる)について、WTRU固有サブフレーム以外のサブフレーム内でネットワークにアクセスするのに従来の手続を使用することができる。たとえば、WTRUは、WTRU固有サブフレームに関するPRACH送信に関連するものに対応しない可能性があるセルパラメータもしくは他の専用パラメータを使用してランダムアクセス手続を使用し、または、たとえば休止挙動がそれに関して適切ではないデータが送信に使用可能になる時にRRC接続を確立し、かつ/もしくは専用送信リソースを要求するために、WTRUが有効なアップリンク同期を有することを条件として、構成される場合にPUCCH上でスケジューリング要求を使用することができる。そのようなデータは、より高い優先順位を有するデータ(たとえば、SRBデータ、DRBデータ)に対応するものとすることができる。そのようなデータは、WTRUの構成のXRBではない任意の無線ベアラに関するデータに対応するものとすることができる。あるいは、WTRUが、ランダムアクセス手続を実行するようにWTRUに要求するPDCCH上の制御シグナリングを受信する場合には、WTRUは、従来のランダムアクセス手続を実行することができる。
休止モードで動作するWTRUは、WTRUが有効なアップリンクタイミングアライメントを有しない(たとえば、TATが少なくとも主サービングセルに関して動作していない)場合に、有効なアップリンクタイミングアライメントを得るために手続を開始することができる(たとえば、WTRU固有サブフレーム内のCFRA送信または構成される場合に特殊なサブフレーム内のSRS送信を含むランダムアクセス)。休止モードのWTRUが、PDSCH割当を示す成功のダウンリンク制御シグナリング(WTRUがその後にPUCCH上でHARQ A/Nを送信できるように)またはPUSCHグラントを示すダウンリンク制御シグナリング(WTRUがその後にPUSCH上で送信できるように)を受信することを条件として、タイミングアライメントを得るようにWTRUを構成することができる(たとえば、より上の層によって)。WTRUが、関係するサブフレーム内で有効なタイミングアライメントを有しない場合には、WTRUは、グラントに関してPUSCH上での送信を実行しないものとすることができる。
WTRUが、そのバッファ内に送信に使用可能なデータを有する(たとえば、BSRがトリガされている)、もしくは、WTRUが、保留中のスケジューリング要求を有することを条件として、または、WTRUが、休止モードである間に有効なタイミングアライメントを入手する必要があると判定する(たとえば、ランダムアクセス手続を開始するために)場合には、休止モードで動作するWTRUは、有効なアップリンクタイミングアライメントを得るために手続を開始することができる。
ダウンリンクデータ転送に関して、休止モードで動作するWTRUは、WTRUが有効なTA(タイムアライメント)を有するか否かにかかわりなく、PDCCH(たとえば、C−RNTIを使用してスクランブルされた)上で専用ダウンリンク割当(1つまたは複数)を受信し、復号することができる。WTRUが有効なTAを有する場合に、WTRUは、HARQ A/Nフィードバックを(たとえば、PUDCH上で)送信することができる。そうではない場合には、WTRUは、HARQ A/Nフィードバックを送信しないものとすることができる。あるいは、WTRUは、アップリンクタイミング同期を得るためおよび/またはダウンリンク送信を肯定応答するために、WTRU固有サブフレーム内でCFRA送信を実行することができる。
アップリンクデータ転送が続くダウンリンクデータ転送について、休止モードで動作するWTRUは、WTRUが有効なTAを有するか否かにかかわりなく、PDCCH(たとえば、C−RNTIを使用してスクランブルされた)上で専用ダウンリンク割当(1つまたは複数)を受信し、復号することができる。WTRUが有効なTAを有する場合には、WTRUは、ダウンリンク送信を受信した後に、HARQ A/Nフィードバックを(たとえば、PUCCH上で)送信することができる。あるいは、休止モードで動作するWTRUは、具体的にはWTRUが有効なTAを有しない場合に、ランダムアクセス手続を実行するようにWTRUに命令する、PDCCH(たとえば、C−RNTIを使用してスクランブルされた)上の制御シグナリングを受信し、復号することができる。WTRUは、WTRUが有効なTAを有する場合に、専用PUSCHリソース上でアップリンク送信に関するPDCCH(たとえば、C−RNTIを使用してスクランブルされた)上の制御シグナリング(たとえば、アップリンクグラント)を受信し、復号することができる。あるいは、WTRUは、グラントのタイミングが特殊なサブフレームに対応し、かつ、WTRUが有効なタイミングアライメントを有しない場合に、特殊なサブフレームを使用して専用PUSCHリソース上で送信することができる。WTRUは、PUSCH上の競合ベースのアップリンク送信に関して、PDCCH(たとえば、CB−RNTI(contention based RNTI)を使用してスクランブルされた)上の制御シグナリング(たとえば、アップリンクグラント)を受信し、復号することができる。WTRUは、WTRUが有効なTAを有する場合に、PUSCHリソース上で送信することができる。WTRUは、WTRUが有効なタイミングアライメントを有しない場合および/またはグラントのタイミングが特殊なサブフレームに対応する場合に、特殊なサブフレーム内でPUSCHリソース上で送信することができる。
WTRUは、有効なPUCCHリソースを使用して、構成される場合にWTRU固有サブフレーム内でCFRA送信を使用して、またはランダムアクセス手続を使用してのいずれかで、SR(scheduling request)手続を開始することができる。WTRUは、競合ベースのグラントが関係するサブフレームに関して使用可能ではないことを条件として、SR手続を開始することができる。たとえば、D−SRに関するPUCCHリソースを、休止モードである間の使用のために構成されるリソースとすることができる。あるいは、SRに関して使用すべき方法および/またはリソースを、MAC CEなどのダウンリンク送信内でシグナリングすることができる。
アップリンクデータ転送に関して、休止モードで動作するWTRUは、SRに関する有効なPUCCHリソースを使用して、構成される場合にWTRU固有サブフレーム内でCFRA送信を使用して、またはランダムアクセス手続を使用してのいずれかで、SR手続を開始することができる。WTRUは、競合ベースのグラントが関係するサブフレームに関して使用可能ではないことを条件として、SR手続を開始することができる。
WTRUは、アップリンク送信に関してPDCCH(たとえば、C−RNTIを使用してスクランブルされた)上で制御シグナリング(たとえば、アップリンクグラント)を受信し、復号することができる。WTRUは、WTRUが有効なTAを有することを条件として、専用PUSCHリソース上で送信することができる。あるいは、WTRUは、グラントのタイミングが特殊なサブフレームに対応し、かつ、WTRUが有効なタイミングアライメントを有しない場合に、特殊なサブフレーム内で専用PUSCHリソース上で送信することができる。
WTRUは、PUSCH上の競合ベースのアップリンク送信に関して、PDCCH(たとえば、CB−RNTIを使用してスクランブルされた)上で制御シグナリング(たとえば、アップリンクグラント)を受信し、復号することができる。この場合に、WTRUは、WTRUが有効なTAを有する場合にPUSCHリソース上で、または、WTRUが有効なタイミングアライメントを有しておらず、かつ/もしくはグラントのタイミングが特殊なサブフレームに対応することを条件として特殊なサブフレーム内のPUSCHリソース上で、送信することができる。
ダウンリンクデータ転送が続くアップリンクデータ転送について、休止モードで動作するWTRUは、SRに関する有効なPUCCHリソースを使用して、WTRU固有サブフレーム内でのCFRA送信を使用して、またはランダムアクセス手続を使用してのいずれかで、SR手続を開始することができる。WTRUは、競合ベースのグラントが関係するサブフレームに関して使用可能でないことを条件として、SR手続を開始することができる。
WTRUは、アップリンク送信に関してPDCCH(たとえば、C−RNTIを使用してスクランブルされた)上で制御シグナリング(たとえば、アップリンクグラント)を受信し、復号することができる。WTRUは、WTRUが有効なTAを有することを条件として専用PUSCHリソース上で、または、グラントのタイミングが特殊なサブフレームに対応し、かつ、WTRUが有効なタイミングアライメントを有しない場合に特殊なサブフレーム内の専用PUSCHリソース上で、送信することができる。
WTRUは、PUSCH上の競合ベースのアップリンク送信に関して、PDCCH(たとえば、CB−RNTIを使用してスクランブルされる)上で制御シグナリング(たとえば、アップリンクグラント)を受信し、復号することができる。この場合に、WTRUは、WTRUが有効なTAを有する場合にPUSCHリソース上で、または、WTRUが有効なタイミングアライメントを有しておらず、かつ/またはグラントのタイミングが特殊なサブフレームに対応することを条件として特殊なサブフレーム内のPUSCHリソース上で、送信することができる。
さらに、WTRUは、WTRUが有効なタイムアライメントを有するか否かにかかわりなく、PDCCH(たとえば、C−RNTIを使用してスクランブルされる)上で専用ダウンリンク割当(1つまたは複数)を受信し、復号することができる。WTRUが有効なTAを有する場合に、WTRUは、HARQ A/Nフィードバックを送信することができる(たとえば、PUCCH上で)。
休止モードでのチャネル品質測定および報告に関する実施形態を、本明細書でこの後で開示する。休止モードで動作するWTRUを、CQI(channel quality indicator)、PMI(precoding matrix indicator)、RI(rank indicator)、または類似物などのチャネル状態報告を用いて構成することができる。WTRUは、有効なタイミングアライメントを有しない時に、CQI構成を保持することができる。たとえば、WTRUは、TAT満了時にCQI−ReportConfigおよびcqi−Maskに関するデフォルト物理チャネル構成を適用しないものとすることができる。
WTRUは、WTRUがそれに関してPDCCH上で制御シグナリングを監視するサブフレームに関して、CQI、PMI、および/またはRIなどのチャネル状態情報を測定し、報告することができる。WTRUは、WTRUが制御シグナリングを成功して復号するサブフレームから開始して、測定し、報告することができる。WTRUは、たとえばWTRUが制御シグナリングを成功して復号するサブフレームから開始して、WTRUがそれに関してPDCCH上で制御シグナリングを監視するサブフレーム内でCQI、PMI、および/またはRIを測定し、報告することができる。上記は、SRS構成パラメータ(たとえば、soundingRS−UL−ConfigDedicated)および手続に適用することができる。
