JP2015148109A - ロック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化可能なロック装置を提供する。
【解決手段】ロック装置1は、ストライカ2が進入可能な係止溝20を有するラッチ10と、ラッチ10を係止するラチェット11と、アクチュエータ12と、アクチュエータ12から出力される動力をラチェット11に伝達する動力伝達部13と、を備え、アクチュエータ12は、係止溝20へのストライカ2の進入方向に対する側方にラチェット11に隣設され、アクチュエータ12の出力軸23は、係止溝20へのストライカ2の進入方向に沿って配置されており、動力伝達部13は、係止溝20へのストライカ2の進入方向にラチェット11に隣設されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、ロック装置に関する。
車両のサイドドアやバックドアをロックするロック装置は、典型的には車体及びドアのうちの一方に取り付けられており、車体及びドアのうちの他方に設けられたストライカを係止するラッチと、ラッチを係止してラッチによるストライカの係止を保持するラチェットとを備えている。そして、ラッチを解放するラチェットの動作をアクチュエータにより行うラゲージ用ロック装置も知られている(例えば、特許文献1参照)。
図9は、特許文献1に記載された一つのラゲージ用ロック装置の構成を示し、図10は特許文献1に記載されたもう一つのバックドア用ロック装置の構成を示す。
図9に示すロック装置は、フック(ラッチ)101及びラチェット102に加え、モータ103と、ラチェット102に係合するカム部104が形成されたカム一体ギア105とを備えている。モータ103及びカム一体ギア105は、矢印Aで示されるフック101の係止溝106へのストライカ107の進入方向に並び、同進入方向にフック101及びラチェット102に隣設されている。
カム一体ギア105がモータ103によって回転されると、ラチェット102がカム部104によって押圧され、ラチェット102が回転される。それにより、ラチェット102とフック101との係合が解除され、フック101はラチェット102から解放される。ラチェット102から解放されたフック101は回転可能となり、ストライカ107は、ドアの開操作に伴い、フック101を回転させながらフック101の係止溝106から離脱する。
図10に示すロック装置もまた、フック(ラッチ)201及びラチェット202に加え、モータ203と、ラチェット202に係合するカム部204が形成されたヘリカルギア205とを備えている。モータ203及びヘリカルギア205は、矢印Bで示されるフック201の係止溝206へのストライカ207の進入方向に対する側方に並び、同方向にラチェット202に隣設されている。
ヘリカルギア205がモータ203によって回転されると、ラチェット202のカム当接部208がカム部204によって押圧され、ラチェット202が回転される。それにより、ラチェット202の係止部209とフック201のフルロック係止部210との係合が解除され、フック201はラチェット202から解放される。ラチェット202から解放されたフック201は回転可能となり、ストライカ207は、ドアの開操作に伴い、フック201を回転させながらフック201の係止溝206から離脱する。
特許第4359034号明細書
ミニバンやワゴンなどの車種にあっては、リアシートのさらに後方にシートが設けられている。最後列のシートへの乗降は、典型的には車両のリア側のサイドドアを介してなされるが、バックドアを介してなされる場合もあり、車体のバック側を低床化することによってバックドアを介した乗降が容易となる。
ここで、跳ね上げ式のバックドアをロックするロック装置がドア側に取り付けられる場合に、ロック装置はバックドアの下部に取り付けられる。かかる構成において、車体のバック側が低床化されると、バックドアが大型化(車両上下方向寸法が増加)してしまい、
バックドアの重量増加と相まって開閉時の操作フィーリングが悪化する虞がある。
バックドアをロックするロック装置が車体側に取り付けられていれば、バックドアの重量を軽減でき、開閉時の操作フィーリングにも影響しない。しかし、ロック装置が車体側に取り付けられる場合に、ドア側に取り付けられる場合よりもロック装置の寸法が制約される。
