JP2014173625A - ボールねじ装置 - Google Patents

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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H25/00Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms
    • F16H25/18Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms for conveying or interconverting oscillating or reciprocating motions
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Abstract

【課題】簡易な構成で、ナットの回転止め部材を設けることができるボールねじ装置を提供すること。
【解決手段】ボールねじ装置は、軸方向Xに移動可能に設けられたねじ軸3と、ねじ軸3に外嵌されたナット4であって、回転することによってねじ軸3を軸方向Xに移動させるナット4と、ナット4の回転を止める回転止め構造とを含む。回転止め構造は、ナット4の軸方向Xにおける一方の端面4G側に、外周面4Bから径方向に沿って形成された切り欠き21と、切り欠き21に嵌められる回転止め部材20とを含む。ねじ軸3が軸方向Xにおける所定位置に到達するとねじ軸3の当接部16と回転止め部材20が当接し、ナット4の回転を止める。
【選択図】図3

Description

この発明は、ボールねじ装置に関する。
下記特許文献1で提案された回転伝達機構は、外周部に螺子部が形成されたシャフト部材と、シャフト部材の螺子部に螺合されてシャフト部材を中心に回転駆動されるナット部材とを有している。
この回転伝達機構では、回転駆動されるナット部材によって、シャフト部材がその軸線方向に変位駆動される。この回転伝達機構は、シャフト部材に固定された突起部材と、ナット部材の端面に固定された当接部材とを備えている。これにより、シャフト部材の移動制限位置を越えてナット部材の回転が継続され得るような場合にも、ナット側の当接部材がシャフト部材側の突起部材と当接することによって、ナットの回転が阻止される。
特開平10−119795号公報
特許文献1の回転伝達機構において、当接部材とナット部材とを一体品として作製する場合は、ナット部材から当接部材を削り出すことになるため、加工工程が煩雑になり、部品コストの増大に繋がる虞がある。そこで、当接部材とナット部材とを別部品とすることが好ましい。その場合、簡易な方法で当接部材をナット部材に組み付けることができると好ましい。また、シャフト部材側の突起部材とナット部材側の当接部材とが当接する際、その衝突により発生する応力によって、当接部材とナット部材との接続部の周囲に、変形等の破損が生じることが懸念される。
この発明は、かかる背景のもとでなされたものであり、簡易な構成で、ナットの回転止め部材を設けることができるボールねじ装置を提供することを主たる目的とする。
また、回転止め部材の周囲における部品の破損を防止できるボールねじ装置を提供することを別の目的とする。
請求項1記載の発明は、軸方向(X)に移動可能に設けられ、外周面(3C)にねじ溝(14)が形成されたねじ軸(3)と、前記ねじ軸に外嵌されたナット(4)であって、その内周面(4A)にねじ溝(19)が形成され、回転することによって前記ねじ軸を軸方向に移動させるナットと、前記ねじ軸および前記ナットの互いに対向するねじ溝にセットされた複数のボール(5)と、前記ねじ軸が軸方向における所定位置に到達すると前記ナットの回転を止める回転止め構造とを含み、前記回転止め構造は、前記ナットの軸方向における一方の端面(4G)側に、外表面(4B)から径方向に沿って形成された切り欠き(21)と、前記切り欠きに嵌められる基端部(20A)と、前記ナットから突出する先端部(20B)とを有し、前記ナットと一体回転する回転止め部材(20)であって、前記ねじ軸が前記所定位置に到達すると前記先端部において前記ねじ軸の当接部(16)と当接して前記ナットの回転を止める回転止め部材とを含むことを特徴とする、ボールねじ装置(1)である。
請求項2記載の発明は、前記回転止め部材に設けられ、前記ナットのねじ溝に係合することによって、前記回転止め部材を前記ナットに位置決めする係合部(20E)を含むことを特徴とする、請求項1記載のボールねじ装置である。
請求項3記載の発明は、前記回転止め部材は、弾性変形可能であることを特徴とする、請求項2記載のボールねじ装置である。
