JP6320224B2 - 自動車の前部車体構造 - Google Patents

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本発明は、車両衝突時の入力をサイドメンバからエプロンメンバに分散させて伝達し、かつ衝突時の入力により車体後部が浮き上がるというピッチングを抑制するようにした自動車の前部車体構造に関する。
自動車においては、車両衝突時に入力をサイドメンバからエプロンメンバに分散させて伝達するとともに、車体後部が浮き上がるというピッチングを抑制する観点から、エプロンメンバとサイドメンバとをモーメントキャンセラにより結合する場合がある。例えば、特許文献1には、閉断面構造の結合体(モーメントキャンセラ)をエプロンメンバとサイドメンバとに架け渡して結合し、該結合体内に補強材を設けたものが開示されている。
特開2010−64638号公報
ところで、前記従来構造では、結合体がエプロンメンバ側への入力伝達及びピッチング抑制のための衝突性能に特化したものとなっており、エンジンから伝わる上下振動に対する剛性については不十分な構造となっている。
また前記従来の結合体は、車両前後幅が前,後のエンジンマウント締結部材を越える大きさのもの採用しており、低コスト化,軽量化の観点に立てば改善の余地がある。
本発明は、前記従来の実情に鑑みてなされたもので、低コスト化,軽量化を図りつつ、車両衝突時の剛性及びエンジン振動に対する剛性の両方を高めることができる自動車の前部車体構造を提供することを課題としている。
本発明は、車両前後方向に延びるサイドメンバと、該サイドメンバに上方に延びるよう配設されたサスペンションタワーと、該サスペンションタワーと前記サイドメンバの車両前部との間に配設されたエプロンメンバと、前記サイドメンバの上壁部に配設された前,後一対のエンジンマウント締結部材と、前記エプロンメンバとサイドメンバとを連結するように配設された剛性部材とを備えた自動車の前部車体構造において、
前記剛性部材を、前記エプロンメンバとで大略上下方向に延びる閉断面を形成する本体部と、該本体部の外縁部に一体に屈曲形成された前,後フランジ部とを有し、かつ少なくとも下端部が前記前,後のエンジンマウント締結部材間を通る前後幅を有するものとし、前記剛性部材を、前記サイドメンバの上下方向中途部まで延長するとともに該中途部に結合し、前記剛性部材の前,後フランジ部を、前記前,後エンジンマウント締結部材とともに前記サイドメンバ又はエプロンメンバに結合したことを特徴としている。
本発明に係る前部車体構造によれば、剛性部材を、エプロンメンバとで閉断面をなす本体部と前,後フランジ部とを有し、かつ少なくとも下端部が前,後のエンジンマウント締結部材間を通る前後幅を有するものとし、該剛性部材を、サイドメンバの上下方向中途部まで延長するとともに該中途部に結合し、さらに前,後フランジ部を前,後のエンジンマウント締結部材とともにサイドメンバ又はエプロンメンバに結合したので、車両衝突時の入力をサイドメンバから剛性部材を介してエプロンメンバに効率よく伝達することができ、衝撃力を有効に吸収できる。
また前記剛性部材がサイドメンバとエプロンメンバとの間で突っ張ることによってサイドメンバを下方に抑える力が作用することとなり、車体後部が浮き上がるというピッチング現象を抑制することができる。
さらに前記剛性部材を前,後のエンジンマウント締結部材に結合したので、エンジン振動に対する剛性を高めることができ、ひいてはサイドメンバ2の断面崩れを防止することができる。これにより車両衝突時の剛性及びエンジン振動に対する剛性の両方を満足することができる。
本発明では、前述のように剛性部材を前,後のエンジンマウント締結部材間を通る前後幅を有するものとしたので、従来の前,後のエンジンマウント締結部材を越える前後幅を有するものとした構造に比べて部品の低コスト化及び軽量化を図ることができる。
