JP7356792B2 - 仕切り部材 - Google Patents

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Description

本発明は、矩形状の底壁部、第1方向に第1長さを有するように延び対向する一組の第1側面部、及び前記第1方向と直交する第2方向に第2長さを有するように延び対向する一組の第2側面部、によって囲まれ、第3方向に延びる深さを有する内部空間を備えた箱に配置される仕切り部材に関する。
物品を収容する箱には、別体の仕切り部材を取り付けることがある。このような仕切り部材を設けることで、箱の内部空間を複数の領域に仕切り、物品同士が接触するのを防止している。例えば、特許文献1には、図13及び図14に示すように、平面視コ字状に形成された2枚の仕切り部材を用いて、箱の内部空間を2つの領域に仕切っている。
特開2004-118724号公報
しかしながら、上記の例では、2つの仕切り部材を用いなければならないため、仕切り部材用の資材が増え、また、作業性が悪いという問題がある。本発明は、上記課題を解決するものであり、資材を低減し、且つ作業性の高い仕切り部材を提供することを目的とする。
本発明は、矩形状の底壁部、第1方向に第1長さを有するように延び対向する一組の第1側面部、及び前記第1方向と直交する第2方向に第2長さを有するように延び対向する一組の第2側面部、によって囲まれ、第3方向に延びる深さを有する内部空間を備えた箱に配置される仕切り部材であって、前記第1方向において、前記第1長さと略同一の長さを有する板状の本体部と、前記本体部における前記第1方向の一方の端部に、第1折り目を介して折り曲げ可能に連結され、一方の前記第2側面部に当接可能な板状の第1支持部と、前記本体部における前記第1方向の他方の端部に、第2折り目を介して折り曲げ可能に連結され、他方の前記第2側面部に当接可能な板状の第2支持部と、前記第1支持部と連結される、板状の第1凸部と、前記第2支持部と連結される、板状の第2凸部と、を備え、前記本体部は、前記一方の端部に形成された第1凹部と、前記他方の端部に形成された第2凹部と、を有し、前記第1凸部は、前記第1支持部における前記本体部側に、前記第1凹部に入り込むように連結され、前記第2凸部は、前記第2支持部における前記本体部側に、前記第2凹部に入り込むように連結され、前記第1支持部が前記本体部に対して折り曲げられたとき、前記第1支持部と前記第1凸部とが一体的に、一方の前記第2側面部に当接し、前記第2支持部が前記本体部に対して折り曲げられたとき、前記第2支持部と前記第2凸部とが一体的に、他方の前記第2側面部に当接し、前記第1支持部が折り曲げられる前には、前記第1凹部の内縁と前記第1凸部の外縁との間の少なくとも一部に隙間が形成されており、前記第2支持部が折り曲げられる前には、前記第2凹部の内縁と前記第2凸部の外縁との間の少なくとも一部に隙間が形成されている。
上記仕切り部材においては、前記一方の第2側面部に当接する前記第1支持部と前記第1凸部との前記第2方向の合計長さが、前記第2長さと略同じであり、前記他方の第2側面部に当接する前記第2支持部と前記第2凸部との前記第2方向の合計長さが、前記第2長さと略同じであるものとすることができる。
上記仕切り部材においては、前記第1凹部における前記第1方向の奥端部と、前記第1凸部における前記第1方向の先端部との間に、前記第1折り目と平行に延びる隙間が形成され、前記第2凹部における前記第1方向の奥端部と、前記第2凸部における前記第1方向の先端部との間に、前記第2折り目と平行に延びる隙間が形成されているものとすることができる。
上記仕切り部材においては、段ボールによって形成されており、前記第1折り目及び第2折り目の延びる方向は、前記段ボールの中芯の筋の延びる方向と略同じであるものとすることができる。