請求項4記載の発明は、前記回転止め部材は、ばね鋼で構成されており、前記ねじ軸の当接部と当接する平板部(20C)と前記ナットの周方向において前記平板部と対向し、前記平板部から湾曲しながら延びる湾曲板部(20D)とを一体的に有することを特徴とする、請求項3記載のボールねじ装置である。
請求項5記載の発明は、前記係合部は、前記湾曲板部に設けられた第1凸部(20E)を含むことを特徴とする、請求項4記載のボールねじ装置である。
請求項6記載の発明は、前記平板部および湾曲板部に第2凸部(20F)が設けられ、前記ナットの外表面における前記切り欠きの周囲には、前記第2凸部が嵌め込まれる凹部(21F)が形成されていることを特徴とする、請求項4または5記載のボールねじ装置である。
請求項7記載の発明は、前記平板部が前記湾曲板部よりも厚いことを特徴とする、請求項4〜6のいずれかに記載のボールねじ装置である。
なお、上記において、括弧内の数字等は、後述する実施形態における対応構成要素の参照符号を表すものであるが、これらの参照符号により特許請求の範囲を限定する趣旨ではない。
請求項1記載の発明によれば、ボールねじ装置におけるナットの回転止め構造は、ナットの外表面から径方向に沿って形成された切り欠きに回転止め部材を嵌め込むだけで完成する。つまり、回転止め部材をナット部材から削り出す等によってナット部材と一体形成するのではなく、ナットに切り欠きを形成し、その切り欠きに回転止め部材を嵌め込むといった簡易な構成で、ナットの回転止め部材を設けることができる。
請求項2記載の発明によれば、ナットのねじ溝を有効利用して、このねじ溝に回転止め部材の係合部を係合させるといった簡易な構成で、ナットの回転止め部材を設けることができる。
請求項3記載の発明によれば、回転止め部材は、ねじ軸の当接部と当接する際に、弾性変形することによって、回転止め部材と当接部との当接による衝撃を緩和できる。これにより、回転止め部材およびその周囲における破損を防止できる。
請求項4記載の発明によれば、ばね鋼によって平板部と湾曲板部とを一体形成することによって、弾性変形可能な回転止め部材を構成することができる。さらに、回転止め部材では、平板部がねじ軸の当接部と当接する際に、この当接による衝撃を湾曲板部の弾性変形によって効果的に緩和することができる。
請求項5記載の発明によれば、係合部を第1凸部によってシンプルに構成することができる。
請求項6記載の発明によれば、係合部(第1凸部)をナットのねじ溝に係合させるのに加えて、ナットの外表面の凹部に第2凸部を嵌め込むことによって、回転止め部材をナットに対して確実に位置決めすることができる。
請求項7記載の発明によれば、回転止め部材において、ねじ軸の当接部と当接する平板部は、他の部分よりも頑丈であるため、ねじ軸の当接部と当接する際に破損することを防止できる。
図1は、本発明の一実施形態のボールねじ装置1の概略断面図である。 図2は、図1におけるボールねじ装置1の要部の側面図である。 図3(a)は、図1におけるねじ軸3の要部の斜視図であり、図3(b)は、図1における弾性部材18およびその周辺の斜視図であり、図3(c)は、図1におけるナット4およびその周辺の要部の斜視図である。 図4(a)は、図3(c)から回転止め部材20を除いた図であり、図4(b)は、図4(a)の要部の斜視図である。 図5は、異なる2方向から見た回転止め部材20の斜視図である。 図6は、回転止め部材20が組み付けられたナット4を、異なる2方向から見た斜視図である。 図7は、図1の要部拡大図であって、ねじ軸3がハウジング2側の弾性部材18と当接した直後の状態を示している。 図8は、図1の要部拡大図であって、ねじ軸3の当接部16と回転止め部材20とが当接した状態を示している。
以下では、本発明の実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態のボールねじ装置1の概略断面図である。
図1を参照して、ボールねじ装置1は、ハウジング2と、ねじ軸3と、ナット4と、ボール5と、電動モータ6とを主に含んでいる。ボールねじ装置1は、ねじ軸3を、その軸方向X(図1における左右方向)に移動させることによって、ねじ軸3の一端部(図1における右端部)3Aに連結された駆動対象(図示せず)を駆動する。なお、以下の説明では、ねじ軸3の軸方向Xに直交する方向を直交方向Yとし、軸方向Xおよび直交方向Yを主に用いて各部材の姿勢を特定する。
ハウジング2は、ボールねじ装置1の外郭をなす中空体である。ハウジング2の中空部分は、軸方向Xに延びる第1中空部分7と、第1中空部分7の軸方向Xにおける略中央から直交方向Y(図1では上側)に延びる第2中空部分8とを含んでいる。第1中空部分7と第2中空部分8とは互いに連通している。第1中空部分7の軸方向Xにおける一端部(図1における右端部)は、開口7Aとして、ハウジング2から外部(図1では右外側)に露出されている。
