JP2015135190A - 空調ユニット - Google Patents

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【課題】外部から電力を得ることができない運搬中であっても、運搬ボックス内の温度を厳密に管理し、所定の範囲内に保つことができるようにする。
【解決手段】送風手段24は、運搬ボックス内の空気を循環させる。保冷剤25は、送風手段24が循環させる空気を冷却する。温度検出手段26は、運搬ボックス内の温度を検出する。加熱手段27は、運搬ボックス内の温度が閾値以下である場合に、送風手段24が循環させる空気を加熱する。送風手段24、温度検出手段26及び加熱手段27は、蓄電池23に蓄えられた電力により動作する。
【選択図】図2

Description

本発明は、運搬ボックス内の温度を所定の範囲内に保つ空調ユニットに関する。
治験薬や検体などは、所定の範囲内の温度を維持することが要求される。この温度範囲は、食品などの場合とは異なり、かなり狭い範囲(例えば2℃〜8℃)である。このため、これらを運搬する場合には、厳密な温度管理が必要となる。
特許文献1には、断熱性容器内に2種類の蓄熱剤を配置することにより、断熱性容器内の温度を一定に保つ温度管理システムが記載されている。
特許文献2には、商用電源で動作する冷却手段及び加温手段を備え、冷却手段及び加温手段により蓄熱剤を所定の温度に冷却する低温庫が記載されている。
特開2013−10523号公報 特開平11−108525号公報
あらかじめ冷やしておいた蓄熱剤を断熱性の運搬ボックス内に配置する方式は、外気温が高い場合、運搬ボックス内の温度が上がり過ぎる可能性がある。これは、蓄熱剤の量を多くすれば防ぐことができるが、そうすると、逆に外気温が低い場合、運搬ボックス内の温度が下がり過ぎる可能性がある。また、運搬ボックスの容量が大きい場合、ある場所は温度が高すぎ、別の場所は温度が低すぎるというように、運搬ボックス内の温度にムラが生じる可能性がある。
運搬ボックス内の温度を検出して冷却手段や加温手段を動作させれば、外気温にかかわらず、運搬ボックス内の温度を一定にすることができるが、コンプレッサーなどの冷却手段を動作させるには、多大な電力が必要となる。運搬中は、商用電源から電力の供給を受けることができないし、運搬ボックスを積載して運搬するトラックなどの車両のバッテリーから電力の供給を受けられたとしても、容量が足りず、冷却手段などを動作させることができない。
また、冷蔵車など専用の設備を持った車両を使って運搬することも行われているが、被運搬物が比較的少量である場合には、運搬コストが高くなる。
本発明は、外部から電力を得ることができない運搬中であっても、運搬ボックス内の温度を厳密に管理し、所定の範囲内に保つことができるようにすることを目的とする。
本発明に係る空調ユニットは、断熱性の運搬ボックス内に配置され、前記運搬ボックス内の温度を所定の範囲内に保つ空調ユニットであって、電力を蓄える蓄電池と、前記蓄電池に蓄えられた電力により動作し、前記運搬ボックス内の空気を循環させる送風手段と、冷熱を蓄え、前記送風手段が循環させる空気を冷却する保冷剤と、前記蓄電池に蓄えられた電力により動作し、前記運搬ボックス内の温度を検出する温度検出手段と、前記蓄電池に蓄えられた電力により動作し、前記温度検出手段によって検出された温度が閾値以下である場合に、前記送風手段が循環させる空気を加熱する加熱手段と、を備えた。
前記送風手段は、前記温度検出手段によって検出された温度が、前記閾値より高い第二の閾値以下である場合に、循環させる空気の量を少なくすることが好ましい。
本発明に係る空調ユニットによれば、蓄電池に蓄えられた電力で、送風手段、温度検出手段及び加熱手段を動作させるので、外部から電力供給を受けることができない運搬中であっても、運搬ボックス内の温度を所定の範囲内に保つことができる。冷却手段として、保冷剤を用いるので、冷却のための電力が不要であり、蓄電池の容量が小さくても、運搬ボックス内の温度を長時間保つことができる。送風手段が運搬ボックス内の空気を循環させるので、運搬ボックス内に温度のムラが生じるのを防ぐことができる。運搬ボックス内の温度が閾値以下の場合に加熱手段が動作するので、運搬ボックス内の温度が下がり過ぎるのを防ぐことができる。