上記仕切り部材においては、少なくとも前記第1凸部の先端部は、前記第1凹部の前記奥端部側にいくにしたがって、前記第3方向の長さが短くなり、前記第1凹部の内縁から離間するように形成され、少なくとも前記第2凸部の先端部は、前記第2凹部の前記奥端部側にいくにしたがって、前記第3方向の長さが短くなり、前記第2凹部の内縁から離間するように形成されているものとすることができる。
上記仕切り部材においては、前記第1凸部及び第2凸部は矩形状に形成され、前記第1凸部及び第2凸部の前記第3方向の両端の角部は、円弧状に形成されているものとすることができる。
上記仕切り部材では、前記第1凹部において、前記第1凸部の先端部が配置される部分は、前記奥端部側にいくにしたがって、前記第3方向の長さが長くなり、前記第1凸部の外縁から離間するように形成され、前記第2凹部において、前記第2凸部の先端部が配置される部分は、前記奥端部側にいくにしたがって、前記第3方向の長さが長くなり、前記第2凸部の外縁から離間するように形成されているものとすることができる。
上記仕切り部材においては、前記第1凸部及び第2凸部は、前記本体部の前記第3方向の中心付近に配置され、前記第1凸部及び第2凸部の前記第3方向の長さは、前記本体部の前記第3方向の長さの1/5~2/5であるものとすることができる。
本発明に係る仕切り部材によれば、資材を低減し、且つ作業性を向上することができる。
本発明の一実施形態に係る箱の斜視図である。 図1の箱に、本実施形態に係る仕切り部材を収容した状態を示す斜視図である。 折り曲げ前の仕切り部材を示す平面図である。 仕切り部材の断面図である。 折り曲げた仕切り部材を示す斜視図である。 仕切り部材を収容した箱を示す平面図である。 仕切り部材の折曲げを説明する断面図である。 第1凸部及び第1凹部の他の例を示す平面図である。 第1凸部及び第1凹部の他の例を示す平面図である。 第1凸部及び第1凹部の他の例を示す平面図である。 第1凸部及び第1凹部の他の例を示す平面図である。 第1凸部及び第1凹部の他の例を示す平面図である。 従来例の仕切り部材とこれを収容した箱を示す斜視図である。 図13の平面図である。
以下、本発明に係る仕切り部材の一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。まず、この仕切り部材が配置される箱について説明した後、仕切り部材の詳細を説明する。なお、以下では、説明の便宜上、各図の図面内での方向を基準に説明を行う。但し、本発明はこの方向の規定により限定されるものではない。
<1.箱の概要>
図1は箱の斜視図である。図1に示すように、この箱10は、直方体状に形成されており、矩形状の底壁部11と、その周縁から立ち上がる周壁部12と、を備えており、これらによって囲まれた直方体状の内部空間を備えている。底壁部11は、対向する第1短辺111及び第2短辺112と、対向する第1長辺113及び第2長辺114と、を有する長方形状に形成されている。
一方、周壁部12は、底壁部11の第1短辺111、第2短辺112、第1長辺113、及び第2長辺114からそれぞれ立ち上がる、第1短側面部(一方の第側面部)121、第2短側面部(他方の第側面部)122、第1長側面部(一方の第側面部)123、及び第2長側面部(他方の第側面部)124を有しており、これらは全て矩形状に形成されている。そして、第1短側面部121及び第2短側面部122が互いに対向し、第1長側面部123及び第2長側面部124が互いに対向している。以下では、説明の便宜のため、底壁部11の長辺に沿う方向を長手方向(第1方向)、短辺に沿う方向を短手方向(第2方向)、これら長手方向及び短手方向に直交する方向を深さ方向(第3方向)と称することとする。なお、深さ方向については、上下方向と称することもある。また、底壁部11の長辺の長さを第1長さL1、短辺の長さを第2長さL2、周壁部12の深さ方向の長さを第3長さL3と称することとする。
周壁部12の上端は、内部空間の開口を形成しているが、この開口を塞ぐ蓋部を別途設けることもできる。
<2.仕切り部材の概要>
