JP2000056683A - 防滑性印刷製品及びその製造方法 - Google Patents
防滑性印刷製品及びその製造方法Info
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- JP2000056683A JP2000056683A JP10233523A JP23352398A JP2000056683A JP 2000056683 A JP2000056683 A JP 2000056683A JP 10233523 A JP10233523 A JP 10233523A JP 23352398 A JP23352398 A JP 23352398A JP 2000056683 A JP2000056683 A JP 2000056683A
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- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 目視画像印刷工程のみで防滑性印刷製品を製
造する方法を提供する。また、目視画像印刷用のインキ
を使用するだけで、それとは別に防滑剤の塗付が余分に
施されていない防滑性印刷製品を提供する。 【解決手段】 本発明の防滑インキの例としては溶剤型
防滑インキ、水性防滑インキ、ホットメルト防滑イン
キ、紫外線硬化型防滑インキなどを挙げることができ
る。そして、ダンボール原反にフレキソ印刷を施した後
に製函して図1に示したような包装箱を作った。図1に
おいて1は箱本体、2は赤色に着色された水性防滑イン
キでフレキソ印刷された画像であり、3は青色の通常水
性インキで印刷された画像である。図1の包装箱は特別
の防滑塗工を行うこと無しに良好な防滑性を示した。
造する方法を提供する。また、目視画像印刷用のインキ
を使用するだけで、それとは別に防滑剤の塗付が余分に
施されていない防滑性印刷製品を提供する。 【解決手段】 本発明の防滑インキの例としては溶剤型
防滑インキ、水性防滑インキ、ホットメルト防滑イン
キ、紫外線硬化型防滑インキなどを挙げることができ
る。そして、ダンボール原反にフレキソ印刷を施した後
に製函して図1に示したような包装箱を作った。図1に
おいて1は箱本体、2は赤色に着色された水性防滑イン
キでフレキソ印刷された画像であり、3は青色の通常水
性インキで印刷された画像である。図1の包装箱は特別
の防滑塗工を行うこと無しに良好な防滑性を示した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は着色防滑インキによ
って印刷された製品に関する。
って印刷された製品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、包装容器などの製品、特に積み重
ねて使用される包装容器には荷くずれなどを防止する防
滑インキが全面的あるいは部分的に塗付されていた。
ねて使用される包装容器には荷くずれなどを防止する防
滑インキが全面的あるいは部分的に塗付されていた。
【0003】また一方前記の包装容器には一般に内包さ
れる商品を表示したり識別したりするための画柄、文
字、バーコードなど(以下総称して画像という)が着色
インキによって印刷されていた。
れる商品を表示したり識別したりするための画柄、文
字、バーコードなど(以下総称して画像という)が着色
インキによって印刷されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の防滑性の画像印刷製品を製造するためには、
通常の着色インキによる目視画像印刷工程と、防滑性を
付与するための防滑剤塗付工程とが必要であった。
うな従来の防滑性の画像印刷製品を製造するためには、
通常の着色インキによる目視画像印刷工程と、防滑性を
付与するための防滑剤塗付工程とが必要であった。
【0005】したがって、本発明の目的は目視画像印刷
工程のみで防滑性印刷製品を製造する方法を提供するこ
とである。また別の目的は、目視画像印刷用のインキを
使用するだけで、それとは別に防滑剤の塗付が余分に施
されていない防滑性印刷製品を提供することである。
工程のみで防滑性印刷製品を製造する方法を提供するこ
とである。また別の目的は、目視画像印刷用のインキを
使用するだけで、それとは別に防滑剤の塗付が余分に施
されていない防滑性印刷製品を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は基材上に着色さ
れた防滑インキによって目視画像印刷を施した防滑性印
刷製品を提供する。
れた防滑インキによって目視画像印刷を施した防滑性印
刷製品を提供する。
【0007】本発明において使用される印刷用基材とし
ては紙、プラスチック、金属などが使用され、その形態
もフィルム状、シート状、板状、ダンボール状のものな
ど種々のものが使用される。例えば製品として包装用の
袋を得るためには、その袋を作るための原反である紙や
プラスチックフィルム、あるいは成形された紙自体が基
材として使用される。
ては紙、プラスチック、金属などが使用され、その形態
もフィルム状、シート状、板状、ダンボール状のものな
ど種々のものが使用される。例えば製品として包装用の
袋を得るためには、その袋を作るための原反である紙や
プラスチックフィルム、あるいは成形された紙自体が基
材として使用される。
【0008】また例えば包装用の箱を得るためには箱の
原材料である原紙、プラスチックシート、板、ダンボー
ルあるいは製函された箱自体を基材として使用できる。
