JP6270355B2 - 構造体用締結具 - Google Patents

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この発明は、構造体を構成する構成部材と、他の構成部材とを締結する構造体用締結具に関する。
一般に、複数の構成部材を組み合わせて構成された構造体において、その構成部材と他の構成部材との締結は、これらに形成された挿通孔にボルトを挿通し、ナットを締め付けることで行われている。
構成部材同士を締結する際、これらの構成部材に挿通されたボルトの頭部を回転しないように固定する必要があり、通常、スパナやレンチ等の工具により固定している。
また、構造体の構成部材としては、軽量化を図りつつ強度を確保するために、中空のフレーム体から形成され、必要に応じてフランジや長さ方向のスリットを備えたものが使用されている。このため、フランジを避けつつ、工具をスリットからフレーム体内部に差し込んで、ボルトの頭部を回転しないように固定することが難しく、作業性が悪くなるという問題があった。
そこで、ボルトの頭部の回転を規制する回り止め具が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この回り止め具は、ボルトの頭部が嵌る嵌合部を有する円盤形状の2つの頭部と、これらの頭部を繋ぐ軸部とを有し、嵌合部の一方の開口部分に、頭部の円盤面に沿ってその開口の周縁から内向きに張り出したフランジが形成されている。
この回り止め具の嵌合部にボルトの頭部を嵌めた状態で、支柱及び横桟に形成した挿通孔にボルトの軸部を挿通して、ナットにより支柱と横桟を締結する。このとき、ボルトの頭部が回り止め具の嵌合部に嵌まる状態にあるので、ナットの締め付けによるボルトの頭部が回転しないように固定される。また、嵌合部のフランジにボルトの頭部が当たり、その嵌合部からボルトの脱落が防止される。
特開2011−241088号公報
しかし、上記特許文献1に記載された回り止め具の頭部は、ボルトを保持する手段を備えていないことから、ボルトの頭部から脱落するおそれがあった。このため、ボルトの頭部から回り止め具の頭部が抜け出ないように、回り止め具を保持する必要があり、締結の作業性に改善の余地があった。
そこで、この発明の課題は、ボルトの頭部を回り止めさせた状態でボルトを保持する構造体用締結具を提供することである。
前記の課題を解決するために、この発明は構造体の構成部材と、他の構成部材とを締結する構造体用締結具であって、前記構成部材に対して取り付けられる取り付け板部と、その取り付け板部の両側から立ち上がるフランジとを有するホルダと、そのホルダの取り付け板部に形成された挿通孔に挿通されるボルトと、前記ホルダの取り付け板部に沿ってフランジと反対側に差し込まれ、前記ボルトの軸部が通る切り欠き部を有するプレートとを備え、前記ボルトの軸部の全長にねじ部が形成され、前記ホルダの両フランジは、その取り付け板部に対して前記ボルトの頭部が回転不能に嵌る間隔に形成され、前記プレートはその切り欠き部の周縁部が前記ボルトの軸部の隣り合うねじ山の間に係止可能に形成されたものとすることができる。
この構造体用締結具は、ホルダの挿通孔にフランジ側からボルトの軸部を挿通し、ボルトの頭部をホルダの両側のフランジの間に嵌めると、ボルトの頭部が回転不能となる。この状態で、プレートをホルダの取り付け板部に沿ってフランジと反対側に差し込むことで、プレートの切り欠き部の周縁部がボルトの軸部の隣り合うねじ山の間に係止し、ホルダに対してボルトが抜け止めされる。
また、前記ホルダが係合孔を有し、前記プレートは前記係合孔に嵌まる係止突起を有し、弾性をもって撓み変形可能に形成されたものとすることができる。
この場合、プレートをホルダの取り付け板部に沿ってフランジと反対側に差し込むとき、係止突起はホルダの取り付け板部に突き当たり、その周縁部を取り付け板部から離れる向きに弾性をもって撓み変形させながら移動する。そして、係止突起がホルダの係合孔に嵌まると、係止突起周縁部の撓み変形が弾性復元により解消し、係止突起が係合孔に係止する。この係止により、プレートがホルダに対して抜け止めされるため、ホルダ、ボルト及びプレートが一体化されたアッセンブリとして利用することができる。
