JP2015120529A - 梱包材、梱包箱、及び梱包材の製造方法 - Google Patents

梱包材、梱包箱、及び梱包材の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】外観の審美性及び、高い剛性を有する梱包材を提供する。【解決手段】平面状のシート材に、同一直線上に離間して配置される複数の折線部と、複数の折線部の近接側同士を繋ぐ凸形状の切込部とを形成することにより、該シート材を切込部の内側の舌片部を含む第一シート部と、切込部の外側の凹状部を含む第二シート部とに区画し、複数の折線部を稜線又は谷線としてシート材を折り曲げることで、舌片部を含んで同一平面に配置される第一シート部と、第二シート部とが交差配置される梱包材であって、シート材が平面状をなす状態で、切込部には舌片部と凹状部との間の少なくとも一部が互いに離間するようにスリットが形成されていることを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、段ボール等で構成される梱包材、梱包箱、及び梱包材の製造方法に関する。
工場等で製造された製品を搬送するに際して、段ボール等の紙材で構成された梱包材を用いる例が広く知られている。特に近年では、一枚の紙材に対して切り抜き加工を施したのち、これを折り曲げて組立てることで箱状の立体的な梱包材を構成することが主流となっている。
このような梱包材としては、例えば以下の特許文献1に記載のものが知られている。特許文献1には、一枚のブランクに対して切り抜き加工を施すことで外装箱とその内部に収容される仕切材とを同時に製造する方法が記載されている。特に、特許文献1における製造方法には、仕切材に設けられるフラップ状の連結部を構成する方法が記載されている。該連結部は、ブランク上にコの字状の切り抜き線を設けるとともに、該コの字の開口側に設けられた折れ線に沿ってブランクを折り曲げることで構成される。
特開2011−093612号公報
ところで、上記特許文献1における連結部は、作業者の手によって、若しくは工作機械等によって、後に折り曲げることを目的として形成されるものである。しかしながら、該フラップ状の部位のみを折り曲げずに同一平面上に残存させたいという要請も存在する。すなわち、上記特許文献1に記載されている片部57のような例がこれに該当する。この片部57は、その周囲を囲む把手部のみに力を加えて折り曲げることで形成される。言い換えると、上述の連結部と異なり、片部57に対しては組立に際して直接的に力を作用させることができない。したがって、片部57は連結部に比して、所望の形状に加工することに困難性を生じる場合がある。例えば、把手部を折り曲げる際に片部57の端縁に把手部が引っ掛かることで、片部57上に望ましくない折れが生じるなどして、梱包材の外観の審美性と剛性が損なわれる可能性がある。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、外観の審美性及び剛性を備えた梱包材、梱包箱、および梱包材の製造方法を提供するものである。
本発明の一態様に係る梱包材は、平面状のシート材に、同一直線上に離間して配置される複数の折線部と、複数の折線部の近接側同士を繋ぐ凸形状の切込部とを形成することにより、シート材を、切込部の内側の舌片部を含む第一シート部と、切込部の外側の凹状部を含む第二シート部とに区画し、複数の折線部を稜線又は谷線としてシート材を折り曲げることで、舌片部を含んで同一平面に配置される第一シート部と、第二シート部とが互いに交差する角度で配置される梱包材であって、シート材が平面状をなす状態で、舌片部と凹状部との間の少なくとも一部が互いに離間するようにスリットが形成されていることを特徴とする。
本発明の一態様に係る梱包箱は、上述の一態様に係る梱包材と、梱包材および収納対象物を収納する箱体と、を有し、梱包材は第一シート部の舌片部とは反対側が箱体の底面側に配置され、第二シート部が収納対象物を搭載する搭載面を形成し、舌片部が収納対象物と箱体の内側面との間に介在することを特徴とする。