次に、仕切り部材20について、図面を参照しつつ説明する。図2は箱に仕切り部材が配置された状態を示す斜視図、図3は、箱に配置される前(折り曲げ前の)の仕切り部材の平面図、図4は仕切り部材の断面図である。図2に示すように、仕切り部材20は、箱1の内部空間に配置され、この内部空間を、短手方向に並ぶ2つの領域101、102に仕切るための部材である。具体的には、以下のように構成されている。
図3に示すように、この仕切り部材20は、板状に形成されており、矩形状の本体部2と、その両側に連結された第1支持部3及び第2支持部4と、を備えている。さらに、第1支持部3には、第1凸部5が連結され、第2支持部4には第2凸部6が連結されている。
また、この仕切り部材20は、段ボールにより形成されている。具体的には、平行に並ぶ3枚のライナー201~203と、これらライナー201~203の間の2つの隙間にそれぞれ配置される断面波形の2枚の中芯204,205と、を備えている。そして、両中芯204,205の筋の延びる方向が深さ方向(図4の紙面方向)と一致するように、仕切り部材20の向きが決められている。
<2-1.本体部>
本体部2は、箱の内部空間において、長手方向に延びるように配置される。そして、本体部2の長手方向の長さ、及び深さ方向の長さは、第1長さL1及び第3長さL3とほぼ同じであり、全体として長方形状に形成されている。また、本体部2の長手方向の両側、つまり第1短側面部121側の第1端部21、及び第2短側面部122側の第2端部22には、それぞれ、矩形状の第1凹部23及び第2凹部24が形成されている。これら凹部23,24は、深さ方向の概ね中央付近に形成されている。また、これら凹部23,24の深さ方向の長さは、上記第3長さの1/5~2/5にすることが好ましく、概ね1/3であることがさらに好ましい。
次に、各凹部23,24の詳細について説明する。両凹部23,24は左右対称の同じ形状であるため、以下では、第1凹部23についてのみ説明する。なお、第2凹部24を示す符号は、「符号の説明」の項に記載している。第1凹部23は、矩形状に形成されており、第1端部21から第2端部22側に並ぶ第1部位231、第2部位232、及び第3部位233により構成されている。但し、第2部位232が第1凹部23の大部分を構成し、第1部位231及び第3部位233の長手方向の長さは、短くなっている。
第1部位231は長方形状に形成され、第1部位231の上下の縁部は、長手方向に互いに平行に延びている。そして、第2部位232は、第1部位231と連続する台形状に形成されている。すなわち、第1部位231の上下の縁部から連続する第2部位232の上下の縁部は、第1端部21側から第2端部22にいくにしたがって、互いに近づくように形成されている。第3部位233は、第2部位232と連続する長方形状に形成されている。すなわち、第2部位232の上下の縁部から連続する第3部位233の上下の縁部は、長手方向に互いに平行に延びている。
<2-2.支持部及び凸部>
次に、支持部3,4について説明する。第1支持部3及び第2支持部4は、左右対称のほぼ同様の構成であるため、以下では第1支持部3について説明する。なお、第2支持部4を示す符号は、「符号の説明」の項に記載している。
第1支持部3は、本体部2の第1端部21に連結される長方形状に形成されており、第1端部21に折り曲げ可能に連結されている。すなわち、第1端部21において、第1凹部23が形成されている箇所の上下の箇所に第1折り目31を介して連結されている(第1端部21に第1折り目31が設けられている)。この第1折り目31は、上述した段ボールの中芯204,205の筋に沿って形成されているため、折りやすくなっている。
