JP2015125190A - 感光性樹脂組成物 - Google Patents

感光性樹脂組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2015125190A
JP2015125190A JP2013267975A JP2013267975A JP2015125190A JP 2015125190 A JP2015125190 A JP 2015125190A JP 2013267975 A JP2013267975 A JP 2013267975A JP 2013267975 A JP2013267975 A JP 2013267975A JP 2015125190 A JP2015125190 A JP 2015125190A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
photosensitive resin
resin composition
meth
acrylate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013267975A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6309755B2 (ja
Inventor
達郎 石川
Tatsuro Ishikawa
達郎 石川
麻祐美 黒子
Mayumi Kuroko
麻祐美 黒子
大 塩田
Masaru Shioda
大 塩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd filed Critical Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd
Priority to JP2013267975A priority Critical patent/JP6309755B2/ja
Priority to KR1020140186339A priority patent/KR102341048B1/ko
Priority to CN201410818315.7A priority patent/CN104749884B/zh
Priority to TW103145284A priority patent/TWI649622B/zh
Publication of JP2015125190A publication Critical patent/JP2015125190A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6309755B2 publication Critical patent/JP6309755B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
    • G03F7/075Silicon-containing compounds
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
    • G03F7/027Non-macromolecular photopolymerisable compounds having carbon-to-carbon double bonds, e.g. ethylenic compounds
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
    • G03F7/027Non-macromolecular photopolymerisable compounds having carbon-to-carbon double bonds, e.g. ethylenic compounds
    • G03F7/028Non-macromolecular photopolymerisable compounds having carbon-to-carbon double bonds, e.g. ethylenic compounds with photosensitivity-increasing substances, e.g. photoinitiators

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Materials For Photolithography (AREA)
  • Optical Filters (AREA)

Abstract

【課題】基板への密着性と耐水性とに優れるパターンを形成できる感光性樹脂組成物と、当該感光性樹脂組成物を用いるパターン形成方法と、当該感光性樹脂組成物のうち着色剤として遮光剤を含む感光性樹脂組成物を用いて形成されたブラックマトリックスと、当該ブラックマトリックスを備える表示装置とを提供すること。
【解決手段】(A)アルカリ可溶性樹脂、(B)光重合性モノマー、及び(C)光重合開始剤を含む感光性樹脂組成物に、特定の構造の(D)シランカップリング剤を配合する。
【選択図】なし

