JP2008144800A - 締着具取付け構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧入機や加締め機を使用しなくとも、アルミニウムメッキされた締着具として、普通形状のものを使用して、アルミニウム製の母材側に溶接によって固着取付できるように構成した。
【解決手段】アルミニウム製の母材2に、表面にアルミニウムメッキされた締着具であるボルト1を固着して、ボルト1を使用して母材2に被取付け部材を取付けるようになす場合、ボルト1を母材2の所定位置に、TIG溶接によりTIG溶材をビード状に盛り付けて形成した溶接部3によって固着した。溶接部3は、ボルト1の頭部1bの上面1b−1において襷掛け状に交差した後外側面1b−2より母材2まで及ぶように、盛り付け形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、アルミニウム製の母材側に溶着により固着した状態で前記母材に被取付け部材を取付けるために使用すべく当該表面に電食防止用のアルミメッキを施した締着具取付け構造に関する。
従来におけるこの種の締着具取付け構造としては、スチール製の母材にスチール製の溶接ボルトあるいは溶接ナットである締着具を固着して構成されるものが広く使用されている。
この種の締着具取り付け構造は、母材側もスチール製であることから、アーク溶接等の同属の溶加材(溶接棒)を使用する溶接工法によって、当該母材に締着具を溶接可能である。
しかし、自動車等の技術分野においては、溶接ボルトや溶接ナットである締着具として、スチール製のものを使用するも、電食防止の観点から、表面にアルミメッキを施したものが使用されており、また、母材側もアルミニウム材料により構成される場合がある。
このような場合、アーク溶接等を用いて、母材に締着具を溶接することはできない。
このために、従来、例えば、図7乃至図10に記載されたような技術が知られている(関連する技術として、特許文献1乃至特許文献3参照)。
特開平7−42721号公報。 特開平10−211890号公報。 特開2004−225802号公報。
たとえば、図7及び図8に示すような圧入法或いは図9および図10に示すような加締め法が用いられている。
先ず、圧入法によれば、締着具としてのボルトaにおいて、頭部bとネジ部cとの間に拡径部dを形成しておき、母材eに設けた取付け孔fにネジ部c側から挿入し(図7の状態)、更に、取付孔fに拡径部dを圧潰することによって(図8の状態)、ボルトaを母材eにネジ部cが突出した状態で取付け固着するようにしている。
加締め法により母材にボルトを取付け固着する場合、図9に示すように、ボルトgの軸部hの加締め部材iを嵌着し、加締め部材iを加締めることによって、母材jの表裏両面を挟着し、ボルトgを母材jに取付け固着するようにしている。
また、加締め法により母材にナットを固着取付けする場合には、図10に示すように、ナットkの一端側に縮径部mを形成しておき、縮径部mを母材nに形成した取付け孔oに挿入して、母材nから突出した縮径部mの先端部を加締めることによって、加締め部pとナットkとによって母材nを挟着し、ナットkを母材nに固着取付けするようにしている。
しかしながら、上記従来のような圧入法による場合には、そのための圧入機が必要となり、また、加締め法による場合には、加締め部材iや縮径部mを加締めるための加締め専用の設備が必要となって、設備費が嵩むと共に設備設置スペースを確保する必要があるばかりでなく、設備メンテナンス費用も必要となり、併せて圧入法及び加締め法共に特殊形状の締着具を使用することと相俟って、コストアップの要因となっていた。
そこで、本発明は、かかる点に鑑み、従来のように、圧入機や加締め機を使用しなくとも、アルミニウムメッキされた締着具として、普通形状のものを使用して、アルミニウム製の母材側に溶接によって固着取付できるように構成した締着具取付け構造を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の締着具取付け構造は、アルミニウム製の母材に、表面にアルミニウムメッキされた締着具を固着して、該締着具を使用して前記母材に被取付け部材を取付けるようになすために、前記締着具を前記母材の所定位置に、TIG溶接によりTIG溶材をビード状に盛り付けることによって固着取付けしたことを特徴とするものである。
かかる構成により、TIG溶接によりアルミニウム製の母材にアルミニウムメッキを施した締着具を固着取付けるきることから、従来のような圧入機や加締め機のような専用機を用いる必要がなくなり、設備費や設備メンテナンス費用の軽減或いは設備設置面積の省スペース化を果たせるとともに、普通形状の締着具を使用することができ、大幅なコストダウンが期待でき、しかも、締着具を母材の所定位置に、TIG溶材をビード状に盛り付けることによって固着取付けすることから、固着力を高めることができる。