運搬ボックス内の温度が第二の閾値以下である場合に送風手段が循環させる空気の量を少なくすれば、電力消費を抑えることができる。また、冷やし過ぎを防ぐことができるので、加熱手段を動作させる機会が減り、電力消費を抑えることができる。このため、蓄電池の容量が小さくても、運搬ボックス内の温度を長時間保つことができる。
運搬ボックスを示す正面図及び左側面図。 空調ユニットを示す平面図、正面図及び左右側面図。
図1に示す運搬ボックス10は、治験薬など厳密な温度管理が必要な被運搬物を運搬するために収容する容器である。運搬ボックス10は、+X側の面が開口した略直方体箱状の筐体11と、筐体11の開口を塞ぐ扉12と、扉12を開閉するための取っ手13と、筐体11の−Z側の面に設けられた4つのキャスター14と、筐体11内に収容する被運搬物を載置するための棚15と、筐体11内の温度を所定の範囲内に保つ空調ユニット20とを備える。
筐体11及び扉12は、断熱性であり、筐体11の外と中との間での熱交換を最小限に抑える。
図2に示すように、空調ユニット20は、+Z側の面に開口を有する略直方体箱状の筐体21と、筐体21の開口を塞ぐ蓋22と、筐体21内に配置された2つの蓄電池23、14個の保冷剤25及び加熱手段27と、筐体21の+Z側の面に配置された送風手段24と、筐体21の+X側の面に配置された温度検出手段26、運転切替スイッチ28及び充電口29とを備える。
筐体21は、送風手段24の+Z側に配置されたルーバー211と、−Z側の面に配置された排水口212と、筐体21内を仕切る仕切板213とを備える。ルーバー211は、送風手段24から送風された空気が運搬ボックス10内に行き渡るよう、風向きを整える。排水口212は、保冷剤25に結露した水滴を筐体21の外に排出する。筐体21の内部は、仕切板213によって、保冷剤25を収容する保冷剤収容部215と、蓄電池23などの電気系統を収容する電気系統収容部216と、加熱手段27を収容する加温手段収容部217とに分けられている。
蓋22は、格納式の取っ手221と、多数の開口からなる吸気口222とを備える。取っ手221を持って持ち上げることにより、蓋22を取り外し、筐体21内に収容された保冷剤25を交換することができる。
運転切替スイッチ28は、例えばオン、オフ及び充電の3つの状態のなかから使用者が選択した状態に、空調ユニット20の運転状態を切り替えるためのスイッチである。
蓄電池23は、例えば直流12Vのバッテリーであり、電力を蓄える。2つの蓄電池23を直列に接続することにより、直流24Vの電源となる。充電口29は、蓄電池23を充電するためのコードを接続するための差込口である。商用交流電源などの外部電源に接続されたコードを充電口29に接続し、運転切替スイッチ28を「充電」に切り替えることにより、外部電源から供給される電力で蓄電池23が充電される。送風手段24、温度検出手段26及び加熱手段27は、蓄電池23に蓄えられた電力により動作する。運搬開始前にあらかじめ蓄電池23を充電しておくことにより、運搬中は、外部からの電力供給がなくても、送風手段24、温度検出手段26及び加熱手段27を動作させることができる。
送風手段24は、運搬ボックス10内の空気を循環させる。送風手段24は、例えば2つのファン241,242を備える。ファン241は、加温手段収容部217から筐体21の外へ向けて空気を排出する。ファン242は、保冷剤収容部215から筐体21の外へ向けて空気を排出する。これにより、筐体11内の気圧が下がり、吸気口222を介して筐体11の外から保冷剤収容部215及び加温手段収容部217へ向けて、運搬ボックス10内の空気が流入する。筐体11内に流入した空気は、保冷剤25で冷やされ、あるいは、加熱手段27で暖められたのち、ファン241,242により、筐体11の外に排出される。運搬ボックス10の容量が大きい場合、自然対流に任せたのでは限界があり、保冷剤25からの距離によって運搬ボックス10内に温度差ができる可能性があるが、送風手段24が運搬ボックス10内の空気を強制的に攪拌することにより、運搬ボックス10内に温度のムラができるのを防ぐことができる。
