JP2015145303A - ゴミ袋の開口部構造 - Google Patents

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【課題】従来のゴミ袋においては、使用者が開口部中央の前後面フラップを指で滑らせて開口しようとしても開口部の前後のシート内面が密着して指の腹とゴミ袋開口部の表面とが滑り開口部のシートが旨く開口しないと言う欠点があった。これを解消しようとしてゴミ袋の開口部の内表面や外表面に滑り止め機能を有したインキや塗料や印刷を施したとしても、独特の開口部波形のゴミ袋においては具体的にどの個所に滑り止め加工をするのが最適かという特定の技術までは開発されていなかった。【解決手段】開口縁部を波形とすることにより中央に山形突出状の前後面フラップを、その左右側に谷部を挟んで略長方形状の左右取っ手部をそれぞれ形成した合成樹脂フィルム素材のゴミ袋において、前後面フラップの周縁部近傍に摩擦係数がフィルム外表面よりは高い加工を施したことを特徴とするゴミ袋の開口部構造。【選択図】図4

Description

この発明は、特定の形状に構成されたゴミ袋開口部の開閉操作が指腹とシート表面との摩擦抵抗により容易に行えると共に、ゴミ収納後の開口部の緊締が確実に且つ緊締後の弛緩が容易に生じないように構成したゴミ袋の開口部構造に関する。
従来、ゴミ袋の中で特に市町村等の自治体が特に指定したゴミ袋がある。
その中でも本件出願の発明者が発明したゴミ袋は開口部を波形の形状に構成し、山形の突出部同士を緊締して開口部を閉塞して緊締部を把持して持ち出すように構成している。
また、かかる通常の合成樹脂シートからなるゴミ袋にあっては、開口部開口時に親指の指腹と人差し指の指腹との間で前後シート壁を挟持し滑らせて前後シートをずらして開口する操作を行っているが、指腹面と樹脂シート表面との間の摩擦抵抗が少ないため指腹とシート表面が滑り勝ちとなり開口部の開口が行いにくい状態が生起する。そのため、開口部の前後シート表面に滑りにくい素材含有の印刷インクを印刷塗布したり、開口部の密着した前後シートの内表面に微細な凹凸加工を行い可及的に前後シートが密着したりしないようにしている。
従来の発明は、特開2007―15843、特開2007−276891、特開平7−251848などに開示されているように、開口部を波形の形状に構成し、開口部中央は山形の前後面フラップを、その両側には谷部を挟んで長手状の取っ手部を形成しており、ゴミ収納後は前後壁シートの前後面フラップ同士を、その後左右の取っ手部同士を相互にクロス状に結び、又は前後面フラップを重ねて間に挟み左右の取っ手部同士結ぶようにしてゴミ袋の開口部を緊締してゴミ収集場所に持ち出すように構成しており、かかる特殊形状のゴミ袋は、ゴミ袋の開口部の緊締が容易確実で且つ緊締部を把持することによりゴミ袋の持ち出しが容易となり、また緊締部の弛緩も生起しない有意義な効果を有することで知られ全国の自治体において多数使用されている。
また、他の発明は、特開2006−182409、実開平6−14038に記載されているように、ポリエチレン袋の内面が微細凹凸面であって滑りがよいため開口部を開く際に袋内面が密着せず、また袋の外表面をノンスリップタイプのナイロンで構成して滑りにくくして袋を積み重ねても摩擦抵抗でずり落ちないように構成したものであり、また他の発明は、ゴミ袋の開口部付近に滑り止め効果のある塗料、インク、ワックスなどの材料やシール、テープ、プレート等の物体又は粉体を付着したものである。
特開2007―15843号公報 特開2007−276891号公報 特開平7−251848号公報 特開2006−182409号公報 実開平6−14038号公報