第1支持部3の深さ方向の長さは、本体部2と同じである。また、第1支持部3の長手方向の長さは、上述した第2長さL2の約半分である。そして、第1支持部3において、本体部2側の端部には、矩形状の第1凸部5が連結されており、この第1凸部5が本体部2の第1凹部23に入り込むように配置されている。これら第1凸部5は、第1支持部3の深さ方向の概ね中央付近に形成されている。また、これら第1凸部5の基端部(第1支持部3との連結部分)における深さ方向の長さは、短すぎると仕切り部材としての強度が下がってしまい、輸送時などの横振動で折れてしまうため、上記第3長さL3の1/5~2/5にすることが好ましく、概ね1/3であることがさらに好ましい。また、第1凸部5の先端部と基端部の深さ方向の長さは基端部が長い方(基端部を底辺として台形状)が第1支持部3を折り曲げたときに基端部部分から折れ曲がることを防ぎ、第1支持部3と第1凸部5が一体となって動かすことができるので好ましい。
第1凸部5は、第1端部21側から第2端部22側に並ぶ第1部位51、第2部位52、及び第3部位53により構成されており、これらは一体的に形成されている。但し、第2部位52が第1凸部5の大部分を構成し、第1部位51及び第3部位53の第1方向の長さは、短くなっている。
第1部位51は長方形状に形成され、第1凹部23の第1部位231と同じ大きさに形成されており、第1部位231の上下の縁部が、第1凹部23に接している。そして、第2部位52は、第1凹部23の第2部位232と同じ大きさの台形状に形成されている。すなわち、第2部位52の上下の縁部が、第1凹部23に接している。第3部位53は、台形状に形成され、第1凹部23の第3部位233内に配置されている。但し、長手方向の長さは、第1凹部23の第3部位233よりも短くなっている。すなわち、第1凸部5の先端である第3部位53は、第1凹部23の奥端部には接しておらず、隙間234が形成されている。また、第3部位53の先端側の上下の角部は、円弧状に形成されており、第1凹部23の第3部位233の縁部と接触しないようになっている。隙間234の形状は特に限定されないが、第1凹部23の内縁との接点が少ない方が、第1凸部5は第1凹部23から離脱しやすくなる。また、隙間234の大きさは特に限定されないが、大きすぎると第1凹部23の長手方向の長さを長くする必要があるため、第1凹部23が大きくなり、仕切りの強度が下がるため好ましくない。したがって、離脱しやすくなるための隙間があれば良い。隙間234の大きさ(長手方向の長さ)は、仕切り部材20の厚みによるが、例えば、仕切り部材20の厚みの0.5~2倍とすることができ、1~1.5倍とすることが好ましい。具体的には、例えば、仕切り部材20の厚みが約6mmであれば、隙間234の長手方向の長さは3~12mmであればよく、6~9mmが好ましい。
また、長手方向における、第1支持部3及び第1凸部5の長さはほぼ同じになっている。さらに、長手方向における、第1支持部3及び第1凸部5の合計長さは、箱10の第1短側面部121の短手方向の長さ、つまり第2長さL2とほぼ同じになっている。したがって、第1支持部3が、本体部2に対して折り曲げられたとき、第1支持部3及び第1凸部5は一体的となって、第1短側面部121の短手方向の全体に亘って接するようになっている。
以上のように形成された仕切り部材20は、板状の段ボールを打ち抜くことによって形成することができる。このとき、中芯204,205の筋が深さ方向を向くように位置決めを行った上で、打抜き加工を行う。
<3.仕切り部材の使用方法>
次に、上記のように構成された仕切り部材20の使用方法について、図5及び図6も参照しつつ説明する。図5は折り曲げた状態の仕切り部材の斜視図、図6は仕切り部材が配置された箱の平面図である。
まず、図3に示す仕切り部材20から、第1折り目31により、第1支持部3と本体部2が90度の角度をなすように折り曲げる。このとき、第1凸部5は第1凹部23から離脱し、第1支持部3と一体的に、本体部2に対して90度の角度をなすように配置される。同様にして、本体部2に対して第2支持部4を折り曲げる。すなわち、第2支持部4と第2凸部6とが一体となって、本体部2に対して90度をなすようにする。こうして、図5に示すように、仕切り部材20の折曲げが完了する。
