JP2015141024A - 自動分析装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】他の検体に影響を及ぼすことなくオペレータの処置が必要な検体へのオペレータアクセスを可能とし、迅速な分析結果を実現する。【解決手段】1検体毎の搬送を行い、検体起因の分析不可検体について通常とは別かつオペレータのアクセス可能な搬出位置を設けることにより、異常発生検体を探す手間を省き、異常発生をアラームだけではなく視覚的に把握できるようになる。さらに処置済の検体について自動分析装置内の検体搬送ラインへの優先投入レーンを設ける。【選択図】 図3

Description

本発明は、自動分析装置の分析中動作のうち、特に検体起因による分注不可検体の排出および投入に関するものである。
自動分析装置を使用するオペレータは正しい結果を迅速に出力する事を求めている。
自動分析装置において分析を行う際の検体のワークフローでは、オペレータが直接もしくは前処理を施した後、検体の搬送接続により検体は自動分析装置に投入され、自動分析装置内の検体搬送機構により検体の分析依頼項目と試薬の配置状況に基づき必要な分析装置へ最適な搬送が行われる。そして、検体を分注して分析を行い、設定によっては再検待ちおよび再検の為の検体を分注して分析を行う。分注が終了した検体は自動分析装置内の検体搬送機構により検体収納位置もしくは前処理装置に戻される。
迅速な結果出力を行うためにまずは検体の分注を行う必要があるが、装置のトラブル、分析に必要な消耗品の不足といった理由以外に、検体起因のトラブルによる分注不可となる場合がある。検体起因のトラブルには、検体のバーコードが読み取れず依頼が確定しない、検体量が不足しており定量分注を行えない、検体にフィブリン等があり定量分注が出来ない、検体容器内に泡が発生しており定量分注出来ない 等といったものがあり、これらを解消して当該検体を自動分析装置にて測定・分析結果出力するためにはオペレータによる処置を必要とする。
従来の自動分析装置では、自動分析装置内での検体の管理の簡便化の為に複数の検体をラックにて搬送しているため、同一ラック内に検体起因の分注不可となった検体があった場合、ラック内の他の検体の分注を優先すると検体起因の分注不可検体の測定が遅れ、一方で検体起因の分注不可検体の処置を優先すると他の問題の無い検体の分注が遅れてしまう。
さらに、検体搬送接続をしていない場合であっても従来の自動分析装置においては正常終了したラックも検体起因の分注不可能検体を含むラックも同じラック回収位置に搬送されているため、オペレータは回収したラック群の中から検体起因の分注不可検体をアラーム情報より探し出す手間が必要であった。
このため、自動分析装置内の検体搬送を1本単位で行い、検体起因のトラブルがある検体を適切に回収することを望ましい。
ここで、検体前処理搬送装置において、1本単位で搬送される試験管のうち読取りエラーとなった試験管をエラーラインに振り分け回収する技術が開示されている(引用文献1)。
特開2008−76185号公報
自動分析装置に対する基本的な要求として、迅速な分析結果の提供があり、迅速に分析を行うために高検体搬送能力を持つ搬送ラインや高分析処理能力を持つ分析装置が開発されている。
自動分析装置は、投入された検体の検体IDを読み取り、検体毎の分析依頼項目と分析部の稼働状況と試薬配置状況に応じた最適な搬送を行い、分析部へ検体を搬送する。分析装置では、依頼と当該分析部で分析可能な項目についての分析を行う。
自動分析装置が分析を行う為に必要な幾つかの要件には、検体を特定するための検体IDの読み取りと、検体を分析部に分注出来る事とがあり、いずれか1つの項目について分注不適合の場合、自動分析装置では当該検体の分析を行う事が出来ず、オペレータは測定結果を得る事が出来ない。
従来装置では検体を設置し安全に搬送するためのラックを用いており、ラックには複数の検体が設置可能である。ラック中の1つの検体が測定可能であれば同一ラック内の分注不適合検体は分析可能な1つの検体の測定の為の分注終了を待つ、もしくは、ラック内に1つでも分注不適合検体が存在した場合には、分注不適合検体の処理を優先させるために測定可能な検体についても測定を行わず一時装置外に出し、オペレータの是正処理を経て自動分析装置への再投入が必要である。
検体起因による分注不可が発生すると自動分析装置が正常に動作していても、分析を行う事が出来ず、迅速な測定を行えない。なお、検体起因による分注不可に陥るケースとして、検体を特定するための検体IDの読み取りエラー、検体容器内の検体液量不足、検体液量は十分であっても規定量分注を阻害するフィブリンの混入などがある。さらに、分注不適合検体によらず検体はラック単位で搬送されており、オペレータが処置すべき分注不適合検体を探す手間がかかっている。
