JP2015121325A - 交差部支持金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 施工後の信頼性及び施工時の施工性を向上させた交差部支持金具を提供することにある。【解決手段】 交差部支持金具10は、一方の振止部材を配設する溝部21を設けた円盤状の第1円盤部材20と、他方の振止部材を配設する溝部31を設けた円盤状の第2円盤部材30と、を重ね合わせて緊締するものであって、第1円盤部材20には、2のボルト孔22,23及び当該ボルト孔の外側に固着されたナット24,25を備え、第2円盤部材30には、第1円盤部材20のボルト孔22,23を介して第1円盤部材20のナット24,25に螺合するボルト40,41を挿通させるとともに、第2円盤部材30を第1円盤部材20に対して回動可能にさせる2の穿孔32,33を備える。【選択図】 図1

Description

本願発明は、垂下された吊部材又は鋼材に設けられる振止部材どうしを交差状に連結するため、あるいは垂下された吊部材又は鋼材に振止部材を交差状に連結するための交差部支持金具に関するものである。
垂下された吊部材又は鋼材に設けられる振止部材どうしを交差状に連結するため、あるいは垂下された吊部材又は鋼材に振止部材を交差状に連結するための交差部支持金具に関する先行技術文献としては、特許文献1乃至特許文献3に示すものが挙げられる。
特許文献1及び特許文献2は、図9に示すものであり、交差姿勢で係合連結される両棒状体の位置変更操作を片手で能率良く容易に行うために、一方の棒状体の二箇所に対して弾性復元力で係合保持可能な係合部6を備え、且つ前記両係合部6を互いに近づける側への弾性変形操作で該係合部6が係合解除される形態に屈曲形成されている一対の連結部材5が、互いに逆向き姿勢となる背中合わせで相対回転自在に枢支連結されている棒状体用交差連結具が開示されている。
特許文献3は、図10に示すものであり、全ネジ(丸棒)を配設する溝部や挿通部を設けた円盤状の円盤部材を複数重ね合わせて緊締した吊りボルト振れ止め交差金具が開示されている。
特開2009−185940号公報(特許第4457154号公報) 特開2010−112558号公報(特許第4972148号公報) 意匠登録第1144494号公報
確かに、特許文献1及び特許文献2に開示されている棒状体用交差連結具は、棒状体に対して取り付けやすい利点がある(ワンタッチ取り付けが可能)。しかしながら、開口部(符号6a)があるために、想定外の応力が棒状体用交差連結具にかかると、この開口部によって棒状体用交差連結具が棒状体から外れてしまう危険性があった。また、棒状体どうしが棒状体用交差連結具を挟んで離れて交差しているので、棒状体が撓んだ状態になり応力(外力)に対する抵抗力が弱くなる(より撓みやすくなる)。
これに対して、特許文献3に開示された吊りボルト振れ止め交差金具には開口部がないために、想定外の応力によっても吊りボルト振れ止め交差金具が棒状体等から外れてしまう可能性は極めて低い。しかしながら、吊りボルト振れ止め交差金具には、以下のような問題があった。
(1)重ね合わせた円盤部材どうしは「ボルト」によって緊締されるが、ボルトは円盤部材のボルト孔に形成された「バーリング(タップ)」部分に螺合するようになっているため、一般的なボルトとナットの締結に比べて信頼性に欠ける。
(2)吊りボルト振れ止め交差金具の両サイドに配置される円盤部材は、同一形状をしているため、生産性に優れているが、円盤部材の緊締のためにボルト締めをする場合に、吊りボルト振れ止め交差金具の両サイドから作業をしなくてはならず、作業性に難がある。
(3)円盤部材の回転可能な範囲が狭く、あらゆる棒状体等の交差角度X(0度<X<90度)に対応できるものではない。
(4)棒状体どうしが吊りボルト振れ止め交差金具により離れて交差しているので、棒状体が撓んだ状態になり応力(外力)に対する抵抗力が弱くなる(より撓みやすくなる)。
(5)棒状体等を吊りボルト振れ止め交差金具に係合する手段がない。
そこで、本願発明者は、上記特許文献1乃至特許文献3の問題点を解決して、従来よりも施工後の信頼性及び施工時の施工性を向上させた交差部支持金具を提供すべく鋭意試験・研究を行い、本願発明を完成するに至った。