続いて、図2及び図6に示すように、折り曲げた仕切り部材20を箱10に収容する。すなわち、第1支持部3と第1凸部5とが第1短側面部121に接し、第2支持部4と第2凸部6とが第2短側面部122に接するように配置する。これにより、本体部2は、箱10の内部空間を短手方向に2つの領域101,102に区切るように配置される。
このとき、本体部2の長手方向の長さは、箱の内部空間の第1長さL1と同じであるため、第1支持部3及び第2支持部4は、箱10の第1短側面部121及び第2短側面部122にそれぞれ接し、仕切り部材20が内部空間で長手方向に移動するのが規制される。
また、第1支持部3と第1凸部5の短手方向の長さが、箱10の内部空間の第2長さL2と同じであるため、第1支持部3は、第1長側面部123に接し、第1凸部5は第2長側面部124に接する。同様に、第2支持部4は、第1長側面部123に接し、第2凸部6は第2長側面部124に接する。したがって、仕切り部材20が内部空間で短手方向に移動するのが規制される。このように、仕切り部材20は、周壁部12の4つの内壁面にそれぞれ接するように配置されるため、内部空間にしっかりと固定される。
その後、仕切り部材20によって仕切られた第1領域101及び第2領域102に、それぞれ物品を収容し、必要に応じて、開口を塞いで梱包を行う。
<4.特徴>
上記実施形態に係る仕切り部材によれば、次の効果を得ることができる。
(1) 仕切り部材20が1枚の段ボールによって形成されているため、仕切り部材用の資材を少なくすることができる。また、1枚の仕切り部材20を折り曲げることで、箱の内部空間を仕切ることができるため、従来例に比べ、作業性を向上することができる。
(2) 第1支持部3を折り曲げる前には、第1凸部5の外縁が第1凹部23の内縁に接するように、第1凸部5が第1凹部23に収容されているが、第1凸部5の外縁全周が第1凹部23の内周縁全体に接しているのではなく、第1凸部5の先端部、つまり第3部位53は第1凹部23には接していない。したがって、第1支持部3を折り曲げて、第1凸部5を第1凹部23から離脱させる際、両者の接触部分が小さいため、第1凸部5が第1凹部に引っかかるのを防止でき、第1凹部23から容易に離脱させることができる。
特に、第1支持部3を折り曲げたとき、図7に示すように、第1凸部5は、まず第3部位53側が第1凹部23から離脱するため、第3部位53が第1凹部23に接触していないと、第1凸部5を第1凹部23からさらに離脱させやすくなる。すなわち、第1凸部5が第1凹部23に引っ掛かるのをさらに抑制できるため、第1支持部3を折り曲げるときに、第1凸部5が、その基端部である第1部位51付近において第1支持部3から折れ曲がるなどの不具合を防止することができ、第1支持部3と第1凸部5を一体となって動かすことができる。その結果、折り目以外が不意に折れるのを抑え、一体となって動かすことができるため、作業性を向上することができる。
(3) 第1凸部5の深さ方向の長さが、先端側にいくにしたがって短くなるため、第1凸部5の第3部位53が第1凹部23に引っ掛かりにくくすることができる。特に、第1部位53の上下の角部は円弧状に形成されているため、第1凹部23により引っ掛かりにくくしている。また、第1凹部23の第3部位233の上下の縁部は平行に形成され、第1凸部5から離間するように形成されている。したがって、これによっても、第1凸部5が引っ掛かるのをさらに抑制することができる。
(4) 上記のように、第1折り目31は、段ボールの中芯204,205の筋に沿って形成されているため、折りやすくなっている。その一方で、第1凸部5の第3部位53の先端部、及びこれと対向する第1凹部23の第3部位233の奥端部は、第3方向、つまり筋と同じ方向に延びている。そして、打抜き加工により露出した第1凸部5の先端部の中芯と、第1凹部23の奥端部の中芯が、ともに第3方向に延びているため、引っ掛かりやすくなる。そこで、本実施形態では、これらが接触しないように、隙間234を形成し、引っ掛かりを確実に抑制している。
(5) 第1凸部5の第1部位は長方形状に形成され、深さ方向の長さが一定であるため、折れ曲がりに対する強度を向上することができる。