本発明の一態様に係る梱包材の製造方法は、平面状のシート材に、同一直線上に離間して配置される複数の折線部と、複数の折線部の近接側同士を繋ぐ凸形状の切込部とを形成することにより、シート材を切込部の内側の舌片部を含む第一シート部と、切込部の外側の凹状部を含む第二シート部とに区画する形成工程と、複数の折線部を稜線又は谷線としてシート材を折り曲げることで、舌片部を含んで同一平面に配置される第一シート部と、第二シート部とを交差配置する折曲工程とを含み、形成工程において、舌片部と凹状部との間の少なくとも一部に互いに離間するスリットを形成するように切込部を形成することを特徴とする。
本発明の梱包材、梱包箱、及び梱包材の組立方法によれば、シート材を折り曲げた際に舌片部がその外側の第二シート部に引っかかることがない。これにより、外観の審美性と剛性を備えた梱包材、梱包箱、及び梱包材の製造方法を提供することができる。
本発明の第一実施形態に係る梱包材の平面図である。 本発明の第一実施形態に係る梱包材の要部拡大図である。 本発明の第一実施形態に係る梱包材を含む梱包箱を示す斜視図である。 本発明の第二実施形態に係る梱包材の平面図である。 本発明の第二実施形態に係る梱包材の要部拡大図である。 本発明の第三実施形態に係る梱包材を示す平面図である。 本発明の第三実施形態に係る梱包材を示す斜視図である。 本発明の第四実施形態に係る梱包材を示す平面図である。
(第一実施形態)
以下、本発明に係る梱包材1の第一実施形態について、図1から図3を参照して説明する。
図1は、本発明に係る梱包材1の折り曲げ前の平面図である。まず、この折り曲げ前の状態を説明する。梱包材1は、全体がシート状の段ボール材で一体に形成されている。より詳細には、梱包材1は、平面視で略矩形状をなすシート部20(第二シート部)と、シート部20の四辺から同一平面状に延在する4つのシート部10(第一シート部)と、を備えている。
シート部10とシート部20とは、同一直線状に離間して配置される複数の(一対の)折線部11を介して互いに区画されている。言い換えると、折線部11はシート部20の四辺の一部をそれぞれ形成している。ここで、折線部11は、段ボール材の表面に設けられる罫線であって、後述の組立工程にて折線部11を介して容易に段ボール材を直線状に折り曲げられるように形成されている。ここで、罫線とは例えば折り曲げに際して、谷線又は稜線を示すように印刷された目印、あるいは段ボール材の表面に直線状に形成された型押しのことを指す。
(シート部10)
図2に示すように、シート部10は平面視で概ね長方形をなす領域である。シート部20に接する側の辺部は、折線部11によって構成されるとともに、その中点を含む領域から突出する概ね長方形の舌片部12を有している。舌片部12は、一対の折線部11の近接側同士を繋ぐ凸形状の切込部を形成することによって構成される。より詳細には、舌片部12は、舌片部長辺12Sと、舌片部長辺12Sに直交する一対の舌片部短辺12Tと、から構成される。舌片部長辺12Sと舌片部短辺12Tとが交差する角部は円弧状をなしている。
舌片部12が設けられる側と反対側の辺部は、直線状に形成されてシート部長辺10Sをなしている。シート部長辺10Sの両端から折線部11にかけての縁部は、シート部10内に中心を有する円弧状に形成されてシート部曲線部10Cをなしている。
(シート部20)
図1に示すように、シート部20は、4つのシート部10によって囲まれた領域に延在する平面視略矩形の領域である。シート部20の各辺部は、上述の舌片部12の形状に対応する凹状部13を有している。言い換えると、凹状部13は舌片部12と同様に平面視で長方形をなすように形成されている。詳細には、図2に示すように、凹状部13は凹状部長辺13Sと、凹状部長辺13Sに直交する一対の凹状部短辺13Tと、を有している。また、凹状部長辺13Sと凹状部短辺13Tとが交差する角部は円弧状をなしている。
(スリットG)