ファン241は、運転切替スイッチ28が「オン」の間、常に動作する。これに対し、ファン242は、温度検出手段26が検出した温度が所定の閾値以上である場合のみ動作する。ファン242の動作閾値は、運搬ボックス10内の温度を保つべき範囲内の所定の温度に設定する。運搬ボックス10内の温度を2℃から8℃の間に保つべき場合であれば、閾値を例えば5℃に設定する。
保冷剤25は、冷熱を蓄え、送風手段24が循環させる空気を冷却する。外部の冷蔵庫などで保冷剤25を十分に冷却しておき、運搬開始前に筐体21に収容することにより、運搬中に運搬ボックス10内を冷却することができる。コンプレッサーなどを使って冷却する場合と異なり、運搬中には冷却のための電力を消費しない。コンプレッサーなどの冷却手段は、多大な電力を消費するので、運搬中に動作させるためには、外部から電力の供給を受けるか、蓄電池23の容量を非常に大きくする必要がある。運搬中は、外部からの電力供給を受けられるとは限らず、また、蓄電池23の容量を大きくすると、蓄電池23の容積や重量が大きくなり、運搬コストが高くなる。これに対し、運搬中に電力を消費しない保冷剤25を冷却手段として用いるので、蓄電池23に蓄えられた電力は、送風手段24、温度検出手段26及び加熱手段27を動作させるためだけに消費される。このため、運搬中に外部から電力供給を受ける必要がなく、蓄電池23の容量が比較的小さい場合であっても、運搬ボックス10内の温度を長時間一定に保つことができる。
温度検出手段26は、例えば温度センサーであり、運搬ボックス10内の温度を検出する。温度検出手段26が運搬ボックス10内の温度を検出することにより、運搬ボックス10内の温度が所定の範囲から逸脱する前に、運搬ボックス10内の温度を調整することができる。
加熱手段27は、例えば低温ヒーターなどの電熱器であり、送風手段24が循環させる空気を加熱する。加熱手段27は、温度検出手段26が検出した温度が所定の閾値以下である場合のみ動作する。加熱手段27の動作閾値は、運搬ボックス10内の温度を保つべき範囲内の所定の温度に設定する。運搬ボックス10内の温度を2℃から8℃の間に保つべき場合であれば、閾値を例えば3℃に設定する。これにより、外気温などの影響により運搬ボックス10内の温度が下がり過ぎるのを防ぐことができる。
次に、運搬の手順について説明する。なお、以下の説明で示す温度は、運搬ボックス10内の温度を2℃〜8℃の間に保つ必要がある場合における一例である。運搬ボックス10内の温度を保つべき目標温度範囲が異なる場合には、その温度範囲に合わせて、温度の設定値を変えればよい。
(1)運搬開始前の準備
運搬ボックス10全体を冷蔵庫に収容するなどして、運搬ボックス10内の温度を目標温度範囲内の所定の温度(例えば4℃)にしておく。
運搬ボックス10に収容された空調ユニット20の充電口29に、外部電源に接続されたコードを接続して、運転切替スイッチ28を「充電」にし、蓄電池23を完全に充電しておく。
目標温度範囲内の所定の温度(例えば4℃)を融点とする保冷剤25を、庫内温度が保冷剤25の融点よりも低い所定の温度(例えば0℃)の冷凍庫などに入れて、十分に冷やしておく。
(2)運搬開始時
十分に冷えた保冷剤25を空調ユニット20の保冷剤収容部215に収容する。
運搬ボックス10の棚15に被運搬物を載置する。
空調ユニット20の運転切替スイッチ28を「オン」にして空調ユニット20を動作させ、運搬ボックス10の扉12を閉める。
(3)運搬中
運搬中は、運搬ボックス10の中と外との接触が一切絶たれる。空調ユニット20は、蓄電池23に充電された電力だけで動作し、運搬ボックス10内の温度を目標温度範囲内に保つ。
空調ユニット20は、3つの動作状態を有し、運搬ボックス10内の温度によって動作状態を切り替える。動作状態切替の閾値は、2つある。第一の閾値は、目標温度範囲の下限温度よりも高い温度(例えば3℃)に設定される。第二の閾値は、目標温度範囲の上限温度よりも低く、かつ、第一の閾値よりも高い温度(例えば5℃)に設定される。
