JP2015123967A - 包装袋およびその製造方法 - Google Patents

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【課題】背貼りシール部を有するピロー包装袋において、平板状の物品が積み重ねられたような内容物に適した大面積の開口部が容易に得られ、簡易的な再封止も可能であり、しかも巻取で供給が可能な包装袋およびその製造方法を提案するもの。【解決手段】包装材の両側端部を、合掌状にヒートシールして背貼りシール部(4)を縦方向に形成した包装袋であって、背貼りシール部の上部には、開封用ノッチ(8)が1箇所設けられており、胴部を形成する包装材には、開封用ノッチから出発し、左右の包装材の裂け易い方向に進む包装材の裂け目を捕捉して誘導するための、左右一対の開封誘導線(7)が設けられており、開封誘導線は、背貼りシール部の基線を中心線として左右対称に形成され、前記開封用ノッチの近傍に設けた始点(s)から出発して、包装袋の左右幅方向に広がり、包装袋の下方に設けた終点(e)に到達することを特徴とする包装袋である。【選択図】図1

Description

本発明は、包装材を筒状に成形した後に、天部と底部をシールしてなる包装袋に関し、背貼りシール部に設けた開封用ノッチから開封して、包装袋の長手方向に比較的大きな開口幅の開口部を形成することが可能な包装袋およびその製造方法に関する。
従来、1枚の包装材を筒状に丸めて合掌状の背貼りシール部を形成し、天部と底部のシール部の間に内容物を収納したいわゆるピロー包装体が、さまざまな用途に使用されている。このような構造の包装体を開封するひとつの方法としては、背貼りシール部に2つの開封ノッチを設け、2つの開封ノッチに挟まれた部分を開封開始部として、ここから水平に帯状に開封する方法が知られている。
しかし、この方法は、例えばスティック状の菓子のように、縦に細長い棒状の内容物が多数収納されているような場合には有効であるが、例えばウエットティッシュのように、薄くて腰のない内容物が積み重ねられた内容物には、不向きである。
このように、同じピロー包装袋であっても、内容物の形状や性状、使用方法によって、さまざまな開封構造が必要とされる。
特許文献1に記載された易開封袋は、合掌貼りの背貼り部と前縁溶着部の交点にノッチを設け、ここを開封開始点として、背貼りシール部を帯状に除去して開封することができるようにした包装袋である。
特許文献1に記載された易開封袋は、極めて簡単な構造でありながら、大きな開口径の取出口が比較的安定して得られるという特徴を有しているが、取出口の形状が直線状であって開口面積が小さいため、ある程度腰のある平板状の物品が重なったような内容物には適用することができなかった。
特許文献2に記載された易開封性包装袋は、同様にピロータイプの包装袋において、合掌シール部に切込みを設け、ここから端縁シール部に向ってV字状の切目線を設けたものである。
特許文献2に記載された易開封性包装袋は、開封開始部から出発した切目が、V字状に広がるため、開封が自然に無理なく行われ、しかも切目が端縁シール部で停止するため、開封片が解離せず、簡易的な再封止も可能である。
しかし、特許文献2に記載された易開封性包装袋は、包装体の頭部を開封する構造であるため、特許文献1に記載された易開封袋と同様に、平板状の物品が重なったような内容物には適用することができなかった。
特許文献3に記載された易開封性包装体は、包装袋の胴部に窓状の開口部が形成できるようにし、さらにこの開口部を粘着剤を用いた蓋材で再封止できるようにしたものである。
実用新案第3035855号公報 特開2009−40509号公報 実公昭60−37319号公報
特許文献3に記載された易開封性包装体は、開口部も大きくしかも再封止が可能であるため、例えばウェットティッシュのように、腰のない平坦な物品が重なったような内容物であっても取り出し易く、使い勝手の良い物である。
