JP2015136486A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
Description
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記第2流路部を四角筒状に形成するとともに、前記スリットの下側の前記側面を、上側へ向かうにつれて前記整流路外側へ傾斜するテーパ面としたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明によれば、スリットの下側の側面を、上側へ向かうにつれて整流路外側へ傾斜するテーパ面としているため、糸状部材をスムーズにスリットへ導くことができ、一層確実に糸状部材を切断することができる。
図1は、パチンコ機1を前面側から示した説明図である。また、図2は、遊技盤2を前面側から示した説明図である。さらに、図3は、パチンコ機1を後面側から示した説明図である。
パチンコ機1は、遊技盤2の前面に形成された遊技領域16内へ遊技球を打ち込み、遊技領域16内を流下させて遊技するものであって、遊技盤2は、支持体として機能する機枠3の前面上部に、金属製のフレーム部材であるミドル枠5を介して設置されている。また、遊技盤2の前方には、ガラス板を支持してなる前扉4が、左端縁を軸として片開き可能に機枠3に蝶着されており、該前扉4によって閉塞される遊技盤2の前方空間が遊技領域16とされている。
さらに、前扉4の上部及び下部には、効果音や各種メッセージ等を報音する夫々一対のスピーカ14、14が設けられている。加えて、前扉4の上部や左右両側部には、パチンコ機1の遊技状態等に応じて点灯・点滅する複数のLEDを内蔵したランプ部材15、15・・が設けられている。
ここで、本発明の要部となる糸切り機構について、図4〜図13にもとづき詳細に説明する。
図4は、前扉4を後面側から示した説明図である。図5は、図4中のA−A線断面を示した説明図である。図6は、整流路内を流れる遊技球を示した説明図である。図7は、支持体41を示した説明図であり、(a)は上側から、(b)は前側から、(c)は右側から夫々示している。図8は、支持体41の斜視説明図である。図9は、図7中のB−B線断面を示した説明図である。図10は、図7中のC−C線断面を示した説明図である。図11は、図7中のD−D線断面を示した説明図である。図12は、図7中のE−E線断面を示した説明図である。図13は、糸切り部材43を示した説明図である。
供給皿7内の遊技球は、第1流路36を右側へ流下し、第2流路37で流下方向をかえて後側へ流下した後、その下流端で流下方向を左側へ変更し、第3流路38を左側へ流下して発射装置10へ至る。そして、当然ながら糸状部材を付着させた不正な遊技球も同様の経路をたどるため、不正な遊技球が発射装置10へ至るにあたり、第1流路36〜第3流路38にわたり延びる糸状部材は、左側へ引っ張られることになる。そのため、第1流路36から第2流路37にかけて折れ曲がる糸状部材は、糸切り流路部42の左壁の前端側からスリット45を介して整流路外へ引き出され、その一部が糸切り部材43の第1舌片48と第2舌片49との交差部に接触する。そして、この状態において発射装置10が作動し不正な遊技球が発射されると、糸状部材は、第1舌片48と第2舌片49との交差部との摩擦により、当該接触した箇所で切断される。
以上のような構成を有するパチンコ機1によれば、フレーム部材31の前面側では右側へ、フレーム部材31の後面側では左側へ夫々遊技球を送る整流路において、貫通孔39を介してフレーム部材31の前面側から後面側へ遊技球を送る第2流路37の左壁に、第2流路37の上流端から下流側へ延びるスリット45を開設するとともに、第2流路37の左側に、スリット45から整流路外へ引き出された糸状部材と接触して糸状部材を切断するための糸切り部材43を取り付けている。したがって、遊技球に付着された糸状部材と糸切り部材43とを確実に干渉させることができ、糸状部材を確実に切断することができる。
さらに、スリット45の下方に位置する下壁47の流路内側の面を、上方へ向かうにつれて整流路外側へ傾斜するテーパ面としているため、糸状部材を一層スムーズにスリット45側へ導くことができ、ひいては一層確実に切断することができる。
なお、本発明の遊技機に係る構成は、上記実施形態に何ら限定されるものではなく、遊技機全体の構成は勿論、整流路や糸切り機構に係る構成についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で必要に応じて適宜変更可能である。
また、糸切り手段を整流路のどちら側に設けるかについても、整流路の形態に応じて適宜変更可能であるし、スリットの上流端から下流側への長さをどの程度とするかや、スリット上下幅等についても言うまでもなく変更設計可能である。
さらにまた、上記実施形態では、前扉のフレーム機構を、略四角形枠状に一体成形された合成樹脂製のフレーム部材としているが、複数の部材を組み付けたり、一部金属製の部材を組み付けたりしてフレーム機構を構成することは当然可能である。
なお、特許請求の範囲、明細書および図面に記載される全ての要素(例えば、前扉、払出手段、供給機構、発射手段、整流路、第1流路部〜第3流路部、スリット、糸切り手段等)は、個数を意識的に限定する明確な記載がない限り、物理的に単一であっても複数であっても構わないし、適宜配置の変更が行われても構わない。また、特許請求の範囲や明細書等で使用している要素名(要素につけた名称)は、単に本件の記載のために便宜上付与したにすぎないものであり、それによって特別な意味が生じることを特に意識したものではない。すなわち、要素名のみによって要素が何であるかが限定解釈されるものではない。さらには、全ての要素のうちの複数の要素を適宜一体的に構成するか、もしくはひとつの要素を複数の要素に分けて構成するかは、敢えて特許請求の範囲等において特定していない限り、何れも当業者であれば容易に考えられる事項である。したがって、その程度の範囲内での構成上の差異を有する遊技機を、本実施例に記載がなされていないことを理由に採用することのみでは、本発明に係る権利を回避したことにはならない。その他、各要素の構成や形状等における、本実施例から当業者であれば容易に考えられる自明な範囲の差異についても同様である。
Claims (2)
- 遊技機本体を支持する機枠の前面側に、前扉が片開き可能に備えられており、
前記前扉の前面側に、払出手段により払い出された遊技球を貯留する供給機構が設けられている一方、前記前扉の後面側に、遊技球を発射するための発射手段が設けられており、さらに、前記供給機構から前記発射手段にわたり、前記供給機構が貯留する遊技球を前記発射手段へ送るための整流路が設けられた遊技機であって、
前記前扉に、前記前扉の前面側から後面側へ遊技球を送るための貫通孔を設ける一方、
前記整流路として、前記前扉の前面側で前記貫通孔に連通し、前記貫通孔へ向かい左右何れか一方側へ遊技球を流下させる第1流路部と、前記前扉の後面側で前記貫通孔に連通し、前記貫通孔を介して流入した遊技球を後方へ流下させる第2流路部と、前記第2流路部の下流端に連通し、左右何れか他方側へ遊技球を流下させる第3流路部とを設け、
さらに、前記第2流路部における前記第1流路部及び前記第3流路部が延びる側の側面に、前記第2流路部の上流端から下流側へ向かって延びるスリットを設けるとともに、前記スリットの前記整流路外側となる位置に、前記スリットを介して前記整流路外へ出た糸状部材と接触すると、前記糸状部材が付着された遊技球が前記発射手段から発射されることにより前記糸状部材を切断する糸切り手段を設けたことを特徴とする遊技機。 - 前記第2流路部を四角筒状に形成するとともに、前記スリットの下側の前記側面を、上側へ向かうにつれて前記整流路外側へ傾斜するテーパ面としたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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