このような検体起因の不都合は日常的に発生しており、これらにより自動分析装置が迅速に結果を提供するが阻害されている。
検体の搬送を複数の検体を纏めて搬送するラックから自由度を上げる為に検体単位の搬送が考えられる。しかしながら、検査室において検体は分析終了後も保存する事が必要である。分析装置内での検体の搬送の為には試験管を支えかつ搬送を可能とするためにホルダを用いる必要があり、検体を載せたホルダ単位での装置への試料投入および分析終了後のホルダ単位での搬出を行う方式では、検体のバーコード情報以外の識別手段が無いためオペレータの作業が煩雑になる。このため、1本搬送での検体のワークフローはオペレータにより検体を設置したトレーを装置へ投入し、装置内でホルダに検体を移し、分析終了した検体はトレーに出され、オペレータにより装置外へ出される事になる。
検体を搬送するためのホルダは分析装置内で循環を行うこととなるが、装置内に必要数のホルダを準備するだけでは効率よく分析を行う事が出来ない。
分析部への検体供給ライン上に空ホルダが存在させるだけでは、新しい検体を載せるホルダが必要な時にしかるべき場所に無いために検体投入に待ちが発生してしまう。
また、搬送ライン上に分析をしない空ホルダもしくは分析不可検体を載せたホルダが存在すると、本来搬送すべき検体を載せているホルダの搬送を待たせてしまう。
つまり装置内で循環を行なわせるホルダを用いた1本搬送では、装置内に必要数のホルダを持ち、空ホルダは分析を行うための検体を載せたホルダを搬送するライン上にはあってはならないが、必要な時に必要な場所へ空ホルダを供給可能とする事が必要となる。
ここで、引用文献1は、検体前処理搬送装置において、1本単位で搬送される試験管のうち読取りエラーとなった試験管をエラーラインに振り分け回収する技術が開示されている。
しかしながら、引用文献1においては、何ら迅速な分析結果の提供について考慮されていない。つまり、引用文献1には、回収した試験管を試験管ラックに戻すことが説明されており、試験管ラックに戻された試験管は試験管ラック内でロボットアームにより試験管ホルダに移載されるまで順番待ちをしなくてはならず、尚且つ、再度ロボットアームによる移載が必要となる。このため、迅速な分析結果が得られるとは言えない。
また、別の視点として、引用文献1においては、読取りエラーを振り分けるエラーラインと、分取・分注エリアの下流側に設けられたインクジェット装置のさらに下流に設けられたエラー検体検出ユニットを別々に設けることが開示されている。異なるエラーの検体とは言え、これ程離れた位置にエラー検体を排除した場合には、オペレータは個々の位置にアクセスしなければならず、検体の回収に手間がかかり迅速な処理が困難となる。
本発明は、このような課題を解決するためのものである。
本発明の代表的なものを挙げれば以下のとおりである。
本発明は、検体の分析を行う分析装置と、検体を保持した検体容器を検体単位で載せる検体容器ホルダを前記分析装置へ搬送する送りラインと、前記送りラインに接続された、前記分析装置で分析を行わない分注不適合検体の排出用の分離ラインと、前記分離ライン上の前記検体容器ホルダに対し、前記検体容器ホルダに検体容器が載せられているか否かを検知する第1の検体容器有無検知器と、前記第1の検体容器有無検知器の下流側で搬送される前記分離ライン上の前記検体容器ホルダに対し、前記検体容器ホルダに検体容器が載せられているか否かを検知する第2の検体容器有無検知と、前記分離ラインに搬送された前記検体容器ホルダのうち、前記第1の検体容器有無検知器で、検体容器が載せられていると検知した前記検体容器ホルダを停止させ、検体容器が載せられていないと検知した後に前記検体容器ホルダを前記分離ラインの下流に搬送し、前記第2の検体容器有無検知器で、検体容器が載せられていないと検知した前記検体容器ホルダを停止させ、検体容器が載せられていると検知した後に前記検体容器ホルダを前記分離ラインから前記送りラインに搬送する制御を行う制御部と、を備える自動分析装置である。
このように、分離ラインを設けているので分注不適合検体以外の検体の搬送に影響を及ぼすことがない。特に、第2の検体容器有無検知器と分離ラインの制御により、分離ライン上で検体容器ホルダが停止されており、尚且つ、検体容器をこのホルダにオペレータが設置することで、送りラインに搬送することができる。このため、オペレータが分注不適合検体である、いわゆる分注不可の検体を分析可能なように適切に処理した検体を、直ちに分析装置に送ることができ、迅速な分析結果の提供に資する。
また、本発明は、上述の自動分析装置に加え、自動分析装置の分析依頼用の操作画面とは別に、前記分離ラインの近傍に、前記検体容器ホルダ毎に前記分離ラインに搬送された原因をオペレータが識別可能なガイダンス表示装置を備える自動分析装置である。