しかし、特許文献3に記載された易開封性包装体は、構造が複雑であるため、コストがかかるばかりでなく、包装材料を巻取の状態で供給することが不可能であるという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、背貼りシール部を有するピロー包装袋において、平板状の物品が積み重ねられたような内容物に適した大面積の開口部が容易に得られ、簡易的な再封止も可能であり、しかも巻取で供給が可能な包装袋およびその製造方法を提案するものである。
上記の課題を解決するための手段として、請求項1に記載の発明は、最内層にヒートシール性樹脂層を有する積層体からなる包装材の両側端部を、合掌状にヒートシールして背貼りシール部を縦方向に形成した筒状構造を有する包装袋であって、背貼りシール部の上部には、開封のきっかけとなる、開封用ノッチが1箇所設けられており、胴部を形成する包装材には、前記開封用ノッチから出発し、左右の包装材の裂け易い方向に進む包装材の裂け目を捕捉して誘導するための、左右一対の開封誘導線が設けられており、開封誘導線は、脆弱加工によって形成される、包装材を貫通しない切目線であり、前記背貼りシール部の基線を中心線として左右対称に形成され、前記開封用ノッチの近傍に設けた始点から出発して、包装袋の左右幅方向に広がり、包装袋の下方に設けた終点に到達することを特徴とする包装袋である。
本発明に係る包装袋は、背貼りシール部に設けた開封用ノッチから出発する包装材の裂け目を左右対称に設けた開封誘導線で捕捉し、開封誘導線に沿って開封するので、内容物に適した最適な開口部が得られる。
また、請求項2に記載の発明は、前記開封誘導線が、レーザー加工によって形成される連続線、破線、点線、またはこれらの組み合わせからなることを特徴とする請求項1に記載の包装袋である。
また、請求項3に記載の発明は、前記開封誘導線が、前記ヒートシール性樹脂層を貫通しないことを特徴とする請求項1または2に記載の包装袋である。
また、請求項4に記載の発明は、前記開封誘導線が、終点の直前において逆方向に向きを変えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の包装袋である。
また、請求項5に記載の発明は、前記包装材の裂け易い方向が、左右方向であり、前記開封誘導線の始点が開封ノッチより上に位置することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の包装袋である。
また、請求項6に記載の発明は、前記包装材の裂け易い方向が、上下方向であり、前記開封誘導線の始点が開封ノッチより下に位置することを特徴とする請求項1〜4のいずれ
か1項に記載の包装袋である。
また、請求項7に記載の発明は、以下の工程を含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の包装袋の製造方法である。すなわち、
広幅の包装材を巻取で連続的に作成する工程。
包装材に開封誘導線を形成し、所定の幅にスリットして巻き取る工程。
所定幅の包装材を巻き出し、背シール部を形成する工程。
内容物を収納し、包装袋の天地を熱シールする工程。
背シール部に開封用ノッチを形成する工程である。
本発明に係る包装袋は、縦方向に設けた背貼りシール部を中心に左右対称に1対の開封誘導線を形成したので、背貼りシール部に設けた開封用ノッチから出発した包装材の裂け目が開封誘導線に沿って走り、大面積の開口部が安定して得られる。
開封誘導線の形状の自由度が高いので、内容物の形状、性状に合せて、最も適した形状、寸法の開口部を設計することができる。このため特に従来難しかった平板状の物品が重なったような内容物を一枚づつ取り出すといった使い方にも対応することができる。
開封時に発生する開封片は、包装袋に残るので、簡易的ではあるが、開口部を再封止することができる。従って、一度に使い切るとは限らない内容物にも適用できる。
包装材は、巻取の状態で充填工場に供給可能であるので、最終製品である包装体の製造が効率的にできる。
開封誘導線をレーザー加工によって形成する場合には、レーザーの波長と積層体の層構成を組み合わせることにより、特定の層のみを選択的に切断することができる。これにより安定した品質の製品が得られる。
また、レーザーによる開封誘導線の描画は、形状の自由度が高く、点線や破線を組み合わせることも可能であるから、目的に合せて最適な開封誘導線を設計することができる。