Description

本発明は、感光性樹脂組成物と、当該感光性樹脂組成物を用いるパターン形成方法と、当該感光性樹脂組成物のうち着色剤として遮光剤を含む感光性樹脂組成物を用いて形成されたブラックマトリックスと、当該ブラックマトリックスを備える表示装置とに関する。
感光性樹脂組成物を用いて形成されたパターンは、液晶表示装置のような表示装置に代表される種々の電気・電子機器において利用されている。例えば、表示装置用のパネルでは、カラーフィルターを構成するブラックマトリックス及びRGBのサブピクセルや、ブラックカラムスペーサとして、感光性樹脂組成物を用いて形成されたパターンが使用されている。
このような用途で使用される感光性樹脂組成物としては、例えば、特定の構造のアルカリ可溶性樹脂と、光重合開始剤と、光重合性モノマーと、着色剤とを含む感光性樹脂組成物が知られている(特許文献1)。
特開2006−079064号公報
表示装置に代表される電気・電子機器に使用される感光性樹脂組成物を用いて形成されるパターンについて、機器の動作の信頼性の向上の目的で、基板への密着性や、高温高湿条件下での使用にも耐えうる耐水性の向上が要求されている。特許文献1に記載の感光性樹脂組成物を用いて形成されるパターンは、基板への密着性や耐水性についてある程度優れているものの、これらの特性についてさらなる向上が求められる。
本発明は、上記の課題に鑑みなされたものであって、基板への密着性と耐水性とに優れるパターンを形成できる感光性樹脂組成物と、当該感光性樹脂組成物を用いるパターン形成方法と、当該感光性樹脂組成物のうち着色剤として遮光剤を含む感光性樹脂を用いて形成されたブラックマトリックスと、当該ブラックマトリックスを備える表示装置とを提供すること目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するため鋭意研究を重ねた。その結果、(A)アルカリ可溶性樹脂、(B)光重合性モノマー、及び(C)光重合開始剤を含む感光性樹脂組成物に、特定の構造の(D)シランカップリング剤を配合することにより、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。具体的には、本発明は以下のものを提供する。
本発明の第一の態様は、(A)アルカリ可溶性樹脂と、(B)光重合性モノマーと、(C)光重合開始剤と、(D)シランカップリング剤とを含み、
(D)シランカップリング剤が、下記式(1)で表される化合物である、感光性樹脂組成物である。
(3−m)Si−R−NH−C(O)−Y−R−X・・・(1)
(式(1)中、Rはアルコキシ基であり、Rはアルキル基であり、mは1〜3の整数であり、Rはアルキレン基であり、Yは−NH−、−O−、又は−S−であり、Rは単結合、又はアルキレン基であり、Xは、置換基を有していてもよく単環でも多環でもよい含窒素ヘテロアリール基であり、X中の−Y−R−と結合する環は含窒素6員芳香環であり、−Y−R−は前記含窒素6員芳香環中の炭素原子と結合する。)
本発明の第二の態様は、第一の態様に係る感光性樹脂組成物を基板上に塗布して塗布膜を形成する工程と、
当該塗布膜を位置選択的に露光する工程と、
露光された塗布膜を現像する工程と、を含む、パターンの形成方法である。
本発明の第三の態様は、第一の態様に係る感光性樹脂組成物のうち遮光剤を着色剤として含む感光性樹脂組成物を用いて形成された、ブラックマトリックスである。
本発明の第四の態様は、第三の態様に係るブラックマトリックスを備える表示装置である。
本発明によれば、基板への密着性と耐水性とに優れるパターンを形成できる感光性樹脂組成物と、当該感光性樹脂組成物を用いるパターン形成方法と、当該感光性樹脂組成物のうち着色剤として遮光剤を含む感光性樹脂組成物を用いて形成されたブラックマトリックスと、当該ブラックマトリックスを備える表示装置とを提供することができる。
≪感光性樹脂組成物≫
本発明に係る感光性樹脂組成物は、(A)アルカリ可溶性樹脂と、(B)光重合性モノマーと、(C)光重合開始剤と、特定の構造の(D)シランカップリング剤とを含む。以下、本発明に係る感光性樹脂組成物が含む、必須又は任意の成分について順に説明する。
<(A)アルカリ可溶性樹脂>
(A)アルカリ可溶性樹脂(以下、「(A)成分」ともいう。)とは、樹脂濃度20質量%の樹脂溶液(溶媒:プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート)により、膜厚1μmの樹脂膜を基板上に形成し、濃度0.05質量%のKOH水溶液に1分間浸漬した際に、膜厚0.01μm以上溶解するものをいう。
(A)アルカリ可溶性樹脂は、上述のアルカリ可溶性を示す樹脂であれば特に限定されず、従来公知の樹脂から適宜選択して使用できる。(A)アルカリ可溶性樹脂として好適な樹脂としては、(A1)カルド構造を有する樹脂が挙げられる。
(A1)カルド構造を有する樹脂としては、特に限定されるものではなく、従来公知の樹脂を用いることができる。その中でも、下記式(a−1)で表される樹脂が好ましい。
Figure 2015125190
上記式(a−1)中、Xは、下記式(a−2)で表される基を示す。
Figure 2015125190
上記式(a−2)中、Ra1は、それぞれ独立に水素原子、炭素数1〜6の炭化水素基、又はハロゲン原子を示し、Ra2は、それぞれ独立に水素原子又はメチル基を示し、Wは、単結合又は下記式(a−3)で表される基を示す。
Figure 2015125190
また、上記式(a−1)中、Yは、ジカルボン酸無水物から酸無水物基(−CO−O−CO−)を除いた残基を示す。ジカルボン酸無水物の例としては、無水マレイン酸、無水コハク酸、無水イタコン酸、無水フタル酸、無水テトラヒドロフタル酸、無水ヘキサヒドロフタル酸、無水メチルエンドメチレンテトラヒドロフタル酸、無水クロレンド酸、メチルテトラヒドロ無水フタル酸、無水グルタル酸等が挙げられる。
また、上記式(a−1)中、Zは、テトラカルボン酸二無水物から2個の酸無水物基を除いた残基を示す。テトラカルボン酸二無水物の例としては、ピロメリット酸二無水物、ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、ビフェニルエーテルテトラカルボン酸二無水物等が挙げられる。
また、上記式(a−1)中、mは、0〜20の整数を示す。
(A1)カルド構造を有する樹脂の質量平均分子量は、1000〜40000であることが好ましく、2000〜30000であることがより好ましい。上記の範囲とすることにより、良好な現像性を得ながら、十分な耐熱性、膜強度を得ることができる。
(A)アルカリ可溶性樹脂としては、(a1)不飽和カルボン酸と、不飽和カルボン酸の他の共重合成分との共重合体を用いることもできる。このような樹脂の中では、破壊強度や基板との密着性に優れるパターンを与える感光性樹脂組成物を得やすいことから、(a1)不飽和カルボン酸と(a2)エポキシ基含有不飽和化合物とを少なくとも重合させた(A2)共重合体が挙げられる。
(a1)不飽和カルボン酸としては、(メタ)アクリル酸、クロトン酸等のモノカルボン酸;マレイン酸、フマル酸、シトラコン酸、メサコン酸、イタコン酸等のジカルボン酸;これらジカルボン酸の無水物;等が挙げられる。これらの中でも、共重合反応性、得られる樹脂のアルカリ溶解性、入手の容易性等の点から、(メタ)アクリル酸及び無水マレイン酸が好ましい。これらの(a1)不飽和カルボン酸は、単独又は2種以上組み合わせて用いることができる。
(a2)エポキシ基含有不飽和化合物としては、(a2−I)脂環式エポキシ基を有する不飽和化合物と、(a2−II)脂環式エポキシ基を持たない不飽和化合物とが挙げられ、(a2−I)脂環式エポキシ基を有する不飽和化合物が好ましい。
(a2−I)脂環式エポキシ基を有する不飽和化合物において、脂環式エポキシ基を構成する脂環式基は、単環であっても多環であってもよい。単環の脂環式基としては、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等が挙げられる。また、多環の脂環式基としては、ノルボルニル基、イソボルニル基、トリシクロノニル基、トリシクロデシル基、テトラシクロドデシル基等が挙げられる。これらの(a2−I)脂環式エポキシ基含有不飽和化合物は、単独又は2種以上組み合わせて用いることができる。
具体的に、(a2−I)脂環式エポキシ基含有不飽和化合物としては、例えば下記式(a2−1)〜(a2−16)で表される化合物が挙げられる。これらの中でも、現像性を適度なものするためには、下記式(a2−1)〜(a2−6)で表される化合物が好ましく、下記式(a2−1)〜(a2−4)で表される化合物がより好ましい。
Figure 2015125190
Figure 2015125190
Figure 2015125190
上記式中、R11は水素原子又はメチル基を示し、R12は炭素数1〜6の2価の脂肪族飽和炭化水素基を示し、R13は炭素数1〜10の2価の炭化水素基を示し、nは0〜10の整数を示す。R12としては、直鎖状又は分枝鎖状のアルキレン基、例えばメチレン基、エチレン基、プロピレン基、テトラメチレン基、エチルエチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基が好ましい。R13としては、例えばメチレン基、エチレン基、プロピレン基、テトラメチレン基、エチルエチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基、フェニレン基、シクロヘキシレン基、−CH−Ph−CH−(Phはフェニレン基を示す)が好ましい。
(a2−II)脂環式基を有さないエポキシ基含有不飽和化合物としては、グリシジル(メタ)アクリレート、2−メチルグリシジル(メタ)アクリレート、3,4−エポキシブチル(メタ)アクリレート、6,7−エポキシヘプチル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸エポキシアルキルエステル類;α−エチルアクリル酸グリシジル、α−n−プロピルアクリル酸グリシジル、α−n−ブチルアクリル酸グリシジル、α−エチルアクリル酸6,7−エポキシヘプチル等のα−アルキルアクリル酸エポキシアルキルエステル類;等が挙げられる。これらの中でも、共重合反応性、硬化後の樹脂の強度等の点から、グリシジル(メタ)アクリレート、2−メチルグリシジル(メタ)アクリレート、及び6,7−エポキシヘプチル(メタ)アクリレートが好ましい。これらの(a2−II)脂環式基を有さないエポキシ基含有不飽和化合物は、単独又は2種以上組み合わせて用いることができる。
(A2)共重合体は、上記(a1)不飽和カルボン酸、及び(a2)エポキシ基含有不飽和化合物とともに、(a3)エポキシ基を有さない脂環式基含有不飽和化合物を重合させたものであってもよい。
(a3)脂環式基含有不飽和化合物としては、脂環式基を有する不飽和化合物であれば特に限定されない。脂環式基は、単環であっても多環であってもよい。単環の脂環式基としては、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等が挙げられる。また、多環の脂環式基としては、アダマンチル基、ノルボルニル基、イソボルニル基、トリシクロノニル基、トリシクロデシル基、テトラシクロドデシル基等が挙げられる。これらの(a3)脂環式基含有不飽和化合物は、単独又は2種以上組み合わせて用いることができる。
具体的に、(a3)脂環式基含有不飽和化合物としては、例えば下記式(a3−1)〜(a3−7)で表される化合物が挙げられる。これらの中では、現像性の良好な感光性樹脂組成物を得やすいことから、下記式(a3−3)〜(a3−8)で表される化合物が好ましく、下記式(a3−3)、(a3−4)で表される化合物がより好ましい。
Figure 2015125190
Figure 2015125190
上記式中、R21は水素原子又はメチル基を示し、R22は単結合又は炭素数1〜6の2価の脂肪族飽和炭化水素基を示し、R23は水素原子又は炭素数1〜5のアルキル基を示す。R22としては、単結合、直鎖状又は分枝鎖状のアルキレン基、例えばメチレン基、エチレン基、プロピレン基、テトラメチレン基、エチルエチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基が好ましい。R23としては、例えばメチル基、エチル基が好ましい。
(A2)共重合体は、上記以外の他の化合物をさらに共重合させたものであってもよい。このような他の化合物としては、(メタ)アクリル酸エステル類、(メタ)アクリルアミド類、アリル化合物、ビニルエーテル類、ビニルエステル類、スチレン類等が挙げられる。これらの化合物は、単独又は2種以上組み合わせて用いることができる。
(メタ)アクリル酸エステル類としては、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、アミル(メタ)アクリレート、t−オクチル(メタ)アクリレート等の直鎖状又は分岐鎖状のアルキル(メタ)アクリレート;クロロエチル(メタ)アクリレート、2,2−ジメチルヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンモノ(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、フルフリル(メタ)アクリレート;等が挙げられる。
(メタ)アクリルアミド類としては、(メタ)アクリルアミド、N−アルキル(メタ)アクリルアミド、N−アリール(メタ)アクリルアミド、N,N−ジアルキル(メタ)アクリルアミド、N,N−アリール(メタ)アクリルアミド、N−メチル−N−フェニル(メタ)アクリルアミド、N−ヒドロキシエチル−N−メチル(メタ)アクリルアミド等が挙げられる。
アリル化合物としては、酢酸アリル、カプロン酸アリル、カプリル酸アリル、ラウリン酸アリル、パルミチン酸アリル、ステアリン酸アリル、安息香酸アリル、アセト酢酸アリル、乳酸アリル等のアリルエステル類;アリルオキシエタノール;等が挙げられる。
ビニルエーテル類としては、ヘキシルビニルエーテル、オクチルビニルエーテル、デシルビニルエーテル、エチルヘキシルビニルエーテル、メトキシエチルビニルエーテル、エトキシエチルビニルエーテル、クロロエチルビニルエーテル、1−メチル−2,2−ジメチルプロピルビニルエーテル、2−エチルブチルビニルエーテル、ヒドロキシエチルビニルエーテル、ジエチレングリコールビニルエーテル、ジメチルアミノエチルビニルエーテル、ジエチルアミノエチルビニルエーテル、ブチルアミノエチルビニルエーテル、ベンジルビニルエーテル、テトラヒドロフルフリルビニルエーテル等のアルキルビニルエーテル;ビニルフェニルエーテル、ビニルトリルエーテル、ビニルクロロフェニルエーテル、ビニル−2,4−ジクロロフェニルエーテル、ビニルナフチルエーテル、ビニルアントラニルエーテル等のビニルアリールエーテル;等が挙げられる。
ビニルエステル類としては、ビニルブチレート、ビニルイソブチレート、ビニルトリメチルアセテート、ビニルジエチルアセテート、ビニルバレート、ビニルカプロエート、ビニルクロロアセテート、ビニルジクロロアセテート、ビニルメトキシアセテート、ビニルブトキシアセテート、ビニルフエニルアセテート、ビニルアセトアセテート、ビニルラクテート、ビニル−β−フェニルブチレート、安息香酸ビニル、サリチル酸ビニル、クロロ安息香酸ビニル、テトラクロロ安息香酸ビニル、ナフトエ酸ビニル等が挙げられる。