(3−1)運搬ボックス10内の温度が第二の閾値よりも高い場合
温度検出手段26が検出した温度が第二の閾値よりも高い場合は、ファン241及びファン242が動作し、加熱手段27は停止する。吸気口222から筐体21内に流入した空気は、保冷剤収容部215及び加温手段収容部217を通る。保冷剤収容部215を通った空気は、保冷剤25で冷やされたのち、筐体21の外に排出される。加温手段収容部217を通った空気は、加熱手段27が停止しているので暖められず、そのままの温度で筐体21の外に排出される。
保冷剤25で運搬ボックス10内の空気を冷やすことにより、運搬ボックス10内の温度が目標温度範囲の上限よりも高くなるのを防ぐとともに、運搬ボックス10内の空気を強制的に攪拌することにより、運搬ボックス10内に温度ムラができるのを防ぐことができる。
(3−2)運搬ボックス10内の温度が第一の閾値よりも低い場合
温度検出手段26が検出した温度が第一の閾値よりも低い場合は、ファン241及び加熱手段27が動作し、ファン242は停止する。吸気口222から筐体21内に流入した空気は、保冷剤収容部215を通らず、加温手段収容部217を通る。加温手段収容部217を通った空気は、加熱手段27で暖められたのち、筐体21の外に排出される。
運搬ボックス10内の温度が保冷剤25の融点よりも低くなるのは、外気温が保冷剤25の融点よりも低い冬場などであり、運搬ボックス10内の温度が目標温度範囲の下限を下回る可能性がある。加熱手段27を動作させて、運搬ボックス10内を暖めることにより、運搬ボックス10内の温度が目標温度範囲の下限よりも低くなるのを防ぐ。
(3−3)運搬ボックス10内の温度が第一の閾値と第二の閾値との間である場合
温度検出手段26が検出した温度が第一の閾値よりも高く、かつ、第二の閾値よりも低い場合は、ファン241が動作し、ファン242及び加熱手段27は停止する。吸気口222から筐体21内に流入した空気は、保冷剤収容部215を通らず、加温手段収容部217を通る。加温手段収容部217を通った空気は、加熱手段27が停止しているので暖められず、そのままの温度で筐体21の外に排出される。
運搬ボックス10内の温度が保冷剤25の融点付近である場合は、運搬ボックス10内の温度が適切に保たれた状態であり、運搬ボックス10内の空気を暖める必要も冷やす必要もない。そこで、ファン242及び加熱手段27を停止することにより、電力消費を抑える。しかし、送風手段24を完全に止めてしまうと、運搬ボックス10内に温度ムラができる可能性があるので、ファン241だけを動かして、運搬ボックス10内の空気を強制的に攪拌する。これにより、運搬ボックス10内に温度ムラができるのを防ぐ。
なお、仕切板213は、断熱性を有するものでなくてよい。その場合、加温手段収容部217を通る空気も、保冷剤25の影響を受けて少しだけ冷やされる。
一般に、外気温は目標温度範囲の上限よりも高い場合が多い。したがって、運搬ボックス10内の温度が第一の閾値と第二の閾値との間である場合でも、加温手段収容部217を通って少しだけ冷やされた空気を循環させて、運搬ボックス10内の空気をわずかに冷やすことにより、運搬ボックス10内の温度を一定に保つことができる。
また、運搬ボックス10内の温度が第一の閾値よりも低い場合は、加温手段収容部217を通って少しだけ冷やされた空気を加熱手段27が暖めることになる。これにより、加熱手段27による暖め過ぎを防ぐことができる。
以上のように、空調ユニットは、蓄電池に蓄えられた電力で、送風手段、温度検出手段及び加熱手段が動作するので、外部から電力供給を受ける必要がなく、外部から電力供給を受けることができない運搬中であっても、運搬ボックス内の温度を非常に狭い目標温度範囲内に保つことができる。
また、外部から電力供給を受ける必要がないので、空調ユニットを運搬ボックスの外部に設けられた外部電源と接続する必要がない。運搬ボックスの内外を接続する配線を設ける必要がないので、空調ユニットを運搬ボックスとは別体に構成することができる。このため、温度管理が必要ない被運搬物を運搬する場合には、空調ユニットを取り外すことにより、運搬すべき重量を減らし、運搬ボックスの容量を増やすことができるので、運搬コストを抑えることができる。
