JP2015124587A - 既存地下躯体の解体を伴う新設地下躯体の施工方法 - Google Patents

既存地下躯体の解体を伴う新設地下躯体の施工方法 Download PDF

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【課題】コスト削減や工期短縮を図ることができる既存地下躯体の解体を伴う新設地下躯体の施工方法を提供する。
【解決手段】既存地下躯体11の外壁13の内側に外壁13と対向する仮設壁4を既存地下躯体11の全層にわたって設けるとともに、仮設壁4と交差する向きの控え壁5を設け、仮設壁4と外壁13との間に流動化土6を充填し、既存地下躯体11の高さ方向の中間部に位置する埋戻しレベル10まで埋戻しを行う。既存地下躯体11のうちの仮設壁4の内側かつ埋戻しレベル10よりも上方の部分を解体して撤去し、外壁13を解体して外壁13が設けられていた領域近傍に山留壁を設ける。埋戻しレベル10よりも上方の部分を解体して撤去し、埋戻しレベル10の直上の新設地下躯体の床および梁を設け、この床および梁よりも上側の部分では、順打ち工法で新設地下躯体の施工を行い、下側の部分では、逆打ち工法で新設地下躯体の施工を行う。
【選択図】図5

Description

本発明は、既存地下躯体の解体を伴う新設地下躯体の施工方法に関する。
従来、地下部分(地下躯体)のある既存建物の一部または全部を解体し、新たに建物を建設する際に、既存建物の地下躯体(以下、既存地下躯体とする)の上に杭工事や山留工事、解体工事などの重機を設置する場合、既存地下躯体の内部全体の埋戻しを行っている。
また、通常、新設建物の地下躯体(以下、新設地下躯体とする)を施工する場合、切梁を掛けながら掘削を行い新設地下躯体の最下階から上方に向かって施工する順打ち工法や、1階床から下方に向かって施工する逆打ち工法が採用されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−61213号公報
既存地下躯体の解体において、既存地下躯体の内部全体の埋戻し工程と、埋戻し土の搬出工程とがあると、コストや工期がかかるという問題がある。
また、新設地下躯体の施工において、順打ち工法を採用すると、逆打ち工程と比べて工期がかかるという問題がある。一方、新設地下躯体の施工において、逆打ち工法を採用すると、順打ち工法と比べて工期短縮を図ることはできるが、鉄筋のジョイント、後打ちコンクリートの圧入、隙間の充填などを行う必要があり、品質管理に手間がかかるとともにコストがかかるという問題がある。
このため、既存地下躯体の解体を伴う新設地下躯体の施工において、コスト削減や工期短縮を図ることができる工法が望まれている。
そこで、本発明は、コスト削減や工期短縮を図ることができる既存地下躯体の解体を伴う新設地下躯体の施工方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る既存地下躯体の解体を伴う新設地下躯体の施工方法は、既存地下躯体の外壁の内側に該外壁と対向する仮設壁を前記既存地下躯体の全層にわたって設けるとともに、該仮設壁と交差する向きの控え壁を設け、前記仮設壁と前記外壁との間に流動化土を充填し、前記既存地下躯体の高さ方向の中間部に位置する埋戻しレベルまで埋戻しを行い、前記埋戻しレベルよりも上方において、前記既存地下躯体のうちの前記仮設壁の内側の部分を撤去し、前記外壁を撤去し該外壁が設けられていた領域近傍に山留壁を設け、前記埋戻しレベルよりも上方において、前記既存地下躯体のうちの前記仮設壁の外側の部分、前記仮設壁、前記控え壁、および前記流動化土を撤去し、前記埋戻しレベルの直上に配置される新設地下躯体の床および梁を設け、前記埋戻しレベルの直上に配置された床および梁よりも上方では、順打ち工法で前記新設地下躯体の施工を行い、前記埋戻しレベルの直上に配置された床および梁よりも下方では、前記既存地下躯体の撤去を行うとともに、逆打ち工法で前記新設地下躯体の施工を行うことを特徴とする。
