JP2015113469A - 材料および材料を製造するための方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数の固体粒子から格子構造を形成する工程であって、格子構造は、粒子間に1つ以上の間隙を有するように形成され、間隙を第1の流体材料で満たされる、工程;格子構造に流体材料を入れ込むようにし、その結果、流体材料が、間隙を少なくとも部分的に浸透する工程;格子構造に入れ込まれた流体材料を凝固させて、複合材を形成する工程;及び格子構造の少なくとも一部分を、上記複合材から除去し、それによって、上記除去された一部分の位置において、上記格子構造に入り込んだ上記凝固した材料中に1つ以上の孔を形成する工程を包含すると共に第1の流体材料の一部分は入れ込む材料に取って代わらず第1の流体材料を凝固させる工程、をさらに包含する。
【選択図】なし
Description
本出願は、2008年6月12日に出願された、同時係属中の米国仮特許出願第61/061,066号の利益を主張し、この米国仮特許出願の全体が本明細書中にて参考として援用される。
本発明の事項は、一般に、材料および/もしくは材料製造分野に関する。特定の関連性が、複合材および/もしくは微細構造化ポリマー材料と関連して見いだされ、応じて、本明細書は、これらに具体的に言及する。しかし、本発明の事項の局面はまた、他の同様の適用に対して等しく影響を受けやすいことが認識されるべきである。
本明細書で開示される1つの例示的実施形態によれば、複合材を作り出すための方法が提供される。
明確性および簡潔さのために、本明細書は、構造的要素および/もしくは機能的要素、関連する標準および/もしくはプロトコル、ならびに本明細書で示される好ましい実施形態に従っておよび/もしくは上記好ましい実施形態に適合するように、改変もしくは変更されている程度を除いて、配置もしくは操作に関して、さらなる詳細な説明なしに当該分野で一般に公知である他の成分に言及するものとする。さらに、別段特定されなければ、本明細書で使用される場合:用語、微小、微小サイズのなどは、マイクロメートルの桁で寸法を有する要素もしくは特徴に言及する;用語流体などは、流動可能な液体もしくは気体、または他の流動可能な材料に言及する;用語複合材などは、化学的特性および/もしくは物理的特性において異なる2種以上の成分材料から作製された材料をいう(例えば、複合材は、ポリマー材料および固体もしくは流体(空気を含む)から作製され得る);用語超疎水性とは、材料および/もしくは表面に言及して使用される場合、極めてぬらすことが困難である、すなわち、150°を超える水接触角を有する材料および/もしくは表面を意味する;用語超疎油性とは、材料および/もしくは表面に言及して使用される場合、有機性液体に関して150°よりも大きい接触角を示す材料および/もしくは表面を意味する;Cassie Baxter状態とは、小滴もしくは液体が、固体材料の隆起特徴(raised feature)もしくはざらざらした部分(asperity)に部分的に位置し、その間の間隙を橋渡ししている場合に言及する;そして、用語付着物(fouling)などは、堅い表面(例えば、フィルタもしくは膜)上に生きている生物および特定の生きていない物質の蓄積および/もしくは沈着に言及する。さらに、本明細書で言及される数値もしくは他の値、量、範囲、寸法、温度、期間、重量、パーセンテージ、比などは、別段示されなければ、近似値であることが意味される。
種々の実験を、複合材および/または構造化もしくは多孔性材料を生成するための本明細書に記載される技術を実証するために行った。上記実験はまた、種々の異なる材料を生成するために、開示される技術の融通性を実証する。上記実験およびそれらの知見の説明は、以下に報告される。全ての実験は、上記格子構造10(「ケーキ」ともいわれる)を作製する工程および上記構造10に流体材料14を入れ込む工程を包含する。必要に応じて、上記格子構造10の少なくとも一部分は、溶解もしくは洗浄によって後に除去される。これら実施例における構造10を、購入したか、またはさらに処理した場合(例えば、粉砕、篩い分け、再結晶化など)、所望の粒子サイズおよび/もしくは粒子サイズ分布を有するように、粒子から調製した。これら実験において使用される材料を、以下の表1に列挙する。