運搬中に冷却のための電力を消費しない保冷剤を冷却手段として用いるので、運搬中に外部から電力供給を受ける必要がなく、蓄電池の容量が比較的小さくても、運搬ボックス内の温度を非常に狭い目標温度範囲内に長時間保つことができる。
また、多数の運搬ボックスを運用する場合、個々の運搬ボックスに収容される空調ユニットがコンプレッサーなどの冷却手段を備える構成と比べて、保冷剤を一括して冷却すればよいので、全体としての消費エネルギーを削減することができる。
送風手段が運搬ボックス内の空気を強制的に攪拌するので、運搬ボックスの容量が比較的大きい場合であっても、運搬ボックス内に温度ムラが生じるのを防ぐことができる。容量の小さい運搬ボックスに被運搬物を小分けして収容する必要がないので、作業の手間を軽減し、運搬コストを抑えることができる。
運搬ボックス内の温度が低すぎる場合に加熱手段が動作するので、外気温が低い場合であっても、運搬ボックス内の温度を非常に狭い目標温度範囲内に保つことができる。
運搬ボックス内の温度がちょうどよい場合に送風手段が循環させる空気の量を少なくするので、電力消費を抑えることができ、蓄電池の容量が比較的小さくても、運搬ボックス内の温度を非常に狭い目標温度範囲内に長時間保つことができる。
運搬のために冷蔵車など専用の設備を持った車両を使う必要がないので、運搬コストを抑えることができる。
なお、送風手段のファンの数は、2つに限らず、3つ以上であってもよい。例えば、運搬ボックスの容量が大きい場合は、送風手段が循環させる空気の量を多くする必要があるので、運搬ボックスの容量に合わせてファンの数を増やしてもよい。
空調ユニットに収容される保冷剤の数は、14個に限らず、もっと少なくてもよいし、もっと多くてもよい。例えば、運搬ボックスの容量が大きい場合は、保冷剤に蓄える冷熱の量を多くする必要があるので、運搬ボックスの容量に合わせて保冷剤収容部の容積を大きくし、空調ユニットに収容可能な保冷剤の数を増やしてもよい。
蓄電池の数は、2つに限らず、1つでもよいし、3つ以上でもよい。
また、1つの運搬ボックスに2つ以上の空調ユニットを収容してもよい。運搬ボックスの容量に合わせて、収容する空調ユニットの数を変える構成とすれば、ファンの数や収容できる保冷剤の数が異なる複数種類の空調ユニットを用意する必要がない。
以上説明した実施形態は、一例であり、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、本質的でない部分の構成を、他の構成に置き換えてもよい。
10 運搬ボックス、11,21 筐体、12 扉、13,221 取っ手、14 キャスター、15 棚、20 空調ユニット、211 ルーバー、212 排水口、213 仕切板、215 保冷剤収容部、216 電気系統収容部、217 加温手段収容部、22 蓋、222 吸気口、23 蓄電池、24 送風手段、241,242 ファン、25 保冷剤、26 温度検出手段、27 加熱手段、28 運転切替スイッチ、29 充電口。

Claims (2)

  1. 断熱性の運搬ボックス内に配置され、前記運搬ボックス内の温度を所定の範囲内に保つ空調ユニットであって、
    電力を蓄える蓄電池と、
    前記蓄電池に蓄えられた電力により動作し、前記運搬ボックス内の空気を循環させる送風手段と、
    冷熱を蓄え、前記送風手段が循環させる空気を冷却する保冷剤と、
    前記蓄電池に蓄えられた電力により動作し、前記運搬ボックス内の温度を検出する温度検出手段と、
    前記蓄電池に蓄えられた電力により動作し、前記温度検出手段によって検出された温度が閾値以下である場合に、前記送風手段が循環させる空気を加熱する加熱手段と、
    を備えた、空調ユニット。
  2. 前記送風手段は、前記温度検出手段によって検出された温度が、前記閾値より高い第二の閾値以下である場合に、循環させる空気の量を少なくする、
    請求項1記載の空調ユニット。
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