請求項4に記載の発明のように、開封誘導線が終点の直前において逆方向に向きを変えている場合には、包装材の裂け目が終点まで到達せず、従って開封片が千切れてしまうことが確実に防止できる。
図1(1)は、本発明に係る包装袋の一実施例を示した斜視図である。図1(2)は、図1(1)に示した包装袋に用いた包装材の展開図である。 図2(1)は、本発明に係る包装袋の他の実施例を示した斜視図である。図2(2)は、図2(1)に示した包装袋に用いた包装材の展開図である。 図3(1)は、本発明に係る包装袋の他の実施例を示した斜視図である。図3(2)は、図3(1)に示した包装袋に用いた包装材の展開図である。 図4(1)は、本発明に係る包装袋の他の実施例を示した斜視図である。図4(2)は、図4(1)に示した包装袋に用いた包装材の展開図である。 図5(1)は、本発明に係る包装袋の他の実施例を示した斜視図である。図5(2)は、図5(1)に示した包装袋に用いた包装材の展開図である。 図6(1)は、本発明に係る包装袋の他の実施例を示した斜視図である。図6(2)は、図6(1)に示した包装袋に用いた包装材の展開図である。 図7(1)は、比較例として用いた従来の包装袋を示した斜視図である。図7(2)は、図7(1)に示した包装袋に用いた包装材の展開図である。
以下、図面を参照しながら本発明に係る包装袋について詳細に説明する。
図1〜図6は、いずれも本発明に係る包装袋の実施例を示した図であり、それぞれ(1)図は、斜視図を、(2)図は、(1)図に示した包装袋に用いた包装材の展開図を示したものである。
本発明に係る包装袋(1)は、最内層にヒートシール性樹脂層を有する積層体からなる包装材(2)の両側端部(3、3)を、合掌状にヒートシールして背貼りシール部(4)を縦方向に形成した筒状構造を有する包装袋である。
背貼りシール部(4)の上部には、開封のきっかけとなる、開封用ノッチ(8)が1箇所設けられている。
胴部を形成する包装材(2)には、開封用ノッチ(8)から出発し、左右の包装材の裂け易い方向に進む包装材の裂け目を捕捉して誘導するための、左右一対の開封誘導線(7)が設けられている。
開封誘導線(7)は、脆弱加工によって形成される、包装材(2)を貫通しない切目線であり、背貼りシール部(4)の基線(4a)を中心線として左右対称に形成され、開封用ノッチ(8)の近傍に設けた始点(s)から出発して、包装袋の左右幅方向に広がり、包装袋の下方に設けた終点(e)に到達する。
開封誘導線(7)は、包装材(2)を貫通しない切目線であればよく、ダイカッターやロータリーダイカッター等の刃物を用いる方法や、炭酸ガスレーザー等のレーザー加工機を用いる方法によって形成することができる。
開封誘導線(7)は、包装材(2)の表面側から形成しても良いし、裏面側から形成しても良いが、レーザー加工機を用いて、包装材の表面側から形成し、最内層のヒートシール性樹脂層を残す方法は、安定した品質の製品が得られる。
開封誘導線(7)の形状としては、図1に示したように、始点(s)から出発して、外側に向って下降し、下方に向きを変えて垂直に下降するような形状でも良いし、図2に示したように、始点(s)から垂直に下降し、外側に広がって再び垂直に下降するような形状でも良い。また図6に示したように、始点(s)から終点(e)まで直線状に広がりながら下降しても良い。
開封誘導線(7)は、連続した線でも良いし、図5に示したような破線でも良い。特に図示しないが、点線でも良いし、これらの組み合わせでも良い。
開封誘導線(7)は、図4に示したように、終点(e)の直前において逆方向に向きを変えていても良い。このようにすることにより、開封用ノッチ(8)から出発した包装材
の裂け目が、始点(s)近くで開封誘導線(7)に合流し、以後開封誘導線に沿って終点(e)に向って進むが、終点まで到達せず、開封誘導線が向きを変えている部分で裂け目が停止する。このため、裂け目が進みすぎて開封片が千切れてしまうことがなくなる。従って、一旦開封した後も、再封止する必要性が高い用途では、このような対策を講じることが好ましい。
開封用ノッチ(8)と、開封誘導線の始点(s)との位置関係については、包装材(2)が幅方向(左右方向)に裂け易いものである場合には、図1、図2、図4、図5、図6に示したように、始点(s)を開封用ノッチ(8)よりも上に位置するようにすることが好ましい。
