JP2015123365A - 疾走動作を改善する履物 - Google Patents

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俊明 小田
一樹 楠本
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Abstract

【課題】 疾走動作を直接的に改善し、疾走速度を向上させるトレーニング用の履物を提供することを目的とする。
【解決手段】 足を裏面から支える底部と、爪先から甲の方向に角度を持つ甲及び側面支持部を有した上部から構成される履物において、上部が踵を覆わない構造としたことを特徴とする。
甲及び側面支持部の頂上の真下近傍に履物の重心を調整するための重心位置調整部を、底部に設けたことを特徴とする。
重心位置調整部は、重心位置調整板と重心位置調整板固定部から構成されることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、履いて歩行や疾走を行うことにより、疾走動作が改善され、疾走速度が高まる履物に関する。ここでいう履物とは、例えば靴、サンダル、スリッパ等があげられる。
従来、ストライドの増加、下肢運動制御の鍛錬、下腿筋力の強化などを目的とした履物として以下のようなものがある。
まず靴底を少しでも高くし歩幅を大きくしたものがある(特許文献1参照)。また、下肢運動制御の練習となるように下駄型ローラーペダル運動装置を設けた履物(特許文献2)や、靴底の構造によって下腿の筋力強化を目的とした履物もある(特許文献3)。
特開平11−164705 特開2009−273844 特開平8−89306
前記の履物は疾走動作を直接的に改善するものではなく、疾走動作遊脚期の股関節伸展から屈曲への適切な切り替えのタイミングのトレーニングや、疾走動作で股関節屈曲の角加速度が高められない。
よって、疾走動作遊脚期の股関節伸展から屈曲への適切な切り替えのタイミングをトレーニングできる履物を提供することが課題である。
かつ、疾走動作で股関節屈曲の角加速度を高めることができる履物を提供することが課題である。
本発明は、従来の履物とは異なり、疾走動作を直接的に改善し、疾走速度を向上させるトレーニング用の履物を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を有する。
1つ目として、足を裏面から支える底部と、爪先から甲の方向に傾斜した甲及び側面支持部を有した上部から構成される履物において、上部が踵を覆わない構造としたことを特徴とする。
2つ目として、甲及び側面支持部の頂上の真下近傍に履物の重心を調整するための重心位置調整部を、底部に設けたことを特徴とする。
3つ目として、重心位置調整部は、重心位置調整板と重心位置調整板固定部から構成されることを特徴とする。
本発明の請求項1の構成とすることにより、疾走動作遊脚期の股関節伸展から屈曲への適切な切り替えタイミングをトレーニングできる。
本発明の請求項2及び3の構成とすることにより、請求項1に加えて、疾走動作で股関節屈曲の角加速度を高めることができる。
そのため、疾走速度を向上させることができる。
本発明の請求項1に係る履物の側面図である。 本発明の請求項2及び3に係る履物の側面からみた断面図である。 本発明の請求項2及び3に係る履物の重心位置調整板の平面図である。 本発明の請求項2及び3に係る履物の重心位置調整板固定部の平面図である。 本発明の請求項2及び3に係る履物の重心位置調整板固定部へ重心位置調整板を固定した平面図である。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図5に基づいて説明する。
ただし以下の記載は、特許請求の範囲を限定するものではない。
請求項1に係る発明の履物を図1により説明する。
本発明の請求項1に係る発明の履物は、上部1と足を裏面から支える底部2から構成される。上部1は、爪先から甲の方向に傾斜し甲及び足の両側面を覆うことで足を支える甲及び側面支持部1Aと、甲及び側面支持部1Aの傾斜の最高点である頂上1B、踵部1Cから構成される。尚、上部1、甲及び側面支持部1A、頂上1B、踵部1C及び底部2は、本発明の請求項1に係る発明の履物を構成するだけでなく、従来の履物も構成している。
本発明の請求項1に係る履物は、上部1が踵を覆わない構造としている。ここでいう踵を覆わないとは、踵を完全に覆わない(踵が完全に露出した)状態から多くても約半分以下しか覆わない(踵の約半分以上が露出した)状態までを含む。踵のごく一部が覆われ殆どが露出した状態を示したものが図1である。
図1は靴のような、踵部1Cが甲及び側面支持部1Bの一部(連結)である履物の場合を示している。靴以外の履物、例えばサンダルは、踵部1Cは甲及び側面支持部1Bの一部(連結)でなく、甲及び側面支持部1Bと分離している。図示していないが、このような履物で踵部1Cを前記のように踵を覆わない構造としてもよい。
