JP2001074352A - 車載用保冷保温ボックス - Google Patents

車載用保冷保温ボックス

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JP2001074352A
JP2001074352A JP25264599A JP25264599A JP2001074352A JP 2001074352 A JP2001074352 A JP 2001074352A JP 25264599 A JP25264599 A JP 25264599A JP 25264599 A JP25264599 A JP 25264599A JP 2001074352 A JP2001074352 A JP 2001074352A
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JP
Japan
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heat
condenser
insulated
room
chamber
Prior art date
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JP25264599A
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English (en)
Inventor
Mikio Goto
幹生 後藤
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車載用保冷保温ボックスは保冷室と保温室とを
併せ持ち、かつ保温に要する消費電力を可能な限り少な
くする。 【解決手段】車両に搭載して運搬可能に形成したボック
ス内に、前面に断熱性の扉2および内部への熱供給手段
を有し断熱壁で構成した保温室3と、前面に断熱性の扉
4および内部に冷媒を蒸発させて内部を冷却する蒸発器
9を有し断熱壁で構成した保冷室5と、前記蒸発器9と
ともに冷凍サイクルを形成する圧縮機、および凝縮器
7、膨張機構と、保温、保冷動作に必要な電力を供給す
るバッテリー10と、前記圧縮機および膨張機構を搭載
する冷却ユニット6、およびバッテリー10、凝縮器7
を収納する部屋とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、食品を保冷、保
温して顧客に配送する際に使用する車載用保冷保温ボッ
クスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の保冷用ボックスでは該保冷ボック
スに保温ボックスを併設したものは無く、また運搬車両
からの何らのエネルギ授受も無く自己完結型に構成され
たものは無かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来の食品を
宅配する業界では保冷のみを目的とした保冷ボックスを
必要としていたが、近年保温機能を併せ持つ車載用の保
冷保温ボックスが要望されている。
【0004】また、従来の保冷ボックスの冷却用の電源
としてはバッテリーが使用されており、一般的なやり方
ではヒータを保温ボックス内に配置する方式があるが、
保温用の熱源までもヒータを使用するのではバッテリー
の負担が大きくなり過ぎるので消費電力の少ない方法で
保温しなければならない問題がある。
【0005】この発明は上記課題を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、保冷室と保温室
とを併せ持ち、かつ保温に要する消費電力を可能な限り
少なくした車載用保冷保温ボックスを提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1記載の発明は、車両に搭載して運搬可能に形
成したボックス内に、前面に断熱性の扉を有し断熱壁で
構成した保温室と、該保温室を保温する熱供給手段と、
前面に断熱性の扉および内部に冷媒を蒸発させて内部を
冷却する蒸発器を有し断熱壁で構成した保冷室と、前記
蒸発器とともに冷凍サイクルを形成する圧縮機および凝
縮器、膨張機構と、保温保冷動作に必要な電力を供給す
るバッテリーと、前記圧縮機、および凝縮器、膨張機
構、バッテリーを収納する部屋とを設けて、食品を保
冷、保温する際はバッテリーのみから電力を供給するよ
うにしたことを特徴とする。
【0007】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の車載用保冷保温ボックスにおいて、熱供給手段は、
凝縮器の高温の吐出空気を保温室に直接供給する構成に
したものであることを特徴とする。
【0008】上記請求項1および2に記載の構成により
車載用ボックスの中に保冷室と保温室とを設け、保冷室
を冷却するための冷凍サイクルの一部を形成する凝縮器
で発生する高温の吐出空気を保温室に直接送風すること
により、保温に要する消費電力を殆ど零にした車載用保
冷保温ボックスを提供することが可能になる。
【0009】さらに、請求項3記載の発明のように、請
求項1記載の車載用保冷保温ボックスにおいて、熱供給
手段は、凝縮器の高温の吐出空気の熱エネルギを保温室
に熱伝導するヒートパイプを媒体として供給するように
しても良い。
【0010】上記構成により凝縮器の高温吐出空気の熱
エネルギをヒートパイプに伝達し、該ヒートパイプを介
して保温室を加熱するので外気と保温室とを遮断するこ
とが可能になり保温室を清浄に保つことが可能になる。
【0011】また、請求項4記載の発明によれば、請求
項1記載の車載用保冷保温ボックスにおいて、熱供給手
