JP2004150735A - 保冷コンテナ - Google Patents

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恒 越後屋
Kuninari Araki
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    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • F25D2317/06Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass with forced air circulation
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Abstract

【課題】保冷コンテナの荷物室内温度分布を均一化して、荷物室内のどこに置いても貨物の品質を確保して積載効率を向上させる。
【解決手段】保冷コンテナ1の内部空間の上部一端側にドライアイス15等の冷媒を収納する冷却室3を設け、冷却室の外表面を断熱材カバー10で形成し、荷物室内の空気を冷却室内の冷媒と熱交換して冷却空気を荷物室内へ供給する保冷コンテナにおいて、荷物室内の温度が操作盤で設定した温度に到達して冷却空気の吹き出しを停止した後、荷物室内の温度分布を改善し均一化するため、冷却室内の熱交換路を通さずに、荷物室内の空気のみが循環するよう、断熱材カバー10の荷物室側表面に、下部に空気取入口を有し天井部に空気取出口を有する空気流通路を設け、該空気流通路内に空気循環用のファン22を設置した。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は保冷コンテナに係り、特に、保冷が必要な貨物を航空輸送する際に使用するコンテナの保冷技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近の冷凍冷蔵技術の進歩により、食品の保存は比較的容易になってきているが、生鮮食品等、新鮮な状態での翌日配達などの要求にはまだまだ対応できていないのが現実である。その中で、スピード輸送の一環として年々増加しつつある航空便の保冷輸送には、冷却装置付きの保冷コンテナが用いられている。
【0003】
保冷コンテナの冷却装置は航空機内では電源が取れないため、蓄電池等に頼らざるを得ず、これらの電源で運転できる範囲のものでは、従来から保冷性能についてはあまり重視されていなかった。しかし近年の保冷を必要とする貨物の増加等により、より優れた保冷性能のものが要求されつつある。
【0004】
従来の冷却装置付の保冷コンテナは、輸送貨物の搬入扉を持った箱体を形成し、その箱体内の上部一端側に、ドライアイス等の冷媒を収納する冷却室を備え、この冷却室に冷媒を入れるための収納扉と、電気部品を収納する制御ボックスが設けられている。冷却室内部は、ドライアイス等の冷媒を収納する空間を、熱伝導性の良好な材料で造った底仕切板と側仕切板で仕切り、空間を形成している。(特許文献1参照)。
【0005】
コンテナ内の空気をファンにより吸込口から冷却室の通風路へと吸込んで導き、冷却された空気が荷物室と冷却室を隔てる断熱壁の荷物室側面に設けた冷気吹出口からコンテナ内に吹き出されるものである。
【0006】
冷却室からコンテナ内に吹き出された冷却空気は、コンテナ内の空気と混合して再度冷却室内の通風路に戻っていくが、荷物室の温度が運転前に操作部で設定した温度或いは設定温度にオフセット値を加えた温度に到達したら、ファンが停止し、冷却室通風路に空気を送るのをやめ、荷物室内に冷気を吹出さなくなり、ある基準温度よりも低くならないように制御される。荷物室内温度が設定値或いはオフセット値を加えた温度よりも高くなると、再びファンが運転を開始し荷物室内へ冷却空気を吹出して冷却を始める。
【0007】
【特許文献1】
実用新案登録第2510677号
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術で述べた冷却室の通風路で冷却された空気のコンテナ内への吹出しは、上記文献では冷却室と荷物室を隔てる断熱壁に設けた吹出口から直接吹きだすものや、荷物室内温度を均一にする目的で、冷却室と荷物室を隔てる断熱壁にある吹出部から天井面に沿って、吹き出す方向にまっすぐ延在する吹出ダクトから冷気を吹き出すもの等があるが、いずれも設定した温度或いは設定温度にオフセット値を加えた温度に到達した後、冷気の吹出しを停止するといったファンのオン/オフ制御による温度制御が行われていた。