踵を完全に覆わない又は多くても約半分しか覆わないことにより、履物が有している踵の固定性、安定性を意図的に低下させることができる。
よって、疾走動作遊脚期の股関節伸展から屈曲への適切な切り替えタイミングをトレーニングできる。
請求項2及び3に係る発明の履物を図2〜図5により説明する。
本発明の請求項2に係る履物は図2に示すように、請求項1に係る履物において、頂上1Bの真下近傍に履物の重心を調整するための重心位置調整部3を、底部2に設けている。重心位置調整部3を設ける位置は頂上1Bの真下でもよいし、真下に限定されず図2のように、頂上1Bの真下から踵部1C側までわたってもよい。重心位置調整部3は履物の重心を調整できるものであれば形状は特定されない。平板形状のものが好ましいが、これに限定されるものではない。材質は皮革、樹脂、金属等が考えられるが、これらに限定されるものではない。
本発明の請求項3に係る履物は図2〜図5に示すように、請求項2に係る履物において、重心位置調整部3が重心位置調整板3Aと重心位置調整板固定部3Bから構成される。
重心位置調整板3Aは履物の重心を調整するためのものであり、図2、3に示すように略長方形の平板形状が好ましいが、これに限定されるものではない。前後方向の長さ、幅、厚さの各寸法は履物の形状、使用者の足の形状、体重等を考慮して適宜決定される。材質は皮革、樹脂、金属等が考えられるが、これらに限定されるものではなく、こちらも履物の形状、使用者の足の形状、体重等を考慮して適宜決定される。尚、形状については後述する重心位置調整板固定部3Bへの固定を考慮して、図3に示すように踵部1C側に半円形の切欠き部を設けている。この切欠き部も重心位置調整板固定部3Bの形状を考慮して適宜決定される。
重心位置調整板固定部3Bは、重心位置調整板3Aを確実に底部2に固定するためのものであり、図2、4に示すように円柱の突起形状が好ましいが、これに限定されるものではない。材質は皮革、樹脂、金属等が考えられるが、これらに限定されるものではなく、こちらも履物の形状、使用者の足の形状、体重等を考慮して適宜決定される。
重心位置調整板3Aを重心位置調整板固定部3Bにより底部2に固定した状態を示したものが図2、5である。
これらによって、請求項1に係る発明の履物に加えて疾走動作で股関節屈曲の角加速度を高めることができる。
以上から、本発明に係る履物によれば、疾走動作遊脚期の股関節伸展から屈曲への適切な切り替えタイミングをトレーニングできることに加えて、疾走動作で股関節屈曲の角加速度を高めることができる。よって、疾走速度を向上させることができる。
本発明の請求項1、2及び3に係るすべての履物について、トレーニング効果の実験を行った。被験者は、週に3日程度の運動を行っている者を7名とした。被験者には、本発明の履物を履きトレーニングを行う発明群と、通常のシューズで同様のトレーニングを行うコントロール群(以下CON群)に分かれて比較を行った。
結果、20mダッシュにおいて、発明群はトレーニング前と比較して、0.07秒有意に記録が向上した(p<0.05)。また、5mごとの区間別タイムで見ると、発明群はトレーニング前に比べてスタートから5mまでが0.04秒有意に速くなった(p<0.05)。CON群については全ての項目でトレーニング効果は認められなかった。
この結果は、本発明の履物を使用したトレーニングによって、単純計算をすると100m走では、0.35秒記録の向上が見られ、多様なスポーツで必須のスタートから5mまでの効果が顕著であることを示した。
本発明の請求項1、2及び3に係るすべての履物について、陸上競技の短距離種目を専門とし、週に5日程度の練習を行っている者11名を被験者として、トレーニング効果の実験を行った。
結果は、50mダッシュにおいて、トレーニング前と比較すると0.10秒有意に速くなった(p<0.001)。
これは、本発明の履物を使用したトレーニングが、疾走動作について鍛錬を行っている者に対しても有効であることを示している。
1 上部
1A 甲及び側面支持部
1B 頂上
1C 踵部
2 底部
3 重心位置調整部
3A 重心位置調整板
3B 重心位置調整板固定部

Claims (3)

  1. 足を裏面から支える底部と、爪先から甲の方向に傾斜した甲及び側面支持部を有した上部から構成される履物において、上部が踵を覆わない構造としたことを特徴とする履物。
  2. 甲及び側面支持部の頂上の真下近傍に履物の重心を調整するための重心位置調整部を、底部に設けたことを特徴とする、請求項1記載の履物。
  3. 重心位置調整部は、重心位置調整板と重心位置調整板固定部から構成されることを特徴とする、請求項2記載の履物。
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