ロック装置が車体側に取り付けられる場合に、典型的には車体のフロアパネルに凹部が形成され、ロック装置はフロアパネルの凹部に収納されるが、例えば、最後尾のシートは車体のフロアパネルに収納される場合があり、シートの収納スペースとの関係でロック装置の車両前後方向の寸法に制約が生じる。また、フロアパネルの強度を考慮すると、フロアパネルに形成される凹部は小さいほど好ましく、車両前後方向に加えて車両幅方向についても制約が生じる。そのため、ロック装置の小型化が要請される。
図9に示したロック装置において、モータ103及びカム一体ギア105は、フック101の係止溝106へのストライカ107の進入方向に並び、同進入方向にフック101及びラチェット102に隣設されている。かかる構成では、フック101の係止溝106へのストライカ107の進入方向、つまりは車両前後方向について、ロック装置の小型化が困難である。
また、図10に示したロック装置において、モータ203及びヘリカルギア205は、フック201の係止溝206へのストライカ207の進入方向に対する側方に並び、同方向にラチェット202に隣設されている。かかる構成では、フック201の係止溝206へのストライカ207の進入方向に対する側方、つまりは車両幅方向について、ロック装置の小型化が困難である。
本発明は、上述した事情に鑑みなされたものであり、小型化可能なロック装置を提供することを目的としている。
ストライカが進入可能な係止溝を有し、前記係止溝に前記ストライカが進入可能となるアンロック位置と、前記係止溝に進入した前記ストライカが該係止溝から離脱不能となるロック位置との間で移動されるラッチと、前記ロック位置に移動された前記ラッチに係合して前記アンロック位置への前記ラッチの移動を阻止する係止位置と、前記ラッチを解放する解放位置との間で移動されるラチェットと、前記ラチェットを前記係止位置から前記解放位置に移動させるための動力を発生させるアクチュエータと、前記アクチュエータから出力される動力を前記ラチェットに伝達する動力伝達部と、を備え、前記アクチュエータは、前記ラッチの前記係止溝への前記ストライカの進入方向に対する側方に前記ラチェットに隣設され、該アクチュエータの出力軸は、前記ラッチの前記係止溝へのストライカの進入方向に沿って配置されており、前記動力伝達部は、前記ラッチの前記係止溝への前記ストライカの進入方向に前記ラチェットに隣設されているロック装置。
本発明によれば、小型化可能なロック装置を提供することができる。
本発明の実施形態を説明するためのロック装置の一例の構成を示す図である。 図1のロック装置の外観を示す図である。 図1のロック装置の内部の構成を示す図である。 図1のロック装置のラッチ及びラチェットの構成を示す図である。 図1のロック装置のラッチ及びラチェットの動作を示す図である。 図1のロック装置のアクチュエータ及び動力伝達部の構成を示す図である。 図1のロック装置のアクチュエータ及び動力伝達部の動作を示す図である。 図1のロック装置の第一支持部材及び第二支持部材の構成を示す図であり、(A)は正面図、(B)は断面図である。 従来のロック装置の一例の構成を示す図であり、(A)は分解斜視図、(B)は平面図である。 従来のロック装置の他の例の構成を示す図であり、(A)は分解斜視図、(B)は平面図である。
図1は本発明の実施形態を説明するためのロック装置の一例の構成を示す。
図1に示すロック装置1は、車両の跳ね上げ式のバックドアBDをロックするロック装置であって、車体のフロアパネル(被取付体)Pに取り付けられ、バックドアBDの下部中央に設けられているストライカ2を係止してバックドアBDをロックする。
図2はロック装置1の外観を示し、図3はロック装置1の内部の構成を示す。
ロック装置1は、ストライカ2を係止するラッチ10と、ラッチ10を係止してラッチ10によるストライカ2の係止を保持するラチェット11と、アクチュエータ12と、アクチュエータ12から出力される動力をラチェット11に伝達する動力伝達部13とを備えている。