休止モードでモビリティ関連手続を実行するための実施形態を、本明細書でこの後で開示する。
休止モードで動作するWTRUは、ネットワークによって制御されるモビリティ(たとえば、構成されたL3測定値を使用する)とWTRU自律的モビリティ(たとえば、セル再選択を使用する)との両方をサポートすることができる。
休止モードで動作するWTRUは、L3測定が構成されないことを条件として、またはWTRUがユニキャスト送信に関してネットワークによって能動的にスケジューリングされていない期間中に、セル再選択を実行することができる。
休止モードで動作するWTRUは、RRC_CONNECTED状態と比較して測定インターバルに関してより少ない要件を有するL3測定および測定値報告を実行することができる。WTRUは、WTRUがユニキャスト送信に関してネットワークによって能動的にスケジューリングされている期間中にL3測定および報告を実行することができる。WTRUは、WTRUが休止モードである間にモビリティイベントが発生する時に、セル固有WTRU専用パラメータを解放することができる。たとえば、WTRUは、ランダムアクセスに関するすべての専用構成、C−RNTI、スケジューリング機会、DRX、および/または測定に関する構成、ならびに休止モードである間に有効なままであった可能性がある類似物を解放することができる。そのようなモビリティイベントは、モビリティ制御IEに関するRRC接続再構成メッセージ(ハンドオーバコマンド)の受信、セル(再)選択手続の開始、現在のサービングセルとは異なるセルの選択をもたらすセル(再)選択手続、トラフィックエリア更新、RRC_IDLEモードへの遷移、および/または休止挙動の使用の停止を含むが、これらに限定されない。
休止モードで動作するWTRUを、L3測定を用いて構成することができ、構成される場合に、WTRUは、ユニキャスト送信に関してネットワークによって能動的にスケジューリングされている期間中に測定を実行することができる。たとえば、WTRUは、ある時間期間の間に、たとえばタイマが満了する(たとえば、TAタイマまたは任意の他のアクティビティタイマ)までまたはWTRUが制御シグナリングの監視を停止するまで、ダウンリンク割当および/またはアップリンクグラントに関してWTRUが最初に制御シグナリングを受信するサブフレームから開始して、L3測定を実行することができる。WTRUは、ユニキャスト送信に関してネットワークによって能動的にスケジューリングされている期間中にイベントによってトリガされた時に、測定値を報告することができる。
セル再選択およびWTRUによって制御されるモビリティの実施形態を、本明細書でこの後で開示する。休止モードで動作するWTRUは、アイドルモード手続に従ってセル再選択手続を実行することができる。WTRUは、制御シグナリングの監視を開始する明示的指示を成功して受信したが、ある時間期間の後に専用制御シグナリングを成功して復号しなかった場合に、セル再選択手続を実行することができる。WTRUは、選択されたセル内で初期接続確立手続を実行することができる。
セル再選択手続が、WTRUが動作するセルとは異なるセルの選択につながる場合に、WTRUは、次のうちの少なくとも1つを実行することができる。WTRUが能動的にスケジューリングされている間にセル再選択が発生する場合には、WTRUは、アイドルモードに移動し、選択されたセル内で初期接続確立手続を実行することができる。WTRUが能動的にスケジューリングされていない間にセル再選択が発生する場合には、WTRUは、アイドルモードに移動し、選択されたセルにキャンプすることができる。あるいは、WTRUは、選択されたセル内で初期接続確立手続を実行することができる。
WTRUが、制御シグナリングの監視を開始する明示的指示を成功して受信した後であるが、WTRUがまず能動的にスケジューリングされる前にセル再選択が発生する場合には、WTRUは、アイドルモードに移動し、選択されたセル内で初期接続確立手続を実行することができる。
上の実施形態のいずれにおいても、WTRUは、まず、選択されたセル内で接続再確立手続を試みることができる。WTRUが、測定報告に関して構成され、L3測定を実行する場合には、WTRUは、たとえばWTRUが能動的にスケジューリングされている間にL3測定を実行する場合に、セル再選択手続を実行することができない。
間欠的サービスに関して無線ベアラ(XRB)を構成する実施形態を、本明細書でこの後で開示する。WTRUを、1つまたは複数のEPS(evolved packet system)ベアラに関連するXRBを用いて構成することができる。たとえば、WTRUを、EPSベアラに対応する値(たとえば、eps−BearerIdentity値)にそれぞれが関連する1つまたは複数のXRBを用いて構成することができる。休止モードがアクティブ化される時に、WTRUは、関係するEPSベアラに対応するユーザデータ(たとえば、制御プレーンデータを除外する)の送信にXRBを使用することができる。1つまたは複数のEPSベアラを、所与のXRBに関連付けることができる。
もう1つの実施形態では、WTRUを、単一のXRBを用いて構成することができる。これを、デフォルト挙動とすることができ、あるいは、これを、フラグまたはeps−BearerIdentityの値に関する固定されたコードポイントのいずれかを使用して示すことができる。休止挙動がアクティブ化される時に、WTRUは、WTRUの構成のEPSベアラのいずれかに対応する任意のユーザデータ(たとえば、制御プレーンデータを除外する)の送信にXRBを使用することができる。これは、WTRUが休止挙動の使用を開始する時に構成されるEPSベアラに適用することができる。
もう1つの実施形態では、WTRUを、構成されたRBごとに1つのXRBを用いて構成することができ、たとえば、WTRUの構成のDRBごとに1つのXRBがあるものとすることができる。たとえば、休止挙動がアクティブ化される時に、WTRUは、WTRUの構成の関連するRB(たとえば、DRB)に対応する任意のユーザデータ(たとえば、制御プレーンデータを除外する)の送信にXRBを使用することができる。
もう1つの実施形態では、WTRUを、WTRUの構成のデフォルトEPSベアラごとに1つのXRBを用いて構成することができる。休止挙動がアクティブ化される時に、WTRUは、WTRUの構成の関連するEPSベアラに対応する任意のユーザデータ(たとえば、制御プレーンデータを除外する)の送信にXRBを使用することができる。これは、WTRUが休止挙動の使用を開始する時に構成されるベアラに適用することができる。
もう1つの実施形態では、WTRUを、デフォルトXRBを用いて構成することができる。休止挙動がアクティブ化される時に、WTRUは、別のXRBに明示的に関連付けられていない任意のEPSベアラに対応するユーザデータ(たとえば、制御プレーンデータを除外する)の送信にデフォルトXRBを使用することができる。これは、類似するコンテキストを共有するEPSベアラ(たとえば、同一のソースIPアドレスを使用するアプリケーションに関する)に適用することができる。これは、WTRUがXRBを追加する構成を受信する時に構成されるEPSベアラに適用することができる。
上の代替案のいずれをも、休止挙動がアクティブ化される時にDRBがXRBとして動作するように実現することができる。休止挙動が非アクティブ化され、WTRUが接続状態に留まる時に、XRBは、その通常のDRB動作に戻ることができる。
所与のXRBについて、所与のEPSベアラに関するユーザデータ(たとえば、制御プレーンデータを除く)のサブセットを、休止挙動がアクティブ化される時に構成されたXRBを使用して送信できるように、WTRUを構成することができる。そのようなデータを、下で詳細に説明する、フロー分類およびルーティングに関する実施形態のいずれをも使用して識別することができる。
WTRUは、休止挙動が適用可能ではない時に適用可能な方法に従って、XRBに関連しないユーザデータを処理することができる。たとえば、アクティブ化された休止挙動を有する同期化されないWTRUに関して、XRBを使用して送信できない送信に関して使用可能になる新しいデータは、RRC接続の確立(WTRUが確立されたRRC接続を有しない場合)および/またはDRBを使用する送信をイネーブルするためにアップリンクリソースを要求するためにランダムアクセスを使用する要求のスケジューリングをトリガすることができる。
WTRUは、新しいデータがXRBに関して使用可能になる時に、BSRおよび/またはSRをトリガしないものとすることができる(たとえば、LogicalChannelConfiguration IE内のパラメータlogicalChannelSR−Mask−R1xに基づいて)。これを、休止挙動がアクティブ化される場合に適用することができる。たとえば、休止挙動を使用するWTRUは、XRBとして構成されていない(またはこれに関連付けられない)DRBまたはSRBに関して新しいデータが使用可能になる時に、BSRおよび/またはSRをトリガすることができる。WTRUは、BSRトリガおよび/またはSRトリガがWTRUの構成に従って許可されるように構成されたXRBに関してBSRおよび/またはSRをトリガすることができる。もう1つの例では、休止挙動を使用するWTRUは、BSRおよび/またはSRがWTRUの構成に従って禁止されないように構成されたXBRに関して新しいデータが使用可能になる時に、BSRおよび/またはSRをトリガすることができる。
WTRUは、新しいデータがXRBに関して使用可能になる時に、特殊なサブフレーム内のアップリンクリソース上でのデータの送信に関する手続を開始することができる。WTRUは、休止挙動がアクティブ化される場合に、そのような手続を開始することができる。
XRBのLCH(logical channel configuration)は、たとえばLogicalChannelConfiguration IE内で、LCG(logical channel group)に関連付けられないものとすることができる。XRBのlogical channel configurationは、SRBの優先順位より低い優先順位を有することができる。XRBは、WTRUの構成の無線ベアラの中で最低の優先順位を有することができる。これは、休止挙動がアクティブ化される場合に適用することができる。
XRBの構成は、関係するXRBを、休止挙動から利益を得ることができるユーザプレーントラフィックに関してDRBとして使用できるか否かをWTRUが判定できるように(たとえば、LogicalChannelConfiguration IE内のパラメータlogicalChannelDormant−Mask−R1xを使用して)、明示的指示を含むことができる。
WTRUは、ヘッダ圧縮を構成されない動作に関してXRBを構成することができる。WTRUは、セキュリティをアクティブ化されない(たとえば、暗号化なしの)XRB上でデータを送信することができる。これを、XRBの構成可能な態様とすることができる。XRBが、RLC UM(RLC Unacknowledged Mode)動作を使用するように、WTRUを構成することができる。RCセグメント化が、休止モードで動作している間のデータ送信に関して許容されないように(たとえば、XRBに対応するデータに関して)、WTRUを構成することができる。WTRUは、セグメント化なしのトランスポートブロックによってデータ送信に対処できない場合に、関係するデータ転送に関する休止挙動をディスエーブルすることができる。