スチレン類としては、スチレン;メチルスチレン、ジメチルスチレン、トリメチルスチレン、エチルスチレン、ジエチルスチレン、イソプロピルスチレン、ブチルスチレン、ヘキシルスチレン、シクロヘキシルスチレン、デシルスチレン、ベンジルスチレン、クロロメチルスチレン、トリフルオロメチルスチレン、エトキシメチルスチレン、アセトキシメチルスチレン等のアルキルスチレン;メトキシスチレン、4−メトキシ−3−メチルスチレン、ジメトキシスチレン等のアルコキシスチレン;クロロスチレン、ジクロロスチレン、トリクロロスチレン、テトラクロロスチレン、ペンタクロロスチレン、ブロモスチレン、ジブロモスチレン、ヨードスチレン、フルオロスチレン、トリフルオロスチレン、2−ブロモ−4−トリフルオロメチルスチレン、4−フルオロ−3−トリフルオロメチルスチレン等のハロスチレン;等が挙げられる。
(A2)共重合体に占める上記(a1)不飽和カルボン酸由来の構成単位の割合は、1〜25質量%であることが好ましく、8〜16質量%であることがより好ましい。また、(A2)共重合体に占める上記(a3)脂環式基含有不飽和化合物由来の構成単位の割合は、1〜30質量%であることが好ましく、5〜20質量%であることがより好ましい。
また、(A2)共重合体に占める上記(a2)エポキシ基含有不飽和化合物に由来する構成単位の比率は、20〜60質量%が好ましく、20〜40質量%がより好ましい。
(A2)共重合体の質量平均分子量(Mw:ゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)のポリスチレン換算による測定値。本明細書において同じ。)は、2000〜200000であることが好ましく、5000〜30000であることがより好ましい。上記の範囲とすることにより、感光性樹脂組成物の膜形成能、露光後の現像性のバランスがとりやすい傾向がある。
(A2)共重合体は公知のラジカル重合法により製造することができる。すなわち、各化合物、並びに公知のラジカル重合開始剤を重合溶媒に溶解した後、加熱撹拌することにより製造することができる。
また、(A)アルカリ可溶性樹脂としては、上記(a1)不飽和カルボン酸に由来する構成単位と、後述する(B)光重合性モノマーとの重合可能部位を有する構成単位とを少なくとも有する(A3)共重合体、又は上記(a1)不飽和カルボン酸に由来する構成単位と、上記(a2)エポキシ基含有不飽和化合物に由来する構成単位と、後述する光重合性モノマー(B)との重合可能部位を有する構成単位とを少なくとも有する(A4)共重合体を含む樹脂も好適に使用できる。(A)アルカリ可溶性樹脂が(A3)共重合体、又は(A4)共重合体を含む場合、感光性樹脂組成物の基板への密着性、感光性樹脂組成物の硬化後の破壊強度を高めることができる。
(A3)共重合体、及び(A4)共重合体は、(A2)共重合体について他の化合物として記載される、(メタ)アクリル酸エステル類、(メタ)アクリルアミド類、アリル化合物、ビニルエーテル類、ビニルエステル類、スチレン類等をさらに共重合させたものであってもよい。
(B)光重合性モノマーとの重合可能部位を有する構成単位は、(B)光重合性モノマーとの重合可能部位としてエチレン性不飽和基を有するものが好ましい。(A3)共重合体については、上記(a1)不飽和カルボン酸の単独重合体に含まれるカルボキシル基の少なくとも一部と、上記(a2)エポキシ基含有不飽和化合物とを反応させることにより、調製することができる。また、(A4)共重合体は、上記(a1)不飽和カルボン酸に由来する構成単位と、上記(a2)エポキシ基含有不飽和化合物に由来する構成単位とを有する共重合体におけるエポキシ基の少なくとも一部と、(a1)不飽和カルボン酸とを反応させることにより、調製することができる。
(A3)共重合体、及び(A4)共重合体の質量平均分子量は、2000〜50000であることが好ましく、5000〜30000であることがより好ましい。上記の範囲とすることにより、感光性樹脂組成物の膜形成能、露光後の現像性のバランスがとりやすい傾向がある。
(A)アルカリ可溶性樹脂の含有量は、感光性樹脂組成物の固形分に対して30〜90質量%であることが好ましく、45〜75質量%であることがより好ましい。上記の範囲とすることにより、現像性のバランスをとりやすい傾向がある。
(B)光重合性モノマーとの重合可能部位を有する構成単位は、(B)光重合性モノマーとの重合可能部位としてエチレン性不飽和基を有するものが好ましい。共重合体(A2)は、上記(a1)不飽和カルボン酸に由来する構成単位と、上記(a2)エポキシ基含有不飽和化合物に由来する構成単位とを有する共重合体におけるエポキシ基の一部と、(a1)不飽和カルボン酸とを反応させることにより、調製することができる。
共重合体(A2)の質量平均分子量は、2000〜50000であることが好ましく、5000〜30000であることがより好ましい。上記の範囲とすることにより、感光性樹脂組成物の膜形成能、露光後の現像性のバランスがとりやすい傾向がある。
(A)アルカリ可溶性樹脂の含有量は、感光性樹脂組成物の固形分に対して30〜90質量%であることが好ましく、45〜75質量%であることがより好ましい。上記の範囲とすることにより、現像性のバランスをとりやすい傾向がある。
<(B)光重合性モノマー>
本発明に係る感光性樹脂組成物に含有される(B)光重合性モノマーとしては、エチレン性不飽和基を有するモノマーを好ましく用いることができる。このエチレン性不飽和基を有するモノマーには、単官能モノマーと多官能モノマーとがある。
単官能モノマーとしては、(メタ)アクリルアミド、メチロール(メタ)アクリルアミド、メトキシメチル(メタ)アクリルアミド、エトキシメチル(メタ)アクリルアミド、プロポキシメチル(メタ)アクリルアミド、ブトキシメトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−ヒドロキシメチル(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリル酸、フマル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、イタコン酸、無水イタコン酸、シトラコン酸、無水シトラコン酸、クロトン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、tert−ブチルアクリルアミドスルホン酸、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2−フェノキシ−2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−(メタ)アクリロイルオキシ−2−ヒドロキシプロピルフタレート、グリセリンモノ(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノ(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレート、2,2,2−トリフルオロエチル(メタ)アクリレート、2,2,3,3−テトラフルオロプロピル(メタ)アクリレート、フタル酸誘導体のハーフ(メタ)アクリレート等が挙げられる。これらの単官能モノマーは、単独又は2種以上組み合わせて用いることができる。
一方、多官能モノマーとしては、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、グリセリンジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロキシジエトキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロキシポリエトキシフェニル)プロパン、2−ヒドロキシ−3−(メタ)アクリロイルオキシプロピル(メタ)アクリレート、エチレングリコールジグリシジルエーテルジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジグリシジルエーテルジ(メタ)アクリレート、フタル酸ジグリシジルエステルジ(メタ)アクリレート、グリセリントリアクリレート、グリセリンポリグリシジルエーテルポリ(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレート(すなわち、トリレンジイソシアネート)、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネートとヘキサメチレンジイソシアネート等と2−ビドロキシエチル(メタ)アクリレートとの反応物、メチレンビス(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリルアミドメチレンエーテル、多価アルコールとN−メチロール(メタ)アクリルアミドとの縮合物等の多官能モノマーや、トリアクリルホルマール等が挙げられる。これらの多官能モノマーは、単独又は2種以上組み合わせて用いることができる。
これらのエチレン性不飽和基を有するモノマーの中でも、感光性樹脂組成物の基板への密着性、感光性樹脂組成物の硬化後の強度を高める点から、3官能以上の多官能モノマーが好ましく、6官能以上の多官能モノマーがより好ましい。
(B)成分の含有量は、感光性樹脂組成物の固形分に対して5〜60質量%であることが好ましく、10〜50質量%であることがより好ましい。上記の範囲とすることにより、感度、現像性、解像性のバランスがとりやすい傾向がある。
<(C)光重合開始剤>
本発明に係る感光性樹脂組成物に含有される(C)光重合開始剤としては、特に限定されず、従来公知の光重合開始剤を用いることができる。
光重合開始剤として具体的には、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、1−〔4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル〕−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1−オン、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、1−(4−ドデシルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン、ビス(4−ジメチルアミノフェニル)ケトン、2−メチル−1−〔4−(メチルチオ)フェニル〕−2−モルフォリノプロパン−1−オン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタン−1−オン、エタノン,1−[9−エチル−6−(2−メチルベンゾイル)−9H−カルバゾル−3−イル],1−(O−アセチルオキシム)、(9−エチル−6−ニトロ−9H−カルバゾール−3−イル)[4−(2−メトキシ−1−メチルエトキシ)−2−メチルフェニル]メタノンO−アセチルオキシム、1,2−オクタンジオン,1−[4−(フェニルチオ)−,2−(O−ベンゾイルオキシム)]、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド、4−ベンゾイル−4’−メチルジメチルスルフィド、4−ジメチルアミノ安息香酸、4−ジメチルアミノ安息香酸メチル、4−ジメチルアミノ安息香酸エチル、4−ジメチルアミノ安息香酸ブチル、4−ジメチルアミノ−2−エチルヘキシル安息香酸、4−ジメチルアミノ−2−イソアミル安息香酸、ベンジル−β−メトキシエチルアセタール、ベンジルジメチルケタール、1−フェニル−1,2−プロパンジオン−2−(O−エトキシカルボニル)オキシム、o−ベンゾイル安息香酸メチル、2,4−ジエチルチオキサントン、2−クロロチオキサントン、2,4−ジメチルチオキサントン、1−クロロ−4−プロポキシチオキサントン、チオキサンテン、2−クロロチオキサンテン、2,4−ジエチルチオキサンテン、2−メチルチオキサンテン、2−イソプロピルチオキサンテン、2−エチルアントラキノン、オクタメチルアントラキノン、1,2−ベンズアントラキノン、2,3−ジフェニルアントラキノン、アゾビスイソブチロニトリル、ベンゾイルパーオキシド、クメンパーオキシド、2−メルカプトベンゾイミダゾール、2−メルカプトベンゾオキサゾール、2−メルカプトベンゾチアゾール、2−(o−クロロフェニル)−4,5−ジ(m−メトキシフェニル)−イミダゾリル二量体、ベンゾフェノン、2−クロロベンゾフェノン、p,p’−ビスジメチルアミノベンゾフェノン、4,4’−ビスジエチルアミノベンゾフェノン、4,4’−ジクロロベンゾフェノン、3,3−ジメチル−4−メトキシベンゾフェノン、ベンジル、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾイン−n−ブチルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、ベンゾインブチルエーテル、アセトフェノン、2,2−ジエトキシアセトフェノン、p−ジメチルアセトフェノン、p−ジメチルアミノプロピオフェノン、ジクロロアセトフェノン、トリクロロアセトフェノン、p−tert−ブチルアセトフェノン、p−ジメチルアミノアセトフェノン、p−tert−ブチルトリクロロアセトフェノン、p−tert−ブチルジクロロアセトフェノン、α,α−ジクロロ−4−フェノキシアセトフェノン、チオキサントン、2−メチルチオキサントン、2−イソプロピルチオキサントン、ジベンゾスベロン、ペンチル−4−ジメチルアミノベンゾエート、9−フェニルアクリジン、1,7−ビス−(9−アクリジニル)ヘプタン、1,5−ビス−(9−アクリジニル)ペンタン、1,3−ビス−(9−アクリジニル)プロパン、p−メトキシトリアジン、2,4,6−トリス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−メチル−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−[2−(5−メチルフラン−2−イル)エテニル]−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−[2−(フラン−2−イル)エテニル]−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−[2−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)エテニル]−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エテニル]−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(4−メトキシフェニル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(4−エトキシスチリル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(4−n−ブトキシフェニル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2,4−ビス−トリクロロメチル−6−(3−ブロモ−4−メトキシ)フェニル−s−トリアジン、2,4−ビス−トリクロロメチル−6−(2−ブロモ−4−メトキシ)フェニル−s−トリアジン、2,4−ビス−トリクロロメチル−6−(3−ブロモ−4−メトキシ)スチリルフェニル−s−トリアジン、2,4−ビス−トリクロロメチル−6−(2−ブロモ−4−メトキシ)スチリルフェニル−s−トリアジン等が挙げられる。これらの光重合開始剤は、単独又は2種以上組み合わせて用いることができる。