本発明の実施例1による自動車の車内側から見た前部車体の側面図である。 前記前部車体の平面図である。 前記前部車体の断面図(図1のIII-III線断面図)である。 前記前部車体の断面図(図1のIV-IV線断面図)である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1ないし図4は、本発明の実施例1による自動車の前部車体構造を説明するための図である。本実施例において、前,後,左,右と記す場合は、車両前進方向に見た状態での前,後,左,右を意味する。
図において、1は自動車の前部車体を示しており、この前部車体1は、車両前後方向に延びる左,右のサイドメンバ2,2と、該左,右のサイドメンバ2に上方に延びるようその下端部3aが結合されたサスペンションタワー3,3と、該左,右のサスペンションタワー3と前記サイドメンバ2の車両前部2′との間に配設されたエプロンメンバ4,4とを備えている。
前記サイドメンバ2は、断面ハット形状のサイドインナ5と、帯板形状のサイドアウタ6とを閉断面をなすよう上,下フランジ部2a,2b同士をスポット溶接により結合した構造を有する。前記サイドメンバ2は、直線状に延びるフロント部2cと、該フロント部2cの後端から斜め下方に延びるキック部2dとを有する。
前記サスペンションタワー3は、前記サイドメンバ2のフロント部2cの後端部に配設されており、該サスペンションタワー3の上壁部3bには緩衝器(不図示)を支持する支持孔3cが形成されている。また前記サスペンションタワー3の車内側壁には補強ビード3dが形成されている。
前記エプロンメンバ4は、側面視で大略三角形板状をなしており、該エプロンメンバ4の前縁4cは、前記サイドメンバ2のフロント部2cの前後方向中途部に位置している。
前記エプロンメンバ4の後端部4aには、アッパメンバ9が結合されており、該アッパメンバ9にはフロントピラー(不図示)が結合されている。前記エプロンメンバ4の上後部4a′には、前記サスペンションタワー3が結合されている。またエプロンメンバ4の下縁部4bは、前記サイドメンバ2の上フランジ部2a間にスポット溶接により結合されている。
前記前部車体1は、前記サイドメンバ2のサイドインナ5の上壁部5aに所定間隔をあけて配設された前,後一対のエンジンマウント締結部材10,11と、前記エプロンメンバ4とサイドメンバ2とを連結するように配設された剛性部材12とを備えている。
前記前,後エンジンマウント締結部材10,11は、同一形状のものであり、前記上壁部5aから上方に延びる前,後立設部10a,11aと、該立設部10a,11aの下縁に形成された前,後下結合部10b,11bと、側縁に形成された前,後側結合部10c,11cとを有する。この前,後下結合部10b,11bが前記上壁部5aに溶接結合され、前,後側結合部10c,11cがエプロンメンバ4に溶接結合されている。
前記前,後立設部10a,11aには、それぞれ固定ナット13,13が固定されている。また前記エプロンメンバ4の前,後立設部10a,11a間に臨む部分には、室内側に突出する凸ビード4eが形成され、該凸ビード4eには取付け孔4dが形成されている。この取付け孔4dには固定ナット(不図示)が固定されている。
そして前記前,後立設部10a,11aの各固定ナット13及び前記凸ビード4eの固定ナットには、不図示のエンジンのマウント部材を弾性支持するマウントブラケットがボルト締め固定されている。
前記剛性部材12は、前記エプロンメンバ4の上縁に沿って斜め下方に傾斜して延びる上辺部12aと、該上辺部12aに続いて下方に延びる下辺部12bとを有し、上辺部12aの後端部は前記エプロンメンバ4の上後部4a′を介してアッパメンバ9に結合されている。
前記剛性部材12は、前記エプロンメンバ4とで大略上下方向に延びる閉断面部aを形成する箱形状の本体部12cと、該本体部12cの外縁部に一体に屈曲形成された前フランジ部12d及び後フランジ部12eとを有する断面ハット形状をなしている。
前記剛性部材12の下辺部12bは、前記前,後エンジンマウント締結部材10,11の間を通る前後幅wを有する。また前記上辺部12aは、この前後幅wと大略同じ幅寸法をなすよう形成されており、これにより剛性部材12は、全長に渡って大略帯状をなしている。
前記剛性部材12の下辺部12bは、前記サイドメンバ2のサイドアウタ6の上下方向中央部まで延長形成されており、該延長部12b′の前,後フランジ部12d,12eがサイドアウタ6にスポット溶接により結合されている。