【0009】
これらに共通することは、ファンがオンしている間は冷気が循環しているため、比較的荷物室内の温度のばらつきは少ないが、ファンが停止した後は、自然対流となるため、比重の重い冷気はどうしても荷物室内下部に落ちて溜まり、荷物室の上部と下部の空間で温度差が大きくなり、荷物室内に温度分布ばらつきが生じる。
【0010】
そのため、設定した温度帯によっては、下部にある荷物が凍る、上部にある荷物が解ける、などといったように、荷物を置く位置によって保冷性能の維持が困難で、生鮮食品等の品質確保が出来ない場合があり、航空会社や運送業者の品質確保に対する信頼性が失われる等の問題があった。このため、信頼性を確保するために、荷物を置く位置を限定する等、荷物室内空間を有効に活用出来ていない等の問題もあった。
【0011】
本発明の課題は、コンテナ荷物室内の下部の空気を上部に循環させ、荷物室内の上下の温度差を解消することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するために、本発明の保冷コンテナは、航空機に搭載するコンテナの荷物室内部に、該内部の空気を冷却する冷却室を備えてなる保冷コンテナにおいて、前記荷物室の内壁に沿って設置され、該荷物室内部の下部に配設された空気取入口および天井部に配設された空気取出口を有する空気流通路と、該空気流通路に配置されたファンとを備え、前記空気流通路は、前記冷却室を経由しないで設置されていることを特徴とするものである。
【0013】
本発明によれば、冷却室付近の空気を冷却室内に導入して冷却する従来の方法とは異なり、荷物室下部の空気を空気流通路を介して上部に循環させることができるので、荷物室内の上下の温度差を解消できる。この際、下部の空気を冷却室で冷却して荷物室上部に供給してもよいし、冷却室を経由しないで、そのまま循環させても上下の温度差を解消できる。また、両者を併用してもよい。
【0014】
また、上記空気流通路を、荷物室の内壁に沿って仕切板を設置し、荷物室内壁と仕切板との間の間隔を空気流通路とすることにより、荷物室内壁を凹凸のない荷物室にできる。特に、冷却室を経由する空気流通路と冷却室を経由しない空気流通路とを区画して同一内壁面に構成することにより、荷物室の使い勝手が向上する。この場合、冷却室を経由しない空気流通路は、冷却室の荷物室側の外面に形成すればよい。
【0015】
また、荷物室上部に供給する空気は、荷物室の天井部に設置したダクトにより行い、このダクトは、冷却室から冷却空気と下部の循環空気とを区分けすることにより、一方のファンが停止しているときの空気の逆流を防ぐようにした。また、それぞれのダクトには多数の吹出孔を形成したので、下部の冷気や冷却室からの冷却空気が荷物室内に拡散してまんべんなく供給できる。
【0016】
また、下部空気を冷却室を経由しないで循環させる送風ファンと、冷却室からの冷却空気を送風するファンの設置スペースをまとめることにより、ファン設置スペースの省スペース化が可能となり、凹凸の少ない使い勝手のよい荷物室の空間を形成できる。
【0017】
また、前者の下部空気循環用のファンは、後者の冷却空気送風用のファンが停止中で、荷物室内部が所定温度に到達したときに駆動するようにしたので、航空輸送用コンテナ特有の蓄電池の消費を抑制できる。さらに、天井直下に温度センサを追加して、それより下方に設置されている温度センサとの温度差に基づいて、下部空気循環用ファンを運転することにより、きめの細かい温度管理を行うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態の概要は、冷却室を備えた航空輸送用の保冷コンテナで、荷物室内部の下部の空気を、冷却室を経由させずに、荷物室内部の上部に循環させる空気流通路とファンとを備えたものである。これにより、冷却室からの冷却空気の供給運転を停止中でも、下部の冷気を上部に循環させて、荷物室内部の上下の温度差を解消できる。
【0019】