ホルダのフランジにおいては、前記取り付け板部に対して立ち上がる高さが、前記ボルトの頭部の厚みよりも小さく形成されたものとすることができる。
前記プレートの切り欠き部が前記ボルトの軸部のねじ山の外径よりも小さく、かつねじ谷の外径よりも大きい幅を有し、前記プレートが、前記ボルトのねじ部のピッチよりも小さい厚さを有するものとすることができる。
このようにすると、金属板を加工することにより切り欠き部を有するプレートを容易に製作することができる。
この発明の構造体用締結具は、頭部を回り止めさせた状態で複数のボルトがホルダに対して一体化されるため、構成部材に形成した挿通孔に、複数のボルトの軸部を素早く挿通して仮保持させることが可能となり、締結に要する施工時間を短縮することができる。
この発明の第一実施形態の構造体用締結具を示す斜視図 同上の構造体用締結具の分解斜視図 (a)同上の構造体用締結具を示す平面図、(b)図3(a)のA−A線における断面図、(c)同上の構造体用締結具を示す側面図 同上の構造体用締結具の組み立て状態を示す斜視図 (a)同上のプレートとボルトの軸部との関係を示す平面図、(b)図5(a)のB−B線における断面図 同上のホルダの他の態様を示す斜視図 同上のプレートの他の態様を示す平面図 同上の構造体用締結具の構造体への使用状態を示す斜視図 同上の構造体用締結具の構造体での使用状態を示す縦断面図 同上の構造体用締結具の分離形態での使用状態を示す縦断面図 同上の構造体用締結具の他の構造体への使用状態を示す斜視図 同上の構造体用締結具の他の構造体への使用状態を示す斜視図 この発明の第二実施形態の構造体用締結具を示す斜視図
以下、この発明の第一実施形態に係る構造体用締結具を図1〜図12に基づいて説明する。この構造体用締結具1は、構造体の構成部材と、他の構成部材との締結に使用され、構成部材に対して取り付けられる取り付け板部3と、その両側から立ち上がるフランジ4とを有するホルダ2と、ホルダ2の取り付け板部3に挿通される六角ボルトであるボルト5と、ホルダ2の取り付け板部3に沿ってボルト5の軸部5aに差し込まれるプレート6とを備えている。
ホルダ2は、合成樹脂製または金属製の板材から形成され、矩形の取り付け板部3と、その幅方向両側に同方向に立ち上がるフランジ4、4を有している。図2に示すように、取り付け板部3の長さ方向両側に挿通孔7、7が形成され、ボルト5の軸部5aが挿通可能となっている。挿通孔7は、これにボルト5が挿通される状態において、ボルト5の頭部5bが取り付け板部3に接触可能な外径に形成される。取り付け板部3の挿通孔7、7の間には、係合孔8が形成される。
ホルダ2のフランジ4、4は、図3に示すように、取り付け板部3の両側において、ボルト5の頭部5bが回転不能に嵌る間隔に形成され、その間隔が六角ボルトであるボルト5の頭部5bの二面幅よりも若干大きく形成されている。ここで、ホルダ2のフランジ4、4の間隔において、「若干大きく形成される」とは、ボルト5の頭部5bの二面幅よりも大きく、ボルト5の頭部5bの対角距離よりも小さく形成されることを含む。
また、ホルダ2のフランジ4、4は、図1に示すように、取り付け板部3からの立ち上がり幅が、ボルト5の頭部5bの高さ(頭の高さ)よりも大きく形成されている。なお、フランジ4の立ち上がり幅は、ボルト5の頭部5bの高さよりも大きく形成されるものに限られず、フランジ4にボルト5の頭部5bが突き当たり、回転不能となる大きさであればよい。
例えば、図6に示すように、フランジ4の立ち上がり幅をボルト5の頭部5bの高さよりも小さく形成することもできる。この場合、大きいトルクが作用して、ボルト5の頭部5bが両フランジ4、4の間に噛み込んだ際、工具によりボルト5の頭部5bを回転して、その食い込み状態を解消することができる。