ハウジング2は、第2中空部分8付近を境界として、図1において左側の第1ハウジング9と、図1において右側の第2ハウジング10とに分割可能である。第1ハウジング9と第2ハウジング10とは、軸方向Xに沿って並んでいる。図1では、第1ハウジング9の右側の端面9Aと、第2ハウジング10の左側の端面10Aとが、直交方向Yに沿って延びつつ、軸方向Xに対向して接合されている。なお、第1ハウジング9と、第2ハウジング10とは、図示しないボルト等によって連結されている。
第1ハウジング9の端面9Aには、直交方向Yに延びる窪み9Bが形成されている。窪み9Bにおいて、図1における上側部分が、第2中空部分8であり、図1における下側部分が、第1中空部分7の一部である。第1ハウジング9は、窪み9Bの底(図1における左側部分)の一部として、第1中空部分7内にはみ出したフランジ部分11を含んでいる。軸方向Xから見て、フランジ部分11は、軸方向Xに所定の厚みを有する円環状であり、第1中空部分7を取り囲んでいる(後述する図3(b)参照)。第1中空部分7においてフランジ部分11(フランジ部分11の内周面)に取り囲まれた丸孔部分は、第1ハウジング9に形成された挿通孔12となっている。
第2ハウジング10の端面10Aには、窪み10Bと、窪み10Cとが直交方向Yに並んで形成されている。窪み10Bは、第1中空部分7の一部となっている。窪み10Cは、図1において窪み10Bから上側に離れており、直交方向Yにおいて第2中空部分8とほぼ同じ位置にある。窪み10Bおよび窪み10Cのそれぞれは、軸方向Xに延びる中心軸を有し、軸方向Xにおいて扁平な円筒状に形成されている。
ハウジング2には、貫通孔13が形成されている。貫通孔13は、窪み10Cの円中心を通って軸方向Xに延びていて、第1ハウジング9および第2ハウジング10の両方を貫通している。
図2は、図1におけるねじ軸3およびナット4の側面図である。図3(a)は、図1におけるねじ軸3の要部の斜視図であり、図3(b)は、図1における弾性部材18およびその周辺の斜視図であり、図3(c)は、図1におけるナット4およびその周辺の要部の斜視図である。
以下では、図1に加えて、図2および図3も参照して説明する。
図1に示すように、ねじ軸3は、軸方向Xに延びる円柱体である。図1において、ねじ軸3の右端部が、前述した一端部3Aであり、ねじ軸3の左端部が、他端部3Bである。ねじ軸3の外周面3Cには、ねじ溝14が形成されている。この実施形態のねじ溝14は、外周面3Cにおいて、他端部3B側に偏った領域(図1における略左半分の領域)に形成されている。なお、ねじ溝14は、他端部3Bにおける外周面3Cには形成されていない。ねじ溝14は、ねじ軸3の円中心を中心として旋回しながら軸方向Xへ徐々にずれる螺旋状の溝である。ねじ溝14の断面は、略U字状の湾曲面である。
そして、ねじ軸3の軸方向Xにおける端部(他端部3B)には、対向部15が設けられている。対向部15は、ねじ軸3の他端部3Bにおける外周面3C(ねじ溝14が形成されていない部分)からねじ軸3の径方向外側へ張り出すフランジ状(円環状)である(図3(a)参照)。対向部15は、ねじ軸3と一体形成されてもよいし、ねじ軸3とは別部品であって溶接等によってねじ軸3に固定されていてもよい。対向部15は、ねじ軸3の一部とみなすことができる。対向部15において、一端部3A側に位置する円環状の側面を、対向面15Aということにする(図3(a)も参照)。
ねじ軸3には、当接部16が設けられている。図3(a)を参照して、当接部16は、ねじ軸3の径方向に延びるブロック状であり、ねじ軸3の周方向における1ヶ所に設けられている。当接部16は、対向部15よりも一端部3A側に配置されている(図1参照)。詳しくは、当接部16は、対向部15の対向面15Aに沿って設けられている。この実施形態では、当接部16は、対向面15Aの径方向内側に位置してねじ軸3の外周面3Cに接続されているが(図3(a)参照)、外周面3Cから離れて対向面15Aの径方向外側部分に接続されていてもよい。いずれにせよ、当接部16は、(場合によっては対向部15を介して)ねじ軸3に固定されている。