以上の(2)~(5)においては、第1凸部5と第1凹部23の作用効果について説明したが、これら点は、第2凸部6及び第2凹部24においても同様である。
<5.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。なお、以下の変形例は、適宜組合せ可能である。
<5-1>
上記実施形態では、仕切り部材を箱10に収容したとき、仕切り部材20の各支持部3,4の先端と、各凸部5,6の先端が、それぞれ箱10の第1長側面部123及び第2長側面部124に接するようにし、これによって仕切り部材が第2方向に動かないようにしている。しかしながら、これに限定されず、各支持部3,4の先端と、各凸部5,6の先端が、それぞれ箱10の第1長側面部123及び第2長側面部124に接しないようにしてもよい。つまり、各支持部3,4と各凸部5,6との合計長さが、第2長さL2よりも短くてもよい。
<5-2>
上記実施形態では、箱10の第1長さL1が第2長さL2よりも長く、これに合わせるように、仕切り部材20の寸法を決定しているが、第1長さL1が第2長さL2よりも短かったり、あるいは第1長さL1と第2長さL2とが同じでもよい。また、仕切り部材20の深さ方向の長さは、必ずしも第3長さL3と同じでなくてもよい。また、支持部3,4の深さ方向の長さが、本体部2の深さ方向の長さと相違していてもよい。
<5-3>
凸部5,6及び凹部23,24の形状は特には限定されず、凸部5,6の全周と凹部23,24の全周とが接しないような形状であれば、種々の形状が可能である。なお、以下では、第1凸部5及び第1凹部23を例に説明するが、第2凸部6及び第2凹部24についても同様である。
図8に示すように、第1凸部5及び第1凹部23は、その上下の縁部が、ともに平行な矩形状であってもよい。図9に示すように、第1凸部5の第3部位53の上下の角部は、円弧状ではなく、斜めに延びる直線で構成されていてもよい。図10に示すように、第1凹部23の第3部位233は、奥端部にいくにしたがって上下の縁部が広がるように形成されていてもよい。図11に示すように、第1凸部5を台形状に形成し、その縁部全体が、第1凹部23の内縁全体に接しないようにすることもできる。第1凸部5は、第3部位53以外が第1凹部23と接しないようにすることもでき、例えば、図12に示すように、第1凸部5の上下の縁部のいずれか一方が、第1凹部23に接しないようにすることもできる。
<5-4>
上記実施形態では、3枚のライナー201~203で形成された段ボールにより仕切り部材20を形成しているが、2枚、あるいは4枚以上のライナーで形成された段ボールにより仕切り部材20を形成することもできる。あるいは、段ボール以外の紙、樹脂材料などで、仕切り部材20を板状に形成することもできる。
10 箱
11 底壁部
12 周壁部
121 第1短側面部(一方の第1側面部)
122 第2短側面部(他方の第1側面部)
123 第1長側面部(一方の第2側面部)
124 第2長側面部(他方の第2側面部)
20 仕切り部材
2 本体部
21 第1端部
22 第2端部
23 第1凹部
231 第1部位
232 第2部位
233 第3部位
234 隙間
24 第2凹部
241 第1部位
242 第2部位
243 第3部位
244 隙間
3 第1支持部
31 第1折り目
4 第2支持部
41 第2折り目
5 第1凸部
51 第1部位
52 第2部位
53 第3部位
6 第2凸部
61 第1部位
62 第2部位
63 第3部位

Claims (6)

  1. 矩形状の底壁部、第1方向に第1長さを有するように延び対向する一組の第1側面部、及び前記第1方向と直交する第2方向に第2長さを有するように延び対向する一組の第2側面部、によって囲まれ、第3方向に延びる深さを有する内部空間を備えた箱に配置される仕切り部材であって、
    前記第1方向において、前記第1長さと略同一の長さを有する板状の本体部と、