本件出願の発明者が開発した従来のゴミ袋においては、使用者が開口部中央の前後面フラップの外表面を指の腹面で摘まんで滑らせ前後面フラップの密着面をずらして開口せんとしても開口部の前後面フラップ内面が密着しているため指の腹面とゴミ袋開口部の表面とが滑り開口部の前後面フラップ密着部分が容易に開口しないという欠点があった。
なお、前後面フラップの密着要因は、薄膜フィルムの静電気による密着や、前後面フラップの内面の真空無圧によること以外にも、前後面フラップの形成時にカッターにより連続した樹脂袋を裁断する際に裁断線に微細なフィルムの繊維状線条体が互いに絡み合い前後面フラップの開口縁部が一体に密着状態となることにもよる。
これを解消しようとしてゴミ袋の開口部の内表面や外表面に従前の技術を応用して滑り止め機能を有したインキや塗料や印刷を施したとしても、本件出願の発明者が開発した特定の開口部波形のゴミ袋において具体的にどの個所に滑り止めの加工をするのが最適かという具体的な技術は未知であり、最も機能的に最適の個所を特定する技術までは開発されていなかった。
また、かかる特定のゴミ袋の開口部は波形の突出部同志を結んで緊締するように構成されているが、結び方によっては結び目が開口部シートの表面滑動性のため不用意に解けるおそれがあり、従って開口部のシート外表面のどの個所に可及的に摩擦抵抗を増大させた加工を施すか、他方ゴミ袋開口部において指と接触するどの箇所に摩擦抵抗の技術を加工するか等は極めて重要な技術であった。
この発明は、開口縁部を波形とすることにより中央に山形突出状の前後面フラップを、その左右側に谷部を挟んで略長方形状の左右取っ手部をそれぞれ形成した合成樹脂フィルム素材のゴミ袋において、前後面フラップの周縁部近傍に摩擦係数がフィルム外表面よりは高い加工を施したことを特徴とするゴミ袋の開口部構造を提供するものである。
また、前後面フラップの周縁部近傍に摩擦係数がフィルム外表面よりは高い加工を施す技術としては、摩擦係数の高いインクで印刷することにも特徴がある。
また、前後面フラップの周縁部近傍に摩擦係数がフィルム外表面よりは高い加工技術を施すためのインク印刷は、点状、円状、球状、文字状、帯状などの形状としたインク印刷であることにも特徴を有する。
前後面フラップの周縁部近傍としては、前後面フラップの頂上部を形成する半円弧状の周縁部に沿った馬蹄状帯体の位置であることにも特徴がある。
請求項1の発明によれば、開口縁部を波形とすることにより中央に山形突出状の前後面フラップを、その左右側に谷部を挟んで略長方形状の左右取っ手部をそれぞれ形成した合成樹脂フィルム素材のゴミ袋において、前後面フラップの周縁部近傍に摩擦係数がフィルム外表面よりは少なくとも大きい加工を施したことにより、ゴミ袋の開口部の開口動作時に前後面フラップの周縁部近傍において二本の指の腹で前後開口部シートの外表面を挟持してつまむ動作をすれば、前後面フラップの周縁部近傍は少なくとも摩擦係数が他の箇所に比し大きいため指腹面が摩擦抵抗を受けて前後開口部シートの外表面にうねり状の皺を生起して開口部が開口する。
従って、容易にゴミ袋の開口部の開口ができゴミ収納作業が簡便に行える効果がある。更には、ゴミの収納後に開口部を閉じるに際しては開口縁の前後面フラップと取っ手部のそれぞれの独特の形状を利用して前後面フラップ同士の結び目と取っ手部同士の結び目とを前後左右でクロスするようにして開口部の緊締を行うものであるが、予め前後面フラップの周縁部近傍に摩擦係数がフィルム外表面よりは少なくとも大きい加工を施したことにより前後面フラップ外表面の摩擦加工部分が結び目構造内で互いに当接し、かかる当接した前後面フラップ外表面の摩擦加工部分は滑り摩擦抵抗が大きいためその分滑動機能が低下して容易に結び目が弛緩しにくい効果を生起してゴミ袋の開口部の緊締をより確実にすることができる効果があり、要するに、前後面フラップ周縁部近傍に摩擦係数の大きな加工を施すことによりゴミ袋の開口操作とゴミ収納後の開口部の確実な緊締を同時に果たすことができるという効果がある。