(塩ケーキの調製に使用される材料)
1.固化防止剤フェロシアン化ナトリウム入りのシェフズレビュープレーン真空顆粒化食卓塩(立方体サイズ 約350μm)(Los Angeles,CA)
2.99% イソプロピルアルコール
3.JT Baker プロピレングリコール(Phillipsburg,NJ)
4.US Stoneware 円筒状セラミックアルミナBurundumすりつぶし媒体 1/2インチ半径末端シリンダー(East Palestine,OH)
5.US Stoneware Roalox Jar 775−0(容積:1.8L)(East Palestine,OH)
6.Carver Auto Series自動水圧プレス(Wabash,IN)
7.Paul N.Gardner Co. 8パス湿式フィルムアプリケーター#25および#14(Pompano Beach,FL)
8.McMaster−Carrポリエステルフェルトフィルタバッグ25μm(Elmhurt,IL)
9.Davis Standard 2.5インチ直径スクリュー;長さ/直径:20(Pawcatuck,CT)
(粉末もしくは粉末混合物からのスラリーの調製)
受け取ったら、粉末を、液体媒体(通常は、IPA)中に、約25〜45% 固体(体積ベース)で分散させ、激しく混合し、使用前に密封ガラスジャー中に貯蔵した。
すりつぶし媒体(セラミックボール)を、ジャーミル中に配置して、ジャー容積の45〜55%を満たす。約1kgの塩を、約1インチまで上記媒体を覆うに十分なIPAとともに、上記ジャーの中へ注いだ。上記ジャーを、235rpmのローラーに配置し、上記塩を、7日間にわたって粉砕した。次いで、上記形成された塩スラリーをさらなるIPAで希釈し、25μmフィルタを通して濾過した。次いで、上記濾過した塩粒子を沈殿させ、そのIPAをデカントした。プロピレングリコールを、上記塩に添加したところ、60% 固体を有する塩スラリーを生じた。
上記スラリーをまた、液体媒体中で粉末を受容した場合に、摩擦ミル(Union Process,Model 1S)を使用して、粉砕することによって調製した。例示的処方において、1kgの乾燥塩(NaCl)を、0.538kgのIPAに添加し、250rpmにおいて15分間1/4インチセラミックボールを使用して粉砕した。上記1/4インチセラミックボールを1/8インチセラミックボールに交換し、上記スラリーを、さらに15分間にわたって粉砕した。上記スラリーを排出し、後に使用するために、密封したガラスジャー中に貯蔵した。図7は、堀場レーザー散乱粒子サイズ分布分析器(Model LA910)を使用して光散乱によって測定した上記塩スラリーの代表的な粒子サイズ分布を示す。
微細塩粒子をまた、乾式摩擦粉砕を使用して調製した。上記摩擦ミルを、熱水(150°F)を使用して加熱し、140°Fに維持して、上記塩から水分を除去した。1kgの乾燥塩を添加し、1/4インチセラミックボールを使用して250rpmで30分間にわたって粉砕した。ステンレス鋼篩い(メッシュ4、W.S.Tyler Corporation)を使用して、上記セラミックボールを乾燥塩粉末から分離した。これによって、微細な粉末塩になった。18ミクロンの平均粒子サイズが、堀場レーザー散乱粒子サイズ分布分析器(Model LA910)を使用して光散乱によって測定された。上記乾燥粉末を、密封したガラスジャー中に貯蔵した。この粉末は、先に記載されるように、さらなる使用のために、IPA中に分散させた。