ホルダ2の挿通孔7に挿通されるボルト5は、軸部5aの全長にねじ部が形成された全ねじの六角ボルトである。ボルト5としては、その頭部がホルダ2のフランジ4、4の間で、回転不能に嵌るものであればよく、本実施形態のように六角ボルトに限られず、四角ボルト、八角ボルトなどの頭部の断面が多角形であるボルトを適用することができる。
プレート6は、弾性を備えた金属板から形成されており、ホルダ2の取り付け板部3と同じ大きさの矩形をなしている。また、図4に示すように、プレート6は、長さ方向両側において幅方向一方の側縁から他方の側縁に向かって形成される切り欠き部6a、6aと、その切り欠き部6a、6aの間に形成された環状の係止突起6bとを備えている。プレート6の厚みtは、図5に示すように、ボルト5の軸部5aに形成されたねじ部のピッチPよりも小さく形成されている。
各切り欠き部6aは、図5(b)に示すように、一定幅Wを有し、プレート6の幅方向他方の側縁側の周縁部が円弧状に形成されている。また、一方の切り欠き部6aの幅方向の中央位置と、他方の切り欠き部6aの幅方向の中央位置とが、ホルダ2の挿通孔7、7の中心の間隔と同じ間隔に形成されている。切り欠き部6aの幅Wは、ボルト5の軸部5aに形成されたねじ部の外径d1よりも小さく、ねじ部の谷の径d2よりも大きく形成されている。
切り欠き部6aの幅Wと、厚みtを規定することにより、プレート6は、切り欠き部6aがホルダ2の挿通孔7に挿通されたボルト5の軸部5aに対して差し込み可能となる。プレート6が差し込まれると、切り欠き部6aがボルト5の軸部の取り付け板部3寄りの位置を通って、切り欠き部6aの周縁部がボルト5のねじ部の隣り合うねじ山間に係止可能となる。
プレート6の係止突起6bは、切り欠き部6a、6aの間に形成した孔の周縁部をプレート6の表面よりも突出させて形成され、その外径がホルダ2の係合孔8の径よりも小さく形成されている。係止突起6bは、プレート6の裏面から、ポンチなどの工具を打ちつけて孔を形成する際、孔の周縁部をプレート6の表面側に立ち上がらせて形成することができる。
プレート6がホルダ2の取り付け板部3に沿って、切り欠き部6aがボルト5の軸部5aに差し込まれるとき、係止突起6bがホルダ2の取り付け板部3に突き当たり、プレート6の係止突起6bの周縁部が取り付け板部3から離れる向きに弾性をもって撓み変形する。
また、プレート6がさらに差し込まれ、係止突起6bがホルダ2の係合孔8に嵌まると、係止突起6bの周縁部の撓み変形が弾性により復元し、係止突起6bが係合孔8に係止する。この係止により、プレート6がホルダ2に対して抜け止めされる。なお、プレート6がホルダ2の取り付け板部3に沿って下向きに差し込む場合など、プレート6がホルダ2に対して脱落する恐れがない場合、プレート6の係止突起6bとホルダ2の係合孔8を形成しなくてもよい。
プレート6の切り欠き部6aの形状としては、図5(a)に示すように、一定幅Wを有し、他方の側縁側の周縁部が円弧状に形成したものに限られない。例えば、図7に示すように、プレート6の幅方向一方の側縁から他方の側縁に向かってその幅が小さく形成され、かつ他方の側縁側の周縁部が他方の側縁に対して平行に形成されたものとすることができる。
この切り欠き部6aは、図5に示すように、プレート6の幅方向一方の側縁の幅がボルト5のねじ部の外径d1よりも大きく、プレート6の幅方向他方の側縁の幅が、ねじ部の谷の径d2よりも小さく形成される。このプレート6をホルダ2の取り付け板部3に沿って差し込むと、切り欠き部6aにボルト5の軸部5aを通し易くなる。
この実施形態に係る構造体用締結具1は上記のように構成され、以下、その使用方法について図8〜12に基づいて説明する。
構造体用締結具1の使用に際して、まず、図4に示すように、ボルト5の軸部5aをホルダ2の挿通孔7に挿通し、ボルト5の頭部5bをホルダ2の両フランジ4、4の間に嵌める。続いて、ボルト5の頭部5aがホルダ2の取り付け板部3に接する状態で、プレート6を取り付け板部3に沿って、フランジ4と反対側に差し込む。