請求項2の発明によれば、前後面フラップの周縁部近傍に摩擦係数がフィルム外表面よりは少なくとも大きい加工を施す技術として摩擦係数の大きいインクで印刷することにしたために、前後面フラップに模様や使用者への通告文や説明文など必要な印刷をすることにより有効な表示を兼ねたシート摩擦面を構成することができることになり機能の多角化をはかることができる効果がある。
請求項3の発明によれば、前後面フラップの周縁部近傍に摩擦係数がフィルム外表面よりは少なくとも大きい加工技術を施すためのインク印刷は、点状、円状、球状、文字状、帯状などの形状としたインク印刷とすることにより、各種の印刷形態を利用することができ多種多様な前後面フラップ模様を楽しむと共に開口作動の容易性と開口部の緊締の弛緩防止をはかることができる効果がある。
請求項4の発明によれば、前後面フラップの周縁部近傍としては、前後面フラップの頂上部を形成する半円弧状の周縁部に沿った馬蹄状帯体の位置とすることにより、前後面フラップが開口部の中央に位置しているため容易にゴミ袋の前後面フラップの開口操作が行いやすく、また視覚的に視認しやすい個所に楽しい又は有益な各種印刷を行いながら同時に開口部に摩擦係数の大きなシート外面を形成することができるので使用者に大きな購入意欲を喚起することができる効果がある。
本発明開口部構造を有するゴミ袋の流通形態の説明図 本発明開口部構造を有する連続したゴミ袋の説明図 本発明開口部構造を有するゴミ袋単体の正面図 本発明開口部構造における各種実施例の説明図 本発明開口部構造を有するゴミ袋の開口部緊締状態を示す説明図 図3のI−I線を示す断面図 本発明開口部構造を有する連続したゴミ袋の他の形態の説明図 本発明開口部構造を有する他の形態のゴミ袋単体の正面図 本発明開口部構造を有する他の形態のゴミ袋の開口部緊締状態を示す説明図
この発明は、袋開口部Mの開口縁部を波形とすることにより中央に山形突出状の前後面フラップ1、1´を、その左右側に谷部2を挟んで略長方形状の左右取っ手部3、3´をそれぞれ形成した合成樹脂フィルム素材のゴミ袋Aにおいて、前後面フラップ1、1´の周縁部近傍に摩擦係数がフィルム外表面よりは高い加工を施したことを特徴とするゴミ袋の開口部構造を提供せんとする。
また、前後面フラップ1、1´の周縁部近傍で施工する摩擦係数増加の加工技術としては、摩擦係数の高いインクで印刷する。
また、前後面フラップの周縁部近傍で施工する摩擦係数増加の加工技術であるインク印刷kは、点状、円状、球状、文字状、帯状などの形状としたインク印刷である。
前後面フラップの周縁部近傍の一実施例としては、前後面フラップ1、1´の頂上部を形成する半円弧状の周縁部に沿った馬蹄状帯体4の位置である。
本件発明のゴミ袋の開口部構造の実施例を図面に基づき詳説する。
図3は、本件発明に使用する合成樹脂フィルム素材のゴミ袋Aの単体であり、ゴミ袋Aは図2に示すように連続した円筒状のフィルムの所定箇所、すなわち、袋の長さと形を保持するための所定個所を熱溶着して熱溶着線nを形成すると共に、袋ごとに分離可能とした分離用のミシン目mを刻設していき、最終的にはかかる加工を施した連続ゴミ袋シート体aは図1に示すように円筒状に巻き取られて自治体に納品され各家庭に頒布される。