WTRUを、1つまたは複数のXRBを用いて構成することができる。複数のXRBが構成される時に、優先順位(たとえば、LogicalChannelConfig IE内のpriority)、SDU破棄タイマ(たとえば、PDCP−Config IE内のdiscardTimer)、バケットサイズ持続時間(たとえば、LogicalChannelConfig IE内のbucketSizeDuration)、PBR(prioritized bit rate)(たとえば、LogicalChannelConfig IE内のprioritizedBitRate)、または類似物、パラメータを含むが、限定されない、QoSの異なるレベルをサポートするように各XRBを構成することができる。
制御プレーンに関して、WTRUは、休止挙動が適用可能ではない時に適用可能な任意の方法に従って、XRBに関連しない制御プレーンデータ(たとえば、SRBに関するデータ)を処理することができる。
WTRUは、SRB0に関する1つのXRBを有することができる。SRB0を、RRC接続を(再)確立するのに、および/またはRRC接続モードに遷移するのに使用することができる。WTRUは、さらに、SRB0に関する1つのXRB、およびSRB1とSRB2との両方に関する1つのXRBを有することができる。あるいは、WTRUは、SRBごとに(すなわち、SRB0、SRB1、SRB2)1つのXRBを有することができる。あるいは、WTRUは、さらに、すべてのSRBに関して1つのXRBを有することができる。あるいは、XRBを、制御シグナリングを有するユーザデータを送信するために、構成するSRBによって構成することができる。
フロー分類およびルーティングに関する実施形態を、本明細書でこの後で開示する。WTRUを、単一のPGWに関係するEPSベアラ(1つまたは複数)に関連するXRBを用いて構成することができ、または、複数のPGWからのEPSベアラに関連するXRBを用いて構成することができる。WTRUが、複数のEPSベアラからのトラフィックに関連するXRBを用いて構成される時に、eNBは、ユーザのデータのフロー分類および正しいPGWに向かうルーティングを実行することができる。あるいは、WTRUが、複数のEPSからのトラフィックに関連するXRBを用いて構成される時に、WTRUは、ユーザデータのフロー分類および正しいPGWに向かうルーティングを実行することができる。交互に、WTRUを、特定のAPN(access point name)に関連するXRBを用いて構成することができる、すなわち、WTRUが接続される1APNあたり1つまたは複数のXRBがあってもよい。この場合に、WTRUは、ユーザデータのトラフィックフロー分類および適当なAPNに向かうルーティングを実行することができる。これらのAPNが、同一のP−GWを介してアクセスされる場合に、P−GWは、APNごとにトラフィックを区別し、パケットを正しいネットワークにルーティングすることができる。
休止挙動をアクティブ化されたWTRUは、異なるサービスおよび/またはアプリケーションによって生成されたトラフィックに対するフロー分類を実行することができる。WTRUを、複数のパケットフィルタおよび/またはTFT(traffic flow template)を用いて構成することができる。WTRUを、休止挙動がアクティブ化されない時に使用できるパケットフィルタおよび/またはTFTの第1のセットと、そうでない場合に使用できる第2のセットとを用いて構成することができる。
WTRUは、構成され適用可能なパケットフィルタおよび/またはTFTを使用して、XRBを使用してデータを転送できる時を判定することができる。これらのパケットフィルタを、MMEによってWTRU内で構成することができる。MMEは、ベアラアクティブ化メッセージ、ベアラ変更メッセージ、またはEPSベアラがセットアップされる時にWTRUに向かう新しい専用NASメッセージ内で、パケットフィルタを送信することができる。WTRUが接続モードまたは休止モードのどちらであるのかに応じて異なって適用され得るパケットフィルタの異なるセットがあることを、NASメッセージ内で指定することができる。あるいは、休止モードパケットフィルタを、WTRUが休止モードに入る時にWTRUに送信することができる。これを、EMM−Dormantモードに入るようにWTRUに知らせるNASメッセージによって実行することができる。
WTRUは、eNBへのルーティングおよびフロー分類に関係するさらなる情報を提供することができる。たとえば、そのような情報は、DRBの個数および/もしくはパケットサイズに関連する詳細(たとえば、平均値、最大値、最小値)、パケット間遅延および/またはバースト間遅延(たとえば、平均値、最大値、最小値)、バースト内のパケットの個数、プロトコルタイプ(たとえば、TCP(伝送制御プロトコル)、UDP(ユーザデータグラムプロトコル)、RTP(リアルタイム伝送プロトコル)、RTCP(リアルタイム伝送制御プロトコル))を含むことができる。eNBは、この情報を使用して、XRB構成を含む休止挙動に関してWTRUを正しく構成することができる。eNBは、この情報を使用して、SGWに向かうリンク上でS1−Uベアラへの所与のXRBに関して受信されるデータの正しいマッピングを実行することができる。
あるいは、XRBデータを、SGWに向かう同等のS1−U XRBに供給することができる。類似する機能性を、SGWで実施して、PDN GWに向かう正しいS5ベアラにパケットをマッピングすることができる。これは、eNBとSGWとの間の同等のS1−U XRBのセットアップ(常時または休止モードに入る時またはXRBのセットアップ時)を暗示することができる。
次のうちの少なくとも1つを、たとえばフロー分類のために、WTRUによって受信できるように、パケットを分類する追加の手段を、パケットフィルタに対する拡張によって提供することができる。
パケットフィルタは、パケットのサイズに関連するパラメータ(たとえば、最大サイズまたは最小サイズ)を含むことができる。サイズを、IPヘッダまたはトランスポートヘッダの長さフィールドから導出することができる。あるいは、サイズを、PDCP(packet service data unit)SDU(service data unit)サイズ(非圧縮IPヘッダ)から導出することができる。
パケットフィルタは、フィルタの所与のルールに関するパケット間到着時間に関する値、バーストの特徴を表すパラメータ(所与の時間内の送信の回数)、フィルタの所与のルールに関するパケット間到着時間の値、またはルールがパケットによって照合されつつあるレートのうちの少なくとも1つを含むフィルタに適用可能なメトリックスを含むことができる。これらの値を、しきい値として使用し、フィルタエントリを妥当性検査するための追加ルールとして使用することができる。
WTRUの休止挙動をトリガする実施形態を、パケットがどのようにフィルタリングされるかの観察および/またはパケットの分類に関する挙動に基づいてパケットフィルタおよびTFTの層で適用することができる。そのようなトリガがある時に、WTRUは、休止挙動に入るか出ることができ、または、NASサービス要求メッセージもしくはNASサービス更新メッセージを送信することができ、またはRRC/NAS状態を変更することができる。WTRUが休止モードに入った後に、WTRUは、パケットフィルタを切り替え、XRBに向かうデータのルーティングを開始することができ、または、パケットフィルタは、WTRUがバックグラウンドトラフィックの一部を破棄するような形で構成され得る。あるいは、WTRUは、データを送信するためにコネクションレス手法(すなわち、制御プレーンを介するデータの送信)を使用することを選択することができる。
休止挙動を有するRAB(無線アクセスベアラ)に関するセッション管理の実施形態を、本明細書でこの後で開示する。WTRUが、休止挙動をアクティブ化され、WTRUが、モビリティ関連手続(たとえば、WTRUがキャンプするセルを変更するセル(再)選択)手続などのWTRU自律的手続またはeNBによって制御される手続(たとえば、WTRUが接続モードの拡張として休止モード挙動を実施する場合の異なるセルへのハンドオーバ)のいずれか)を実行する時に、WTRUは、次のうちの少なくとも1つを実行することができる。WTRUは、休止モードが非アクティブ化されない限り、または明示的シグナリング(たとえば、モビリティ制御IEを有するRRC接続再構成メッセージ(すなわち、ハンドオーバコマンド))によってそうではないと指示されない限り、WTRUのコンテキスト内で少なくともXRBを保持することができる。WTRUは、XRBに関連するすべてのDRB(1つまたは複数)を保持することができる。
WTRU自律的手続に関して、WTRUは、無線アクセスベアラを再確立する新しいサービス要求を開始することができる。WTRUは、RRCシグナリングを使用して(たとえば、ターゲットeNBが、接続されたMMEとの接続を確立することができる)またはNAS手続を使用してのいずれかでこのサービス要求を実行することができる。これは、RABが保持されず、WTRU自律的モビリティイベントに続いて自律的に解放される場合に適用され得る。
WTRU自律的手続について、WTRUは、WTRUがその新しい位置をネットワークに示すことができるように、手続を開始することができる。これは、ネットワークがターゲットeNBへのWTRUのコンテキストをセットアップする手段を提供することができる。たとえば、WTRUは、TAU(tracking area update)手続を開始することができる。TAU手続は、WTRUのコンテキストのEPSベアラについてリソースを割り当てることができることの指示を含むことができる。
WTRU自律的手続について、WTRUは、すべての構成されたXRBの解放を含めて、休止挙動を非アクティブ化することができる。その後、WTRUは、その新しい位置をネットワークに示すことができるようにする手続を開始することができる。これは、必要な場合に休止挙動を再構成できるように、ネットワークがWTRUとのRRC接続を確立する手段を提供することができる。たとえば、WTRUは、TAU手続を開始することができる。TAU手続は、WTRUのコンテキストのEPSベアラのためにリソースを割り当てなければならないことの指示を含むことができる。
上の実施形態は、WTRUが休止挙動を終了することを望むか試みる時に適用することができる。休止モードの終了は、追加のユーザプレーントラフィック、専用ベアラ(1つまたは複数)を必要とするトラフィックのためにリソースをセットアップする必要に起因する場合があり、または、終了は、保留中のNASセッション管理手続(少なくとも1つの専用EPSベアラのアクティブ化、変更、または非アクティブ化)に起因する場合がある。WTRUは、手動CSG(closed subscriber group)選択の結果として休止モードを終了することができる。休止モードの終了が、RRC(またはより下の層)によって制御される場合に、NASは、RRC(またはより下の層)による休止モードの終了につながり得る指示(上のリストされたトリガに基づく)をRRC(またはより下の層)に提供することができる。