調製したら、スラリーを異なる種の粉末と混合し、完全に均質化し、後の使用のためにガラスジャー中に貯蔵した。実験/実施例番号11および12は、このプロセスの例である。
格子構造/ケーキを、上記スラリー(200 1/sにおいて<1000センチポアズ)を、Byrdバー(Gardcoウェットフィルムアプリケーター)を使用して、0.0045インチ厚のシリコン処理紙(Loparex Co.)もしくは4ミルのアルミニウム箔上に、種々のぬれた状態の厚みにおいてコーティングすることによって調製し、オーブン中で70℃において1〜10分間乾燥させた。
図8は、ポリマー融解物での実験において入れ込み工程を行うために使用される代表的設定の模式図を示す。示されるように、ポリマーフィルム(すなわち、上記材料14)を、1つ以上の格子構造もしくはケーキ10の間に挟み、加熱したプレス(特に、Carver Press Auto Series-Auto Four/30-Model 3895)を使用して、所定の温度、圧力(もしくは力)、および滞留時間で加圧した。シリコン処理紙を、上記格子構造の取り扱いが容易であることから使用した。シリコーンゴムと組み合わせたステンレス鋼くさびを、必要に応じて、上記プロセスの間に起こり得るクラッキングを軽減するために使用した。種々の実験/実施例のための実験条件を、図9に示される表に提供する。加圧の後、得られた複合材サンプル(すなわち、上記複合材16に対応)を、冷却した。上記格子構造/ケーキ10が、塩を含んだ場合、上記複合材サンプルを、大きな水タンクに浸漬して、上記塩粒子の大部分を除去し、その後、第2の水ビーカー(洗浄のため)に浸漬した。上記第2のビーカー中の水温を、50℃に制御し、上記水を、5分間にわたって、磁性式スターラーバーで一定に攪拌した。上記サンプルを、プラスチックコームによって水循環に対して垂直に保持した。このことは、内部の上記実質的に完全な塩粒子の溶解を可能にする。図10および11(実施例1および2から)は、それぞれ、不十分な洗浄および比較的完全な洗浄での実験結果を示す。
市販の2ミル ポリプロピレンフィルムを処理した。図31は、改変PP表面を示す。上記表面は、明らかに多孔性である。ポリプロピレンを塩に入れ込むために、300〜400Fの温度(片側)および>50psiの圧力は、上記入れ込むプロセスのための十分条件である。
DuPont SURLYNイオノマーペレット(DuPont,Wilmington,Delaware,)を、150°Fのバックアップロールおよびライン速度30フィート/分を用いて、440°Fにおいて2.5ミルで押し出し成形した。10ミルの湿潤塩スラリーを、シリコン処理紙上にコーティングし、7.5分間、70℃において乾燥させた。次いで、上記シリコン処理紙上の2つの乾燥させた塩ケーキを、上記バックアップロールのニップ(間隙 8ミル)の前および後ろに挿入して、上記ローラーのニップを通過していくように、上記押し出し成形したイオノマーを挟んだ。次いで、上記フィルムを洗浄し、乾燥し始めた。図32は、改変イオノマー表面を示す。その多孔性構造が、明らかに観察される。
一片の押し出し成形したグリコール改変ポリエチレンテレフタレート(PETG)フィルムを、水圧プレスにおいて、2つの塩ケーキの間に挟んだ。上記プレートを、400°Fに設定し(片側)、全てのサンドイッチ状に挟んだものを、60秒間、60psiにおいて加圧した。上記サンドイッチ状のものを、上記プレスから外して、約1分間冷却し、上記フィルムを水で洗浄して、上記塩を除去し、最後に、風乾し始めた。図38は、上記プロセスを使用して改変した後のPETGの上部図を示す。その表面は、明らかに多孔性である。図39は、両方の表面を処理した後のPETGの断面図である。その孔は、明らかに接続されている。