これらの中でも、オキシム系の光重合開始剤を用いることが、感度の面で特に好ましい。オキシム系の光重合開始剤の中で、特に好ましいものとしては、エタノン,1−[9−エチル−6−(2−メチルベンゾイル)−9H−カルバゾル−3−イル],1−(O−アセチルオキシム)、エタノン,1−[9−エチル−6−(ピロール−2−イルカルボニル)−9H−カルバゾル−3−イル],1−(O−アセチルオキシム)、及び1,2−オクタンジオン,1−[4−(フェニルチオ)−,2−(O−ベンゾイルオキシム)]が挙げられる。
(C)成分の含有量は、感光性樹脂組成物の固形分に対して0.5〜30質量%であることが好ましく、1〜20質量%であることがより好ましい。(C)成分の含有量を上記の範囲とすることにより、耐水性に優れるパターンを形成できる感光性樹脂組成物を得ることができる。
また、この(C)成分に、光開始助剤を組み合わせてもよい。光開始助剤としては、トリエタノールアミン、メチルジエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン、4−ジメチルアミノ安息香酸メチル、4−ジメチルアミノ安息香酸エチル、4−ジメチルアミノ安息香酸イソアミル、4−ジメチルアミノ安息香酸2−エチルヘキシル、安息香酸2−ジメチルアミノエチル、N,N−ジメチルパラトルイジン、4,4’−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン、9,10−ジメトキシアントラセン、2−エチル−9,10−ジメトキシアントラセン、9,10−ジエトキシアントラセン、2−エチル−9,10−ジエトキシアントラセン、2−メルカプトベンゾチアゾール、2−メルカプトベンゾオキサゾール、2−メルカプトベンゾイミダゾール、2−メルカプト−5−メトキシベンゾチアゾール、3−メルカプトプロピオン酸、3−メルカプトプロピオン酸メチル、ペンタエリストールテトラメルカプトアセテート、3−メルカプトプロピオネート等のチオール化合物等が挙げられる。これらの光開始助剤は、単独又は2種以上組み合わせて用いることができる。
<(D)シランカップリング剤>
本発明に係る感光性樹脂組成物は、下式(1)で表されるシランカップリング剤を含む。このため、本発明に係る感光性樹脂組成物を用いることで、基板への密着性と、耐水性とが良好なパターンを形成することができる。感光性樹脂組成物は、式(1)で表されるシランカップリング剤を2種以上組み合わせて含んでいてもよい。
(3−m)Si−R−NH−C(O)−Y−R−X・・・(1)
(式(1)中、Rはアルコキシ基であり、Rはアルキル基であり、mは1〜3の整数であり、Rはアルキレン基であり、Yは−NH−、−O−、又は−S−であり、Rは単結合、又はアルキレン基であり、Xは、置換基を有していてもよく単環でも多環でもよい含窒素ヘテロアリール基であり、X中の−Y−R−と結合する環は含窒素6員芳香環であり、−Y−R−は前記含窒素6員芳香環中の炭素原子と結合する。)
式(1)中、Rはアルコキシ基である。Rについて、アルコキシ基の炭素原子数は1〜6が好ましく、1〜4がより好ましく、(D)シランカップリング剤の反応性の観点から1又は2が特に好ましい。Rの好ましい具体例としては、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、イソブトキシ基、sec−ブトキシ基、tert−ブトキシ基、n−ペンチルオキシ基、及びn−ヘキシルオキシ基が挙げられる。これらのアルコキシ基の中では、メトキシ基、及びエトキシ基が好ましい。
アルコキシ基であるRが加水分解されて生成するシラノール基が基板の表面等と反応することで、感光性樹脂組成物を用いて形成されるパターンの基板表面への密着性が向上される。このため、パターンの基板表面への密着性を向上させやすい点から、mは3であるのが好ましい。
式(1)中、Rはアルキル基である。Rについて、アルキル基の炭素原子数は1〜12が好ましく、1〜6がより好ましく、(D)シランカップリング剤の反応性の観点から1又は2が特に好ましい。Rの好ましい具体例としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、n−ノニル基、n−デシル基、n−ウンデシル基、及びn−ドデシル基が挙げられる。
式(1)中、Rはアルキレン基である。Rについて、アルキレン基の炭素原子数は1〜12が好ましく、1〜6がより好ましく、2〜4が特に好ましい。Rの好ましい具体例としては、メチレン基、1,2−エチレン基、1,1−エチレン基、プロパン−1,3−ジイル基、プロパン−1,2−ジイル基、プロパン−1,1−ジイル基、プロパン−2,2−ジイル基、ブタン−1,4−ジイル基、ブタン−1,3−ジイル基、ブタン−1,2−ジイル基、ブタン−1,1−ジイル基、ブタン−2,2−ジイル基、ブタン−2,3−ジイル基、ペンタン−1,5−ジイル基、ペンタン−1,4−ジイル基、及びヘキサン−1,6−ジイル基、ヘプタン−1,7−ジイル基、オクタン−1,8−ジイル基、ノナン−1,9−ジイル基、デカン−1,10−ジイル基、ウンデカン−1,11−ジイル基、及びドデカン−1,12−ジイル基が挙げられる。これらのアルキレン基の中では、1,2−エチレン基、プロパン−1,3−ジイル基、及びブタン−1,4−ジイル基が好ましい。
Yは−NH−、−O−、又は−S−であり、−NH−であるのが好ましい。−CO−O−、又は−CO−S−で表される結合よりも、−CO−NH−で表される結合のほうが加水分解を受けにくいため、Yが−NH−である化合物を(D)シランカップリング剤として含む感光性樹脂組成物を用いると、耐水性に優れるパターンを形成しやすい。
は単結合、又はアルキレン基であり、単結合であるのが好ましい。Rがアルキレン基である場合の好ましい例は、Rと同様である。
Xは、置換基を有していてもよく単環でも多環でもよい含窒素ヘテロアリール基であり、X中の−Y−R−と結合する環は含窒素6員芳香環であり、−Y−R−は該含窒素6員芳香環中の炭素原子と結合する。理由は不明であるが、このようなXを有する化合物を(D)シランカップリング剤として含む感光性樹脂組成物を用いると、基板への密着性と、耐水性とに優れるパターンを形成できる。
Xが多環ヘテロアリール基である場合、ヘテロアリール基は、複数の単環が縮合した基であってもよく、複数の単環が単結合を介して結合した基であってもよい。Xが多環ヘテロアリール基である場合、多環ヘテロアリール基に含まれる環数は1〜3が好ましい。Xが多環ヘテロアリール基である場合、X中の含窒素6員芳香環に縮合又は結合する環は、ヘテロ原子を含んでいても含んでいなくてもよく、芳香環であっても芳香環でなくてもよい。
含窒素ヘテロアリール基であるXが有していてもよい置換基としては、炭素原子数1〜6のアルキル基、炭素原子数1〜6のアルコキシ基、炭素原子数2〜6のアルケニル基、炭素原子数2〜6のアルケニルオキシ基、炭素原子数2〜6の脂肪族アシル基、ベンゾイル基、ニトロ基、ニトロソ基、アミノ基、ヒドロキシ基、メルカプト基、シアノ基、スルホン酸基、カルボキシル基、及びハロゲン原子等が挙げられる。Xが有する置換基の数は、本発明の目的を阻害しない範囲で特に限定されない。Xが有する置換基の数は、5以下が好ましく、3以下がより好ましい。Xが複数の置換基を有する場合、複数の置換基は同じであっても、異なっていてもよい。
Xの好ましい例としては、下記式の基が挙げられる。
Figure 2015125190
上記の基の中でも、下記式の基がXとしてより好ましい。
Figure 2015125190
以上説明した、式(1)で表される化合物の好適な具体例としては、以下の化合物1〜8が挙げられる。
Figure 2015125190
(D)成分の含有量は、着色剤を除く感光性樹脂組成物の固形分に対して0.2〜10質量%であることが好ましく、0.5〜7質量%であることがより好ましい。(D)成分の含有量を上記の範囲とすることにより、感光性樹脂組成物を用いて、基板への密着性と、耐水性に優れるパターンを形成しやすい。
<(E)着色剤>
本発明に係る感光性樹脂組成物は、さらに(E)着色剤を含んでもよい。
本発明に係る感光性樹脂組成物に含有される(E)着色剤としては、特に限定されないが、例えば、カラーインデックス(C.I.;The Society of Dyers and Colourists社発行)において、ピグメント(Pigment)に分類されている化合物、具体的には、下記のようなカラーインデックス(C.I.)番号が付されているものを用いるのが好ましい。
好適に使用できる黄色顔料の例としては、C.I.ピグメントイエロー1(以下、「C.I.ピグメントイエロー」は同様であり、番号のみを記載する。)、3、11、12、13、14、15、16、17、20、24、31、53、55、60、61、65、71、73,74、81、83、86、93、95、97、98、99、100、101、104、106、108、109、110、113、114、116、117、119、120、125、126、127、128、129、137、138、139、147、148、150、151、152、153、154、155、156、166、167、168、175、180、及び185が挙げられる。
好適に使用できる橙色顔料の例としては、C.I.ピグメントオレンジ1(以下、「C.I.ピグメントオレンジ」は同様であり、番号のみを記載する。)、5、13、14、16、17、24、34、36、38、40、43、46、49、51、55、59、61、63、64、71、及び73が挙げられる。
好適に使用できる紫色顔料の例としては、C.I.ピグメントバイオレット1(以下、「C.I.ピグメントバイオレット」は同様であり、番号のみを記載する。)、19、23、29、30、32、36、37、38、39、40、及び50が挙げられる。
好適に使用できる赤色顔料の例としては、C.I.ピグメントレッド1(以下、「C.I.ピグメントレッド」は同様であり、番号のみを記載する。)2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、14、15、16、17、18、19、21、22、23、30、31、32、37、38、40、41、42、48:1、48:2、48:3、48:4、49:1、49:2、50:1、52:1、53:1、57、57:1、57:2、58:2、58:4、60:1、63:1、63:2、64:1、81:1、83、88、90:1、97、101、102、104、105、106、108、112、113、114、122、123、144、146、149、150、151、155、166、168、170、171、172、174、175、176、177、178、179、180、185、187、188、190、192、193、194、202、206、207、208、209、215、216、217、220、223、224、226、227、228、240、242、243、245、254、255、264、及び265が挙げられる。
好適に使用できる青色顔料の例としては、C.I.ピグメントブルー1(以下、「C.I.ピグメントブルー」は同様であり、番号のみを記載する。)、2、15、15:3、15:4、15:6、16、22、60、64、及び66が挙げられる。
好適に使用できる、上記の他の色相の顔料の例としては、C.I.ピグメントグリーン7、C.I.ピグメントグリーン36、C.I.ピグメントグリーン37等の緑色顔料、C.I.ピグメントブラウン23、C.I.ピグメントブラウン25、C.I.ピグメントブラウン26、C.I.ピグメントブラウン28等の茶色顔料、C.I.ピグメントブラック1、C.I.ピグメントブラック7等の黒色顔料が挙げられる。
また、着色剤を遮光剤とする場合、遮光剤としては黒色顔料や紫顔料を用いることが好ましい。黒色顔料や紫顔料の例としては、カーボンブラック、ペリレン系顔料、チタンブラック、銅、鉄、マンガン、コバルト、クロム、ニッケル、亜鉛、カルシウム、銀等の金属酸化物、複合酸化物、金属硫化物、金属硫酸塩又は金属炭酸塩等、有機物、無機物を問わず各種の顔料を挙げることができる。これらの中でも、高い遮光性を有するカーボンブラックを用いることが好ましい。
カーボンブラックとしては、チャンネルブラック、ファーネスブラック、サーマルブラック、ランプブラック等の公知のカーボンブラックを用いることができるが、遮光性に優れるチャンネルブラックを用いることが好ましい。また、樹脂被覆カーボンブラックを使用してもよい。
また、遮光剤としてはペリレン系顔料も好ましい。ペリレン系顔料の具体例としては、下記式(e−1)で表されるペリレン系顔料、下記式(e−2)で表されるペリレン系顔料、及び下記式(e−3)で表されるペリレン系顔料が挙げられる。市販品では、BASF社製の製品名K0084、及びK0086や、ピグメントブラック21、30、31、32、33、及び34等を、ペリレン系顔料として好ましく用いることができる。
Figure 2015125190
式(e−1)中、Re1及びRe2は、それぞれ独立に炭素原子数1〜3のアルキレン基を表し、Re3及びRe4は、それぞれ独立に、水素原子、水酸基、メトキシ基、又はアセチル基を表す。
Figure 2015125190
式(e−2)中、Re5及びRe6は、それぞれ独立に、炭素原子数1〜7のアルキレン基を表す。
Figure 2015125190
式(e−3)中、Re7及びRe8は、それぞれ独立に、水素原子、炭素原子数1〜22のアルキル基であり、N,O、S、又はPのヘテロ原子を含んでいてもよい。Re7及びRe8がアルキル基である場合、当該アルキル基は、直鎖状であっても、分岐鎖状であってもよい。
上記の式(e−1)で表される化合物、式(e−2)で表される化合物、及び式(e−3)で表される化合物は、例えば、特開昭62−1753号公報、特公昭63−26784号公報に記載の方法を用いて合成することができる。すなわち、ペリレン−3,5,9,10−テトラカルボン酸又はその二無水物とアミン類とを原料とし、水又は有機溶媒中で加熱反応を行う。そして、得られた粗製物を硫酸中で再沈殿させるか、又は、水、有機溶媒あるいはこれらの混合溶媒中で再結晶させることによって目的物を得ることができる。
感光性樹脂組成物中においてペリレン系顔料を良好に分散させるためには、ペリレン系顔料の平均粒子径は10〜1000nmであるのが好ましい。
遮光剤は、色調の調製の目的等で、上記の黒色顔料や紫顔料とともに、赤、青、緑、黄等の色相の色素を含んでいてもよい。黒色顔料や紫顔料の他の色相の色素は、公知の色素から適宜選択することができる。例えば、黒色顔料や紫顔料の他の色相の色素としては、上記の種々の顔料を用いることができる。黒色顔料や紫顔料以外の他の色相の色素の使用量は、遮光剤の全質量に対して、15質量%以下が好ましく、10質量%以下がより好ましい。
上記の着色剤を感光性樹脂組成物において均一に分散させるために、さらに分散剤を使用してもよい。このような分散剤としては、ポリエチレンイミン系、ウレタン樹脂系、アクリル樹脂系の高分子分散剤を用いることが好ましい。特に、着色剤として、カーボンブラックを用いる場合には、分散剤としてアクリル樹脂系の分散剤を用いることが好ましい。
また、無機顔料と有機顔料はそれぞれ単独又は2種以上併用してもよいが、併用する場合には、無機顔料と有機顔料との総量100質量部に対して、有機顔料を10〜80質量部の範囲で用いることが好ましく、20〜40質量部の範囲で用いることがより好ましい。
感光性樹脂組成物における着色剤の使用量は、本発明の目的を阻害しない範囲で適宜選択でき、典型的には、感光性樹脂組成物の固形分の合計100質量部に対して、5〜70質量部が好ましく、25〜60質量部がより好ましい。
着色剤は、分散剤を用いて適当な濃度で分散させた分散液とした後、感光性樹脂組成物に添加することが好ましい。
<(S)有機溶剤>