NASシグナリングを拡張して、休止モードをサポートすることができる。WTRUは、休止モードをアクティブ化する必要があるとWTRUが判定するので、または休止挙動を既に使用しているが休止挙動での動作のために追加のリソースを必要とするのでのいずれかで、休止挙動での動作のために追加のリソースが必要であると判定することができる。WTRUは、その場合にNASサービス要求手続を開始することを許可されるものとすることができる。WTRUは、現在のRRCモード(たとえば、CONNECTED、DORMANT、IDLE)および/または休止挙動をサポートするEMM状態(たとえば、EMM−CONNECTED、EMM−DORMANT、EMM−IDLE)でNASサービス要求手続を開始することができる。WTRUは、接続モードでNASサービス要求を送信することを許可されるものとすることができる。この手続は、ネットワークによって受け入れられる場合に、WTRUに関してアクティブである専用ベアラ(1つまたは複数)またはデフォルトベアラ(1つまたは複数)の追加リソースのセットアップをトリガすることができる。あるいは、WTRUは、ネットワークがWTRUの現在割り当てられているリソースに対する変更を開始する場合に、NAS応答を受信することができる。この応答は、新しいNASメッセージまたは既存のセッション管理メッセージもしくはモビリティ管理メッセージ(たとえば、追加のIEを伴う)とすることができる。
WTRUは、たとえば休止モードを非アクティブ化する必要があるとWTRUが判定するので、追加のリソースが必要であると判定することができる。WTRUは、その場合に、NASサービス要求手続を開始することを許可されるものとすることができる。言い替えると、WTRUは、RRCモード(たとえば、CONNECTED、DORMANT、IDLE)および/または休止挙動をサポートするEMM状態(たとえば、EMM−CONNECTED、EMM−DORMANT、EMM−IDLE)でNASサービス要求手続を開始することができる。あるいは、WTRUは、ネットワークがWTRUの現在割り当てられているリソースに対する変更を開始する場合に、NASサービス要求を受信することができる。
WTRUによって開始されたNASサービス要求手続に起因する、または、ネットワークによって開始されたNASサービス要求手続(すなわち、ページングとそれに続くWTRUからのNASサービス要求と)もしくはWTRUによるNASサービス要求(または類似するNAS手続)をトリガする任意の専用NASメッセージに起因する追加リソースのセットアップは、WTRUが休止挙動を終了するかこれを非アクティブ化することをもたらすことができる。あるいは、WTRUは、NASサービス要求またはNASサービス更新などの類似するNASメッセージを送信する前に、NASセッション管理メッセージ(EPSベアラコンテキストをセットアップし、変更し、または非アクティブ化することを要求するため)を直接に送信することを許可されるものとすることができる。拡張されたNASサービス要求を使用して、休止挙動のアクティブ化または非アクティブ化を要求することができる。
上で説明した拡張されたNASサービス要求に似て、新しいNASサービス更新メッセージを導入して、WTRUの専用リソースを変更し、かつ/または休止挙動のアクティブ化もしくは非アクティブ化を要求することができる。NASサービス更新の挙動は、拡張されたNASサービス要求に関して上で説明したものに類似するものとすることができる。
WTRUは、追加のユーザプレーンリソースを要求するかNASセッション管理手続を実行するために、NAS層でのモビリティ管理に関係する上で説明した実施形態のいずれをも実行することができる。さらにまたはあるいは、WTRUは、実施形態の次の1つまたは組合せのいずれをも実行することができる。WTRUは、休止モードである間に使用できる無線ベアラ(たとえば、XRB)の管理を実行することができる。たとえば、WTRUは、少なくとも1つの無線ベアラのセットアップもしくは再アクティブ化、または少なくとも1つの無線ベアラの分解もしくは非アクティブ化を実行することができる。WTRUは、WTRUが休止モードを終了する時に使用できる無線ベアラ(たとえば、1つまたは複数のEPS RAB)の管理を実行することができる。WTRUは、少なくとも1つの無線ベアラのセットアップもしくは再アクティブ化、または少なくとも1つの無線ベアラの分解もしくは非アクティブ化を実行することができる。
NASサービス要求手続は、従来、アイドルモードのWTRUに使用される。セッション管理に対する拡張を定義して、休止挙動を伴う動作を可能にすることができる。休止モードのWTRUが他のベアラに関するより多くのリソースを要求することを可能にする実施形態を、本明細書で提供する。これは、無線インターフェースとS1インターフェースとの両方でのリソース割当を暗示し、これによって、無線リソースとS1リソースとの両方がセットアップされるようにするために、MMEがこの要求を知ることを必要とする。
WTRUは、無線ベアラの管理のために、休止モードである間に次の手続のうちの少なくとも1つを実行することができる。
一実施形態では、WTRUは、休止モードである間に、WTRUによって開始されるNASサービス要求またはNASサービス更新を実行することができる。WTRUは、ユーザプレーンリソースを変更するために、MMEを伴うNAS手続を開始することができる。たとえば、WTRUは、ユーザプレーンリソース(たとえば、少なくとも1つの専用ベアラに関する)が必要であることをMMEに示すためにNASメッセージ(たとえば、拡張されたNASサービス要求またはNASサービス更新のいずれか)を送信することができる。NASメッセージは、それに関してリソースが要求される専用ベアラのリストを含むことができ、それに関してリソースが必要である時間の持続時間を示すのに使用できる時間パラメータまたはフラグパラメータを含むことができる。たとえば、WTRUの特定のアプリケーションは、短い時間期間に相対的に大量のデータの送信(たとえば、連続する送信を介する)を必要とする場合があり、リソースは、特定の時間インターバルの後に不要になる。要求されるベアラ(1つまたは複数)に関するリソースのセットアップは、WTRUが休止モードを終了することをもたらす場合がある。あるいは、NASメッセージの送信が、WTRUが休止モードを終了するかこれを非アクティブ化することをもたらす場合がある。WTRUは、その後、WTRUのNAS要求の受信を確認するNASメッセージを受信することができ、このメッセージは、WTRUが休止モードを終了するかこれを非アクティブ化することができることを知らせることができる。要求されるベアラ(1つまたは複数)に関するリソースのセットアップが、WTRUが休止モードを終了することをもたらす場合がある。
MMEは、WTRUからNASメッセージ(たとえば、拡張されたNASサービス要求またはNASサービス更新のいずれか)を受信することができる。MMEは、NASメッセージを受信する時に、WTRUのコンテキスト内でアクティブであるEPSベアラのユーザプレーンを確立することができる。MMEは、WTRUが休止モードであることを知ることができる。あるいは、受信されたNASメッセージが、どのEPSベアラがユーザプレーンリソースを必要とするのかに関するインジケータを含むことができる。MMEは、リソースが特定の時間期間の間にセットアップされるように、NASメッセージに含まれる可能性がある時間ファクタまたは他のパラメータを考慮に入れることができる。MMEは、少なくとも1つの専用ベアラおよび/またはデフォルトベアラに関してリソースをセットアップするために、その後にサービングeNBに知らせることができる(S1APインターフェースを介して、既存のメッセージまたは新しいメッセージを使用して)。MMEは、リソースがその間に保持されなければならない時間インターバルなどの追加のパラメータを、eNBに向かう制御シグナリングに含めることができる。MMEは、タイマの満了の後に1つまたは複数の専用ベアラおよび/またはデフォルトベアラに関するリソースを解放するようにeNBに知らせることができるように、示された値を用いてタイマを動作させることができる。MMEは、NASメッセージの受信を確認するメッセージをWTRUに送信することができ、休止モードを終了するようにWTRUに知らせることができる。
eNBは、休止モードのWTRUに関するリソースをセットアップするためのS1APメッセージ(新しいまたは既存の)をMMEから受信することができる。その後、eNBは、休止モードを終了するようにWTRUを再構成することができる。eNBは、セットアップされるリソースをタイマの満了の後に解放できるように、受信されたメッセージ内の指示に従ってタイマを始動することができる。eNBは、このタイマの満了の後に休止モードで動作するようにWTRUを再構成することができる。
もう1つの実施形態では、MMEは、上で説明したNAS要求を開始することができる。
もう1つの実施形態では、NASは、RRCに要求のタイプに関する情報(たとえば、ユーザプレーンリソースセットアップ、NASセッション管理シグナリング、NASシグナリングなど)を提供することができる。WTRU RRCは、たとえば休止モードを終了するためのトリガの際に、休止モードからの遷移を要求するためにeNBにRRCメッセージを送信することができる。あるいはまたはさらに、WTRU RRCは、休止モードを終了することを必ずしも要求しない保留要求に関してeNBに知らせることができる。これは、より上の層(たとえば、NAS)の要求に関する情報を含むことができる。
eNBは、休止モードのWTRUからRRCメッセージを受信する。このRRCメッセージは、休止モードを終了することの指示またはあるいはNASプロトコルに関係する指示を含むことができる。eNBは、受信された可能性がある(たとえば、MMEから)以前の構成に基づいて、WTRUを休止モードから遷移させる判断を行うことができる。たとえば、WTRUが、最初に休止モードにされた時に、MMEは、追加のベアラに関するリソースをセットアップするすべての将来の要求が、MMEからの許可なしでグラントされ得ることをeNBに知らせた可能性がある。あるいは、MMEは、休止モードから(または休止モードへ)のすべての遷移が、MMEからの許可を必要とする可能性があることをeNBに知らせることができる。
eNBは、ページング要求に関してMMEに知らせることができる。これは、WTRUを休止モードを終了させる許可とすることができる。あるいは、eNBは、WTRUから受信した追加情報をMMEに転送することができる。たとえば、eNBが、少なくとも1つの専用ベアラに関するリソースをセットアップするメッセージを受信した場合に、eNBは、WTRUが少なくとも1つの専用ベアラに関する追加リソースを必要とすることをMMEに示すことができる。eNBは、進行する前に、MMEが要求を受け入れるか拒絶するのを待つことができる。eNBは、S1−Uリソース経路に関してSGW(サービングゲートウェイ)によって使用できるTEID(tunnel endpoint identity)を含むことができる。MMEは、要求がグラントされる場合に、この情報をSGWに転送することができる。さらに、MMEは、TEID(SGWから受信された)をeNBに転送することができ、その結果、アップリンクデータのユーザプレーン経路をセットアップできるようになる。