    前記本体部における前記第1方向の一方の端部に、第1折り目を介して折り曲げ可能に連結され、一方の前記第2側面部に当接可能な板状の第1支持部と、
    前記本体部における前記第1方向の他方の端部に、第2折り目を介して折り曲げ可能に連結され、他方の前記第2側面部に当接可能な板状の第2支持部と、
    前記第1支持部と連結される、板状の第1凸部と、
    前記第2支持部と連結される、板状の第2凸部と、
    を備え、
    段ボールによって形成されており、
    前記第1折り目及び第2折り目の延びる方向は、前記段ボールの中芯の筋の延びる方向と略同じであり、
    前記本体部は、前記一方の端部に形成された第1凹部と、前記他方の端部に形成された第2凹部と、を有し、
    前記第1凸部は、前記第1支持部における前記本体部側に、前記第1凹部に入り込むように連結され、
    前記第2凸部は、前記第2支持部における前記本体部側に、前記第2凹部に入り込むように連結され、
    前記第1支持部が前記本体部に対して折り曲げられたとき、前記第1支持部と前記第1凸部とが一体的に、一方の前記第2側面部に当接し、
    前記第2支持部が前記本体部に対して折り曲げられたとき、前記第2支持部と前記第2凸部とが一体的に、他方の前記第2側面部に当接し、
    前記第1支持部が折り曲げられる前には、前記第1凸部の外縁のうち、前記第3方向の両端の縁部が、前記第1凹部の内縁に接しており、
    前記第2支持部が折り曲げられる前には、前記第2凸部の外縁のうち、前記第3方向の両端の縁部が、前記第2凹部の内縁に接しており、
    前記第1凹部における前記第1方向の奥端部と、前記第1凸部における前記第1方向の先端部との間に、前記第1折り目と平行に延びる隙間が形成され、
    前記第2凹部における前記第1方向の奥端部と、前記第2凸部における前記第1方向の先端部との間に、前記第2折り目と平行に延びる隙間が形成されており、
    前記隙間は、前記段ボールの厚みの、0.5~2倍である、仕切り部材。
  2. 前記一方の第2側面部に当接する前記第1支持部と前記第1凸部との前記第2方向の合計長さが、前記第2長さと略同じであり、
    前記他方の第2側面部に当接する前記第2支持部と前記第2凸部との前記第2方向の合計長さが、前記第2長さと略同じである、請求項1に記載の仕切り部材。
  3. 少なくとも前記第1凸部の先端部は、前記第1凹部の前記奥端部側にいくにしたがって、前記第3方向の長さが短くなり、前記第1凹部の内縁から離間するように形成され、
    少なくとも前記第2凸部の先端部は、前記第2凹部の前記奥端部側にいくにしたがって、前記第3方向の長さが短くなり、前記第2凹部の内縁から離間するように形成されている、請求項1または2に記載の仕切り部材。
  4. 前記第1凸部及び第2凸部は矩形状に形成され、
    前記第1凸部及び第2凸部の前記第3方向の両端の角部は、円弧状に形成されている、請求項3に記載の仕切り部材。
  5. 前記第1凹部において、前記第1凸部の先端部が配置される部分は、前記奥端部側にいくにしたがって、前記第3方向の長さが長くなり、前記第1凸部の外縁から離間するように形成され、
    前記第2凹部において、前記第2凸部の先端部が配置される部分は、前記奥端部側にいくにしたがって、前記第3方向の長さが長くなり、前記第2凸部の外縁から離間するように形成されている、請求項1または2に記載の仕切り部材。
  6. 前記本体部の前記第3方向の長さと前記箱の前記第3方向に延びる深さとが同じであり、
    前記第1凸部及び第2凸部は、前記本体部の前記第3方向の中心付近に配置され、
    前記第1凸部と前記第1支持部との連結部分及び前記第2凸部と前記第2支持部との連結部分の前記第3方向の長さは、前記箱の深さの1/5~2/5である、請求項1から5のいずれかに記載の仕切り部材。
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