(1)上記多孔性材料は、上記塩層もしくは格子構造に入れ込むことによって調製されるので、上記結晶の全ては、互いとの接触を介して接近可能であるように、上記塩を洗い流すことは容易である。このことは、塩およびポリマーを一緒に混合する方法(これは、ポリマー構造中に塩結晶の多くがトラップされたままである)とは対照的である。
(項目1)
材料を形成するための方法であって、該方法は、
(a)第1の格子構造を複数の固体粒子から形成する工程であって、該格子構造は、該粒子の間に1つ以上の間隙を有するように形成される、工程;
(b)該格子構造に流体材料を入れ込み、その結果、該流体材料は、該格子構造において少なくとも部分的に該間隙に浸透する工程;および
(c)該格子構造に入り込んだ該流体材料を少なくとも部分的に凝固させて、複合材を形成する工程、
を包含する、方法。
(項目2)
前記入り込む流体は、流体の混合物である、請求項1に記載の方法。
(項目3)
(d)前記格子構造の少なくとも一部分を、前記複合材から除去して、それによって、該除去された一部分の位置において、該格子構造に入り込んだ前記凝固させた材料中に1つ以上の孔を形成する工程、
をさらに包含する、請求項1または2に記載の方法。
(項目4)
前記格子構造中の間隙は、工程(b)の前に第1の流体で少なくとも部分的に満たされている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
(項目5)
前記第1の流体は、流体の混合物である、請求項4に記載の方法。
(項目6)
前記入り込む流体は、工程(b)の間に、少なくとも部分的に前記第1の流体に取って代わる、請求項4または5のいずれか1項に記載の方法。
(項目7)
前記第1の流体は、前記格子構造に関して湿潤もしくは非湿潤のうちの一方である、請求項4〜6のいずれか1項に記載の方法。
(項目8)
前記入り込む流体は、前記格子構造に関して湿潤もしくは非湿潤のうちの一方である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
(項目9)
前記入り込む流体および前記第1の流体は、混和性でない、請求項4〜7のいずれか1項に記載の方法。
(項目10)
前記入り込む流体および前記第1の流体は、少なくとも部分的に混和性である、請求項4〜7のいずれか1項に記載の方法。
(項目11)
前記入り込む流体および前記第1の流体は、互いと反応して、別の材料を形成する、請求項4〜7のいずれか1項に記載の方法。
(項目12)
前記第1の流体は、前記格子構造と反応する、請求項4〜7のいずれか1項に記載の方法。
(項目13)
前記入り込む流体は、前記格子構造と反応する、請求項4〜7のいずれか1項に記載の方法。
(項目14)
前記入り込む流体および前記第1の流体の少なくとも部分的に混和性の混合物は、相分離混合物をもたらす、請求項10に記載の方法。
(項目15)
前記相分離混合物は、ミセル型もしくは両連続型のうちの一方である、請求項14に記載の方法。
(項目16)
前記第1の流体は、溶液、エマルジョン、懸濁物もしくは発泡体のうちの1つである、請求項4または5に記載の方法。
(項目17)
前記入り込む流体は、溶液、エマルジョン、懸濁物もしくは発泡体のうちの1つである、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
(項目18)
前記第1の流体のうちの一部分は、前記入り込む流体に取って代わらず、前記方法は、
前記第1の材料を少なくとも部分的に凝固させる工程、
をさらに包含する、請求項6に記載の方法。
(項目19)
前記第1の流体は、UV硬化、電子線硬化、冷却もしくは乾燥のうちの少なくとも1つによって凝固させられる、請求項18に記載の方法。
(項目20)
前記入り込む流体は、UV硬化、電子線硬化、冷却もしくは乾燥のうちの少なくとも1つによって凝固させられる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
(項目21)