本発明では、仮設壁および控え壁を設けて、仮設壁と既存外壁との間に流動化土を充填することにより、既存地下躯体の外周部が補強されるため、既存地下躯体の解体の際に山留工事を行うことができない場合にも、既存地下躯体の中央部(外周部の内側)の解体を安全に行うことができる。そして、埋戻しは、既存地下躯体の高さ方向の中間部に位置する埋戻しレベルまで行えばよいため、既存地下躯体の内部全体を埋め戻す場合と比べて、埋戻しおよび埋戻し土の搬出にかかるコストの削減や工期の短縮を図ることができる。
また、埋戻しレベルの直上に配置される新設地下躯体の床および梁よりも上方では、順打ち工法で新設地下躯体の施工を行い、これよりも下方では、逆打ち工法で新設地下躯体の施工を行うため、全体を逆打ち工法で施工する場合と比べて、鉄筋のジョイント、後打ちコンクリートの圧入、隙間の充填などの品質管理の手間を軽減できるとともにコストを削減することができる。
また、本発明に係る既存地下躯体の解体を伴う新設地下躯体の施工方法では、前記埋戻しレベルは、水位よりも上方であることが好ましい。
このようにすることにより、埋戻しレベルよりも上方では地下水の影響を受けずに作業を行うことができる。
本発明によれば、仮設壁および控え壁を設けて、仮設壁と既存外壁との間に流動化土を充填することにより、既存地下躯体の外周部が補強されるため、既存地下躯体の解体の際に山留工事を行うことができない場合にも、既存地下躯体の中央部(外周部の内側)の解体を安全に行うことができる。そして、埋戻しは、既存地下躯体の高さ方向の中間部に位置する埋戻しレベルまで行えばよいため、既存地下躯体の内部全体を埋め戻す場合と比べて、埋戻しおよび埋戻し土の搬出にかかるコストの削減や工期の短縮を図ることができる。
また、埋戻しレベルの直上に配置される新設地下躯体の床および梁よりも上方では、順打ち工法で新設地下躯体の施工を行い、これよりも下方では、逆打ち工法で新設地下躯体の施工を行うため、全体を逆打ち工法で施工する場合と比べて、鉄筋のジョイント、後打ちコンクリートの圧入、隙間の充填などの品質管理の手間を軽減できるとともにコストを削減することができる。
本発明の実施形態による既存地下躯体の解体を伴う新設地下躯体の施工方法のステップのうちステップ1を説明する図である。 図1に続くステップ2を説明する図である。 図2に続くステップ3を説明する図である。 図3に続くステップ3およびステップ4を説明する図である。 図4に続くステップ4を説明する図である。 図5に続くステップ5を説明する図である。 図6に続くステップ6を説明する図である。 図7に続くステップ7を説明する図である。 図8に続くステップ8を説明する図である。 図9に続くステップ9を説明する図である。 図10に続くステップ10を説明する図である。 図11に続くステップ11を説明する図である。 図12に続くステップ12を説明する図である。 図13に続くステップ12を説明する図である。 図14に続くステップ12およびステップ13を説明する図である。 図15に続くステップ13を説明する図である。 図16に続くステップ13を説明する図である。 図17に続くステップ13を説明する図である。 図18に続くステップ13を説明する図である。
以下、本発明の実施形態による既存地下躯体の解体を伴う新設地下躯体の施工方法について、図1乃至図19に基づいて説明する。
本実施形態では、図1に示すような4階分の地下躯体(以下、既存地下躯体とする)11を有する既存建物1を解体し、略同じ場所に5階分の地下躯体(以下、新設地下躯体とする)21を有する新設建物2(図19参照)を建設することを想定している。そして、この解体工事および建設工事に、本実施形態による既存地下躯体の解体を伴う新設地下躯体の施工方法を採用している。
本実施形態では、建設される新設地下躯体21の底盤22(図19参照)は、既存地下躯体11の底盤12よりも下方に位置している。
次に、本実施形態による既存地下躯体の解体を伴う新設地下躯体の施工方法をステップごとに説明する。