本発明に係る感光性樹脂組成物は、塗布性の改善や、粘度調整のため、(S)有機溶剤(以下、「(S)成分」ともいう。)を含むことが好ましい。
有機溶剤として具体的には、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、エチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、ジエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノエチルエーテル等の(ポリ)アルキレングリコールモノアルキルエーテル類;エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA)、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート等の(ポリ)アルキレングリコールモノアルキルエーテルアセテート類;ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等の他のエーテル類;メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、2−ヘプタノン、3−ヘプタノン等のケトン類;2−ヒドロキシプロピオン酸メチル、2−ヒドロキシプロピオン酸エチル等の乳酸アルキルエステル類;2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオン酸エチル、3−メトキシプロピオン酸メチル、3−メトキシプロピオン酸エチル、3−エトキシプロピオン酸メチル、3−エトキシプロピオン酸エチル、エトキシ酢酸エチル、ヒドロキシ酢酸エチル、2−ヒドロキシ−3−メチルブタン酸メチル、3−メトキシブチルアセテート、3−メチル−3−メトキシブチルアセテート、3−メチル−3−メトキシブチルプロピオネート、酢酸エチル、酢酸n−プロピル、酢酸i−プロピル、酢酸n−ブチル、酢酸i−ブチル、蟻酸n−ペンチル、酢酸i−ペンチル、プロピオン酸n−ブチル、酪酸エチル、酪酸n−プロピル、酪酸i−プロピル、酪酸n−ブチル、ピルビン酸メチル、ピルビン酸エチル、ピルビン酸n−プロピル、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル、2−オキソブタン酸エチル等の他のエステル類;トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類;N−メチルピロリドン、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド類;等が挙げられる。これらの中でも、アルキレングリコールモノアルキルエーテル類、アルキレングリコールモノアルキルエーテルアセテート類、上述した他のエーテル類、乳酸アルキルエステル類、上述した他のエステル類が好ましく、アルキレングリコールモノアルキルエーテルアセテート類、上述した他のエーテル類、上述した他のエステル類がより好ましい。これらの溶剤は、単独又は2種以上組み合わせて用いることができる。
(S)成分の含有量は、特に限定されず、基板等に塗布可能な濃度で、塗布膜厚に応じて適宜設定される。感光性樹脂組成物の粘度は5〜500cpであることが好ましく、10〜50cpであることがより好ましく、20〜30cpであることがさらに好ましい。また、固形分濃度は5〜100質量%であることが好ましく、20〜50質量%であることがより好ましい。
<その他の成分>
本発明に係る感光性樹脂組成物には、必要に応じて、界面活性剤、密着性向上剤、熱重合禁止剤、消泡剤等の添加剤を含有させることができる。いずれの添加剤も、従来公知のものを用いることができる。界面活性剤としては、アニオン系、カチオン系、ノニオン系等の化合物が挙げられ、密着性向上剤としては、従来公知のシランカップリング剤が挙げられ、熱重合禁止剤としては、ヒドロキノン、ヒドロキノンモノエチルエーテル等が挙げられ、消泡剤としては、シリコーン系、フッ素系化合物等が挙げられる。
<感光性樹脂組成物の調製方法>
本発明に係る感光性樹脂組成物は、上記各成分を3本ロールミル、ボールミル、サンドミル等の撹拌機で混合(分散・混練)し、必要に応じて5μmメンブランフィルタ等のフィルタで濾過して調製することができる。
≪パターン形成方法≫
本発明の感光性樹脂組成物を用いてパターンを形成するには、まず、ロールコータ、リバースコータ、バーコータ等の接触転写型塗布装置やスピンナー(回転式塗布装置)、カーテンフローコータ等の非接触型塗布装置を用いて感光性樹脂組成物を基板上に塗布して塗布膜を形成する。
次いで、必要に応じて塗布膜を乾燥させる。乾燥方法は、特に限定されず、例えば、(1)ホットプレートにて80〜120℃、好ましくは90〜100℃の温度にて60〜120秒間乾燥させる方法、(2)室温にて数時間〜数日間放置する方法、(3)温風ヒータや赤外線ヒータ中に数十分間〜数時間入れて溶剤を除去する方法等が挙げられる。
次いで、ネガ型のマスクを介して、紫外線、エキシマレーザー光等の活性エネルギー線を照射して、基板上の塗布膜を位置選択的に露光する。照射するエネルギー線量は、感光性樹脂組成物の組成によっても異なるが、例えば30〜2000mJ/cm程度が好ましい。
位置選択的に露光された塗布膜を、現像液により現像することによって所望の形状のパターンが形成される。現像方法は、特に限定されず、例えば、浸漬法、スプレー法等を用いることができる。現像液としては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等の有機系のものや、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、アンモニア、4級アンモニウム塩等の水溶液が挙げられる。
次いで、現像後のパターンに対して200℃〜250℃程度でポストベークを行うことが好ましい。
本発明に係る感光性樹脂組成物を用いて以上説明した方法により形成されるパターンは、基板への密着性、及び耐水性に優れるため、種々の用途で好適に使用される。特に、液晶表示装置に代表される種々の表示装置に備えられるブラックマトリックスでは、製品の信頼性の観点から、基板への密着性及び耐水性に優れることが強く要求される。このため、本発明に係る感光性樹脂組成物のうち、遮光剤を含む着色剤を含有する感光性樹脂組成物を用いて形成されるパターンは、ブラックマトリックスとして好適に使用される。
以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
〔実施例〕
実施例では、シランカップリング剤として以下の化合物1〜8を用いた。比較例では、シランカップリング剤として以下の化合物9〜17を用いた。
Figure 2015125190
Figure 2015125190
実施例1〜10及び比較例1〜9では、アルカリ可溶性樹脂として、以下に説明する方法で合成された樹脂(A−1)を用いた。
まず、500ml四つ口フラスコ中に、ビスフェノールフルオレン型エポキシ樹脂(エポキシ当量235)235g、テトラメチルアンモニウムクロライド110mg、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール100mg、及びアクリル酸72.0gを仕込み、これに25ml/分の速度で空気を吹き込みながら90〜100℃で加熱溶解した。次に、溶液が白濁した状態のまま徐々に昇温し、120℃に加熱して完全溶解させた。この際、溶液は次第に透明粘稠になったが、そのまま撹拌を継続した。この間、酸価を測定し、1.0mgKOH/g未満になるまで加熱撹拌を続けた。酸価が目標値に達するまで12時間を要した。そして室温まで冷却し、無色透明で固体状の下記式(a−4)で表されるビスフェノールフルオレン型エポキシアクリレートを得た。
Figure 2015125190
次いで、このようにして得られた上記のビスフェノールフルオレン型エポキシアクリレート307.0gに3−メトキシブチルアセテート600gを加えて溶解した後、ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物80.5g及び臭化テトラエチルアンモニウム1gを混合し、徐々に昇温して110〜115℃で4時間反応させた。酸無水物基の消失を確認した後、1,2,3,6−テトラヒドロ無水フタル酸38.0gを混合し、90℃で6時間反応させ、樹脂(A−1)を得た。酸無水物基の消失はIRスペクトルにより確認した。なお、この樹脂(A−1)は、上記式(a−1)で表される樹脂に相当する。
実施例11〜18及び比較例10〜18では、以下に示すI〜IIIの単位からなる樹脂(A−2)をアルカリ可溶性樹脂として用いた。下式中、各単位の右下の数字は、樹脂(A−2)中の各単位の含有量(質量%)を意味する。樹脂(A−2)の質量平均分子量は、7000であった。
Figure 2015125190
実施例及び比較例では、光重合性モノマーとして、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(DPHA)を用いた。
実施例及び比較例では、下式で表される光重合開始剤を用いた。
Figure 2015125190
実施例1〜8及び比較例1〜9では、着色剤として、3−メトキシブチルアセテートにカーボンブラックを分散させたカーボンブラック分散液(CFブラック(御国色素株式会社製)、固形分濃度25質量%)を用いた。
〔実施例1〜8及び比較例1〜9〕
アルカリ可溶性樹脂(樹脂(A−1))100質量部と、光重合性モノマー(DPHA)35質量部と、光重合開始剤15質量部と、表1に記載の種類のシランカップリング剤と3質量部と、カーボンブラック分散液500質量部とを混合した後、混合物を有機溶剤で固形分濃度15質量%に希釈して、感光性樹脂組成物を得た、混合物の希釈に用いた有機溶剤としては、3−メトキシブチルアセテート(MA)と、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PM)と、シクロヘキサノン(AN)とが、MA/PM/AN=60/20/20(質量比)で混合された混合溶剤を用いた。得られた感光性樹脂組成物について、下記方法に従って、細線密着性と、耐水性とを評価した。
(細線密着性評価)
感光性樹脂組成物を、ガラス基板(100mm×100mm)上にスピンコーターを用いて塗布し、90℃で120秒間プリベークを行い、膜厚1.0μmの塗布膜を形成した。次いで、ミラープロジェクションアライナー(製品名:TME−150RTO、株式会社トプコン製)を使用し、露光ギャップを50μmとして、幅5μmのパターンが形成されたネガマスクを介して、塗布膜に紫外線を照射した。露光量は10、20、40、及び100mJ/cmの4段階とした。露光後の塗布膜を、26℃の0.04質量%KOH水溶液で50秒間現像した後、230℃で30分間ポストベークを行ってラインパターンを形成した。
各露光量で形成されたラインパターンを光学顕微鏡により観察して、細線密着性を評価した。形成されたパターンに基板からの剥離が観察されなった場合を「良好」と判定した。形成されたパターンの一部又は全部が基板から剥離し、所望する形状のパターンを形成できなかった場合を「不良」と判定した。各実施例及び比較例の感光性樹脂組成物の細線密着性の判定を、露光量毎に表1に記載する。
(耐水性評価)
細線密着性の評価と同様にして、ガラス基板上に膜厚1.0μmの塗布膜を形成した。形成された塗布膜に対して、マスクを介さずに露光量100mJ/cmで露光を行って、ガラス基板上に硬化膜を。形成された硬化膜を用いて耐水性の評価を行った。硬化膜を備えるガラス基板を、120℃、2気圧、湿度100%の雰囲気下に24時間、耐圧容器内に静置した。2時間、6時間、12時間、及び24時間の時点でガラス基板を耐圧容器から取り出し、ガラス基板からの硬化膜の剥離の有無を観察した。ガラス基板からの硬化膜の剥離が観察されなかった場合を「良好」と判定した。ガラス基板からの硬化膜の剥離が観察された場合を「不良」と判定した。
Figure 2015125190
Figure 2015125190
〔実施例9及び10〕
カーボンブラック分散液を下記構造のペリレン系顔料の分散液(固形分含有量:20質量%、溶剤:3−メトキシブチルアセテート)に変えることの他は、実施例2及び4と同様にして感光性樹脂組成物を得た。得られた感光性樹脂組成物を用いて、実施例2及び4と同様に、細線密着性と、耐水性とを評価した。細線密着性の判定と、耐水性の判定とを表3に記す。
Figure 2015125190
Figure 2015125190
Figure 2015125190
表1〜3から、アルカリ可溶性樹脂と、光重合性モノマーと、光重合開始剤と、着色剤とを含み、前述の式(1)で表される化合物をシランカップリング剤として含む実施例の感光性樹脂組成物を用いて形成されたパターンであれば、良好なパターンの基板への密着性と、良好な耐水性とを両立できることが分かる。
他方、表1及び表2から、アルカリ可溶性樹脂と、光重合性モノマーと、光重合開始剤と、着色剤とを含むが、前述の式(1)で表される化合物をシランカップリング剤として含まない比較例の感光性樹脂組成物を用いて形成されたパターンは、良好なパターンの基板への密着性と、良好な耐水性とを両立できないことが分かる。
特に、比較例6〜8によれば、感光性樹脂組成物に含まれるシランカップリング剤について、−NH−CO−NH−基に直結する複素環が含窒素5員環である場合、感光性樹脂組成物を用いて形成されるパターンは、耐水性に優れていても、細線密着性に劣ることが分かる。
また、比較例9によれば、感光性樹脂組成物に含まれるシランカップリング剤について、−NH−CO−NH−基にベンゼン環が直結している場合、感光性樹脂組成物を用いて形成されるパターンは、細線密着性に劣り、耐水性にやや劣ることが分かる。
〔実施例11〜18及び比較例10〜18〕
アルカリ可溶性樹脂(樹脂(A−2))58.5質量部と、光重合性モノマー(DPHA)40質量部と、光重合開始剤1.5質量部と、表2に記載の種類のシランカップリング剤と3質量部とを混合した後、混合物を有機溶剤で固形分濃度15質量%に希釈して、感光性樹脂組成物を得た、混合物の希釈に用いた有機溶剤としては、ジエチレングリコールメチルエチルエーテル(MEDG)と、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PM)とが、MEDG/PM=60/40/(質量比)で混合された混合溶剤を用いた。得られた感光性樹脂組成物について、実施例1と同様にして、細線密着性と、耐水性とを評価した。
Figure 2015125190
Figure 2015125190
表5及び表6から、アルカリ可溶性樹脂と、光重合性モノマーと、光重合開始剤とを含み、前述の式(1)で表される化合物をシランカップリング剤として含む実施例の感光性樹脂組成物を用いて形成されたパターンであれば、良好なパターンの基板への密着性と、良好な耐水性とを両立できることが分かる。
他方、表5及び表6から、アルカリ可溶性樹脂と、光重合性モノマーと、光重合開始剤とを含むが、前述の式(1)で表される化合物をシランカップリング剤として含まない比較例の感光性樹脂組成物を用いて形成されたパターンは、良好なパターンの基板への密着性と、良好な耐水性とを両立できないことが分かる。
特に、比較例15〜18によれば、感光性樹脂組成物に含まれるシランカップリング剤について、−NH−CO−NH−基に直結する環が含窒素5員環やベンゼン環である場合、感光性樹脂組成物を用いて形成されるパターンは、耐水性に優れていても、細線密着性に劣ることが分かる。