前記剛性部材12の前,後フランジ部12d,12eは、これの全長に渡ってエプロンメンバ4にスポット溶接により結合されている。
そして前記下辺部12bの前,後フランジ部12d,12eは、前記前,後エンジンマウント締結部材10,11の内側の側結合部10c,11cとともに、前記サイドメンバ2の上フランジ部2aに3枚重ねてスポット溶接により結合されている。
前記エプロンメンバ4の下縁部4bの前記下辺部12bに対応する部分には、切欠き部4b′が形成されており、これにより前記3枚重ねによるスポット溶接が可能となっている。ここで、サイドメンバの上フランジ部に切欠き部を形成することで、剛性部材の前,後フランジ部を、前,後エンジンマウント締結部材とともにエプロンメンバにスポット溶接してもよい。
本実施例によれば、サイドメンバ2とエプロンメンバ4とを連結する剛性部材12を、該エプロンメンバ4とで閉断面部aを形成する本体部12cと、該本体部12cに屈曲形成された前,後フランジ部12d,12eとを有し、かつ下辺部12bが前,後エンジンマウント締結部材10,11の間を通る前後幅wを有するものとした。
そして剛性部材12を、サイドメンバ2のサイドアウタ6の上下方向中央部まで延長し、延長部12b′をサイドアウタ6にスポット溶接により結合し、さらに下辺部12bの前,後フランジ部12d,12eを、前,後エンジンマウント締結部材10,11の側結合部10c,11cとともに、前記サイドメンバ2の上フランジ部2aにスポット溶接により結合したので、車両衝突時の入力をサイドメンバ2から剛性部材12を介してエプロンメンバ4,アッパメンバ9に効率よく伝達することができ、衝撃力を有効に吸収できる。
また前記剛性部材12がサイドメンバ2とエプロンメンバ4及びアッパメンバ9との間で突っ張ることによってサイドメンバ2を下方に抑える力が作用することとなり、車体後部が浮き上がるというピッチング現象を抑制することができる。
さらに前記剛性部材12の下辺部12bを前,後エンジンマウント締結部材10,11の間に結合したので、エンジン振動に対する剛性を高めることができ、それだけサイドメンバ2の断面崩れを防止することができる。これにより車両衝突時の剛性及びエンジン振動に対する剛性の両方を高めることができる。
本実施例では、前記剛性部材12を、これの全長に渡って前,後エンジンマウント締結部材10,11の間を通る前後幅wを有するものとしたので、必要剛性を確保しつつ、従来の前,後のエンジンマウント締結部材を越える前後幅を有するものとした場合に比べて部品の低コスト化及び軽量化を図ることができる。
1 前部車体
2 サイドメンバ
2a′ 車両前部
3 サスペンションタワー
4 エプロンメンバ
5a 上壁部
10,11 エンジンマウント締結部材
12 剛性部材
12b 下辺部(下端部)
12c 本体部
12d 前フランジ部
12e 後フランジ部

Claims (1)

  1. 車両前後方向に延びるサイドメンバと、該サイドメンバに上方に延びるよう配設されたサスペンションタワーと、該サスペンションタワーと前記サイドメンバの車両前部との間に配設されたエプロンメンバと、前記サイドメンバの上壁部に配設された前,後一対のエンジンマウント締結部材と、前記エプロンメンバとサイドメンバとを連結するように配設された剛性部材とを備えた自動車の前部車体構造において、
    前記剛性部材を、前記エプロンメンバとで大略上下方向に延びる閉断面を形成する本体部と、該本体部の外縁部に一体に屈曲形成された前,後フランジ部とを有し、かつ少なくとも下端部が前記前,後のエンジンマウント締結部材間を通る前後幅を有するものとし、
    前記剛性部材を、前記サイドメンバの上下方向中途部まで延長するとともに該中途部に結合し、
    前記剛性部材の前,後フランジ部を、前記前,後エンジンマウント締結部材とともに前記サイドメンバ又はエプロンメンバに結合した
    ことを特徴とする自動車の前部車体構造。
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