ラッチ10は、ストライカ2が進入可能な係止溝20を有しており、係止溝20にストライカ2が進入可能となるアンロック位置と、係止溝20に進入したストライカ2が係止溝20から離脱不能となるロック位置との間で移動される。ラチェット11は、ロック位置に移動されたラッチ10を係止してアンロック位置へのラッチ10の移動を阻止する係止位置と、ラッチ10を解放する解放位置との間で移動される。
ロック位置とアンロック位置との間のラッチ10の移動、及び係止位置と解放位置との間のラチェット11の移動はいずれも回転移動であり、ラッチ10の回転軸となるピン21及びラチェット11の回転軸となるピン22は、バックプレート(第一支持部材)14と、バックプレート14に組み付けられるボディ15とによってそれぞれ支持されている。
アクチュエータ12は、ラチェット11を係止位置から解放位置に移動させるための動力を発生させる。アクチュエータ12の出力軸23にはウォーム24が固定されている。動力伝達部13は、アクチュエータ12のウォーム24に噛合してアクチュエータ12によって回転されるウォームホイール(ギア)25と、ウォームホイール25の回転に伴って揺動されるレバー26とを有しており、揺動されるレバー26によってラチェット11を押圧し、ラチェット11を係止位置から解放位置に移動させる。
アクチュエータ12やウォームホイール25の回転軸となるピン27やレバー26の揺動軸となるピン28は、ブラケット(第二支持部材)16に支持されており、ブラケット16はバックプレート14に固定されている。そして、バックプレート14がフロアパネルPに固定され、ロック装置1はフロアパネルPに取り付けられる(図1参照)。
以下、ロック装置1の各部の構成をより詳細に説明する。
図4及び図5はラッチ10及びラチェット11の詳細な構成を示す。
ボディ15には、ラッチ10の係止溝20へのストライカ2の進入方向を規定する挿入溝30が形成されている。挿入溝30は、ボディ15の一縁から略直線状に延びて形成されている。ストライカ2は、バックドアBDの閉操作に伴い、挿入溝30に沿って矢印Cで示される方向に移動され、係止溝20に進入する。ラッチ10の回転軸であるピン21は挿入溝30の片側に配置されており、ラチェット11の回転軸であるピン22は、挿入溝30を挟んでピン21とは反対側に配置されている。
ラッチ10は挿入溝30に重なる重畳部分を有しており、係止溝20は、挿入溝30との重畳部分に設けられ、挿入溝30に対して交差するように形成されている。
図4に示すように、ラッチ10がアンロック位置にあるとき、係止溝20の進入口は挿入溝30に重なって配置され、ストライカ2は挿入溝30を通って係止溝20に進入可能となる。係止溝20に進入したストライカ2は、進入方向の先に位置する係止溝20の側面20aに当接し、ラッチ10を矢印D方向に回転させる。それにより、ラッチ10はロック位置に移動される。
図5に示すように、ラッチ10がロック位置にあるとき、係止溝20の進入口は挿入溝30から外れ、係止溝20へのストライカ2の進入方向に対する側方のラチェット11側に向き、ストライカ2は係止溝20から離脱不能となる。
ラチェット11は、ロック位置にあるラッチ10を係止する係止部31と、動力伝達部13のレバー26によって押圧される被駆動部32と、を有している。係止部31は、係止溝20へのストライカ2の進入方向に延びて且つラッチ10側に偏倚して形成されている。被駆動部32は、係止溝20へのストライカ2の進入方向に係止部31よりも先側へ延びて形成されている。
ラチェット11は、バネなどの図示しない付勢部材により、係止部31がラッチ10に接近する向きに回転付勢されている。ラッチ10がアンロック位置からロック位置に移動されると、ラチェット11側に向けられた係止溝20の進入口を通して係止部31が係止溝20に進入可能となり、ラチェット11は、係止部31を係止溝20に進入させ、係止位置に移動される。係止溝20に進入した係止部31は、係止溝20の側面20aに係合し、矢印Eで示されるロック位置からアンロック位置に向けたラッチ10の回転を阻止する。これにより、ラチェット11によってラッチ10によるストライカ2の係止が保持される。
図6及び図7は、アクチュエータ12及び動力伝達部13の詳細な構成を示す。