上で説明したRRC手続は、休止モードが接続モードの副状態である場合に、NASがサービス要求または他のメッセージを送信することを許可されない場合に適用することができる。
図5は、上で開示した実施形態によるセッション管理の例のプロセス500のシグナリング図である。WTRU NAS(ESM(EPS session management)またはEMM(EPS mobility management))は、休止モードを終了するイベント(たとえば、ESM層またはアプリケーションからのリソースをセットアップする要求に起因する)を検出し、リソースをセットアップするか休止モードを終了する指示をWTRU RRCに送信する(502)。
その後、WTRU内のRRCは、動作の休止モードを終了することの望みを示す指示(たとえば、新しいIE)を有するRRCメッセージをeNBに送信することができる(504)。あるいは、WTRU(すなわち、NAS)は、休止モードを終了することの望みを示すNASメッセージ(新しいまたは既存の)をネットワークに送信することができる。
eNBは、休止モードを終了するWTRUの要求を示す新しいIEを有する新しいまたは既存のS1APメッセージをMMEに送信する(506)。このS1APメッセージは、TEIDを含むことができる。
MMEは、このメッセージを受信した後に、IEを検証することができ、休止モードを終了する要求を受け入れることができる。あるいは、MMEが、WTRUからNASメッセージを受信する場合に、MMEは、NAS要求を検証し、休止モードを終了するWTRU要求を受け入れることができる。その後、MMEは、SGWに向かうベアラ変更手続をトリガすることができる(508)。SGWは、PDN GW(図示せず)に向かうベアラ変更手続をトリガすることができ、ベアラ変更応答をMMEに送信する(510)。
MMEは、休止モードを終了する要求の結果を示す新しいIEを含むことができる新しいまたは既存のS1APメッセージを用いてeNBに応答する(512)。このメッセージは、RAB、したがってWTRUのためにセットアップされるべき無線ベアラのリストをeNBに示すことができる。あるいは、MMEは、WTRUに向かうNASメッセージを応答することができる。
その後、eNBは、休止モードを終了する要求の結果を示すためにWTRUに新しいまたは既存のRRCメッセージを送信することができる(514)。eNBは、休止モードを終了することの受け入れを暗黙のうちに示す他のデータラジオベアラを追加するためにRRC再構成を実行するようにWTRUに要求することができる。
その後、WTRU RRCは、休止モードの終了を反映するために、その状態または他のパラメータを変更することができる。RRCは、休止モード動作が終了され、これが、この変化を反映するためにNASに状態またはパラメータを変更させる可能性があることをNASに示すことができる。
あるいは、WTRUがMMEからNASメッセージを受信する場合に、WTRUは、休止モードを終了する要求の結果を検証し、要求が受け入れられる場合には、WTRU NASは、休止モードの終了を反映するためにその状態または他のパラメータを変更することができる。WTRU NASは、休止モードを終了できることをWTRU RRCに示すことができる。WTRU NASは、任意のRRC状態を変更するためにRRCをトリガすることができる。その後、WTRUは、ユーザプレーントラフィックに関する通常モード(すなわち、休止モードではない)での動作のためにセットアップされるデータラジオベアラを使用することができる(516)。
あるいは、eNBは、WTRUについて上で説明したものに似て、RRC要求を開始することができる。
NAS層内で発生するイベントは、休止モードから非休止モードへの遷移およびその逆を引き起こすことができる。
WTRUが休止モード(RRC接続モードのサブセットまたは別々のRRC状態として実現され得る)に入る時に、NASは、適当なアクションを実行できるようにするために、これについて知らされるものとすることができる。たとえば、休止モードでは、NASは、専用ベアラに関するリソースを要求し、したがって休止モードを終了するために、新しいメッセージ(たとえば、サービス更新)を送信することができる。
RRCおよびNASは、各エンティティで休止モードへまたはこれからの遷移の際に相互作用することができる。休止モード動作の変更は、RRCおよび/またはNASでの動作の休止モードからまたはこれへの遷移を暗示することができる。
RRCは、休止モード動作の変化に関してNASに知らせることができる。たとえば、RRCが動作の休止モードに入る時に、RRCは、休止モードへの遷移に関してNAS(EMMまたはESM)に知らせることができる。この指示は、NASに知られている、またはRRCによってシグナリングされる、のいずれかである所与の時間期間の間に有効とすることができる。同様に、RRCは、休止モードから動作の通常モードへの遷移についてNASに知らせることができる。
NASが、休止モードに入り、出ることを知り、かつ、そのような遷移が、NASによってトリガされまたは制御され得る場合に、NASは、休止モードへ出入りするすべての遷移に関してRRC(または任意の他の層、たとえば、ESMまたはMACなどのより下の層)に知らせることができる。
NASなどのエンティティは、休止モードへの遷移に関する指示(たとえば、RRCまたはMMEなどの他のエンティティから)の受信時に、WTRUでの動作の現在のモードを示すパラメータを使用しまたはセットすることができる。たとえば、WTRUが休止モードで動作しつつあることの指示の受信時に、NASは、WTRUの動作のモードを示すフラグまたは任意の他のパラメータを定義しまたは使用することができる。休止フラッグを定義することができ(たとえば、ブールパラメータ)、ここで、真(または1)は、WTRUが休止モードであることを示すことができ、偽(または0)は、WTRUが通常モードである(すなわち、休止モードではない)ことを示すことができる。この挙動は、WTRU内の他のエンティティ/層(たとえば、RRC、MAC、またはNASのESMエンティティ)に適用することができる。
NASへの指示は、より下の層(たとえば、RRC)からまたはMMEなどの他のネットワークエンティティからである場合がある。たとえば、NASが、MMEから休止モード動作に関する指示または休止モードに入る要求を受信する場合に、NASは、WTRUが休止モードで動作しつつあることを知るために、上で説明したフラグ(または別のパラメータ)をセットすることができる。同様に、MMEから受信される可能性がある、休止モードを終了する要求または休止モードの終了に関する指示は、動作の通常モードが開始されるように、休止フラグ(または任意のパラメータ)の値をWTRUが変更することをもたらす可能性がある。
動作のどの時にも、NASは、フラグもしくは状態または任意の他の方法のいずれかを使用して、WTRUが休止モードで動作しつつあるのか否かを検証することができる。その後、NASは、WTRUの現在の動作のモードに従って振る舞うことができる。NASは、さらに、この状態が、NAS EMM−IDLEもしくはEMM−CONNECTEDまたは任意の他の状態の一部と考えられるかどうかを検証することができる。たとえば、NASが、動作の休止モードを知っている場合に、NASは、専用ベアラに関するリソースを要求するサービス更新メッセージを送信することができる。これは、休止モードがEMM−CONNECTEDのサブセットとして実現される場合に行うことができる。あるいは、これを、休止挙動を実現する実際の状態に関わりなく行うことができる。あるいは、NASは、休止モードでサービス要求を送信することを許可されるものとすることができる。サービス更新メッセージとサービス要求メッセージとの両方を使用することができる。NAS(EMMまたはESM)は、休止モードである時にさらなるESM要求を禁止することができる。これは、より下の層またはネットワークからの指示に従って定義された時間期間の間に行うことができる。
動作のどの時にも、NASが、WTRUが休止モードで動作していないことを識別する場合に、NASは、WTRU NASが休止モードに入ろうとしていることをMMEに知らせるためにサービス更新メッセージ送信しなければならないことを除いて、サービス更新メッセージを使用するのを避けることができる。
NASは、休止モードに入るトリガに基づいて、または休止モードに入る、より下の層の要求に基づいて、休止モードでのWTRU NAS動作に関してMMEに知らせるためにMMEにメッセージを送信することができる。NASは、その後、新しい状態に入るか、休止モードでの動作を示すフラグを保つことができる。NASは、MMEからの確認または肯定応答の後に、新しい状態に入るか、フラグを保つことができる。NASは、WTRUが休止モードで動作しつつあることを、より下の層または他のエンティティ(たとえば、ESM)に通知することができる。
あるいは、WTRUから受信した指示に基づいて、またはMMEでのトリガに基づいて、MMEは、WTRUを動作の休止モードにするようにeNBに要求することができる。これは、S1APメッセージ(たとえば、WTRU CONTEXT MODIFICATION REQUEST)またはeNBがWTRUを休止モードにする必要があることを示すために定義されたIEを有する任意の新しいメッセージを使用して行うことができる。WTRUを休止モードにすることのMMEからの要求の受信時に、eNBは、RRCメッセージを使用して、休止モードに入るようにWTRUに示すことができる。MMEは、休止モードが現在アクティブであることをWTRUに示すために、NASメッセージを送信することができる。あるいは、WTRU内のNASに、RRCまたは任意の他の層によって通知することができる。
WTRUを動作の休止モードにするトリガを定義することができる(休止モードの実現は、NAS、RRC、またはその両方のいずれかとすることができる)。一実施形態では、セッション管理エンティティ(たとえば、NAS ESM)は、WTRUが、ある特性(たとえば、特定のまたは最大のパケットサイズ、もしくは特定のパケット間(またはバースト)到着時間、もしくは任意の他の定義された特性、またはその組合せ)を有するパケットを送信しつつあることを観察することができる。セッション管理エンティティは、ある種のトラフィックパターンを観察した結果として、ある種のトラフィックパケットがXRBとすることのできる少なくとも1つのベアラにグループ化され得るように、パケットフィルタを(ローカルにまたはMMEを用いるシグナリングを介して)インストールすることができる。あるいは、WTRUが、休止モードでの動作を知らせ/要求するためにMMEに新しいセッション管理メッセージを送信することができる。