(ステップ1)
まず、図1に示すように、既存建物1の外部に足場31を構築し、既存建物1の内装や設備機器の解体および撤去を行う。
このとき、既存建物1にアスベストが使用されている場合は、アスベストの処理を行う。
(ステップ2)
次に、図2に示すように、既存地下躯体11に仮設壁4および控え壁(バットレス)5を設ける。
仮設壁4は、既存地下躯体11の外壁13の内側に、外壁13と所定の間隔をあけて対向するように設けられる壁部で、既存地下躯体11の全層(高さ方向全体)にわたって設けられる。
控え壁5は、仮設壁4よりも既存地下躯体11の内側に、仮設壁4に略直交するように設けられる壁で、仮設壁4の幅方向に所定の間隔をあけて複数設けられる。これらの控え壁5は、仮設壁4側の端部が控え壁5と連結される。
本実施形態では、控え壁5を地下2階と地下3階に設けていて、地下2階の控え壁5が、地下3階の控え壁5よりも、幅寸法(仮設壁4に直交する方向の寸法)が大きくなるように施工する。
また、仮設壁4および控え壁5の施工と並行または前後して、既存建物1の地上部分14において、解体用の補強サポート32,32…を設置するとともに、地上部分14の解体ガラを1階へ投下するための開口15Aを、地上部分14の各階の床スラブ16,16…に形成する。
(ステップ3)
次に、図3に示すように、既存地下躯体11の外壁13と仮設壁4との間に流動化土6を充填する。
このとき、流動化土6を外壁13と仮設壁4との間全体に充填し、既存地下躯体11の外壁13、仮設壁4、控え壁5および流動化土6を有する壁体7を構築する。
なお、この壁体7の構築と並行して、地上部分14の解体および撤去を行う。
(ステップ4)
続いて、図3および図4に示すように、壁体7の内部において、埋戻しを行う。
本実施形態では、水位の高さまで埋戻しを行う。本実施形態では、水位がGL−10.5mで、既存建物1の地下3階の床スラブ16cと地下2階のスラブ16bとの間の高さに位置している。また、この水位は、新設建物2においても地下3階の床スラブ25cと地下2階のスラブ25b(図16参照)との間の高さに位置している。
ここで、埋戻しの上面となる高さ(水位)を埋戻しレベル10として以下説明する。
まず、地下4階の床スラブ16d(図2参照)を解体し、図3に示すように、底盤12の上部からこの床スラブ16aの上面に相当する高さまで埋戻しを行う。
続いて、図4に示すように、埋戻しレベル10までの埋戻しを行う。このとき、埋戻しレベル10よりも下方にある、既存地下躯体11の柱、梁などは、解体せずに、埋戻し土17に埋設された状態とする。なお、埋戻しレベル10よりも下方にある、既存地下躯体11の床スラブ16cは、外周部を残して内側を解体し、内壁もほとんど解体して撤去する。
本実施形態では、この埋戻し土17として、解体ガラを使用する。このため、地下1階から地下3階の床スラブ16a〜16cおよび1階の床スラブ16eにも開口15Bを形成し、地上部分14の解体ガラを地下へ投下できるようにする。
この埋戻しと並行して、地上部分14の解体および撤去を行う。
(ステップ5)
続いて、図5に示すように、既存地下躯体11のうち、埋戻しレベル10の上側の部分において壁体7の内側の解体を行う。なお、控え壁5は、解体せずに残した状態とする。
本実施形態では、この解体は、地上部分14の解体が完了した後に行う。
(ステップ6)
続いて、図6に示すように、埋戻しレベル10の上側の部分で壁体7の内部に構台8を構築する。
構台8は、埋戻し土17の上部に立設する支柱81と、支柱81間に架設された梁材82と、を備え、必要に応じて作業床となる床材やブレースなどが設けられている。
構台8の上端は、GLと略同じ高さとしている。
また、構台8は、後述するステップ7で、内側の中央部分83を壁体7側の外周部分84に先行して撤去するため、中央部分83と外周部分84とを分離可能に構築する。
(ステップ7)