このようなねじ軸3は、図1に示すように、ハウジング2の第1中空部分7に配置されている。ねじ軸3は、ハウジング2のフランジ部分11における挿通孔12に対して、同軸状で挿通されている。ねじ軸3では、一端部3Aが、開口7Aからハウジング2の外側にはみ出していて、それ以外の部分(他端部3B側の部分)は、第1中空部分7内に収容されている。開口7Aには、環状の軸受17(ここでは、すべり軸受)が嵌めこまれている。軸受17は、開口7Aにおけるねじ軸3の外周面3Cとハウジング2(第2ハウジング10において開口7Aを縁取る部分)との間に介在されていて、ねじ軸3を回転自在に支持している。また、ねじ軸3の他端部3B側の対向部15は、第1中空部分7に収容された状態で、軸方向Xにおいて、第1ハウジング9のフランジ部分11に対して開口7Aの反対側(図1では、フランジ部分11よりも左側)に位置している。対向部15の対向面15Aは、軸方向Xにおいてフランジ部分11と対向している。
ここで、ハウジング2のフランジ部分11において、軸方向Xにおいて対向面15Aと対向する側面(対向面11Aということにする)には、弾性部材18が、フランジ部分11の挿通孔12を縁取るように設けられている。つまり、弾性部材18は、ハウジング2における挿通孔12の周囲に設けられている。図3(b)を参照して、弾性部材18は、たとえばフランジ部分11と相似する円環状である。弾性部材18は、軸方向Xに所定の厚みを有するゴムなどの弾性体で形成されている。または、弾性部材18は、軸方向Xに伸縮するばね(ねじ軸3を取り囲むコイルばね等)であってもよい。このように、ばねまたはゴムによって弾性部材18をシンプルに構成することができる。そして、図1に示すように、対向部15の対向面15Aは、フランジ部分11の対向面11Aに設けられた弾性部材18と軸方向Xにおいて対向している。
ナット4は、軸方向Xに延びる円環状(または円筒状)であり、内周面4Aと、ナット4の外表面をなす外周面4Bとを有している。内周面4Aおよび外周面4Bは、軸方向Xに延びる中心軸を有する円周面となっている。
内周面4Aには、ねじ溝19が形成されている。ねじ溝19は、内周面4Aの円中心を中心として旋回しながら軸方向Xへ徐々にずれる螺旋状の溝である。ねじ溝19の断面は、略U字状の湾曲面である。
外周面4Bにおいて、軸方向Xにおける略中央には、段付き4Cが形成されている。外周面4Bは、段付き4Cを境として2分されていて、第1領域4Dと、第1領域4Dよりも大径の第2領域4Eとを含んでいる。図1において、第2領域4Eは、第1領域4Dよりも左側に位置している。
ナット4の軸方向Xにおける両方の端面4Fは、軸方向Xから見て環状であり(図3(c)参照)、直交方向Y(ナット4の径方向および周方向でもある)に沿って平坦である。第2領域4E側(図1における左側)の端面4F(以下では、「端面4G」ということにする)の周上1ヶ所には、軸方向Xに沿って当該端面4Gからナット4の外側へ突出する回転止め部材20が設けられている(図2および図3(c)参照)。
図4(a)は、図3(c)から回転止め部材20を除いた図であり、図4(b)は、図4(a)の要部の斜視図である。図5は、異なる2方向から見た回転止め部材20の斜視図である。図6は、回転止め部材20が組み付けられたナット4を、異なる2方向から見た斜視図である。
以下では、図1〜図3に加えて図4〜図6も参照して説明する。
図4を参照して、ナット4の端面4G側には、回転止め部材20に関連して切り欠き21が外周面4Bからナット4の径方向に沿って形成されている(図4(a)参照)。詳しくは、切り欠き21は、ナット4の周上1ヶ所において、端面4Gと端面4Gに隣接する外周面4Bとに跨って形成されていて、端面4Gおよび外周面4Bの両方から露出されている。そして、切り欠き21は、ナット4の周壁(肉厚部分)を外周面4Bから内周面4Aまで貫通している。
ナット4において切り欠き21を区画する部分は、ナット4の端面4Gと平行な奥面21Aと、奥面21Aに対して垂直に延びる第1側面21Bと、ナット4の周方向において第1側面21Bに対向しつつ第1側面21Bと平行に延びる第2側面21Cとを有している。図4の姿勢を基準として、第1側面21Bは、ナット4の周方向における奥面21Aの一端(図4では下端)に接続され、第2側面21Cは、当該周方向における奥面21Aの他端(図4では上端)に接続されている。そのため、ナット4の径方向外側から見ると、奥面21Aと第1側面21Bと第2側面21Cとのまとまりは、端面4G側が開放された略コ字状をなしている。
ナット4の内周面4Aのねじ溝19の一部は、第1凹部21Eとして、切り欠き21内に露出されていて、奥面21Aおよび第1側面21Bの接続部分(内周面4A側の端部)を切り欠くように形成されている(図4(b)参照)。
