JP2015132308A5 - - Google Patents
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Description
上記デフレクタについて、前記凹部は、その底部に平面状の座面を有し、前記座面は、前記ナットの取付孔に対する前記本体部の挿入方向に直交する平面からなることが好ましい。
この構成によれば、押圧治具により凹部の座面に押圧力を付与した際に、凹部の座面には、本体部の挿入方向と同じ方向の力が付与される。したがって、ナットの取付孔に本体部を押し込み易くなるため、ナットに対するデフレクタの組み付けが容易となる。
この構成によれば、押圧治具により凹部の座面に押圧力を付与した際に、凹部の座面には、本体部の挿入方向と同じ方向の力が付与される。したがって、ナットの取付孔に本体部を押し込み易くなるため、ナットに対するデフレクタの組み付けが容易となる。
上記デフレクタについて、前記凹部は、前記本体部の外面において前記環流路に対向しない部分に形成されることが好ましい。また、上記デフレクタについて、前記凹部は、前記本体部において前記ナットの取付孔に対する前記本体部の挿入方向の厚さが最も厚い部分に形成されることが好ましい。
これらの構成によれば、凹部の座面に押圧力が付与された際の環流路の変形を抑制することができるため、ボールの円滑な循環を確保することができる。
上記デフレクタについて、前記凹部は、前記本体部の外面における長手方向の両端部にそれぞれ配置される一対の凹部からなることが好ましい。
上記デフレクタについて、前記凹部は、前記本体部の外面における長手方向の両端部にそれぞれ配置される一対の凹部からなることが好ましい。
この構成によれば、一対の凹部に押圧力を付与した際にデフレクタが傾き難くなるため、ナットにデフレクタをより容易に組み付けることができる。
そして、外周面に螺旋状のねじ溝が形成されたねじ軸と、同ねじ軸のねじ溝に対向する螺旋状のねじ溝が内周面に形成された円筒状のナットと、前記ねじ軸のねじ溝と前記ナットのねじ溝とにより囲まれた空間からなる螺旋状の転動路に配置される複数のボールと、前記ナットの外周面に形成された取付孔に挿入されるデフレクタと、前記ナットの外周面に組み付けられる環状部材と、を備え、前記デフレクタにより前記転動路の二箇所間を短絡する環流路を形成し、同環流路を介して前記ボールが前記転動路を無限循環するボールねじ装置において、前記デフレクタとして上記のようなデフレクタが用いられることが好ましい。
そして、外周面に螺旋状のねじ溝が形成されたねじ軸と、同ねじ軸のねじ溝に対向する螺旋状のねじ溝が内周面に形成された円筒状のナットと、前記ねじ軸のねじ溝と前記ナットのねじ溝とにより囲まれた空間からなる螺旋状の転動路に配置される複数のボールと、前記ナットの外周面に形成された取付孔に挿入されるデフレクタと、前記ナットの外周面に組み付けられる環状部材と、を備え、前記デフレクタにより前記転動路の二箇所間を短絡する環流路を形成し、同環流路を介して前記ボールが前記転動路を無限循環するボールねじ装置において、前記デフレクタとして上記のようなデフレクタが用いられることが好ましい。
ここで、前記凹部を有するデフレクタは、前記本体部の外面に設けられた突出部を備え、同突出部が前記環状部材の内周面に当接することが好ましい。
この構成によれば、ねじ軸の作動力がボールを介してナットに伝達された際にデフレクタの突出部が環状部材の内周面に接触することにより、デフレクタのガタツキを抑制することができる。これにより、環流路内のボールが円滑に転動し易くなるため、ねじ軸とナットとの間での駆動力の伝達効率を高めることができる。
この構成によれば、ねじ軸の作動力がボールを介してナットに伝達された際にデフレクタの突出部が環状部材の内周面に接触することにより、デフレクタのガタツキを抑制することができる。これにより、環流路内のボールが円滑に転動し易くなるため、ねじ軸とナットとの間での駆動力の伝達効率を高めることができる。
また、上記のようなボールねじ装置の製造方法としては、前記デフレクタの凹部を押圧治具で押圧することにより前記ナットの取付孔に前記デフレクタを挿入する工程と、前記ナットの外周面に前記環状部材を組み付ける工程と、を備えることが好ましい。
さらに、車両の転舵軸をねじ軸として、前記転舵軸の外周面に形成された螺旋状のねじ溝に対向する螺旋状のねじ溝が形成された円筒状のナット、及び前記転舵軸のねじ溝と前記ナットのねじ溝とにより囲まれた空間からなる螺旋状の転動路に配置される複数のボールを備えるボールねじ装置と、前記ナットにトルクを付与するモータと、を備えるステアリング装置において、前記ボールねじ装置として、上記のようなボールねじ装置が用いられることが好ましい。
Claims (9)