上記目的を達成するために、本願発明の第1の発明は、垂下された吊部材又は鋼材に設けられる振止部材どうしあるいは垂下された吊部材又は鋼材と振止部材とを交差状に連結するために、一方の振止部材あるいは垂下された吊部材又は鋼材を配設する溝部を設けた円盤状の第1円盤部材と、他方の振止部材あるいは垂下された吊部材又は鋼材を配設する溝部を設けた円盤状の第2円盤部材と、を重ね合わせて緊締する交差部支持金具であって、第1円盤部材には、1又は2以上のボルト孔及び当該ボルト孔の外側に固着(溶接)されたナットを備え、第2円盤部材には、第1円盤部材のボルト孔を介して第1円盤部材のナットに螺合するボルトを挿通させるとともに、第2円盤部材を第1円盤部材に対して回動可能にさせる1又は2以上の穿孔を備えた、ことを特徴とするものである。なお、「第2円盤部材を第1円盤部材に対して回動可能にさせる」とあるが、第1円盤部材を基準にした表現であり、第2円盤部材を基準にすれば「第1円盤部材を第2円盤部材に対して回動可能にさせる」となり、同じ意味(作用)である(以下、第2の発明以降においても同じ)。
第2の発明は、垂下された吊部材又は鋼材に設けられる振止部材どうしあるいは垂下された吊部材又は鋼材と振止部材とを交差状に連結するために、一方の振止部材あるいは垂下された吊部材又は鋼材を配設する溝部を設けた円盤状の第1円盤部材と、他方の振止部材あるいは垂下された吊部材又は鋼材を配設する溝部を設けた円盤状の第2円盤部材と、を重ね合わせて緊締する交差部支持金具であって、第1円盤部材には、1又は2以上のボルトを当該ボルトのネジ部が内側へ突起するように固着(溶接)して備え、第2円盤部材には、第1円盤部材のボルトを挿通させてナットと螺合させるとともに、第2円盤部材を第1円盤部材に対して回動可能にさせる1又は2以上の穿孔を備えた、ことを特徴とするものである。
第3の発明は、第2円盤部材の穿孔が、振止部材どうしあるいは垂下された吊部材又は鋼材と振止部材との交差角度Xが0度≦X≦180度(又は、0度<X<180度、又は、0度≦X≦90度、又は、0度<X<90度)になるように第2円盤部材を第1円盤部材に対して回動可能にする形状に形成されたことを特徴とする同交差部支持金具である。
第4の発明は、第1円盤部材又は/及び第2円盤部材の溝部に、振止部材あるいは垂下された吊部材又は鋼材を係合する係合手段を備えたことを特徴とする同交差部支持金具である。
第5の発明は、第1円盤部材と第2円盤部材の当接する当接面に相互に係合する放射状の凹凸部を形成したことを特徴とする同交差部支持金具である。
ここで「垂下された吊部材又は鋼材」及び「振止部材」は棒状体を意味し、例えば、吊りボルト,全ネジ,丸鋼等が挙げられる。
「円盤部材」は、円形状のものに限らず、多角形状のものであってもよい。
「ボルト・ナット」には、本願発明の趣旨に反しない限り、締結具として公知のボルト・ナットが含まれる。
「穿孔」の形状は、本願発明の趣旨に反しない限り、とくに限定されるものではない(例えば、円形・多角形状のものであってもよいし、長孔のように延伸しているものであってもよい)。
上記した本願発明によれば、以下のような効果を有する。
(1)本願発明は、第1円盤部材にボルト孔の外側に固着(溶接)されたナットを備えることで、一般的に使用されている信頼性のあるボルト・ナットでトルクをかけることができるので、振止部材あるいは垂下された吊部材又は鋼材を強固に保持できる。
(2)同様に、第1円盤部材に1又は2以上のボルトを当該ボルトのネジ部が内側へ突起するように固着(溶接)して備えることで、円盤部材どうしを緊締するための一般的に使用されている信頼性のあるボルト・ナットでトルクをかけることができるので、振止部材あるいは垂下された吊部材又は鋼材を強固に保持できる。
(3)また、本願発明は、第2円盤部材側(交差部支持金具の片側)からボルト又はナットの締め付け作業が行えるので、施工性に優れている(交差部支持金具の両側から作業をする必要がない)。
(4)振止部材どうしあるいは垂下された吊部材又は鋼材と振止部材とが直接接して交差している(最小限度の撓みで交差している)ので、剛性を強め一体となって応力(外力)に対する抵抗力が増す。
(5)第2円盤部材の穿孔が、振止部材どうしあるいは垂下された吊部材又は鋼材と振止部材との交差角度が0度〜180度(或いは0度〜90度)の範囲になるように第2円盤部材を第1円盤部材に対して回動可能にする形状に形成されることで、取り付け角度(交差角度)を選ばずに使用できる。