段は該車載用保冷保温ボックス以外の熱源により蓄熱さ
れた蓄熱材を該保温室内に搭載して該蓄熱材の熱エネル
ギを保温室に供給するようにしても良い。
【0012】上記構成により熱容量の大きい蓄熱材(例
えば金属、耐火物)を車載用保冷保温ボックスを使用す
る前に他の熱源(加熱炉など)で加熱して車載用保冷保
温ボックスの所定の場所に搭載して該蓄熱材の熱エネル
ギを保温室に伝達するように構成することにより、繰り
返し使用が可能であり、保温に要するエネルギはバッテ
リーなど車載のエネルギを使用しないですむので保温に
要するバッテリーなど車載のエネルギの消費を無くする
ことが可能になる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の実施の形態の主
要部の構成図を示し、図2は図1の断面図を示す。この
図1、図2において、1は車載用ボックス、2は車載用
ボックス1の内部を断熱区画した保温室3の前面を開閉
する扉、4は車載用ボックス1の内部を断熱区画した保
冷室5の前面を開閉する扉、6は凝縮器7および凝縮器
用ファン8、冷媒を蒸発させて保冷室5内を冷却する蒸
発器9とともに冷凍サイクルを形成する機器で前記以外
の圧縮機および膨張機構を搭載した冷却ユニット、10
は冷凍サイクルを形成する機器に電力を供給するバッテ
リーを示す。図において、車載用ボックス1は上下左右
および後壁を断熱材で囲った保冷室5および保温室3、
および冷却ユニット6およびバッテリー8、凝縮器7、
凝縮器用ファン8を収納する部屋とに区画されている。
保冷室5内には蒸発器9が配備されており膨張機構から
供給される冷媒を蒸発させて室内の空気と熱交換して室
内を冷却して室内の食品を保冷する。また、保温室3に
は凝縮器7の高温の吐出空気が凝縮器用ファン8により
供給されて、それにより室内および内部の食品を保温し
ている。
【0014】図3はこの発明の別の実施の形態の主要部
の構成図を示す。この図3の実施例が図1、図2の実施
例と異なる点は、図1、図2の実施例では凝縮器7の高
温吐出空気を凝縮器用ファン8で直接に保温室3に供給
して室内の食品を保温するのに対し、図3の実施例では
凝縮器7の高温吐出空気でヒートパイプ11の加熱部を
加熱して保温室3内に延長したヒートパイプ11の放熱
部と保温室3内の空気とを熱交換して保温室3内を加熱
し、室内の食品を保温するようにした点である。
【0015】図4はこの発明の他の実施の形態の主要部
の構成図を示す。この図4の実施例が図1、図2の実施
例と異なる点は、図1、図2の実施例では凝縮器7の高
温吐出空気を凝縮器用ファン8で直接に保温室3に供給
して室内の食品を保温するのに対し、予め加熱した蓄熱
材12を保温室3内に搭載して該蓄熱材12の熱エネル
ギを室内空気と熱交換することにより保温室3内、およ
び室内の食品を保温するようにした点である。
【0016】
【発明の効果】この発明によれば、消費電力の比較的大
きいヒータ方式を採用しないで、廃熱利用や、他の方法
で加熱した蓄熱材の熱エネルギを利用しているので保温
に関してはバッテリーの電源をまったく消費しない。そ
のためにバッテリーの容量を増大することなく保温室お
よび同室内の食品を保温できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態の主要部の構成図
【図2】図1の断面図
【図3】この発明の別の実施の形態の主要部の構成図
【図4】この発明のたの実施の形態の主要部の構成図
【符号の説明】
1 車載用ボックス 2、4 扉 3 保温室 5 保冷室 6 冷却ユニット 7 凝縮器 8 凝縮器用ファン 9 蒸発器 10 バッテリー 11 ヒートパイプ 12 蓄熱材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両に搭載して運搬可能に形成したボック
    ス内に、前面に断熱性の扉を有し断熱壁で構成した保温
    室と、該保温室を保温する熱供給手段と、前面に断熱性
    の扉および内部に冷媒を蒸発させて内部を冷却する蒸発
    器を有し断熱壁で構成した保冷室と、前記蒸発器ととも
    に冷凍サイクルを形成する圧縮機および凝縮器、膨張機
    構と、保温保冷動作に必要な電力を供給するバッテリー
    と、前記圧縮機、および凝縮器、膨張機構、バッテリー
    を収納する部屋とを設けて、食品を保冷、保温する際は
    バッテリーのみから電力を供給するようにしたことを特
    徴とする車載用保冷保温ボックス。
  2. 【請求項2】請求項1記載の車載用保冷保温ボックスに
    おいて、熱供給手段は、凝縮器の高温の吐出空気を保温
    室に直接供給する構成にしたものであることを特徴とす
    る車載用保冷保温ボックス。
  3. 【請求項3】請求項1記載の車載用保冷保温ボックスに
    おいて、熱供給手段は、凝縮器の高温の吐出空気の熱エ
    ネルギを保温室に熱伝導するヒートパイプを媒体として
    供給するものであることを特徴とする車載用保冷保温ボ
    ックス。
  4. 【請求項4】請求項1記載の車載用保冷保温ボックスに
    おいて、熱供給手段は該車載用保冷保温ボックス以外の
    熱源により蓄熱された蓄熱材を該保温室内に搭載して該
    蓄熱材の熱エネルギを保温室に供給するようにしたもの
    であることを特徴とする車載用保冷保温ボックス。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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