以下、本発明の詳細を図によって説明する。図1は本発明の保冷コンテナの外観図で、特に航空用保冷コンテナの一般的な形態を示している。保冷コンテナ1は、内部に荷物室2と上部一端側に設けた冷却室3とを備えている。冷却室3は保冷コンテナ1内の上部一端側に、壁面のほぼ幅いっぱいに形成され、その荷物室側に冷却空気の送風ユニット4と吹出ダクト5が形成されている。
【0020】
本例では、図1の切断面X−X(図4に図示)で示すような、冷却空気の送風ユニット4と吹出ダクト5のほかに、切断面Y−Y(図7に図示)で示すような、冷却室を経由しない下部冷気の吹出ダクト6を備えている。また、冷却室の冷媒収納扉7、冷却装置を制御する電気部品や蓄電池等を収納した電気品ボックス8、電気品の操作盤9、輸送用貨物の搬入扉25などが設置されている。
【0021】
図2は、冷却室3、送風ユニット4および吹出しダクト5を含んだ部分を拡大した断面図である。保冷コンテナ1の天井保冷材1aと側面保冷材1bで形成された天井部の一端側に、冷却室3、断熱材カバー10、送風ユニット4、吹出ダクト5、および仕切板11が配置されている。
【0022】
送風ユニット4はファン12を備え、吹出口を複数個供えた吹出ダクト5を介して、操作盤9で設定した設定温度或いは設定温度にオフセット値を加えた温度に到達するまで、吹出ダクト5に形成した多数の吹出口13a、13b、13cから、荷物室内に満遍なく冷気を吹出す。
【0023】
図3は、図2のA−A矢視図で、冷気吹出しの様子を示したものであり、冷気吹出ダクト5には、下面に吹出口13e、13f、側面に吹出口13d、13gを有する。
【0024】
図4は、図1のX−X断面を示し、ファン12が運転中のときの荷物室内空気の流れを示したもので、荷物室内の空気(暖気)を吸い込むために、仕切板11と側面保冷材1bの間に空間を形成して、この間隔に、ファン11により荷物室内の空気を吸込み、冷却室3内の冷媒収納部と断熱カバー10との間にある通風路で熱交換し冷却された冷却空気を、ダクト5から荷物室内に吹出す仕組みである。
【0025】
図5は、下部冷気を冷却室を経由しないで、天井部へ直接循環させる空気循環手段の説明図で、冷却室3、荷物室内の空気循環用ファン22などの部分を拡大した断面図である。
【0026】
荷物室内の温度が操作盤9で設定した温度或いは設定温度にオフセット値を加えた温度に到達したら、図2の吹出ダクト5からの冷却空気の吹出しは停止し、送風ユニット4とは別に設置された空気循環用ファン22が運転され、荷物室内の温度上昇した上部空気と比重の重い冷気が溜まった下部空気を撹拌して、荷物室内温度を均一に保つ。
【0027】
本例では、空気循環用ファン22は蓄電池等の消耗を抑えるため、送風ユニット4が停止中のみ動作するようプログラムされ、しかも通常の荷物室温度を感知する温度Aセンサ16の他に、荷物室内上部の温度上昇状態を感知する目的で、空気循環ダクト6から吹出される風が直接当たらない位置に温度Bセンサ24を設置した。
【0028】
これにより、それぞれの温度センサが感知した温度の差を、予めプログラムされた値以内にあるかどうかを判定して運転するかを決定するようにしたので、必要以上に蓄電池を消耗することはない。尚、図6に示すよう、空気循環ダクト6の空気吹出口23a〜23dは、ダクト6の下面のみで、長手方向端部からは吹出さない構造としている。
【0029】
図7は、図1のY−Y断面を示し、荷物室の冷却室を設けた側の壁面に、冷却室を経由しない空気流通路を、冷却室を経由する空気流通路に並設し、冷却室の断熱カバー10の外表面に沿って空気流通路を形成してある。また、下部冷気の送風ファンも、冷却空気の送風ファンに並設している。
【0030】
以下、上記構成に基づいた作用について説明する。冷却室3内に冷媒として複数個のドライアイス15を収納し、操作部9で使用したい荷物室内の温度を設定し、電源をオンにするとファン12が運転を開始し、保冷コンテナ1内の空気を図4の如く循環させ始める。
【0031】
保冷コンテナ1内の空気は保冷コンテナ1内の下方から側面断熱材1bに沿って通風路14aに吸い込まれ、仕切板11の上部で天井保冷材1aにより折り返されて通風路14bに入り、通風路14b、14c、14dを経て、ファン12で該ファン12を備えた送風ユニット4および吹出ダクト5内に送風され、複数面にあるそれぞれ複数個の吹出口13a,13b、13c、13d、13e、13f、13gから保冷コンテナ1内に順々に吹き出される。