このように異なる原因の分注不可検体を第1の検体容器有無検知器の近傍に集めることができ、尚且つ、集められた原因をオペレータが識別可能となるため、原因に応じた処理を直ちに実行できるようになり、オペレータは処理済み検体を検体容器ホルダへ迅速に設置することができる。
本発明によれば、検体起因により分注不可となった検体が発生しても、他の検体に影響を及ぼさずに、分注不可となった検体に対しても迅速な結果出力が可能となる。また、オペレータの対処までの時間を短縮する事が可能となり、全ての検体について迅速な結果出力が可能となる。
本発明の一実施の形態に係る自動分析装置の構成を示す構成図である。 図1で示した構成図の搬送ラインの接続を示す図である。 図2を詳細に説明するための図である。 検体容器ホルダの図である。 ホルダストッパの説明図である。 ホルダ分岐機構の説明図である。 実施例2に係る自動分析装置の構成を示す構成図である。 図7で示した構成図の搬送ラインの接続を示す図である。 実施例3に係る自動分析装置の構成を示す構成図である。 図9で示した構成図の搬送ラインの接続を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
本発明では、自動分析装置内の検体の搬送を1本単位で行い、正常終了とは別位置かつオペレータが直接アクセス可能な位置にオペレータの処置が必要な検体起因の分注不可検体を搬出する位置を設け、アラーム情報だけではなく目視により検体起因の分注不可検体の有無を判断できるようにし、さらにオペレータの処置後に自動分析内の検体の搬送ラインへマニュアル投入を可能とする事により、迅速な測定結果を出力する事を可能とする。
また、自動分析装置への検体投入を、複数検体を同時に扱うラックではなく、個別検体で投入する1本ホルダとすることで、他の検体の状況に影響されることなく検体の搬送を可能とする。
検体起因により分注不可と判定された検体を載せたホルダは、分析装置への検体の搬送ラインから別ラインに分ける事により、分析の効率の低下を避けるとともに、分注不可検体を通常とは別の搬出位置を設け、オペレータのアクセス性を向上させるとともに視覚による分注不可検体の有無の確認を可能とする。オペレータにより検体を取り除かれて空きとなったホルダは通常搬送ラインに戻すことなく再投入用の待機ホルダとして使用する。また操作画面などにより分注不適合の要因をオペレータが把握できるようにする。さらにオペレータによる検体起因の分注不可検体への是正処置後には、自動分析装置への再投入を優先的に行う投入レーンを設ける。以上により検体起因による分注不可が発生しても分析結果出力までの時間の短縮が図れる。
本発明の一実施の形態に係る自動分析装置の構成について図面を用いて説明する。
図1は本発明の一実施の形態に係る自動分析装置の構成を示す構成図である。図1において、自動分析装置は 制御部を含む自動分析装置コントロールPC601、検体の投入、収納、再検バッファ301、自動分析装置内部の検体の搬送を行う201、分析装置401、402、403と検体起因による分析不可検体の収納部および検体投入部で構成される分析不可検体の収納部兼投入部101から構成される。なお、図1において、分析装置は3つという構成であるが、分析装置の数は任意であり、さらに分析装置の種類についても限定はしない。代表的な分析装置として、生化学自動分析装置や免疫自動分析装置が考えられる。
検体自動分析装置内の検体の搬送ライン201、前処理装置と自動分析とを接続する搬送ラインにおいて検体は、図4に示す通り、検体容器207内に収められ、検体容器は検体容器ホルダ206に収められ、ホルダはベルトラインなどにより搬送ライン201上を搬送される。また検体容器には検体を識別するための検体バーコード208が付けられている。なお、検体バーコード208に変えてRFID等の識別手段が付けられていてもよい。また、搬送ライン201の搬送制御は自動分析装置コントロールPC601の制御部によりなされる。
図2は、図1の中で分析不可検体の収納部兼投入部101と、検体の投入、収納、再検バッファ301と、それに関わる検体の搬送ラインの接続を示している。また、205は検体容器を搬送するための検体容器ホルダを示している。
検体の投入、収納、再検バッファ301の検体投入バッファを介して、自動分析装置に投入された検体は自動分析装置内の検体送りライン251により分析装置エリアへ搬送され、分析装置エリアにおいて分析に必要な分注がなされる。分注が終了した検体は自動分析装置内の検体戻りラインライン252と、引き戻しライン255を経て自動分析装置内の検体送りライン251に戻り、検体の投入、収納、再検バッファ301の再検バッファもしくは検体の収納バッファへ運ばれる。分析を行うためにはオペレータによる何らかの対処が必要な検体は、自動分析装置内の異常検体戻りライン254を経て、一旦自動分析装置内の検体送りライン251に戻された後、検体起因の分注不可検体用ライン211(分離ライン)へ搬送される。なお、後述するが、分注不適合検体として、検体起因の分注不可検体用ライン211(分離ライン)へ搬送される検体は、少なくとも、検体容器に保持された検体を特定するための検体IDの読み取りエラー、検体IDの読み取りには成功したが対応する依頼情報を取得出来なかったエラー、検体容器内の検体液量不足、検体内のフィブリン混入のいずれか1つのエラーがあると制御部に判定された検体である。