舌片部12と凹状部13とは、互いの長辺において接している。すなわち、舌片部12の長辺である舌片部長辺12Sと、凹状部13の長辺である凹状部長辺13Sとは互いに当接している。一方で、舌片部12の短辺である舌片部短辺12Tと、凹状部13の短辺である凹状部短辺13Tとは互いに離間して、両者の間にスリットGを有している。つまり、スリットGは、一対の折線部11側のみにおいて互いに離間するように形成されている。さらに、スリットGは、平面視で、折線部11と直交する方向に延在する帯状をなしている。帯状のスリットGの両端部のうちの一端は折線部11に交差している。また、その一端は折線部11からシート部長辺10Sに向かう方向に沿って半円状に突出する湾曲部Cを形成している。
一方で、スリットGの他端は、凹状部13の円弧状角部の内郭線と、舌片部12の円弧状角部の外郭線とによって囲まれて形成されている。言い換えると、シート部20側に位置するスリットGの他端は、シート部10側からシート部20側に向かうにしたがって徐々に、その幅が縮小するとともに、その先端部は先端側ほど他のスリットGに近づくように湾曲して形成されている。
なお、スリットGは、舌片部12の長辺である舌片部長辺12Sと、凹状部13の長辺である凹状部長辺13Sとが互いに離間することで形成されていてもよい。つまり、スリットGは舌片部12と凹状部13とが、それぞれの長辺側のみにおいて互いに離間するようにして形成されていてもよい。
次に、上述のように構成された梱包材1の製造方法について説明する。
はじめに、連続的に形成された平面状のシート材(段ボール材)を、加工や搬送に適した大きさに切断して、長方形や正方形等の所定の規格に準じた大きさのシート片を得る。続いて、梱包材1の外郭線と同一の形状を有するダイ(刃)を備えたダイカット打ち抜き機により、梱包材1の外形を切り抜く。同時に、上述の切込部、スリットGを含む、舌片部12と凹状部13との間の領域を、ダイカットによって互いに切断する。すなわち、図1中の実線で示す形状に配置されたダイ(刃)により、スリットGを有するシート部10とシート部20とが撃ち抜かれる。以上により、図1、図2に示す折り曲げ前の状態の梱包材1が形成される。(形成工程)
続いて、上述の形成工程によって形成された梱包材1の所定の部位を折り曲げる。
図3に示すように梱包材1は、4つのシート部10をそれぞれシート部20に対して折線部11を介して折り曲げられて組立てられる。折り曲げられた状態において、シート部10はシート部20に対して、概ね直角をなして交差配置される。前述のように、舌片部12はシート部10と連続して一体に設けられているので、舌片部12はシート部10と同一平面上に配置される。言い換えると、舌片部12はシート部20と概ね直角をなして交差配置される。(折曲工程)
なお、4つのシート部10を折り曲げる順番は一つに限定されない。また、シート部10は、作業者が手で折り曲げてもよいし、不図示の加工装置等によって折り曲げてもよい。
ここで、舌片部12の面積はシート部10の面積よりも小さいことから、舌片部12に対して力を付加してシート部10を折り曲げると、折線部11の延長線上で舌片部12に不用意な折れを生じることがある。したがって、シート部10の折り曲げに際しては、シート部10の舌片部12を除く部分のみに対して力を付加することが望ましい。すなわち、舌片部12に対しては何らの外力も付加しないことが望ましい。
以上により、梱包材1の製造方法が完結する。
上述のようにして形成された梱包材1に対して、図3に示すように、略直方体状の収納対象物Pが搭載される。具体的には、梱包材1においてシート部20の両平面のうち、舌片部12が突出する方向の側に位置する平面(搭載面)上に、収納対象物Pの底面が当接する状態で収納対象物Pが搭載される。このとき、それぞれの舌片部12の内側の面は、収納対象物Pの側面に対して当接する。言い換えると、互いに対向する舌片部12の間の寸法は、収納対象物Pの長手方向における寸法、又は短手方向における寸法と概ね一致するように設定される。また、舌片部12の短手方向の寸法は、収納対象物Pの高さ方向における寸法と略同一に設定される。
続いて、梱包材1を用いた梱包箱Bについて説明する。