【0032】
これを繰り返すことにより保冷コンテナ1内は冷却され、予め操作部9で設定した温度に達すると温度Aセンサ16が作動しファン12を停止させ、保冷コンテナ1内が自然対流にてその温度を保つことになる(図2参照)。
【0033】
冷気は比重が重いため、どうしても冷たい空気が荷物室下部に溜まり、荷物室内上部の温度と下部空間の温度差が大きくなる。これを温度Aセンサ16が感知した温度と温度Bセンサ30が感知した温度に、ある一定の差が生じたとき、空気循環用ファン22が運転を開始し、荷物室内下部に溜まった冷たい空気を、断熱カバー10と仕切板21の間に形成された空間から吸込み、ダクト23を介して、温度が上昇した荷物室内上部に吹出すことを繰り返して、荷物室内の空気を撹拌し、温度を一定に保つ(図5、図7参照)。
【0034】
以上、説明したように、本発明の実施形態によれば、次のような効果を得ることができる。すなわち、冷却室の外表面で熱交換して冷却された冷却空気の通風路とは別に、該通風路と荷物室を隔てる断熱材カバーの荷物室側表面に、荷物室内空気を循環させるための通風空間を設けて、冷却空気を吹出すファンとは別に、荷物室内の空気を循環させるファンを設置して荷物室内下部に溜まった冷たい空気を、通風空間を介して天井部に設けたダクトから荷物室内上部に吹出、荷物室内上部の温度が上昇した空気と撹拌させることにより、荷物室内温度の均一化をはかることが出来る。
【0035】
この撹拌により、荷物室内上部と下部の温度差が小さくなるので、温度分布が改善され、荷物室内は均一な温度帯を保つようになるので、荷物を置く場所を限定することなく、荷物の積載効率を向上させることができる。また、荷物室内の空気を循環させるためのファンの運転は、蓄電池等の消耗を抑えるため、冷却空気吹出用のファンが停止中のみ運転するようにしているため、必要以上に蓄電池を消耗しない。
【0036】
また、荷物室内の温度を感知する温度センサを通常設置の冷却室と荷物室を隔てる断熱材カバーの荷物室側面の他、ファン停止時に温度上昇しやすい荷物室上部の空気循環ダクトから吹出される風が直接当たらない場所にも設置することで、それぞれの温度センサの感知温度差をフィードバックし、予めプログラムされた設定値を超えたとき運転を開始し、設定値内になるまでの間だけ運転するため、きめ細かい温度管理が可能である。
【0037】
また、急速に温度を下げたい場合等、冷却空気の吹出用ファンと同時に荷物室内空気撹拌用ファンを運転することにも対応出来、予冷時間の短縮等、運転パターンの幅を広げることが可能である。
【0038】
ここで、参考として、天井部のダクトの吹出例を、図8および図9を参照して説明する。これらの例に示すように、冷却室301と荷物室を隔てる断熱壁302にある吹出部304から、天井面に沿って吹き出す方向にまっすぐ延ばした吹出ダクト305の先端部307bから冷却空気を吹き出したり(図8)、側面307a,307b(図9)から吹き出したりしている。
【0039】
しかし、設定した温度或いは設定温度にオフセット値を加えた温度に到達した後、冷気の吹出しを停止するような、ファン113のオン/オフ制御による温度制御が行われていた。これらに共通することは、ファン113や303がオンしている間は冷気が循環しているため、比較的荷物室内の温度ばらつきは少ないが、ファン113や303が停止した後は、自然対流となるため、比重の重い冷気はどうしても荷物室内下部に落ちて溜まり、荷物室の上部と下部の空間で温度差が大きくなる。
【0040】
【発明の効果】
上述のとおり、本発明によれば、冷却室を経由しないで、下部の冷気を上部に循環させる空気流通路およびファンを備えたので、荷物室内の上下の温度差を解消し、温度の均一化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の保冷コンテナの一実施形態を示す外観図。
【図2】図1の冷却室からの冷却空気吹出ダクトを含んだ部分を断面した説明図。
【図3】図2のA−A部断面説明図。
【図4】図1のX−X切断面を示し、保冷コンテナ内の冷却空気の流れを説明する断面図。
【図5】図1の荷物室内部の下部空気を冷却室を経由しないで上部に循環させる空気循環部分の断面図。