なお、連続ゴミ袋シート体aを図1に示す円筒状のコンパクトな巻取り形態とするためには、図2に示すようにその両側の一定幅員部分を中央に向かって折畳んで折畳み部pを形成して連続ゴミ袋シート体aを幅狭形状にして巻き取る。ゴミ袋の他の実施例としては、図7、8に示すようなガゼットを左右側縁部に形成したゴミ袋とする場合があり、このガゼット付きのゴミ袋に関しては最後に説明する。
分離用のミシン目mとしては、図2,3に示すように、上端の袋開口部Mを形成するための波形の開口ミシン目m−1と、袋下端の熱溶着線nの下方に形成した二股状の突片5を形成するための尾端ミシン目m−2とより構成されている。
なお、二股状の突片5はゴミ袋の下端に形成されており、ゴミを収納した後ゴミ袋を回収する際にゴミ袋上方の結び目以外にも下方の二股状の突片5も把持できるように構成しているものであり、転倒状態のゴミ袋の回収作業がこの突片5を介して容易に行えるようにしている。
ゴミ袋の袋開口部Mは開口ミシン目m−1により波形に形成されており、具体的には図3に示すように開口ミシン目m−1により袋開口部Mの中央に山形突出状の前後面フラップ1、1´を形成し、その左右両側に谷部2を挟んで略長方形状の左右取っ手部3、3´を形成している。
当然に袋開口部Mは筒状の前後フィルムで形成されているため、袋開口部Mの前後面フラップ1、1´も左右取っ手部3、3´も当然に前後フィルムから構成される。
連続ゴミ袋シート体aの通常の流通過程では図1に示すように長手状の円筒状のフィルムを巻き取った形態であるため、ゴミ袋として使用する際には巻取り形態から解除すると共に解除時には前後フィルムが密着してシート状の連続した袋となっている。
ゴミ袋Aとして使用するためには、シート状に巻き取った連続円筒状のフィルムから一枚分のゴミ袋を引出し、ミシン目mに沿って一枚分のゴミ袋Aを切り離す。
この状態でもゴミ袋Aはシート状の袋となっているので使用者が開口部中央の前後面フラップ1、1´の外表面を指の腹面で摘まんで滑らせ前後面フラップ1、1´の密着面をずらして開口しようとしても開口部の前後の前後面フラップ1、1´内面が密着しているため指の腹面と袋開口部Mの表面とが滑り袋開口部Mの前後面フラップ1.1’の密着部分が容易に開口しない。特に、袋開口部Mの周縁にはミシン目mの形成加工が為されるため袋開口部Mの周縁の前後フィルムにおける密着力は他の部位よりも高い。
かかる袋開口部Mの形状を有する本実施例のゴミ袋Aにおいて、本件発明の要旨は、前後面フラップ1、1´の周縁部近傍に摩擦係数がフィルム外表面よりは高い加工、例えば、摩擦係数の高いインク印刷kを施したことにある。
すなわち、摩擦係数の高い加工を施す個所としては、図4に示すように前後面フラップ1、1´の外表面の周縁部近傍に限定することにより、ゴミ袋Aをミシン目mから分離した後に袋開口部Mを開く操作をする際に使用者が操作しやすい個所を選択した。かかる選択は、使用者にとってゴミ袋の中央の山形突出状の部分が最も視認しやすく、かつ手指で開く動作も行いやすいという経験則に基づく。
そして、かかる前後面フラップ1、1´の外表面の周縁部近傍の場所としては、前後面フラップ1、1´の頂上部を形成する半円弧状の周縁部に沿った馬蹄状帯体4の位置とする。
このように前後面フラップ1、1´の周縁部近傍に摩擦係数がフィルム外表面よりは高い加工を施す技術としては摩擦係数の高いインク印刷kとする。
従来、合成樹脂フィルムに印刷するために使用するインクには、同インクを構成する溶媒に溶解しない顔料や染料が着色成分として含まれており、このようなインクを用いて印刷した印刷部表面には、微細ながらも顔料粒子や染料粒子による凹凸が形成されることとなる。