ナット4の外周面4Bにおける切り欠き21の周囲には、外周面4B側から内周面4A側へ窪む凹状の第2凹部21Fが形成されている。第2凹部21Fは、切り欠き21における奥面21A側の端部から連続して、ナット4の周方向における両側へ円弧状に膨出している。つまり、第2凹部21Fは、切り欠き21において端面4Gから(ナット4の軸方向Xにおける中央側へ)離れた奥側部分の周方向における両側に1つずつ形成されている。各第2凹部21Fは、ナット4の内周面4Aに到達しておらず、ナット4の周壁を径方向に貫通していない。
次に、回転止め部材20について説明する。
図5を参照して、回転止め部材20は、基端部20Aと先端部20Bとを有している。ナット4に組み付けられた回転止め部材20では、基端部20Aが切り欠き21に嵌め込まれて、先端部20Bが、ナット4からはみ出して軸方向Xの他端部3B側に向かって突出する(図1および図3(c)参照)。
詳しくは、回転止め部材20は、ばね鋼などの弾性部材を材料とし、所定の幅(幅方向Wを参照)を有する1枚の薄板を略V字に折り曲げることによって形成されている。回転止め部材20は、図5では上下に平坦な四角形状の平板部20Cと、平板部20Cの一端(図5では上端)から湾曲しながら平板部20Cの他端(図5では下端)へ延びる四角形状の湾曲板部20Dとを一体的に有している。平板部20Cの当該他端と湾曲板部20Dとはつながっておらず、離れている。湾曲板部20Dは、平板部20Cから膨出するように湾曲している。回転止め部材20では、平板部20Cと湾曲板部20Dとの接続部分(図5における上端部)およびその周辺は、前述した先端部20Bとなっている。一方、平板部20Cおよび湾曲板部20Dのそれぞれにおいて当該接続部分とは反対側の端部(図5における下端部)およびその周辺が、前述した基端部20Aとなっている。
このようにばね鋼によって平板部20Cと湾曲板部20Dとを一体形成することによって、弾性変形可能な回転止め部材20を構成することができる。特に、湾曲板部20Dが平板部20Cとの対向方向に弾性変形することによって、回転止め部材20は、当該対向方向において弾性変形可能となっている。
図5(a)を参照して、平板部20Cにおいて、湾曲板部20Dに対向する面とは反対側の表面(図5(a)において大きく見えている面)の基端部20A側の端部には、凸部が一体的に設けられている。当該凸部は、前述した幅方向Wにおける一端部(四角形の平板部20Cのおける1つの角部分)に設けられている。図5(b)を参照して、湾曲板部20Dにおいて、平板部20Cに対向する面とは反対側の表面(図5(b)において大きく見えている面)の基端部20A側の端部では、幅方向Wにおける両端部(四角形の湾曲板部20Dのおける2つの角部分)に凸部が1つずつ一体的に設けられている。
つまり、回転止め部材20には、合計で3つの凸部が形成されている。湾曲板部20Dにおける2つの凸部のうち、平板部20Cの凸部と幅方向Wにおいて同じ側に位置しない(図5(b)では左奥側にある)凸部を、第1凸部20E(係合部)ということにする。一方、残りの2つの凸部(平板部20Cの凸部と、湾曲板部20Dにおいて平板部20Cの凸部と幅方向Wにおいて同じ側に位置する凸部)を、第2凸部20Fということにする。第1凸部20Eおよび第2凸部20Fは、凸部によってシンプルに構成できる。
このような回転止め部材20をナット4に組み付ける際、基端部20A側が切り欠き21に臨むように回転止め部材20をナット4に対して軸方向Xにおける外側から対向させたり、回転止め部材20をナット4に対して径方向における外側から対向させたりする。
次に、図6に示すように、回転止め部材20の基端部20Aを切り欠き21内に挿入すると、ナット4に対する回転止め部材20の組み付けが完了する。
この状態において、回転止め部材20では、基端部20Aにおける平板部20Cが切り欠き21における第2側面21Cに面接触し、基端部20Aにおける湾曲板部20Dが切り欠き21における第1側面21Bに接触する。これにより、回転止め部材20は、ナット4の周方向において第1側面21Bおよび第2側面21Cに挟まれている。そして、回転止め部材20では、平板部20Cおよび湾曲板部20Dにおける先端部20Bが、ナット4の軸方向においてナット4の端面4Gからはみ出している。また、ナット4の周方向において平板部20Cと湾曲板部20Dとが対向している。また、回転止め部材20では、ナット4の内周面4A側において第1凸部20Eが第1凹部21Eと係合し(図6(b)参照)、ナット4の外周面4B側において各第2凸部20Fが当該周方向で同じ位置にある第2凹部21Fに嵌め込まれている(図6(a)参照)。これにより、回転止め部材20が、ナット4の径方向および軸方向に対して、ナット4の切り欠き21に位置決めされている。