WTRU内のセッション管理エンティティは、休止モードで動作する前に、肯定応答を待つことができる。この肯定応答は、アップリンクおよび/もしくはダウンリンクでのパケットフィルタのインストールの肯定応答の形とすることができ、または、WTRUでパケットフィルタをインストールする要求の形とすることができる。この肯定応答を、新しいセッション管理メッセージの形とすることができる。この肯定応答を、ネットワーク(たとえば、MME)によって送信することができる。
セッション管理エンティティは、休止モードに入る指示を受信することができ、結果として、事前定義のアクションを実行することができる。この指示は、たとえばアプリケーションまたは、ある種のトラフィックパターンを観察する機能性を有することができるユーザプレーンエンティティ(たとえば、PDCPエンティティ)などであるがこれに限定されないWTRU内の他のエンティティからの、ローカルとすることができる。この指示は、ネットワーク内の別のエンティティから、たとえばネットワーク内のセッション管理エンティティ(すなわち、MME)から受信され得る。
セッション管理エンティティ(たとえば、NAS ESM)は、休止モードに入るトリガに起因して、WTRUが今や休止モードに入ることをモビリティ管理エンティティ(たとえば、NAS EMM)に示すことができる。EMMは、休止モードに入るESMからの指示に起因して、または上で定義されたものと同一のトリガに起因して、事前定義のアクションを実行することができる(すなわち、上で定義されたアクションをEMMに適用することができる)。
図6は、一実施形態による休止モードに入る例のプロセス600のシグナリング図である。WTRU(たとえば、NASのESMエンティティまたはEMMエンティティ)でトリガされた時に、NAS(ESMまたはEMM)は、休止モードで動作すると判断する(602)。このトリガは、小さいパケットの送信の検出または任意の他のトリガとすることができる。
NAS(ESMまたはEMM)は、ネットワーク(eNB)にNASメッセージを送信する(604)。このNASメッセージは、たとえばパケットフィルタをインストーするESMメッセージ、または休止モード動作を要求するために定義できるEMMメッセージとすることができる。あるいは、NASは、送信のためにNASメッセージを必ずしも提供せずに休止モードに入る必要を示すためにRRCと相互作用することができる。この場合に、RRCは、WTRUが休止モードに入ることを求めることを示す情報要素IEを有するRRCメッセージをeNBに送信することができる。
eNBは、受信されたNASメッセージをMMEに転送する(606)。あるいは、eNBが、休止モードに入る要求を示すIEを有するRRCメッセージを受信する場合に、eNBは、新しいIE(たとえば、WTRUから受信されたものをセットされた値を有する)を有する既存のまたは新しいS1APメッセージをMMEに向かって送信することができる。このメッセージは、TEIDを含むことができる。
MMEは、ネットワーク内の構成に基づいて、要求を受け入れまたは拒絶することができる。MMEが要求を受け入れる場合に、MMEは、SGWに向かってベアラの変更をトリガすることができる(608)。SGWは、PDN GW(図示せず)に向かってベアラ変更を開始し、MMEにベアラ変更応答を送信することができる(610)。MMEは、要求の結果を有するNASメッセージ(EMMまたはESM)をeNBに送信することによって、休止モードに入る要求に応答することができる(612)。あるいは、MMEは、既存のまたは新しいS1APメッセージを介して、休止モードに入る要求の結果に関してeNBに知らせることができる。このメッセージは、TEIDを含むことができる。
eNBは、受信されたNASメッセージのすべてをWTRUに転送する(614)。WTRUは、休止モードに入る要求の結果に関してNAS(ESMまたはEMM)メッセージを検証する。結果が、休止モードが受け入れられることを示す場合には、NASは、休止モードに入ることができる。NASは、さらに、WTRUが休止モードで動作する必要があることをRRCに示すことができる。RRCは、休止状態に入ることができる。WTRUは、NASメッセージによって要求される場合に、パケットフィルタをインストールすることができる。
あるいは、eNBは、休止モード要求の結果を示すIEを有するRRCメッセージを送信することができる。RRCは、メッセージを検証し、応答に関してNASに知らせることができる。NASおよび/またはRRCは、その後、休止状態に入り、かつ/または結果がそれを示す場合に休止モード挙動を反映するようにそれ相応にある種のフラグをセットすることができる。ユーザプレーンデータを、休止モードのWTRUとSGWとの間で転送することができる(616)。
休止モードのフローごとのアクセスバーリング(access barring)の実施形態を、本明細書でこの後で開示する。非アクティブWTRUの大きい母集団からの間欠的バックグラウンドトラフィックの増加は、特に他のWTRUがより高い優先順位のサービスおよび/またはデータに関してアクティブである可能性があるピーク時間中の、システム内の過度の負荷の生成に大きく寄与する可能性がある。そのような負荷は、ユーザプレーントラフィック、RACH上のアクセスの試み、および制御プレーンシグナリングなどを含む可能性がある。RACH過負荷は、サービスされるべきより高い優先順位のデータを先取りする可能性がある。バックグラウンドサービスのRRM(無線リソース管理)に関係する制御プレーンシグナリングは、高優先順位サービスに関する有用なユーザプレーントラフィックを先取りする可能性がある。
確立されたRRC接続および/または構成された専用リソースを有するWTRUに関して、ネットワークは、異なるサービスのQoS要件がセル内で満足されることを保証するために、QoS構成パラメータ(無線ベアラごとの)およびスケジューリング優先順位(所与のWTRUのRABの間および/または異なるWTRUの間)の組合せを使用することができる。あるいは、ネットワークは、1つまたは複数のフローがWTRUによって破棄されるようにパケットフィルタを更新することができ、これは、eNBによって経験される問題(輻輳)に対処するためにMME(NAS)からのかかわりを必要とする。
確立されたRRC接続および/または構成された専用リソースを有するWTRUについて、ネットワークは、システム内の過負荷(たとえば、より高い優先順位のデータまたはWTRUにサービスするために使用可能なリソースが少ないまたはない)の場合に、WTRUを他のセルに再分配し(ハンドオーバを使用して)またはWTRU RRC接続を解放する(別のセルへのリダイレクションをおそらくは用いるRRC接続解放手続を使用して)ことができる。
アイドルモードのWTRUに関して、ネットワークは、WTRUのセル(再)選択手続の挙動に影響するシステム情報パラメータ内でシグナリングする(セルが、選択されるより低い尤度を有するように)か、特定のタイプのサービスが、他のサービスが許容される(たとえば、緊急呼出)間にセルへのアクセスを一時的に先取りされる可能性がある拡張されたセルバーリングなどの機構を使用するかのいずれかを行うことができる。拡張されたセルバーリングは、システム情報のブロードキャストに頼り、IDLEモードで適用可能であり、クラスは、WTRUごとに定義される。
休止挙動の使用との組合せで所与の時間期間の間にシステムにアクセスする1つまたは複数のWTRUを遅延させまたは先取りする実施形態を、本明細書でこの後で開示する。これらの実施形態は、ネットワークが、あるタイプのサービスに関連するデータに関するバックオフのある形を実行すること、および/または1つもしくは複数のWTRUに提供されるそのようなサービスのグレースフルでグラデーションを実行すること(たとえば、休止挙動を使用しつつあるWTRUおよび/または少なくとも1つのXRBを用いて構成されたWTRUについて)を可能にすることができる。
諸実施形態では、バックオフを、パケットフィルタおよび/または無線ベアラ構成との組合せである種のタイプのサービスに関して適用することができる。諸実施形態を、RRC CONNECTEDモードまたはRRC IDLEモード(たとえば、WTRUの構成に留まることができるパケットフィルタおよびRAB構成などの休止挙動に関する)またはRRC DORMANTモードで適用することができる。
諸実施形態は、より高い優先順位を有するデータがもはやセル内でサービスされ得ないおよび/またはアドミッション制御がもはやさらなる接続を受け入れることができない、過度な負荷にシステムが達する時に有用である可能性がある。そのような条件は、システムが可能なRRC接続の最大個数に達することに起因する、不十分なシステム容量に起因する、制御チャネルの輻輳に起因する、および/またはランダムアクセスチャネル上の福相に起因する可能性がある。
バックオフが適用される時に、WTRUは、システムにアクセスせず、かつ/またはバックオフ機能が適用可能であるユーザデータに関してアップリンクリソースに関する要求(たとえば、専用リソースまたはランダムアクセスのいずれかを使用する要求のスケジューリング、またはWTRU固有のPRACH機会でのプリアンブル送信)を実行しないものとすることができる。あるいは、WTRUは、ある量のデータ(構成可能とすることができる)がWTRUのバッファ内で送信に使用可能になるまで、バックオフ機能がそれに関して適用可能であるユーザデータに関係するすべての要求を遅延させることができる。あるいは、WTRUは、prioritized bit rateを超えるデータまたはWTRUの構成のDRBに関して、バックオフ機能がそれに関して適用可能であるユーザデータに関係するすべての要求の送信を控えることができる。
WTRUを、たとえばXRB、パケットフィルタ、サービスタイプおよび/もしくはQoSパラメータ、または類似物(DRB構成の一部として与えられ得る)のうちの少なくとも1つに基づいて、バックオフ機能を適用するために1つまたは複数のフロー(以下では、「適用可能なフロー」と称する)を判定するように構成することができる。
WTRUを、たとえば、WTRU休止挙動、WTRU状態(たとえば、RRC DORMANT状態)、暗黙の指示、ネットワークからの明示的指示(たとえば、システム情報の一部としてブロードキャストされる過負荷指示および/またはセル内の許容されるサービスクラスの指示)、特定のサブフレーム(たとえば、スケジューリング機会)、または類似物のうちの少なくとも1つに基づいて、適用可能なフローにバックオフ機能を適用すべき時を判定するように構成することができる。
WTRUを、適用可能なフローにどれほど長くバックオフ機能を適用すべきかを判定するように構成することができる。WTRUは、特定の(構成可能な)長さの時間の間にバックオフ機能を適用することができる。WTRUは、バックオフ機能がもはや適用可能ではなくなるまで、たとえば、バックオフ機能がもはや事前定義の条件を満足しない時、WTRUがRRC状態を変更する時、および/または休止挙動がもはや適用可能ではなくなる時まで、バックオフ機能を適用することができる。さらに、WTRUは、異なるサービングセルをもたらすセル(再)選択手続またはモビリティ制御IEを有するRRC接続再構成(たとえば、ハンドオーバ)の受信のいずれかからモビリティイベントが発生する(サービングセルの変化)時に、バックオフ機能の適用を停止することができる。