Claims (6)

  1. (A)アルカリ可溶性樹脂と、(B)光重合性モノマーと、(C)光重合開始剤と、(D)シランカップリング剤とを含み、
    前記(D)シランカップリング剤が、下記式(1)で表される化合物である、感光性樹脂組成物。
    (3−m)Si−R−NH−C(O)−Y−R−X・・・(1)
    (式(1)中、Rはアルコキシ基であり、Rはアルキル基であり、mは1〜3の整数であり、Rはアルキレン基であり、Yは−NH−、−O−、又は−S−であり、Rは単結合、又はアルキレン基であり、Xは、置換基を有していてもよく単環でも多環でもよい含窒素ヘテロアリール基であり、X中の−Y−R−と結合する環は含窒素6員芳香環であり、−Y−R−は前記含窒素6員芳香環中の炭素原子と結合する。)
  2. さらに、(E)着色剤を含有する、請求項1に記載の感光性樹脂組成物。
  3. 前記(E)着色剤が遮光剤である、請求項2に記載の感光性樹脂組成物。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の感光性樹脂組成物を基板上に塗布して塗布膜を形成する工程と、
    前記塗布膜を位置選択的に露光する工程と、
    露光された前記塗布膜を現像する工程と、を含む、パターンの形成方法。
  5. 請求項3に記載の感光性樹脂組成物を用いて形成された、ブラックマトリックス。
  6. 請求項5に記載のブラックマトリックスを備える、表示装置。
JP2013267975A 2013-12-25 2013-12-25 感光性樹脂組成物 Active JP6309755B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013267975A JP6309755B2 (ja) 2013-12-25 2013-12-25 感光性樹脂組成物
KR1020140186339A KR102341048B1 (ko) 2013-12-25 2014-12-22 감광성 수지 조성물
CN201410818315.7A CN104749884B (zh) 2013-12-25 2014-12-24 感光性树脂组合物
TW103145284A TWI649622B (zh) 2013-12-25 2014-12-24 Photosensitive resin composition