このように、第1凸部20Eは、切り欠き21に露出したナット4のねじ溝19(第1凹部21E)に係合することによって、回転止め部材20をナット4に位置決めする(図6(b)参照)。そのため、ナット4のねじ溝19を有効利用して、このねじ溝19に回転止め部材20の第1凸部20Eを係合させるといった簡易な構成で、ナット4の回転止め部材20を設けることができる。さらに、第2凹部21Fと第2凸部20Fが係合することで、回転止め部材20がナット4に対して確実に位置決めされる(図6(a)参照)。
ここで、ナット4の切り欠き21と回転止め部材20とは、ナット4の回転止め構造(動作については、追って詳説する)を構成する。そして、以上のように、この回転止め構造は、ナット4の外周面4Bから径方向に沿って形成された切り欠き21に回転止め部材20を嵌め込むだけで完成する。つまり、回転止め部材20をナット4部材から削り出す等によってナット4部材と一体形成するのではなく、ナット4に切り欠き21を形成し、その切り欠き21に回転止め部材20を嵌め込むといった簡易かつ低コストな構成で、ナット4の回転止め部材20を設けることができる。
このように回転止め部材20が組み付けられたナット4は、図1に示すように、第1中空部分7に収容されていて、ハウジング2のフランジ部分11に対して開口7A側から隣接した位置において、ねじ軸3に対して外嵌されている。この状態で、ねじ軸3とナット4とは同軸状になっており、ねじ軸3の軸方向Xとナット4の軸方向とが一致し、ねじ軸3の周方向とナット4の周方向とが一致し、ねじ軸3の径方向とナット4の径方向とが一致している。また、ねじ軸3のねじ溝14とナット4のねじ溝19とが平行に延びている。そして、軸方向Xにおいてナット4の内周面4Aが存在する領域において、ナット4のねじ溝19と、ねじ軸3の外周面3Cにおいて内周面4Aに対向している部分におけるねじ溝14とによって、螺旋状の軌道22が形成されている。軌道22は、略円形状の断面を有しており、ナット4やねじ軸3の円中心を中心として旋回しながら軸方向Xへ徐々にずれる螺旋状をなしている。
ボール5は、金属等で形成された小さな球体であって、複数設けられている。複数のボール5は、軌道22内(つまり、ねじ軸3およびナット4の互いに対向するねじ溝14,19)に配置(セット)されており、軌道22内で自由に転動できる。なお、ナット4の外周面4Bにおける複数の箇所には、こま35(図2参照)が1つずつセットされている。こま35には、軌道22におけるある列と別の列をとつなぐ循環路(図示せず)が形成されており、軌道22内のボール5は、各こま35において循環路内に取り込まれてから軌道22内の別の位置に戻される。つまり、ボール5は、各こま35の循環路と軌道22との間で循環される。なお、回転止め部材20の第1凸部20Eが係合される第1凹部21Eは、ねじ溝19の一部であるが(図4参照)、この第1凹部21Eには、ボール5は到達しないようになっている。つまり、第1凹部21Eは、ねじ溝19における空き部分である。
ここで、ナット4の第1領域4Dにおける外周面4Bには、環状の軸受23(ここでは、転がり軸受)が外嵌されている。軸受23は、第2ハウジング10の窪み10Bに嵌め込まれている。これにより、軸受23は、第2ハウジング10に固定されている。軸受23の内周部分に対してナット4(第1領域4D)が圧入され、ナット4の外周面4Bの段付き4Cに軸受23が軸方向Xから当接している。これにより、ナット4は、ハウジング2のフランジ部分11に対して開口7A側から隣接した位置において、軸方向Xに位置決めされている。このとき、ナット4では、端面4Gが開口7A側からフランジ部分11に隣接していて、端面4Gの回転止め部材20は、フランジ部分11における挿通孔12内に位置している。また、ナット4は、軸受23を介してハウジング2によって回転可能に支持されている。ナット4が回転すると、ナット4に設けられた回転止め部材20がナット4と一体回転する。回転止め部材20は、挿通孔12内において回転する。
図示していないが、ハウジング2側から延びたキーがねじ軸3のキー溝に係合する等によって、ねじ軸3の軸周りの回転は規制されている。そのため、ナット4が回転すると、ねじ軸3は、軸方向Xに移動する。つまり、ナット4は、回転することによってねじ軸3を軸方向Xに移動させる。この際、ねじ軸3に設けられた当接部16および対向部15は、ねじ軸3と一体移動する。
ここで、ねじ軸3は、第1位置と、第2位置との間で、軸方向Xに移動できる。第1位置にあるねじ軸3の他端部3B側は、図1では目一杯左側にあって、点線で示されている。ねじ軸3が第1位置にある状態でナット4が回転すると、ねじ軸3は、第2位置へ向けて図1では右側へ移動する。このとき、回転止め部材20において平板部20Cが湾曲板部20Dよりも先になるように(ナット4の回転方向における下流側になるように)、ナット4は回転する(図3(c)参照)。