それゆえ、フィルム表面(非印刷部の表面)の摩擦係数と対比した場合に、印刷部表面は摩擦係数が高い。しかしながら、樹脂フィルムに使用する場合はフィルムの袋加工作業や使用形態において可及的に滑動性を要求される場合が多いため、印刷部表面の摩擦係数を低減する(滑り性を向上する)目的で、インク成分としてスリップ剤が添加される。このようなスリップ剤としては、例えば、変性ポリエチレンワックスやカルナバワックス、ラノリンワックス等が挙げられる。
しかし、本件発明の実施例は、可及的に袋開口部Mの外表面の摩擦係数を高めて指の腹面との滑り摩擦を一定限度で確保しようとすることを目的としている。
従って、本実施例に使用するインクはなるべく従来のフィルム表面より摩擦係数の高い成分含有のインクを使用することとした。
このようなインクとしては、例えば、滑り防止剤を含有するインクが望ましく、具体的には、例えばポリプロピレンワックスを含有するようなインクを好適に用いることができる。
インク印刷kとしては、図4に示すように点状、円状、球状、文字状、帯状などの各種形態のインク印刷とし、各種の印刷形態で多種多様な前後面フラップ1、1´における模様を楽しむことができる。また、一定の図形模様や使用者への通告文や企業PRやゴミ袋の使用説明文などを印刷することにより情報伝達機能を果たすことができる。
上記のように一定のインク印刷kされたゴミ袋Aの前後面フラップ1、1´とその両側の形成された取っ手部3、3´は図5に示すようにゴミ袋Aにゴミを充填した後に袋開口部Mを緊締閉塞する。
すなわち、前後面フラップ1、1´は山形突出状であるため突出部を互いに結ぶことにより開口部の前後方向の緊締閉塞がなされる。そして、かかる結び目t方向は前後面フラップ1、1´を結ぶため袋開口部Mの前後方向となる。
次いで、前後面フラップ1、1´の左右に位置する略長手状の左右取っ手部3、3´を左右から結ぶ。この際に結ばれる左右取っ手部3、3´はすでに結ばれた前後面フラップ1、1´の結び目tの上方に重なり、左右から結ぶために結び目t´の方向はゴミ袋左右方向となる。
従って、図5に示すように前後面フラップ1、1´と左右取っ手部3、3´との結び目t、t´は互いに十文字にクロスした状態で上下に重なって袋開口部Mを緊締することになる。
なお、前後面フラップ1、1´と左右取っ手部3、3´との各結び目t、t´はどちらを先に形成するかは任意であり、従って各結び目t、t´の上下の重なりもどちらを上方にするかは任意である。
このような前後左右からの結び目t、t´による緊締であるため袋開口部Mが不用意に開いてゴミが飛び出す虞がない。
しかも、摩擦係数の高いインクで前後面フラップ1、1´の周縁部近傍に一定の印刷を行うことによりフィルム外表面より摩擦係数が高い加工を施したため、前後面フラップ1、1´の外表面が摩擦係数の高い状態で結ばれることになる。
すなわち、結び目tにおいては、互いに接触する面に少なくともフィルム外表面よりは摩擦係数の高い加工を施したことになるため結び目t同士が滑りにくくなり不用意に結び目が弛緩して緊締が解ける虞を可及的に防ぐ。
次いで、袋開口部Mを前後面フラップ1、1´の周縁部近傍において二本の指の腹面で前後開口部シートの外表面を挟持してつまむ動作をすれば、前後面フラップ1、1´の周縁部近傍は摩擦係数が他の箇所に比し高いため指腹面が摩擦抵抗を受けて前後開口部シートの外表面にうねり状の皺を生起して密着した袋開口部Mが形成される。
従って、指で容易にゴミ袋の開口操作が行えゴミ収納作業が迅速に且つ簡便に行える。
かかる袋開口部Mの容易な開口操作でゴミを収納し後には、前述した通りの袋開口部Mの緊締作業を行うことになる。