再検バッファ待機中に再検依頼が確定した検体は、自動分析装置内の検体送りライン251に戻され、分析装置エリアに搬送され、分注が終了したら自動分析装置内の検体戻りライン252と、引き戻しライン255を経て、検体の投入、収納、再検バッファ301の収納バッファに収納される。
図3を用いて、検体の搬送フローに従い、詳細な説明を行う。
自動分析装置内の検体送りライン251上の検体容器ホルダ205に載せられた検体容器は、検体バーコード読み取り用ホルダストッパ220により一時停止させられ、試料容器に貼られている検体バーコードのバーコード情報はバーコードリーダ221により読み取られる。
ここで、図5にホルダストッパの構成の例を示す。ホルダストッパ1(219)を例にして説明するが、他のホルダストッパでも同様の構成である。ホルダストッパ1(219)は、ストッパ駆動モータ219aは切欠きのあるストッパA(219b)、ストッパB(219c)を回転させる。ストッパAとストッパBのどちらかがライン上に飛び出しさせていることでライン上の検体容器ホルダを停止させる事が可能となる。また、ストッパAとストッパBとは切欠き位置をずらすことにより異なる回転停止位置でライン上の検体容器ホルダを停止させる事が可能となる。ストッパBがラインに飛び出している状態ではストッパBの上流側にある検体容器ホルダを停止させる事が可能となり、ストッパ駆動モータによりストッパAをライン上に飛び出させるとストッパAの上流の検体容器ホルダは停止させるが、ストッパBの下流のホルダはベルトの動きに合わせて下流に搬送される。
検体容器のバーコード情報の読み取りに成功した検体容器ホルダは自動分析装置に搬送し、当該検体バーコード情報に基づき取得した分析依頼に従い分析装置で分析を行う。検体バーコードの読み取りに失敗した検体もしくバーコード読み取り情報で分析依頼を取得出来なかった検体は、ホルダ分岐機構1(222)により分析装置へのホルダ搬送を行う自動分析装置内の検体送りライン251からエラー検体戻しライン253へ搬送される。
ここで、図6にホルダ分岐機構の構成の例を示す。ホルダ分岐機構はホルダ分岐板212cとホルダ分岐板を駆動するための分岐板駆動モータにより構成され、検体バーコードの読み取りに成功し、検体への依頼の取得に成功したホルダに対しては分岐板駆動モータによりホルダ分岐板をホルダ通過位置へ移動させる。一方、検体バーコードの読み取りに失敗した もしくは 検体バーコードの読み取りには成功したが対応する依頼情報を取得出来なかった場合には、分岐板駆動モータによりホルダ分岐板を分岐位置212dへ移動させることで対象のホルダを検体バーコード読み取りエラー用のエラー検体戻しライン253へ送る。
図面には記載していないが、撮像を行い画像解析による検体容器内の液量の確認、泡有無の検出、色による検体の確認など検体容器ホルダを分析装置へ搬送する前に検体に関する何らかの異常を検出できるデバイスを設置してもよい。このようなデバイスを設置した場合には、異常を検出した場合に検体バーコード読み取りエラー同様に分析装置への搬送前にエラー検体戻しライン253へ送ることも可能となる。分析装置へは分注に支障をきたす検体を搬送させないことにより分析装置の処理能力低下を防ぐ事が可能となる。
分析装置へ搬送された検体は分析のための分注動作が行われ、分注動作が終了した検体は自動分析装置内の検体戻りライン252に移される。分析装置における分注動作中では、液量の確認やフィブリンの有無などの確認を行っており、分注動作中に検体に起因する異常が検出された場合には、当該検体の分析は行なわない。当該検体について分析を行うには分析装置ではなくオペレータの処置が必要なため、異常なしの検体と同じく自動分析装置内の検体戻りライン252へ搬送される。
ここで液量の確認は、分析装置に備えられた検体分注用のプローブに備えられた公知の液面検知技術を使うことで行うことができる。プローブが下降して液面に接触したことを検知することで、分析装置は、液量を確認することができる。そして、分析装置は、この確認した量をある所定の閾値と比較することで、分注不適合検体か否かを判定することができる。
また、検体内のフィブリン混入の確認は、分析装置に備えられたプローブ内の吸引圧力を検知する圧力センサを用いることで行うことができる。検体内にフィブリンが混入していると、吸引時にプローブ内が詰まるため圧力センサの圧力が高まる。このため、分析装置は、この検知した圧力量とある所定の閾値と比較することで、フィブリン混入の有無を確認することができ、分注不適合検体か否かを判定することができる。