WTRUが、バックオフ機能がその無線ベアラのいくつかに適用される間に、BSRを含むアップリンク送信を実行する場合に、WTRUは、適用可能な場合に、BSR内の無線ベアラについて、非ゼロ量のデータを報告することができる。
トラフィッククラスは、異なるサービスクラスの中で相対優先順位を表すことができる(たとえば、最高優先順位、高優先順位、中優先順位、低優先順位、最低優先順位)。優先順位を、割り当てられた整数、たとえば[15、…、0]に従うものとすることができ、ここで、15は、最高優先順位を表すことができる。トラフィッククラスを、適用可能な場合に、無線ベアラの構成に関連するLCG(logical channel group)に関連する優先順位とすることができる。
休止モードでは、WTRUは、低トラフィッククラスを割り当てられたDRBに関する要求を先取りする。たとえば、WTRUを、複数のDRBを用いて構成することができ、1つまたは複数のDRBを、1つのXRBに関連付けることができる。このXRBを、1つのトラフィッククラスに関連付けることができる。あるいは、DRBを、1つのトラフィッククラスに関連付けることができる。休止モードで動作する時に、WTRUは、構成された値未満のトラフィッククラスに対応するデータに関してバックオフ機能を適用することができる(たとえば、WTRUは、ネットワークへのアップリンクリソースに関する要求を開始しないものとすることができる)。これは、サービングセルがたとえばシステムブロードキャスティング情報の受信から過負荷状態であることをWTRUがそれに関して判定する期間に適用することができる。WTRUが、その送信がBSRを含む可能性があるより高いトラフィッククラスの無線ベアラに関してアップリンク送信を実行する場合に、WTRUは、BSR内で、より低いトラフィッククラスに対応するDRBのデータの量を報告することができる。
もう1つの実施形態では、休止モードで、WTRUは、DRB PRBを超えるデータに関する要求を先取りすることができる。たとえば、WTRUを、複数のDRBを用いて構成することができ、DRBを、トラフィッククラスに関連付けることができる。休止挙動では、WTRUは、PRBを超える適用可能なDRBのデータに関してネットワークにアップリンクリソースの要求を開始できなくなるように、構成された値未満のトラフィッククラスに対応するデータのバックオフ機能を適用することができる。これは、サービングセルが、システムブロードキャスティング情報の受信に基づいて判定できる、過負荷の条件にある時に適用することができる。
WTRUを、複数のパケットフィルタを用いて構成することができる。各パケットフィルタを、インデックス(たとえば、0から始まる)に関連付けることができる。WTRUは、どの時にも1つのパケットフィルタをアクティブにすることができる。WTRUは、最低のインデックスを有するパケットフィルタをデフォルトパケットフィルタと考えることができる。WTRUは、ネットワークから受信する指示に基づいて、アクティブパケットフィルタを変更することができる。この指示を、システム情報ブロードキャスト内で受信することができる。システム情報ブロードキャストは、セル内の複数のパケットフィルタを用いて構成されたWTRUに適用可能なインデックスをシグナリングすることができる。WTRUは、休止モードで動作する場合に、デフォルトパケットフィルタとは異なるパケットフィルタを使用することができる。WTRUが、複数のパケットフィルタを用いて構成され、最高の構成されたインデックスが、システムブロードキャスティングによって示される値より小さい場合には、WTRUは、最高の値を有するインデックスを使用することができる。
TDFベースの制御プレーンポリシングは、次のケースすなわち、ネットワークベースおよびWTRUベースを検討することができる。ネットワークベースのTDFベースの制御プレーンポリシングでは、望まれないユーザプレーントラフィックパターンは、ネットワーク(たとえば、PGW)で識別され、その後、ネットワークは、これらのパターンを、望まれないシステム挙動を引き起こす可能性がある潜在的な制御プレーンイベントに相関させる。その後、ネットワークは、関連する制御プレーン輻輳を軽減するためのアクションを実行することができる。WTRUベースのTDFベースの制御プレーンポリシングでは、WTRUは、望まれないユーザプレーントラフィックパターンを検出し、制御プレーンイベントを相関し、可能な望まれないシステム挙動を軽減するアクションをネットワークが実行するためにネットワークにこの挙動を通知するか、ユーザプレーントラフィックパターンを制御プレーンイベントに相関させることによってADCルールを実施し、潜在的に有害/望ましくない制御プレーンイベントを軽減するかのいずれかを行う。
図7に、一実施形態によるTDFベースの制御プレーンポリシングの例の手続を示す。図7は、ネットワークベースとWTRUベースとの両方のTDFベースの制御プレーンポリシングを示す。
PCRFによってセットされたルールまたはオペレータによって事前に構成されたルールに基づいて、PGWは、トラフィックパターンを検出することができる。トラフィックパターンの検出時に、PGWは、このイベントをPCRFに報告する(702)。PCRFは、トラフィック検出情報を受信し、PGW内でADC(application detection and control)ルールを構成する(704)。PGWは、これらのルールを使用して、その後に制御プレーンイベントと相関され得る潜在的なユーザプレーントラフィックを識別する(706)。たとえば、PGW内のTDFは、提供されたルールを使用して、ADCルールの一部としてPCRFによって提供されたアプリケーションIDを使用することによってサービスデータフロー内のアプリケーションを識別する。
PGWが、ルールに従って特定のパターンを識別する場合に、PGWは、訂正アクションを判定するために、制御プレーン管理エンティティで相関され得るユーザプレーンの望まれない挙動に関して制御プレーン管理エンティティに通知することができる。訂正アクションは、新しいサービス要求または新しい確立を確立するための新しいRRC接続要求の送信などのある種の制御プレーンイベントを防ぐことを含むが、これに限定されない。PGWは、たとえばSGWを介してベアラ更新要求を送信することに追って、この通知をMMEに渡す(708、710)。
MMEは、トラフィック検出情報を既知のシグナリングパターンに相関させる。その後、MMEは、2〜3バイトを送信するために短命の接続を確立し、分解するのを防ぐために新しい休止ベアラをセットアップする、既存の休止ベアラにパケットを向けるために新しいフィルタをセットアップする、またはeNBがリソース可用性に応じてさらなるアクションを行うためにeNBにトラフィックパターン識別を通信/通知する、のいずれかのために、E−RAB MODIFY REQUESTメッセージまたはDL NAS TRANSPORTメッセージを送信することができる(712)。
あるいは、MMEは、バックオフタイマの持続時間の間に新しい制御プレーンメッセージをすべて防ぐために、WTRU内のバックオフタイマを初期化するためにE−RAB MODIFY REQUESTメッセージ、DL NAS TRANSPORTメッセージ、または類似するメッセージを送信する(712)。その後、eNBは、RRCシグナリングを介してこのタイマをWTRUに転送することができる(714)。あるいは、MMEが、NASシグナリングを介してWTRUに直接にタイマを送信することができる。
バックオフタイマを、サービス要求など、特定の制御プレーンメッセージに適用することができる(すなわち、このタイマを提供される時に、WTRUは、タイマの持続時間の間にサービス要求(任意のサービスに関する)を送信することができない)。あるいは、WTRUは、音声呼、緊急呼出、または他のサービスに関するサービス要求の送信を許可されるものとすることができる。どのサービスが許可されるのかおよびどのサービスが許可されないのかを、WTRUに供給することができる。
あるいは、バックオフタイマを、特定のトラフィッククラスまたは特定のベアラもしくはフローに適用することができる。たとえば、WTRUが、バックオフタイマを提供される時に、WTRUは、特定のベアラ上で生成されたトラフィックまたは特定のフローに関して接続モードに遷移しないものとすることができる。あるいは、バックオフタイマを、WTRU全体に適用することができる。
WTRUベースのTDベースの制御プレーンポリシングに関して、WTRUは、ADCルールを用いて構成され、または、フィルタリング情報が、たとえばベアラ確立中に、WTRUに供給され得る。WTRUは、これらのルールを使用して、トラフィックパターンを検出する。トラフィックパターンが検出された後に、WTRUは、たとえばベアラリソース要求またはNASメッセージの包括的トランスポート(または、任意のセッション管理NASメッセージもしくはモビリティ管理NASメッセージ)を使用して、PCRF(またはMMEなどの任意の他のノード)に向かって通知を送信することができる(702a)。WTRUは、この指示をMMEに提供することができ、MMEは、その後、これを、ベアラ変更要求メッセージなどのCNメッセージを使用して、SGWおよびPGWを介してPCRFに転送することができる。あるいは、新しいメッセージを、これらのノードの間で定義することができる。このメッセージ(すなわち、WTRUからのトリガ)がPCRFによって受信された後に、PCRFは、図7の動作702〜714のようにアクションを実行することができる。
あるいは、WTRUは、アクションノいくつかを実施するために、構成されたADCルールを使用することができる。WTRUは、上で開示したように、休止ベアラの要求をトリガすることができる。あるいは、WTRUは望まれないフローからのパケットを休止ベアラにルーティングすることができる。図8に、望まれないフローからXRBへのパケットのルーティングを示す。PGWによって構成されたTDF/ADC806に従って制御され得るWTRU内のユーザプレーンフィルタ802は、一致するトラフィックをXRB804にルーティングする。
あるいは、WTRUは、事前に構成された時間の持続時間の間にバックオフし、特定のフローまたはベアラに関して特定の制御プレーンメッセージを送信するのを控え、または事前に構成されたタイマの持続時間の間のすべての制御プレーンメッセージの送信を控えることができる。
ページングを使用して、RRC_IDLEのWTRUにページング情報を送信し、かつ/またはWTRUのダウンリンクデータの可用性をRRC_DORMANTのWTRUに示すことができる。ページングを使用して、システム情報変化に関してRRC_IDLE、RRC_DORMANT、およびRRC_CONNECTEDのWTRUに知らせ、ETWS主通知および/もしくはETWS副通知に関して知らせ、かつ/またはCMAS通知に関して知らせることができる。