梱包箱Bは、梱包材1と、箱体40と、から構成される。梱包材1は、箱体40の内部に収納される。箱体40は、平面視矩形の底面45と、底面45と対向する側の面に設けられたフタ41と、底面45とフタ41との間に設けられた4つの側面部44とを有する直方体状をなしている。フタ41は、底面45と同一の形状と寸法を有するとともに、その辺部42は箱体40の一つの側面部44に連接して設けられている。このように形成された箱体40は、内部に直方体状の空間V1を有している。
さらに、フタ41を形成する四辺のうち、辺部42とは反対側の辺部43には、タブ40Tが設けられている。タブ40Tは、後述のように箱体40のフタ41を閉めた状態において、フタ41が不用意に開閉することを防ぐ目的で設けられる。
ここで、箱体40の底面は、収納対象物Pの底面積、又は梱包材1のシート部20の面積よりも若干大きく形成されている。さらに、箱体40の高さ方向における寸法は、収納対象物Pを搭載した状態において、収納対象物Pの上面部からシート部20の第二シート部長辺10Sまでの寸法と略同一に設定されている。
箱体40の内部に設けられた空間V1には、梱包材1が収納され、その上に収納対象物Pが収納される。この状態で、梱包材1はシート部10の舌片部12とは反対側が箱体40の底面側に配置され、シート部20の上面である搭載面に収納対象物Pが搭載され、舌片部12が収納対象物Pと箱体40の内側面との間に介在する。その後、フタ41は、辺部42を中心にして折り曲げられて、収納対象物Pの上面部を覆う。以上により、梱包箱Bが構成される。
上述したように、梱包材1が平面状をなす状態で、シート部10とシート部20との間に設けられた切込部には、舌片部12の舌片部短辺12Tと、凹状部13の凹状部短辺13Tとの間に帯状のスリットGが形成されている。したがって、シート部10を折り曲げる際に、舌片部12が凹状部13の内郭線に対して引っ掛かることを抑制するとともに、舌片部12に不用意な折れや湾曲を生じることを抑制することができる。これにより、外観の審美性、及び構造的な強度、剛性を備えた梱包材1を形成することができる。
さらに、上述したように、梱包材1はシート状の段ボール材によって構成される。段ボール材は、容易に入手することができるのみならず、加工が容易であるため、梱包材1の製造コストを抑えることができる。加えて、段ボール材自体が単体で高い構造強度を有しているため、これを用いて梱包材1を構成することにより、高い構造強度を備えた梱包材1を形成することができる。
さらに、上述したように、梱包材1を有する梱包箱Bにあっては、梱包箱Bの底面45と、収納対象物Pの底面とが、梱包材1を介して互いに離間して空間V2を形成している。これにより、例えば搬送の中途等において生じる上下方向の衝撃や振動が、該空間V2によって緩衝され、収納対象物Pに対して衝撃や振動が直に伝播することを抑制することができる。
さらに、収納対象物Pの側面は、その四辺に当接する4つの舌片部12を介して側面部44の内側面に対向して配置される。これにより、梱包箱Bに対する水平方向における衝撃や振動が、舌片部12によって緩衝され、収納対象物Pに対して衝撃や振動が直に伝播することを抑制することができる。
また、空間V2には、収納対象物Pに比して耐衝撃性を問わない別の付属物等(不図示)を収納することも可能である。これにより、箱体40の収納空間を有効に利用することができ、輸送コストを低減することができる。この場合にあっては、収納対象物Pと該付属物との間に、シート部20が介在することになるので、例えば収納対象物Pに伝播した振動が、該付属物に伝わることを抑制することができる。また、該付属物が、例えばケーブル類である場合等には、定型を維持することができずに梱包箱Bの内部で散逸することも考えられる。しかしながら、空間V2にケーブル類を収納した場合であれば、シート部20によって収納対象物Pと隔てられているため、このような不定型の付属物が梱包箱Bの内部で散逸することを抑制することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、上述の実施形態においては、梱包材1は平面視矩形に形成されるとともに、梱包箱Bも梱包材1に準じた形状のものとした。しかしながら、梱包材1の形状、及び寸法はこれに限定されず、梱包材1に搭載される収納対象物Pの形状に依存して任意に設計されてよい。