前記格子構造は、活性材料もしくは再補強材料のうちの少なくとも一方を含む、請求項1または3に記載の方法。
(項目22)
前記活性材料は、化学的に活性である、請求項21に記載の方法。
(項目23)
前記化学的活性材料は、抗菌性銀である、請求項22に記載の方法。
(項目24)
前記活性材料は、導電性金属粉末、導電性金属繊維、もしくは導電性金属メッシュのうちの1つである、請求項21に記載の方法。
(項目25)
前記再補強材料は、繊維、ファブリック、テキスタイル、もしくはメッシュのうちの1つである、請求項21に記載の方法。
(項目26)
前記格子構造は、そこで規定された間隙に従って指定された多孔性、孔サイズおよび孔サイズ分布を有する、請求項1または3に記載の方法。
(項目27)
前記格子構造の多孔性、孔サイズおよび孔サイズ分布は、前記粒子のサイズもしくはサイズ分布のうちの少なくとも一方を制御することによって制御されている、請求項26に記載の方法。
(項目28)
前記格子構造における孔構造は、不均一であり、該孔構造は、該格子構造の前記指定された多孔性、孔サイズおよび孔サイズ分布によって規定される、請求項26に記載の方法。(項目29)
前記入り込む流体材料は、コーティング、プリント、押し出し成形、フィルムの溶融もしくはスプレーのうちの少なくとも1つによって形成される単層もしくは複数層のフィルムもしくは材料として提供される、請求項1または3に記載の方法。
(項目30)
前記格子構造は、湿式コーティングもしくは乾式コーティング、スプレー、プリントもしくは相分離のうちの少なくとも1つによって形成される、単一層もしくは複数層の構造である、請求項1または3に記載の方法。
(項目31)
前記方法は、
前記格子構造への前記入り込む流体の浸透の程度を制御する工程、
をさらに包含する、請求項1または3に記載の方法。
(項目32)
前記格子構造に浸透しない余分量の前記流体材料は、該格子構造の表面で凝固させられる、請求項31に記載の方法。
(項目33)
前記方法は、
複数の固体粒子から第2の格子構造を形成する工程であって、該第2の格子構造は、該粒子間に1つ以上の間隙を形成するように形成される、工程;
該第2の格子構造に前記流体材料を入れ込み、その結果、該流体材料は、該第2の格子構造において少なくとも部分的に該間隙に浸透する工程;および
該第2の格子構造に入り込んだ該流体材料を少なくとも部分的に硬化させる工程、
をさらに包含する、請求項1または3に記載の方法。
(項目34)
前記第2の格子構造における前記間隙のサイズもしくはサイズ分布のうちの少なくとも一方は、前記第1の格子構造における該間隙のサイズもしくはサイズ分布とは異なる、請求項33に記載の方法。
(項目35)
前記入り込む流体材料は、前記第1の格子構造と前記第2の格子構造との間に詰め込まれる、請求項33に記載の方法。
(項目36)
前記第1の格子構造および第2の格子構造は、浸透しないままの余分な入り込む流体材料がないように、互いに合わされる、請求項35に記載の方法。
(項目37)
前記格子構造は、規則的パターンもしくは不揃いのパターンのうちの一方で基材表面上に形成される、請求項1または3に記載の方法。
(項目38)
前記方法は、
乾式粉砕、湿式粉砕、篩い分け、濾過、結晶化、凝集、顆粒化もしくはペレット化のうちの少なくとも1つによって前記粒子をサイズ分けする工程、
をさらに包含する、請求項1または3に記載の方法。
(項目39)
前記入り込む流体は、吸収膨潤クラスタもしくは排水クラスタのうちの少なくとも一方を形成する、請求項1または3のいずれかに記載の方法。
(項目40)
前記方法は、バッチ様式、半連続様式、連続様式、ロールツーロールプロセスの使用、もしくはステップアンドリピートプロセスの使用のうちの少なくとも1つで行われる、請求項1〜39のいずれか1項に記載の方法。
(項目41)
前記入り込む流体材料は、ポリマー材料である、請求項1〜40のいずれか1項に記載の方法。
(項目42)
