JP2015123435A - 洗浄装置およびこの装置を用いた被洗浄物の洗浄方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 槽腹部を貫通移動するネットコンベアの上下面に対向させて少なくとも一対の超音波振動子が配設された洗浄槽を備え、洗浄液が充填された洗浄槽内でネットコンベアに載置された被洗浄物を上下の超音波振動子の間に搬送して超音波洗浄する洗浄装置であって、上下の超音波振動子の間を除いて、ネットコンベアに載置された被洗浄物は押さえネットによってコンベア上に制止された状態で搬送されるように構成され、かつ、装置の運転中、洗浄液が洗浄槽内に絶えず供給されるとともに、洗浄槽の底面に設けられた洗浄液の排出孔から洗浄液が絶えず排出されるが、洗浄槽内への洗浄液の供給量を洗浄槽内からの洗浄液の排出量よりも多くすることで、洗浄槽内に洗浄液が充填された状態を維持することができるように構成されていることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
そこで本発明は、希土類系永久磁石などの被洗浄物を効率的かつ効果的に洗浄することができる洗浄装置を提供することを目的とする。
また、請求項2記載の装置は、請求項1記載の装置において、洗浄槽の下方に、排出孔から排出された洗浄液を受蓄するための洗浄液受蓄槽と、洗浄液受蓄槽内の洗浄液を洗浄槽内に供給するための洗浄液供給手段をさらに備えることを特徴とする。
また、請求項3記載の装置は、請求項1または2記載の装置において、被洗浄物が載置されたネットコンベアと、ネットコンベアに載置された被洗浄物をコンベア上に制止するための押さえネットが、ともに洗浄槽の一方の側面に設けられた入口孔から対向する側面に設けられた出口孔に向かって槽腹部を貫通移動するように構成され、かつ、洗浄槽内への洗浄液の供給が、入口孔と出口孔のそれぞれの近傍上方に配置された洗浄液噴出手段から洗浄液を下方に向けて噴出させることによって行われるように構成されていることを特徴とする。
また、請求項4記載の装置は、請求項1乃至3のいずれかに記載の装置において、洗浄槽内で洗浄される被洗浄物を予めシャワー洗浄するための事前シャワー手段が洗浄槽の前段に設置されているとともに、洗浄槽の後段には、洗浄槽内で洗浄された被洗浄物をシャワー洗浄するための事後シャワー手段と洗浄が完了した被洗浄物をブロー乾燥するためのエアブロー手段が設置されていることを特徴とする。
また、本発明の被洗浄物の洗浄方法は、請求項5記載の通り、請求項1乃至4のいずれかに記載の洗浄装置を用いて被洗浄物を洗浄することを特徴とする。
また、請求項6記載の方法は、請求項5記載の方法において、被洗浄物が希土類系永久磁石であることを特徴とする。
図1に示す本発明の洗浄装置を用いて研削加工後の板状の希土類系永久磁石の洗浄を行った。洗浄前の磁石の表面の汚れを100%とし、洗浄後の磁石の表面の汚れ残留率を評価したところ、上面は5%で下面は12%であった(磁石10個の平均値)。これに対し、特許文献1に記載の洗浄装置を用いて同様に磁石の洗浄を行ったところ、洗浄後の磁石の表面の汚れ残留率は、上面は32%で下面は12%であった(磁石10個の平均値)。以上の結果から、本発明の洗浄装置は、磁石の上面に対する洗浄効果が格段に優れており、表面全体として清浄度が高い磁石が得られることがわかった。なお、磁石の表面の汚れ残留率は、磁石の表面の汚れを転写した粘着テープを写真撮影した画像から画像処理ソフトを用いて明度(明度A)を測定するとともに、磁石の表面の汚れを転写していない未使用の粘着テープの明度(明度B)も測定し、磁石の表面の汚れ量をlog(明度B/明度A)と定義した上で、汚れ残留率(%)=(洗浄後の汚れ量/洗浄前の汚れ量)×100の数式で算出される数値で評価した。
図1に示す本発明の洗浄装置を用いて50000個の研削加工後の板状の希土類系永久磁石の洗浄を行った。その結果、超音波洗浄の際の振動によってコンベア上から落ちてしまった磁石は存在しなかった。これに対し、底面に洗浄液の排出孔を有さない洗浄槽を備えること以外は図1に示す本発明の洗浄装置と同一の構成の洗浄装置を用いた場合には、50000個中10個の磁石が超音波洗浄の際の振動によってコンベア上から落ちてしまった。
2 洗浄槽
3 ネットコンベア
4a,4b 超音波振動子
5,5a,5b 押さえネット
6 排出孔
7 洗浄液受蓄槽
8 洗浄液供給手段(循環ポンプ)
9 入口孔
10 出口孔
11a,11b 洗浄液噴出手段
12 事前シャワー手段
13 事後シャワー手段
14 エアブロー手段
15 赤外線ヒータ
X 被洗浄物(板状の希土類系永久磁石)
Claims (6)
- 槽腹部を貫通移動するネットコンベアの上下面に対向させて少なくとも一対の超音波振動子が配設された洗浄槽を備え、洗浄液が充填された洗浄槽内でネットコンベアに載置された被洗浄物を上下の超音波振動子の間に搬送して超音波洗浄する洗浄装置であって、上下の超音波振動子の間を除いて、ネットコンベアに載置された被洗浄物は押さえネットによってコンベア上に制止された状態で搬送されるように構成され、かつ、装置の運転中、洗浄液が洗浄槽内に絶えず供給されるとともに、洗浄槽の底面に設けられた洗浄液の排出孔から洗浄液が絶えず排出されるが、洗浄槽内への洗浄液の供給量を洗浄槽内からの洗浄液の排出量よりも多くすることで、洗浄槽内に洗浄液が充填された状態を維持することができるように構成されていることを特徴とする装置。
- 洗浄槽の下方に、排出孔から排出された洗浄液を受蓄するための洗浄液受蓄槽と、洗浄液受蓄槽内の洗浄液を洗浄槽内に供給するための洗浄液供給手段をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の装置。
- 被洗浄物が載置されたネットコンベアと、ネットコンベアに載置された被洗浄物をコンベア上に制止するための押さえネットが、ともに洗浄槽の一方の側面に設けられた入口孔から対向する側面に設けられた出口孔に向かって槽腹部を貫通移動するように構成され、かつ、洗浄槽内への洗浄液の供給が、入口孔と出口孔のそれぞれの近傍上方に配置された洗浄液噴出手段から洗浄液を下方に向けて噴出させることによって行われるように構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の装置。
- 洗浄槽内で洗浄される被洗浄物を予めシャワー洗浄するための事前シャワー手段が洗浄槽の前段に設置されているとともに、洗浄槽の後段には、洗浄槽内で洗浄された被洗浄物をシャワー洗浄するための事後シャワー手段と洗浄が完了した被洗浄物をブロー乾燥するためのエアブロー手段が設置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の装置。
- 請求項1乃至4のいずれかに記載の洗浄装置を用いて被洗浄物を洗浄することを特徴とする被洗浄物の洗浄方法。
- 被洗浄物が希土類系永久磁石であることを特徴とする請求項5記載の方法。
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