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013267975A JP6309755B2 (ja) 2013-12-25 2013-12-25 感光性樹脂組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015125190A true JP2015125190A (ja) 2015-07-06
JP6309755B2 JP6309755B2 (ja) 2018-04-11

Family

ID=53535951

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013267975A Active JP6309755B2 (ja) 2013-12-25 2013-12-25 感光性樹脂組成物

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP6309755B2 (ja)
KR (1) KR102341048B1 (ja)
CN (1) CN104749884B (ja)
TW (1) TWI649622B (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016045220A (ja) * 2014-08-19 2016-04-04 東京応化工業株式会社 感光性樹脂組成物及びカーボンブラック
JP2016153819A (ja) * 2015-02-20 2016-08-25 東京応化工業株式会社 感光性樹脂組成物
JP2016194565A (ja) * 2015-03-31 2016-11-17 東京応化工業株式会社 感光性樹脂組成物、パターンの形成方法、カラーフィルタ及び表示装置
JP2017027029A (ja) * 2015-07-21 2017-02-02 東京応化工業株式会社 着色感光性組成物
JP2017076071A (ja) * 2015-10-16 2017-04-20 新日鉄住金化学株式会社 スペーサー機能を有する遮光膜用の感光性樹脂組成物、遮光膜、液晶表示装置、スペーサー機能を有する遮光膜用の感光性樹脂組成物の製造方法、遮光膜の製造方法、および液晶表示装置の製造方法
KR20180045826A (ko) * 2016-10-25 2018-05-04 도쿄 오카 고교 가부시키가이샤 착색제 분산액, 감광성 수지 조성물, 경화물, 유기 el소자, 패턴의 형성 방법, 및 감광성 수지 조성물의 제조 방법