続いて、図7に示すように、既存地下躯体11の外壁13(図6参照)を解体し、外壁13があった位置と略同じ位置に山留壁9を設ける。
外壁13の解体は、例えば、CDを用いて行う。なお、必要に応じて、流動化土6も部分的に解体する。
山留壁9は、例えば、ソイルセメント工法で施工する。
(ステップ8)
続いて、図8に示すように、新設建物2の杭および埋戻しレベル10より下方の柱となる構真柱24の打設を行う。
まず、構台8の中央部分83(図7参照)を撤去し、埋戻し土17の上に重機を設置して、構真柱24を打設する。
本実施形態では、構真柱24を、その上端が埋戻しレベル10と略同じ高さとなるように打設する。
(ステップ9)
続いて、図9に示すように、構台8の外周部分84(図8参照)を解体し、既存地下躯体11の地下1階に設けられた仮設壁4および流動化土6を解体し撤去する。
(ステップ10)
続いて、図10に示すように、埋戻しレベル10よりも上方における新設地下躯体21の鉄骨23の建方を行う。
このとき、残っている仮設壁4や、控え壁5、流動化土6と干渉する部分は、後述するステップ10でこれらを解体し撤去した後に施工する。
(ステップ11)
続いて、図11に示すように、新設建物2の1階の床スラブ25fのコンクリート23の打設を行い、埋戻しレベル10よりも上方において仮設壁4や、控え壁5、流動化土6を解体して撤去する。
(ステップ12)
続いて、図12乃至図14に示すように、新設建物2の埋戻しレベル10よりも上方の新設地下躯体21のコンクリートの打設を行う。
まず、図12に示すように、地下2階の床スラブ25bおよび梁26cのコンクリートを打設し、図13に示すように、地下2階の柱27bおよび壁28bのコンクリートを打設する。続いて、地下1階の床スラブ25aおよび梁26bのコンクリートを打設し、図14に示すように、地下1階の柱27aおよび壁28aのコンクリートを打設する。
なお、地下2階の床スラブ25b、梁26c、柱27b、壁28bのコンクリートの打設は、同時に行ってもよい。
(ステップ13)
続いて、図14乃至18に示すように、埋戻しレベル10よりも下方の地下2階の床スラブ25bの下方において、既存地下躯体11を解体しながら、新設地下躯体21を逆打ち工法で構築する。
まず、図14に示すように、新設建物2の地下3階の床スラブ25c(図15参照)が設けられる高さよりも下方の高さまで埋戻し土17を撤去し、この埋戻し土17の撤去によって露出した、既存建物1の躯体、仮設壁4、および流動化土6(図13参照)を解体し、撤去する。
続いて、図15に示すように、新設建物2の地下3階の床スラブ25cおよび梁26dの構築を行う。そして、新設建物2の地下3階の柱27cおよび壁28cの構築を行う。
続いて、残りの埋戻し土17のうち既存地下躯体11の中央部に配置する埋戻し土17を撤去し、既存建物1の底盤12のうち中央部12a(図14参照)の解体・撤去を行う。これにより、埋戻し土17および底盤12は、外周部12bのみが残された状態となる。
そして、図16に示すように、新設建物2の地下4階の床スラブ25dおよび梁26eの構築を行う。
続いて、図15に示す埋戻し土17および底盤12の外周部12bを解体し、図16に示すように、これらが撤去された状態とする。
続いて、新設建物2の地下4階の柱27dおよび壁28dの構築を行う。
続いて、新設建物2の地下4階の床スラブ25dおよび梁26eの下方の掘削(根切り工事)を行う。このとき、新設建物2の地下5階の床スラブ25eおよび新設建物2の底盤22の中央部25ea,22aに対応する部分の掘削を行う。
続いて、図17に示すように、新設建物2の地下5階の床スラブ25eおよび新設建物2の底盤22の中央部25ea,22aの構築を行う。その後、新設建物2の地下5階の床スラブ25eおよび新設建物2の底盤22の外周部25eb,22bに対応する部分の掘削を行い、図18に示すように、地下5階の床スラブ25eおよび新設建物2の底盤22の外周部25eb,22bを構築する。
続いて、図19に示すように、地下5階の柱27eおよび壁28eの構築を行う。