このような判定機構を分析装置は備えている。
自動分析装置内の検体戻りライン252とエラー検体戻しライン253の合流場所では検体戻りライン252上の検体容器ホルダを制御するホルダストッパ2A(223a)とエラー検体戻し253ライン上の検体容器ホルダを制御するホルダストッパ2B(223b)により検体容器ホルダを一時停止させ、各ライン上で待機している検体容器ホルダの緊急度に応じて先に搬送する検体容器ホルダを決定する。緊急度とは製品システムに組み込まれたロジック、もしくは、施設運用で決定された または カスタマイズされたものであり、一例として、緊急度は、緊急検体>検体起因の異常あり検体>通常検体である。つまり、緊急検体が優先され、次に検体起因の異常あり検体が優先され、次に通常検体である。例えば、緊急検体が分析装置から流れ、検体起因の異常あり検体がエラー検体戻しライン253から流れてきた場合には、ホルダストッパ2Bにより検体起因の異常あり検体を一時停止させ、緊急検体を先に搬送させる。また、通常検体が分析装置から流れ、検体起因の異常あり検体がエラー検体戻しライン253から流れてきた場合には、ホルダストッパ2Aにより通常検体を一時停止させ、検体起因の異常あり検体を先に搬送させる。この他にも装置に投入されたタイムスタンプや、検体の種別によるなど様々なケースが考えられる。分析装置からはたくさんの検体容器ホルダが搬送されており、検体容器ホルダの取り違いを防ぐためにホルダストッパ2Aで停止中の上流側においてホルダのID、もしくは、検体容器のバーコード情報を読み取ってもよい。
自動分析装置内の検体戻りライン252上のホルダはホルダストッパ3(224)により一時停止させ、オペレータによる対処が必要な検体を載せたホルダはホルダ分岐機構3(225)により自動分析装置内の異常検体戻りライン254へ搬送される。
オペレータによる対処が必要な検体を載せた検体容器ホルダは自動分析装置内の検体送りライン251に送られる前に、ホルダストッパ4A(226a)により一時停止させられ、自動分析装置内の検体送りライン251上を搬送中の検体容器ホルダはホルダストッパ4B(226b)により一時停止させ、各ライン上で待機している検体容器ホルダの緊急度に応じて先に搬送するホルダを決定する。緊急度とは製品システムに組み込まれたロジック もしくは 施設運用で決定された または カスタマイズされたものである。これについては、前述と同様である。
自動分析装置内の検体送りライン251上のオペレータによる対処が必要な検体を載せた検体容器ホルダはホルダ分岐機構2(212)により分注不可検体用ライン211(分離ライン)へ搬送される。つまり、この分注不可検体用ライン211は、分析装置で分析を行わない分注不適合検体を排出するためのラインである。つまり、検体容器に保持された検体を特定するための検体IDの読み取りエラー、検体IDの読み取りには成功したが対応する依頼情報を取得出来なかったエラー、検体容器内の検体液量不足、検体内のフィブリン混入が確認された検体が当該ラインに排出される。なお、上記すべてが排出されることが最も望ましいが、装置の運用形態は様々であるため、当該ラインは、いずれか1つのエラーを排出するものであっても良い。但し、さらに望ましくは2つ、さらに望ましくは3つのエラーを排出するラインであることが望ましい。
分注不可検体用ライン211(分離ライン)上にはオペレータアクセス用ホルダストッパ213が設置され、オペレータアクセス用ストッパ213で停止している検体容器ホルダ上に検体容器の有無を確認するための検体容器有無検知器214(第1の検体容器有無検知器)がある。検体容器有無検知器214によりオペレータにより検体容器がホルダ上から取り除かれたのを認識すると検体容器ホルダは解放され下流へと搬送されるとともに空ホルダ215(待機ホルダ)となり、オペレータアクセス用ホルダストッパ213には次のオペレータによる対処が必要な検体を載せた検体容器ホルダを停止させる。
分注不可検体用ライン211(分離ライン)におけるオペレータアクセス用ホルダストッパ213の位置は装置前面に配置することでオペレータのアクセスが良くなる。加えてオペレータは、オペレータによる処置が必要な検体の有無について、従来は自動分析装置コントロールPC601によるアラーム表示でのみ確認できたが、本発明により目視でも確認が可能となる。さらに、分注不可検体用ライン211(分離ライン)の近傍に、ガイダンス表示装置217を備えることが望ましい。ガイダンス表示装置217は、例えばLEDと文字表示を表示可能な画面からなり、現在オペレータアクセス用ホルダストッパ213において停滞している検体について、原因示す文字列群と当該検体に発生している現象を示すためのLEDからなっている。ガイダンス表示装置217を設けることでオペレータが検体に施すべき処置を即座に行う事が出来る。また自動分析装置コントロールPC601においても発生している現象を示す画面を準備してもよい。オペレータが検体に施す処置に関する情報はガイダンス表示装置217と自動分析装置コントロールPC601の画面の両方もしくはいずれかの1つがあれば良い。しかしながら、このようなガイダンス表示装置217を備えることによって、自動分析装置コントロールPC601を確認することなく、オペレータは検体容器を取り出す位置で原因を認識できるため、より迅速な処置を行うことができる。