ページング情報は、より上の層に提供され、この層は、これに応答して、たとえば着呼を受信するために、RRC接続確立を開始することができる。より上の相違は、応答して、物理層でのダウンリンク制御シグナリングの復号を再開することができる(たとえば、短いユニキャストデータ転送を受信するために)。
ネットワークは、WTRUのページング機会にページングメッセージを送信することによって、ページング手続を開始することができる。ネットワークは、WTRUごとに1つのページングレコードを含めることによって、1つのページングメッセージ内で複数のWTRUをアドレッシングすることができる。ネットワークは、ページングメッセージ内で、システム情報の変化を示し、かつ/またはETWS通値もしくはCMAS通知を提供することができる。
ページングメッセージの受信時に、RRC_IDLEである場合に、ページングメッセージ内にページングレコードが含まる場合にはページングレコードごとに、ページングレコード内に含まれるWTRU−Identityがより上の層によって割り当てられたWTRUアイデンティティのうちの1つと一致する場合に、WTRUは、そのWTRU−Identityおよびcn−Domainをより上の層に転送することができる。
ページングメッセージの受信時に、RRC_DORMANTである場合に、ページングメッセージ内にページングレコードが含まる場合にはページングレコードごとに、ページングレコード内に含まれるWTRU−Identityがより上の層によって割り当てられたWTRUアイデンティティのうちの1つと一致する場合に、WTRUは、ダウンリンク制御シグナリングの監視を再開できることをより下の層に示すことができる。
systemInfoModificationが含まれる場合には、WTRUは、システム情報獲得手続を使用してシステム情報を再獲得することができる。etws−Indicationが含まれ、WTRUがETWS対応である場合には、WTRUは、即座にすなわち、次のシステム情報変更周期境界まで待たずに、SystemInformationBlockType1を再獲得することができる。schedulingInfoListが、SystemInformationBlockType10が存在することを示す場合には、WTRUは、SystemInformationBlockType10を獲得することができる。schedulingInfoListが、SystemInformationBlockType11が存在することを示す場合には、WTRUは、SystemInformationBlockType11を獲得することができる。cmas−Indicationが含まれ、WTRUがCMAS対応である場合には、WTRUは、即座にすなわち次のシステム情報変更周期境界まで待たずに、SystemInformationBlockType1を再獲得することができる。schedulingInfoListが、SystemInformationBlockType12が存在することを示す場合には、WTRUは、SystemInformationBlockType12を獲得することができる。
実施形態。
1.ネットワークへのWTRUの接続性を制御する方法。
2.WTRUが、送信すべきデータの特性および/または優先順位を判定するステップを含む、実施形態1に記載の方法。
3.WTRUが、データの特性または優先順位が休止モードの特性または優先順位と一致することを条件として接続状態またはアイドル状態から休止モードに遷移するステップを含む、実施形態2に記載の方法。
4.WTRUが、接続状態またはアイドル状態に使用される構成とは異なる、データの送信のための構成を使用して動作するステップを含む、実施形態3に記載の方法。
5.休止モードのWTRUは、WTRUが事前に構成された判断基準に基づいて複数のセルのうちの1つを選択し、選択されたセルにキャンプするように、セルからの信号を周期的に監視し、WTRUによって制御されるモビリティ手続を実行する、実施形態2〜4のいずれか1項に記載の方法。
6.休止モードのWTRUは、ネットワークからユニキャストトラフィックを受信するための専用リソースを保持する、実施形態2〜5のいずれか1項に記載の方法。
7.WTRUは、データの特性または優先順位に応じて、PUCCHまたはPRACHのいずれかを介してスケジューリング要求を送信する、実施形態2〜6のいずれか1項に記載の方法。
8.WTRUは、データの特性または優先順位に応じて、RACH構成の第1のセットまたはRACH構成の第2のセットのいずれかを使用することによってRACHを介してスケジューリング要求を送信する、実施形態2〜7のいずれか1項に記載の方法。
9.WTRUは、WTRU固有スケジューリング機会に専用のWTRU固有RNTIを使用して、また、休止モードである間にWTRU固有ページング機会にページングRNTIを使用して、選択されたセルからのダウンリンク送信を監視する、実施形態2〜8のいずれか1項に記載の方法。
10.休止モードのWTRUが、WTRU固有サブフレーム上でPRACH送信を送信するステップを含む、実施形態2〜9のいずれか1項に記載の方法。
11.PRACH送信は、HARQフィードバックまたはアップリンク送信に関して保留中のデータの優先順位を示すためのものである、実施形態10に記載の方法。
12.WTRUは、WTRUが送信に関する有効なアップリンクタイミングアライメントを有することを条件として、CB−PUSCH送信を実行する、実施形態2〜11のいずれか1項に記載の方法。
13.WTRUは、休止モードに関する要求を示すRRCシグナリングを送信する、実施形態2〜12のいずれか1項に記載の方法。
14.RRCシグナリングは、パケット間またはバースト間平均時間および平均偏差、モビリティ情報、DRX構成のリストからのDRX構成へのインデックス、平均パケットサイズ、および集計ビットレートのうちの少なくとも1つを含むトラフィック特性に関する情報を含む、実施形態13に記載の方法。
15.休止モードのWTRUが、休止モードに関して構成された無線ベアラを介してアップリンク送信を送信するステップを含む、実施形態2〜14のいずれか1項に記載の方法。
16.休止モードのWTRUは、制御プレーンシグナリングを介してアップリンクユーザプレーンデータを送信する、実施形態2〜15のいずれか1項に記載の方法。
17.WTRUは、WTRUが新しいサービングセルを自律的に選択することを条件として、休止モードを終了し、アイドル状態に移動する、実施形態2〜16のいずれか1項に記載の方法。
18.ネットワークへの接続性を制御するWTRU。
19.送信すべきデータの特性および/または優先順位を判定するように構成されたプロセッサを含む、実施形態18に記載のWTRU。
20.プロセッサは、データの特性または優先順位が休止モードの特性または優先順位と一致することを条件として接続状態またはアイドル状態から休止モードに遷移するように構成される、実施形態19に記載のWTRU。
21.プロセッサは、接続状態またはアイドル状態に使用される構成とは異なる、データの送信のための構成を使用して動作するように構成される、実施形態20に記載のWTRU。
22.プロセッサは、休止モードで、セルを選択し、キャンプするために、複数のセルからの信号を周期的に監視し、WTRUによって制御されるモビリティ手続を実行するように構成される、実施形態19〜21のいずれか1項に記載のWTRU。
23.プロセッサは、休止モードで、ネットワークからユニキャストトラフィックを受信するための専用リソースを保持するように構成される、実施形態19〜22のいずれか1項に記載のWTRU。
24.プロセッサは、データの特性または優先順位に応じて、PUCCHまたはPRACHのいずれかを介してスケジューリング要求を送信するように構成される、実施形態19〜23のいずれか1項に記載のWTRU。
25.プロセッサは、データの特性または優先順位に応じて、RACH構成の第1のセットまたはRACH構成の第2のセットのいずれかを使用することによってRACHを介してスケジューリング要求を送信するように構成される、実施形態19〜24のいずれか1項に記載のWTRU。
26.プロセッサは、WTRU固有スケジューリング機会に専用のWTRU固有RNTIを使用して、また、休止モードである間にWTRU固有ページング機会にページングRNTIを使用して、選択されたセルからのダウンリンク送信を監視するように構成される、実施形態19〜25のいずれか1項に記載のWTRU。
27.休止モードのプロセッサは、WTRU固有サブフレーム上でPRACH送信を送信するように構成される、実施形態19〜26のいずれか1項に記載のWTRU。
28.PRACH送信は、HARQフィードバックまたはアップリンク送信に関して保留中のデータの優先順位を示すためのものである、実施形態19〜27のいずれか1項に記載のWTRU。
29.プロセッサは、WTRUが送信に関する有効なアップリンクタイミングアライメントを有することを条件として、CB−PUSCH送信を実行するように構成される、実施形態19〜28のいずれか1項に記載のWTRU。
30.プロセッサは、休止モードに関する要求を示すRRCシグナリングを送信するように構成される、実施形態19〜29のいずれか1項に記載のWTRU。
31.RRCシグナリングは、パケット間またはバースト間平均時間および平均偏差、モビリティ情報、DRX構成のリストからのDRX構成へのインデックス、平均パケットサイズ、および集計ビットレートのうちの少なくとも1つを含むトラフィック特性に関する情報を含む、実施形態30に記載のWTRU。
32.休止モードのプロセッサは、休止モードに関して構成された無線ベアラを介してアップリンク送信を送信するように構成される、実施形態19〜31のいずれか1項に記載のWTRU。
33.休止モードのプロセッサは、制御プレーンシグナリングを介してアップリンクユーザプレーンデータを送信するように構成される、実施形態19〜32のいずれか1項に記載のWTRU。
34.プロセッサは、WTRUが新しいサービングセルを自律的に選択することを条件として、休止モードを終了し、アイドル状態に移動するように構成される、実施形態19〜33のいずれか1項に記載のWTRU。
特徴および要素が、上では特定の組合せで説明されるが、当業者は、各特徴または要素を単独でまたは他の特徴および要素との任意の組合せで使用できることを了解するであろう。さらに、本明細書で説明される方法を、コンピュータまたはプロセッサによる実行のためにコンピュータ可読媒体内に組み込まれたコンピュータプログラム、ソフトウェア、またはファームウェアで実施することができる。コンピュータ可読媒体の例は、電子信号(有線または無線の接続を介して送信される)およびコンピュータ可読記憶媒体を含む。コンピュータ可読記憶媒体の例は、ROM(読取り専用メモリ)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内蔵ハードディスクおよびリムーバブルディスクなどの磁気媒体、光磁気媒体、ならびにCD−ROMディスクおよびDVD(ディジタル多用途ディスク)などの光学媒体を含むが、これらに限定されない。ソフトウェアに関連するプロセッサを使用して、WTRU、UE、端末、基地局、RNC、または任意のホストコンピュータ内で使用されるラジオ周波数トランシーバを実施することができる。