図7に示すように、ねじ軸3がある程度移動すると、ねじ軸3の対向部15の対向面15Aが、ハウジング2のフランジ部分11の弾性部材18に対して軸方向Xから接触する。そして、ねじ軸3がさらに移動すると、対向部15が弾性部材18を圧縮するので、ねじ軸3の移動速度が低下する。ねじ軸3の移動速度の低下に連動して、ナット4の回転速度も低下する。その後、図8に示すように、ねじ軸3の当接部16がフランジ部分11の挿通孔12内に進入し、ナット4の回転止め部材20の先端部20Bにおける平板部20C(図3(c)参照)が、ナット4の回転方向からねじ軸3の当接部16に当接すると、ナット4の回転が停止する。ナット4の回転停止に連動して、ねじ軸3の軸方向Xへの移動も停止する。このときのねじ軸3の軸方向Xにおける位置(図8におけるねじ軸3の位置)が、第2位置である。一方、ねじ軸3が第2位置にある状態で、今までとは逆向きにナット4を回転させると、ねじ軸3は、第2位置から第1位置へ向けて軸方向Xに移動する。
このように、ねじ軸3が軸方向Xにおける所定位置(ここでは、第2位置)に到達すると、ねじ軸3に設けられた当接部16と、ナット4に設けられた回転止め部材20の先端部20B(詳しくは、平板部20Cにおいて切り欠き21から軸方向Xにはみ出した部分)とが当接する。これにより、ナット4の回転およびねじ軸3の移動が停止する。つまり、当接部16および回転止め部材20は、前述した回転止め構造として、ナット4の回転およびねじ軸3の移動を停止させる。
ここで、図6を参照して、回転止め部材20は、ねじ軸3の当接部16と当接する際に、弾性変形することによって、回転止め部材20と当接部16との当接による衝撃を緩和できる。詳しくは、回転止め部材20では、平板部20Cがねじ軸3の当接部16と当接する際に、この当接による衝撃を、湾曲板部20Dの弾性変形によって効果的に緩和することができる。これにより、回転止め部材20およびその周囲における破損を防止できる。この衝撃緩和は、平板部20Cの板厚tを湾曲板部20Dの板厚tよりも厚くすることで、より効果的となる(図5(a)参照)。つまり、回転止め部材20において、ねじ軸3の当接部16と当接する平板部20Cは、他の部分よりも頑丈となるため、ねじ軸3の当接部16と当接する際に破損することを防止できる。また、衝撃を緩和できる分、当接部16および回転止め部材20を、強度が低い安価な材料で構成することができる。
また、図7に示すように、当接部16と回転止め部材20とが当接するのに先立って、ハウジング2に設けられた弾性部材18が、ねじ軸3(厳密には、対向部15)に弾性的に接触する。そのため、当接部16と回転止め部材20とが当接(衝突)する直前に、ナット4の回転速度およびねじ軸3の移動速度が低下するので、その後に当接部16と回転止め部材20とが当接したとき(図8に示した状態)の衝撃(衝突荷重)を緩和することができる。つまり、当接部16と回転止め部材20との衝突による衝撃が、ハウジング2側の緩衝材である弾性部材18によって吸収される。これにより、ボールねじ装置1においてストッパー(回転止め構造)の破損(塑性変形など)を防止できる。
そして、図1を参照して、電動モータ6に関し、ナット4の第2領域4Eにおける外周面4Bには、環状の歯車24が外嵌されている。歯車24では、その外周面にギヤ歯25が形成されている(図2参照)。ナット4(第2領域4E)は、歯車24における内周部分に対して圧入されており、ナット4と歯車24とは一体化されている。なお、ナット4と歯車24とは一体形成されても構わない。
電動モータ6は、モータ本体26と、出力軸27とを含んでいる。モータ本体26は電力を受けて駆動力を発生するものであり、第1ハウジング9に対して外側(図1における左側)から固定されている。出力軸27は、モータ本体26に連結されていて、モータ本体26の駆動力を受けて回転する。出力軸27は、軸方向Xに延びていて、ハウジング2の貫通孔13に挿通されている。出力軸27には、歯車28が取り付けられている。歯車28は、第2中空部分8に収容されている。歯車28の外周面には、ギヤ歯29が形成されている。歯車28の円中心部分に対して出力軸27が挿通されている。ギヤ歯29は、出力軸27と一体回転可能である。また、出力軸27には、環状の軸受30(ここでは、転がり軸受)が外嵌されている。軸受30は、第2ハウジング10の窪み10Cに嵌め込まれている。
電動モータ6側の歯車28と、ナット4側の歯車24とは、軸方向Xで同じ位置(詳しくは、第1ハウジング9の窪み9B)にあって、歯車28のギヤ歯29と、歯車24のギヤ歯25とは互いに噛み合っている。そのため、電動モータ6が駆動されると、駆動力が歯車28から歯車24へ伝達されてナット4が正転または逆転し、前述したように、ねじ軸3が第1位置と第2位置との間で軸方向Xに移動する。