また、本発明は、前記締着具がボルトである場合、該ボルトの頭部の上面において襷掛け状に交差した後外側面より前記母材まで及ぶように、前記TIG溶接によりTIG溶材を盛り付けるようにしてもよい。
かかる構成により、ボルトの頭部が襷掛け状に交差した状態にTIG溶材が盛付けられた後母材にまで及ぶように、ボルトが母材に対して固着取付けられることにより、ボルトにおける母材への固着力を高めることができる。
また、本発明は、前記締着具がナットの場合、該ナットの外側面から前記母材に及ぶように、前記TIG溶接によりTIG溶材を複数条盛付けるようにしてもよい。
かかる構成により、TIG溶材がナットの外側面には複数条盛付けられた後母材にまで及ぶようにナットが母材に対して固着取付けられることにより、ナットにおける母材への固着力を高めることができる。
また、本発明は、前記TIG溶材が前記母材の内部まで浸透した状態で、前記締着具が前記母材側に固着されるように構成してもよい。
かかる構成により、TIG溶材が母材に対して浸透した状態で、締着具が母材の固着取付されることから、締着具における母材への固着力を更に高めることができる。
また、本発明は、前記母材側に前記TIG溶材が埋設される埋設部を設けて、前記母材に対する前記締着具の抜け止め構成を施してもよい。
かかる構成により、母材側の埋設部にTIG溶材が埋設されるように締着具の抜け止め構成を施したことから、締着具における母材への固着力を更に高めることができる。
上記のように構成する本発明は、TIG溶接によりアルミニウム製の母材にアルミニウムメッキを施した締着具を固着取付けるきることから、従来のような圧入機や加締め機のような専用機を用いる必要がなくなり、設備費や設備メンテナンス費用或いは設備設置面積の省スペース化を果たせるとともに、普通形状の締着具を使用することができ、大幅なコストダウンが期待でき、しかも、締着具を母材の所定位置に、TIG溶材をビード状に盛り付けることによって固着取付けすることから、固着力を高めることができる。
以下、図を用いて、本発明を実施するための最良の実施の形態について、説明する。
図1は本発明について締着具としてのボルトを母材に固着取付けした場合の一部斜視図、図2は図1のA−A断面図である。
図1及び図2において、締着具としてのボルト1は、スチール製の基材に表面にアルミニウムメッキが施されて構成しており、アルミニウム材料から構成する母材2に設けた取付孔2aにネジ溝が形成された軸部1aが母材2の一側面側から他側面側にまで挿通した状態で頭部1aを母材2の一側面側に位置させた状態で、TIG溶接によって母材2の所定位置に固着取付けられている。
すなわち、ボルト1は、TIG溶接によって、TIG溶材をボルト1の頭部1bの上面1b−1において襷掛け状に交差させると共に、外側面1b-2上に溶融することによって、ビード状に盛り付けて溶接部3を形成し、母材2に溶接されており、溶接部3は、母材2の内部にまで浸透到達している。
かかる構成により、TIG溶接によりアルミニウム製の母材2にアルミニウムメッキを施したボルト1を固着取付けるきることから、従来のような圧入機や加締め機のような専用機を用いる必要がなくなり、設備費や設備メンテナンス費用或いは設備設置面積の省スペース化を果たせるとともに、普通形状のボルトを使用することができ、大幅なコストダウンが期待でき、しかも、ボルト1を母材2の所定位置に、TIG溶材をビード状に盛り付けることにより形成された溶接部3により固着取付けることによって、固着力を高めることができる。
また、ボルト1の頭部1bの上面1b−1において襷掛け状に交差した後外側面1b−2より母材2の内部にまで浸透して及ぶように、溶接部3が盛り付けていることから、ボルト1における母材2への固着力が更に高められることになる。
図3及び図4は、本発明について、締着具としてナットを用いた場合の実施の形態を示している。
図3及び図4によれば、ナット4は、その上面4aの端部から外側面4bに及ぶように、TIG溶接によりTIG溶材を溶融することによって、複数条(図示では、4条)の溶接部5を形成し、溶接部5を母材2の表面から一部内部にまで浸透形成することにより、母材2の所定位置に固着取付けされている。
かかる構成により、TIG溶材により形成された溶接部5がナット4の外側面4bには複数条盛付けられた後母材2の表面から一部内部にまで及ぶようにして、ナット4が母材2に対して固着取付けられることにより、ナット4における母材2への固着力を高めることができることは勿論であるが、上記ボルト1の場合と同様に、従来のような圧入機や加締め機のような専用機を用いる必要がなくなり、設備費や設備メンテナンス費用或いは設備設置面積の省スペース化を果たせるとともに、普通形状のナットを使用することができ、大幅なコストダウンが期待できる。