このとき、プレート6の係止突起6bはホルダ2の取り付け板部3に突き当たり、その周縁部を取り付け板部3から離れる向きに弾性をもって撓み変形させながら移動する。そして、係止突起6bがホルダ2の係合孔8に嵌まると、係止突起6b周縁部の撓み変形が弾性により復元し、係止突起6bが係合孔8に係止する。
さらに、プレート6の切り欠き部6aが、ボルト5の軸部5aの取り付け板部3寄りの位置を通って、その切り欠き部6aの周縁部がボルト5のねじ部の隣り合うねじ山間に係止される。この係止により、プレート6がホルダ2に対して抜け止めされるため、構造体用締結具1は、ホルダ2、ボルト5及びプレート6が一体化される。
一体化された構造体用締結具1は、例えば、図8、9に示すように、幅方向に間隔をおいて配置した一対の支柱11、11の間に横桟12を掛け渡した構造体20に使用される。
構造体20の構成部材である支柱11は長尺の板材からなり、他の構成部材である横桟12は長尺の基板部12aとその両側から立ち上がる側板部12bと、各側板部12bの先端から幅方向内向きに形成されたフランジ12c、12cとから形成される。
そして、一対の支柱11の表面と、横桟12の基板部12aとを突き合わせ、その突き合せ部にボルト5の挿通孔13が上下方向二箇所に形成される。その挿通孔13にボルト5の軸部5aを横桟12の基板部12a側から挿通し、支柱11の裏面側から平座金9b、ばね座金9aを介してナット9を締め付ける(図9参照)。
ナット9の締め付け時、一方のボルト5が挿通孔13から抜け出る方向に押されることがあっても、ホルダ2には2本のボルト5が保持されているので、ホルダ2が傾いて他方のボルト5の軸部5aが挿通孔13の周縁部に係止し、構造体用締結具1の脱落が防止される。
したがって、挿通孔13から脱落しないように、工具により構造体用締結具1を支える必要がないため、横桟12のフランジ12c、12cの間隔が狭く工具が届き難い状態であっても、支柱11と横桟12とを締結することが可能となる。
なお、上述のように、構造体用締結具1としては、ホルダ2、ボルト5及びプレート6が一体化された状態での使用に限られず、ボルト5が挿通孔7に挿通されたホルダ2と、プレート6とを分離して使用することもできる(図10参照)。
すなわち、上述の構造体20の支柱11と横桟12とを締結する際、ホルダ2の挿通孔7にボルト5を挿通した状態で、挿通孔13にボルト5の軸部5aを挿通する。その後、支柱11の裏面側において、ボルト5の軸部5aにプレート6を差し込む。このとき、プレート6の係止突起6bは、ホルダ2の係合孔8に対して反対側に突き出す状態となる。
プレート6の差し込みにより、ホルダ2とボルト5とを支柱11と横桟12の突き合せ部に仮止めすることが可能となり、仮止めされたボルト5の軸部5aに平座金9b、ばね座金9aを介してナット9を締め付け、支柱11と横桟12とが一体化される。
また、構造体用締結具1は、図11に示すように、構造体20の横桟12を、断面角形の中空のフレーム体からなる横桟14に変更した構造体21に使用してもよい。
すなわち、支柱11と横桟14の突き合せ部にボルト5の挿通孔13を左右方向二箇所に形成し、その挿通孔13に構造体用締結具1のボルト5の軸部5aを横桟12の内部から挿通し、支柱11の裏面側から平座金9b、ばね座金9aを介してナット9を締め付けて、支柱11と横桟14とを一体化する。なお、この構造体21において、構造体用締結具1は、構造体20の場合と同様に、ボルト5が挿通孔7に挿通されたホルダ2と、プレート6とを分離して使用することができる。
さらに、構造体用締結具1は、図12に示すように、構成部材を長尺の基板部15aの両側からフランジ15bが立ち上がるフレーム状の支柱15とし、他の構成部材を壁面体16とした構造体22に使用してもよい。
この構造体22は、幅方向に間隔をおいて並んだ複数の支柱15の基板部15aの外面側に壁面体16が配置され、支柱15の基板部15aと壁面体16とを突き合せ、その突き合せ部にボルト5の挿通孔17が上下方向に複数箇所に形成される。