この発明は、以上に説明した実施形態に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
たとえば、図5(a)に示す回転止め部材20において、平板部20Cには、凸部(第2凸部20F)が1つだけ設けられていたが、この凸部(「追加凸部」ということにする)が、前述した幅方向Wにおける反対側(図5(a)における右奥側)にも設けられていてよい。その場合、この追加凸部は、湾曲板部20Dの第1凸部20E(図5(b)参照)と同様に、ナット4のねじ溝19に係合されるとよい(図6(b)参照)。ただし、回転止め部材20では、平板部20Cと当接部16との当接による衝撃を緩和するために、湾曲板部20Dが踏ん張って変形すればよく、そのために、少なくとも湾曲板部20Dに第1凸部20Eが設けられていればよい。
また、ナット4において、第2凹部21F(図4参照)は、ナット4の周壁を内周面4Aまで貫通する溝状であっても良い。その場合、第1凸部20Eおよび第2凸部20Fを、凸部形状ではなく、基端部20Aにおける平板部20Cおよび湾曲板部20Dの互いの端部を外向きに曲げ加工して、第2凹部21Fとの係合部とすることも可能である。
また、ねじ軸3に設けられた対向部15が、軸方向Xからナット4の回転止め部材20に当接することによって、前述したストッパーとして機能してもよい。また、ねじ軸3において、対向部15と当接部16とは、離れて設けられていてもよい。
1…ボールねじ装置、3…ねじ軸、3C…外周面、4…ナット、4A…内周面、4B…外周面、4G…端面、5…ボール、14…ねじ溝、16…当接部、19…ねじ溝、20…回転止め部材、20A…基端部、20B…先端部、20C…平板部、20D…湾曲板部、20E…第1凸部、20F…第2凸部、21…切り欠き、21E…第1凹部、21F…第2凹部、X…軸方向

Claims (7)

  1. 軸方向に移動可能に設けられ、外周面にねじ溝が形成されたねじ軸と、
    前記ねじ軸に外嵌されたナットであって、その内周面にねじ溝が形成され、回転することによって前記ねじ軸を軸方向に移動させるナットと、
    前記ねじ軸および前記ナットの互いに対向するねじ溝にセットされた複数のボールと、
    前記ねじ軸が軸方向における所定位置に到達すると前記ナットの回転を止める回転止め構造とを含み、
    前記回転止め構造は、
    前記ナットの軸方向における一方の端面側に、外表面から径方向に沿って形成された切り欠きと、
    前記切り欠きに嵌められる基端部と、前記ナットから突出する先端部とを有し、前記ナットと一体回転する回転止め部材であって、前記ねじ軸が前記所定位置に到達すると前記先端部において前記ねじ軸の当接部と当接して前記ナットの回転を止める回転止め部材とを含むことを特徴とする、ボールねじ装置。
  2. 前記回転止め部材に設けられ、前記ナットのねじ溝に係合することによって、前記回転止め部材を前記ナットに位置決めする係合部を含むことを特徴とする、請求項1記載のボールねじ装置。
  3. 前記回転止め部材は、弾性変形可能であることを特徴とする、請求項2記載のボールねじ装置。
  4. 前記回転止め部材は、ばね鋼で構成されており、前記ねじ軸の当接部と当接する平板部と前記ナットの周方向において前記平板部と対向し、前記平板部から湾曲しながら延びる湾曲板部とを一体的に有することを特徴とする、請求項3記載のボールねじ装置。
  5. 前記係合部は、前記湾曲板部に設けられた第1凸部を含むことを特徴とする、請求項4記載のボールねじ装置。
  6. 前記平板部および湾曲板部に第2凸部が設けられ、前記ナットの外表面における前記切り欠きの周囲には、前記第2凸部が嵌め込まれる凹部が形成されていることを特徴とする、請求項4または5記載のボールねじ装置。
  7. 前記平板部が前記湾曲板部よりも厚いことを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載のボールねじ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016070281A (ja) * 2014-09-26 2016-05-09 日本精工株式会社 ボールねじ機構
JP2019113167A (ja) * 2017-12-26 2019-07-11 日本精工株式会社 直動アクチュエータ及び直動アクチュエータの組立方法

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