アクチュエータ12は、係止溝20へのストライカ2の進入方向に対する側方にラチェット11に隣設されている。そして、アクチュエータ12の出力軸23は、係止溝20へのストライカ2の進入方向に沿って配置されており、ウォーム24は、係止溝20へのストライカ2の進入方向にラチェット11よりも先側に配置されている。
ウォームホイール25の回転軸となるピン27及びレバー26の揺動軸となるピン28は、挿入溝30に沿って挿入溝30上を延びる線Fに関して、ラチェット11の回転軸となるピン22と同じ側に配置されており、ウォームホイール25及びレバー26は、係止溝20へのストライカ2の進入方向にラチェット11に隣設されている。
ウォームホイール25は、係止溝20へのストライカ2の進入方向にラチェット11よりも先側に配置されているウォーム24に、同進入方向に対する側方から噛合している。ウォームホイール25はレバー26を駆動するカム部33を有しており、カム部33の外周の摺動面34は、ウォームホイール25の回転軸となるピン27まわりにスパイラル状に形成されている。
レバー26は、カム部33に係合するフォロア部35と、ラチェット11の被駆動部32を押圧する押圧部36とを有している。フォロア部35はピン28の片側に、押圧部36はピン28を挟んでフォロア部35とは反対側に設けられている。フォロア部35は、係止溝20へのストライカ2の進入方向に対する側方からカム部33に係合しており、押圧部36は、同進入方向からラチェット11の被駆動部32に係合する。
図6に示す状態は、ラッチ10がロック位置、ラチェット11が係止位置にそれぞれ配置されている。この状態で、アクチュエータ12が駆動されると、アクチュエータ12のウォーム24に噛合しているウォームホイール25が回転され、カム部33もまた回転される。カム部33の回転に伴い、フォロア部35がカム部33の摺動面34上を摺動し、レバー26は矢印G方向に揺動される。
そして、図7に示すように、矢印G方向に揺動されたレバー26は、押圧部36によってラチェット11の被駆動部32を押圧し、ラチェット11を係止位置から解放位置に向けて回転させる。それにより、ラチェット11の係止部31とラッチ10の係止溝20の側面20aとの係合が解除され、ラッチ10のロック位置からアンロック位置に向けた回転が許容される。それにより、ラッチ10によるストライカ2の係止が解除され、ロック装置1によるバックドアBDのロックが解除される。
ここで、バックドアBDが搭乗者の乗降に用いられる場合に、ロック装置1は、手動操作によってもロック解除可能に構成されることが好ましい。そこで、レバー26には、ロックが解除される際のレバー26の矢印G方向の揺動を手動操作可能とする操作部37が設けられている。例えば、車両のバッテリー上がりや、アクチュエータ12を含む電気系統の障害が発生した場合に、操作部37が操作されることによってレバー26を揺動させ、ロック装置1によるバックドアBDのロックを解除することができる。
以上のように構成されたロック装置1では、アクチュエータ12は、係止溝20のストライカ2の進入方向に対する側方にラチェット11に隣設され、動力伝達部13は、同進入方向にラチェット11に隣設されており、アクチュエータ12及び動力伝達部13が一方向に並んでラチェット11に隣設される場合に比べ、ロック装置1を各方向(係止溝20のストライカ2の進入方向、及び同進入方向に対する側方)にバランスよく小型化することができる。
図8は、バックプレート14及びブラケット16の構成を示す。
上述したとおり、ラッチ10及びラチェット11はバックプレート14に支持され、アクチュエータ12及び動力伝達部13(ウォームホイール25及びレバー26)はブラケット16に支持されている。そして、ブラケット16はバックプレート14に固定され、バックプレート14がフロアパネルPに固定されて、ロック装置1はフロアパネルPに取り付けられている。
バックプレート14及びブラケット16は、例えば鉄板などの金属製の板材によって形成されており、比較的高い剛性を有している。バックプレート14は、バックプレート14がフロアパネルPに固定された状態でラッチ10及びラチェット11のフロアパネルPとは反対側を覆う天板部38を有し、ブラケット16もまた、アクチュエータ12やウォームホイール25やレバー26のフロアパネルPとは反対側を覆う天板部39を有している。