(6)第1円盤部材及び第2円盤部材の溝部に、振止部材あるいは垂下された吊部材又は鋼材と係合する係合手段を備えることで、振止部材あるいは垂下された吊部材又は鋼材の食いつきを良くし、振止部材あるいは垂下された吊部材又は鋼材を強固に保持できる。
(7)第1円盤部材と第2円盤部材の当接する当接面に相互に係合する放射状の凹凸部を形成することで、取り付け角度(交差角度)を確実に固定(確保)できる。その結果として、地震等の揺れによっても交差角度が変わらず、剛性を保持できる。
本願発明の第1実施形態を示す説明図(1)。 本願発明の第1実施形態を示す説明図(2)。 本願発明の第1実施形態を示す説明図(3)。 本願発明の第2実施形態を示す説明図。 本願発明の第3実施形態を示す説明図。 本願発明の第4実施形態を示す説明図。 本願発明の第5実施形態を示す説明図。 本願発明の第6実施形態を示す説明図。 特許文献1及び特許文献2に開示された先行技術を示す説明図。 特許文献3に開示された先行技術を示す説明図。
本願発明の実施形態(一例)を「振止部材どうしを交差状に連結するための交差部支持金具」に基づいて説明する。よって、本願発明は、これらの実施形態に限定されるものではない。なお、本願発明は「垂下された吊部材又は鋼材に振止部材を交差状に連結するための交差部支持金具」としても使用できるが、前者と同旨であるためその説明については省略する。
図1〜図3は、本願発明の第1実施形態を示す説明図である。図1は、本願発明に係る交差部支持金具10の全体構造を示す分解図であり、図2は、本願発明に係る交差部支持金具10の全体構造を示す組立図である。
図1に示すように、交差部支持金具10は、第1円盤部材20と第2円盤部材30とを備える。
第1円盤部材20と第2円盤部材30には、それぞれ振止部材(図示省略)を配設する溝部21、溝部31を設けている。
そして、第1円盤部材20には、溝部21の左右に一対のボルト孔22,23及び当該ボルト孔22,23の外側に固着(溶接)されたナット24,25を備える。
また、第2円盤部材30には、第1円盤部材20のボルト孔22,23を介してナット24,25に螺合するボルト40,41を挿通させるとともに、第2円盤部材30を第1円盤部材20に対して回動可能にさせる穿孔32,33を備える。なお、符号42,43は、ワッシャーである。
図2に示すように、交差部支持金具10は、第1円盤部材20と第2円盤部材30とを重ね合わせて、ボルト40,41を締め付けて緊締する(図2(a)参照)。このとき、第1円盤部材20にナット24,25が固着されているので(図2(b)参照)、ボルト40,41に十分なトルクをかけて締め付けることができ、振止部材(図示省略)を強固に保持できる。なお、固着手段は溶接に限らず、その他の方法であってもよい(第2実施形態以降においても同じ)。
図3は、本願発明に係る交差部支持金具10の使用状態を示す説明図である。
図3に示すように、交差部支持金具10は、振止部材50と振止部材51とを交差状に連結している。このとき、穿孔32,33は、振止部材50と振止部材51の交差角度が0度〜90度になるように第2円盤部材30を第1円盤部材20に対して回動可能にする形状に形成されている。これにより、振止部材50と振止部材51の取り付け角度(交差角度)を選ばずに使用できる(交差角度の最大角度が90度を超えた場合には、交差部支持金具10を90度回転させれば同じことである)。
図4は、本願発明の第2実施形態を示す説明図である。
図4に示すように、第2実施形態が第1実施形態と相違するのは、第1円盤部材20にナット24,25ではなく、ボルト26,27を固着し、第1円盤部材20と第2円盤部材30とを緊締するためにナット44,45を用いた点である(図示するダブルナットの使用は本実施形態に限らず他の実施形態でもよい)。このような構造にすることで、第1実施形態と同様にナット44,45に十分なトルクをかけて締め付けることができ、振止部材(図示省略)を強固に保持できる。なお、ナット44,45として蝶ナット仕様のものを使用することで、仮止めを簡易に行うことができる(締め付けには、蝶ナット締付工具を使用する)。また、ナット44,45を第2円盤部材30の穿孔32,22から脱落しないような構造(非脱落構造:例えば、図4(c)に示すような構造)にしてもよい。その他の構造・作用・効果については、第1実施形態と同じであるので、その説明を省略する。
図5は、本願発明の第3実施形態を示す説明図である。