原材料である原紙、プラスチックシート、板、ダンボー
ルあるいは製函された箱自体を基材として使用できる。
【0009】また例えば包装用品以外にもランチョンマ
ットや食器用トレーなども基材として使用できる。
ットや食器用トレーなども基材として使用できる。
【0010】本発明の防滑インキの例としては溶剤型防
滑インキ、水性防滑インキ、ホットメルト防滑インキ、
紫外線硬化型防滑インキなどを挙げることができる。さ
らに詳細な例示としてはポリウレタン系溶剤型防滑イン
キ、アクリル酸エステル共重合体エマルジョン型防滑イ
ンキ、エチレン一酢酸ビニル共重合体ホットメルト型防
滑インキ、オリゴウレタンアクリレート−アクリレート
モノマー系紫外線硬化型防滑インキなどを挙げることが
できる。
滑インキ、水性防滑インキ、ホットメルト防滑インキ、
紫外線硬化型防滑インキなどを挙げることができる。さ
らに詳細な例示としてはポリウレタン系溶剤型防滑イン
キ、アクリル酸エステル共重合体エマルジョン型防滑イ
ンキ、エチレン一酢酸ビニル共重合体ホットメルト型防
滑インキ、オリゴウレタンアクリレート−アクリレート
モノマー系紫外線硬化型防滑インキなどを挙げることが
できる。
【0011】これらのインキを着色するための顔料とし
ては一般に塗料やインキに使用する公知の各種無機顔
料、有機顔料、カーボングラックなどがいずれも使用で
きる。インキ中への顔料の分散は必要に応じた分散機ま
たは混合機によって行われ、通常の方法によって着色防
滑インキを得ることができる。
ては一般に塗料やインキに使用する公知の各種無機顔
料、有機顔料、カーボングラックなどがいずれも使用で
きる。インキ中への顔料の分散は必要に応じた分散機ま
たは混合機によって行われ、通常の方法によって着色防
滑インキを得ることができる。
【0012】基材上に着色防滑インキによって目視画像
の印刷を施すための印刷方法は、フレキソ印刷、グラビ
ア印刷、凸版印刷、オフセット印刷、スクリーン印刷、
スプレー印刷、インクジェット印刷などの中から、着色
防滑インキの特性や基材の形態に適合したものを選んで
使用することができる。
の印刷を施すための印刷方法は、フレキソ印刷、グラビ
ア印刷、凸版印刷、オフセット印刷、スクリーン印刷、
スプレー印刷、インクジェット印刷などの中から、着色
防滑インキの特性や基材の形態に適合したものを選んで
使用することができる。
【0013】
【実施の形態】ダンボール原反にフレキソ印刷を施した
後に製函して図1に示したような包装箱を作った。図1
において1は箱本体、2は赤色に着色された水性防滑イ
ンキでフレキソ印刷された画像であり、3は青色の通常
水性インキで印刷された画像である。
後に製函して図1に示したような包装箱を作った。図1
において1は箱本体、2は赤色に着色された水性防滑イ
ンキでフレキソ印刷された画像であり、3は青色の通常
水性インキで印刷された画像である。
【0014】図1の包装箱は特別の防滑塗工を行うこと
無しに良好な防滑性を示した。また積み重ねによる振動
試験によっても荷くずれすることがなかった。
無しに良好な防滑性を示した。また積み重ねによる振動
試験によっても荷くずれすることがなかった。
【0015】図2は、本発明の他の実施の形態を示すも
のであり、プラスチック製のトレー4は、周縁部のフラ
ンジ部4aとこのフランジ部4aにより取り囲まれた載
置面4bとを有しいる。この載置面4bの一部又は全面
には、適宜の色に着色された水性防滑インキで画像5が
スクリーン印刷されている。
のであり、プラスチック製のトレー4は、周縁部のフラ
ンジ部4aとこのフランジ部4aにより取り囲まれた載
置面4bとを有しいる。この載置面4bの一部又は全面
には、適宜の色に着色された水性防滑インキで画像5が
スクリーン印刷されている。
【0016】また、ランチョンマット6は、前記載置面
4bとほぼ同じ大きさであって、その表面にはその一部
又は全面に適宜の色に着色された水性防滑インキで画像
7がスクリーン印刷されている。
4bとほぼ同じ大きさであって、その表面にはその一部
又は全面に適宜の色に着色された水性防滑インキで画像
7がスクリーン印刷されている。
【0017】かかる構成において、トレー4を単独で使
用した場合には、載置面4bに印刷されている画像5に
より意匠的効果が得られるのみならず、載置された食器
の滑動が防止されて、持ち運び易くすることができる。
また、トレー4の載置面4bにランチョンマット6を敷
設して使用する場合には、載置面4bに印刷されている
画像5によりランチョンマット6の滑動が防止され、さ
らに、ランチョンマット6に印刷されている画像7によ
り、意匠的効果が得られるとともにこの上に載置された
食器の滑動が防止される。したがって、ランチョンマッ
ト6によりトレー4が汚れるのを防止しつつ、意匠的効
果と食器に対する防滑効果による持ち運びの容易化とを
図ることができる。
用した場合には、載置面4bに印刷されている画像5に
より意匠的効果が得られるのみならず、載置された食器
の滑動が防止されて、持ち運び易くすることができる。
また、トレー4の載置面4bにランチョンマット6を敷
設して使用する場合には、載置面4bに印刷されている
画像5によりランチョンマット6の滑動が防止され、さ
らに、ランチョンマット6に印刷されている画像7によ
り、意匠的効果が得られるとともにこの上に載置された
食器の滑動が防止される。したがって、ランチョンマッ
ト6によりトレー4が汚れるのを防止しつつ、意匠的効
果と食器に対する防滑効果による持ち運びの容易化とを
図ることができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、印