例えばバックドアBDを介して搭乗者が乗降する場合において、フロアパネルPに取り付けられたロック装置1は搭乗者に踏まれる場合がある。そこで、ラッチ10及びラチェット11のフロアパネルPとは反対側をバックプレート14により覆うことにより、ラッチ10及びラチェット11を保護することができ、アクチュエータ12やウォームホイール25やレバー26のフロアパネルPとは反対側をブラケット16により覆うことにより、アクチュエータ12やウォームホイール25やレバー26を保護することができる。
好ましくは、ブラケット16の天板部39は、バックプレート14の天板部38に重なってラッチ10及びラチェット11を覆うように構成される。それによれば、ラッチ10及びラチェット11をより確実に保護することができる。
バックプレート14には、ラッチ10及びラチェット11を覆っている天板部38から垂下された固定部40a,40bが設けられている。固定部40a,40bは、係止溝20へのストライカ2の進入方向に対する側方にラッチ10及びラチェット11を挟むように配置され、固定部40aはラッチ10の側方に隣設されており、固定部40bはラチェット11の側方に隣設されている。
ここで、ラチェット11の側方にはアクチュエータ12が隣設されているが、アクチュエータ12の出力軸23は、係止溝20へのストライカ2の進入方向に沿って配置されており、同進入方向に対する側方にラチェット11とアクチュエータ12との間を横断しない。そのため、ボディ15とアクチュエータ12及び動力伝達部13とが重ならず、ロック装置1の薄型化が図られる。また、ラチェット11側に配置される一方の固定部40bを、ラチェット11とアクチュエータ12との間に設けることができ、ラッチ10を支持するバックプレート14をラッチ10の近傍にてフロアパネルPに固定することが可能となる。ラッチ10には、ストライカ2の進入に伴って比較的大きな衝撃が作用するが、バックプレート14をラッチ10の近傍にてフロアパネルPに固定することにより、衝撃に対する耐性を高めることができる。なお、バックプレート14に加え、ボディ15におけるフロアパネルPと対向する面に金属製のカバープレート17を設けることで、ラッチ10及びラチェット11をより強固にフロアパネルPに固定することができる。
ここまで、車両のフロアパネルPに取り付けられてバックドアBDをロックするロック装置1を例に本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。各方向にバランスよく小型化可能なロック装置は、ドア側に設けられるロック装置や、サイドドアをロックするロック装置にも有用である。
以上、説明したとおり、本明細書には下記の事項が開示されている。
(1) ストライカが進入可能な係止溝を有し、前記係止溝に前記ストライカが進入可能となるアンロック位置と、前記係止溝に進入した前記ストライカが該係止溝から離脱不能となるロック位置との間で移動されるラッチと、前記ロック位置に移動された前記ラッチに係合して前記アンロック位置への前記ラッチの移動を阻止する係止位置と、前記ラッチを解放する解放位置との間で移動されるラチェットと、前記ラチェットを前記係止位置から前記解放位置に移動させるための動力を発生させるアクチュエータと、前記アクチュエータから出力される動力を前記ラチェットに伝達する動力伝達部と、を備え、前記アクチュエータは、前記係止溝への前記ストライカの進入方向に対する側方に前記ラチェットに隣設され、該アクチュエータの出力軸は、前記係止溝へのストライカの進入方向に沿って配置されており、前記動力伝達部は、前記係止溝への前記ストライカの進入方向に前記ラチェットに隣設されているロック装置。
(2) 上記(1)のロック装置であって、前記ラッチ及び前記ラチェットを移動可能に支持する第一支持部材をさらに備え、前記第一支持部材は、該ロック装置が被取付体に取り付けられた状態で、前記ラッチ及び前記ラチェットの前記被取付体とは反対側を覆うロック装置。
(3) 上記(2)のロック装置であって、前記第一支持部材は、ラチェットと前記アクチュエータとの間に設けられて前記被取付体に固定される固定部を有しているロック装置。