また、逆に包装材(2)が流れ方向(上下方向)に裂け易いものである場合には、図3に示したように、始点(s)を開封用ノッチ(8)よりも下に位置するように配置することが好ましい。
但し、左右方向に裂け易い包装材であっても、開封時には、背貼りシール部(4)を持って、下方向に引き裂くため、開封用ノッチ(8)から出発した包装材の裂け目は、斜め下方向に走る傾向があり、従って、図3のような形状であっても裂け目が開封誘導線(7)に捕捉されて問題なく開封ができる場合が多い。
包装材(2)が流れ方向に裂け易いか、幅方向に裂け易いかは、積層体として用いる個々の材料や、貼り合せ方法によっても異なってくるので、一概には言えないものである。従って、実際の包装材の性質を見極めた上で、開封誘導線(7)の形状を決定すべきである。
次に本発明に係る包装袋(1)に用いる材料について説明する。
包装材(2)を構成する積層体の層構成としては、最内層にヒートシール性樹脂層を有する以外は、特に限定されない。最も基本的な層構成としては、基材フィルム/ヒートシール性樹脂層からなる構成である。但し、これらを貼り合せるための接着剤層や、印刷層などは当然含まれても良い。
上記の2層に追加される層としては、ガスバリア層、中間層などが挙げられる。特殊な用途としては、遮光層、紫外線吸収層などが追加される場合もある。また基材層がガスバリア層を兼ねる場合もある。
基材層としては、通常、印刷加工適性を考慮して、ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルム(PET)や、延伸ポリプロピレン樹脂フィルム(OPP)、延伸ナイロンフィルム(ONy)等の2軸延伸フィルムが一般的に用いられる。
ガスバリア層としては、アルミニウム箔、アルミニウム蒸着フィルム、金属酸化物蒸着フィルム、各種ガスバリア性樹脂フィルム等が使用される。
ヒートシール性樹脂層としては、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等のポリオレフィン系樹脂が最も一般的に用いられる。本発明に係る包装袋の場合には特に易剥離性を必要としないので、上記の中でも、シール適性の良い低密度ポリエチレン樹脂(LDPE)や、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE)、無延伸ポリプロピレン樹脂(CPP)等の単体樹脂で十分である。ヒートシール性樹脂層は、樹脂を溶融して基材層に押出して積層してもよいし、フィルムに成形されたものを貼り合せても良い。
これらの各層の貼り合せには、接着剤を用いたドライラミネート法や、接着性樹脂をT
ダイから押し出して貼り合せる押出しラミネート法、およびこれらの組み合わせが用いられる。
包装材(2)の製造には、まず基材層に必要な印刷加工を施し、中間層やヒートシール性樹脂層と貼り合せて積層体とする。次にこの包装材(2)に開封誘導線(7)を形成し、所定の幅にスリット加工する。なおスリット加工後に開封誘導線(7)を形成してもよい。以上の工程はすべて巻取の状態で連続的に行われる。
充填工場においては、巻取られた包装材(2)を巻き出し、背貼りシール部(4)を形成して筒状に加工すると共に内容物を充填し、トップシール部(5)、ボトムシール部(6)を形成する。なおトップシール部(5)とボトムシール部(6)は、同時に形成して、中央部で切り分けてもよい。最後に開封用ノッチを形成して、包装体が完成する。
以下実施例に基いて、本発明に係る包装袋についてさらに具体的に説明する。
包装材の構成として、次のA〜Dの4種類の積層体を準備した。略号の意味は次の通りである。
PET:ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルム
ONy:延伸ナイロンフィルム
PE:ポリエチレン樹脂
LDPE:低密度ポリエチレン樹脂
AL:アルミニウム箔
EX:押出しラミネート
DL:ドライラミネート
<積層体の層構成> 数字は厚さ(μm)を示す。
A:PET12/インキ/DL接着剤/ヒートシール性樹脂フィルム40
