JP2015145175A - 車両用サスペンションタワー構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両用サスペンションタワーの側壁部を構成するスプリングサポートと、上壁部を構成するスプリングプレートのフランジ部との板合わせ部に水が溜まることを抑制する。
【解決手段】スプリングサポート60はスプリングプレート70によって上方から覆われ、スプリングプレート70の外縁部に形成されたフランジ部74はスプリングサポート60の車両内側の壁面60Bに沿って車両下方側へ延びている。よって、スプリングプレート70のフランジ部74とスプリングサポート60の上端部60Aとの板合わせ部64への、矢印K3で示すような上方からの水の浸入が防止される。また、板合わせ部64に、矢印K1で示すように下方から水が浸入しても、矢印K2で示すように、板合わせ部64から落下し流れ出す。したがって、板合わせ部64に水が溜まることが抑制される。
【選択図】図2
【解決手段】スプリングサポート60はスプリングプレート70によって上方から覆われ、スプリングプレート70の外縁部に形成されたフランジ部74はスプリングサポート60の車両内側の壁面60Bに沿って車両下方側へ延びている。よって、スプリングプレート70のフランジ部74とスプリングサポート60の上端部60Aとの板合わせ部64への、矢印K3で示すような上方からの水の浸入が防止される。また、板合わせ部64に、矢印K1で示すように下方から水が浸入しても、矢印K2で示すように、板合わせ部64から落下し流れ出す。したがって、板合わせ部64に水が溜まることが抑制される。
【選択図】図2
Description
本発明は、車両用サスペンションタワー構造に関する。
特許文献1には、車両の動力搭載室の左右の側壁部を構成し、懸架装置のダンパを収容する一対のダンパハウジングと、ダンパハウジングの上部に設けられ、ダンパが固定されるダンパベースと、を備える車体前部構造が開示されている。この先行技術では、ダンパベースは、ダンパが取り付けられるダンパベース上壁と、ダンパベース上壁にダンパを固定するための複数のダンパ固定部と、ダンパベース上壁の外周に沿って延設された稜線部と、を有している。更に、複数のダンパ固定部は、一つの仮想円上に配置されており、稜線部は、ダンパ固定部の外方では仮想円よりも外方に位置し、ダンパ固定部同士の間では仮想円と交差することで、平面視で略波型形状に形成されている(特許文献1を参照)。
ここで、車両用サスペンションタワーの側壁部を構成するスプリングサポートプレートと、上壁部を構成するスプリングサポートプレートのフランジ部との板合わせ部は、水が溜まり易く改善の余地があった。
本発明は、上記事実を考慮し、車両用サスペンションタワーの側壁部を構成するスプリングサポートと、上壁部を構成するスプリングプレートのフランジ部との板合わせ部に水が溜まることを抑制することが目的である。
請求項1の車両用サスペンションタワー構造は、車両用サスペンションタワーの側壁部を構成し、車両内側に膨出したスプリングサポートと、前記車両用サスペンションタワーの上壁部を構成し、前記スプリングサポートと接合されたスプリングプレートと、前記スプリングプレートの外縁部に形成され、前記スプリングサポートの車両内側の壁面に沿って車両下方側へ延びて前記スプリングサポートに接合され板合わせ部を形成するフランジ部と、を備える。
請求項1に記載の車両用サスペンションタワー構造では、スプリングプレートの外縁部に形成されたフランジ部は、スプリングサポートの車両内側の壁面に沿って車両下方側へ延び板合わせ部を形成している。よって、スプリングサポートとスプリングプレートのフランジ部との板合わせ部への上方からの水の浸入が防止される。また、板合わせ部に下方から水が浸入しても板合わせ部から落下し流れ出す。したがって、板合わせ部に水が溜まることが抑制される。
請求項1に記載の発明によれば、車両用サスペンションタワーの側壁部を構成するスプリングサポートと、上壁部を構成するスプリングプレートのフランジ部との板合わせ部に水が溜まることを抑制することができる。
図1〜図3を用いて、本発明の一実施形態に係る車両用サスペンションタワー構造について説明する。なお、図中における矢印FRは車両前後方向前側を、矢印UPは車両上下方向上側を、矢印OUTは車両幅方向外側を示している。また、車両の外部側を車両外側とし、車両の内部側を車両内側とする。なお、各図は車両幅方向の一方側のみが図示されているが、他方側も左右対称である以外は同様の構成である。また、図2及び図3の模式図において、後述する板合わせ部24、64、164は、板同士間に隙間があいている。しかし、これは水の浸入経路などを判り易く図示するためであり、実際には板同士は接触している。
(構造)
図1に示すように、車両10の前部のエンジンルーム12における車両幅方向両端上部には、エプロンアッパメンバ14が車両前後方向に沿って配設されている。エプロンアッパメンバ14の車両下方側には、エプロンフロント16が配設され、エプロンアッパメンバ14に接合されている。また、エプロンフロント16の車両後方側には、フロントサスペンションタワー50が設けられている。
図1に示すように、車両10の前部のエンジンルーム12における車両幅方向両端上部には、エプロンアッパメンバ14が車両前後方向に沿って配設されている。エプロンアッパメンバ14の車両下方側には、エプロンフロント16が配設され、エプロンアッパメンバ14に接合されている。また、エプロンフロント16の車両後方側には、フロントサスペンションタワー50が設けられている。