請求項1〜41のいずれか1項に記載の方法によって形成される、材料。
Claims (41)
- 複合材を形成するための方法であって、該方法は、
(a)第1の格子構造を複数の固体粒子から形成する工程であって、該格子構造は、該粒子の間に1つ以上の間隙を有するように形成され、該間隙は、第1の流体材料で少なくとも部分的に満たされている、工程;
(b)該第1の流体材料を、入り込む流体材料で部分的に取って代え、その結果、該入り込む流体材料は、該格子構造において部分的に該間隙に浸透する工程;
(c)該格子構造において該間隙に浸透する該入り込む流体材料を少なくとも部分的に凝固させて、複合材を形成する工程;および、
(d)該固体粒子の少なくとも一部分を、該複合材から除去して、それによって、該除去された一部分の位置において、該凝固させた入り込む材料中に1つ以上の孔を形成する工程、
を包含する、方法。 - 複合材を形成するための方法であって、該方法は、
(a)第1の格子構造を複数の固体粒子から形成する工程であって、該格子構造は、該粒子の間に1つ以上の間隙を有するように形成され、該間隙は、第1の流体材料で少なくとも部分的に満たされている、工程;
(b)該第1の流体材料を、入り込む流体材料で部分的に取って代え、その結果、該入り込む流体材料は、該格子構造において部分的に該間隙に浸透する工程;
(c)該第1の流体材料を少なくとも部分的に凝固させて、複合材を形成する工程;および、
(d)該固体粒子の少なくとも一部分を、該複合材から除去して、それによって、該除去された一部分の位置において、該凝固させた第1の材料中に1つ以上の孔を形成する工程、
を包含する、方法。 - (e)前記第1流体材料または前記入り込む流体材料の少なくとも一部分を、除去する工程、
をさらに包含する、請求項1または2に記載の方法。 - 前記固体粒子は、サイズ、形状、もしくは化学的性質が異なる粒子の混合物である、請求項1または2に記載の方法。
- 前記入り込む流体は、流体の混合物である、請求項1または2に記載の方法。
- 前記第1の流体は、流体の混合物である、請求項1または2に記載の方法。
- 前記第1の流体は、前記格子構造に関して湿潤もしくは非湿潤のうちの一方である、請求項1または2に記載の方法。
- 前記入り込む流体は、前記格子構造に関して湿潤もしくは非湿潤のうちの一方である、請求項1または2に記載の方法。
- 前記入り込む流体および前記第1の流体は、混和性でない、請求項1または2に記載の方法。
- 前記入り込む流体および前記第1の流体は、少なくとも部分的に混和性である、請求項1または2に記載の方法。
- 前記入り込む流体および前記第1の流体は、互いと反応して、別の材料を形成する、請求項1または2に記載の方法。
- 前記第1の流体は、前記格子構造と反応する、請求項1または2に記載の方法。
- 前記入り込む流体は、前記格子構造と反応する、請求項1または2に記載の方法。
- 前記入り込む流体および前記第1の流体の少なくとも部分的に混和性の混合物は、相分離混合物をもたらす、請求項10に記載の方法。
- 前記相分離混合物は、ミセル型もしくは両連続型のうちの一方である、請求項14に記載の方法。
- 前記第1の流体は、気体、溶液、エマルジョン、懸濁物もしくは発泡体のうちの1つである、請求項1または2に記載の方法。
- 前記入り込む流体は、気体、溶液、エマルジョン、懸濁物もしくは発泡体のうちの1つである、請求項1または2に記載の方法。
- 前記第1の流体のうちの一部分は、前記入り込む流体に取って代わられず、前記方法は、
前記第1の材料を少なくとも部分的に凝固させる工程、
をさらに包含する、請求項1に記載の方法。 - 前記第1の流体は、UV硬化、電子線硬化、冷却もしくは乾燥のうちの少なくとも1つによって凝固させられる、請求項18に記載の方法。
- 前記入り込む流体は、UV硬化、電子線硬化、冷却もしくは乾燥のうちの少なくとも1つによって凝固させられる、請求項1に記載の方法。