すなわち、図5に示すように、開口縁の前後面フラップ1、1´と取っ手部3、3´のそれぞれの独特の形状を利用して前後面フラップ1、1´同士の結び目tと左右取っ手部3、3´同士の結び目t´とを前後左右でクロスするようにして袋開口部Mの緊締を行うものであり、前後面フラップ1、1´の周縁部近傍に摩擦係数がフィルム外表面よりは高い加工を施したことにより前後面フラップ1、1´外表面の摩擦加工部分が結び目構造内で互いに当接し、かかる当接した前後面フラップ1、1´外表面の摩擦加工部分は滑り摩擦抵抗が高いためその分滑動機能が低下して容易に結び目が弛緩しにくく、指によるゴミ袋の容易な開口操作とゴミ収納後の袋開口部Mの確実な緊締とを同時に果たすことができる。
なお、上記した開口部構造を有したゴミ袋Aは、袋の両側縁にガゼットを施していない円筒状袋に関する説明であったが、図8に示すゴミ袋Aは、連続ゴミ袋シート体aを形成するときにその両側縁にガゼットgを形成して制作したものである。
すなわち、図8に示すように両側縁にガゼットgを形成した連続ゴミ袋シート体aからゴミ袋Aの単体をミシン目から切離して形成すると予めガゼットgの外側縁線g−1は内方へ折り込まれた折り込み部sとなり、ガゼットgの内側縁線g−2は折り返し線となっており、しかも、この折り返し線の上部の袋開口部Mに対応する谷部2のミシン目はガゼットgの内側縁線g−2の折り返し線を切断する位置に形成されているため袋開口部Mの左右側の左右取っ手部30、30´は図8に示すように逆U字状の手提げ把手形状に形成される。
図9(a)(b)は、かかるガゼット形状のゴミ袋Aの袋開口部Mを前後左右から緊締した状態を示す説明図である。基本的には図5に示すガゼットの無い通常のゴミ袋Aの緊締形態と同様であるが、左右取っ手部30、30´の緊締のための結びは、ガゼット形状のゴミ袋Aの方が逆U字状の手提げ把手形状に形成されている分結びやすく且つ解けにくい。しかも、本件発明では前後面フラップの周縁部近傍に摩擦係数の大きな加工を施しているのでより緊締が解けない効果がある。
A ゴミ袋
a 連続ゴミ袋シート体
t 結び目
k インク印刷
M 袋開口部
m ミシン目
m−1 開口ミシン目
m−2 尾端ミシン目
n 熱溶着線
p 折畳み部
1、1´ 前後面フラップ
2 谷部
3、3´ 左右取っ手部
4 馬蹄状帯体
5 突片
g ガゼット

Claims (4)

  1. 開口縁部を波形とすることにより中央に山形突出状の前後面フラップを、その左右側に谷部を挟んで略長方形状の左右取っ手部をそれぞれ形成した合成樹脂フィルム素材のゴミ袋において、
    前後面フラップの周縁部近傍に摩擦係数がフィルム外表面よりは高い加工を施したことを特徴とするゴミ袋の開口部構造。
  2. 前後面フラップの周縁部近傍に摩擦係数がフィルム外表面よりは高い加工を施す技術としては、摩擦係数の高いインクで印刷することを特徴とする請求項1に記載のゴミ袋の開口部構造。
  3. 前後面フラップの周縁部近傍に摩擦係数がフィルム外表面よりは高い加工技術を施すためのインク印刷は、点状、円状、球状、文字状、帯状などの形状としたインク印刷とすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のゴミ袋の開口部構造。
  4. 前後面フラップの周縁部近傍としては、前後面フラップの頂上部を形成する半円弧状の周縁部に沿った馬蹄状帯体の位置であることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のゴミ袋の開口部構造。
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