(第二実施形態)
本発明の第二実施形態に係る梱包材101について、図4と図5を参照して説明する。また、以下の説明では、前述の第一実施形態と同様の部材については、詳細な説明を省略する。
本発明の第二実施形態に係る梱包材101は、以下の点で第一実施形態とは異なる。すなわち、第二実施形態においては、舌片部12と凹状部13との間は、その全域にわたって互いに離間している。これにより、舌片部12と凹状部13との間には、舌片部12の外郭に沿う形状、すなわち平面視で略C字状のスリットG2が形成される。
上述のように構成されていることにより、第一実施形態と同様に、シート部10を折り曲げる際に、舌片部12が凹状部13の内郭線に対して引っ掛かることがなく、舌片部12に生じる不用意な折れや湾曲をさらに抑制することができる。これにより、外観の審美性、及び構造的な強度、剛性を備えた梱包材101を形成することができる。
(第三実施形態)
本発明の第三実施形態に係る梱包材201について、図6、図7を参照して説明する。また、以下の説明では、前述の第二実施形態と同様の部材については、詳細な説明を省略する。
本発明の第三実施形態に係る梱包材201は、以下の点で上述の第二実施形態とは異なる。すなわち、第三実施形態においては、梱包材201は図6における図示右側に位置する右側シート部(第二シート部)220Aと、同じく図示左側に位置する左側シート部(第二シート部)220Bと、右側シート部220A及び左側シート部220Bを互いに一体に接続する接続部220Cとを有している。
右側シート部220Aの四辺には、図示下側から反時計回りに順に、シート部(第一シート部)210A,210B,210C,210Dがそれぞれ設けられている。また、図示左側に位置するシート部210Dには上述の接続部220Cが一体に連設されている。
同様にして、左側シート部220Bの四辺には、図示右側から反時計回りに順に、シート部210E,210F,210Gと、平面視矩形の切欠部210Hとがそれぞれ設けられている。また、図示右側に位置するシート部210Eには上述の接続部220Cが一体に接続されている。接続部220Cとシート部210D、及び接続部220Cとシート部210Eとは、それぞれ直線状の折線部L1,L2を介して互いに接続されている。さらに、接続部220Cの下側の辺部には、平面視略矩形をなすとともに接続部220Cから図示下側に向けて突出する突起部210Jが設けられている。
次に、上述のように構成された梱包材201の折曲方法について説明する。まず、上述の各実施形態と同様に、シート部210A,210B,210C,210D,210E,210F,210Gをそれぞれ折り曲げることで、これらが右側シート部220A、又は左側シート部220Bとそれぞれ互いに交差配置する。続いて、接続部220Cを、折線部L1,L2を中心にしてそれぞれ折り曲げて、シート部210Dとシート部210Eとが互いに対向するように配置する。言い換えると、折り曲げられた状態にあっては、接続部220Cは正面視でC字状の断面を有している。さらに、突起部210Jを、舌片部120の突出する方向とは反対側の方向に向けて折り曲げる。
以上により、梱包材201の組立が完了する。
上述のように構成されていることにより、第二実施形態と同様に、シート部210A,210B,210C,210D,210E,210F,210Gを折り曲げる際に、舌片部12が凹状部13の内郭線に対して引っ掛かることがなく、舌片部12に不用意な折れや湾曲を生じることを抑制することができる。これにより、外観、及び構造的な強度、剛性を備えた梱包材101を形成することができる。
さらに、梱包材201は右側シート部220Aと、左側シート部220Bとが、接続部220Cによって一体に接続されている。これにより、梱包材201は、一の部材によって一体に形成されるとともに、2つの収納対象物を搭載することができる。したがって、収納空間を有効に利用することができ、輸送コストを低減することができる。