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6847580B2 (ja) * 2016-02-09 2021-03-24 東京応化工業株式会社 ブラックカラムスペーサ用感光性樹脂組成物、ブラックカラムスペーサ、表示装置、及びブラックカラムスペーサの形成方法
JP6853057B2 (ja) * 2017-01-31 2021-03-31 東京応化工業株式会社 重合性組成物、硬化膜の製造方法、及び硬化膜
KR20180119475A (ko) * 2017-04-25 2018-11-02 도오꾜오까고오교 가부시끼가이샤 블랙 칼럼 스페이서 형성용의 감광성 수지 조성물, 블랙 칼럼 스페이서, 표시 장치, 및 블랙 칼럼 스페이서의 형성 방법
KR102362443B1 (ko) * 2017-08-31 2022-02-11 동우 화인켐 주식회사 청색 감광성 수지 조성물, 이를 이용하여 제조된 컬러필터 및 화상 표시 장치
CN112694557B (zh) * 2019-10-23 2022-05-10 常州强力先端电子材料有限公司 光固化树脂、光固化树脂组合物及黑色矩阵材料
CN112987383B (zh) * 2021-03-05 2022-07-12 深圳市华星光电半导体显示技术有限公司 黑色光阻、显示面板及其制备方法

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6118792A (ja) * 1984-07-04 1986-01-27 デグツサ・アクチエンゲゼルシヤフト N,n′‐およびn,n′,n′‐置換シリル尿素およびその製法
JP2002258485A (ja) * 2001-02-28 2002-09-11 Asahi Kasei Corp 感光性樹脂組成物
JP2002363189A (ja) * 2001-06-01 2002-12-18 Yokohama Rubber Co Ltd:The シランカップリング剤およびそれを含むポリマー組成物
JP2006524713A (ja) * 2004-06-15 2006-11-02 エルジー・ケム・リミテッド 新規のシランカップリング剤及びその製造方法
JP2010059114A (ja) * 2008-09-05 2010-03-18 Shin-Etsu Chemical Co Ltd 有機ケイ素化合物、その製造方法、該有機ケイ素化合物を含む粘着剤組成物、粘着偏光板及び液晶表示装置
JP2010102086A (ja) * 2008-10-23 2010-05-06 Nippon Steel Chem Co Ltd ブラックレジスト用感光性樹脂組成物及びカラーフィルター遮光膜
WO2013146130A1 (ja) * 2012-03-30 2013-10-03 東レ株式会社 シランカップリング剤、感光性樹脂組成物、硬化膜及びタッチパネル部材
WO2015046296A1 (ja) * 2013-09-25 2015-04-02 富士フイルム株式会社 感光性樹脂組成物、硬化膜の製造方法、硬化膜、液晶表示装置および有機el表示装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4839710B2 (ja) 2004-08-09 2011-12-21 三菱化学株式会社 感光性樹脂組成物、カラーフィルタ及び液晶表示装置
KR101936431B1 (ko) * 2012-03-20 2019-01-08 현대자동차주식회사 전기자동차의 주행가능거리 산출 방법

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6118792A (ja) * 1984-07-04 1986-01-27 デグツサ・アクチエンゲゼルシヤフト N,n′‐およびn,n′,n′‐置換シリル尿素およびその製法
JP2002258485A (ja) * 2001-02-28 2002-09-11 Asahi Kasei Corp 感光性樹脂組成物
JP2002363189A (ja) * 2001-06-01 2002-12-18 Yokohama Rubber Co Ltd:The シランカップリング剤およびそれを含むポリマー組成物
JP2006524713A (ja) * 2004-06-15 2006-11-02 エルジー・ケム・リミテッド 新規のシランカップリング剤及びその製造方法
JP2010059114A (ja) * 2008-09-05 2010-03-18 Shin-Etsu Chemical Co Ltd 有機ケイ素化合物、その製造方法、該有機ケイ素化合物を含む粘着剤組成物、粘着偏光板及び液晶表示装置
JP2010102086A (ja) * 2008-10-23 2010-05-06 Nippon Steel Chem Co Ltd ブラックレジスト用感光性樹脂組成物及びカラーフィルター遮光膜
WO2013146130A1 (ja) * 2012-03-30 2013-10-03 東レ株式会社 シランカップリング剤、感光性樹脂組成物、硬化膜及びタッチパネル部材
WO2015046296A1 (ja) * 2013-09-25 2015-04-02 富士フイルム株式会社 感光性樹脂組成物、硬化膜の製造方法、硬化膜、液晶表示装置および有機el表示装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016045220A (ja) * 2014-08-19 2016-04-04 東京応化工業株式会社 感光性樹脂組成物及びカーボンブラック
JP2016153819A (ja) * 2015-02-20 2016-08-25 東京応化工業株式会社 感光性樹脂組成物
JP2016194565A (ja) * 2015-03-31 2016-11-17 東京応化工業株式会社 感光性樹脂組成物、パターンの形成方法、カラーフィルタ及び表示装置
JP2017027029A (ja) * 2015-07-21 2017-02-02 東京応化工業株式会社 着色感光性組成物
JP2017076071A (ja) * 2015-10-16 2017-04-20 新日鉄住金化学株式会社 スペーサー機能を有する遮光膜用の感光性樹脂組成物、遮光膜、液晶表示装置、スペーサー機能を有する遮光膜用の感光性樹脂組成物の製造方法、遮光膜の製造方法、および液晶表示装置の製造方法
KR20180045826A (ko) * 2016-10-25 2018-05-04 도쿄 오카 고교 가부시키가이샤 착색제 분산액, 감광성 수지 조성물, 경화물, 유기 el소자, 패턴의 형성 방법, 및 감광성 수지 조성물의 제조 방법
JP2018070695A (ja) * 2016-10-25 2018-05-10 東京応化工業株式会社 着色剤分散液、感光性樹脂組成物、硬化物、有機el素子、パターンの形成方法、及び感光性樹脂組成物の製造方法
KR102441729B1 (ko) * 2016-10-25 2022-09-08 도쿄 오카 고교 가부시키가이샤 착색제 분산액, 감광성 수지 조성물, 경화물, 유기 el소자, 패턴의 형성 방법, 및 감광성 수지 조성물의 제조 방법

Also Published As

Publication number Publication date
KR102341048B1 (ko) 2021-12-20
CN104749884A (zh) 2015-07-01
JP6309755B2 (ja) 2018-04-11
CN104749884B (zh) 2019-10-18
TWI649622B (zh) 2019-02-01
TW201539139A (zh) 2015-10-16
KR20150075376A (ko) 2015-07-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6309755B2 (ja) 感光性樹脂組成物
JP6860978B2 (ja) 感光性組成物
KR102064297B1 (ko) 감광성 수지 조성물, 이를 이용한 블랙 화소 격벽층 및 디스플레이 장치
JP6309761B2 (ja) ブラックカラムスペーサ用感光性樹脂組成物
JP5890464B2 (ja) 感光性樹脂組成物
JP6373571B2 (ja) ブラックカラムスペーサ形成用感光性樹脂組成物
TWI773642B (zh) 感光性組成物、圖型形成方法、硬化膜、絕緣膜,及顯示裝置
JP6195645B2 (ja) 着色感光性組成物
JP2013134263A (ja) ブラックカラムスペーサ用感光性樹脂組成物、ブラックカラムスペーサ、表示装置、及びブラックカラムスペーサの形成方法
JP5603634B2 (ja) 樹脂パターンの製造方法
JP2016075853A (ja) 感放射線性樹脂組成物、パターン製造方法、透明絶縁膜、及び表示装置
KR102007537B1 (ko) 절연막 형성용 감광성 수지 조성물, 절연막 및 절연막의 형성 방법
JP2014153687A (ja) 感放射線性樹脂組成物、絶縁膜、及び表示装置
JP6022847B2 (ja) 絶縁膜形成用感光性樹脂組成物、絶縁膜、及び絶縁膜の形成方法
CN107272335B (zh) 感光性树脂组合物
JP5916939B2 (ja) ブラックカラムスペーサの形成方法
JP6109506B2 (ja) 樹脂組成物、感光性樹脂組成物、スペーサ、及び表示装置
JP6041571B2 (ja) スペーサ形成用感光性樹脂組成物、スペーサ、表示装置、及びスペーサの形成方法
JP6470615B2 (ja) 感光性樹脂組成物、パターンの形成方法、カラーフィルタ及び表示装置
JP2017049566A (ja) 感光性組成物、当該感光性組成物の製造方法、当該感光性組成物を用いる膜の形成方法、感光性組成物の保管時の増粘抑制方法、光重合開始剤、及び光重合開始剤の製造方法
KR20200035870A (ko) 감광성 수지 조성물, 패터닝된 경화막의 제조 방법 및 경화막
JP5890355B2 (ja) 感光性樹脂組成物
KR102579983B1 (ko) 감광성 조성물, 경화막, 표시 장치, 및 패턴화된 경화막의 형성 방법
JP2018060136A (ja) 感光性樹脂組成物、硬化膜、カラーフィルタ、及び硬化膜の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160912

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170608

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170613

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170809

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20171024

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180119

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20180126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180306

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180315

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6309755

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150