これらの挿通孔17にボルト5の軸部5aを壁面体16側から挿通し、支柱15側から平座金9b、ばね座金9aを介してナット9を締め付け、支柱15と壁面体16を一体化する。なお、この構造体22において、構造体20の場合と同様に、構造体用締結具1は、ボルト5が挿通孔7に挿通されたホルダ2と、プレート6とを分離して使用することができる。
この発明の第二実施形態に係る構造体用締結具を図13に示す。第二実施形態では、同図に示すように、ホルダ2の挿通孔7が取り付け板部3の長さ方向に等間隔に三箇所形成され、プレート6の切り欠き部6aがプレート6の長さ方向に等間隔に三箇所形成された点で第一実施形態の場合と相違し、その他の構成は前記第一実施形態の場合と同様である。
すなわち、ホルダ2の取り付け板部3は、三箇所に形成された挿通孔7と、隣り合う挿通孔7の二箇所の間のうち、一箇所に形成された係合孔8とを備えている。プレート6は、三箇所に形成された切り欠き部6aと、隣り合う切り欠き部6aの二箇所の間のうち、一箇所に形成された係止突起6bとを備えている。
この実施形態に係る構造体用締結具1は、ホルダ2にボルト5が3本挿通されているので、第一実施形態に係る構造体用締結具1よりも、一度により多くのボルト5を構成部材に対して仮保持することが可能となる。このため、締結に要する施工時間をより短縮することが可能となる。
また、必要に応じて、ホルダ2の挿通孔7を取り付け板部3の長さ方向に等間隔に四箇所以上形成し、プレート6の切り欠き部6aをプレート6の長さ方向に等間隔に四箇所以上形成することもできる。この場合、ホルダ2の挿通孔7の形成箇所とプレート6の切り欠き部6aの形成箇所とは同数とする。
1 構造体用締結具
2 ホルダ
3 取り付け板部
4 フランジ
5 ボルト
5a 軸部
5b 頭部
6 プレート
6a 切り欠き部
6b 係止突起
7 挿通孔
8 係合孔
9 ナット
9a ばね座金
9b 平座金
11 支柱
12 横桟
12a 基板部
12b 側板部
12c フランジ
13 挿通孔
14 横桟
15 支柱
15a 基板部
15b フランジ
16 壁面体
17 挿通孔
20 構造体
21 構造体
22 構造体

Claims (3)

  1. 構造体の構成部材と、他の構成部材とを締結する構造体用締結具であって、
    前記構成部材に対して取り付けられる取り付け板部と、その取り付け板部の両側から立ち上がるフランジとを有するホルダと、そのホルダの取り付け板部に複数形成された挿通孔に挿通されるボルトと、前記ホルダの取り付け板部に沿ってフランジと反対側に差し込まれ、前記ボルトの軸部が通る切り欠き部を有するプレートとを備え、
    前記ボルトの軸部の全長にねじ部が形成され、前記ホルダのフランジは、その取り付け板部の両側において、前記ボルトの頭部が回転不能に嵌る間隔に形成され、前記プレートはその切り欠き部の周縁部が前記ボルトの軸部の隣り合うねじ山の間に係止可能に形成され
    前記ホルダがその取り付け板部の複数の挿通孔の間に係合孔を有し、前記プレートはその一方の表面から突出し、前記係合孔に嵌まる位置に形成される係止突起を有し、前記プレートは、前記係止突起の周縁部が前記取り付け板部から離れる向きに弾性をもって撓み変形可能に形成されており、
    前記ホルダの取り付け板部に沿って差し込まれる前記プレートは、その係止突起の周縁部が前記取り付け板部から離れる向きに弾性をもって撓み変形し、その係止突起の周縁部の撓み変形が弾性により復元した状態で、その係止突起が前記係合孔に係合するようにした構造体用締結具。
  2. 前記ホルダのフランジの取り付け板部に対して立ち上がる高さが、前記ボルトの頭部の厚みよりも小さく形成された請求項1に記載の構造体用締結具。
  3. 前記プレートの切り欠き部が前記ボルトの軸部のねじ山の外径よりも小さく、かつねじ谷の外径よりも大きい幅を有し、前記プレートが、前記ボルトのねじ部のピッチよりも小さい厚さを有する請求項1または2に記載の構造体用締結具。
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