【図6】図5のB−B部断面図。
【図7】図1のY−Y切断面を示し、保冷コンテナ内の循環空気の流れを説明する断面図。
【図8】荷物室天井ダクトの一参考例を示す説明図。
【図9】図8のC−C部断面説明図。
【符号の説明】
1 保冷コンテナ
1a 天井保冷材
1b 側面保冷材
1c 隅切り部保冷材
2 荷物室
3 冷却室
4 送風ユニット
5 冷気吹出ダクト
6 空気循環ダクト
7 収納扉
8 電気品ボックス
9 操作盤
10 断熱材カバー
11 仕切板
12 ファン
13、13a〜13g 吹出口
14、14a〜14d 通風路
15 ドライアイス
16 温度Aセンサ
21 仕切板
22 空気循環用ファン
23、23a〜23d 循環空気吹出口
24 温度Bセンサ
25 搬入扉

Claims (9)

  1. 航空機に搭載するコンテナの荷物室内部に、該内部の空気を冷却する冷却室を備えてなる保冷コンテナにおいて、前記荷物室の内壁に沿って設置され、該荷物室内部の下部に配設された空気取入口および天井部に配設された空気取出口を有する空気流通路と、該空気流通路に配置されたファンとを備え、前記空気流通路は、前記冷却室を経由しないで設置されていることを特徴とする保冷コンテナ。
  2. 航空機に搭載するコンテナの荷物室内部に、該内部の空気を冷却する冷却室を備えてなる保冷コンテナにおいて、前記荷物室の内壁に沿って設置され、該荷物室内部の下部に配設された空気取入口および天井部に配設された空気取出口を有する空気流通路と、該空気流通路に配置されたファンとを備え、前記空気流通路は、前記冷却室を経由して設置されていることを特徴とする保冷コンテナ。
  3. 航空機に搭載するコンテナの荷物室内部に、該内部の空気を冷却する冷却室を備えてなる保冷コンテナにおいて、前記荷物室内部の下部の空気を前記冷却室で冷却して前記天井部に供給する第1の空気循環手段と、前記荷物室内部の下部の空気を該冷却室で冷却しないでそのまま前記天井部に供給する第2の空気循環手段とを併設し、前記第1および第2の空気循環手段は、前記荷物室の内壁に沿って設置され、該荷物室内部の下部に配設された空気取入口および天井部に配設された空気取出口を有する空気流通路と、該空気流通路に配置されたファンとを備えてなることを特徴とする保冷コンテナ。
  4. 請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の保冷コンテナにおいて、前記荷物室の内壁に沿って仕切板を設置し、該荷物室内壁と該仕切板との間の間隔を前記空気流通路としたことを特徴とする保冷コンテナ。
  5. 請求項4に記載の保冷コンテナにおいて、前記第1の空気循環手段の空気流通路と、前記第2の空気循環手段の空気流通路とを、前記荷物室の一つの内壁面に並設し、該第1の空気循環手段の空気流通路を前記冷却室の内部を経由して形成し、該第2の空気循環手段の空気流通路を前記冷却室の外面部に形成したことを特徴とする保冷コンテナ。
  6. 請求項3〜5のうちいずれか1項に記載の保冷コンテナにおいて、前記荷物室の天井部に、前記冷却室を経由しない第2の空気循環手段による循環空気を、前記荷物室内に拡散して供給する多数の吹出孔を形成したダクトを設置し、該ダクトを前記第1の空気循環手段に設置されたダクトとは区別して配置したことを特徴とする保冷コンテナ。
  7. 請求項3〜6のうちいずれか1項に記載の保冷コンテナにおいて、前記第1の空気循環手段のファンと、前記第2の空気循環手段のファンとを、前記冷却室の近傍に併設したことを特徴とする保冷コンテナ。
  8. 請求項3〜7のうちいずれか1項に記載の保冷コンテナにおいて、前記第2の空気循環手段のファンは、前記第1の空気循環手段のファンが停止中で、前記荷物室内部の温度が予め設定された温度に到達したときに駆動されることを特徴とする保冷コンテナ。
  9. 請求項1〜8のうちいずれか1項に記載の保冷コンテナにおいて、前記荷物室の天井部に第1の温度センサを配置し、該第1の温度センサの配置位置より下方に設置されている第2の温度センサとの温度差に基づいて、前記第2の空気循環手段の第2のファンの駆動を制御することを特徴とする保冷コンテナ。
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