第3実施形態は、第1円盤部材20又は/及び第2円盤部材30に対する振止部材(図示省略)の食いつきを良くし、振止部材(図示省略)を強固に保持するため、第1円盤部材20又は/及び第2円盤部材30の溝部21,31に備えられた係合手段である(図面上、溝部21で説明するが、溝部31でも同じである)。
図5(a)は、第1円盤部材20の溝部21の内面をねじ形状21aに切ったものである。こうすることで、振止部材(図示省略)の食いつきを良くできる。また、ねじ形状になっていなくても、振止部材が少しでも係合される形状であればよい(例えば、ローレット状等)。
図5(b)は、第1円盤部材20の溝部21の内面に1個以上の突起物(エンボス状等)21bを形成したものである。こうすることで、振止部材(図示省略)の食いつきを良くできる。
図5(c)は、第1円盤部材20の溝部21の長手方向両端(又は内側部分の1又は2箇所以上)を振止部材(図示省略)側へ折り曲げるものであり、図示した例は切り欠きをして引っ掛け部21cを形成したものある。こうすることで、振止部材(図示省略)の食いつきを良くできる。なお、切り欠きの形状は図示するコ字形のものに限定されず、その他の形状(例えば、三角形状など)であってもよい。また、切り欠きの方向も図示する溝部長手方向に限定されず、その他の方向(例えば、溝部短手方向など)であってもよい。なお、図示省略するが、溝部21の長手方向両端を押圧等によって変形させて係合手段としてもよい。
図6は、本願発明の第4実施形態を示す説明図である。
第4実施形態は、ボルト40,41に関するものである。
図6(a)は、第1円盤部材20と第2円盤部材30とを緊締するためにボルトとして、先端が細くなっている棒先ボルト40a,41aを使用したものである。この棒先ボルト40a,41aを使用することで、第1円盤部材20のボルト孔22,23へ挿通するときに、当たりを付けやすくなり、施工性がさらに向上する(図6(c)参照)。
図6(b)は、第1円盤部材20と第2円盤部材30とを緊締するためのボルトとして、ネジ部の根元を細く形成したボルト40b,41bを使用したものである。このボルト40b,41bを使用することで、ボルト40b,41bの細く形成された根元部分が第2円盤部材の穿孔32,33の縁部分に引っ掛かるために、ボルトの抜け落ち防止効果があり、施工性がさらに向上する(図6(d)参照)。
なお、第4実施形態ではワッシャーを使用していないが、ワッシャー・スプリングワッシャー等を使用してもよい(他の実施形態においても同じ)。
図7は、本願発明の第5実施形態を示す説明図である。
第5実施形態は、第1円盤部材20と第2円盤部材30とを緊締するためのボルト及びナットの着脱を不要とする構造(ボルト及びナットを着脱しなくても第1円盤部材20と第2円盤部材30とを組み立てることのできる構造)である。
図7(a)に示すように、第1円盤部材20の溝部21と第2円盤部材30の溝部31とが平行した状態(=交差角度0度の状態)において、ナット24,25に螺合されたボルト40,41のボルト頭を貫通可能とする拡孔部34,35を穿孔32,33にそれぞれ形成する(ワッシャー付きの場合には、ボルト及びワッシャーを貫通可能にする拡径部を穿孔に形成する)。
次に、図7(b)に示すように、拡孔部34,35を介して、ボルト40,41(のボルト頭)を穿孔32,33に挿通し第1円盤部材20と第2円盤部材30とを組み合わせる。
そして、図7(c)に示すように、振止部材(図示省略)どうしの交差角度に合わせて第2円盤部材30を第1円盤部材20に対して矢印の方向へ回動させて緊締する。回動後にボルト40,41は拡孔部34,35以外の穿孔32,33にあるので、ボルト40,41及びナット24,25による第2円盤部材30と第1円盤部材20との緊締状態は維持される。
なお、回動後にボルト40,41が拡孔部34,35に位置することはあり得ないので(振止部材の交差角度が0度になることはないから)、ボルト40,41が第1円盤部材20から外れてしまうことはなく、実際の使用に支障はない。
第1円盤部材20と第2円盤部材30とを緊締するためのボルト及びナットの着脱を不要とする構造(ボルト及びナットを着脱しなくても第1円盤部材20と第2円盤部材30とを組み立てることのできる構造)の一例としては、以下のような組合せが考えられる。
A)ナット固着:ボルトフリー(第5実施形態:図7)…A1
ボルト非脱落構造(第4実施形態:図6(d))…A2
B)ボルト固着:ナットフリー…B1
ナット非脱落構造(第2実施形態:図4(c))…B2