フロントサスペンションタワー50の車両後方側には、カウル20が車幅方向に沿って配設されている。カウル20の車両下方側には、エンジンルーム12と図示していないキャビンとを仕切る(区画する)ダッシュパネル18が設けられている。また、カウル20の下部には、車両前方側に延出する延出部22が形成されている。この延出部22は、後述するフロントサスペンションタワー50を構成するスプリングプレート70の上面70Aに接合されている(図2も参照)。
フロントサスペンションタワー50の車両外側には図示していないフロントタイヤが配設されている。また、フロントサスペンションタワー50は、側壁部を構成するスプリングサポート60と、上壁部を構成するスプリングプレート70とを有している。
スプリングサポート60は、図示してないコイルスプリングの周囲を取り囲むように車両内側(エンジンルーム12側)に膨出した略半円筒形状とされている。また、スプリングサポート60は、車両前方側がエプロンフロント16の車両後方側端部16Aと接合されている。更に、スプリングサポート60は、上端部60Aがスプリングプレート70に接合されている。
スプリングプレート70は、全体が板状とされると共に、中央部分には円形状の支持孔72が形成されている。スプリングプレート70は図示していないコイルスプリングの上方に配置され、支持孔72に設けられた図示していない取付部材を介してコイルスプリングを支持している。また、スプリングプレート70は、車両幅方向外側端部がエプロンアッパメンバ14に接合されている。また、スプリングプレート70の上面70Aにおける車両後方側には、前述したカウル20の延出部22が接合されている。
図2に示すように、スプリングプレート70の上面70Aとカウル20の延出部22との板合わせ部64の車両前方側は、シール剤30が塗布されシールされている。
なお、前述したように、図2の模式図では、板合わせ部24には隙間が形成されているが、実際にはスプリングプレート70とカウル20の延出部22とは接触している。また、後述する板合わせ部64にも隙間が形成されているが、実際にはフランジ部74とスプリングサポート60の上端部60Aとは接触している。このことは後述する比較例の図3の模式図も同様である。
図1及び図2に示すように、スプリングプレート70の外縁部には,車両下方側に延びるフランジ部74が形成されている。フランジ部74はスプリングサポート60の車両内側(径方向外側)の壁面60Bに沿って設けられると共に、スプリングサポート60に接合され板合わせ部64を形成している。別の観点から説明すると、スプリングサポート60はスプリングプレート70のフランジ部74内に入り込むように配置され、スプリングサポート60はスプリングプレート70によって上方から覆われるように配置されている。
また、図2に示すように、スプリングプレート70のフランジ部74とスプリングサポート60の上端部60Aとの板合わせ部64の上端64Aは、シール剤32が車両外側から塗布されシールされている。
(作用効果)
つぎに本実施形態他の作用及び効果について説明する。
つぎに本実施形態他の作用及び効果について説明する。
フロントサスペンションタワー50の車両外側には図示していないフロントタイヤが配設され、フロントタイヤによって水が巻き上げられる。フロントタイヤによって巻き上げられた水は、フロントサスペンションタワー50の車両前方部や車両後方部などに構造上形成される隙間(孔)から車両内側(エンジンルーム12内)に浸入する場合がある。
しかし、スプリングサポート60はスプリングプレート70によって上方から覆われ、スプリングプレート70の外縁部に形成されたフランジ部74はスプリングサポート60の車両内側の壁面60Bに沿って車両下方側へ延びている。よって、スプリングプレート70のフランジ部74とスプリングサポート60の上端部60Aとの板合わせ部(板合わせ内)64への、矢印K3で示す上方からの水の浸入が防止される。
また、スプリングプレート70のフランジ部74とスプリングサポート60の上端部60Aとの板合わせ部(板合わせ内)64に、矢印K1で示すように下方から水が浸入しても、矢印K2で示すように、板合わせ部(板合わせ内)64から落下し流れ出す。
また、スプリングプレート70のフランジ部74とスプリングサポート60の上端部60Aとの板合わせ部64の上端64Aはシール剤32によってシールされているので、スプリングサポート60の車両内側からの板合わせ部64への水の浸入が防止される。
したがって、スプリングプレート70のフランジ部74とスプリングサポート60の上端部60Aとの板合わせ部64に水が溜まることが抑制される。よって、スプリングプレート70のフランジ部74とスプリングサポート60の上端部60Aとの板合わせ部64に水が溜まることによる腐食(錆の発生)が防止又は抑制される。すなわち、板合わせ部64の防錆性能が向上し、長期間に亘って腐食が防止又は抑制される。
ここで、本発明が適用されていない比較例としてのフロントサスペンションタワー150について説明する。
図3に示すように、比較例のフロントサスペンションタワー150の上壁部を構成するスプリングプレート170の外縁部に形成されたフランジ部174は、側壁部を構成するスプリングサポート60の車両外側(径方向内側)の壁面60Cに沿って設けられている。
また、スプリングプレート170のフランジ部174とスプリングサポート60の上端部60Aとの板合わせ部164の下端164Bは、シール剤32が車両外側から塗布されシールされている。
このような構造の比較例の場合は、スプリングプレート170のフランジ部174とスプリングサポート60の上端部60Aとの板合わせ部(板合わせ内)164に、矢印K3で示すように、上方から水が浸入し、浸入した水は、そのまま板合わせ部(板合わせ内)164に溜まる。