図5及び図6は、本発明について、締着具としてアンテナフィーダ線などを固定するスチール材質の板クリップ6に適用した場合の実施の形態を示している。
図5及び図6によれば、締着具の一つである板クリップ6の一側端部6−1側には、TIG溶材を埋設する埋設部としての貫通孔6aが形成された状態で、母材2の所定位置に設置して、TIG溶接によりTIG溶材が溶融されて、溶接部7が形成されている。
この溶接部7によって、板クリップ6の一側端部6−1側が母材2に固着取付され、他側端部6−2側は、母材2に対して徐々に傾斜するように隙間Sをもって位置しており、隙間Sに不図示のアンテナフィーダ線の取付け部を挟み込んで取り付けるようになっており、溶接部7を板クリップ6側の貫通孔6aに埋設することによって、母材2に対する板クリップ6の抜け止め構成を施している。
かかる構成により、板クリップ6側の貫通孔6aにTIG溶材による溶接部7が埋設されるように板クリップ6の母材2に対する抜け止め構成を施したことから、板クリップ6の一端部6−1側における溶接部7による母材2への溶接と相俟って、板クリップ6における母材2への固着力を更に高めることができる。
以上説明したように、本発明は、TIG溶接によりアルミニウム製の母材にアルミニウムメッキを施した締着具を固着取付けるきることから、従来のような圧入機や加締め機のような専用機を用いる必要がなくなり、設備費や設備メンテナンス費用或いは設備設置面積の省スペース化を果たせるとともに、普通形状の締着具を使用することができ、大幅なコストダウンが期待でき、しかも、締着具を母材の所定位置に、TIG溶材をビード状に盛り付けることによって固着取付けすることから、固着力を高めることができるために、アルミニウム製の母材側に溶着により固着した状態で前記母材に被取付け部材を取付けるために使用すべく当該表面に電食防止用のアルミメッキを施した締着具取付け構造等に好適である。
本発明に係る締着具としてのボルトを母材に固着取付けした場合の一部斜視図である。 図1のA−A断面図である。 本発明に係る締着具としてのナットを母材に固着取付けした場合の一部斜視図である。 図3のB−B断面図である。 本発明に係る締着具としての板クリップを母材に固着取付けした場合の一部斜視図である。 図5のC−C断面図である。 従来における締着具としてのボルトを加締め法により母材に固着取付ける過程を描画した縦断面図である。 同じく、締着具としてのボルトを母材に固着取付けた状態を描画した縦断面図である。 従来技術における締着具としてのボルトを加締め法により母材に固着取付けた状態を描画した縦断面図である。 従来技術における締着具としてのナットを加締め法により母材に固着取付けた状態を描画した縦断面図である。
符号の説明
1 ボルト(締着具)
1a 軸部
1b 頭部
1b−1 上面
1b−2 外側面
2 母材
3、5、7 溶接部
4 ナット(締着具)
6 板クリップ

Claims (5)

  1. アルミニウム製の母材に、表面にアルミニウムメッキされた締着具を固着して、該締着具を使用して前記母材に被取付け部材を取付けるようになすために、前記締着具を前記母材の所定位置に、TIG溶接によりTIG溶材をビード状に盛り付けることによって固着取付けしたことを特徴とする締着具取付け構造。
  2. 前記締着具がボルトである場合、該ボルトの頭部の上面において襷掛け状に交差した後外側面より前記母材まで及ぶように、前記TIG溶接によりTIG溶材を盛り付けたことを特徴とする請求項1記載の締着具取付け構造。
  3. 前記締着具がナットの場合、該ナットの外側面から前記母材に及ぶように、前記TIG溶接によりTIG溶材を複数条盛付けるようにしたことを特徴とする請求項1記載の締着具取付け構造。
  4. 前記TIG溶材が前記母材の内部まで浸透した状態で、前記締着具が前記母材側に固着されるように構成したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一に記載の締着具取付け構造。
  5. 前記母材側に前記TIG溶材が埋設される埋設部を設けて、前記母材に対する前記締着具の抜け止め構成を施したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載の締着具取付け構造。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015121325A (ja) * 2015-01-30 2015-07-02 株式会社昭和コーポレーション 交差部支持金具

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