B:ONy15/インキ/DL接着剤/ヒートシール性樹脂フィルム40
C:ONy15/インキ/EX(PE20)/ヒートシール性樹脂フィルム40
D:PET12/インキ/EX(PE15)/AL7/EX(PE15)/ヒートシール性樹脂フィルム(LDPE)30
各積層体に表1の組み合わせに従って、図1〜6に示したパターンの開封誘導線を、レーザー加工機によって形成し、スリット加工を行って所定の幅に巻取り、包装材とした。各包装材を製袋し、生八橋を積み重ねたものを収納して包装体とした。
<各包装体の評価>
開封適性評価:手で開封したときに開封誘導線に従って開口し、所望の開口面積が得られた場合を○とした。
内容物の取り出し易さ評価:一枚づつ積層された生八橋を取り出す際、全てを取り出すことなく一枚づつの取り出しが可能であった場合を○とした。
再封性評価:開封後、包装袋が二分されず、簡易再封が可能であった場合を○とした。
<比較例>
比較例として、従来帽子切り用包装袋に用いていた図7に示した開封誘導線のパターンを施したものと、開封誘導線を全く施さないものを作成した。以上の結果を表1に示す。
Figure 2015123967
表1の結果から分るように、本発明に係る包装袋は、開口面積を広く担保でき、生八橋
のように柔らかくて、ある程度の面積をもったものが積み重ねられたような内容物を、傷付けることなく一枚づつ取り出すことが可能となった。
1・・・包装袋
2・・・包装材
3・・・側端部
4・・・背貼りシール部
4a・・・背貼りシール部の基線
5・・・トップシール部
6・・・ボトムシール部
7・・・開封誘導線
8・・・開封用ノッチ
9・・・シール予定部
s・・・始点
e・・・終点

Claims (7)

  1. 最内層にヒートシール性樹脂層を有する積層体からなる包装材の両側端部を、合掌状にヒートシールして背貼りシール部を縦方向に形成した筒状構造を有する包装袋であって、
    背貼りシール部の上部には、開封のきっかけとなる、開封用ノッチが1箇所設けられており、
    胴部を形成する包装材には、前記開封用ノッチから出発し、左右の包装材の裂け易い方向に進む包装材の裂け目を捕捉して誘導するための、左右一対の開封誘導線が設けられており、
    開封誘導線は、脆弱加工によって形成される、包装材を貫通しない切目線であり、前記背貼りシール部の基線を中心線として左右対称に形成され、前記開封用ノッチの近傍に設けた始点から出発して、包装袋の左右幅方向に広がり、包装袋の下方に設けた終点に到達することを特徴とする包装袋。
  2. 前記開封誘導線は、レーザー加工によって形成される連続線、破線、点線、またはこれらの組み合わせからなることを特徴とする請求項1に記載の包装袋。
  3. 前記開封誘導線は、前記ヒートシール性樹脂層を貫通しないことを特徴とする請求項1または2に記載の包装袋。
  4. 前記開封誘導線は、終点の直前において逆方向に向きを変えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の包装袋。
  5. 前記包装材の裂け易い方向が、左右方向であり、前記開封誘導線の始点が開封ノッチより上に位置することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の包装袋。
  6. 前記包装材の裂け易い方向が、上下方向であり、前記開封誘導線の始点が開封ノッチより下に位置することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の包装袋。
  7. 以下の工程を含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の包装袋の製造方法。
    広幅の包装材を巻取で連続的に作成する工程。
    包装材に開封誘導線を形成し、所定の幅にスリットして巻き取る工程。
    所定幅の包装材を巻き出し、背シール部を形成する工程。
    内容物を収納し、包装袋の天地を熱シールする工程。
    背シール部に開封用ノッチを形成する工程。
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