検体容器有無検知器214(第1の検体容器有無検知器)の下流側には、分注不可検体用ライン211(分離ライン)上の検体容器ホルダに対し、検体容器が載せられているか否かを検知する検体容器有無検知器218(第2の検体容器有無検知器)が配置されている。空ホルダ215は待機ホルダストッパ216により停止させられており、検体容器有無検知器218(第2の検体容器有無検知器)により空ホルダ215に検体容器が架設された事を認識すると、自動分析装置内の検体送りライン251へと搬送される。また、待機ホルダストッパ216は異常を解消した検体容器の再投入位置としてだけでなく、緊急検体を保持した検体容器の投入など他の用途にも用いる事が可能である。
上記の分注不可検体用ライン211(分離ライン)の搬送制御は制御部によりなされ、つまり制御部は、分注不可検体用ライン211(分離ライン)に搬送された検体容器ホルダのうち、検体容器有無検知器214(第1の検体容器有無検知器)で、検体容器が載せられていると検知した検体容器ホルダを停止させ、検体容器が載せられていないと検知した後に検体容器ホルダを分注不可検体用ライン211(分離ライン)の下流に搬送し、検体容器有無検知器218(第2の検体容器有無検知器)で、検体容器が載せられていないと検知した検体容器ホルダを停止させ、検体容器が載せられていると検知した後に検体容器ホルダを分注不可検体用ライン211(分離ライン)から検体送りライン251に搬送する制御を行う。
これにより、検体容器有無検知器214により停止させられている検体容器をオペレータは、分注不適合検体であることが認識でき、検体容器を取り出し、適切な処理をして直接、分注不可検体用ライン211上の検体容器ホルダに戻すことができる。そして、戻された検体容器は、検体容器有無検知器218により、直ちに分析装置に送ることができる。このため、分析可能なように適切に処理した検体を、直ちに分析装置に送ることができ、迅速な分析結果を得ることができる。
また、分注不可検体用ライン211(分離ライン)に分岐する検体送りライン251上の分岐部と、検体送りライン251と分注不可検体用ライン211(分離ライン)とが合流する検体送りライン251上の合流部との間に設けられたホルダストッパ1(219)を備え、制御部は、分注不可検体用ライン211(分離ライン)から搬送される検体容器ホルダを、合流部を介して検体送りライン251に搬送するために、検体送りライン251上を搬送中の検体容器ホルダを、ホルダストッパ1(219)によって停止させる制御を行うことが望ましい。これにより、適切に処理した検体を、より迅速に検体送りライン251に送ることができる。
また、自動分析装置の分析依頼用の操作画面、つまり自動分析装置コントロールPC601とは別に、分注不可検体用ライン211(分離ライン)の近傍に、検体容器ホルダ毎に分注不可検体用ライン211(分離ライン)に搬送された原因をオペレータが識別可能なガイダンス表示装置217を備えることが望ましい。これにより、オペレータは、分注不可検体を取り出す際に、原因を把握できるので、より迅速に適切な処理を行うことができる。
また、制御部は、ガイダンス表示装置217の表示を制御し、ガイダンス表示装置217は、少なくとも画面又はLEDであって、制御部は、原因として、検体容器に保持された検体を特定するための検体IDの読み取りエラー、検体IDの読み取りには成功したが対応する依頼情報を取得出来なかったエラー、検体容器内の検体液量不足、検体内のフィブリン混入のうち少なくとも2つをオペレータが識別可能なように、画面又はLEDの表示を制御することが望ましい。オペレータは、2つの原因のうちいずれかが識別可能であるため、原因に応じた適切な処理を迅速に行うことができる。
ここで、上記に列記した原因のうち、前者2つは、分析装置へ搬送する前のエラーであり、後者2つは、分析装置へ搬送した後のエラーである。上記4つのうち2つを識別できることが望ましいが、さらに望ましくは、上述の2つの識別は、前者2つのうちの1つと後者2つのうちの1つを識別できることが望ましい。さらに望ましくは、上記4つのすべてを識別できることが望ましい。これまでは、引用文献1に開示されているように、別のエラーであれば、別の位置へ排出することが知られていたが、本発明のように異なるエラーを同じ位置に集めると、エラー識別に時間がかかる虞がある。オペレータは、原因によって対処方法が異なるため、この識別を容易にすることで、原因に応じた適切な処理を迅速に行うことができる。