C)ナット・ボルトフリー
D)打痕等:ボルトのネジ山部分の一部機能を無くして、ボルト・ナットの分離(脱落)をできなくしたもの(上記A〜Cに係るもの)
図8は、本願発明の第6実施形態を示す説明図である。
第6実施形態は、振止部材の取り付け角度(交差角度)を確実に固定(確保)する手段の一例である。
図8に示すように、第1円盤部材20と第2円盤部材30の当接する当接面28,38に相互に係合する放射状の凹凸部29,39を形成する(全面又は一部)。これによって、第1円盤部材20と第2円盤部材30とが当接面28,38において係合し、振止部材(図示省略)の取り付け角度(交差角度)を確実に固定(確保)できる。その結果として、地震等の揺れによっても交差角度が変わらず、剛性を保持できる。なお、当接面28,38の凹凸部29,39は、第1円盤部材20と第2円盤部材30自体(全体又は一部分)を波形形状にすることで形成されたものでもよい。
なお、放射状の凹凸部で決められる角度と交差する振止部材の角度に些少な相違がある場合でも、交差部支持金具と振止部材の双方若しくは片方の変形を伴い、組み付けが可能となる。
本願発明に係る交差部支持金具は、振止部材どうしを交差状に連結するため、あるいは垂下された吊部材又は鋼材に振止部材を交差状に連結するために広く利用できるものである。
10 交差部支持金具
20 第1円盤部材
21 溝部(21a〜21cは「係止手段」)
22 ボルト孔
23 ボルト孔
24 ナット(固着)
25 ナット(固着)
26 ボルト(固着)
27 ボルト(固着)
28 当接面
29 凹凸部
30 第2円盤部材
31 溝部
32 穿孔
33 穿孔
34 拡孔部
35 拡孔部
38 当接面
39 凹凸部
40 ボルト(40a,40bは変形例)
41 ボルト(41a,41bは変形例)
42 ワッシャー
43 ワッシャー
44 ナット
45 ナット
50 振止部材
51 振止部材

Claims (5)

  1. 垂下された吊部材又は鋼材に設けられる振止部材どうしあるいは垂下された吊部材又は鋼材と振止部材とを交差状に連結するために、一方の振止部材あるいは垂下された吊部材又は鋼材を配設する溝部を設けた円盤状の第1円盤部材と、他方の振止部材あるいは垂下された吊部材又は鋼材を配設する溝部を設けた円盤状の第2円盤部材と、を重ね合わせて緊締する交差部支持金具であって、
    第1円盤部材には、2以上のボルト孔及び当該ボルト孔の外側に固着されたナットを備え、
    第2円盤部材には、第1円盤部材のボルト孔を介して第1円盤部材のナットに螺合するボルトを挿通させるとともに、第2円盤部材を第1円盤部材に対して回動可能にさせる2以上の穿孔を備えた、
    ことを特徴とする交差部支持金具。
  2. 垂下された吊部材又は鋼材に設けられる振止部材どうしあるいは垂下された吊部材又は鋼材と振止部材とを交差状に連結するために、一方の振止部材あるいは垂下された吊部材又は鋼材を配設する溝部を設けた円盤状の第1円盤部材と、他方の振止部材あるいは垂下された吊部材又は鋼材を配設する溝部を設けた円盤状の第2円盤部材と、を重ね合わせて緊締する交差部支持金具であって、
    第1円盤部材には、2以上のボルトを当該ボルトのネジ部が内側へ突起するように固着して備え、
    第2円盤部材には、第1円盤部材のボルトを挿通させてナットと螺合させるとともに、第2円盤部材を第1円盤部材に対して回動可能にさせる2以上の穿孔を備えた、
    ことを特徴とする交差部支持金具。
  3. 第2円盤部材の穿孔は、振止部材どうしあるいは垂下された吊部材又は鋼材と振止部材との交差角度Xが0度≦X≦180度になるように第2円盤部材を第1円盤部材に対して回動可能にする形状に形成されたことを特徴とする請求項1又は2記載の交差部支持金具。
  4. 第1円盤部材又は/及び第2円盤部材の溝部に、振止部材あるいは垂下された吊部材又は鋼材を係合する係合手段を備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の交差部支持金具。
  5. 第1円盤部材と第2円盤部材の当接する当接面に相互に係合する放射状の凹凸部を形成したことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の交差部支持金具。
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