刷工程の単一化及び印刷工程の単一化によるインキ使用
量の削減を図りつつ、防滑効果と目視画像による表示効
果とを得ることができ、よって、製造コストの低減を図
りつつ、異種効果である防滑効果と表示効果と併有する
ことができる。
刷工程の単一化及び印刷工程の単一化によるインキ使用
量の削減を図りつつ、防滑効果と目視画像による表示効
果とを得ることができ、よって、製造コストの低減を図
りつつ、異種効果である防滑効果と表示効果と併有する
ことができる。
【0019】
【図1】本発明の一実施の形態を示す斜視図である。
【図2】本発明の他の実施の形態を示す斜視図である。
1 箱本体 2 画像 4 トレー 5 画像 6 ランチョンマット 7 画像
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊賀 大基 東京都港区三田4−4−12 帝国インキ製 造株式会社内 Fターム(参考) 3E062 AA01 AB07 AC02 AC04 AC05 DA02 DA09
Claims (4)
- 【請求項1】 基材上に着色された防滑インキによって
目視画像印刷を施した防滑性印刷製品。 - 【請求項2】 前記製品がダンボール箱、包袋などのよ
うに積み重ね可能な包装容器であることを特徴とする請
求項1記載の防滑性印刷製品。 - 【請求項3】 前記製品が食器を載せるランチョンマッ
トまたはトレーであることを特徴とする請求項1記載の
防滑性印刷製品。 - 【請求項4】 印刷用基材にインキによる印刷を施すに
当たり、インキの少なくとも一部として着色防滑インキ
を使用して印刷を施すことを特徴とする請求項1、2又
は3記載の防滑性印刷製品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10233523A JP2000056683A (ja) | 1998-08-05 | 1998-08-05 | 防滑性印刷製品及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10233523A JP2000056683A (ja) | 1998-08-05 | 1998-08-05 | 防滑性印刷製品及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000056683A true JP2000056683A (ja) | 2000-02-25 |
Family
ID=16956382
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10233523A Pending JP2000056683A (ja) | 1998-08-05 | 1998-08-05 | 防滑性印刷製品及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000056683A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002123176A (ja) * | 2000-08-09 | 2002-04-26 | Dainippon Printing Co Ltd | ストレッチラベル |
JP2015145303A (ja) * | 2014-02-04 | 2015-08-13 | 日本フイルム株式会社 | ゴミ袋の開口部構造 |
JP2018095278A (ja) * | 2016-12-12 | 2018-06-21 | 株式会社ディーエス・マルマン | 包装用緩衝体並びにこれを具えた包装容器 |
KR20210033694A (ko) * | 2019-09-19 | 2021-03-29 | 두선산업 주식회사 | 포장 제품의 안티 슬립성을 갖는 포장 상자 |
-
1998
- 1998-08-05 JP JP10233523A patent/JP2000056683A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002123176A (ja) * | 2000-08-09 | 2002-04-26 | Dainippon Printing Co Ltd | ストレッチラベル |
JP2015145303A (ja) * | 2014-02-04 | 2015-08-13 | 日本フイルム株式会社 | ゴミ袋の開口部構造 |
JP2018095278A (ja) * | 2016-12-12 | 2018-06-21 | 株式会社ディーエス・マルマン | 包装用緩衝体並びにこれを具えた包装容器 |
KR20210033694A (ko) * | 2019-09-19 | 2021-03-29 | 두선산업 주식회사 | 포장 제품의 안티 슬립성을 갖는 포장 상자 |
KR102241427B1 (ko) * | 2019-09-19 | 2021-04-16 | 두선산업 주식회사 | 포장 제품의 안티 슬립성을 갖는 포장 상자 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050615 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080514 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080527 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20081007 |