なお、板合わせ部(板合わせ内)164への車両内側からの水の浸入を防止するため、想像線(二点破線)で示すように、板合わせ部164の上端164Aに車両内側からシール剤32を塗布してシールすることが考えられる。
しかし、板合わせ部164の上方は、カウル20の延出部22によって覆われているので、板合わせ部164の上端164Aを車両内側からシール剤32を塗布することはできない、或いはシール剤32を塗布することは困難である。
これに対して、図1及び図2に示す本発明が適用された本実施形態のフロントサスペンションタワー50は、スプリングプレート70がスプリングサポート60を上方から覆うと共に、外縁部のフランジ部74がスプリングサポート60の車両内側(径方向外側)の壁面60Bに沿って設けられている。そして、スプリングプレート70のフランジ部74とスプリングサポート60の上端部60Aとの板合わせ部64の上端64Aに車両外側からシール剤32が塗布されシールされている。
よって、カウル20の延出部22で覆われ、車両内側からシール剤32を塗布することができない、或いは困難な部位であっても、板合わせ部64の上端64Aにシール剤32を塗布してシールすることが可能であると共に、板合わせ部(板合わせ内)64に水が溜まりにくい構造とすることができる。
(その他)
尚、本発明は上記実施形態に限定されない。
尚、本発明は上記実施形態に限定されない。
上記実施形態では、車両の前部の車両幅方向両側部に設けられたフロントサスペンションタワーに本発明を適用したが、これに限定されない。車両の後部の車両幅方向両側部に設けられたリヤサスペンションタワーに本発明を適用することもできる。
更に、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは言うまでもない。
50 フロントサスペンションタワー(車両用サスペンションタワー)
60 スプリングサポート
60B 壁面
64 板合わせ部
70 スプリングプレート
74 フランジ部
60 スプリングサポート
60B 壁面
64 板合わせ部
70 スプリングプレート
74 フランジ部
Claims (1)
- 車両用サスペンションタワーの側壁部を構成し、車両内側に膨出したスプリングサポートと、
前記車両用サスペンションタワーの上壁部を構成し、前記スプリングサポートと接合されたスプリングプレートと、
前記スプリングプレートの外縁部に形成され、前記スプリングサポートの車両内側の壁面に沿って車両下方側へ延びて前記スプリングサポートに接合され板合わせ部を形成するフランジ部と、
を備える車両用サスペンションタワー構造。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014018746A JP2015145175A (ja) | 2014-02-03 | 2014-02-03 | 車両用サスペンションタワー構造 |
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014018746A JP2015145175A (ja) | 2014-02-03 | 2014-02-03 | 車両用サスペンションタワー構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015145175A true JP2015145175A (ja) | 2015-08-13 |
Family
ID=52007245
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014018746A Pending JP2015145175A (ja) | 2014-02-03 | 2014-02-03 | 車両用サスペンションタワー構造 |
Country Status (2)
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JP (1) | JP2015145175A (ja) |
WO (1) | WO2015114918A1 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS57104466A (en) * | 1980-12-19 | 1982-06-29 | Mazda Motor Corp | Construction of suspension tower of car |
US4723811A (en) * | 1985-04-27 | 1988-02-09 | Mazda Motor Corporation | Front body structure for motor vehicle |
JPH06329051A (ja) * | 1993-05-25 | 1994-11-29 | Mazda Motor Corp | 自動車の車体構造 |
-
2014
- 2014-02-03 JP JP2014018746A patent/JP2015145175A/ja active Pending
- 2014-11-13 WO PCT/JP2014/080704 patent/WO2015114918A1/en active Application Filing
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2015114918A1 (en) | 2015-08-06 |
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