このようにして新設地下躯体21が構築される。
なお、ステップ13と並行して新設建物2の地上部分の施工も行う。
次に、上述した既存地下躯体の解体を伴う新設地下躯体の施工方法の作用・効果について図面を用いて説明する。
本実施形態による既存地下躯体の解体を伴う新設地下躯体の施工方法では、仮設壁4および控え壁5を設けて、仮設壁4と外壁13との間に流動化土を充填することにより、既存地下躯体11の外周部が補強されるため、既存地下躯体11の解体の際に山留工事を行うことができない場合にも、既存地下躯体11の中央部(外周部の内側)の解体を安全に行うことができる。そして、埋戻しは、既存地下躯体11の高さ方向の中間部に位置する埋戻しレベル10まで行えばよいため、既存地下躯体11の内部全体を埋め戻す場合と比べて、埋戻しおよび埋戻し土17の搬出にかかるコストの削減や工期の短縮を図ることができる。
また、埋戻しレベル10の直上に配置される新設地下躯体21の地下2階の床スラブ25bおよび地下3階の梁26cよりも上方では、順打ち工法で新設地下躯体21の施工を行い、これよりも下方では、逆打ち工法で新設地下躯体21の施工を行うため、新設地下躯体21全体を逆打ち工法で施工する場合と比べて、鉄筋のジョイント、後打ちコンクリートの圧入、隙間の充填などの品質管理の手間を軽減できるとともにコストを削減することができる。
以上、本発明による既存地下躯体の解体を伴う新設地下躯体の施工方法の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、既存建物1や新設建物2の階数などの形状は、適宜設定されてよい。
また、上記の実施形態では、控え壁5は、設けられる階によって幅寸法が異なっているが、同じ幅寸法としてもよい。
また、上記の実施形態では、埋戻し土17に解体ガラを使用しているが、解体ガラ以外を使用してもよい。
また、上記の実施形態では、山留壁9をソイルセメントで構築しているが、矢板などによる山留壁9としてもよい。
また、既存建物1の地上部分14の解体の工程や新設建物2の地上部分の施工の工程は適宜設定されてよい。
また、新設地下躯体21の構築を行う際に、必要に応じて切梁や斜梁を設けて行ってもよい。
1 既存建物
2 新設建物
4 仮設壁
5 控え壁
6 流動化土
7 壁体
9 山留壁
10 埋戻しレベル
11 既存地下躯体
12 底盤
13 外壁
14 地上部分
16 床スラブ
17 埋戻し土
21 新設地下躯体
22 底盤
25 床スラブ
26 梁

Claims (2)

  1. 既存地下躯体の外壁の内側に該外壁と対向する仮設壁を前記既存地下躯体の全層にわたって設けるとともに、該仮設壁と交差する向きの控え壁を設け、
    前記仮設壁と前記外壁との間に流動化土を充填し、
    前記既存地下躯体の高さ方向の中間部に位置する埋戻しレベルまで埋戻しを行い、
    前記埋戻しレベルよりも上方において、前記既存地下躯体のうちの前記仮設壁の内側の部分を撤去し、
    前記外壁を撤去し該外壁が設けられていた領域近傍に山留壁を設け、
    前記埋戻しレベルよりも上方において、前記既存地下躯体のうちの前記仮設壁の外側の部分、前記仮設壁、前記控え壁、および前記流動化土を撤去し、
    前記埋戻しレベルの直上に配置される新設地下躯体の床および梁を設け、
    前記埋戻しレベルの直上に配置された床および梁よりも上方では、順打ち工法で前記新設地下躯体の施工を行い、
    前記埋戻しレベルの直上に配置された床および梁よりも下方では、前記既存地下躯体の撤去を行うとともに、逆打ち工法で前記新設地下躯体の施工を行うことを特徴とする既存地下躯体の解体を伴う新設地下躯体の施工方法。
  2. 前記埋戻しレベルは、水位よりも上方であることを特徴とする請求項1に記載の既存地下躯体の解体を伴う新設地下躯体の施工方法。
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