なお、本実施形態においては、第二シート部として、2つの右側シート部220Aと左側シート部220Bによって2つの収納対象物を収納する構成としたが、第二シート部の個数はこれに限定されず、輸送形態等の要請に応じて3つ、あるいは4つの第二シート部を設けるとともに、これらを互いに接続部220Cと同様の手段で接続して一体に梱包する構成としてもよい。
(第四実施形態)
本発明の第四実施形態に係る梱包材301について、図8を参照して説明する。また、以下の説明では、前述の各実施形態と同様の部材については、同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
第四実施形態における梱包材301は、上述の第一実施形態と以下の点で異なる。すなわち、本実施形態における梱包材301は、それぞれ1つずつのシート部10、及びシート部20から構成されている。
上述のように構成されていることにより、第一実施形態と同様に、シート部10を折り曲げる際に、舌片部12と凹状部13との間の少なくとも一部に互いに離間するスリットGを有するため、舌片部12が凹状部13の内郭線に対して引っ掛かることがなく、舌片部12に生じる不用意な折れや湾曲をさらに抑制することができる。これにより、外観、及び構造的な強度、剛性を備えた梱包材301を形成することができる。
1 …梱包材
10 …第一シート部
10C …第一シート部曲線部
10S …第一シート部長辺
11 …折線部
12 …舌片部
12S …舌片部長辺
12T …舌片部短辺
13 …凹状部
13S …凹状部長辺
13T …凹状部短辺
20 …第二シート部
40 …箱体
B …梱包箱
C …湾曲部
P …収納対象物

Claims (6)

  1. 平面状のシート材に、同一直線上に互いに離間して配置される複数の折線部と前記複数の折線部の近接側同士を繋ぐ凸形状の切込部とを形成することにより、前記シート材を、前記切込部の内側の舌片部を含む第一シート部と、前記切込部の外側の凹状部を含む第二シート部とに区画し、前記複数の折線部を稜線又は谷線として前記シート材を折り曲げることで、前記舌片部を含んで同一平面に配置される前記第一シート部と前記第二シート部とが互いに交差する角度で配置される梱包材であって、
    前記シート材が平面状をなす状態で、前記舌片部と前記凹状部との間の少なくとも一部が互いに離間するようにスリットが形成されていることを特徴とする梱包材。
  2. 前記シート材が平面状をなす状態で、前記切込部には、複数の前記折線部側にのみ互いに離間するようにスリットが形成されていることを特徴とする請求項1に記載の梱包材。
  3. 前記シート材が平面状をなす状態で、前記切込部には、前記舌片部と前記凹状部との間の全域が互いに離間するようにスリットが形成されていることを特徴とする請求項1に記載の梱包材。
  4. 前記シート材は段ボール材であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の梱包材。
  5. 請求項1から3のいずれか一項に記載の梱包材と、
    前記梱包材および収納対象物を収納する箱体と、を有し、
    前記梱包材は、前記第一シート部の前記舌片部とは反対側が前記箱体の底面側に配置され、前記第二シート部が前記収納対象物を搭載する搭載面を形成し、前記舌片部が前記収納対象物と前記箱体の内側面との間に介在することを特徴とする梱包箱。
  6. 平面状のシート材に、同一直線上に離間して配置される複数の折線部と前記複数の折線部の近接側同士を繋ぐ凸形状の切込部とを形成することにより、前記シート材を、前記切込部の内側の舌片部を含む第一シート部と、前記切込部の外側の凹状部を含む第二シート部とに区画する形成工程と、
    前記シート材を、前記複数の折線部を稜線又は谷線として折り曲げることで、前記舌片部を含んで同一平面に配置される前記第一シート部と、前記第二シート部とを交差配置する折曲工程とを含み、
    前記形成工程において、前記舌片部と前記凹状部との間の少なくとも一部に互いに離間するスリットを形成するように前記切込部を形成することを特徴とする梱包材の製造方法。
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