なお、検体容器有無検知器214、218として、公知の赤外線センサなどを用いることができる。検体容器が載せられている検体容器ホルダとそうでない検体容器ホルダとは、検体容器分高さが異なるため、高さを識別できる位置に当該センサを設けることで、赤外線センサなどで、検体容器の有無を検知することができる。
分注不可検体用ライン211(分離ライン)上に保持出来る検体が載せられている検体容器ホルダおよび空ホルダの数は当該自動分析装置を構成する分析装置の処理能力に応じて必要数が異なる。図面では直線的なラインとなっているが、実現形態は不問とする。例えば、空ホルダを収納するバッファを備えていてもよい。自動分析装置内において検体容器ホルダは使いまわしとなるため、検体容器ホルダを搬送するためのラインは一筆書きである必要はないが、装置内でつながっている必要がある。つまり、検体容器有無検知器214の無し検知により下流へ解放された検体容器ホルダが、検体容器有無検知器218の読み取り位置まで搬送できるようつながっている必要がある。
また、制御部は、図3に図示するように、空ホルダ215を、検体容器有無検知器218で、検体容器ホルダを停止させる位置の上流側に、複数待機させる制御を行うことが望ましい。上記位置で連続して、又は、上記位置と待機位置とでほぼ同時に、複数の処理済み検体容器を載せることが可能となり、迅速な結果出力が可能となるためである。例えば、このように待機していない場合においては、上記位置まで空ホルダが到着するのを待たねばならず、分析装置への搬送が遅れ、結果として結果出力も遅れることとなる。
図7は、検体前処理装置501と、検体前処理装置501から自動分析装置への検体搬送ライン502とを用いて自動分析装置の外部から搬送された検体を分析し、分析の為の分注が終了した検体を自動分析装置の外部へ搬出する構成である。
図8は、搬送ラインの接続の一例を示している。自動分析装置からの検体投入や、自動分析装置内での再検バッファでの待機などが、投入、収納、再検バッファ301で可能である。再検バッファにより待機し終え、分析装置での再検が不要な場合には再検待ち終了検体の戻しライン256を介して検体搬送側に戻される。
検体起因の分注不可検体の取り扱いについては実施例1と同じある。
図9は、検体前処理装置501から、検体前処理装置501から自動分析装置への検体搬送ライン502を用いて自動分析装置の外部から搬送された検体を分析し、分析の為の分注が終了した検体を自動分析装置の外部へ搬出するが、自動分析装置内にて、検体投入、再検バッファ、検体収納を行わず、検体搬送側で行う例である。つまり、投入、収納、再検バッファ301を自動分析装置側に備えておらず、検体前処理装置501側に備えている例である。
図10は、搬送ラインの接続の一例を示している。
検体起因の分注不可検体の取り扱いについては実施例1と同じである。
なお、実施例1〜3は、説明の便宜上、投入、収納、再検バッファ301を纏めて同じ位置にあるものと説明したが、投入バッファ、収納バッファ、再検バッファとが別々の位置に配置されていてもよい。但し、投入バッファと収納バッファとが、隣接していることで、オペレータの作業(検体投入と検体回収)が近場で完結できるため、この方が、利便性が高い構成である。
101 分析不可検体の収納部兼投入部
201 自動分析装置内の検体の搬送ライン
205 検体容器ホルダ
206 検体容器ホルダ
207 検体容器
208 検体バーコード
211 分注不可検体用ライン
212 ホルダ分岐機構2
212c ホルダ分岐板
212d ホルダ分岐板 分岐位置
213 オペレータアクセス用ホルダストッパ
214 検体容器有無検知器
215 空ホルダ
216 待機ホルダストッパ
217 ガイダンス表示装置
218 検体容器有無検知器
219 ホルダストッパ1
219a ストッパ駆動モータ
219b ストッパA
219c ストッパB
220 検体バーコード読み取り用ホルダストッパ
221 バーコードリーダ
222 ホルダ分岐機構1
223a ホルダストッパ2A
223b ホルダストッパ2B
224 ホルダストッパ3
225 ホルダ分岐機構3
226a ホルダストッパ4A
226b ホルダストッパ4B
227 ホルダストッパ5
228 ホルダ分岐機構4
229 ホルダストッパ6
251 自動分析装置内の検体送りライン
252 自動分析装置内の検体戻りライン
253 エラー検体戻しライン
254 自動分析装置内の異常検体戻りライン
255 引き戻しライン
256 再検待ち終了検体の戻しライン
301 投入、収納、再検バッファ
401 分析装置
402 分析装置
403 分析装置