- 外周面に螺旋状のねじ溝が形成されたねじ軸と、
同ねじ軸のねじ溝に対向する螺旋状のねじ溝が内周面に形成された円筒状のナットと、前記ねじ軸のねじ溝と前記ナットのねじ溝とにより囲まれた空間からなる螺旋状の転動路に配置される複数のボールと、を備えるボールねじ装置に用いられ、
前記ナットの外周面に形成された取付孔に挿入されることにより前記転動路の二箇所間を短絡する環流路を形成し、同環流路を介して前記転動路における前記ボールの無限循環を可能とするデフレクタであって、
前記ナットの取付孔に挿入される本体部と、
同本体部が前記ナットの取付孔に挿入された際に前記ナットの外周面側に位置する前記本体部の外面に形成された凹部と、を備えることを特徴とするデフレクタ。 - 請求項1に記載のデフレクタにおいて、
前記凹部は、その底部に平面状の座面を有し、
前記座面は、前記ナットの取付孔に対する前記本体部の挿入方向に直交する平面からなることを特徴とするデフレクタ。 - 請求項1又は2に記載のデフレクタにおいて、
前記凹部は、前記本体部の外面において前記環流路に対向しない部分に形成されることを特徴とするデフレクタ。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載のデフレクタにおいて、
前記凹部は、前記本体部において前記ナットの取付孔に対する前記本体部の挿入方向の厚さが最も厚い部分に形成されることを特徴とするデフレクタ。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載のデフレクタにおいて、
前記凹部は、前記本体部の外面における長手方向の両端部にそれぞれ配置される一対の凹部からなることを特徴とするデフレクタ。 - 外周面に螺旋状のねじ溝が形成されたねじ軸と、
同ねじ軸のねじ溝に対向する螺旋状のねじ溝が内周面に形成された円筒状のナットと、
前記ねじ軸のねじ溝と前記ナットのねじ溝とにより囲まれた空間からなる螺旋状の転動路に配置される複数のボールと、を備えるボールねじ装置に用いられ、
前記ナットの外周面に形成された取付孔に挿入されることにより前記転動路の二箇所間を短絡する環流路を形成し、同環流路を介して前記転動路における前記ボールの無限循環を可能とするデフレクタであって、
前記ナットの取付孔に挿入される本体部と、
同本体部が前記ナットの取付孔に挿入された際に前記ナットの外周面側に位置する前記本体部の外面に形成される突出部と、を備え、
前記突出部は、その先端部に平面状の座面を有することを特徴とするデフレクタ。 - 外周面に螺旋状のねじ溝が形成されたねじ軸と、
同ねじ軸のねじ溝に対向する螺旋状のねじ溝が内周面に形成された円筒状のナットと、
前記ねじ軸のねじ溝と前記ナットのねじ溝とにより囲まれた空間からなる螺旋状の転動路に配置される複数のボールと、
前記ナットの外周面に形成された取付孔に挿入されるデフレクタと、
前記ナットの外周面に組み付けられる環状部材と、を備え、
前記デフレクタにより前記転動路の二箇所間を短絡する環流路を形成し、同環流路を介して前記ボールが前記転動路を無限循環するボールねじ装置であって、
前記デフレクタとして、請求項1〜5のいずれか一項に記載のデフレクタが用いられるボールねじ装置。 - 請求項7に記載のボールねじ装置において、
前記デフレクタは、前記本体部の外面に設けられた突出部を備え、同突出部が前記環状部材の内周面に当接することを特徴とするボールねじ装置。 - 外周面に螺旋状のねじ溝が形成されたねじ軸と、
同ねじ軸のねじ溝に対向する螺旋状のねじ溝が内周面に形成された円筒状のナットと、
前記ねじ軸のねじ溝と前記ナットのねじ溝とにより囲まれた空間からなる螺旋状の転動路に配置される複数のボールと、
前記ナットの外周面に形成された取付孔に挿入されるデフレクタと、
前記ナットの外周面に組み付けられる環状部材と、を備え、
前記デフレクタにより前記転動路の二箇所間を短絡する環流路を形成し、同環流路を介して前記ボールが前記転動路を無限循環するボールねじ装置の製造方法において、
前記デフレクタとして、請求項1〜5のいずれか一項に記載のデフレクタが用いられ、
前記デフレクタの凹部を押圧治具で押圧することにより前記ナットの取付孔に前記デフレクタを挿入する工程と、
前記ナットの外周面に前記環状部材を組み付ける工程と、を備えることを特徴とするボールねじ装置の製造方法。
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JP2014003582A JP6264049B2 (ja) | 2014-01-10 | 2014-01-10 | デフレクタ、ボールねじ装置、ボールねじ装置の製造方法、及びステアリング装置 |
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