JP2017198290A - ギヤ減速装置 - Google Patents
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Description
前記ウォーム歯部に噛合するホイール歯部を外周に備え、前記駆動軸芯と直交する姿勢の出力軸芯を中心に回転するホイールギヤとを備えると共に、
前記ウォームシャフトの両端の外端部に、先細り状で前記駆動軸芯を基準にして滑らかに外方に膨れ前記駆動軸芯を中心とする回転面となる支軸面が形成され、
前記ウォームの両端部を支持する軸受機構が、前記ウォームシャフトの前記外端部が挿入される開口部を有する軸受部で構成され、
前記開口部が、前記ホイール歯部から前記ウォーム歯部が離間する方向への変位を許容する方向に延びる形状で、且つ前記支軸面の外周に沿う内面形状となる軸受面を備えており、
一対の前記軸受部の少なくとも何れか一方に、前記開口部に挿入された前記外端部に当接して前記ウォーム歯部を前記ホイール歯部に噛合させる方向に付勢力を作用させる付勢機構を備えている点にある。
そして、ホイールギヤに大きい負荷が作用した場合には、軸受機構の開口部においてウォームシャフトの変位が許容されることにより、付勢機構の付勢力に抗してウォーム歯部がホイール歯部から離間する方向に変位が可能となり、この変位時にはウォーム歯部がホイール歯部の歯幅方向に変位しないため、異常な噛み合い状態に陥ることがない。特に、この構成ではボールベアリング等の軸受を必要としないため、装置の大型化を招くこともない。
従って、大きい負荷が作用しても異音を発生させることのない減速装置が小型に構成された。
当該軸受部に挿入される前記ウォームシャフトの前記外端部と、前記ウォームを駆動回転するアクチュエータの駆動軸とを連結するバネ材が、前記貫通孔に挿通して配置されても良い。
〔基本構成〕
図1に示すように、駆動軸芯Xを中心に回転自在なウォームAと、駆動軸芯Xに直交する出力軸芯Yを中心に回動自在なホイールギヤBとをハウジング1に収容してギヤ減速装置100が構成されている。
図1、図2に示すように、軸受機構Cは、駆動軸芯Xに沿う方向で電動モータ9から離間する位置(図1で左側)の第1軸受機構C1と、この反対側で電動モータ9に近接する位置(図1で右側)の第2軸受機構C2とで構成されている。各々の軸受機構Cには、ブロック状の軸受部11を備えており、これらの軸受部11はハウジング1に対して嵌め込む状態で支持されている。
電動モータ9が停止する状況、又は、低負荷で駆動される状況では出力シャフト7に作用する負荷が低いため、第1軸受機構C1では、図2に示す如く付勢機構15の付勢力により、ウォームシャフト2の支軸面2asが、軸受部11の開口部11aのうち、ホイールギヤBに近い位置の軸受面11asに当接する状態が維持される。
本発明は、上記した実施形態以外に以下のように構成しても良い(実施形態と同じ機能を有するものには、実施形態と共通の番号、符号を付している)。
2a 外端部
2as 支軸面
3 ウォーム歯部
6 ホイール歯部
9 電動モータ(アクチュエータ)
11 軸受部
11a 開口部
11b 貫通孔
11as 軸受面
15 付勢機構
15a 当接部材
15b スプリング
17 バネ材
100 ギヤ減速装置
A ウォーム
B ホイールギヤ
C 軸受機構
X 駆動軸芯
Y 出力軸芯
Claims (5)
- 駆動軸芯を中心に回転するウォームシャフトの中央位置にウォーム歯部を備えたウォームと、
前記ウォーム歯部に噛合するホイール歯部を外周に備え、前記駆動軸芯と直交する姿勢の出力軸芯を中心に回転するホイールギヤとを備えると共に、
前記ウォームシャフトの両端の外端部に、先細り状で前記駆動軸芯を基準にして滑らかに外方に膨れ前記駆動軸芯を中心とする回転面となる支軸面が形成され、
前記ウォームの両端部を支持する軸受機構が、前記ウォームシャフトの前記外端部が挿入される開口部を有する軸受部で構成され、
前記開口部が、前記ホイール歯部から前記ウォーム歯部が離間する方向への変位を許容する方向に延びる形状で、且つ前記支軸面の外周に沿う内面形状となる軸受面を備えており、
一対の前記軸受部の少なくとも何れか一方に、前記開口部に挿入された前記外端部に当接して前記ウォーム歯部を前記ホイール歯部に噛合させる方向に付勢力を作用させる付勢機構を備えているギヤ減速装置。 - 前記駆動軸芯に直交する方向視で前記支軸面の曲率が、前記駆動軸芯に直交する方向視で前記軸受面の曲率より大きく設定されている請求項1に記載のギヤ減速装置。
- 一対の前記軸受部の何れか少なくとも一方の前記開口部のうち、前記軸受面が形成される部位における前記駆動軸芯と直交する断面が、前記ウォームを前記ホイールギヤに対して離間可能な方向に延びる長孔として形成されると共に、この開口部の内面の一部のうち、前記長孔の長手方向の端部位置に前記支軸面が形成されている請求項1又は2に記載のギヤ減速装置。
- 一対の前記軸受部のうちの一方に前記駆動軸芯に沿う方向に貫通孔が形成され、
当該軸受部に挿入される前記ウォームシャフトの前記外端部と、前記ウォームを駆動回転するアクチュエータの駆動軸とを連結するバネ材が、前記貫通孔に挿通して配置されている請求項1〜3のいずれか一項に記載のギヤ減速装置。 - 前記付勢機構が、前記ウォームシャフトの前記外端部または前記支軸面に当接する球状の当接面を有する当接部材と、この当接部材を付勢するスプリングとを備えている請求項1〜4のいずれか一項に記載のギヤ減速装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107882959A (zh) * | 2017-11-03 | 2018-04-06 | 浙江松田汽车电机系统股份有限公司 | 防蜗杆侧移的汽车玻璃升降器电机 |
JP2019213413A (ja) * | 2018-06-07 | 2019-12-12 | 株式会社ユーシン | 電動アクチュエータ |
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- 2016-04-27 JP JP2016089707A patent/JP6665663B2/ja active Active
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CN107882959A (zh) * | 2017-11-03 | 2018-04-06 | 浙江松田汽车电机系统股份有限公司 | 防蜗杆侧移的汽车玻璃升降器电机 |
JP2019213413A (ja) * | 2018-06-07 | 2019-12-12 | 株式会社ユーシン | 電動アクチュエータ |
CN110581623A (zh) * | 2018-06-07 | 2019-12-17 | 株式会社有信 | 电动致动器 |
JP7133993B2 (ja) | 2018-06-07 | 2022-09-09 | 株式会社ユーシン | 電動アクチュエータ |
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