501 検体前処理装置
502 検体前処理装置から自動分析装置への検体搬送ライン
601 自動分析装置コントロールPC

Claims (8)

  1. 検体の分析を行う分析装置と、
    検体を保持した検体容器を検体単位で載せる検体容器ホルダを前記分析装置へ搬送する送りラインと、
    前記送りラインに接続された、前記分析装置で分析を行わない分注不適合検体の排出用の分離ラインと、
    前記分離ライン上の前記検体容器ホルダに対し、前記検体容器ホルダに検体容器が載せられているか否かを検知する第1の検体容器有無検知器と、
    前記第1の検体容器有無検知器の下流側で搬送される前記分離ライン上の前記検体容器ホルダに対し、前記検体容器ホルダに検体容器が載せられているか否かを検知する第2の検体容器有無検知と、
    前記分離ラインに搬送された前記検体容器ホルダのうち、前記第1の検体容器有無検知器で、検体容器が載せられていると検知した前記検体容器ホルダを停止させ、検体容器が載せられていないと検知した後に前記検体容器ホルダを前記分離ラインの下流に搬送し、
    前記第2の検体容器有無検知器で、検体容器が載せられていないと検知した前記検体容器ホルダを停止させ、検体容器が載せられていると検知した後に前記検体容器ホルダを前記分離ラインから前記送りラインに搬送する制御を行う制御部と、
    を備えることを特徴とする自動分析装置。
  2. 請求項1記載の自動分析装置において、
    分注不適合検体と判定された検体容器が載せられた前記検体容器ホルダを前記分離ラインに分岐する前記送りライン上の分岐部と、
    前記送りラインと前記分離ラインとが合流する前記送りライン上の合流部と、
    前記分岐部と前記合流部の間に設けられた前記検体容器ホルダを停止させるストッパと、を備え、
    前記制御部は、前記分離ラインから搬送される前記検体容器ホルダを、前記合流部を介して前記送りラインに搬送するために、前記送りライン上を搬送中の前記検体容器ホルダを前記ストッパによって停止させる制御を行うことを特徴とする自動分析装置。
  3. 請求項1又は2記載の自動分析装置において、
    さらに、前記自動分析装置の分析依頼用の操作画面とは別に、前記分離ラインの近傍に、前記検体容器ホルダ毎に前記分離ラインに搬送された原因をオペレータが識別可能なガイダンス表示装置を備えることを特徴とする自動分析装置。
  4. 請求項3記載の自動分析装置において、
    前記制御部は、前記ガイダンス表示装置の表示を制御し、
    前記ガイダンス表示装置は、画面又はLEDであって、
    前記制御部は、前記原因として、検体容器に保持された検体を特定するための検体IDの読み取りエラー、検体IDの読み取りには成功したが対応する依頼情報を取得出来なかったエラー、検体容器内の検体液量不足、検体内のフィブリン混入のうち少なくとも2つをオペレータが識別可能なように、前記画面又は前記LEDの表示を制御することを特徴とする自動分析装置。
  5. 請求項1記載の自動分析装置において、
    前記分注不適合検体は、検体容器に保持された検体を特定するための検体IDの読み取りエラー、検体IDの読み取りには成功したが対応する依頼情報を取得出来なかったエラー、検体容器内の検体液量不足、検体内のフィブリン混入のいずれかを原因として、前記分離ラインに搬送されることを特徴とする自動分析装置。
  6. 請求項1記載の自動分析装置において、
    さらに、前記分析装置での分注動作を終了した検体を保持した検体容器を収納するバッファと、
    前記バッファへ搬送する戻りラインと、
    前記送りライン上の検体容器の検体IDを読み取るIDリーダと、を備え、
    前記制御部は、前記IDリーダの読み取りエラーとなった、又は、分析依頼を取得できなかった検体を前記分析不適合検体として、前記分析装置へ搬送する前に前記戻りラインを経由して、前記分離ラインへ搬送することを特徴とする自動分析装置。
  7. 請求項1又は6記載の自動分析装置において、
    前記分析装置は、検体容器内の検体液量不足、又は、検体内のフィブリン混入の有無を確認し、前記分注不適合検体か否かを判定する判定機能を備え、
    前記制御部は、前記判定機能により前記分注不適合検体として判定された検体を、前記戻りラインを経由して、前記分離ラインへ搬送することを特徴とする自動分析装置。
  8. 請求項1記載の自動分析装置において、
    前記制御部は、前記第2の検体容器有無検知器で、検体容器が載せられていないと検知した前記検体容器ホルダを停止させる位置の上流側に、検体容器が載せられていない前記検体容器ホルダを複数待機させる制御を行うことを特徴とする自動分析装置。
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