(4) 上記(2)又は(3)のロック装置であって、前記アクチュエータ及び前記動力伝達部を支持し、前記第一支持部材に固定された第二支持部材をさらに備え、前記第二支持部材は、該ロック装置が被取付体に取り付けられた状態で、前記アクチュエータ及び前記動力伝達部の前記被取付体とは反対側を覆うロック装置。
(5) 上記(1)から(4)のいずれか一つのロック装置であって、前記動力伝達部は、前記ラチェットを前記係止位置から前記解放位置に移動させるための手動操作部を有するロック装置。
(6) 上記(5)のロック装置であって、前記動力伝達部は、前記アクチュエータによって回転されるギアと、前記ギア及び前記ラチェットに係合し、前記ギアの回転に伴って揺動されて前記ラチェットを前記係止位置から前記解放位置に移動させるレバーと、を有し、前記手動操作部は前記レバーに設けられているロック装置。
(7) 上記(1)から(6)のいずれか一つのロック装置であって、車体のフロアパネルに取り付けられるロック装置。
1 ロック装置
2 ストライカ
10 ラッチ
11 ラチェット
12 アクチュエータ
13 動力伝達部
14 バックプレート
15 ボディ
16 ブラケット
17 カバープレート
20 係止溝
23 出力軸
24 ウォーム
25 ウォームホイール
26 レバー
30 挿入溝
31 係止部
32 被駆動部
33 カム部
35 フォロア部
36 押圧部
36 駆動部
37 操作部
38 天板部
39 天板部
40,40b 固定部
BD バックドア
P フロアパネル

Claims (7)

  1. ストライカが進入可能な係止溝を有し、前記係止溝に前記ストライカが進入可能となるアンロック位置と、前記係止溝に進入した前記ストライカが該係止溝から離脱不能となるロック位置との間で移動されるラッチと、
    前記ロック位置に移動された前記ラッチに係合して前記アンロック位置への前記ラッチの移動を阻止する係止位置と、前記ラッチを解放する解放位置との間で移動されるラチェットと、
    前記ラチェットを前記係止位置から前記解放位置に移動させるための動力を発生させるアクチュエータと、
    前記アクチュエータから出力される動力を前記ラチェットに伝達する動力伝達部と、
    を備え、
    前記アクチュエータは、前記係止溝への前記ストライカの進入方向に対する側方に前記ラチェットに隣設され、該アクチュエータの出力軸は、前記係止溝へのストライカの進入方向に沿って配置されており、
    前記動力伝達部は、前記係止溝への前記ストライカの進入方向に前記ラチェットに隣設されているロック装置。
  2. 請求項1記載のロック装置であって、
    前記ラッチ及び前記ラチェットを移動可能に支持する第一支持部材をさらに備え、
    前記第一支持部材は、該ロック装置が被取付体に取り付けられた状態で、前記ラッチ及び前記ラチェットの前記被取付体とは反対側を覆うロック装置。
  3. 請求項2記載のロック装置であって、
    前記第一支持部材は、ラチェットと前記アクチュエータとの間に設けられて前記被取付体に固定される固定部を有しているロック装置。
  4. 請求項2又は3記載のロック装置であって、
    前記アクチュエータ及び前記動力伝達部を支持し、前記第一支持部材に固定された第二支持部材をさらに備え、
    前記第二支持部材は、該ロック装置が被取付体に取り付けられた状態で、前記アクチュエータ及び前記動力伝達部の前記被取付体とは反対側を覆うロック装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項記載のロック装置であって、
    前記動力伝達部は、前記ラチェットを前記係止位置から前記解放位置に移動させるための手動操作部を有するロック装置。
  6. 請求項5記載のロック装置であって、
    前記動力伝達部は、前記アクチュエータによって回転されるギアと、前記ギア及び前記ラチェットに係合し、前記ギアの回転に伴って揺動されて前記ラチェットを前記係止位置から前記解放位置に移動させるレバーと、を有し、
    前記手動操作部は前記レバーに設けられているロック装置。
  7. 請求項1から6のいずれか一項記載のロック装置であって、
    車体のフロアパネルに取り付けられるロック装置。
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