- 前記格子構造は、活性材料もしくは再補強材料のうちの少なくとも一方を含む、請求項1または2に記載の方法。
- 前記活性材料は、化学的に活性である、請求項21に記載の方法。
- 前記化学的活性材料は、抗菌性銀である、請求項22に記載の方法。
- 前記活性材料は、導電性金属粉末、導電性金属繊維、もしくは導電性金属メッシュのうちの1つである、請求項21に記載の方法。
- 前記再補強材料は、繊維、ファブリック、テキスタイル、もしくはメッシュのうちの1つである、請求項21に記載の方法。
- 前記格子構造は、そこで規定された間隙に従って指定された多孔性、孔サイズおよび孔サイズ分布を有する、請求項1または2に記載の方法。
- 前記格子構造の多孔性、孔サイズおよび孔サイズ分布は、前記粒子のサイズもしくはサイズ分布のうちの少なくとも一方を制御することによって制御されている、請求項26に記載の方法。
- 前記格子構造における孔構造は、不均一であり、該孔構造は、該格子構造の前記指定された多孔性、孔サイズおよび孔サイズ分布によって規定される、請求項26に記載の方法。
- 前記入り込む流体材料は、コーティング、プリント、押し出し成形、フィルムの溶融もしくはスプレーのうちの少なくとも1つによって形成される単層もしくは複数層のフィルムもしくは材料として提供される、請求項1または2に記載の方法。
- 前記格子構造は、湿式コーティングもしくは乾式コーティング、スプレー、プリントもしくは相分離のうちの少なくとも1つによって形成される、単一層もしくは複数層の構造である、請求項1または2に記載の方法。
- 前記方法は、
前記格子構造への前記入り込む流体の浸透の程度を制御する工程、
をさらに包含する、請求項1または2に記載の方法。 - 前記格子構造に浸透しない余分量の前記流体材料は、該格子構造の表面で凝固させられる、請求項31に記載の方法。
- 前記方法は、
複数の固体粒子から第2の格子構造を形成する工程であって、該第2の格子構造は、該粒子間に1つ以上の間隙を形成するように形成される、工程;
該第2の格子構造に前記入り込む流体材料を入れ込み、その結果、該入り込む流体材料は、該第2の格子構造において少なくとも部分的に該間隙に浸透する工程;および
該第2の格子構造に入り込んだ該入り込む流体材料を少なくとも部分的に硬化させる工程、
をさらに包含する、請求項1または2に記載の方法。 - 前記第2の格子構造における前記間隙のサイズもしくはサイズ分布のうちの少なくとも一方は、前記第1の格子構造における該間隙のサイズもしくはサイズ分布とは異なる、請求項33に記載の方法。
- 前記入り込む流体材料は、前記第1の格子構造と前記第2の格子構造との間に詰め込まれる、請求項33に記載の方法。
- 前記第1の格子構造および第2の格子構造は、浸透しないままの余分な入り込む流体材料がないように、互いに合わされる、請求項35に記載の方法。
- 前記格子構造は、規則的パターンもしくは不揃いのパターンのうちの一方で基材表面上に形成される、請求項1または2に記載の方法。
- 前記方法は、
乾式粉砕、湿式粉砕、篩い分け、濾過、結晶化、凝集、顆粒化もしくはペレット化のうちの少なくとも1つによって前記粒子をサイズ分けする工程、
をさらに包含する、請求項1または2に記載の方法。 - 前記入り込む流体は、吸収膨潤クラスタもしくは排水クラスタのうちの少なくとも一方を形成する、請求項1または2のいずれかに記載の方法。
- 前記方法は、バッチ様式、半連続様式、連続様式、ロールツーロールプロセスの使用、もしくはステップアンドリピートプロセスの使用のうちの少なくとも1つで行われる、請求項1〜39のいずれか1項に記載の方法。
- 前記入り込む流体材料は、ポリマー材料である、請求項1〜40のいずれか1項に記載の方法。
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